結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2023年06月21日(水曜日)

True Data株主総会とシュンペーター「経済の主役は人間である」

夏至です。
1年で一番、昼が長い日。
関東地方は梅雨なのに晴れ模様。

夏至には雨は降らない。

二十四節気で言えば、
次は7月7日の小暑、
7月23日の大暑と続く。

そして8月8日の立秋。

暦をめくるだけで、
時間は過ぎていく。

その間に私は本を一冊、
仕上げねばならない。

いや、二冊になるか。

多分、結城義晴のライフワークとなる。

濃密な夏が過ぎていく。

9・12(火)
商人舎15周年記念セミナー。
東京・大崎ブライトコアホール。

お申し込みは以下。20230912_Shoninsha_Seminar1
この日、結城義晴のその新刊が発売される。
レジェンドセミナーのあとで、
その出版記念の会も開催する。

もちろんセミナー参加者の皆さんには、
新刊本をプレゼントする。

開催概要。20230912_Shoninsha_Seminar2
2008年4月17日に、
商人舎発足の会が開かれた。
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その際に、発起人となってくださった皆さん。
今回もご招待させていただく。

レジェンドの先生方による、
最後のセミナーは、
発起人の皆さんに対する、
商人舎からの感謝の意を示してもいる。

もちろん一般参加者の皆さんには、
商業の近代化に貢献し、
チェーンストア産業の構築を担った、
レジェンドの先生方の、
直接の声を聞いてもらう。

石原先生も島田先生も86歳。
戦前のお生まれ。

戦後の復興を経験し、
高度経済成長を担い、
バブルとその崩壊を実感し、
阪神淡路大震災と東日本大震災を体験して、
そのうえでさらに、
新型コロナのパンデミックを生き抜いた。

そんな経験に照らし合わせて、
日本の商業の未来に提言をしてくださる。

鈴木哲男先生と結城義晴は戦後生まれで、
「戦争を知らない子供たち」だ。

それでも70年以上生きてきた。
ひたすら流通小売業の研究に打ち込んできた。

私たちも戦前派のお二人の先生に負けないように、
全力で講義する。

必ず皆さんの未来に光を当てる。
ご期待いただきたい。

そしてご参加ください。
申し込みはこちらをクリック。

さて今日は朝から東京・浜松町。
㈱True Dataの株主総会。

一昨年の12月に株式を上場して、
順調に伸びてきた会社だ。

伸びてはいるけれど、
ゼブラ企業を目指している。

すなわち社会性と経済性の両方を追求する。
そして「相利共生」を大切にする。

私の提唱する「トレード・オン」は、
この考え方である。

総会は淡々と進行し、
すべての議案を承認していただいた。

そして私も改めて取締役に選任された。

その選任された社外取締役三人で、
㈱プラネット本社を訪れて、写真。

真ん中が玉生弘昌さん、
右は伊藤久美さん。IMG_48843
玉生さんはご存知、プラネット会長。

True Data社長は米倉裕之さん。
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新任取締役に島崎尚子さん。
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よろしくお願いします。

そのあとは西馬込へ。
㈱寺岡精工本社。IMG_48953

知的財産規格部を訪問。
2時間近くも話し込んで打合せ。IMG_48853

右から鶴井篤さん、川越純一さん。
それから松井康彦さん。IMG_48873

川越さんは知的財産規格部の責任者。
私とは40年来の付き合いだ。
松井さんは商人舎特別プロデューサー。IMG_48893

業界でも話が通じる人が少なくなった。
川越さんはその一人。

去りがたい、別れがたい。

そんな気分になった。
玄関まで見送ってくださった。
ありがとうございます。IMG_48943

さて、久しぶりに、
日経新聞「大機小機」

「出でよ、日本の企業家精神」
コラムニストは一礫さん。

「経済を駆動するものは何か。
企業家である」

その通り。

「マルクスが亡くなる1カ月前に生まれた
経済学者シュンペーターは、
経済理論に”企業家”という概念を導入した」

ヨーゼフ・シュンペーター。
(1883年2月8日~1950年1月8日)
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企業家は新たな財貨の生産だけでなく、
新しい生産方式を導入したり、
新しい販路を開拓したり、
新しい組織をつくったり、
イノベーションにより経済を発展させる。

シュンペーターは「企業家」を、
機能的側面に着目して定義した。
「事業のやり方に
新しいものを取り入れる人」

玉生さんが典型的な企業家だし、
米倉さんも新しい企業家だ。

シュンペーターはまた、
「循環は経済の本質ではない」
という見方を打ち出した。

それまでの経済学では、
“経済は循環する”が主流だった。

実際にカール・マルクスは循環論者だった。
マルクスは「循環しながら拡大する」と考えた。

一方、シュンペーターは、
企業家による革新によって、
生産関数そのものが変化すると考えた。

「企業家は様々な生産要素の
新しい組み合わせ(新結合)を断行する」
ニュー・コンビネーションである。

「それにより経済は動態的に発展する」

シュンペーターの代表作は、
『経済発展の理論』
これを読んだ哲学者・三木清は喜んだ。
「はじめて人間が登場する経済学を読んだ」と。

「時代がどのように変わろうとも、
経済の主役は人間である」

私の新しい著書も、
主役は人間である。
知識商人である。

そう思うだけで、
力が湧いてくる。

〈結城義晴〉

2023年06月20日(火曜日)

鼎談「攻めと守りの経営」と商業経営問題研究会再スタート

今日は朝から、東京・小平。

第一屋製パン㈱の取締役会。

会議が終わってから、
細貝理榮名誉会長と面談。
細貝正統社長もご一緒。
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真ん中の書は名誉会長の筆による。

細貝名誉会長からは、
「還暦のお祝いです」と言葉を添えて、
クオカードをいただいた。
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「おかげさまでゴルフ暦60年」
ゴルフの還暦だそうだ。

細貝さんは達人のゴルファーだ。
マナーからプレー、
スイングもすべて達人。

カードを見ていただければそれは一目瞭然。
中島常幸プロの若いころのスイングにそっくり。
故中部銀次郎さんのフォームにも似ている。

私も細貝さんのようなゴルファーに、
なんとしてもなりたいと思っている。

よろしくお願いします。

さて私は小平から横浜へ。
商人舎オフィス。

午後3時から鼎談。

鈴木國朗さん、
新谷千里さん。
そして結城義晴。
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スーパーマーケットの直近の経営問題に関して、
ディスカッションして、総整理した。

鈴木國朗さんは、
㈱アイダスグループ代表取締役。
マーチャンダイジングやプロモーションの専門家。
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新谷千里さんは、
サミットリテイリングセンター代表。
生産性向上の問題を探求している。IMG_4876

私は今回、お二人の話を引き出す役に徹して、
最後のまとめなどをした。IMG_48703

山本恭広商人舎編集長、
亀谷しづえGMも鼎談に加わって、
座談会のようになった。

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月刊商人舎7月号に掲載する。
ご期待いただきたい。
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そのあとは魚金で打ち上げ。IMG_4862
ありがとうございました。

「スーパーマーケットの攻めの経営と守りの経営」
その結論はリーダーシップ論に通じる。

最後にご報告。

商業経営問題研究会。
略称はRMLC。

もともとは「杉山ゼミ」と称して、
研究会が開催されていた。

私が商業界の編集長のころのことだ。
故杉山昭次郎先生がその中心だった。
㈱流通システム研究所代表取締役所長。
商人舎を発足させて、
最高顧問となっていただいた。

その杉山ゼミからは、
「ヤオコー・スタディ」という、
未発表の研究レポートが生まれた。

杉山先生が引退されてからは、
故磯見精祐さんが座長になって、
丁寧に続けられた。

しかしその磯見さんも、
2011年11月に亡くなられた。

そのあとは、
2008年に結城義晴が座長を拝命して、
研究会は続いた。

この研究会からは、
単行本『小売業界ハンドブック』が生まれた。
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東洋経済新報社刊。

その新生RMLCは、
事務局長の高木和成さんが中心となって、
ずっと継続した。

コロナ禍で頻度は減っていたが、
このたび何度目かの再スタートを切った。

高木和成さんを中心に、
㈱たいらや元社長の村上篤三郎さん、
元西友の井口征昭さん、
同じく前田章三さん。
日中商会㈱社長の吉居憲治さん、
㈱スペース開発本部長の太田仁さん。
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RMLC再開の第1回目のテーマは、
「コンビニの成長可能性とSIPストア」

国内のコンビニはすでに飽和を迎えている。
店舗数は一進一退しつつ、減少傾向にある。

ただし店舗の機能は広がるばかり。
そしてFC加盟店の負担も増すばかり。
加盟店の負担軽減が最優先されねばならない。
しかもそれが難題である。

SIPストアはセブン-イレブンが構想する、
100〜150坪規模の新フォーマット。

議論は活発に展開された。

前列左から村上さんと高木さん、吉居さん、
後列は太田さんと井口さん。 IMG_4836 (002)

RMLCが再スタートを切って、
山本編集長が引き継いでくれる。

ありがたい。

〈結城義晴〉

2023年06月19日(月曜日)

9・12商人舎15周年記念セミナー「トレード・オンが日本を救う」

Everybody! Good Monday!
[2023vol㉕]

2023年第25週。
6月第4週。

梅雨の間にも関わらず、
このところ晴れの日が続く。

あらためて今、2023年なのだと思う。

私が社会人になった1977年、
最初の上司は故緒方知行さんだった。

販売革新誌の名物編集長で、
その後、独立して1983年、
月刊雑誌「2020AIM」を発刊した。

私も㈱商人舎を設立して、
月刊「商人舎」を創刊したから、
緒方さんのあとを追っていることになる。

故倉本長治商業界主幹も、
戦前は月刊「商店界」の編集長で、
戦後に月刊「商業界」を発刊した。
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長治先生は書くことと語ることで、
商業の近代化に貢献した。

緒方先生も同じように、
文章を書き、講演をすることで、
チェーンストア産業の構築に寄与した。

私も同じ道を歩んでいることになる。

戦前の商店界に対し、
緒方知行の「2020」は、
西暦2020年を意味していた。

そこまで頑張って、
日本を、世界を、見てやるぞ、
という気概がこのタイトルになった。

しかし2015年、76歳で逝去した。

その緒方さんが目指した2020年、
新型コロナウイルスのパンデミックが起こった。

緒方さんはそれを予想していたのか。
感慨深い。

その緒方知行には、
3人の盟友がいた。

故高山邦輔。
島田陽介、
石原靖曠。

私の方は㈱商業界で30年。
現在の㈱商人舎で15年。

商人舎となってからは、
池袋の立教大学で5年、大学院の教授も兼務した。
研究室も持っていた。

商業界では入社して12年で、
編集長に就任した。
それから7年で取締役になり、
さらに7年で代表取締役となった。

その㈱商業界は、
コロナ禍の2020年4月に、
自己破産した。

商業に関する専門メディアとして、
はじめは「店」の雑誌だった。
近代化以前の商店のためのメディアだった。

次は「業」の雑誌だった。

「業」は仕事や事業のことであり、
業種、業態などを意味する。

近代化を志向して、
チェーンストアやショッピングセンターを、
啓蒙し、指導した。

執筆者として故渥美俊一先生らが、
商業界の雑誌を通じて活躍した。
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平成の時代となって、
その20年(2008年)、
私は会社をつくって、
「商人舎」とした。

人が集まり、学ぶ舎人(とねり)である。
商人が集まり、学ぶメディアだ。
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私は21世紀を、
知識商人の時代だと見定めた。

さらにその知識商人たちが、
商業の現代化を実現すると考えた。

「ポストモダン」の流通業である。

近代化には矛盾が生じた。

その近代化の矛盾を克服し、
近代化の呪縛から解き放たれ、
そのうえで真の全体最適を志向する。

商店界の時代には、
小さな業種店と大きな百貨店しかなかった。
いわば小さな雑草と大木の百貨店だけの森だった。

商業界の時代には、
流通革命の実現を目指して、
さまざまなチェーンストアが登場した。

超巨大なチェーンストアをつくる時代だった。
しかしそのために小さな雑草は、
刈り取られても仕方ないとの主張さえあった。

商人舎の時代は、
巨大なコングロマーチャントは、
さらに超巨大な存在になっていく。
さまざまな業態のリージョナルチェーンが登場し、
多様なローカルチェーンがサバイバルする。
小さな専門店も、
全体最適の社会を目指しつつ、
それぞれにポジショニングを確立する。

新しい「共生の森」を志向する。

さらにそこには、
デジタルの沃野が広がり、
オフラインとオンラインが融合する。

ユニコーン企業が、
新たに登場するだろう。

しかしゼブラ企業も、
続々と誕生するに違いない。

すべては知識商人たちが実現させる。

「店」から、「業」へ。
「業」から、「人」へ。

近代化前から近代化へ。
近代化から現代化へ。

商人舎は、
なくてはならない発信媒体となる。
志ある知識商人の、
意識と行動を変えるメディアとなる。

私たちの商人舎は、
そのために存在する。

そこで折り返しの15周年を記念して、
特別セミナーを開催する。20230912_Shoninsha_Seminar1

大テーマは、
「トレード・オン」が日本を救う

日時は、
9・12(火)

トレード・オフに象徴される時代。
まっしぐらにチェーンストアを創ろうとした時代。

コロナ禍を経て、
私たちは対極の問題解決をしなければならない。

緒方知行先生の盟友のお二人、
石原靖曠先生と島田陽介先生。

そして私の同志を代表して、
鈴木哲男先生。

4人のビッグショーである。

この点は3人の先生方と、
完全に一致した。

高野保男さんも、
鈴木國朗さんも、
新谷千里さんも、
當仲寛哲さんも、
さらに井坂康志さんも、
活躍中だ。

私の盟友と呼ばせていただくとしたら、
今は西友CEOの大久保恒夫さんも、
大活躍している。

けれど15周年記念第1弾は、
4人のレジェンドのビッグショーとなった。

ご参集いただきたい。

3人のレジェンドの先生方が、
渾身の講演をしてくださる。
結城義晴ももちろん全力の講義をする。

開催概要は以下。
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15年前に商人舎を発足させたときに、
発起人になっていただいた93人の皆さんは、
ご招待することになっている。

コロナが明けた。

そして新しい時代が見えてきた。
今こそ、変わるときだ。

そのきっかけにしたい。

自ら、変われ!

そのために、
トレード・オンせよ。

それが日本の商業をさらに発展させ、
日本の国民を豊かにする。

それが商人舎15周年のメッセージである。

では、みなさん、
今週も、変わろう。

Good Monday!

〈結城義晴〉

2023年06月18日(日曜日)

アル・プラザ彦根の「地域共創」と平和堂のFather’s Day

父の日。
6月第3日曜日。

平和堂の父の日セール。

食品フロアでは、
牛肉の平台が目立った。
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Father’s DayのPOP。IMG_46363
ロースステーキ100グラム598円。

「あじわい牛」のブランドで展開している。IMG_46353

それからアパレル売場。

こちらも真ん中にFather’s Day。
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全国無料配達のギフト提案。
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平和堂のクォリティブランド「E-WA!」
肌ひやメガストレッチパンツ。
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これは平松正嗣社長も穿いていたし、
三松眞吾部長も身に着けていた。

自分たちが着る。
パートさんが飛びつく。

そんな商品が必要だ。

私は彦根で目覚めた。IMG_48073

目の前に彦根城とお堀。IMG_48083

最高の気分。

朝風呂に入って、
ゆっくり朝食をとる。

アル・プラザ彦根まで歩いて、
1階のラウンジでパソコンに向かって仕事。

アル・プラザの1号店で、
1979年にオープン。IMG_48223

私は1977年に㈱商業界に入社して、
販売革新編集部に配属された。

そして2年目に全国のチェーンストアを、
ひとりで取材して歩いた。

北海道から九州まで。

その折に彦根にやってきた。
そして故夏原平次郎会長に話を聞いた。

創業のころの苦労話だとか、
社名の由来だとか、
故中内功さんとの不可侵条約のことだとか。
これはオフレコにせよと言われた。
もう40年以上も経過するから時効だ。

そのアル・プラザ彦根が改装して、
「地域共創」の象徴の店となった。

60歳以上の人のための滋賀県レイカディア大学。
そのオープンキャンパスが、
この店の4階COZY TOWNにある。
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うれしい限りだ。
平次郎さんも平和さんも、
きっと喜んでいらっしゃるに違いない。

合掌。

駅前には井伊直政公の騎馬武者像。IMG_48203

アル・プラザ彦根の背景には、
彦根城が見える。IMG_48233

夕方、平松社長から、
メールが届いた。

昨日、彦根店の屋上展望台から、
ふたりで見た景色。
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平松さんのマンションから撮影した同じ光景。
その「夕日に浮かぶ彦根城」バージョン。
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美しい。
ありがとうございました。

家に帰ったら私にも、
娘から父の日プレゼントが手渡された。
ラルフローレンのポロシャツだった。

息子夫婦は、
私の好きな肉を送ってくれた。

私は1日、仕事をしていたけれど、
父の日はそれなりにいいもんだ。

ありがとう。

〈結城義晴〉

2023年06月17日(土曜日)

平和堂アル・プラザ改装3店訪問と平松正嗣の「地域共創」

朝の新幹線で西へ。

富士は雲に隠れている。
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頂だけ見えた。

雪はほとんど解けて、夏の富士。IMG_54903

名古屋を過ぎて、伊吹山。IMG_46053

そして京都で下車。IMG_46083

外国人観光客が多い。IMG_46093

乗り換えて草津へ。

アル・プラザ草津。
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2020年からフロア改装を重ねて、
2023年4月21日にグランドオープンした。

1階のフードコート。
座席数は350席から 450 席に拡げた。

銀だこと天下一ラーメンが新たに入って、
人気を博している。

このフードコートの改装は、
大成功だ。

土曜日の1時過ぎ、
よくお客が入っている。IMG_55113

フードコートには、
コンシェルジュのお二人。
案内係りの腕章を巻いて、
顧客サービスに努める。

初めての導入である。IMG_55133

北海道うまいもの館は、
常設の売場でこちらも人気だ。IMG_55213

2階にロフトを誘致。
これが今回の目玉の一つ。

2020年8月31日に西武大津店が閉店し、
その中に入っていたロフトも撤退。
だからロフトは、
3年ぶりの滋賀県への再出店となる。
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そんなこともあって、
若い顧客が多数、入っている。

館内には顧客同士が集まり、
交流できるスペースが多く設けられた。

こちらは2020 年に誕生した
交流スペース「ヤシの木広場」。
子どもたちが工作している。IMG_55623

案内し、説明してくれた平和堂の皆さん。
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私の右は三松眞吾さん。
滋賀県第三営業部部長兼第一グループマネージャー。
今日のアテンドをしてくれる。

私の左隣から、
アル・プラザ草津支配人の谷脇直公さん、
衣住統轄店長の奥野正士さん、
衣住統轄副店長の矢田和重さん。

車で移動して、東近江市へ。
アル・プラザ八日市。
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2022年9月9日に改装オープン。

階上の駐車場から4階に入店すると、
通路にテーブルと椅子が並んでいる。
そこで八日市高校の生徒たちが集って、
勉強している。

吹き抜けの広場にはイベントスペース。IMG_55903

1階の食品売場。

導入部はフルーツラボ。
カットフルーツやスイーツを提供する。IMG_56123

案内してくれた三松さんが
改装のコンセプトをつくった。
三松さんの説明にも力が入る。IMG_56143

惣菜部門は、
白を基調にした清潔感のある売場。IMG_56253

1階のフードコートにある
「ラブベジbyミモザキッチン」。
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無農薬野菜などを使って、
デリとスイーツを提供する。

滋賀県ベスト10に入る人気店。
アル・プラザで初めて誘致した。

総合スーパー業態の停滞は著しい。
イトーヨーカ堂はアパレルから撤退した。

しかし平和堂は「地域共創」を掲げて、
その総合スーパーの存在価値を追求する。

八日市の昔の姿を描いた絵屏風の前で写真。
真ん中は支配人の西村裕樹さん。IMG_56363

最後はアル・プラザ彦根。
2022年12月2日に全館改装オープン。

1979年に開店した「アル・プラザ」1号店。
平和堂のシンボル的な店だ。

平松正嗣社長が出迎えて、案内してくれた。
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2021年12月に第一期として、
地下1階の食品フロア、1階の暮らしのフロア、
2階のファッションのフロアと、
3階の専門店のフロアを改装した。

3階にはだれでも弾ける”街角”ピアノ。
高校生が弾いていた。IMG_56493

そして第二期で残りのフロアを改装。

それぞれがコンセプチュアルなフロアになった。

4階が「地域交流のフロア」。IMG_5653
「みんなの広場」には、足湯や卓球台から、
囲碁、オセロなどのゲームまで用意されている。

レイカディア大学のオープンキャンパスもある。
60歳以上のアクティブシニアのための大学だ。

6階は「書店と展望カフェのフロア」。
ここがいい。

「COZY TOWN café」の窓からは、
彦根城が見える。

夕方は高校生の姿が多く見られる。IMG_56593

平和書店は平和堂の直営店だが、
新しい書店の方向性を探求している。

まず地域に関連する書籍を充実させている。
滋賀出身の作家のコーナーや、
小さな出版社の書籍コーナー、
顧客が自分で作る本の棚など、
面白いアイデアが満載されている。
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Netで人気のアイテムの陳列コーナーもある。IMG_56623

彦根で盛んなボードゲーム「カロム」。
平和堂はカロム大会を支援する。IMG_56583

屋上は「芝生広場・展望デッキ」。
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高校生の3つのグループが
ダンスの練習をしていた。IMG_56693

展望台からは彦根城や琵琶湖が望める。
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地域住民にも観光客にも、
公開されていて、
地域とつながる店。
すばらしい改装だ。

小林靖店長(右)を交えて、
平和書店の前で写真。IMG_56773

夜は日本料理の「伊勢幾」。
大正時代に創業した老舗。

夏原行平専務と、
平塚善道取締役店舗営業本部長を交えた、
楽しい会食。
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(ピンボケですみません)

旬のはも鍋と地酒が、
とりわけ美味しかった。

最後に彦根城のお堀。
新緑が写り込んですばらしい。

春は桜、秋は紅葉、
そして冬は雪。
どの季節も感動的な城と堀。IMG_56863

平松さん、ありがとうございました。
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平和堂の「地域共創」のストーリー、
よく理解しました。

リージョナルチェーンの在り方も、
良く見えてきました。

平和堂がその在り方を、
明確に示してくれています。

故人となられた夏原平和さんも、
喜んでいると思います。
ありがとう。

〈結城義晴〉

2023年06月16日(金曜日)

伊藤園陳列審査の「価格より企画」とヨーカ堂&ヨークの「合併」

伊藤園陳列コンテスト最終審査会。

食品飲料業界で最大最長の、
商品プレゼンテーションコンテスト。

東京・清水橋の伊藤園本社。IMG_54433

地下1階の会議室に、
審査委員が参集した。IMG_54453

事務局からの説明のあと、
本庄周介副社長が、
とくに今回の趣旨を解説してくれた。IMG_54473

早速、店舗賞の選考。
審査員が各自で優秀な作品を選ぶ。IMG_54503

その集計をして、
票が集まった作品が優秀賞や大賞を獲得する。
票が拮抗すると、
審査員のディスカッションで決める。IMG_54553

決定しました。IMG_54583

第1弾と第2弾に、
それぞれ3つずつのコースがある。

その優秀賞と大賞が決まると、
次に企業賞の資料が配られて、検討に入る。
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企業賞も決定。

賞金も業界最大級。
歴史と伝統も最長。

それにふさわしい企業が選ばれた。

選考が終わると、
審査委員が全員、
総評を述べる。

まずは私から。
コロナ禍明けということもあって、
今回はとくにすぐれた作品が多かった。

講評の中で印象的だったのは、
本庄周介副社長と神谷茂専務の言葉。
「価格より企画」

プレゼンテーションの企画そのものが、
問われているし、
その出来栄えが顧客から評価される。

その意味でもとてもいい陳列コンテストだった。
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審査のすべてが終わると、
掲載雑誌用の写真撮影。IMG_54643
右から神谷専務、本庄周介副社長、本庄大介社長。

そして恒例のブログ用の写真撮影。
スタッフも全員が並んで写る。IMG_547033

とくに本庄大介社長とツーショット。IMG_E54743

そのあとは江島祥仁最高顧問の部屋へ。
これも恒例となっている。

抹茶をいただきながら、懇談。IMG_54763
流通業界のことやアメリカのことなど、
1時間以上も話し合った。

いつも帰りがたくなる。
それくらいくつろいでしまう。

江島さん、ありがとうございました。
〈前列左が江島さん、右が大介さん〉
IMG_54793

さて商人舎流通スーパーニュース。
セブン&アイnews|
イトーヨーカ堂がヨークを吸収合併/首都圏SST事業再編

セブン&アイ・ホールディングスが、
連結子会社の㈱イトーヨーカ堂と㈱ヨークを合併する。

イトーヨーカ堂が存続会社、
ヨークが消滅会社。

合併効力は9月1日からだが、
これによって、
1975年に発足したヨークマートがなくなる。

1号店は1976年の勝田台店。

私は翌1977年に商業界に入社した。
1年先輩の高濱則行さんが、
販売革新誌に勝田台店の商品構成を、
全調査して克明に公開した。

それは約1000坪のイトーヨーカ堂の食品売場を、
450坪に縮小した店だった。

いわばイトーヨーカ堂の完コピ縮小版が、
ヨークマートだった。

それでも業界からは、
絶賛の声が相次いだ。

しかし、品ぞろえは豊富だが、
ひどく商品管理が難しく、
なおかつ買いにくい店だった。

フェーシングが細かすぎたからだ。

当時の段階ではスーパーマーケットは、
「GMS」の食品売場の縮小版でよいという考えだった。

その後、ヨークマートは試行錯誤を繰り返して、
スーパーマーケットを追求する。

それでもどういうわけか、
鳴かず飛ばずで推移し、
2020年6月に㈱ヨークとなる。

㈱フォーキャストを吸収し、
ザ・プライスを糾合し、
一部の食品館イトーヨーカドーを譲受した。

結局、寄せ集めとなって、
さらにいまイトーヨーカ堂と合併する。

1972年にスタートしたコンビニは、
セブン-イレブンとして、
イトーヨーカ堂とな異なる品揃えを果たして、
むしろそれが主力業態となった。

中途半端なヨークマートが、
イトーヨーカ堂に伝染したかのような現象の末、
経営統合されてしまう。

シナジー効果と運営効率の最大化と称しているが、
異なるコンセプトの店の寄せ集めである。

もうひとつ、
イトーヨーカ堂のネットスーパー事業は、
新設した倉庫型通販型小売会社に移管される。
そして連結から外される。

セブン&アイは、
2025年にEBIDTA550億円を、
株主に公約している。

ネットスーパー事業は、
それに足かせとなるからだ。

EBIDTAは「金利・税金・償却前利益」で、
フリルのない純利益のことだが、
その目標達成が至上課題である。

イオンの「グリーン・ビーンズ」とは、
ずいぶん異なる観点である。

2023年2月期は、
イトーヨーカ堂が営業収益7293億円、
営業利益4億円、経常利益10億8700万円。
ヨークは営業収益1825億円、
営業損失3億9600万円、経常損失3億5600万円、
純損失23億6400万円。

合わせると営業収益は9118億円だが、
営業利益は1200万円、
経常利益は7億3100万円。
純損失は175億6700万円となる。

前途多難の新生イトーヨーカ堂である。

首都圏のスーパーマーケットチェーンとして、
ヤオコーやオーケー、サミットやロピアと、
どう戦っていくのだろう。

大前提は現場の士気が上がることだ。
私はまだまだそう考えていて、
それにはわずかに望みをかけている。

〈結城義晴〉

2023年06月15日(木曜日)

第20回ミドルマネジメント研修会3日目の「自ら、変われ!」

第20回商人舎ミドルマネジメント研修会。

その3日目。
朝8時15分、第2回理解度テストを開始。
IMG_5368

2日目の講義から設問が出る。
計算問題もある。
IMG_5370

昨夜遅くまで復習に余念なかった受講生たち。
IMG_5374

30分を目いっぱい使って、
理解したことを自分の言葉で書き記す。

そして終了。
この時の解放感。
IMG_5376

そしてすぐに確認し合う。
IMG_E44923

9時から3日目の講義。
IMG_5377

第1・第2講義は高野保男講師。
タクト企画代表。

テーマは「作業システムとJ.S.P.」
IMG_5378

最新の取り組み事例を、
動画で紹介しながら、
講義してくれる。
??????????

わかりやすいうえに、
現場に即しているから、
皆、真剣に聴講する。

名物講義だ。

さまざまなコストが高騰している現在、
根本の解決策はこの作業システム改革である。

高野先生は引っ張りだこだ。

ありがとうございました。
IMG_5387

第3講義は井坂康志講師。
IMG_5390

テーマは「ドラッカー入門」
マネジメントの基本原則。IMG_5391
井坂さんは現在、
ドラッカー学会共同代表、
ものつくり大学教養教育センター教授。

故上田惇生先生の後継者代表と言っていい。

ドラッカーに最後に会った日本人。??????????

だからドラッカーの本質を知り抜いている。
そしてその講義はいつも、
私が聴いても新鮮だ。

日々、ドラッカーを、
新たに発見しているといった印象だ。??????????

最後に質疑応答。
成城石井の今井航平さん。
??????????

一つひとつの質問に丁寧に答えてくれる。IMG_5396

平和堂の池谷孝輝さん。??????????

そして、関西スーパーマーケットの土居広明さん。
??????????

井坂さんは自分のキャリアを、
隠さずに話してくれた。 IMG_5397

井坂講師とツーショット。
IMG_E44963
井坂康志と結城義晴。
ふたりで語るからドラッカーが、
より深まってくる。

ありがとうございます。

ランチは特製のカレーライス。IMG_5408

空模様は怪しくなってきた。IMG_5385

ランチの後の最終講義は、
結城義晴の総括講演。IMG_54103

わずかな時間ながら、
朝の理解度判定テストの回答の解説。

商品回転率、交叉比率。
人件費率と人時売上高、人時粗利益高。

そして数字に対する三つの対応。IMG_54123
さらにチェーンストアの5つの原則。
シンプルだけれど、これはとても重要です。

アンリ・ファヨールとピーター・ドラッカー。

最後の講義はちょっとだけスライドを使う。IMG_54193
チームマネジメントの手法。

ウォルマートが2020年9月から、
本体のスーパーセンターに導入した。

凄いことです。

チームにとって必須の概念は、
Conflict(対立)。
IMG_54203

そのことはぜひ、覚えておいてほしい。
実際に試してほしい。

Conflictが必要な会社は今、
とても多い。

たとえばセブン&アイ・ホールディングス。
健全なConflictが、
社内の取締役会になければいけない。
経営執行者たちにも、
現場にも健全な対立は必須である。

株主と対立しても、
何の意味もない。

最後はホッケースティックの法則。
そして間接部門のサービス。

忘れないでほしい。

それからマザー・テレサの言葉と、
「自ら、変われ!」
IMG_54293
自分が変わらねば、
仲間を変えることは出来ない。

自分が変わらねば、
職場を変えることは出来ない。

自分が変わらねば、
店を変えることは出来ない。

自分が変わらねば、
会社を変えることは出来ない。

自分が変わらねば、
社会を変えることは出来ない。

そしてその自分は、
何から変わるか。

よくわかってくれたと思う。

3日間のご清聴を感謝したい。

最後の最後に拍手をいただいた。
そのことにも感謝したい。IMG_54313

講義が終わると、
課題レポートのテーマが発表されて、
すぐに解散。

みんな、バスに乗り込んで、
素早く帰って行った。IMG_54333
第20回商人舎ミドルマネジメント研修会。

まだまだ回を重ねて、
30回、40回、50回を開催する。

多くの知識商人を育て、
彼らが後輩たちを、
「自ら、変わろう」と育ててくれる。

それが日本の商業をより良くする。
そして日本の国民の生活がより良くなる。

素晴らしいことだ。

3日間、徹底的に学んで、
最後にやっぱりドラッカー。

“Practice comes first”
実践が第一に来る。

“Theories follow events”
理論は現実に従う。

そして、
“As a rule, theory does not precede practice.”
「原則として、理論が実践に先行することはない」

実践は諸君の双肩にかかっている。

頑張れ。

〈結城義晴〉

 

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