結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2026年01月10日(土曜日)

ひこばえ会の「首を言い渡される話」と「啐啄同時」

三連休。

元旦からの三が日の、次の三連休。
1月は休日が多い。

今回の三連休の最後は、
月曜日の成人の日。

私のころの成人の日は、
1月15日と決まっていた。

かつての「小正月」。
奈良時代以降、男子の元服の儀は、
小正月に行われた。

それが成人の日となった。

2000年のハッピーマンデー制度によって、
1月第2月曜日となった。

しかし成人の日は小正月にしておいてほしかった。

私の成人の日は雪だった。
ずっと電話を待ちながら、
家にいた。

今でも覚えている。

成人式には行かなかった。

今日は夕方から出かけた。
自宅のそばの妙蓮寺。IMG_9674 (002)

東横線に乗って横浜駅へ。

西口のCeeU Yokohama。
イオンモールの物件。
IMG_9679 (002)

かつてのダイエー横浜西口店。

私の実家はこの店の商圏内にある。
だからこの店の商品で私は育った。

上階にはマンションがあって、
かつてはダイエーの社宅となっていた。

友人のバイヤーの金田正裕さんなどは、
その社宅に住んでいた。

2023年10月27日に、
イオンモールのショッピングセンターとして、
スクラップ&ビルドした。

この3階に眼鏡店の愛眼がある。
その店でメガネフレームを調整してもらう。
IMG_9677 (002)

1階はイオンフードスタイル。
IMG_9676 (002)

2026年3月1日付けで、
㈱ダイエーの関東事業が、
マックスバリュ関東㈱に移管される。

そして会社は㈱イオンフードスタイルに商号が変わる。

この店舗も3月1日から、
ダイエーの店ではなくなる。

私にとってはちょっと寂しい。

このダイエーの店の近くに居酒屋がある。
「青木鮮魚店」

その店で「ひこばえ会」

高校時代の文学同人誌「孼」の仲間が集まる。
7人で四半期ごとに懇親しているが、
2026年の最初の会合。

今回は2人が欠席。

5人で肴をつまみ、酒を飲んで、
懇談した。IMG_9680 (002)

最後に「結城義晴、首を言い渡される」の話をしたら、
妙に盛り上がってしまった。

「セルコレポート」の連載「艱難は商人を鍛える」で、
第26回、第27回に書いた。
IMG_4879 (002)
自分で出しておいて、
私は悪酔いした。

私にとっては苦い思い出。
しかし奥田則行さんが諭してくれたように、
人間には「押す力と引く力」が働く。

奥田さんは経営コンサルタントで、
やはりダイエーのバイヤー出身。
それは金田さんと同じ。

私が大阪を訪れて、
コンサルタントになることを口説いた。

その奥田さんが、
私が㈱商業界を辞するときに、
「押す力と引く力」のことを教えてくれた。

実際に私を引く力があった。

だから商人舎を設立できた。
立教大学大学院の特任教授になった。
コーネル大学ジャパンでは副学長を担った。

そして今がある。

「啐硺」(そったく)という言葉がある。

「啐」(そつ)は鶏の雛がかえるとき、
殻の中で雛がつつく音のこと。

「硺」(たく)は、その音を聞いて、
母鶏が殻を噛み破ること。
『広辞苑』に書いてある。

啐の合図がないのに、
母鶏が殻を破ってしまうと、
雛は死んでしまう。

啐があって、初めて硺がある。

「押す力と引く力」だ。

私の「首を言い渡された」話は、
この「啐硺」だったのだと思う。

2026年の世界を見ていると、
どうも「啐硺」はない。

ドナルド・トランプは、
「啐」を聞かない母鶏だ。

習近平もウラジーミル・プーチンも、
「啐」を無視する。

歴史を見ても、
大国は啐を聞かないことが多い。
啐を聞き取れる君主が、
巧く国を治めた。

中国と台湾は「啐硺」であるべきだろう。

「啐硺」の母鶏の心は、
「無私」である。

「寸毫(すんごう)も私(わたくし)せず」
きわめてわずかなことにも、
自分の利益を優先しない。

倉本長治に言わせれば、
「損得より善悪を先に考える」

禅宗では「啐啄同時」という。
弟子が悟りを開こうとする瞬間に、
師が手助けを与えることを意味する。

学ぶ者と教える者の呼吸がぴったり合う。
私もそれをしなければならない。

〈結城義晴〉

「月刊商人舎」購読者専用サイト
月刊商人舎 今月号
流通スーパーニュース
月刊商人舎magazine Facebook

ウレコン

今月の標語
商人舎インフォメーション
商人舎スペシャルメンバー
商人舎発起人
海外研修会
2026年USA研修会

東北関東大震災へのメッセージ

商人舎の新刊
前略お店さま

チェーンストア産業ビジョン

結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

新着ブログ
毎日更新宣言カレンダー
2026年1月
« 12月  
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
指定月の記事を読む
毎日更新宣言カテゴリー
毎日更新宣言最新記事
毎日更新宣言最新コメント
知識商人のためのリンク集

掲載の記事・写真・動画等の無断転載を禁じます。商人舎サイトについて
Copyright © 2008- Shoninsha Co., Ltd. All rights reserved.