東京・自由が丘。
いつもの花屋。
モンソーフルール。

通りに面した看板の売場。
買いやすい価格で統一されている。

百日草は1束490円。

日経新聞の記事。
「クスリのアオキ、イオンとの提携解消」
クスリのアオキホールディングスも、
イオンも、
表向きにはリリースを出していない。
しかし両者の業務提携はたぶん、
9日付けで解消されたのだろう。
2003年からの協業していたが、
それに終止符が打たれた。
昨年11月20日の段階で、
イオンはクスリのアオキの株式を、
10.24%まで買い増した。
筆頭株主はオアシスマネジメントで、
11.84%。
イオンはツルハホールディングスへのTOを完了して、
1月14日に連結子会社化する。
そのツルハはクスリのアオキ株を5.1%保有するから、
イオングループの実質持ち分比率は15%を超える。
そこでクスリのアオキは、
イオンの持ち分法適用関連会社になる見通しだった。
それをクスリのアオキ側が嫌がった。
これまではプライベートブランドの供給、
薬剤師や登録販売者の教育などで、
協力態勢を敷いていた。
もともとクスリのアオキとツルハとは、
一緒にアメリカ視察をしたりして、
仲が良かった。
私は両者に向けて米国の講義をしたことがある。
ツルハが実質的にイオンの傘下に入ったが、
クスリのアオキはそれを嫌った。
自主独立は悪くはない。
それに同社には成長戦略がある。
地方スーパーマーケットを買収して、
フード&ドラッグに改装する作戦だ。
そして2035年5月期売上高1兆円の目標を掲げる。
現在の2倍にする構想だ。
しかしドラッグストアの競争は厳しい。
スーパーマーケットとの競争は、
今後、さらに激しくなる。
今のクスリのアオキのフード&ドラッグは、
凄いスピードで改革が進んでいるが、
コスモス薬品ほどの圧倒的価格パワーはない。
イオンは日経に対して表明した。
「ドラッグストア戦略を進める上で
あらゆる選択肢を持つとともに、
アオキの大株主としての責任を果たしていく」
商人舎流通SuperNews。
トライアルnews|
スギHDと協業開始/スーパーセンターとドラッグの融合
こちらは㈱トライアルホールディングスと、
スギホールディングス㈱との協業。
イオンとクスリのアオキと対比的。
協業の内容は主に次の5つ。
①スギ薬局の調剤薬局を、
トライアル店舗にテナント展開。
②ヘルス&ビューティ商品の供給や棚割、
売場づくりのノウハウをスギがトライアルに提供。
③トライアルの惣菜・弁当のスギへの供給。
④「GO システム」の導入とリテールテックの相互導入。
⑤両社のプライベートブランド商品の相互取り扱い。
これはメリットが出そうだ。
アメリカでもCVSヘルスとターゲットが、
2015年に協業している。
CVSはドラッグストア第1位。
ターゲットはハイパーマーケット第2位。
CVSヘルスがターゲットから、
ファーマシー部門とインストアクリニック部門を、
19億ドルで買収して、
ターゲットの全店に入居した。
超のつく大チェーン同士の同盟が進む。
クローガーはウォルグリーンと、
Web上の共同出店をし、
リアル店舗でもコンバインしている。
日本の小売産業の中で、
とくにドラッグストアは、
まだまだM&Aが増えるだろ。
イオンには「啐硺」が必要だったか。
昨日このブログで書いた「あうん」の呼吸。
クスリのアオキもツルハつながりで、
緩やかな業務提携関係は、
結んでいてよかったのに、と思う。
「持ち分法適用」は避けたいという点で、
率直に話をするのがいいのに。
「存立危機事態」の「あうん」のズレと、
どこか通じるものがあると感じた。
白か黒かではなく、
グレーもある。
それが経営というものだ。
〈結城義晴〉






















