ジジです。
そとは雨。

でも、なにか、とどいた。

なんだろう。

あくびも、でるけど。

たのしみです。

おとうさん、
なんですか。

ボクのもの?

これは、やさい。

ちがいます。

なんだか、おっきい。

お花でした。

シクラメン。
でも、ボクは、
これがいい。

ハコです。

ボク、もーらった‼

いごこち、いい。

おやすみなさい。
〈『ジジの気分』(未刊)より〉
結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

ジジです。
そとは雨。

でも、なにか、とどいた。

なんだろう。

あくびも、でるけど。

たのしみです。

おとうさん、
なんですか。

ボクのもの?

これは、やさい。

ちがいます。

なんだか、おっきい。

お花でした。

シクラメン。
でも、ボクは、
これがいい。

ハコです。

ボク、もーらった‼

いごこち、いい。

おやすみなさい。
〈『ジジの気分』(未刊)より〉

快晴の2015年12月の土曜日。
いい日はいいな。
糸井重里の『ほぼ日』
その巻頭言は「今日のダーリン」
「どうして、できるんですか?」
という質問。
答えは、
「できるまでやるから、できるんです」
糸井はちょっと怒っている。
「まだできてないというあたりでも、
形式を整えて『できた』ように
見せかけることはできる」
「でも、それが、ほんとうは
『できてない』ことを、
じぶん自身がいちばんよく知っている」
「形式さえ整っていれば問題ない、
という人種もいるが、
そういうごまかしでは、
なにも得られない」
たとえ話は、
「無人島に流れ着いたとき」
「なにか食べるものを探す」
そんなときに、
「形式が整ってる」なんて、
答えはないだろう?
「『魚をとった』とか『木の実をとった』とか、
食べるものがなきゃだめなんだよね」
「『いちおう、そのへんの草を
持ってきたんですけど』
なんてご提案は、
そういう場面では意味がないんだ」
「その草が食えるかどうかなんてことは、
魚も木の実も果物も
とれなかったときに考えることで、
『おれは、やるだけはやってるやつです』
なんてこと知りたいわけじゃないんだからさ」
「あるいは、他人の魚に
『それは小さいし、うまくない』
なんてなんくせをつけるのも、
まったく意味ないからね。
じゃ、もっと大きくてうまい魚を
とってこいっつーの。」
やっぱり糸井は、
ひどく怒っている。
「一人前に思われるような発言だとか、
どこでも通用しそうな形式だとか、
だれでもが知ってそうな知識だとかを
行ったり来たりさせてるのが、
仕事に見えちゃうんだ」
「できるまで、やるから、できる」
「しみじみ、つくづく、
唱えたい御まじないだよ」
「できるまで、やるから、できる」
同感、同感。
形だけ整えても、
まったく意味はない。
言い訳のための仕事では、
お客様は喜ばない。
顧客を考えれば、
形だけの仕事に意味がないことは、
すぐにわかる。
今日は、
内田憲一郎君と原宏美さんの結婚式。
東京・品川のグランドプリンスホテル高輪。

庭園で全員写真。

いい天気。
いい日はいいな。
披露宴では、新郎自身の挨拶のあと、
主賓のスピーチ。
真っ先に私が指名されて、恐縮。
内田君は立教大学大学院で、
結城ゼミ4期生。
その修了時には、
優れた修士論文を書いた。
「不動産仲介業における
フランチャイズビジネスの調査研究」
先行研究はなかったし、
5万字に近い論文の内容は素晴らしかった。
その後、
不動産コンサルティング会社を起業して、
この分野の旗手。
商人舎magazineの、
コンサルティングもお願いしている。
最後に祈り。
「変わるものを変えられる勇気を
変わらぬものを受け入れる心の静けさを
それらを見分ける英知をお与えください」
私の次は、下村博文さん。
前文部科学大臣の衆議院議員。
江戸後期の歌人・橘曙覧を引いた。
たのしみは
まれに魚煮て子ら皆が
うましうましといひて食ふ時
それから板橋区長の坂本健さん。
みな、内田君の将来を嘱望し、
宏美さんとの幸せな人生を祈念した。
そして巨大なケーキカット。

乾杯の挨拶と音頭は、
板橋区議会議員の松本道昌さん。

私も下村さんと乾杯。

食事はフランス料理と日本料理を、
自分でチョイスできる。
その食事とワインを堪能したら、
新郎のステージ。

学生時代の仲間をバックに、
サックスを吹いて、
自らボーカルも。

最後は先輩のボーカリスト登場。
和田悠歩さん。

乗りに乗って演奏。

新郎・内田憲一郎の独り舞台のような披露宴だが、
最後の主役は新婦・宏美さん。

そしてお開き。

内田憲一郎らしい、
配慮の行き届いた披露パーティだった。
それが何よりもよかった。
「できるまで、やるから、できる」
いい日はいいな。
そして当然ながら、
結城ゼミのOB/OGが、
ズラリとそろった。

新郎新婦を取り囲んで、
ポーズ。

武藤麻代さんと記念に一枚。

ついでに堀田直樹さんも一枚。

その後、結城ゼミだけで二次会。

みんな、仕事の転機を迎えていたり、
充実させていたり、
それぞれの人生を歩んでいる。
しかし「できるまで、やるから、できる」
そして変わるものを変えられる勇気を、
変わらぬものを受け入れる心の静けさを、
それらを見分ける英知を、もってほしい。
〈結城義晴〉

野坂昭如が逝った。
85歳。
1967年に37歳で、第58回直木賞受賞。
『火垂るの墓』『アメリカひじき』
実は前年の1966年に、
五木寛之が『蒼ざめた馬を見よ』で、
第56回直木賞をとっていて、
二人はいつもライバルのように見られた。
私たちは学生時代から、
「ノサカ」「イツキ」と呼び捨てにしていた。
ノサカは「焼跡闇市派」を名乗り、
無頼派で自由奔放。
やりたいことを何でもやった。
イツキはそれをまぶしそうに見ながら、
ひたすら小説を書いていた。
その五木寛之も83歳。
セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文さんと、
同じ年だ。
五木が朝日新聞に寄稿。
これ以上のものは書けない。
「いずれどちらかが先に
逝くだろうと覚悟していたが、
突然の訃報に呆然としている。
新人として登場した頃から、
偽悪、偽善の両面を役割分担しつつ、
微妙な距離感を保って
50年あまりが過ぎている」
もちろんノサカが偽悪、
イツキが偽善。
それを自ら言ってしまうところが、いい。
「ジャーナリズムの奔流の中で、
くじけそうになるたびに、
野坂昭如は頑張っているじゃないか、
と自分をはげましたものだった。
そんな意味では、恩人でもあり、仲間でもあった。
大きな支えが失われたようで、淋しい」
「無頼派を演じつつも、
傷つきやすい芸術家だったと思う」
「野坂昭如、ノーリターン。合掌。」
同感して、黙祷。
さて、昨夜はUSPの「望年会」に参加。
築地のフグの名店「天竹」。
初めは6人から始まったこの会も、
今年は全館を借り切っての懇親。

われわれは2階の席だったが、
3階、4階にもたくさんの人が集まった。

USPは「ユニバーサル・シェル・プログラミング」の略、
情報システムを構築するIT企業。
當仲寛哲さんが主宰して、
創業12年目を迎え、
今や40名のスタッフを抱える。
當仲さんは『商人舎magazine』で毎月、
連載してくれている。
タイトルは、
「リテイル・インフォメーション・システム論」
すでに30回を超えている。
こちらもぜひ、ご愛読いただきたい。
会に参加した人が
馬頭琴を奏でてくれた。
モンゴルの遊牧民の間に古くから伝わる楽器で、
棹の先端部分が馬の頭の形をしている。

さて、私のテーブルはなじみの人たち。

左から和田光誉さん、村上篤三郎さん、
大久保恒夫さん、山口紀生さん。
和田さん、村上さん、山口さんは
商業経営問題研究会(通称RMLC)のメンバー。
大久保さんはセブン&アイ・フードシステムズ社長。
フグ料理とヒレ酒を堪能しながらの会話。
大いに楽しんだ。
その後、銀座に出て二次会。
アークス常務の古川公一さんと、
日経新聞の白鳥和生さん。
気の合う人たちばかりで、
飲み過ぎた。
今日は朝から3000字の原稿を仕上げ、
午後は東京・四谷へ。
セブン&アイ・ホールディングス本部。

広報の清水克彦さんには、
お世話になった。
それから夕方には、
イオンスタイル御嶽山駅前店へ。

東急池上線の御嶽山駅前に、
今日、オープンしたばかり。
1階と2階が食品、リカー、
3階にドラッグと住関連。
さまざまなチャレンジをして、
「とんがり度」は合格。
ワインと一緒に生ハムなどを提供する。
朝食、昼食メニューもある。
ただし、このバルで、
飲んでもらい、食べてもらう商品は、
必ず売場で展開されていること。
それが強烈にアピールされていること。
イータリーのこの標語。
忘れてはならない。

We Cook what we Sell
and we Sell what we Cook.
視察の後に、ワインを1杯楽しんでいたら、
お二人がやってきてくれた。

左が店長の河井祐介さん。
右が大前一也さん。
大前さんは南関東カンパニー東京事業部長で、
昨年、アメリカ研修に参加してくれた。
さらに声をかけてくれたのが、
隣でワインを飲んでいた小島里花さん。
イオンリテール住居余暇商品本部。

朝から応援に来ていて、
仕事を終えての一杯。
「いつもブログを見ています」
ありがとう。
イオンスタイルは、
どんどん進化している。
11月21日にオープンした板橋前野町店に続き、
この御嶽山駅前店も、
イノベーションに満ちている。
アメリカからもヨーロッパからも、
もちろん日本やアジアからも、
大いに学ぶべし。
しかし形だけではいけない。
その本質をこそつかんでほしい。
〈結城義晴〉

【特集】
「流通革命論」の軛(くびき)を断つ
2015脱チェーンストア経営の弁証法
[Cover Message]
軛(くびき)とは、
「車の轅 (ながえ) の前端に渡して、
牛馬の頸の後ろにかける横木」のこと。
転じて「自由を束縛するもの」を意味する。
1962年に東京大学助教授だった
林周二が上梓した『流通革命』は、
日本の小売業・卸売業・製造業に、
決定的な衝撃を与えた。
それは小売業の近代化を促すかたわら、
一部に「問屋無用論」と理解され、
ながらく日本流通業の軛となった。
一方、2015年の年頭、
セブン&アイ・ホールディングス鈴木敏文会長が
「従来のチェーンストアのあり方を全面的に見直す」と宣言。
「脱チェーンストア経営」のロジックは
日本中の小売業を駆け巡った。
しかしそれは「流通革命論」にパワーを得た、
古典的チェーンストア理論という
テーゼに対するアンチテーゼであり、
そこには必ずジンテーゼがある。
「流通革命論」から「脱チェーンストア論」までを
弁証法的に検証し、新しい時代に向けて、
「軛を断つ」。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まったくの偶然で、私も少々驚いた。
今日12月10日の日経新聞『私の履歴書』で、
この著『流通革命』が取り上げられた。
今月の主人公は、J・フロントリテイリング相談役。
その第10回目のタイトルは、
「道標の一冊」

「1963年(昭和38年)春のことだ」
慶応大学法学部の4年生だった奥田さんは、
『流通革命』を読んで、思い始めた。
「就職するなら流通業界が
ええんとちがうんかな」
「大ベストセラーとなった
この『流通革命』に心酔して
この世界に飛び込んだ学生は多かった」
「私の人生を決めた一冊に違いない」
奥田さんは、序文を引用する。
「そしてこの変革の意義を自覚した者は栄え、
自覚しない者は滅び去るときが
近い将来にやってくるであろう」
林周二の名文。
奥田さんの述懐。
「どこまで理解できたかわからないが
製造業主体の世の中にあって
流通業の重要性を的確に指摘していた」
「大学に張り出される小売業の求人票は
大丸、三越、高島屋などの百貨店だった」
そこで、奥田さん。
「『流通革命」の現場である大丸に入社した」
林周二さんは、実は百貨店を、
「流通革命」の主体者とは書いていない。
しかし当時の学生からすると、
「流通革命」=「小売業革命」
そしてその「主役は百貨店」
となっても、不思議はない。
ヤオコー会長の川野幸夫さんも、
弁護士を目指していたが、
『流通革命』を読んで、
実家の小売業を継ぐ決意をする。
「流通革命論」は多くの若者たちに、
多大な影響を与えた。
しかし、53年後の今、
その多大な影響が、
いまだに「軛(くびき)」となっている。
特に「流通革命的チェーンストア論」は、
そのインパクトの強さによって、
いまだに業界の一部を縛っている。
その「軛」や「縛り」を解こうというのが、
月刊『商人舎』12月号である。
目次を紹介しておこう。
[Message of December]
自ら軛を断て。
結城義晴の「日本流通革命」評論記
しかし革命の季節は去った?!
革命家の条件/『流通革命』論の主題/
『流通革命』論の展開/『流通革命』論の結論/
「問屋滅亡論」の真相/革命後継者たちの季節
【対談構成】
流通科学大学学長石井淳蔵vs商人舎社長結城義晴
『流通革命』と「流通1.0⇒3.0」を語りつくす
第1部「流通革命」とは何か
第2部流通革命は成し遂げられたか
第3部「流通3.0」は何か
【インタビュー構成】
日本アクセス田中茂治社長に
「問屋無用論」の真偽を問う
前編「日本の問屋は永遠なり」
後編「サービス価値提供業になる」
プラネット玉生弘昌の【特別寄稿】
脱流通革命「科学的問屋有用論」の要諦
卸売業の社会的有用性を数学的に証明する
【渾身Reportage】
「脱チェーンストア」本当の解
イオンリテール、イトーヨーカ堂、ユニー、イズミ――
総合スーパーは「破壊的再生」によって復権するか?
結城義晴【特集のあとがき】
「流通革命理論」と「脱チェーンストア」の弁証法
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
では最後に再び、
今月の商人舎標語。
自ら軛を断て。
あなたは縛られていないか。
会社に、上司に、組織に。
あるいは観念に、慣習に、古い理論に。
牛が曳かれてゆく。
首の上に木製の棒がつけられている。
軛(くびき)である。
牛は何も言わない。
ただひたすら下を向いて、
のろのろと歩いてゆく。
強制されているからか。
それが自分の役目だとでも観念しているからか。
それとも何も考えていないからか。
商人はもともと自由である。
一人の顧客と対面するとき、
一人の商人は奔放である。
ところがその自由な商人のなかに、
いつのころからか軛につながれる者が出てきた。
社畜と堕す者が生まれた。
ひたすら命令に従う者、
顧客や市場よりも体制に迎合する者、
権力や理論に従属する者。
強制されているからか。
それが自分の役目だとでも観念しているからか。
それとも何も考えていないからか。
2015年が終わろうとする今、
そんな軛を、自ら断ちたい。
正々堂々、顧客や市場と向き合いたい。
組織人でありつつ、
独立自営商人の気概をもちたい。
自分で考えぬく脱グライダー商人でありたい。
あなたは今も縛られていないか。
会社に、上司に、組織に。
あるいは観念に、慣習に、古い理論に。
今号は単行本のような一冊です。
正月休みの読書に、
1963年に奥田務さんが感動した、
この『流通革命』解説本をどうぞ。
〈結城義晴〉

朝、目覚めると、堺港。

昨日の講演は、うまくできたし、
満足感に浸った。
さて、ワタミの「過労自殺」訴訟。
東京地裁で和解が成立。
経緯はまず、2008年4月、
森美菜さんがワタミフードサービス入社。
神奈川県内の店舗に配属。
休日もほとんど取れず、
連日、午後から深夜、あるいは早朝にかけて、
長時間勤務を強いられて、
6月に自殺。
残業は月140時間以上、
過重労働が原因。
適応障害を発病したとして、
2012年2月に労災認定された。
森さんの遺族は12年9月に、
ワタミに対して協議を申し入れる。
13年、遺族は提訴。
ワタミ側は当初、
「法的責任はない」として争っていた。
2013年5月、ワタミ創業者の渡辺美樹氏、
自民党から参院選への立候補表明。
2014年3月、渡辺氏は東京地裁で、
「法的責任は見解に相違」と陳述。
しかしこの2015年12月、
ワタミ側が法的責任を認め、和解。
ワタミ側は約1億3000円を支払い、謝罪。
社員らの長時間労働防止策も盛り込んだ。
至極、当たり前のことだが、
研修会などを労働時間と認定する。
これは意外に重要なことで、
内部、外部の研修会への参加も、
労働時間である。
渡辺美樹氏の著書の言葉。
「365日24時間、死ぬまで働け」
朝日新聞によると、
裁判で明らかになった、
ワタミの実態はすさまじい。
店の営業は深夜に及ぶ。
終電以降もタクシーは使えないため、
始発まで店内で待機した。
仕事を終えて深夜帰宅した同じ日に、
東京の本社で早朝研修があった。
研修では、渡辺氏の理念集を丸暗記する。
満点をとるまでテストが繰り返された。
休日にはボランティア名目の研修。
渡辺氏の著作を読んで感想を書く課題もあった。
これも勤務時間外にこなさないといけない。
ワタミの労働環境の詳細も、
裁判で明らかになった。
「就業規則を労基署に届けていない」
「法定の休憩時間を与えていない」
「残業代を支払っていない」
「1日8時間を超えて働かせるときに
必要な協定が結ばれていない」
「始業・終業時刻を書面で示していない」
「健康診断を受けさせていない」
これらは労務管理の基本ばかり。
裁判で当初、渡辺氏は争う姿勢を見せた。
「道義的責任はあるが、法的責任はない」
しかし和解に際して、渡辺氏は認めた。
「自らの経営理念が過重労働を強いた」
「最も重大な損害賠償責任がある」
遺族代理人の玉木一成弁護士、
「広範な過重労働対策を認めさせた。
判決を得る以上の成果があった」
つまり、今後、こういった過重労働は、
判例に基づいて取り締まられるということだ。
ワタミや外食産業のこと、
他人事だととらえてはならない。
ただし、働く人たちが、
自分の意思で勉強することまで、
規制するわけにはいかない。
これが大事なところだ。
さて、朝一番で、
万代熊取店へ。
泉南郡熊取町に位置する。
昨日8日にオープンした、
万代2015年の集大成の店。

1階が万代、2階にセリア、しまむら3業態が揃う。
案内してくれたのは
第5運営部長の塩崎芳弘さんと、
店長の竹中天志さん(右)。
売場面積580坪で、
レジの外側には、
インストアベーカリーと不二家ショップ。

どちらも万代の直営部門だ。
ペコちゃんがお客を迎える。

精肉売場では、
牛肉はもちろんのこと、
豚肉の品揃えが圧巻。

昨日のオープン初日は、
3100万円を売り上げた。
熊取店の不二家は、
直営で運営していることもあって、
店舗外装にペコちゃんのイラスト。

万代の600坪クラスの威力を見せつけた店だ。
次に向かったのは門真市、
万代大和田店。
熊取店の3日前、12月5日のオープン。
大和田商店街の中の、こちらは293坪。

この300坪型が万代の「強み」。
300坪20億円が目標だが、
それも達成しそうな勢いだ。
万代では今、立ち売りを強化している。
売場にスタッフが出て、
お客に試食をすすめ、声掛けし、
商品を推奨販売する。
この日、鮮魚部門では、
マグロの解体ショーと立ち売り。
マグロのカブトを持って、
大きな声でお客に呼びかけるスタッフたち。
私の隣から、
第2運営部エリアマネジャーの楠誠司さん、
大和田店店長の田村将吾さん、
そして取締役の黒田久徳さん。
楠さんは10月に、
サンフランシスコ社員研修の団長を務めてくれた。
黒田さんはコーネル大学ジャパン実行の三期生。
黒田さんも10月にアメリカ視察をご一緒。
皆さん、丁寧に説明してくれて感謝。
黒田さんには、忙しい中、
急きょ、朝からずっと、
付き合ってもらった。
そして話題のもう1店。
阪急オアシス 箕面船場店。
11月18日にグランドオープン。

1階が阪急オアシス、2階、3階がエディオン。
阪食が2年がかりで仕上げた渾身の店舗。
突然の訪問だったが、
志水孝行さんとバッタリ。
取締役執行役員店舗統括部長
兼店舗企画部長。
キッチンスタジオでは、
チーズ、オリーブ、ハムソーを対面販売。

育成商品は、人手をかけて販売する。
これが阪食のポリシーだ。
志水さんが店にいた理由。
それは青森からやって来た、
紅屋商事のお二人を案内していたから。
その紅屋社長の秦勝重さんと竹谷尚敏さん(右)。

竹谷さんは私のFacebook友達で、
SM事業部営業企画部兼新規事業部マネージャー。
この店は阪食らしいオリジナル商品満載の
そして店づくりに趣向を凝らした意欲作。
万代、阪急オアシスの新店は、
『Weekly商人舎』で詳細を報告しよう。
しかし、万代も阪急オアシスも、
それぞれにしっかりと、
ポジショニングを確立している。
「業態の確立」の時代は、
とうの昔に終わった。
「業態確立」ができていない企業は、
生き残ってはいけない。
これは「労務管理の基本」と同じこと。
当たり前のことだ。
そのうえで、独自のポジショニングを築く。
それは同時に独自の教育体系と、
社員・従業員の「ハイコンシャス」に、
基づいていなければならない。
〈結城義晴〉

今日は朝から、東海道新幹線。
残念ながら、富士の姿は見えない。
裾野は見えるが、
上のほうには、雲がかかる。
そしてすぐに、富士川。

さて日経新聞総合欄の『迫真』
連載「動き出す流通第三極」
その第1回。
第三極とは、
ファミリーマートと、
ユニーグループホールディングス。
統合会社の国内店舗年間全店売上高は、
単純合算で約3兆8000億円。
ファミリーマートはコンビニの三番手、
ユニーは総合スーパーの三番手。
来年9月と発表されているから、
経営統合すれば、
三番手同士の第三極。
記事自体は「幻の人事」がイントロ。
「ユニーGHD会長兼最高経営責任者
ファミリーマート会長・上田準二」
ただし、この話、
あまり愉快ではない。
特に現場の店長や店員、
本部のバイヤーたちにとって。
さらにこの件に関してはずっと、
どこからか日経にリークがあって、
記者がそれに飛びついて、
その都度、記事にしているところがある。
これも現場の人間にとって、
おもしろい話ではない。
経営統合は速やかに行うべし。
そして次の方針を鮮明にすべし。
新聞報道が先行すべきではない。
現場が仕事しやすい環境を作る。
それが意思決定をするトップの、
義務だし、責任だ。
さて新幹線は、
ユニー本部のある名古屋を過ぎ、
新大阪へ。
すぐにホテルアゴーラリージェンシー堺へ。
万代ドライデイリー会総会。

㈱万代の取引先の会。
万代副社長の山下和孝さんが、
直近3カ月の業績報告。
29カ月連続予算達成中。
私は聞き逃したが、
「ブリの立ち売り」の話が、
よかった…らしい。
その後、11月の米国勉強会の報告。
9つに分かれた各班から、
それぞれのテーマに沿って、
調査と観察と行動提起がなされた。
1班はエビを中心に水産部門の報告。
2班はカットフルーツと青果の調査報告。
3班はライブ感のある売り場づくりをテーマにした。
4班は調味料やスパイスを調べ、
アメリカの豊富なアソートメントを考察した。

5班は住関連チームで、
「食とのコラボ」を提案した。
6班は、店舗からの情報発信の重要性を確認し、
それを実現する決意表明。
7班も現場から「商品に主張させる」提案。
8班はミート・チームで、
「アメリカ-日本=可能性」とまとめた。
そして最後に9班は、
HEBから「これやな!」と感じ取り、
自分たちの商売のやり方に、
自信を深めたと報告。

9班までの報告が終わると、
間をおかずに、
結城義晴の総括と講演。
毎回90分くらい講演しているが、
今回は全チームの報告に時間を割いて、
私は45分ほど。

各班ごとに、一言ずつ、
コメントして総括。

メーカーや卸売業の人たちと、
万代の店舗、商品部のメンバーとの、
コラボレーション。
この「経験の共有」が、
本当のコミュニケーションを生む。
そのあと、私の講義の結論は、
マーケット・リーダーの戦略の本質。
ご清聴を感謝したい。
講演が終わると、
分科会に分かれて、報告会。
そして全員着席の懇親会。
開会の挨拶は、山名昇さん。
この会の副会長で、
ケイ低温フーズ社長。

山名さんは、
私の「自ら、変われ‼」を引用して、
スピーチしてくれた。
そして怒涛の懇親。
あっという間に、時間がやってきて、
中締めは畑中秀太さん。
㈱あらた関西支社長。

全員で三本締め。

私は加藤徹さんと写真。
もちろん万代社長。
アメリカにご一緒した黒田久一さん。
㈱三晃社長。

黒田さんは、
商業界スパークルで学んだ、
超のつく勉強家。
㈱アドバンス社長の磯田雅人さん。
同社は万代グループのメーカー。
そして常務取締役の阿部秀行さん。
最後はやはりMiracle前田。

今日の会も前田さんが仕切った。
ご苦労様。
マーケット・リーダーは、
イノベーションが途切れると、
すぐにマーケット・フォロワーになってしまう。
おそろしい。
〈結城義晴〉

Everybody! Good Monday!
[2015vol49]
2015年第50週です。
12月第2週。
あと3週間と5日で、
今年が終わる。
師が走る「師走」。
今年も忙しかった。
しかし忙しさに、
ありがとう。
今週木曜日10日は、
公務員のボーナス支給日。
一般企業も、この時期にボーナスを出す。
そして来週火曜日15日は、
年金の支給日。
年金受給者の人たちも、
ちょっと懐が温かくなる。
Weekly商人舎の日替わり連載、
月曜朝一・2週間販促企画が、
そのことを指摘している。
商人舎magazineの日替わり連載は、
月曜日が2週間販促企画、
火曜日が2週刊天気予報。
どちらも「グライダー効果」がある。
引っ張ってもらうことの効用。
グライダー商人になってはならない。
しかし日常的な行動レベルでは、
『グライダー効果』は活用すべし。
さて糸井重里の『ほぼ日』
巻頭言は「今日のダーリン」
「年の暮れになると、
なにかと1年を振り返るよね」
「生き急いでいるわけでは
決してないのだけれど、
すいぶん、いろいろやってきている」
「仕事でも遊びでも同じなんだけれど」と断って、
ちゃんとやったほうが、おもしろくなる。
ちゃんとやらないと、おもしろくならない。
「これは、人がなにかするときの
『法則』みたいなものだ」
まったくの同感。
木枯や生き急ぐ手をふと止めて
〈朝日俳壇より オランダ・モーレンカンプふゆこ〉
今日は朝から横浜商人舎オフィス。

窓のそとは、紅葉。

午前中に當仲寛哲さんが、
やってきた。

USP研究所所長。
お供は久保田大樹君。
ポルトガルにITの会社をつくった。
相変わらず、精力的な天才だ。
そのポルトガルの凄い商品を、
日本に普及させようという相談。
おもしろい。
さてさて日経新聞のオピニオン欄に、
「止められるか『近代の逆走』」
日経きっての論客・芹川洋一さんが、
世界の情勢について分析し主張する。
「秩序がくずれ混迷してしまうのか、
それとも新たな秩序づくりに動いていくのか」
私も関心を持つテーマ。
「イスラム国」(IS)によるパリ同時テロ、
そのISの本拠地シリアへの空爆、
そこで欧州に押し寄せるシリア難民、
一方で、ロシアのウクライナ侵攻、
波立つ南シナ海……。
芹川さんは、一本の補助線を引く。
ピーター・ドラッカー先生、
「20世紀の原理や原則を補助線とせよ」
そこで「モダン」を3区分する。
プレモダン、モダン、ポストモダン。
英国の外交官ロバート・クーパーの提唱。
著書は『国家の崩壊』。
第1は、権力がばらばらで、
国の体をなしていない混沌とした
「プレモダン」(前近代)の世界。
第2は、国民国家による
「モダン」(近代)の世界。
安全を保障するものは軍事力と考える。
国の主権が何より優先する。
第3は、相互信頼が尊重され、
国という枠組みを超えていく
「ポストモダン」(脱近代)の世界。
欧州連合(EU)がいちばん進んだ例。
クーパー・モデルは欧州統合を念頭に、
21世紀の国家の進むべき方向を示した。
芹川さんは、
理想型で魅力的な議論だが、
「どうにも一本調子では進んでいない。
むしろ逆走している」と否定的だ。
「ク―パー・モデルの逆回転こそが、
世界の現状ではないか」。
ISはまさにプレモダンの世界。
パリの同時テロも9・11も、
プレモダンからポストモダンへの攻撃だ。
それに対するフランスの行動は、
ポストモダンの態度ではない。
モダン国家そのもの。
さらにモダンからポストモダンへの挑戦の例。
ロシアのウクライナ介入、
中国の南シナ海「9段線」の自国領化。
新潟県立大の山本吉宣教授。
「08年のリーマン・ショック以来、
モダン国家の力が相対的に強くなった。
ポストモダンが引っ張られて
モダンの世界に逆戻りしているものの、
なくなったわけではない。
プレモダンを含めて3つが併存している」
これが正しい認識だ。
Forbesのグローバル500。
世界の企業ランキング。
最新版のトップは、
やはりWalmart、年商4857億ドル。
第2位は、Sinopec Group、4468億ドル。
第3位はRoyal Dutch Shell、4313億ドル。
第4位China National Petroleum、4286億ドル。
第5位Exxon Mobil、3826億ドル。
2位と4位が中国の石油会社。
アメリカは1位のウォルマートと、
5位のエクソン。
第6位BP、3587億ドル。
第7位State Grid、3394億ドル。
第8位Volkswagen、2686億ドル。
第9位Toyota Motor、2477億ドル。
第10位Glencore、2211億ドル。
7位に中国の電力会社。
日本は9位のトヨタ、
ドイツは8位のフォルクスワーゲン。
モダン国家の中国が、
グローバル企業ランキングを、
近代に引き戻している。
モダンによるポストモダンへの挑戦の結果、
「ポストモダン国家は再近代化し、
近代国家は近代秩序からはみ出そうとし、
プレ近代は国際秩序そのものを否定する」。
これを「常態」ととらえて芹川さんは、
「ニューモダン」(新しい近代)と名づける。
芹川論説委員長の結論。
「だからこそ、うまく管理し
近代の逆走をとどめることを考えないと、
世界は無秩序の淵に追いやられる」
ん~、最後が惜しい。
どう「うまく管理」すればいいのか。
「ニューモダン」の新語も、
もう一歩か。
ここはフリードリヒ・ヘーゲルの弁証法を信じつつ、
やはりポストモダンの理想を、
追い続けるしかないだろう。
私はそう思う。
ストーブに話煮詰めてをりにけり
〈同 北海道鹿追町・高橋とも子〉
年の瀬には、
世界のことを考える。
もちろん、
ちゃんとやったほうが、
おもしろくなることも。
ではみなさん。
最後の3週間と5日間。
ちゃんとやりましょう。
その方が断然、おもしろい。
Good Monday!
〈結城義晴〉
