結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2014年05月22日(木曜日)

林周二「流通革命」&結城義晴「商業現代化」とNS30周年おめでとう

今日は朝から、
東海道新幹線のぞみ。
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このあたりに富士があるはずだが、
雲に隠れて見えない。

車中、facebookで、
栗原一博さんが、
林周二先生のインタビュー記事をシェア。
栗原さんは㈱ダスキンくりはら社長で、
商業界同友会の新しい重鎮。

私もそれを読んで、
コメントを書いて、
facebookにシェア。

日経web刊のインタビュー記事で、
「流通革命」著者・林周二氏に聞く。

林周二先生は、大正15年生まれ。
ああ、渥美俊一先生や清水信次さんと同じ。
大学のゼミ教授・壽里茂先生とも、
そして私の父とも同年。

1926年、東京生まれだが、
福岡の名門・修猷館から、
東京大学経済学部を卒業して、
研究者の道を歩み、
東大助教授時代の1962年、
『流通革命――製品・経路および消費者』を出版。
発刊は中央公論社だった。

弱冠36歳、早熟の助教授の著書が、
日本の流通革命に火をつけた。

東大教授の後は、
静岡県立大学、明治学院大学、
そして流通科学大学でも教鞭をとった。

東京大学名誉教授。

私は林先生が静岡県立大学教授のころ、
渥美先生を介して交流があって、
お話を聞いたり、
何度か箱根や奈良に、
旅行をご一緒したりした。

日経web刊インタビューは、
ベストセラーのタイトルへの質問から始まる。
「私が考えたのではありません。
編集担当者だった田島義博さんの命名です」
田島先生は前学習院大学院長で故人。

編集者上がりの学者。
私も大いに尊敬していた。

林先生は統計学の専門家。
その観点から流通業を研究した。

「ダイエーの1号店を見に行き、
その繁盛ぶりに驚いたのが
きっかけの1つです」

「見ると聞くとでは大違いだった」。

ドラッカーのポスト・モダンの流儀。
「自分の目で見、耳で確かめよ」

「創業者の中内功さんもいました。
学者が視察に訪れたことに関心を持たれ、
いろいろと教えてもらったのを覚えています」。

ここで研究者・林周二が感じとる。
「何か互いに通じるモノがあったね。
社会が変わっていくような気もしました。
その熱気を書こうと思いました」

林周二が伝えたかったこと。
「当時は高度成長期で、
世の中がものすごいスピードで
変化していました。
そのスピードがもっと速くなることを
言いたかったのです」

このダイエー創業のころから、
既存小売業と比べて、
凄いスピード感はあったし、
それは今も続いている。

ここで面白いたとえをする。
「それまで雑誌と言えば月刊誌でしたが、
週刊誌が出始めた時期だったと思います。
読者の情報に対する欲求が
急速に高まったからです」

これを流通革命のスピードに結び付ける。

私は今、週刊誌がさらに、
Daily Newsのスピードになり、
紙が網に変わりつつあると確信している。

そして紙も完全になくなりはしないし、
網との融合になる。

だから月刊『商人舎』と
商人舎Magazineを併用する。
その中で、商人舎Magazineは、
Monthly商人舎、Weekly商人舎、
そしてDaily商人舎で構成される。

林周二はニヒルだ。

「しかし、変化の速さを
後押ししたスーパーですら、
時代に取り残されるようになった。
今だとコンビニかな。
とはいえコンビニも
安泰ではないでしょう」

この本では、
「問屋不要論」が指摘されている。

よく読むと、そうでもないと私は思うが、
「未来書のような読み方をされた読者もいますが、
『ここは当たっている。当たっていない』と
読まれることに当惑してます。
変化をどう捉えるかを読んでほしかった」

「流通革命」の読者となって、
流通業に飛び込んできた人たちに対して。

「結果的に多くの革命児を
作ってきたことになるけど、
教え子たちにはあまり
勧めなかったね。

流通業はその速さ故に
『人を消耗させる』と見ていたからです。
今もそのようなことが
残っているようにみえます」

私はそのスピードが、
人間を鍛えると考えている。

林先生のスタンスとは、
決定的に異なる。

やはり倉本長治や渥美俊一の立脚点にあって、
それを発展的に革新させていくのが、
私の役目だ。

今、取り組んでいるテーマ。
「『知恵』についての本を書いています」

そして最後に、
「もう、流通革命について
話すことはありません」

ああ、林先生は、
もともと統計学者なんだ。

私は、そう思った。

確か、箱根にご一緒した時だと思うが、
「今、書いているのは『商学大全』です」と、
語った林周二。

それが1999年、
『現代の商学』として上梓された。

流通革命から離れて、
ネクスト・ワンに向かっている。

当時、私はそんなふうに思って、
凄い先生だと感動したが、
今にして振り返れば、
林周二の関心は移ろっている。

私自身は、今こそ、
新しい流通革命が、
起こっていると考えている。

林周二の「流通革命」は、
商業の近代化だった。

それが今、
「商業の現代化」へと
変容している。

自分の足でフィールドを歩き、
自分の目で見、自分の耳で聞くと、
ポスト・モダンのリテール・リボリューションが、
いま、沸き起こっていることがわかる。

そしてそれはおそらく、
統計学としてとらえた「現代の商学」ではない。

定量的な集計分析と、
ちょっとした聞き取りだけでは見えないものが、
継続的で丹念なフィールドワークによって、
くっきりとしてくるのだ。

さて、今日の私は、
2時間15分ほどで新大阪。
タクシーで大阪帝国ホテルへ。
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菓子卸売業のエヌエス研究会。
その創立30周年記念式典と懇親会。
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全国の菓子問屋13社が加盟して、
「一つの会社の如く」協業する。

林周二「問屋不要論」は従って、
当たってはいない。

食品問屋では、
三菱食品や国分が2兆円を超え、
他の卸売業も重要な社会的機能を果たしている。

控室で、エヌエスの幹部の皆さんと写真。
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式典が始まると、
前列には先ほどの幹部の皆さん。
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そして渡邉健次会長の挨拶。
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えびす本郷㈱代表取締役社長。

続いて佐藤治男副会長が、
エヌエス研究会の概要と歴史的成果、
経営方針を丁寧に説明。
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㈱外林代表取締役社長。

エヌエスはプライベートブランドを開発している。
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来賓を代表して、
㈱明治の田上康孝さんが祝辞。
常務執行役菓子営業本部長。
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閉会の辞は、石河勲エヌエス研究会役員。
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福岡の㈱イシカワ代表取締役社長。

その後、10分の休憩の後、
結城義晴の記念講演。
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80分のところ、
少し早く始まったので、
ギリギリまで90分。
「食品産業の展望と課題」
一気に語った。

ご清聴を、感謝したい。

その私の講演への謝辞は、
㈱外林会長の外林久忠さん。
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商業界『商売十訓』を掲示して、
私の講演を褒めてくださった。

ありがたい。

その後、控室で、
来賓の皆さんと交流。
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私の隣から、
フルタ製菓㈱会長の古田鶴彦さん、
㈱不二家代表取締役社長の櫻井康文さん。
櫻井さんは〈毎日更新宣言ブログ〉の大ファンで、
月刊『商人舎』の愛読者でもある。
本当にありがたい。

さらにカルビー㈱社長の伊藤秀二さん、
春日井製菓㈱社長の春日井康仁さん、
UHA味覚糖代表取締役社長の山田泰正さん、
そして江崎グリコ㈱の江崎勝久さんと、
㈱ブルボン専務取締役の星野倖夫さん。

菓子業界のそうそうたるメンバー。

懇親会が始まって、
エヌエス研究会幹部がお出迎え。
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会場には管弦楽カルテット。
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副会長の白石純一郎さんの挨拶。
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熊本の㈱白石代表取締役社長。
私は縁あって、
白石さんが課長の時代から知っている。

素晴らしい社長になった。

来賓挨拶は、
江崎グリコ㈱社長の江崎勝久さん。
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乾杯の音頭は、
カルビー㈱の伊藤秀二さん。
代表取締役社長兼COO。
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そして懇親。

懇親会では全員が、
これまでの30年と、
これからの30年を思い浮かべつつ、
菓子業界の将来を考えた。

そして、中締めは、
㈱ブルボン専務取締役の星野倖夫さん。20140523004059.jpg

最後の挨拶は、
エヌエス研究会役員の花森清茂さん。
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北陸の㈱アイワ・フィット代表取締役社長。

エヌエスのみなさん、
おめでとう。

そして最後は、
ホテル2階のバーで、
若手リーダーの皆さんと懇親。
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ありがとう。

楽しかった。
応援します。

林周二の「流通革命」。
その「問屋無用論」。
これだけが独り歩きすることは、
林先生も心外だろう。

ただし、製造業も卸売業も小売業も、
大きくても、
社会貢献できない企業が、
「不要」となって、
小さくとも、
社会にお役立ちする企業が、
「有用」となる。

そしてそれらの協業は、
「商業現代化」の大テーマである。

私は生きている限り、
このことを語り続けるだろう。

〈結城義晴〉

2014年05月21日(水曜日)

羽生善治「将棋名人位復帰」と広澤克実「勝利至上主義の弊害」

昨日帰国して、
今日は講演会の予定だったが、
私自身は本当に助けられた気分だが、
延期となった。

そこで、夕方の3時過ぎに、
横浜商人舎オフィスに出社。

あ~あ、疲れた。
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ビュッフェのピエロをもって、
おおきく息を吐く。

Daily商人舎に投稿。
マツモトキヨシ連結決算は
ROA10.2%・ROE9.4%

増収増益です。

日本では、第72期将棋名人戦の第4戦。
これまで挑戦者の羽生善治三冠が3連勝中。
森内俊之名人はカド番に追い込まれていた。
どちらも指し盛りの43歳。

今夜の8時18分、111手で森内が投了。
羽生の4連勝で決着。
天才の名人位復帰が決まった。

私も将棋を指すが、
その棋風はどう見ても森内派。
しかし羽生流が好きだ。

好きだというだけで、
羽生を見習おうとは思わない。

そんなものかもしれない。

しかし、これは、
私の提唱する「ポジショニング戦略」に通ずる。

独自の立ち位置を築く。
それは好き嫌いからのものではない。

自分の本質から発することだ。

だからポジショニングとは、
真似るものではない。

何でも真似ることは、
だからまったく理論的ではない。

日経web刊の『ダイヤモンドの人間学』。
元プロ野球選手の広澤克実が書く。
ヤクルトと阪神で活躍した明治大学出身の打者。

「右投げ左打ち増え」と、
日本野球のレベル低下に、
警鐘を鳴らす。

「体育が『5』の子が
野球をやらないんですよ」。
広澤がこの春、
ドキっとした言葉がこれだ。

「由々しき問題である」と、
まず嘆く。

野球少年の全体数は、
それほど減っていない。

しかし、体育の成績が「5」という子どもが、
野球をやらなくなった。

みな、サッカーにとられる。

さらに、「右投げ左打ち」の選手が増えているが、
それに疑問を投げかける。

理由は、右投げの子供が多いが、
左打ちへの矯正はしやすいこと。
そして左打ちのほうが、
野球では有利であるとされること。

リトルリーグ、シニアリーグ、少年野球、
それに高校野球の指導者が、
「この選手を大きく育てよう」という理想を見失い、
目先の結果、目の前の大会や試合に勝つことを、
優先して、左打ちに矯正する現状がある。

つまり、勝利至上主義の弊害。

さらに野球選手は十人十色で、
だからおのずと適材適所のはずだ。

しかしこの認識も足りない。

仕事とビジネスで言えば、
目先の売上利益至上主義と、
適材適所の欠落。

それが人材育成を阻む。

同じことだ。

「選手のタイプによって指導法は変わるのだ。
どんな選手も十把ひとからげに
同様の指導をしていては
選手個人のレベルは上がらない」

私が説く「ポジショニング戦略」でも、
人財の育成は十把ひとからげではいけない。

商人舎ミドルマネジメンント研修会でも、
「グライダー人間」を否定し、
個性を尊重する。

ピーター・ドラッカー先生は説く。
〈マネジメントとは、
人の強みを
発揮させることである〉

広澤は、そうならないために、
「ゴールデンエイジの一貫教育」を理想とする。

10~18歳、あるいは小・中・高校生時代。
「挨拶、礼儀、 感謝といった規律を指導できる人間と
正しく技術を指導できる人間の両方が教官となり、
子供たちを育てるアカデミーができたら最高」。

ただしこれも広澤の「最高」であって、
ハナから押し付けになってはいけない。

なぜならすべての体育「5」の子供が、
プロ野球選手を望むわけでもないからだ。

私も40代のころ、
ジュニア・ソフトボールの監督をやっていた。

異なる個性とチームワークの融合。
それが私自身のテーマだった。

このブログで何度も書いているが、
私は選手も部下も子供たちも、
本人独自の成長の「邪魔をしない」ことを、
モットーとしてきた。

それはもちろん野球指導者の、
目先の勝利を優先する考えの対極にある。

小学校に入る前から、
親が勝手に子供の道を決めてつけてしまったり、
何らかの一貫教育を決定づけてしまうことも、
それは危険であろう。

ただし私は、
「中学・高校の一貫教育」は、
有効な考え方だと思っている。

羽生善治や森内俊之は、
小学生のときから、
自我を確立し、頭角を現した。

羽生は小学校1年生のとき、
同級生から駒の動かし方を教わった。
これは自然な成り行き。

2年生の夏、
将棋に熱中する我が子を、
母親が観察して、
将棋道場「八王子将棋クラブ」に通うようになった。
これも羽生少年の自我から発したものだった。

その後、驚異的な成長で、大人を負かせ続け、
6年生の春、小学生将棋名人戦で優勝。

同年、奨励会入会試験に合格し、
3年間で中学生プロ棋士となる。

周りの大人たちが、
羽生の「邪魔」をしなかった。

おまえはこれだと、
決めつけなかった。

それが本人らしい成長を促し、
ほんものの天才を生んだ。

天才でなくともよい。
本人らしく生きること。

親のエゴは何よりも、
退けられるべきものだ。

アメリカから帰ってきて、
将棋名人戦の報に触れ、
人間の成長を考えた。

私のアメリカ研修会、
一人ひとりの成長発展の、
「邪魔」をしなかっただろうか。
本人らしい成長の後押しになっただろうか。
十把一絡げ研修となっていなかっただろうか。

そんなことを思った。

みんな、自分らしく、
成長してほしい。


〈マネジメントとは、
人の強みを
発揮させることである〉

それを、こころから願うものだ。

〈結城義晴〉

2014年05月20日(火曜日)

ラスベガス研修旅行から帰国、「Youは何しにアメリカへ?」

帰国しました。

第16回商人舎海外視察研修会。
今回はラスベガスでのBasicコース。

サンフランシスコ国際空港で、
解団式の後の全員写真。
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いかがでしょう。

全員の目がキラキラしているでしょう。
前夜はラスベガスの最後の夜で、
眠っていない人もいるだろうに。

さて、昨日の19日。
チーム別の発表と個人理解度テストの表彰の後、
結城義晴最後の講義。
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いつもいつも、
とても大切にしている。
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全員が集中して、聴いてくれる。
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私は本物の知識商人を養成して、
商業の現代化を成し遂げようと考えている。
アメリカで7日間も一緒に勉強した人たちは、
その知識商人そのものだ。
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彼らは、派遣してくれた企業にはもちろん、
おおいに貢献してくれる。
同時に、商業全体の中で、
十二分に仕事を成し遂げ、
古い小売業や消費産業を乗り超えてくれる。
それが商業基幹産業化を果たす。
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そのためには、
自らイノベーションし続けることが必須。
小さなイノベーションの継続が、
大きな産業の現代化につながる。

「自ら、変われ!」

これが私の最後のメッセージ。
ご清聴を感謝したい。

講義が終わってから、
大野愉香さんの本にサインして、写真。
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この日、発表されたイオンとマルエツ、カスミの経営統合。
大野さんは渦中のイオン子会社マックスバリュ関東の社員。
今回は唯一、自費での個人参加だった。
意欲あふれるイオン・ピープル。
頑張ってほしい。

朝に希望、
昼に努力、
夕に感謝。

最後の講義の後は、
各自、自由研修。
私は自室で、ずっと書き物。

その後、夕食は中華料理。
Joyfull House。
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ダウンタウンでもストリップでもない、
郊外の店だが、
「The best of Las Vegas」に選ばれている。
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入口で写真。
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野菜を中心にオーダーして、
大満足。
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現地コーディネーター五十嵐ゆう子さんと、
商人舎チーフディレクターの鈴木敏さん。

夜は、ホテルニューヨークニューヨーク。
シルクド・ソレイユのズーマニティ。
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楽しむことも、たまには必要。
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まっ赤な舞台。
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まさに「現代化」されたサーカス・ショー。

はじめはこれもポスト・モダンの道化。
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ズーマニティを堪能した。

みなさんも、ラスベガスに行ったら、
ぜひ、ご覧下さい。

一夜明けて、もう、帰国。
5時に集合して、ラスベガス国際空港。
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チェックインをして、くつろぐ。
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この後、10数時間もタバコが吸えない喫煙組。
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私はその間も、原稿書き。
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飛び立つと、ラスベガスの街。
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次は秋の研修会。
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よろしくお願いします。
街にお願いした。

土だらけの山並みが続く。
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その中に三つの光。
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シェラネバダ山脈。
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頂きに雪を抱いた峰々。
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1時間半で、雲の切れ間にサンフランシスコ郊外。
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ラスベガスとはうって変わって、
緑と水色が美しい。
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ユナイテッド航空の機体が並ぶ。
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100番ゲートに集合して、
解団式。
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両手の人差し指で、
三本締め。

そして再び冒頭の写真。
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大きな成果をもって、
その成果を発揮するために、
帰国します。

この機体に乗り込んで、
10時間のフライト。
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サンフランシスコの上空。
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海岸べりはくっきり。
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それから太平洋上を飛び続ける。
景色はずっと、白と青。
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日本列島が見えてきた。
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銚子の犬吠崎。

千葉県は美しい緑。
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日本はやはり、いい。

成田空港について、チェックアウトし、
トランクを受け取って、外に出たら、
テレビ東京の番組クルーに出会った。
「Youは何しに日本へ?」
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私たちは「何しにアメリカへ?」

それをもう一度、噛みしめて、
明日から全力で仕事に邁進しよう。

みんな、頑張ろう。
みんな、ありがとう。

一生、忘れない旅だった。

〈結城義晴〉

2014年05月19日(月曜日)

イオン首都圏SM連合構想とラスベガスBasicコース調査発表と表彰

Everybody! Good Monday!
[2014vol20]

2014年第21週。
5月第4週。

Good Monday!と呼びかけ、
Good Morning!と声を掛け合うものの、
今朝、衝撃的なニュース。

すべての人にとって、
Goodではなかったかもしれない。

前々から噂されていたことだがイオンが、
「首都圏スーパーマーケット連合」を創設。
来年3月までに、持ち株会社を設立して、
その傘下にマルエツ、カスミ、
そして子会社のマックスバリュ関東を、
まとめていく。

Daily商人舎に詳しく書いたし、
この後の展開や他社の行動なども、
考察した。

昨年10月の『月刊商人舎』。
特集は「日本小売業M&A異変!」。
予測以上の急展開。

明らかに時代は変わりつつある。

現状に安住していたいという願望は、
そうそう許されるものではなくなった。

今週の結城義晴のスケジュール。
今日の月曜日に、帰国の途について、
明日、火曜日20日、帰国。
明後日、水曜日21日は、
午後1時から東京で
㈱スポットライト主催講演会。

私が欧米動向やIT活用のマーケティグを語る。

木曜日は大阪へ。
大阪帝国ホテルで、
NSグループ創立30周年記念講演。

全国の菓子卸売業が協業するNS。
講演テーマは、
「食品産業 の展望と課題」
菓子業界の皆さん、
ご清聴をお願いします。

そして金曜日は東京に戻って、
PCSA懸賞論文&エッセー表彰式と、
その後のPCSA勉強会の講演

帰国後も、あっちこっちから、
呼ばれています。

ありがたいことですが。

さてラスベガスでの研修の日々。
最終盤に差し掛かった。

一昨日は朝8時半から30分間、
理解度テストを実施。
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設問は5問。
キーワードは書き込んでもらうが、
ほとんど自分の概念の説明を書く。
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ラスベガスの街の喧噪のなか、
ここだけは静寂で濃密な30分。
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終ったら、ため息が流れた。

その後は、調査チームごとに、
ディスカッションタイム。
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結局、1時間20分をとったが、
これが重要な時間だ。
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それぞれが調査の結果を基に、
考察し、討論し、結論を導き出す。
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違った企業のチームメンバーが、
自分の意見を戦わせる。
それがいい。
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結論はグラフ化して、提出。
ご苦労様。

その後、結城義晴の第3回目の講義。
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三度目の講義は、
調査分析への解説から。
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ショッピングセンターのガイダンス。
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講義はまだまだ続く。
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それから最後の視察研修。

そして一晩が明けて、
昨日19日の研修会最終日の午前中は、
チーム別に視察店各社の商品政策の分析発表。
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視察店ごとに、PF(プライス&フェイシング)商品調査を行って、
グラフを作成し、それに基づいた分析を発表する。
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説明する人、
グラフを指し示す人、
補足する人。
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チームごとにプレゼンテーションの工夫をする。
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チームごとに説明が終わると、
質疑応答。

私も質問席にいて、
ときどき口を挟む。
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8時半から始めて、
最終プレゼンのグロサリー部門が終ったのが、
10時ごろ。
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私も前に出て、調査分析の解説をする。
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10時から10時20分まで、
厳正な審査委員会を開催して、
それらの優秀チームが決まった。
心からおめでとう。

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青果部門チーム
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乳製品チーム。
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ベーカリーチーム。
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優秀3チーム揃って、写真。
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それから上位金銀銅メダルチーム。
まず、チームワーク賞も合わせてとったミートチーム。
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準優勝はドリンクチーム。
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そして優勝の最優秀は、
フローズン部門チーム。
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商品の月刊『商人舎』5月号をもって、ポーズ。
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チーム賞の表彰が終わったら、
一昨日の理解度テストの表彰。
絶対評価だが、
上位5人がSクラスとして選ばれた。
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優秀者は
マックスバリュ関東㈱の大野愉香さん
㈱関西スーパーマーケットの木下善博さん、
亀田製菓㈱の田村信一さんの3人。
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そのSクラスでも特に優秀な二人がいた。
最優秀者として表彰。
20140520014613.jpg

㈱マツモトの小谷真也さん。
㈱ロピアの田中悟さん。
20140520014629.jpg

商品をもって、
ポーズ。
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全員がよく学んだ。
表彰者はその代表に過ぎない。
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私にはそれが、なによりうれしい。

学ぶことはおもしろい。
学ぶことは尊い。
学ぶことは生きがい

私も、みなさんも、
生涯学び続けよう。

では今週も、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2014年05月18日(日曜日)

ジジと商人舎ラスベガス研修会[日曜版2014vol20]

ジジです、こんにちは。
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ユウキヨシハルのおとうさん。
いません。
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おおきなカバンに、
いろいろつめて、
でかけていきました。
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ヒコーキにのって、
アメリカのラスベガス。
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すごく、おもしろいところです。
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でも、あつい。
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38℃。

だからレストランでは、
ミストをながしてる。
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ヒガサ、ひつようです。
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ボクもぐったり。
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おとうさんも、
おひるね、したほうがいい。
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でも、キャップをかぶって、
ライフスタイルセンターをあるく。
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コンテナストアで、
ショッピングして。
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アウトレットセンターでも、
おかいもの。
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いいなあ。
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それから、おいしいものも、
たべた。
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ホールフーズのデリ。
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イン&アウトのプロテインバーガー。
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ん~! ヘルシー!!
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いいなあ。
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でも、おシゴトは?
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たくさん、お店をめぐった。
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リサーチ。

おとうさんの専門。
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それから、
たくさんの人に、
あった。
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ステファニーさん。
おシゴトとボランティアをしている。

フォト。
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テストもした。
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みんな、がんばった。
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リサーチとディスカッション。
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おとうさんは、うれしい。
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学んでくれることが。
みんなが、成長することが。

そして講義。
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つたえたいこと、
おしえていこと、
すべてを学びとってもらえるわけではないけれど、
つたえるし、
おしえる。
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だから講義は、
まいあさ、3時間。
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それがおとうさんのシゴト、
おとうさんの役目。

がんばってきて、ください。
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ボクはいつも、
まってます。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2014年05月17日(土曜日)

GMリコール制裁金35億円とベガス「スイカの売り方フォーマット論」

ゼネラル・モーターズのリコール問題。
GMは小型車コバルトなどで、
エアバッグ不作動の欠陥の事実を、
なんと10年以上も放置。

調査ではこの間、
少なくとも13人が事故死している。

GMは今年2月に、
やっと無償回収・修理を始めたが、
この放置問題に対して、
アメリカ運輸省の高速道路交通安全局が、
3500万ドルの民事制裁金を課した。
100円で換算すると35億円。

これは一度に課された制裁金としては、
過去最高。

2010年の大規模リコールでは、
日本のトヨタが都合3回、
合計約6600万ドルの制裁金を課された。

「企業の目的は顧客の創造である」
ピーター・ドラッカー。
「店は客のためにあり、
店員とともに栄える」

倉本長治。

リコール隠しは、
従業員の良心を痛める。

すなわち、
エンプロイー・サティスファクションからは、
ほど遠い行為だ。

もちろん、
カスタマー・サティスファクションとは、
正反対の行為である。

大いに制裁を受けるべきだ。

さて、ラスベガス滞在、
3日目の金曜日の朝。

フラミンゴホテル3階には、
会議室が並ぶ。
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その一部屋RINOⅡで、
結城義晴のセミナー。
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8時半から11時半までの3時間、
朝から集中して講義する。
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この日のテーマは経営戦略。
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私の持論であるフォーマットとポジショニング戦略、
コモディティとノンコモディティの商品整理を、
わかりやすく語る。
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従来のチェーンストア論では整理できない
アメリカの現象を、いかに、紐解くか。
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チェーンストアの現代化に必要な考え方を
丁寧に解説した。

その後、専用バスで視察。
まずウィンコ・フード。
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ファサードに掲げられているのは、
「従業員が所有する会社です」
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こんな小売業には、
リコール隠しなど起こらない。

だからウィンコは、
ウォルマートの100分の1の規模ながら、
ウォルマート以上に低価格を出して、
大健闘。
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アメリカのスーパーマーケット業態の、
フォーマット化現象の典型企業の一つ。

さらにスプラウツ・ファーマーズ・マーケット。
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昨年8月に株式上場し、
意気上がる同社が、
今年4月30日にオープンさせたばかりの新店。
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ずいぶんと営業臭くなったが、
それだけ商売の面では勉強になる。

隣はリカーショップのトータルワイン。
すばらしい!
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イオン・リカーの諸君は、
もう眼をつけているのだろうか。
二つの注目店舗、
近々に、商人舎magazineの、
Weekly商人舎・週刊特別企画で報告しよう。
昼には、商業施設がズラリ並ぶサンセット地区へ。

昼食はその中のIN-N-OUTバーガー。
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45個の注文を淡々とこなす。
実に美しいオペレーション。
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炭水化物ダイエット続行中の私は、
裏メニューのプロテインバーガーを注文。
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ハンバーグをバンズの代わりに
レタスで巻いたヘルシーバーガー。
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これがジューシーで美味しい。

この集積の中心は、
ギャラリア・アット・サンセット。
超大型のショッピングセンター。
いわゆるスーパーリージョナルセンター。

メイシーズ、JCペニー、
そしてコールズとディラードが、
核店舗として入る。

これにノードストロームでも揃えば、
全米百貨店総出演ということになる。

ファサードの前で恒例の記念写真。
いつものようにポーズを指揮。
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完璧なポージング。
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ラスベガスは今日、
なんと華氏99度。
摂氏37度。
体温より高い。

バスを待つのも日陰を選ぶほど。
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そしてウォールマート・スーパーセンター。
青果売場はウィーターメロンのプロモーション。
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青果部門の入口にまずプレゼン。
その奥のメイン売場にもメロンの平台が見える。
メイン売場では、
まずネット系メロン1ドル88セント、
ハニデューメロン2ドル48セント、
ウォーターメロン小3ドル48セント。
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続いて、
左の種無し4ドル98セント、
右の種ありの6ドル48セント。
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一番売りたいのが、
そして一番お買い得なのが、
入口の4ドル98セントもの。

実によく考えられた売場展開だ。

次は、コストコ。
メンバーシップホールセールクラブの雄。
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相変わらず絶好調で、
どこよりもお客が入っている。
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コストコのウォーターメロンは、
種なしで1個4ドル29セント。
そしてこの単品大量・大迫力売場。
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全部、スイカの1アイテム。

ウォルマートとは業態が異なり、
フォーマットが異なる。

それが異なれば、
売り方も変わるし、
価格も違ってくる。

しかし顧客は、
どちらの店も評価し、
納得している。

だから一人の顧客がどちらにも行く。

それがコンテスト型競争だ。

とにかく「価格が安ければいい」では、
ないのだ。

売り方はフォーマットに、
深く関連している。

なぜならフォーマットとは、
新しい売り方だから。

それがわからない人間は、
フォーマットなど学ぶ必要がないという。

商売を学べばいい、と。

しかしフォーマットこそ、
商売の方法の有力なセオリーの一つだ。

セオリーを理解しようとせず、
とにかく学ぶことを我流という。
ここには科学的態度が欠落している。

商売はサイエンスである。
同時にアートでもある。

故ジョー・アルバートソンの言葉。

我流も悪くはないが、
自分の仲間や上司、部下に、
どう、コミュニケーションするのだろう。

大抵は、
「わかるやつはわかる」の悪しき職人方式か、
「とにかく真似ろ」の体育会系根性方式になる。

つまり、ノン・マネジメントになる。

コストコでは店外入口で、
ホンダ・アコードを販売。
20140517212259.jpg
これでもかと、
商売を展開するコストコ。

3日目最後の締めの視察店は、
トレーダー・ジョー。
20140517211207.jpg

3店目のトレーダー・ジョーでは
ワインやソルト、トマトケチャップなど基礎商品、
さらにナッツ類、シェアバターのクリーム、
思いだせないくらい土産を購入。
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でも値段はまったく気にならない。
それがトレーダー・ジョーの魅力だ。

トレーダー・ジョーは、
トレーダー・ジョーのポジショニングを確立し、
その戦略行動が反映された、
トレーダー・ジョーのフォーマットとなっている。

ホテルに引き返してから、
夕食は事務局だけの打ち合わせ。
タクシーを飛ばして
日本料理店「稲葉」へ。
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これが実にいい店で、
すばらしい料理だった。
大満足でおなかいっぱい。

現地コーディネーターの五十嵐ゆう子さんと
トッパントラベルサービスの鈴木敏さん。
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今日も充実した一日だった。
しかし朝の3時間講義は疲れた。
華氏99度にも参った。

それでも、
フォーマットとポジショニング。
理解してもらえただろうか。

明日の朝は、
理解度テストが待っている。

科学的態度を期待し、
健闘を祈る。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2014年05月16日(金曜日)

ウォルマート第1四半期決算とラスベガス講義・調査・インタビュー

日経新聞『企業欄』、
フラッシュニュースの短い記事。
「カスタマー・コミュニケーションズ
ビッグデータ活用支援強化」

私が非常勤取締役を務めるFSPの会社。
カスタマー・コミュニケーションズ㈱。

「官民ファンドの産業革新機構などから
約5億円を調達」

調達先は、今のところ5社。
株式会社産業革新機構(能見 公一社長)、
株式会社プラネット(田上 正勝社長)、
株式会社博報堂プロダクツ(江花 昭彦社長)、
株式会社ドコモ・インサイトマーケティング(大竹口 勝社長)、
株式会社インテック(滝澤 光樹社長)。

増資して、システム投資をし、態勢を大幅に整備し、
「ビッグデータの活用支援事業を強化する」。

本腰を入れて、
日本の顧客ID-POSの購買履歴データの活用を進め、
簡易分析サービスや販促支援を展開して、
業界の発展に貢献します。

よろしくお願いします。

さて、今日のDaily商人舎。
ウォルマート2014年第1四半期発表
「微増収」ながら大寒波の影響で「減益」
0.8%の微増収といっても、
年間に換算すると3兆4000億円にもなる。

ウォルマートは、
パーセンテージで論じてはいけない。
額で評価するべきだ。

粗利益率でモノを考えるのは二次的な分析として、
基本的には粗利益額を目標とすべきであるように。

さてラスベガス滞在2日目。

朝8時半に、レジデンス・イン・マリオットホテルを出発し、
フラミンゴホテルの会議室へ。

今日から最終日まで、
このフラミンゴホテルを拠点に活動する。

ストリップの中心に位置するラスベガスの定宿。

さて第1回の結城義晴のセミナー。
ベーシックコースでは毎朝、
2時間を超える講義を行う。
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9時から11時半まで、
アメリカ小売業視察の見方から、
視察企業の立ち位置までを解説。
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さらに世界商業の革新と経営数値との関連性、
商売の理念まで、一気にガイダンス。
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参加メンバーは今日と明日の2日間、
9チームに分かれて、
視察店の商品&価格調査を行い、
各社のMD戦略を研究する。
ベーシックコースの特徴の一つだ。
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その研究結果を最終日に発表し、
優秀チームを表彰する。

だからか、朝からみんな真剣なまなざし。
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講義の後、2日目の視察をスタート。
向かったのはホールフーズ・マーケット。
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ホールフーズではインタビュー。
マーケティング・スーパーバイザーのカールさん。
20140516215029.jpg
店内入口でのインタビューには、
来店客が興味深そうに視線を送ってくるが、
カールさんの解説は30分以上にも及んだ。

心より感謝。
20140516215258.jpg

昨日はホールフーズの食材を購入し、
調理して楽しんだが、
今日は商品調査。

ベーカリーのチーム。
どんな商品を調べるかが大事。
20140516215443.jpg

フローズンフードのチーム。
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ミートのチームは商品選択に迷っている。
20140516215732.jpg

そこでアドバイス。
20140516215828.jpg

昼食はホールフーズのデリ。
昨日は素材などを調理をし、
今日はサービス・デリを実食して、学ぶ。
20140516220136.jpg

私はケールとブロッコリのサラダと、
キャロット&トマトスープのヘルシーランチ。
20140516220044.jpg

次に、セーフウェイ傘下のボンズ。
20140516220248.jpg

セーフウェイはスーパーマーケット第2の企業。
しかしアルバートソンとの統合が決まり、
現場はどのような影響を受けているのか。
20140516220436.jpg

お客はひどく少なく、
従業員にもまるで元気がない。
なにより、きれいに陳列された売場だが、
活気がなさすぎる。
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それでも各チームの真剣な商品調査は進む。
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3兆6000億円の年商のセーフウェイ。
店も従業員も可哀そうだ。
そんな感想を抱いてしまう。

一方、スーパーマーケット第1位クローガー、
そのネバダ州の傘下企業スミス。
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こちらは41四半期、
連続既存店売上げ増。
お客もよく入っている。

みんなの商品調査も慣れてきた。
デアリーのチーム。
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いろいろな質問を受ける。
そして現場でレクチャーする。

グロサリーのチーム。
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スミスと車で数分のトレーダー・ジョー。
独自のポジショニングで、
相変わらず大繁盛。

マーク店長のインタビュー。
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通訳は五十嵐ゆう子さん。

トレーダージョーのファンになったメンバー。
メモを取るのも真剣。
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参加者の質問にも丁寧に答えてくれた。
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マーク店長を囲んで記念撮影。
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別れ際、キャプテン・マークから、
「あなたは働き過ぎで疲れてるね」と一言。
そして固い握手。
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思わず苦笑い。

2日目最後の視察は
ウォルマート・ネイバーフッドマーケット。
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今日のDaily商人舎でも、
この第1四半期の既存店売上高5%増。
絶好調振りを報道している。

もちろん、商品を調べるメンバーたち。
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5店目ともなると皆、慣れたもの。
チームでの調査が商人舎の特徴。

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チームワークの勉強にもなるし、
何よりスピーディ。

だから視察時間も有効に使うことができる。

2日目の視察を無事に終わった。
今日はラスベガスの暑さが堪えた。

夕食はストリップを散策しながら、
有志で韓国レストランへ。

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19時半だというのに、この明るさ。
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人込みをかき分けて、
街を楽しみながら
30分ほど歩く。
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そしてレストランでのビールと焼肉。
35人ほどでの会食となった。

乾杯は大村雅彦さん。
㈱マツモト執行役員商品部長。
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冷えたビールで乾杯。
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ボリュームたっぷりの焼肉に、
冷えたビール。

痛風を心配しつつ、楽しんだ。
いい食事会だった。

それにしても、
絶好調のホールフーズ、トレーダー・ジョー、
元気いっぱいのクローガー・スミスと、
ウォルマート・ネイバーフッドマーケット。

セーフウェイ・ボンズの落ち込みが、
余計にひどく感じる。

これがアメリカの競争だ。
そして日本も、競争に関しては、
同じトレンドの中にある。
(つづきます)

〈結城義晴〉

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