結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2013年05月28日(火曜日)

糸井&ドラッカー、そしてイズミ山西会長の「既に起こった未来」

昨夜は
東横線の最終電車で帰宅。
ギリギリまで、
立教大学池袋キャンパスの研究室。

何だか疲れが溜まっている。

今朝は、東京・大門へ。
カスタマー・コミュニケーションズ㈱。
恒例の取締役会。

社長の米倉裕之さん、
ほんとうに良くやっている。

辛抱強い。
冷静。
それでいて、
意思がある。

もうすこし、もう少し。

頑張れ。

役員会が終って、
落ち着く間もなく、
新宿・都庁前へ。

東京都庁舎が、
初夏の空にそびえる。
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足元には屋外彫刻。
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速水史朗作「宇宙からのメッセージ」。
黒御影石。

こちらは、清水九兵衛作「朱甲容」。
アルミ合金・ステンレス製。
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そして、
ベルサール西新宿大ホール。
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第3回商人舎
ミドルマネジメント研修会

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始まりました。
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今日から、2泊3日の合宿。

共に頑張りましょう。

詳細は、明日から。
乞う、ご期待。

さて、『ほぼ日』の巻頭言。
今日は、年齢と時の流れについて、
糸井重里さんが思索する。

「30歳になったときには、
30代を実感できないんですよね。
40歳は40代を、50歳は50代を、
60歳は60代を、
実感できてはいないと思うのです」

私も、同感。

「30代を実感できるのは、
いつかといえば、
30歳代も半ばになったとき、
35歳なんじゃないかなぁ」

「四捨五入したら、
40歳という年齢になると、
『ああ、我は30代なり』と
ほんとうに思えるんです」

「同じように、2000年になったとき、
『ああ、2000年代がはじまった』と
実感できなかった」

ここで糸井重里、法則を紹介する。

「半分過ぎて、実感が湧く」
という法則。

「『人生』ということばも、
人生の半ばを過ぎたあたりにならないと、
似合わないし、
ほとんど口に出さないでしょう」

私は50歳になっても、
「人生」という言葉、
使うに躊躇した。

「男性の平均寿命を80歳として、
40歳にならないと『人生』を
意識しないんじゃない」

とすると私は、
100歳まで生きるか。

「スポーツの試合でも、
試合開始はまだ試合開始してない。
半分くらいを過ぎたあたりで、
『どうやって勝つか』の
切実さが出てくるでしょう」

私の経験からすると、
真剣勝負の試合では、
開始の時には緊張しすぎて、
半分過ぎてから実感が出てきて、
8割ほど過ぎてからしか、
最後が感じられない。

糸井さんは、
ちょっとカッコつけて整理する。
「過去のなかには、
現在が薄く含まれていたし、
現在のなかには、
すでに未来が練り込まれているし、
現在が目に見えるようになるためには、
もう未来という距離に立つしかない‥‥」

ピーター・ドラッカー先生の概念。
「既に起こった未来」

それは、糸井さんの言うことと、
シンクロしている。

日経新聞の『交遊抄』に、
㈱イズミ会長の山西義政さん登場。
現在、91歳。

「総合スーパーを経営してきた経験から、
物事を決断するのは
早いほうだと思っている」
この自信。

「その私と
同じくらいの即断即決で馬が合い、
長年の友情をはぐくんだのが
故小崎信さんだった」

「出会ったのは42年前」

糸井流の見方ならば、
山西さんはこの時、
小崎さんとの生涯の付き合いは
見えていなかった。

イズミ初の郊外への、
本格的ショッピングセンター開発の時。
「広島市内のある畑作地に目星をつけ、
用地として打診したのが
農家の小崎さん」

「難航するかと思われた交渉は
意外なことにすんなり決まった」

小崎さんには、
先見性があった。
「併設するはずだったボウリング場計画をやめ、
地域貢献をすべきだと助言されて
駐車場で盆踊り大会を開くことを決めた」

このときの「盆踊り」は、
いまも40年の歳月を超えて、
地元の一大イベントとなっている。

小崎さんには、
未来が見えていた。

小崎さんのご両親は日系移民で、
小崎さんは米国生まれだった。
日米での経験から、
小崎さんには広い見識があった。

とすると、米国小売業には、
「既に起こった未来」があった。
小崎さんはそれを見ていた。

小崎さんは
12年前に逝ってしまったそうだが、
91歳で現役を続ける山西さん、
「未来から現在を」見ながら、
経営の舵を取り続ける。

山西さんには、
人生を語る資格が、
有り余るほどにある。

〈結城義晴〉

2013年05月27日(月曜日)

『商人舎』5月号第2弾公開「ニッポンCRM元年!!」続編のおススメ

Everybody! Good Monday!
[2013vol21]

2013年第21週。
5月最終週で、
週末の土曜日から6月。

ひるがへる旗の如くに夏来たる
〈朝日俳壇 神戸市・大塚英登〉

もひとつ。
ゴスペルを歌ふがごとく夏は来ぬ
〈朝日俳壇 鶴ヶ島市・渡辺隆〉

夏は、
勇ましく、
元気に、
やって来るらしい。

ならばこちも、
勇ましく、
元気に、
その夏を迎えたい。

それが今週の在り方だ。

さて、今朝、
商人舎magazineで、
5月特集の第2弾を公開した。
5月の特集は、
「ニッポンCRM元年!!」

その第2弾は、
3本のコンテンツでできている。

Web Magazineは実に便利だ。
新しいコンテンツや情報、新しいケーススタディを、
どんどん付け加えることができる。

第1のコンテンツは、
サンキュードラッグ社長平野健二の「CRM三昧」
結城義晴書き下ろし。

ドラッグストア業界で最も、
カスタマーリレーションシップに熱心な会社。
福岡県北九州市を中心に、山口県下関市まで、
ドラッグストアのドミナントを築くサンキュードラッグ。
年商194億円、64店舗。

その経営戦略。

第2のコンテンツは、
【OUTLINE】ダンハンビー社
「テスコ、クローガーのFSPを推進」
世界28カ国でFSPのコンサルティングを展開する。
その全貌。

そして第3のコンテンツは、
リテールCRM最前線
「小が勝つ」時代とMeコマース!

米倉裕之の書き下ろし。
カスタマー・コミュニケーションズ㈱代表取締役社長。
こちらは日本のID-POS活用マーケティング会社。

米倉さんが紹介する「Meコマース」、
実に面白い。

そこで5月号の特集の目次は、
以下のようになった。

特集「ニッポンCRM元年!!」

Cover Message
2013年5月
表紙の言葉。
「顧客を知れ!」
よく言われることだ。
しかし、あなたは自分のお客のことを
どれだけ知っているだろうか。
顔を見知っているか。
名前を憶えているか。
何をどれだけ買ってくれるか、
わかっているか。

【Message of May 2013】
商売は科学だ
リテールをサイエンスせよ。
いや、商売は勘と経験だ。
あなたは、どっち派?
現代の消費社会と情報社会を鑑みれば、
明らかに、サイエンス派が有利に見える。
しかし・・・・・・・・・。

ヤオコー川野幸夫会長インタビュー

「お客様のことを知らないと商売はできない」
聞き手: (株)商人舎代表取締役社長 結城義晴

【結城義晴の渾身提言】
FSP&CRMで商売を徹底科学せよ!

小売業上位30 社「ポイントカード導入」状況
編集部

[スーパーマーケットのケーススタディ]
FSPの老舗「オギノの16年」
荻野寛二社長が語る「顧客視点」の営業イノベーション物語

[ドラッグストアのケーススタディ]
サンキュードラッグ社長平野健二の「CRM三昧」
結城義晴

【OUTLINE】ダンハンビー社
「テスコ、クローガーのFSPを推進」
渋木克久
FSPテクノロジーのABC
「顧客ID付POSデータ活用法を明かす法」
小林麻理

リテールCRM最前線
「小が勝つ」時代とMeコマース!
米倉裕之

【新連載】
西脇紀男の「独創 CRM実践論」 (1)


顧客軸視点と商品軸視点を融合させよう

河野正幸

いかがだろう。

一度、商人舎5月号を読んだ人も、
もう一度、通しで復習をしていただきたい。

FSPとCRMの全貌を理解し、
最新の動向を知って、
それを活用することができる。

商人舎magazine。
お楽しみいただきたい。

今日のWeekly商人舎は、
「今週の販促企画はこれだ」
鈴木哲男先生の「重点商品の定義」が紹介されていて、
これは勉強になる。

さらに夕方にかけて、
Daily商人舎にニュースが公開。
「Delhaizeアメリカ、展開する2バナー売却へ」

さて、日経新聞。テレビ東京の調査では、
安倍内閣支持率68%。

しかし、景気回復を実感しているかという質問に対して、
「実感している」の回答は22%、
「実感していない」は66%。

まだまだです。

菊の花さくらの花も野の花も
のどかに咲きたし右をむかずに

〈日経歌壇 三郷・小野京子〉

右傾化への警告。
野の花が、いい。
九が好き憲法九条坂本九
第九合唱野球の九回

〈朝日歌壇 新潟市・伊藤敏〉

これも改憲への牽制球。

しかし国民や消費者の
泣きながら生まれ来たりしこの世ゆゑ
なにがなんでも笑ひて去らむ

〈日経歌壇 さいたま・松永浩司〉

達観した心境だが、
国民や消費者の実感のいたるところは、
いつも、このあたりにある。

さて日経新聞の月曜日の社説。
「農業を考える
市場に目を向け経営感覚を磨け」

「日本の農業が産業として育つためには、
それぞれの農家が市場の動きに目をこらし、
生産と販売手法に反映させていくことが重要だ」

その通りだと思うし、
ここにある「農業」を「商業」に置き換えても、
そのまま当てはまる。

すなわちマーケティングせよ、と訴えている。
5年ほど前に私が農林水産省に提起したことと同じ。

さらに、
「農産物の買い手である消費者と企業に対して、
栽培の工夫や品質の強みを
的確に伝える努力も求められる」
「アピールやプレゼンテーション」が重要である。

「内外の市場を開拓し、
農産物の付加価値を高めるために
農家はつねに買い手を意識し、
経営感覚を磨いてほしい」
これもコンシューマーやカスタマーを意識し、
マネジメントを確立せよ、ということ。

「海外産地を脅威と考え、
守りを固めるだけでは国内農業は成長しない。
海外の生産者がどのように市場を開拓しているのか、
日本が『攻めの農業』をめざすなら
学ぶことは多いはずだ」

海外に学べ。

日本商業も海外から学ぶことは、
まだまだ多い。

「安倍晋三首相は農産物の付加価値を高め、
輸出を伸ばすことで
農家の所得を10年間で倍増させる成長戦略を打ち出した。
だが、肝心の農家が競争力を強めようと意識し、
創意工夫を打ち出さなければ所得は伸びない」

「農家が新たな付加価値を生むためには、
市場での活発な競争が必要だ」

競争原理の導入と、
それへの参画の意欲である。

「政府に求められるのは横並びの保護ではなく、
思い切った規制改革で
農家や企業が自由に競争できる環境をつくることだ」

ただし、社説はそう主張するものの、
今、規制はどんどん強化されている。

「消費税還元」を銘打ったセールの禁止など、
その典型。

強い政府は、規制を強める。

それでいて成長の三本の矢をいう。
これは明らかな矛盾。

だとすれば、商業、農業、
自ら、変わる以外にない。

こんなにも咲き誇るカーネーションよ
明日の半値も知らされぬまま

〈日経歌壇 福島・横山ひろこ〉

皮肉たっぷり。
牛乳をあたためて飲むそれだけの日曜
モンシロチョウがとぶ

〈日経歌壇 南丹・野寺夕子〉

売場から買われた牛乳も、
こんなふうに飲まれたら、
うれしいだろう。

牛乳とモンシロチョウの白。
日曜日も、どこか白が似合う。

いい歌です。

農業よりも商業は、
ちょっとだけ前を行っている。

私の九州の一族は、
いまだ、半農半サラリーマン。

だからそれは実感としてわかる。

ちょっとだけ前を行っている私たちは、
前を向いて、ずんずん進まねばいけない。

われわれにはPOSシステムもある。
ID-POSも役立てることができる。

そして何より、
カスタマーとリレーションシップを結ぶことが可能だ。

決して後ろ向きになってはいけない。

では、みなさん。
Good Monday!

〈結城義晴〉

2013年05月26日(日曜日)

ジジとベッド&バス・ビヨンドのお土産[日曜版2013vol21]

ジジです。
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ユウキヨシハルのおとうさん、
かえってきました。

アメリカのラスベガスから。
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シゴトをおわらせて。
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でも、ほんとうに、
つかれたみたい。

すぐに口をあけて、
うたたねしました。
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ボクもいっしょでした。

でも、おみやげが、
あった。
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ベッド・アンド・バス・ビヨンドで、
かったそうです。
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いいお店です。
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おみやげは、
これ。
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ツメとぎ。
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でも、ボクには、
お気に入りがあります。
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それは日本製ですが。

でもまあ、おみやげですから、
ちょっと、あそんでみましょうか。
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この、棒が、
おもしろそう。
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毛みたいなのが、
いい。
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むぐぐぐ。
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ぐぐっ。
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ん~。
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ん、ん、んっ。
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あ~、つかれた。
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これは、ふわふわしていて、
おもしろい。
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こら。
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こら、らっ。
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あ~あ。
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つかれた。

でも、ちょっと、
おもしろいかも。
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おとうさんは、
どうおもいますか。
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よかったです。
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ありがとう。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2013年05月25日(土曜日)

PCSA学生アイディア・エッセイ表彰式とイオン専門店ぶんぐのまち

今日は東京・池袋の立教大学。
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蔦の絡まる本館。
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蔦の絡まるチャペルで
祈りを捧げた日
夢多かりし あの頃の
思い出をたどれば
懐かしい友の顔が
一人一人 うかぶ
重いカバンを抱えて
通ったあの道
秋の日の図書館の
ノートとインクの匂い
枯葉の散る窓辺
学生時代

ん~、懐かしい。
ペギー葉山の歌声。

根上淳とは芸能界のおしどり夫婦といわれた。

調べてみると1964年発売。
平岡精二作詞・作曲。

曲名は「学生時代」。

ちなみにこの歌の舞台は立教ではなく、
青山学院大学。

立教の校舎内は、
シックにできている。
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銀杏の木にも、
葉が茂ってきた。
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そして第一食堂の前庭。
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右端に紫陽花が見える。

キャンパス内、
緑、みどり。
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二十四節気では「小満」の週。
「万物盈満すれば草木枝葉繁る」

まさにこれ。

今日は、大学院・結城ゼミ。
一人ひとりが、
修士論文の「はじめに」を書いてみる。

結城ゼミ恒例。

この時期に全文を書き終わって、
研究の目的や研究の方法を確認するがごとく、
「はじめに」を書く。

するとおぼろげながら、
全体を展望することができる。

そして今、自分がしなければならないことが、
見えてくる。

私が添削しつつ、
全員で意見を交わし合う。

いいゼミでした。

さて昨日の午後は、
銀座のフェニックスホール。
一般社団法人パチンコ・チェーンストア協会。
PCSA。
その第12回定期社員総会。
この総会の中で、
第8回学生懸賞アイディア・エッセイの、
表彰式が行われた。
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私は、第1回からずっと、
審査委員長を務めている。

今年は31作品の応募があった。
その中から厳選な審査のうえ、
4名の4作品が選ばれた。

最優秀賞は稲川寛明さん。
武蔵大学大学院2年生。
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政府、経済、家計という三要素と、
パチンコ産業とのかかわりから、
論述を展開し、
大作を書き上げた。

優秀賞は3名。
青森大学・大芦圭央さん、
江戸川大学・原田香緒里さん、
愛媛大学・橋本憲太朗さん。

講評は審査副委員長の斎木純一さん。
日本工業新聞社常務取締役。
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フジサンケイビジネスアイを発行している。

委員長の私は総評。
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パチンコ業界産業化と、
イノベーションのために必要なことを、
それぞれが独自の視点で述べた。
そのことを高く評価した。

そして記念撮影。
業界紙誌のカメラマンがシャッターを押す。
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左から、
人事問題研究部会リーダーの上林浩和さん、
このイベントの主催責任者。
隣は、12期PCSA協会代表幹事の佐藤公平さん、
㈱ダイナム社長。
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真ん中は受賞者諸君。
左から橋本憲太朗さん、原田香緒里さん、
大芦圭央さん、稲川寛明さん。
そして私と斉木さん。

夕方からは場所を移して、
情報交換・交流会。
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私は受賞者と一緒のテーブルで、
料理とビールと会話を楽しんだ。

はじめに13期PCSA代表幹事、
金本朝樹さんがあいさつ。
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長野県の㈱アメニティーズ社長。

久々に登場した佐藤洋治さん。
㈱ダイナムジャパンホールディングス社長。
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昨年6月に香港上場を果たし、
現在、その香港に居住。

ワンアジア財団を主催し、
アジア各地の200の大学を支援するなど、
グローバルに活躍。
相かわらず、すごい人だ。

㈱ニラク取締役の谷口龍雄さんもお元気。。
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私も月刊『商人舎』発刊の報告を兼ねて、挨拶。
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何より、会場を沸かせたのは、
㈱大商会長の国澤良幸さん。
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弁舌鋭く、ユーモアたっぷりに、
会を締めてくれた。

さて日経新聞の総合欄。
「イオン、格安文具店
3万品目を3割引き」

店名、すなわちバナーは、
「ぶんぐのまち」。

売場は500~800㎡。

出店は、まず、自社の総合スーパー、
そしてショッピングセンター。
さらに徐々に路面店の出店も計画。

首都圏など三大都市圏で、
2013年度に10店、
2020年度に100店体制を目指す。

品揃えは、筆記具やノート、ファイルなど、
いわゆる文具、文房具。
英語でstationery。

そのナショナルブランド商品が中心。

記事では「多様な色とサイズ」とあるが、
SKUを増やして約3万。
記事には「3万品目」とあるが、
3万SKUだろう。

品目は英語ではitem、
単品がStock Keeping Unit。

パイロットのボールペンは73円、
キングジムのA4判ファイルは648円。
大半がメーカー希望小売価格の30~35%引き。

アソートメントはイオンやマックスバリュの4倍。

面白いフォーマット開発ではあるが、
これについては一言あり。

イオンの意欲的開発だが、
日本は周回遅れ。

アメリカはもっと進んでいて、
この業態の次のフォーマットの時代に入っている。

それは来週、
商人舎magazineの、
Weekly Specialで書こう。

では皆さん。

良い週末を。

〈結城義晴〉

2013年05月24日(金曜日)

株価暴落の「泰然自若」と化け物級の経営者、そして価格コンシャス

今朝の日経MJに寄稿した。
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マーケティング・スキル欄。
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今回のラスベガスへの旅の帰り道。
サンフランシスコ国際空港のラウンジで書き上げて、
ギリギリでデスクの白鳥和生さんに送った。

それを実に上手に編集してくれて、
それがこの紙面になった。

感謝しておきたい。

朝、新聞を開いて自己満足していると、
㈱エコス会長の平富郎さんから、
直接、電話が入った。

「日経流通、読みました」
平さんは日経MJの古いネーミングを使う。

「久しぶりに、
ほんとうにいい記事だ」

これまた、ありがたいお言葉。

「まったく結城さんの言う通りだ。
厳しい時代だ」

それから、立て続けに、
ドラッグストアの投資が、
坪あたり20万円であるのに対して、
スーパーマーケットは倍の40万であること、
最終的にコストの問題が決め手になること、
この競争を「砥石」だと心得て、
切り抜けていかねばならないこと。

平さんが、
高揚していることが、
よくわかった。

「食品スーパーマーケット
受難の時代が続く」

私はこう、記事を結んだが、
平さんはそれを励みにして、
精神を高揚させて、
その問題に立ち向かう姿勢を見せてくれた。

平富郎74歳。

しかし、
こういった読み方こそ、
ありがたい。

書き甲斐がある。

その後、昼ごろ、来客あり。
西日本の雄㈱イズミの面々。
執行役員食品部部長の藤井洋二郎さん、
営業本部食品部デイリー課課長の矢野靖二さん、
そして精肉課課長の廣瀬伸作さん。
そこへ、昨日会ったばかりの人、
㈱ロピア代表取締役社長の髙木勇輔さん。
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みんなで写真。

商人舎はこんな商人が集まる舎(とねり)。
大いに喜ばしい。

イズミの創業者で現会長の山西義政さんは、
現在91歳で現役。
7時間の会議をこなすという。

イトーヨーカ堂創業者の伊藤雅俊さんは89歳、
セブン&アイ・ホールディングス名誉会長。
山西会長の二つ下。

イオン名誉会長の岡田卓也さんは88歳で、
ライフコーポレーション会長の清水信次さんは87歳。

ちなみに、
商人舎最高顧問の杉山昭次郎先生は86歳。

現役は山西さんと清水さん。

みんな、化け物級だが、
山西さん、すごい。

私、90歳を過ぎても、
現役を続けられるか。

ちょっと自信がない。

しかしその心意気、
あやかりたい。

さて今朝の朝刊。
朝日新聞の一面トップ記事のタイトルは、
「東証暴落1143円安
13年ぶりの下げ幅、円・金利も乱高下」
何だか朝日は嬉しそうだ。

一方、日経新聞の一面タイトルは、
「過熱警戒で売り増幅 
株急落、1143円安」

株価日経平均の終値は、
前日比7.32%安、
1143円28銭下がった。

こちらは警戒感丸出し。

日経は「アベノミクス相場」が、
「本格的な調整を迎えた」とする。

社説では、諭すように語る。
「市場の短期的な動きに振り回されず、
企業の成長力強化や政府の財政再建策によって
日本への信頼を保つ必要がある」

その通り。

企業経営において、
株価の乱高下には、
一喜一憂してはならない。

泰然自若がいい。

先の化け物級のみなさんは、
揃って泰然自若の人ばかり。

見習いたい。
あやかりたい。

さて今日の商人舎magazine。

Weekly商人舎では、
金曜日のWeekend News Summary。
「軽減税率調査委員会でチェーン協と新スパ、
意見分かれる?」
商人舎チーフエディター渋木克久が書く。

消費税増税のときに、
食品など生活必需品は、
税率を軽減されるのか。

Daily商人舎は、
「円安値上げの夏 製造業・小売業・消費者の心」

こちらは食品メーカーの値上げ情報。

Weekly商人舎の分析も、
Daily商人舎の記事も、
消費者が「価格に敏感」になる情報ばかり。

かくて、「価格意識」抜きの商売は、
あり得ないことになる。

もちろん、いつの時代も変わらないことだが、
とりわけ今年から来年に向けて、
それはあり得ない。

ただし価格意識が強いからこそ、
価格を超えた「価値」や「幸せ」の提供が、
強く求められる。

みなさん、それを忘れず、
週末へ。

いざ。

頑張りたい。

〈結城義晴〉

2013年05月23日(木曜日)

ダイエー村井正平新社長・ロピア髙木勇輔新社長と「品格の経営」

今日の商人舎magazine。
Daily商人舎の記事は、
「ダイエー新体制 イオンへの一元化で再建」

昨日の22日、
ダイエーの株主総会が開催された。
新聞各紙が報じたが、その中心は、
新社長に就任した村井正平さんの話題。

しかし『ビジネスジャーナル』が、
4月27日に報じた記事のほうに、
いいところがある。

村井さんは㈱イオンリテール前社長。
人員配置や在庫圧縮など経費削減を進めるとともに、
専門店事業開発をある程度成功させて、
総合スーパーの落ち込みに歯止めをかけた。

現在、イオン専務執行役。

超ベテランの川戸義晴さんに代わって、
「ダイエー再建の切り札」として赴任。

ジャスコ三木店の店長時代など、
ダイエーとガチンコ勝負をしてきた経歴を持つ。

だから、述懐する。
「ダイエーのオレンジ色の看板は憧れだった。
『店長はかくあるべし』と教わったのは
社内の先輩ではなく、
ライバルのダイエーの店長だった」

村井さんが店長の頃、私も記者として散々、
ダイエーやジャスコの店舗取材をした。

そしてたくさんの店長にインタビューした。

ダイエーの店長は、
おしなべて態度はデカい。

しかし現場を熟知していた。
あるいはひどく優しいところをもっていた。

そう、中内功さんそっくりだった。

そしてその中内さんを、
ジャスコの岡田卓也さんは、
ある意味、兄のように慕っていたし、
一挙手一投足をじっと観察していた。

それが村井さんにもある。
私はそう感じた。

社長就任の記者会見。
村井さんに質問が飛んだ。

「趣味は?」

「ダイエーの改革のみ」

大いに期待したい。

さて日経新聞のスポーツ欄。
コラム『チェンジアップ』。
西鉄ライオンズの侍・豊田泰光が書く。
「投手の品格 制球にあり」
豊田は、自分で書く。

「エースと呼ばれる投手であろうが、
三振を取れる投手であろうが、
暴投の多い投手はダメだ。
四球が多いのもいけない」

見苦しい、という。

「ただ抑えるだけでなく、
美しく抑えてほしい」

野球だけではない。
「上等なサッカーの試合はあまり
ピッチの外にボールが出ない」

ここに「品格」が表れる。

西武のエース涌井秀章、
阪神の能見篤史、
品がない。

辛口。

広島の前田健太、
巨人の新人・菅野智之、
品がある。

要は、「制球」。
英語でいえばcontrol。

「制球の根本は
キャッチボールにある。
きれいな回転の直球を強く、
正確に投げることが大事だ」

これは商売も仕事も、
まったく同じ。

「アマの意識は常にその原点の近くにあるが、
近ごろのプロは『動くボール』とかいって、
打者の手元で変化させるような小細工にかまけて、
基本を忘れている可能性がある」

さて今日は、朝から、
㈱ロピアのお取引先向け業績報告会へ。

横浜駅東口にある崎陽軒本社。
20130523210139.jpg
その6階の大会議室で42期業績報告会と、
43期の方針発表がなされた。

新社長の高木勇輔さん(31歳)が、
ロピアのこれからを語って、
とてもよかった。

会長の高木秀雄さんが、
42期の決算総括をして、
これからに注文を出しつつ、
キリリと締めた。

林雄一郎公認会計士が、
決算内容を補足した。

私もご指名で、
一言、二言、三言。

まず、ロピアのポジショニング戦略。

さらにヨークベニマル前社長・大高善二郎さんの言葉。
「我々が1割安く売れば、
この地域のお客さんすべてに、
1割のベースアップをしたことと同じになる」

それから故渥美俊一先生の指導理念。
「1+99」のビジョンを持て。

ご清聴に感謝したいし、
ロピアの役職員諸君の健闘を祈念したい。

昼時になったので、
昼食を兼ねた立食パーティ。

あっという間の3時間。
幹部の皆さんも勢ぞろい。
商人舎の国内外の研修会に参加してくれた。
20130523210157.jpg
右から、取締役の福島道夫さん。
今週月曜までアメリカで団長を務めてくれた。

その隣が取締役の相川博史さん。
開会に先立ちロピアの経営理念を読み上げた相川さん。
参加者全員が唱和したのが、印象的だった。

そして左が、
元気よく若手を引っ張る取締役青果部長の古家裕さん。

髙木秀雄会長ご夫妻と。
20130523210150.jpg

最後はもちろん、
髙木勇輔新社長と固い握手。

私は髙木勇輔をやや突き放し、
客観的に見守るつもり。

経営者は「試練」を潜り抜けねばならない。
頑張ってほしい。

そして「品格のある経営」をしてほしい。

ロープライス・ユートピアで、
なおかつ「品格経営」。

それができる男だと信じている。

〈結城義晴〉

2013年05月22日(水曜日)

「義人なし、ひとりだになし。善をなす者なし、ひとりだになし」

ネバダ州ラスベガスから帰国して2日。
まだまだ時差ボケが治らない。

能率は下がりっ放しだし、
午後になると眠くなる。

向こうの時間で、
日付けが変わるころ。

ひどくだるくて、睡魔が襲ってくる。

3月、4月、5月と、
毎月のように、アメリカに渡った。

これも立教大学大学院の講義とゼミがあるから。

しかしそうもいっていられない。

帰って来てからも、
今週末の日経MJの寄稿記事、
来週の商人舎ミドルマネジメント研修会、
その後のハーバード・リテール教室、
そして来月冒頭の『月刊商人舎』の入稿が続く。

毎日更新宣言ブログと、
商人舎magazineの入稿は、
日々、欠かすことがない。

今日のWeekly Specialは、
元電通マンで「電通一の流通通」土井弘さんの【目玉講義】。
日記調査と生活導線マーケティング②。
サブタイトルは、「衝動購買7割説の素朴な疑問?!」。

計画購買と非計画購買でなく、
「うれしい衝動購買」と「悲しい衝動購買」、
さらに「許せる衝動購買」

リアリティのある購買行動分析が必要だと説く。

素晴らしい。

さすが土井さん。

Daily商人舎は、
「Y世代は買物よりサービスの経験価値を重視」
アメリカでGeneration Yと呼ばれる世代。
この世代の特徴が経験価値に基づく消費。

それがライフスタイルセンターや、
ホールフーズ、ウェグマンズ、イータリーなどの、
外食・中食・内食の融合として現出している。

Daily商人舎は、もう一本。
4月SM統計発表「アベノミクス効果表れず」
これはずっと、
[毎日更新宣言ブログ]で報告していた内容。
商人舎magazineに移行した。

ご愛読願いたい。

お申し込みは、こちら。

かくて私のブログは、もっと自由な、
ものの着眼点や行動日誌へと、
移行する。

つまり結城義晴が動いて、考えたことへ。

もともと、気楽に、毎日、
そんなことを書きたかった。

商人舎magazineが存在しなかったから、
ジャーナリズムの役割も果たしてきた。

しかしこれからは、
『月刊商人舎』と商人舎magazine。

私は「ほぼ日」の糸井重里の巻頭言の如く、
毎日更新宣言を書いていく。

もちろん、手を抜くことはない。
よろしく。

さてその糸井さんの
「今日のダーリン」。
「義」について書く。

私の名前・義晴にも、
「義」という字が使われている。

私の父は、
結城義登。

子どものころは、
父の名前のほうがいいなあ、
と感じていた。

今は、そうでもないけれど。

糸井さんの文章。

「毎日のように、
争いやいさかいがあります」

政治もビジネスも、
会社と会社も、人間同士も。

「どこまでもどこまでも争い続けて、
どちらかが正しくてどちらかが悪いと、
決着をつけなくてはならないことって、
ほんとうにあるのかなぁ、
と、よく思います」

「ぼく自身は、器の小さいところがあるので、
嫌な目にあった相手には、
二度と会いたくもないなどと、
思いを硬直させてしまうことがあります」

ここで自分を持ち出すのが糸井流。

「しかし、じぶんのそういう小ささについて、
残念なやつめ、という気持ちもあるものですから、
たとえ激しく争っていたあとでも、
落ち着いて矛を収める人
のことを、
見事だと尊敬します」

「心の奥で、まだ消火しきれない煙がくすぶっていても、
顔で笑って、敵だった相手と握手をできる人を、
かっこいいなぁと思います」

それが「義」だという。
「『義』というものを重んじるのなら、
それは、真実の審判を
うやむやにする態度なのかもしれません」

「義人なし、ひとりだになし」
これこそが、
「真実のさらに上にある真実だ」と、
糸井さんは考える。

義人なし、ひとりだになし、
聡き者なく、神を求むる者なし。
みな迷いて相共に空しくなれり、
善をなす者なし、ひとりだになし。

〈ローマ人の手紙 3章 10~12 節〉

このあたり新約聖書のパウロが書いているところ。
教会をつくったパウロは、
人間に対して自虐的。
いや、宗教はみな、
そんな迫り方をする。

糸井重里は違う。

コピーライター出身だけに、
perceptionを気にする。
perceptionとは、「知覚・認識」、
あるいは「知覚されるもの」。

「争いやいさかいは、いつでも、どこでも探せます。
そして、それは人の真顔でのやりとりを見られるから、
他人にとっては『おたのしみ』にもなりえるでしょうし、
『勉強になる』とも言えそうです」

「だけどそれは、どうもあんまり、
かっこよくはないです」

「じぶんの小ささは、
自慢になるものじゃないですもんね」

どうやら「義」はとんでもないことなのだ。

一方、孔子の儒教の説く「義」は、
「五常」のひとつ。
「仁・義・礼・智・信」の中の「義」。
正しい行いを守ること。
人間の欲望を追求する「利」と対立する概念。

ここでも「義」はとんでもないこと。

しかし糸井さんは、
最後に救ってくれる。

「どこまでも正しい人なんて、いない。
どこにいるって‥‥?」

この先を考えたい人は、
『ふしぎなキリスト教』をどうぞ。
講談社現代新書の橋爪大三郎×大澤真幸。

アメリカに持って行って、
読み終えた。

実に面白いし、
まさに目から鱗。

嘘と言い訳にまみれた人、
「義」からほど遠い人。

糸井流に言えば、
かっこよくはない。
自分の小ささは自慢にならない。

しかしこんなことを考えていると、
こんどは目が冴えて、
眠れなくなる。

眠くなったり、
眠れなくなったり。

それが人間の性でしょう。

〈結城義晴〉

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