結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2013年03月12日(火曜日)

滋賀県湖南地区の強力企業競争と日本TCGF・東京都支援協定締結

今朝は新横浜から、
新幹線のぞみ209号に乗って、
京都へ。

小田原を過ぎ、
熱海を越えて、
富士が顔を出した。
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すぐに姿を隠し、
また現れた。
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そして全容を見せる。
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朝からいい気分。

さて、第13回商人舎USA視察研修会、
大好評のベーシック編。
5月14日から20日の5泊7日。
所はラスベガス。

キャッチフレーズは、
「アメリカの消費産業・小売流通業を
自ら『見る・聞く』姿勢を貫きます。
21世紀の知識商人に必須の『考える力』を身につけ、
さらに『行動』し、『自ら変わる』機会を提供します」。

つまり、
見る、聞く、
考える、
行動する、
自ら変わる。

このプロセスを丁寧に指導し、
実現させる研修会。

視察店舗は、以下。
数字は米国チェーンストアランキングで、
この研修会で学べば、
アメリカ小売業はほぼ、
理解できる。
1. Wal-Mart
2. Kroger
3. Target
4. Walgreen
5. Costco
6. The Home Depot
7. CVS Caremark
8. Lowe’s
9. Best Buy
10. Safeway
11. McDonald’s
16. Macy’s
20. Kohl’s
22. TJX
23. J.C. Penney
31. Gap
34. Nordstrom
36. Staples
37. Whole Foods Markets
39. Bed Bath & Beyond
42. Ross Stores
43. Limited Brands
44. Family Dollar
46. Toys “R” Us
49. Starbucks
51. Trader Joe’s
52. Office Depot
53. Barnes & Noble
66. Dillard’s
71. Dick’s Sporting Goods
72. PetSmart
78. WinCo Foods
87. RadioShack
ランキング外のその他、訪問先。
Abercrombie & Fitch
IN-N-Out burger
Fry’s Electronics
Premium Outlet South

アメリカでも異業態間競争は激しい。
食をめぐる胃袋争奪戦は、
脳味噌の争奪戦とともに、
激化を増している。

つまり頭で食べ、目・鼻で食べ、
口で食べ、胃袋に収める全工程で、
競争が繰り広げられている。

そのことを集中講義で理解を深め、
チームワークで学習する。

是非のご参加を。

結果より中身の方が大事だと
言われて見ても結果がほしい

〈日経歌壇より 燕市・高橋勇雄〉

中身も結果も、
どちらも提供します。
自信をもってお約束します。

日本は静かに貧しくなりしとふ
他国のごときデモも起こらず

〈同 仙台・村上かつこ〉

しかし日本にいるだけではわからない。
アメリカを見ることで、
日本の豊かさ、日本の貧しさを知ることができる。
それはニーズやウォンツを感知し、
ギャップを認知することに繋がる。

さて今日は、
京都から滋賀へ。
石山から瀬田、栗東、野洲、
そして草津までの店舗視察。

初めに平和堂フレンドマート瀬田川店。
しまむらとのNSCタイプ。
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平和堂が展開するスーパーマーケットタイプ。
昨年オープンした意欲店。
売場面積は450坪。
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「1丁目1番地」には季節の野菜と果物。
低い陳列線が奥まで見通しをよくする。
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売り場を丁寧に解説してもらって、
くまなく視察。
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熱心に説明してくれているのは、
この地区を担当するエリアマネジャーの野口佳宏さん。
SM営業部SM第四エリア担当。
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そして、忙しいなか説明してくれた二人。
左が野村典弘店長、
右が大島美邦店次長。
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ありがとう。

次はイオンモール草津店。
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イオンリテールの総合スーパーが核店舗。

恒例の火曜市で、
驚くほどの集客ぶり。
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同じくイオンのザ・ビッグエクストラ野瀬店。
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イオンのスーパーセンターがリモデルして、
ザ・ビッグ・エクストラとなった。

ワンフロアの総合スーパー全部門が、
ディスカウント攻勢をかける。

プライベートブランドのトップバリュももちろん全面展開。
コンペティティブブランドのトップバリュ・ベストプライスも、
多くの品目がアソートされていた。

そしてマックスバリュ草津店。
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こちらはマックスバリュ中部が展開するスーパーマーケット。

イオンはマルチ・フォーマット戦略で、
このエリアに侵攻。

さらに西友デイスターモール野洲店。
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ディスカウント・スーパーマーケットで、
米国ウォルマートのネイバーフッドマーケットと同じタイプ。
しかし本場のような迫力は、
残念ながら感じられない。

バロー草津店は、
プライベートブランドを主力に展開。
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ローコスト・ロープライス、
プライベートブランド主力。

毎日の早仕掛け、早仕舞い、
そしてエブリデーロープライス。
イオンも、西友ウォルマートも、バローも、
いずれもディスカウント志向。

低価格消耗戦が厳しく展開されている。
それが、滋賀の湖西エリアの現状。

ここにさらに、
トライアルカンパニーと大黒天物産が進出してくる。
まさに低価格消耗戦に拍車がかかる。

最後に、草津駅に隣接するアルプラザ草津。
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大型複合商業施設で、
2008年開設の100億級。

驚くほど人が入っていた。

写真は、アルプラザの野菜放出市。
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レジ外の主通路に、平台を一直線に並べ、
季節の野菜をセール販売。

右からアルプラザ草津支配人の杉田聡さん、
左は視察コースを練ってくれた木村隆さん。
SM営業部長。
私の隣は野口さん。
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草津は滋賀県で最も人口の多い都市。
草津駅の乗降客ももちろん、一番。
その草津駅に隣接する商業ビルにあるのが、
阪急オアシス草津店。
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地下一階にあり、
ダイエー居抜きの物件で、やや変則的な店。

このエリアでは、
ナショナルチェーンとリージョナルチェーンが、
覇を競う。

昨年度の年商を並べてみる。
日本小売業第1位のイオン 5兆2061億円、
世界第1位のウォルマート傘下の西友 1兆1000億円、
チェーンストア第3位のユニー 1兆0791億円、
日本小売業第23位のバロー 4106億円、
そして第25位の平和堂 3896億円、
さらに阪食 903億円。

西友の決算は非公開なので、
上の年商はウォールストリートジャーナルが2012年9月27日の記事で
Planet Retail社の推計として伝えたもの。

ここに第50位のトライアル 2530億円、
大黒天1005億円
が参画してくる。

多くの企業がディスカウントを志向する。
そのなかでいかに自社の強みを発揮するか。
ポジショニング戦略という。

競争は規模で決まりはしない。
もちろん小手先の技術や付け焼刃の安売りでは、
到底、生き残りはできない。

自らの出自に基づいた強みを発揮しなければならない。
それも鮮明な強み。

これをアウトスタンディングなポジショニングという。

強い企業ばかりの競争となってきた。
ちょっとやそっとでは手を引かない企業ばかり。

そのなかでサバイバルを図るには、
いかなる戦略が必要なのか。

シビアで難しい時代を迎えている。

最後に日経新聞より、
「イオンなど28社と東京都、
災害時の物資情報共有」
の記事。

「日本TCGF」という組織がある。
メーカー、卸売業、小売業28社が参加する組織。

この組織は、「ザ・コンシューマー・グッズ・フォーラム」の日本版。
The Consumer Goods Forum。

2009年6月18日、世界的な3つの組織が合併。
「国際チェーンストア協会」(CIESフードビジネスフォーラム〉、
グローバル・コマース・イニシアチブ(GCI、標準化団体)、
グローバルCEOフォーラム(経営者団体)。

この組織は、
世界の小売業・食品メーカーなど大手企業約650社で構成され、
会員社の総売上高はなんと2.1兆ユーロ(約280兆円)。

その日本版が「日本TCGF」。
協定参加小売企業は、イオン、イズミヤ、西友、
ライフコーポレーション、ローソン。
卸売業は伊藤忠食品、加藤産業、日本アクセス、Paltac、三菱食品。
製造業は、アサヒグループホールディングス、味の素、伊藤園、
花王、キユーピー、キリンホールディングス(キリン)、国分、
サッポロホールディングス、サントリー食品インターナショナル、資生堂、
日清食品ホールディングス、日本コカ・コーラ、ひかり味噌、
明治、森永製菓、森永乳業、雪印メグミルク、ライオン。

東日本大震災で、
万全とは言えなかった問題に対応するのが目的。

発起人は、
イオン㈱岡田元也社長、
キリンホールディングスの加藤壹康会長、
花王の尾崎元規社長ら。

この団体は3つのテーマを設定している。
①「震災対策共有化」
災害時の商品の安定供給などを議論する
②「消費者コミュニケーション」
原発事故に伴う風評被害を防ぐ情報発信の仕方などを検証する
③「サステナビリティ」
環境対応における持続可能性などを論議する

その日本TCGFが東京都と、
災害時に食料品などの供給で協力する支援協定を締結。

首都直下地震などの際、
東京都からは必要な物資の情報が、
メーカーや卸、小売りからは、
調達可能な物資の情報が、
一元的に集められる。

代表窓口はイオン。
避難所のニーズと、
28社が提供できる物資の情報を集約。

発注の重複や情報の交錯を防ぎ、
おにぎりや飲料、毛布などを迅速に提供する。
従来は各企業ごとに、
自治体からの要請を受けて物資を供給した。

これは情報の重複など、課題山積だった。

湖西地区の競争は激化する。
一方、日本TCGFなどの協力体制も進む。

競争と協力、そして調和。

ただし日本TCGFが、
新たなひとつの派閥となって、
排他性を有してしまっては、
元も子もない。

〈結城義晴〉

2013年03月11日(月曜日)

3・11「ひとつずつ・すこしずつ・いっぽずつ」と300年企業大坂屋

Everybody! Good Monday!
[2013vol11]

2013年第11週、
3月の3週間目に入って、
3・11。

あの東日本大震災から、
2年が経過した。

亡くなられた方々のご冥福を祈りたい。
静かに黙祷し、合掌。

震災が起こった2011年3月11日から、
5月13日までの毎日更新宣言ブログ。

負けるな! 不屈の日本人。
商人舎ホームページの右サイドにバナーをつくってある。
ずっと掲載し続けます。

忘れないために。

『ほぼ日刊イトイ新聞』の巻頭言。
糸井重里が書く。

3月11日からの日々のことは、
みんなそれぞれに憶えていると思います。
大きな揺れを感じたとき、
離れた場所から愛しい人のことを案じていたとき、
長い道のりをただただ歩いていたとき、
換気扇を使わないようにとアナウンスされたとき、
ニュース番組を震えながら見つめていたとき、
じぶんの無力に悲しくなったとき、
勇気ある人が未来に踏み出すのを見たとき‥‥
強い思いがこころのなかに渦巻きました。

でも、ぼくらは忘れてしまうことを知っているので、
忘れないための仕掛けや、しるしを、
場所や時間や人間たちのあちこちに置きました。

だから、私も何度でも、
結城義晴「元気を出そう・元気を売ろう」。

元気を出そうよ。
それがあなたの仕事です。
元気を売ろうよ。
それがあなたの役目です。

お客さまに笑顔が戻る。
街に活気が蘇える。
あなたの商品のおかげです。
あなたのサービスのたまものです。

たとえ店頭から、
商品が消え失せようとも。
たとえ倉庫が、
空になろうとも。

あなたは店を開けようよ。
あなたは売場に立ち続けようよ。
店で元気を出そう。
売場で元気を売ろう。

元気があなたの付加価値です。
元気があなたの利潤です。

苦しい時にも、
元気が買える。
どんな時でも、
元気が貰える。

たとえ地震に
襲われようとも。
たとえ津波に
見舞われようとも。

店を開けよう。
売場に立とう。
元気を出そう。
元気を売ろう。

それがあなたの仕事です。
それがあなたの役目です。

店を開けよう。
売場に立とう。
元気を出そう。
元気を売ろう。

朝日新聞『天声人語』が、
谷川俊太郎さんの詩を紹介した。
朝日の夕刊「今月の詩」最終回の「そのあと」。

そのあとがある
大切なひとを失ったあと
もうあとはないと思ったあと
すべて終わったと知ったあとにも
終わらないそのあとがある

そのあとは一筋に
霧の中へ消えている
そのあとは限りなく
青くひろがっている
そのあとがある
世界に そして
ひとりひとりの心に

今月の商人舎標語。
「ひとつずつ、すこしずつ、いっぽずつ」

復興・振興に向けて、
変わらぬ姿勢だ。

私も、及ばずながら、
『店長のためのやさしい《ドラッカー講座》』の印税すべて、
震災復興への寄付を続けさせていただく。

私たちの心構えも、
「ひとつずつ、すこしずつ、いっぽずつ」。

糸井さんがいかに、
人間は忘れる動物だといっても、
これだけは忘れない。
「ひとつずつ、すこしずつ、いっぽずつ」

そして巨大地震への準備も、
絶対に怠ってはならない。

日本列島が地震列島であることを、
私たちは片時も忘れてはならない。

再び、黙祷して、合掌。

ここでお知らせが二つ。

来週火曜日の3月19日。
午前11時30分~午後1時。
ホテルニューオータニ芙蓉の間。
「松本清さん お別れの会」
スーパーアルプス代表取締役会長。

3月29日金曜日。
午後零時30分~午後1時30分。
帝国ホテル大阪・エンパイアルーム。
「北野祐次さん お別れの会」
オール日本スーパーマーケット協会名誉会長、
関西スーパーマーケット創業者・名誉会長。

みたび、黙祷して、合掌。

さて日経新聞の連載『200年企業』に、
和菓子店「大坂家」が登場。

「東京・三田の慶応義塾大学正門のそばで、
和菓子を製造販売する大坂家」

「大坂から江戸に移って
店を開いてから300年以上の歴史がある」

創業まもない江戸・元禄のころ、
「お秋」という店主の娘が大いに貢献。

お秋の俳号は「秋色女」で、
松尾芭蕉の第一の門弟・宝井其角の弟子。
13歳の時、上野で花見酒に酔う人たちを句にした。
「井戸端の桜あぶなし酒の酔」
そして「この句を桜の枝にくくり付けた」。

「少女の才は江戸の評判」になり、
さらにお秋の親孝行のエピソードが重なって、
父の和菓子店の繁盛をもたらした。

現社長・倉本勝敏氏の祖父16代目・兼吉氏のとき、
三田の現在地に移転。

この大坂屋は㈱商業界創業者の倉本長治先生の実家。
長治先生は300年企業のDNAを持つのだ。

大坂家の家訓。
「のろまと言われても
横着ものと言われるな」

これなど長治先生のユーモアに通ずる。

大坂家はあんを一貫して自社生産。
原材料は上質の小豆や卵、砂糖などを吟味して使う。

新製品「三色最中」や「織部饅頭」などを、
時代ごとに考案。

「お秋が上げてくれた店の知名度にあぐらをかかず、
得意先の新規開拓を怠らない」

300年企業大坂屋も、
そして関西スーパーもスーパーアルプスも、
「ひとつずつ、すこしずつ、いっぽずつ」。

今日は、このことをひたすらに思う。
今週も、このことをひたすらに考えたい。

ではみなさん、静かに、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2013年03月10日(日曜日)

ジジ、8回目の誕生日[日曜版2013vol10]

ジジです。
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ユウキヨシハルさんの家にいます。

空もようが、へんです。
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「黄砂」でしょうか。
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土の色に、くもっています。
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ベランダには、
春の花がさいたというのに。
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ボクはいえのなかで、
あそんでいます。
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おねえさんのスノーボードのバッグのなか。
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ここがすきなんです。
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おとうさんは、きのう、
rikkyoへ。
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イチョウはげんきでした。
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さいごに、サプライズ。
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おおきなケーキがでてきました。
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おとうさんはみんなに、報告しました。
「今週、ジジの誕生日でした」

ボクに、おみやげ?
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ざんねんながら、
ありませんでした。

でも、3月7日は、
ボクの8回目の誕生日でした。
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かあさんは、ミント。
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とうさんは、ジンジャー。
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とうさんのおなかのところにいるのが、
ボクです。

それから姉妹たち。
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ボクはみつごでした。
いちばん左がボクです。

そしてうまれたばかりのボク。
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「誕生日は、母と父に感謝する日」。
ユウキヨシハルのおとうさんが、
いつも、いっていることです。

ボクもミントかあさん、ジンジャーとうさん、
そしてユウキヨシハルのおとうさんに、
かんしゃします。
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こんなにおおきくなりました。

ありがとう。
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こころから、
ありがとう。

〈『ジジの気分』(未刊だけどいつか写真集)より〉

2013年03月09日(土曜日)

結城ゼミキックオフミーティングと「たこ足」のモノマネ

東京ではもう、
コートのいらない季節に入った。

今日の土曜日、
私は朝から立教大学。
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こんなにすがすがしいキャンパスになった。
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朝10時から7号館7202教室で、
結城ゼミ・キックオフミーティング。

私が大学院教授となった2009年度から、
結城ゼミはスタートした。
第1期生は2010年3月に修了した5人。
第2期6人、第3期7人ときて、
この3月修了の第4期5人。
それに今年4月から結城ゼミに加わる7人が参集。
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午前中は指導教授の挨拶から始まって、
第2期生の二人からレクチャー。
猪股信吾さんと渋木克久さん。

研究調査の方法論、
論文や情報の集め方。
これはもう、結城ゼミ全体のノウハウとして定着。
二人のプレゼンテーションも、
素晴らしい内容となってきた。

昼食は立教大学名物の第一食堂。
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みんなで学食。
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午後は、新第5期生の研究テーマ発表。
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そして修了したばかりの第4期生の研究発表。
それぞれに研究論文を書いて、
論文審査を受けたばかりの研究を、
さらに充実したプレゼンテーションで公開。

とてもよかった。

第1期生の名古屋文彦さんと田村直純さん。
名古屋さんは日本マクドナルドを今月卒業、
田村さんはイオンリテール㈱で広報をしている。
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それからやはり1期生の高橋修一郎さん。
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神田外語学院教務センター・コーディネーターだが、
現在は大学講師もしている。

1日ゼミをやっているうちに、
キャンパスにも夕ぐれがやってきた。
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ゼミが終ると、懇親会。
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会場は、ホテルストリックス東京。

結城ゼミOB会会長・名古屋さんの音頭で乾杯して、
飲んで、食べて、語り合った。

最後に、第5期生のゼミ長が決まった。
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足立幸一さん。
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1年間、よろしく。

そして最後の最後に全員で写真。
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素晴らしいゼミ、私の誇りです。

さて、糸井重里の『ほぼ日刊イトイ新聞』。
新聞スタイルのインターネットサイトだが、
巻頭言は「今日のダーリン」。
毎日、必ず糸井重里自身が執筆。

今日は「タコがじぶんの足を食べる」という俗説、
いわゆる「たこ足」から連想した話。

「点けっぱなしにしているテレビを見てて、
『ものまね』の番組や『カラオケ』の番組が、
ずいぶん増えているなぁと思っていたのですが、
これは『タコがじぶんの足を食べる』と、
同じことなんじゃないかなと思ったわけです」

「ものまね」や「カラオケ」は、
価値を増やしていない。

「いままであったものを、まねたり、なぞったりするだけで
『まねされる元のもの』をつくってないんです」

「クイズ」番組も同様。

歌番組やドラマは、
「元のもの」を出す。

「元のもの」とは、
価値を問いかけるもの。

これは当たるものもあるし、
外れるものもある。

だから価値を問いかけるものは、
だんだんテレビから消えていった。
テレビは「ハズレ」を嫌うから。

「『タコがじぶんの足を食べる』現象は、
テレビばかりじゃなくて、
世の中全体なんじゃないか?」
これが糸井重里の指摘。
「新しく価値を増やそうとすると失敗の可能性があるから、
『ありあわせのもの』のパロディや化粧直しで、
なんとかしようという『時代』なんだっていう気がする」

「新しい価値」をつくることは、
しんどい仕事だ。

それから逃れようという風潮がある。
「じぶんにも、それに感染してるところ、
ありそうだなー」

糸井さんはいつものように、
自嘲気味にコラムを終わらせるが、
そこから逃げ出さないぞ、
という決意が潜んでいる。

この精神は見習いたい。

さて日経新聞に、
「食品スーパー出店攻勢」の記事。

スーパーマーケット企業トップのライフコーポレーション、
首都圏のヤオコーや中部のバロー、北海道のアークス。

ライフは14年2月期に14店の新店計画。
そこにさらに1~2店の上積み。
年間200億円超の投資計画。

2012年度は120億円で11店。
新店の7割は首都圏。

そのために千葉県習志野市の惣菜センターを新設、
大阪市内の惣菜センターも12億円投資で生産能力増強。

ヤオコーは13~14年度、年10店ペースで出店。
12年度の2倍。

バロー16店程度の出店計画。
これは以前の1.5倍のペース。

アークスは、約10店を新規出店。

記事は「食品スーパーの優勝劣敗が鮮明」と指摘し、
それが「業界再編」につながると分析。

その理由は第1に低価格消耗戦、
第2は異業態間競争。

相手は、コンビニ、ドラッグストアなど。

アークスの横山清社長のコメント。
「2~3年後には業界の風景が
違ったものになっているはず」

チェーンストアの多数の新規出店は、
「プロトタイプ」というモデル店を創造し、
そのモデルを次々につくっていくことによって可能となる。

テレビでいえば、
「新曲」や「新ドラマ」「新ニュース」番組をつくって、
それを磨きつつ、新しい価値を求めていく。

「たこ足」の「ものまね」や「カラオケ」は、
いかに技術が上がっても、
「新しい価値創造」を模索しはしない。

同じように「たこ足的新規出店」は、
新しい価値を創造しないという点で、
同質化競争を蔓延させ、
「劣敗」の要因となる。

大学院生の修士論文は、
先行研究レビューが前提となる。

だから「ものまねやカラオケ」を、
全面否定するものではない。

しかし最後にめざすものは、
「新しい価値」の追求であることを忘れてはならない。

いつものようにピーター・ドラッカー。
「企業の目的は顧客の創造である」

チェーンストアも大学院も、
「新しい価値」を創り出すところに、
存在意義がある。

〈結城義晴〉

2013年03月08日(金曜日)

「ポリアンナ効果」と「法人税パラドックス」/イオンと商人舎のO2O

毎日新聞の巻頭コラム『余録』。
「ポリアンナ効果」を紹介。

「人が物事の否定的な評価より
肯定的な見通しに影響を受けやすいこと」

フジテレビ系の「ハウス世界名作劇場」で、
1986年1月から12月まで放映されたテレビアニメ。
『愛少女ポリアンナ物語』全51話。

この主人公の名前からとられた「ポリアンナ効果」。

8歳の少女ポリアンナ・フィティアは、
「よかった探し」が得意。

どんなことが起きてもその中から、
よかったと思えることを探し出して
明るく振るまう。
それが「よかった探し」。

「健康な人は自分自身の評価について も、
平均的他人より優れているという
ポジティブな錯覚を抱きながら暮らしているらしい」

私にもこのポリアンナ症候群の傾向がある。

日本の研究チームが、
この脳のメカニズムを解明した。

それはいわば「優越の錯覚」とでもいうもの。

「人は平均で2割ほど自分を過大評価していた。
さらに自己評価の高かった人ほど
脳内で快楽物質を出す部位が活発だった」

しかし、いいことばかりではない。
そんな人は、
「状況を判断する前頭葉の働きが弱くなっていた」。

人は「優越の錯覚」が弱まると、
鬱病状態に陥る、らしい。

毎日新聞コラムはここから、
アベノミクスのポリアンナ効果に話を持っていくが、
私は小売りサービス業の「優越の錯覚」は、
成果をあげる条件
の一つになると思う。

「ポリアンナ効果」を意識して、
社内、店内で、
「よかった探し」でもしてみたい。

一方、日経新聞の『大機小機』。
EU諸国で起きた「法人税パラドックス」を紹介する。

冷戦後のEU諸国。
激しい法人税率引き下げ競争が展開された。
にもかかわらず、法人税収は増加した。

不思議な現象だが歴史的事実。

要因は二つ。
第1は「法人税率の引き下げと同時に
減価償却などを見直して課税ベースを拡大したこと」。

第2は、「税率引き下げで起業意欲が高まり、
開業率の上昇で経済が活性化したこと」。

アベノミクスでは法人税率引き下げを企図する。
その代り消費税率を上げる。

ここに批判が巻き起こる。

そこでコラムニストは、
「法人税パラドックス」で対抗し、
教訓を導き出す。

「課税ベースの拡大と
アントレプレナーシップが沸き起こるような規制緩和・成長戦略を、
同時に進めていくこと」

この「法人税パラドックス」のような現象、
実務の世界にも起こる。

消費税率増税のときに、
正々堂々、価格転嫁して、
その上で売上げも上がる方法はないか。

「消費税パラドックス」は生まれないか。

「ポリアンナ効果」を意図的に使って、
問題解決に当たりたい。

最後に小売業ニュースを日経新聞から。
イオン
はソフトバンクテレコム、ヤフーと組んで、
O2O展開を始める。
O2O(オー・トゥー・オー)とは、
「Online to Offline」。

「携帯電話にデータを配信」
これがオンライン。
「インターネットを利用する消費者を
小売店舗に誘導する」
これがオフライン。

私たちが4月10日に創刊する『月刊商人舎』は、
『商人舎Magazine』とのO2O。
紙の『月刊商人舎』がオフライン、
網の『商人舎Magazine』がオンライン。

こちらは「Offline to Online」ではあるが。

イオンは3月15日からまず、
全国の総合スーパーイオン460店で開始。
さらに年内、マックスバリュなど食品スーパー1000店に広げる。

消費者は「ヤフー!ジャパン」のキャンペーンサイトから
アンケートなどに回答する。
当選すると携帯電話にメールが送られる。

メールにバーコードが印字されており、
店頭の発券機「ハッピーゲート」に携帯をかざすと、
景品や割引券と交換できる特典クーポンが出る。

この割引の原資は消費財メーカーが負担。

昨年末年始に50店で実験。
ペットフードの試供品を3000人に贈るとしたところ
6000人が応募。
さらに当選者の58%が来店。

チラシなど紙に比べると、
圧倒的に低コストで効率的。

さらにクーポンを入手した顧客が、
どの店をどの時間に訪れたとか、
ついでに何を買ったとか、
購買行動データも蓄積。

これが電子マネーワオンなどの顧客データと合体して、
流行りの「ビッグデータ」となっていく。

Offlineを持つから、
Onlineの活用が可能となる。

かつては「クリック・アンド・モルタル」などといわれた。
Click and mortarは、リアル店舗と、
ネット上のバーチャル店舗の双方を運営し、
相乗効果を狙う。

ここで使われた「クリック」は、
パソコンのマウス操作の「クリック」のこと。
いま、スマホの時代に入って、
「クリック」は少ない。

リアルとバーチャルも使わない。
だからO2O。

商人舎は「紙と網の融合」。
イオンに遅れずO2Oに乗り出したい。

ここでも私は、意図的に、
「ポリアンナ効果」を使うつもりだ。

〈結城義晴〉

2013年03月07日(木曜日)

日本ルネサンスと日本電産永守「大ボラ」&アークス横山「大夢」

東京・横浜の今日の最高気温、
18度、19度。
そのうえ今日の花粉飛散、
「非常に多い」。

今年はなぜか、
花粉症にかからなかった結城義晴。
しかし、夕方、横浜の商人舎オフィスに戻ったら、
くしゃみ連発。

昨日も書いたように、
1月の下旬に帯状疱疹にかかって、
その治療のために抗生物質を飲んだ。
それが効いているのかと思ったら、
途端に、花粉症がやってきた。

「いらっしゃい~!」
桂三枝改め文枝のギャグ。
そんな気分で、
私はそれほど辛くは感じない。

朝日新聞の『天声人語』。
〈百人の鼻すする音や花粉症ともじった。
「1日の最高気温が15度を超すと、飛散量は一気に増える」

今日の首都圏がまさにこれだった。

〈目のふちが世界のふちや花粉症〉
〈俳人で新聞記者の山口優夢〉

症状がひどい人には申し訳ないが、
私は花粉症すら、友達にして生きていこうと思う。

誰も相手にしてくれなくなったら
僕のところに来ればいいさ
いつだって君の相手をしてあげるさ
風邪は友達 風邪は友達♪

〈山崎眞幹・作詞作曲〉

さて私は昨日から、
千葉県茂原。

6時頃に目覚めたら、
美しい朝日。
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昨日は、夕方、
横浜の商人舎オフィスを発って、
ベイブリッジを越え、
アクアラインを潜って千葉に入った。
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そしてスーパーマーケット経営者の皆さんと会合。
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前列真ん中は、荒井伸也さん。
オール日本スーパーマーケット協会会長。

右隣はヤマザワ会長の山澤進さん、
その隣は関西スーパーマーケット社長の井上保さん、
さらに伊藤園副社長の江島祥仁さん、
荒井さんの左隣は、とりせん会長の前原章宏さん、
さらにあづま食品社長の黒崎英機さん。

後列には、サミット社長の田尻一さん、
千葉薬品社長の神崎彰道さん、
ダイイチ社長の鈴木達雄さん、
エレナ社長の中村國昭さん、
ヤマナカ社長の中野義久さん、
そして伊藤園副社長の本庄周介さん。

さらに最前列に、
伊藤園所属の女子プロゴルファーの皆さんが加わって、
一同で記念写真。
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私は個人的に大ファンの塩谷育代プロと、
ツーショット。
20130307180254.jpg
握手してもらったら、
意外に柔らかくて細い手だった。

その後、食事しながら、
談論風発。
20130307180302.jpg
今日はグレートアイランド倶楽部で、
「ドクターズ・ゴルフ会」。

会の名称は私の命名。

「マスターズ」は世界4大メジャートーナメントのひとつ。
米国ジョージア州オーガスタ・ナショナルで開催される。

そして「マスター」とは、
大学院修士課程を修了した人に与えられる資格。
その上の博士課程修了者は、
「ドクター」と呼ばれる。

そこでこのゴルフ会を、
「マスターズ」の上を行く志を持ち続けようと、
「ドクターズ」と名づけた。

優勝者は「ドクター」と呼ばれるが、
今回は並み居る強豪を押しのけ、
荒井伸也さんがその栄誉を獲得。

おめでとうございます。

さて日経新聞の『Voice』。
イギリス人のウィル・ハットンの持論を紹介。
オックスフォード大ハートフォードカレッジ学長。
「次の10年は中国が後退し、
日本のルネサンス時代になる」

嬉しいこと、言ってくれる。

中国が後退するという部分ではなく、
「日本のルネサンス時代」がやってくるというところに、
共感を抱く。

「中国は共産党政権の誕生から60年余りが経過し、
汚職がまん延、第5世代による一党支配の正当性が揺らいでいる」
怖くて鋭い指摘は、
中国の現状が崩壊前のソ連と重なるというところ。
「今後3~5年の間に“中国の春”が起きる」

〝中国の春”とは「アラブの春」にひっかけた言葉。
「アラブの春」は中東の民主化運動のことで、
中国でもそれが起こるという大胆予測。

一方、日本を評価する根拠は、
「企業の技術力と研究開発の強み」。

技術力や研究開発は、
製造業に限らない。
小売業、卸売業、サービス業でも、
テクノロジーのイノベーションが起こる。

嬉しいのは、次の予言。
「中国がまねたいと思うような維新を
なし遂げることができる」

小売流通サービス業では、
それがはっきりしている。

これからの10年間、
日本のルネサンスを信じて、
私も生きていこう。

そんな時、
「花粉症」も「風邪」も、
友達と考えるくらいの包容力は必要だろう。

これも日経新聞の『経済教室・経営塾』。
今週はずっと日本電産社長の永守重信さんが語っている。

同社の2012年3月期連結売上高は約6800億円。
「15年3月期に1兆2000億円、
30年3月期には10兆円に伸ばしたい」

故渥美俊一先生が、
「1+99」を訴えていたことを思い出した。

現在を「1」と考え、
将来は「99」をプラスすると構想せよ。

現在の「1」を5%ずつ増やそうと思うと、
10年間、それを実現させても1.71倍にしかならない。

毎年3%成長と考えると、
10年後は1.38倍。

もちろんこれらも大した仕事だが、
永守さんとは異なる。

「経営者の使命は夢を具体化し、実現することだ。
あまりにも大きな夢は『ホラ』だが、
経営者はときに『大ボラ』をふくことも必要だ」

これはアークス社長の横山清さんに通ずる。
横山さんが大ボラ吹きという意味ではない。
横山さんの有名な言葉は「大夢」。
大きな夢。

さらに「夢限大」。
夢は無限大の広がりを持て。

永守さんはそれを「大ボラ」という。
「大ボラがしだいに中ボラや小ボラに変わり、
実現可能な夢になる。
売上高10兆円はまだ大ボラだが、
必ず実現できると信じている」

その夢の実現のコンセプトは、
「回るものと動くもの」。
これを事業の基本に据えて、
「世界ナンバーワンの総合モーターメーカー」を目指す。

ウィル・ハットンの「日本のルネサンス」は、
永守さんの「大ボラ」や横山さんの「大夢」なくしては、
実現しない。

ただしゴルフでは「大ボラ」は禁物。
「最悪を覚悟して最善を尽くす」
アマチュアの球聖・中部銀次郎の言葉。

日々の仕事では、
こちらが優先されるが、
ビジョンやロマンは、
大夢や大ボラが求められる。

〈結城義晴〉

2013年03月06日(水曜日)

イノベーションへ⇒伊勢丹新宿店とローソンのリピート率活用

春がやって来ている。
いい季節です。
私は本来、花粉症だが、
今年は昨年の4倍とも5倍ともいわれるのに、
それほどきつくはない。

帯状疱疹の薬を飲んだからだろうか。

もしそうだとすると、
帯状疱疹も悪くはないことになる。

昨夜、商人舎オフィスを、
立教大学大学院結城ゼミの第4期生が、
訪ねてくれた。
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この春、見事修了して、マスターとなった3人。
私の隣から、
武藤麻代、内田憲一郎、香川耕太郎。

エノテカのワインをプレゼントされて、
とてもうれしかった。

さて朝日新聞の『天声人語』
堀口大学翻訳の批評家グールモンの短章。
「女を悪く云う男の大部分は
或る一人の女の悪口を云って居るのである」
なるほど、心当たりもある。

「人はごく狭い知見や印象で全体を語りがちだ。
だから文中の『女』は何にでも取り換えがきく。
たとえば若者、オジサン、アメリカ人、医者、新聞記者……
そして生活保護受給者もまた、しかりではないだろうか」

ごくごく狭い知見や印象で、
全体を見てはいけないし、
全体を判断したり語ったりしてはいけない。

まったくもって、
自戒とすべし。

さて日経新聞最終面の『交遊抄』
ヤオコー社長の川野清巳さんが、
「消えない絆」と題していい話を披露。

「全く異なる2つの個性を持つ恩人がいる。
ヨークベニマル前社長の故大高善二郎氏と現社長で弟の善興氏」

この出だしだけで、「同感」と相槌を打ってしまう。

「理論派でシャイなところもある善二郎氏は、
生き方を含め良き相談相手だった」

欲しい人材を採用できなかった時には、
「求める人は社内にいると
神様が言っているのではないか」。

「善興氏は逆に社交的で現実的なタイプだ。
仕事の細かいことまで相談に乗っていただいている」

「商売には近道はないよ」。

善二郎さんは、2006年に逝去。
善興さんは言う。
「関係を通じ積み重ねた絆は消えない」

私も善二郎さん、善興さん、
お二人と交遊があったし、今もある。

川野さんの文章を読んで、
ひたすら善二郎さんを懐かしんだ。

朝日新聞の記事。
「GE調査 日本の経営力低い?」

ゼネラル・エレクトリックが、
世界の経営幹部に行った調査。

昨年10月から12月に、
世界25カ国の3100社の経営幹部に尋ねた。
テーマは「イノベーション(革新)」

3100社の81%が、
日本は「環境整備が進んでいる」と答えた。

しかし日本の企業幹部は41%しか、
「環境整備が整っている」と答えなかった。

日本の自己評価は、
全12項目のうち7項目で25カ国中最下位。

海外からは高い評価、
自己評価は低い。

一橋大学教授の米倉誠一郎さんの分析。
これは「経営力の低さの表れ」。

経営力ともいえるが、
自信の欠如だろう。

イノベーションへの挑戦。

代表的な企業だけではない。
中小企業こそ、
この挑戦の精神は求められている。

挑戦といえば、
伊勢丹新宿本店の改装が終って全面開業。

三越伊勢丹ホールディングス大西洋社長のコメント。
「進化し続ける店。日本一、世界一を目指す」

目玉は情報発信スペース21カ所の新設。
これは定期的に内容が入れ替わる。
具体的には旬の商品やライフスタイルを提案。

投資額約90億円で、
初年度店頭売上高約2150億円の計画。
これは2011年度比5%増。

小売業のイノベーションへのチャレンジであることは間違いない。
必見の店舗が新宿に登場した。

日経新聞の記事。
「進化するコンビニ ビッグデータ、売れ筋発掘」
これもイノベーションの事例。
コンビニ年間売上高10兆円に迫る。

全国約1万店となったローソン
その大ヒット商品は「焼パスタ ラザーニャ」。
昨年10月の発売から20日足らずで100万食販売。
2秒に1食売れる計算。

ここには、ポイントカード「ポンタ」の購入データ活用がある。
現在の会員数は約5100万人で私も会員になっている。

誰が、どこで、何を、何回買ったかがわかる。
つまりID-POSデータ

私は今年がFSPとCRMの本格化元年だと唱えている。
フリークエント・ショッパーズ・プログラムと、
カスタマー・リレーションシップ・マネジメント。

ローソンが着目したのは「リピート率」。
同じ顧客が同じ商品を繰り返し購入する比率。

この数値が高いほど、
より息の長いヒット商品につながる。

私が取締役を務めるカスタマー・コミュニケーションズ㈱の、
ID-POS活用ノウハウのもっともポピュラーなものが、
この「リピート率」。
ABC分析では振り落とされてしまうデータだ。

「焼パスタ ラザーニャ」は発売初日で0.5%のリピート率だった。
通常の0.3%より高い。

例えば、昼食に食べた若い女性が、
仕事帰りにも買うケースが多かった。

ローソンはたった「0.2ポイント」の差を、
「ヒットの波頭」ととらえて、
「店に並べるスペースを一気に広げよう」と決めた。

コンビニはこれまでずっと「単品管理」で売れ筋を発見してきた。
それがポイントカードや電子マネーの普及で、
業界全体で年間延べ150億人分の膨大な購買履歴の「ビッグデータ」となる。

ローソンの新浪剛史社長
「ビッグデータの活用でコンビニの経営は大きく変わる」
ID-POS活用はローソンが一番進んでいる。

セブン‐イレブンは電子マネー「ナナコ」の購買データを活用する。
酒と惣菜の同時購入率を分析。

酒の品ぞろえを強化して同時購入率を調べると、
2011年春は28%だったが、12年夏には35%に上昇。

ファミリーマートは共通ポイント「Tポイント」を活用。
約300億円を投資して情報システムを刷新。

コンビニ業界あげてイノベーションへの競争を激化させる。

しかしこの記事は、
セブン&アイ・ホールディングス鈴木敏文会長の言葉で終わる。
「消費者が求めるのは新しいモノ。
データに縛られすぎると、消費者ニーズを見誤る場合がある」
いつもクール。
そしていつも正しい。

データがビッグデータになろうが、
現場で顧客を見て、
商売する原点を忘れてはならない。

〈結城義晴〉

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