結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2013年01月13日(日曜日)

ジジのHarrods土産[日曜版2013vol2]

こんばんは、
ジジです。
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ボク、おみやげを、
もらいました。

イギリスのロンドンから、
Harrodsのおみやげ。
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Harrodsというのは、
世界一のデパートメントストア。
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お店のなかに、
スフィンクス。

そのおみやげは、
これです。
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あっちむき。

こっちむき。
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きいろくて、ちっちゃいネコちゃん。

そう、ボクの食器。
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こっちむき。
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あっちむき。
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なんとも、いえません。
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ふるいのは、
これでした。
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あたらしいのとふるいの。
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ふるいのは、イヌのだったのですが、
あたらしいのは、ネコの食器。

さて、どっちがいいか。
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ふるいものと、
あたらしいもの。

「あたらしければいい」と、
いうものではありません。

「ふるければいい」も、
おなじリクツですが。

まずは、ためしてみる。
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ん~。
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ひっくりかえして、
ためしてみる。
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ん~っ。
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・・・・・・・・。
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「・・・・・・・。」

どっちがいいか。

でもボクは、
おいしいのが、
いちばんいい。

たとえば、
こんなのだって、
いいんです。
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やってみますね?
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ん~、ん~。
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ん~、ん~、ん~。
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ん~、ん~、ん~、ん~っ。
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・・・・・・・・・・。

まぁ、冷静になってかんがえてみると、
器は、つかいがってです。
たべやすいのが、いちばん。
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だとしたら、あたらしいほうかな?

それにロンドンのHarrods。
経験価値マーケティングでいえば、
Harrodsがいいでしょう。
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ゴミバコは、
やはり、
たべにくい。
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おみやげ、
ありがとうございました。
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あたらしいのを、
たいせつに、
つかうことにします。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2013年01月12日(土曜日)

平成24年度「財界経営者賞」で平和堂・夏原平和社長が受賞

春が訪れたかと思うほど、
暖かい横浜。

つい「小春日和」などと言いたくなるが、
「小春」とは陰暦10月のこと。
今流の太陽暦では11月頃にあたる。

晩秋から初冬にかけて、
移動性高気圧に覆われた時など、
穏やかで暖かい陽気となる。
それが小春日和。

残念ながら今日は、小春日和ではないが、
もう本格的な春かと勘違いさせるほどの日和。

そんな日に、おめでたい話。
一昨日1月10日、
平成24年度「財界賞」「経営者賞」の贈呈式があった。
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㈱財界研究所主催。

「百万人行かずとも我行かん」

「この日本国を蘇生させる」
こんなスピリッツを持つ財界人、産業人を表彰する。

『財界』創業者は三鬼陽之助。
1907年生まれの明治人。

㈱商業界創業者の倉本長治主幹は、
1899年生まれだから、
三鬼よりも8つ年上になる。

三鬼はダイヤモンド社、東洋経済新報社などを経て、
昭和28年に㈱財界研究所を創設し社長となり、
同時に『財界』を創刊、主幹となる。

㈱商業界は昭和23年創立、
月刊『商業界』も同じく昭和23年の創刊。

どちらも『財界』よりちょっと伝統がある。

倉本長治と三鬼陽之助は、
知り合いだったに違いない。

私も現在の村田主幹とは、知友である。

その三鬼の思いは、
「経営者にも文壇の芥川賞、直木賞のような賞があるべきだ」

そこで『財界』創刊の昭和28年度から財界賞を創設、
経営者賞は昭和30年度にスタート。

私は㈱商業界社長のとき、
同じような趣旨で、「商人大賞」をつくった。

2005年第1回受賞は、
ファーストリテイリング柳井正さん。
2006年第2回は、
ロックフィールドの岩田弘三さん、
2007年第3回は、
コメリの捧賢一さん。

そして2008年第4回は、
スタジオアリスの本村昌次さん、
2009年第5回は、
びっくりドンキーの㈱アレフ庄司昭夫さん。
庄司さんは故人となってしまった。

ここで商人大賞は途切れた。
私も商業界社長を退いていたし。

だから財界賞が59年も続いていることに、
敬意を表している。

私は行けなかったが、
商人舎編集チームが取材。

所は東京・丸の内の東京會舘「ローズルーム」。

財界研究所社長にして、
『財界』主幹の村田博文さんがあいさつ。
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村田さんは、「いま何よりも民間企業の成長が必要」と強調。
「今回の受賞者は様々な問題を抱える日本で、
需要創造に積極的に取り組んでいる経営者」と評価した。

次に、女子レスリングの伊調馨選手登場。
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いわゆる花を添えるという役目だが、
アテネオリンピック、北京オリンピック、
そしてロンドンオリンピックの、
女子63kg級金メダリスト。

身長166cmだが、受賞者全員が、
フォールされてしまいそうなくらい勢いがあった。

続いてすぐに授賞式。
選考委員を代表して、
作家の堺屋太一さんがプレゼンターとなり、
受賞者に表彰状とプレートが贈呈された。
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その今年度の「財界賞」。
米倉弘昌さん。
日本経済団体連合会会長

住友化学会長。
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日本経済界のリーダーとして、
日中関係の改善に取り組んできたし、
政府に対しても積極的に発言してきた。
それが高く評価された。

「財界賞特別賞」は、
稲盛和夫さん。
日本航空名誉会長で、
ご存知、京セラ名誉会長。
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当時78歳という高齢にもかかわらず、
経営破綻した日航の再建を引き受けた後、
わずか2年8カ月で再上場させ、
ナショナルフラッグを復活に導いた手腕が評価された。

「経営者賞」に選ばれたのは6人。

まず、岡藤正広さん。
伊藤忠商事社長。
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「解は現場にある」をモットーに、
資源分野に偏らないバランスに優れた商社経営に
取り組んでいることが評価された。

続いて、東日本旅客鉄道会長の清野智さん。
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東京駅丸の内駅舎を、
国のシンボルとして再生させたほか、
東日本大震災でも新幹線の無事故を守った。
安全への取り組みなどが評価された。

次は、
高原豪久さん。
ユニ・チャーム社長。
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新興国への積極的な展開で業績好調。
現地浸透し、需要創造する企業のお手本との評価。

4人目は、
YKK会長CEOの吉田忠裕さん

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ファスナー最大手企業として、
世界71カ国・地域にグローバル展開。
その経営手腕が評価された。

そして、小売業界からは、
平和堂社長の夏原平和さん。
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昨年9月の反日デモで、
中国・湖南省の店舗が破壊・略奪された。
現地幹部・従業員とともに、
わずか1カ月半で営業を再開させた。

その現地社会と一体となった経営が、
大きく評価された。
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審査委員長・堺屋さんから授与され、
嬉しそう。
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最後は木村皓一さん。
ミキハウスの
三起商行社長。
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「子供服のベンツ」と言われるまでに、
ミキハウスのブランド力を向上させ、
値下げをせずに経営。

さらにスポーツを支援し、
五輪メダリストを輩出している。

祝辞は日本商工会議所会頭の岡村正さん。
東芝相談役。
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そして乾杯の音頭は、
キッコーマン名誉会長の茂木友三郎さん。
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昔の財界賞は重厚長大産業が主流だった。
しかし村田さんの時代になって、
軽薄短小産業や小売り・サービス産業の経営に、
多くの賞が贈られるようになってきた。

当然のことではあるが、
とてもいい方向にある。

平和堂、ミキハウス、
ユニ・チャーム、YKK。

経営者が代表して賞をもらったが、
これは全従業員の名誉ある受賞だと思う。

そのことを私は強調しておきたい。

日本の平和堂の皆さん、
中国の平和堂の皆さん、
心よりおめでとう。

〈結城義晴〉

2013年01月11日(金曜日)

AJS新年経営研修会の「ぶれない意思・ぶれない方針・ぶれない強み」

2時間ほど仮眠をとって
朝、起きたら、
窓の外は空と海。
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右手に観覧車。
そして横浜の港。

目の前にヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル。
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大きなおおきなスイカを8分の1に切って、
白く塗ったような建物。

その向こうは横浜港で、
遠くにベイブリッジが見える。
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昨日は、目覚めると岩手山だった。
東北は雪。
横浜は明るい陽射し。

昨日から、パンパシフィック横浜ベイホテル東急に宿泊。

その昨日は朝、盛岡から横浜まで戻って、
AJSの新年トップ経営研修会。
オール日本スーパーマーケット協会。
会場は恒例となった横浜みなとみらい。
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13時半から研修会、
17時から夕食懇親会の2本立て。
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初めに荒井伸也会長の年頭ごあいさつ。
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「消費者の価格意識が強いが、
これはいつの時代も言われたこと」

「業態別にみると
東日本大震災の後、
コンビニが好調だと報道されたが、
昨2012年終わりごろからは、
スーパーマーケットが前年を上回る状況にある。
すべての小売業態が厳しいなかで、
スーパーマーケットは
相対的には悪くない。

楽ではないが強い業態だ」

荒井さんはいつも強気。
スーパーマーケットほど良い商売はない。
そう信じている。
「AJSは知恵の共同仕入れ」

「今年は商品開発を始めて40周年になる。
現在、コプロ商品は600品目、
430億円の規模になった」

グループのプライベートブランドも、
この規模になってきた。

「少子高齢化の日本において、
スーパーマーケットに求められる機能はいろいろある。
ともに、大いに知恵を出しあって、
2013年を乗り切っていこう」

「いつも同じことを言い続けているが、それが大事。
ぶれない方針をとり続けていきたい」
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ぶれない意思。
ぶれない方針。

例えばウォルマートは、
エブリデーロープライスで、
ぶれない。

それが強み。

ピーター・ドラッカー先生の「事業の定義」。
三つの要素からなる。
第一は、組織を取り巻く環境。
つまり会社や店はどんな環境にあるのか。
それが最初の問題となる。

第二は、組織特有の使命すなわち目的。
わが社、わが店だけのミッション。
それによって、方針や政策は変わってこなければならない。

第三は、使命を達成するために必要な強み。
これこそ自分だけの「強み」。
私の言葉でいえば、ポジショニング。

「ぶれない」のは、
自らのミッションと強みが、
明々白々としているから。

それが一番大事だ。

研修会の記念講演は、伊藤洋一さん。
株式会社三井トラスト基礎研究所主席研究員。
タイトルは「2013年日本経済の行方――小売りの観点から」
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iPhoneとiPad-miniで、
映像や画像、ネット検索を駆使しながら、
講演するスタイル。

ミャンマー視察時の動画を映して新興国の成長力を解説したり、
日本の家電メーカーの縦割り組織が弊害となっていて、
アップルのiPhoneとiPadのような連携する(ループな)製品が、
生み出せないなど、
独自のスタイルで経済再生の見解を90分間語った。
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ただし、1950年生まれの団塊世代で、
ちょいとお行儀が悪い語り口。

「小売りの観点から」とサブタイトルがついていたが、
その面ではまったく益になることはなかった。

1時間の休憩をはさみ、
17時からは第二部の夕食懇親会。
着席スタイルでこの日は、660名が参加。
過去最高。
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乾杯のごあいさつは、小路明善さん。
アサヒビール㈱代表取締役社長。
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円卓を囲んだ食事が30分ほどたつと、
いよいよ会場は名刺交換と懇親の場に。

初めに新社長を紹介。
米倉裕之さん。

カスタマー・コミュニケーションズ㈱社長
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私が非常勤取締役を務めるID-POSのマーケティング会社。
昨年末に新社長になったばかり。
大いに期待するし、応援したい。

こちらは㈱サンプラザの山口力さん。
取締役副社長に就任。
緊張していたが、がんばってほしい。
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荒井会長と二人で、岸弓乃さんを囲む。
愛知県一宮市の㈱キシショッピングセンター社長。
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コーネル大学ジャパン伝説の第1期生のマドンナ。

㈱キョーエイ社長の埴渕一夫さん。
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埴渕さんはiPadユーザー。
ITツールをこなしている。

㈱ヤマナカ社長の中野義久さん。
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激戦の中京で奮闘。
業績も上向きで、いい笑顔。

こちらはお二人。
㈱関西スーパーマーケッ社長の井上保さん(右)と、
サミット㈱社長の田尻一さん。
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三人でポーズ!

㈱いちやまマート社長の三科正嗣さん。
同い年で、二人ともに昨年に還暦を迎えた。
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でも、まだまだ、ふたりとも元気です。

㈱キョーエイ常務の森雅之さん。
コーネル・ジャパン実行の第3期生。
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仲間から「顧問」と呼ばれて一目置かれた存在。

こちらは小倉屋柳本社長の柳本一郎さん。
天皇陛下から黄綬褒章を授与されたばかり。
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おめでとうございます。

乾杯のあいさつをしたアサヒビールの小路社長(左)と、
広域営業本部長の片桐寛さん。
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㈱伊藤ハム社長の堀尾守さん。
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あづま食品㈱社長の黒崎英機さん。
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今年もよろしく。

㈱伊藤園副社長の江島祥仁さん。
左は商人舎エグゼクティブ・プロデューサー松井康彦さん。
アドパイン代表。
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年末の商人舎忘年会の話で盛り上がった。
今年は江島さんも、ぜひ、ご参加ください。

日清オイリオグループ専務の芋川文男さんと、
大阪支店次長の斉藤孝博さん(左)。
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昨年は大阪、東京の方針説明会で講演した。

㈱紀文食品代表取締役専務の高市泰明さん
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商人舎忘年会では紀文賞として、
特製おせちと鏡餅をゲームの景品に出してくださった。
本当にありがたかった。

フジッコ㈱社長の福井正一さん。
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福井さんも、今年1年よろしく。

中締めは㈱髙山の富永孝之社長。
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三本で締めて、健勝を祈念。

お開きの後、舞台を背景に、二人の松本さん。
㈱マツモト専務の松本健司さん(右)と、
AJS専務理事の松本光雄さん。
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最後の最後は、中村伸一郎さん。
AJS取締役総務部長。
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仕切り役、お疲れさま。

こちらは二次会に向かうコーネル・ジャパンの面々。
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こうした会合では、必ず卒業生たちが集う。
そして親睦し、情報交換する。

懇親会が終わった横浜ベイエリアの夜景。
色とりどりで美しい。
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私は、夜景を楽しむ間を惜しんで、
立教大学院・結城ゼミ生たちの修士論文をチェック。
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毎年、AJSの新年会と、修士論文提出の締め切りが重なる。20130111122244.jpg
今夜は、徹夜になろうか。
そんなことを思いながら、
昨夜は、近しい経営者たちと、
ホテルの部屋でささやかな二次会。

マツモト㈱社長の松本隆文さんを囲みながら、
スーパーマーケットの革新について、
本音で議論し合った。

そして、一夜明け、
話は冒頭に戻る。
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朝日がまぶしい。

ほぼ徹夜で、
全員の修士論文を読み上げて、
返却。

夜の8時30分までに、
全員が提出の予定。

大丈夫だと思う。

立教の教授になってからこの4年。
私の正月は、
修士論文の提出が終ってからやってくる。
そしていつもAJSの新年会に重なる。

それが今日。

みなさん、あらためて、
明けましておめでとうございます。

三連休で、土日の次は成人の日の祭日。

「明日も明後日も、
明々後日も、
優しく、強く」

〈結城義晴〉

2013年01月10日(木曜日)

「ふるさとの山に向かいて言うことなし」と「学ぶ者には福来る」

朝、起きたら、
窓の外に岩手山。
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頂きのあたりに雲がかかっていたけれど、
富士山とは違う感動。

まさに、
「言うことなし」

ビルの谷間のむこうに岩手山。
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なんだか朝から、得をした気分。
「今日も一日、優しく、強く」

元気を出して、はやてに乗り込み、
東北の雪の平原をひたすら南下。
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快晴のなかの雪景色、
目が痛くなるほどにまぶしい。

向かうは、横浜みなとみらい。

さて昨日は、盛岡で、
東北シジシー主催の2013新春講演会。
私は今年最初の講演。
いつものように後半は上着を脱いで、
大熱演。

その後、懇親会。

冒頭の挨拶は、
㈱東北シジシー会長の遠藤須美夫さん。
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私はスーパーマーケット業界きっての教養人だと、
尊敬している。

遠藤さんは、石川啄木を引き出した。
ふるさとの山にむかいて言うことなし
ふるさとの山はありがたきかな

私の好きな坂口安吾は、
「ふるさとは語ることなし」と碑に残した。
こちらは新潟県人。
ちょいとニヒル。

遠藤さんから「今日の講演は目から鱗」と言われたのは、
本当にうれしかった。

ユニバース社長の三浦紘一さんも、
これ以上ないというくらい勉強熱心で真摯な経営者。
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会社全体がその真摯さを体現していて、
私は大好きな企業だ。

㈱伊徳会長の伊藤碩彦(ひろひこ )さん(右)と、
㈱タカヤナギ社長の高柳智史さん(左)。
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両社は昨年4月に㈱ユナイトホールディングスをつくって、
経営統合。

そして高柳さんは、
コーネル大学ジャパン実行の第3期生。

さらに㈱びはんコーポレーションの皆さん。
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左から社長の間瀬半蔵さん、
専務の間瀬慶蔵さん。

「山田の醤油」で有名で、
商人舎でも拡販に協力している。

びはんは3.11 の大震災で、
岩手県山田町の2 店舗を失った。
しかしそこから元気に立ち直って、現在は、
被災店舗の駐車場で大型テントの青空売場を展開。
もうひとつは、八幡町の旧岩手県立山田病院内に、
20 坪の土地で「びはん旧山田病院店」を営業。

間瀬さんたちの笑顔を見てください。
今日も一日、優しく、強く。

それから、㈱ベルプラス社長の澤田司さん。
コーネル・ジャパン奇跡の第2期生。
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締めはこの人、㈱ジョイス社長の小苅米秀樹さん。
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コーネル・ジャパン伝説の第1期生で、
先のユニバースとともに、
アークスに参加。

北海道・東北でしっかりとした勢力を形成。

東北シジシーにはつわものが揃っている。
写真は撮りそこなったが、
㈱マイヤ社長の米谷春夫さん、
㈱ウジエスーパー社長の氏家良典さん、
㈱マエダ社長の前田恵三さん、
㈱キクチ社長の菊地逸夫さんなど、
元気な面々が集って、学びつつ、交流。

東北シジシーは全国のシジシー・グループのなかでも、
飛び切り元気のいい、しっかりした会社が集まっている。
いい講演会と懇親会だった。

「学ぶ者には福来る」

最後に、遠藤さんと写真。
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ありがとうございました。

「ふるさとの山に向かいて言うことなし」
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一路、横浜をめざした結城義晴。
今度はオール日本スーパーマーケット協会。
新年トップ経営研修会。
それは明日、紹介。

さて今朝の日経新聞に、
㈱イオン社長の岡田元也さんと、
㈱ファーストリテイリング会長兼社長の柳井正さんが登場。

岡田元也さんは、
アジア進出問題を語りつつ、
「スピード感がなかったらどうしようもない。
世界中の企業がアジア進出を狙い、
現地企業も急成長している。
日本企業が優位性を保てる時間は
すごく短くなっている」

日本企業の強みをこう語る。
「アジアの他国は日本の発展を追いかけているので、
日本企業にはかなり先が見通せる」

さらに「正直さも強みだ。
食品の安心・安全など正直さは信用につながる。
多国籍化が進むほど、
日本企業のブランドが持つ信頼感は重要になり、
競争力を左右する」

岡田さんは、我々の強みとして、
「正直さ」を挙げた。

私も賛成。

一方の柳井正さん。
大学に対して「辛言直言」。

「世の中がこれほど大きく変化していく中で、
社会人になってから改めて勉強しようと考える人も多いはずだ。
大学はいつでも勉強するために通えるような
生涯学習の場に変わるべきだ」
私は立教で、この生涯教育の一端を担っている。

「社会人の要求にこたえられる教員の技量も必要だ。
大学教員は毎年、同じ内容の講義をしている。
経済や経営などの社会科学は
社会の動きとともに変化しているはずなのに
アップデートしていない。
どんどん社会から乖離(かいり)していっている。
そんな教員は必要ない」
手厳しいが、これも賛成。

「一度、教授になったら定年まで安泰な世界なんて変だ。
ちゃんとパフォーマンスを発揮し続けないと、教授として
大学には居続けられないような人事制度にしてもらいたい」

「大学教員は研究と教育の2つの役割があるが、
教育をないがしろにしているような気がする。
はっきり言うと教えるのが下手」

「学生に学問への興味を持ってもらわないといけないのに、
相手に伝える技術を持っていない。
教える技術を養ってほしい」

そのために必要なこと。
「大学の経営から変えないと始まらない。
ちゃんとした経営者がやるべきだ。
大学といえども(資金や人材などの)インプットに
見合う成果であるアウトプットを求める仕組みが必要だ」

大学生に対しては。
「必要な基礎的な教養や知っておくべきことを知っていないし、
知識の絶対量も少ない。そのために適切な判断ができない。
もっと知識を詰め込まないと、自分が進んでいる道が
世の中の方向性に合っているのか分からない」

「実業界は自分で考えて、自分で結論を出して
実行できる人材を求めている」

「社会に望まれるビジネスはどのようなものなのか、
社会により貢献できる経営のあり方、
人間のあり方を教えてもらいたい」

「会社員製造機関ではだめで、
起業家の育成が大切だ」

「大学や大学院でそうした講座も出てきたが、小手先だ。
経営マインドを持つ人材が大学から輩出されないから、
そのための機関も自前で作った。
世の中を変えるような仕事ができる人材を育てたい」

だからユニクロでは、
大学1年生に内々定を出す選考制度を始めた。
「目的意識を明確に持つ学生に内々定を出し、
卒業後の入社を待つ」

柳井正、言いたい放題。

しかし、納得できる。

「学ぶ者には福来る」

〈結城義晴〉

2013年01月09日(水曜日)

東北シジシー講演会と野菜相場高騰対応安売りとマクドナルド減収

今日は朝から、
東北新幹線に乗り込んで、
盛岡を目指す。

仙台に着く前に、
景色は真っ白。
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ああ、東北はまだまだ、寒い。

あらためてそんな感慨を抱きながら、
結城ゼミ生の論文を読んだり、
パワーポイントをチェックしたり、
最後は急遽、原稿のゲラの校正をしたり。

2時間20分ほどで、あっという間に、
盛岡に到着。
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30年ほど前に盛岡に通っていたころは、
いつも羽田空港からYS11に乗り込んで、
花巻空港に降りたものだった。

着陸直前には、必ず、
岩手山から吹き上げる風で、
機体がスーと持ち上がって、
それからガクーンと落ちる現象に見舞われた。

そんな盛岡が、
140分の時間距離に近づいた。

到着したら、㈱東北シジシーの鎌田晃さんが、
改札まで迎えに来てくれていた。

駅前のホテルメトロポリタン盛岡。
ここで㈱東北シジシー主催の「2013新春講演会」。
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メンバー企業から、約300名が参集。
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私は第一部で講演。
「2013スーパーマーケットのTide of Time」
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今週月曜日の立教大学院サービスマーケティングが、
今年最初の講義だったが、
「講演」と呼べるものは今回が初めて。

気合が入った。
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ご清聴を感謝したい。
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しかし自分ながら、
今日はいい講演だった。

第二部は、岩田松雄さん。
リーダーシップコンサルティング代表で、
元スターバックスコーヒージャパン㈱社長。
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昨年11月21日に名古屋の㈱折兼主催の「白熱教室」。
ご一緒して好評を博したが、
二度目の結城義晴・岩田松雄の共演となった。

岩田さんの講演テーマは、
「大競争時代の企業成長と組織再生」

私も一番後ろの席で聴講させてもらった。
もしかしたら、商人舎で、
岩田さんをお招きして、
講演会を開催できるかもしれない。

そう、考えたからだ。

とても感動的な講演だった。

さて、高値の野菜が続く。
そこで各地で「野菜のセール」が始まった。

気温低下の影響で野菜の入荷量が減り、
一部の価格が高騰しているため、
消費者の節約志向に応える。
これが名目。

日経新聞で報道。
まず、イトーヨーカ堂。
今日の9日から11日まで、
全161店で、
キャベツや長ネギなど18品目を、
通常より2割から6割値下げ販売。

期間中は通常の3倍の販売量。
約2000トン。

イオンは、グループの総合スーパーで、
野菜のディスカウント。
キャベツ、白菜、ジャガイモなど約20品目、
2~6割低価販売。

9~10日は関東の95店、
11~12日に関東を除く北海道から沖縄までの325店。

ダイエーは19~20日、
北海道を除く全国の約280店で、
野菜と果物の計20品目強。
これも2~6割のディスカウント。

相場商品を、高くなったら、安く売る。
それができる可能性は、
考えられる限り三つ。

第1は、自分の利益を度外視して、
仕入れて売る。

だから短期間、限定店舗。
つまり販促のためのマージンミックス説。

セブン&アイ・ホールディングスなら、
セブン-イレブンやヨークベニマル、ヨークマートなど、
グループを挙げて野菜の安売りができればいい。
イオンは、全国のマックスバリュで総力を挙げて、
これを展開できれば、拍手喝采。

ウォルマートやテスコなら、
そうするだろう。
期間限定、総合スーパーだけ。

これは集客の手段であり、
衣料品から住関連商品まで扱う土日型の業態だから、
展開する作戦ということになる。

第2は、年間契約で、
相場に関係なく調達できるから、
安く売れる。

調達説。

イトーヨーカ堂もイオンも、
農業経営に進出した。

だからそのメリットが出たということなのか。

しかしまだ、こんなことができるところまで、
生産量が高まってはいない。

第3は、取引先と利益減を分かち合う。
もちろん今回も協力を仰いでいるかもしれない。
だから量の限定がある。

通常仕入れのスーパーマーケットは、
青果物の相場が上がったら、
それに合わせて、
それでも利益を吐き出して売るしかない。

ここには画期的方策は、
考えられない。
革新的な農業経営をして、
産地直結するしか方策はない。

さてイトーヨーカ堂、イオンリテール、ダイエー。
いかなる手段で対応したのか。

今度、聞いてみよう。

もうひとつ大事なニュース。
「マクドナルド、9年ぶり減収」
日本マクドナルドホールディングスの2012年の既存店売上高。
9年ぶりにマイナス。

これは外食産業にとって、
ちょっとショックな報道。

「低価格メニューで客数は増えたが、
主力のビッグマックなど
価格の高いハンバーガー類の販売が振るわなかった」

「デフレ下の『勝ち組』とされた同社も、
消費者の節約志向を前に苦戦を強いられた」

2012年12月のマクドナルドの既存店売上高、
前年同月比8.6%減。

1~9月期が前年同期比2.2%減、
だから2012年度の減収が確定。

原田泳幸会長兼社長就任以来初。
つまり2004年以来のこと。

「かつて市場に驚きを与えた100円メニューは
今では珍しくない」。
原田さんの言葉。
しかし原田魔術にも陰りが見えてきた。

総合スーパーの野菜ディスカウントも同様だが、
この低価格消耗戦のなかで、
魔術はあり得ない。

今日の講演でも強調した。
最良のベーシックを、
全社・全店・全員で、
丁寧に販売していくしか、
道はない。

〈結城義晴〉

2013年01月08日(火曜日)

鈴木敏文「人間心理学・仮説と検証・継続」と経営の短期か長期か

今日は横浜の商人舎オフィス。
新田間川の川面もちょっとだけ緩んできた。
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正月8日だというのに、
寒さの中のほんの少しの温かさ。

三寒四温と言ったりするが、
その「三日寒くて四日暖かい」の厳密さは、
もう大分、薄れてきた。

川べりの木々の姿が美しい。
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彼らも今日の温かさを感じ取っているようだ。
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行間を読めとばかりに冬木立
〈朝日俳壇 米子市・中村襄介〉
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横浜高島屋は、外装だけ見ても、
元気よさそうだ。
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日経新聞に「初売り商戦に消費回復の芽」の記事。

「今年は日並びが良いこともあり、
6日までの売上高は
前年を上回る百貨店や専門店が多い」

「消費者心理が大きく改善されたわけではないが、
消費回復への期待が高まりそうだ」

セブン&アイ・ホールディングス会長の鈴木敏文さんは、
「消費者心理」をこそ重視する。

「人間の心理を考えた
細かなものの見方から仮説を立て、
正確なデータによって検証していくことを
継続的にやっていく」

〈著書『商売の原点』第二章「お客様の心をつかむ」から〉

この言葉には、鈴木さんのビジネス観がくっきりと、
しかもほとんどすべての要素が込められている。

「人間心理学」「仮説と検証」、
そして「継続」。

鈴木経営が言い尽くされている。

その消費者心理は、今日の陽気のごとく、
ちょっと温まってきたが、
まだ本格回復には至っていない。

日経記事は、そのセブン&アイ傘下のそごう・西武から始まる。
今年は百貨店で初めて全店元日営業。
「セール品目当ての顧客を取り込み、
1~6日の売上高は昨年1月2~7日と比べ15%増」

大丸松坂屋百貨店も、
2~6日の売上高が前年同期比9%増。

高島屋のコメントは、
「客数は増えたが
目当ての商品以外には手を出さない顧客も多く、
先行きは楽観視できない」

イオンリテールは、
「衣料品や食品が伸びて6日までは約5%の増収」

一方、インターネット通販の好調。
楽天は年始からの取扱額が1割以上プラス。
「正月用の本マグロなど食品の取り寄せや、
体形に合わせて選べる衣料品の福袋が売れた」。

アマゾンジャパンは、
「最大9割引きの年始セールで集客」。

記事は、「年末商戦の昨年12月にネット販売額は
個人消費の5%近くを占めた」と書く。

「今年の消費のけん引役」となるかもしれないが、
いまだ完全回復していない消費マインドでは、
限られたパイの取り合いで、
リアルがネットに奪われてしまうこともありうる。

そんな1年になりそうだ。

日経新聞コラム『大機小機』
コラムニスト隅田川氏が、
「短期か長期か」と題して書く。

「短期と長期のバランスをとることは
常に難しい問題である。
短期的な視野で問題を解決しようとすると
長期的な問題を大きくすることがあるからだ」

いわば永遠のテーマといえよう。
経済に関して3つの観点から分析する。

第1は財政運営。
新政権は大型補正予算を編成し、
公共投資を増やして景気を良くしたいと考えている。
短期的に公共投資を増やせば、
その分、成長率がかさ上げされる。

しかし、公共投資の増額分以上に
税収が増えることはあり得ない。
財政赤字は確実に拡大する。

これは長期的には
日本の財政破綻の日をより近づける。

第2は金融政策。
「日銀による積極的な金融緩和を求める声」が強いが、
短期的に金融政策面で圧力をかけすぎると
日銀の独立性に疑問符が付き、
長期的には金融政策への信頼性が失われてしまう。

さらに「デフレからの脱却を通り越して
インフレになる恐れがある」

インフレは歯磨きのチューブのごとし、
出し過ぎると戻しにくい。

第3はグローバル化への対応。
ここでは環太平洋経済連携協定への参加を問題視する。
日本の市場を開いていけば短期的には
日本の農業は大きな打撃を受けるだろう。
しかし、保護し続ければ農業の競争力はさらに低下し、
日本経済のお荷物になっていくだろう。

長期的な視野からは、
市場を開いていくことこそが
日本の農業を強くする道となる。

短期か長期か。

当面は長期的な視野での政策運営を、
コラムニストは支持する。

これはまさしく小売りサービス業、
そして卸売業、製造業の、
今年1年の経営の考え方そのものだ。

目先の利益に目をくらまされる理由は、
何一つない。

〈結城義晴〉

2013年01月07日(月曜日)

お客様は神様? 王様? 能動的消費者? プロシューマー?

Good Monday! Everyone!
[2013vol2]

2013年も第2週に入りました。
このブログでは毎週月曜日に、
Good Monday!と呼びかけて、
その下に[2013vol2]のように書き込みます。
これは「2013年の第2週ですよ」という意味。

その2013年の第1週は、
先週火曜日の1月1日からスタート。

だから今週は第2週。

私はウィークリー・マネジメントをお勧めしています。
マンスリー・マネジメントでは、
月ごとに日数や曜日回りが異なるので比較しにくい。

だからどういうわけか前年同月比が、
基準になってしまう。

私も仕方ないのでそれを使っていますが、
本来なら、直前の4週間、
あるいは13週間[=正確な四半期]の数値を比較するのが、
現状を把握するには一番よい。

みなさんは、自分の体調をチェックするとき、
前年同月比を使いますか?

まあ、人間ドックに入ったりすると、
昨年の数値と比べたりしますが、
それは1年に1回だけ検査をするから。

日々の変化を追いかけ、
週次の動きを見て、
経営をする。

それが一番正確。

だからウィークリー・マネジメントがいい。

『52週マーチャンダイジング』は、
鈴木哲男さんの提唱するものですが、
1年に52回の販促企画をつくることではありません。
お客様の週ごとの暮らしに、
店や売り場を合わせていくことです。

つまりウィークリー・オペレーションや、
ウィークリー・マネジメントが、
基本にあるということなのです。

商人舎版の週の数え方は、
まったく暦通り。
1月1日が始まる週を第1週、
今年ならば1月7日からが第2週。

従って、12月最後の週は第53週となりますが、
それまでお付き合いのほど、お願いしておきます。

さて今日7日は人日(じんじつ)の節句。
朝、七草粥を食べる習慣がある。

「七草粥」は7種の野菜が入った粥。
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ。

しかし平安時代中期の律令施行細則『延喜式』には、
「七種粥」があって、
この粥には、七種の穀物が入っていた。
米・粟・黍(きび)・稗(ひえ)・みの・胡麻・小豆。

今朝の私の七草粥は、五穀米と七草。
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質素な食事が、心地いい。

今年もこういった風習や習慣を、
大切にして生きていきたい。

年を取ってくると、
妙にそんな気分になってくる。

一日にしてならぬもの山眠る
〈朝日俳壇 所沢市・前島弘典〉
選者の長谷川楊さんが「泰然として眠る山」と評す。
一日で出来上がってしまうものではなく、
何日も、何年も、何百年も、何千年もかけて出来上がるもの。
それだけで尊敬できる。
それらを大切にしたい。

惑星に光の届く寒さかな
〈朝日俳壇 静岡市・松村史基〉
三が日は暖かかったけれど、
この数日は寒い。

そして、一月元旦。
初日の出天動説の過りけり
〈朝日俳壇 堺市・小西彦次〉

大根と人参仲良く並びけり
〈朝日俳壇 横浜市・有村次夫〉
スーパーマーケットの売場か八百屋の店頭か。
白色と朱色のカラーコントロール。
今年もよろしく。

月曜日は俳句や短歌を楽しみたい。

さて、今週のスケジュール。
七草から始まって、仕事も普通に本格化。
大学・大学院は今日から始まる。
私はサービスマーケティングの講義。
横浜の小学校は明日から授業開始。

規則正しい生活スタイルの復活。
いいことです。

仕事上、年始挨拶などに外を回る人も多かろう。
新年の賀詞交歓会なども今週から来週にかけて。
私は今週水曜日は東北シジシーへ、
木曜日は横浜でAJS新年懇親会。
その間、原稿2本執筆、
論文3本確認。

そして週末から三連休。
来週月曜日は成人の日。

年末年始の大忙しから解放されて、
すこしずつ冷静に仕事を見直したりする。

それでも、基本は、
今日も一日、優しく、強く。
今年1年の商人舎標語は1月のそれを兼ねる。

よろしく。

最後にひとつだけ新聞から。
日経新聞の『経営の視点』
タイトルは「『お客様は神様』は正しいか」
特別編集委員の森一夫さんのコラム。

「『安ければ何でもいいという市場からは撤退しろ』。
パナソニックの津賀一宏社長は腹をくくった」。
この書き出しで始まる。

かつての松下電器、
テレビ事業の安値競争下で「負け組」。

「『お客様は神様』を金科玉条に、
あまねく広く売ろうと商品モデルを増やし値段を下げ、
そのあげく大赤字だ」

ただしコラムニストのいう「お客様は神様」というフレーズ、
これは三波春夫でございます。

パナソニック創業者の松下幸之助は、
「お客様は王様」。

「誰に何をどう売るか、焦点を絞って
事業構造を組みかえる必要がある」

つまりマーケティングのSTP。
基礎の基礎。

セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング。

「ある分野やある地域などの様々な切り口で、
それぞれの顧客に密着して、
そこでトップシェアを目指す」

今さらか、という気がしないでもないが、
「パナソニックは、
88のビジネスユニット(事業部)を
56に再編して競わせる計画」。

キリンビールの磯崎功典社長。
泡を凍らせたビール「フローズン〈生〉」がヒット。
その理由を調べて驚いた。
「アンテナショップに来た人が
スマホなどで写真を撮って友達などに広めてくれた」
これもスマホを使ったクチコミ。

「顧客は自主的に宣伝もしてくれるパートナーにもなり得る」。

お客様は神様ではなく、
お客様は宣伝マン。

立教・結城ゼミの武藤麻代論文がテーマとするのは、
「能動的消費者」、
アクティブ・コンシューマー。
彼ら・彼女らがここでいう宣伝マン的な活動をする。

キリンは、
「職人技を入れ込んだビールを求める層など、
具体的な顧客像を念頭に置いている」。

私はいつも言うが、
マス・マーケティングから、
ワン・トゥ・ワン・マーケティングへ。

しかしここで誤解してならないことは、
マス・マーケティングのご利益も、
お客様にとっては必須のもの。

誰かがそれを担う必要がある。

全員が全員、
マス・マーケティングを志向する時代ではない、

というだけのことだ。

「高度成長期以来、
均質な商品を安く大量に供給することで成功を収めた産業は
転換を求められている」

転換には時間がかかる。
パナソニックの津賀社長の宣言。
「V字回復は目指さない。
すぐ駄目になるからだ。
私は根っこから変える」

「根っこから変える」
これは当たっているだろう。

しかしこのコラム、
「お客様は何なのか」の、
解答がない。

「残念~!」

ギター侍、・・・ちと古いか。
でも三波春夫よりは新しい。

時にお客様は、「王様」。
松下幸之助の持論。

時にお客様は、「能動的消費者」。

時にお客様は、「プロシューマー」。
アルビン・トフラーのいう「生産=消費者」。

事業ごとに、商品ラインごとに、
業態フォーマットごとに、
それぞれにポジショニングしていく必要がある。

そういった考え方を企業や組織に植え付けるには、
「根っこからの転換」は必要だろう。

2013年第2週から始めてもいい。

では、みなさん、今年も。
Good Monday!

〈結城義晴〉

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