結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2012年08月02日(木曜日)

内村航平体操個人総合金メダルにゼネラリストとスぺシャリストを思う

内村航平、やりました。
ロンドン・オリンピック、
体操男子個人総合で金メダル。
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団体ではミスだらけだったが、
打って変わって、
後続を寄せ付けない孤高の演技。

塚原光男・日本選手団総監督。
「今夜は本物の内村だった。
五輪の本当の厳しさを知ったと思う」
ご存知、月面宙返りの生みの親。
今、日本体操界のトップリーダー。

加藤沢男・国際体操連盟技術委員。
「土壇場でこれだけの演技ができるのは相当な力がある証拠だ。
内村は技に向かって非常に貪欲。まだまだ進化する」。
1968と1972年、男子個人総合2連覇。
その美しい線は忘れられない。
私が最も好きな体操選手。

具志堅幸司。
「早く後継者がほしいと、ずっと思っていた。
体操ニッポンの強化は6種目が基本。
ようやく金メダルが取れた」
28年前の五輪男子個人総合金メダリスト。

具志堅が指摘する「6種目が基本」は、
日本の体操界がゼネラリスト養成を志向していることを示す。

対して、ライバルの中国は、
スペシャリスト養成派。

世界の流れは二つに分かれる。

ここで、オリンピックで金メダルを取るには、
スペシャリスト養成派が有利だ。

器械体操男子には8種目がある。
だから8つの金メダル、8つの銀メダル、8つの銅メダルがある。
全部で24個のメダル。

①団体、②個人総合、
種目別に③床運動、④跳馬、⑤あん馬、
⑥鉄棒、⑦平行棒、⑧吊り輪。

国別に出場できる選手は5人だが、
それぞれに世界一のスペシャリストをつくると、
種目別の金メダルは取れる。
しかも団体でも金メダルがとりやすい。

一方、個人総合は、
すべての種目を、
一人でやり遂げねばならない。
そんな選手をつくらねばならない。

現在のようにスペシャリストが増えてくると、
技術そのものはひどく高度化してくる。
だからゼネラリストとして、
全種目でトップレベルにいることは、
なおさら困難なことになる。

だからこそ、内村航平の価値は高い。

今回の銀メダリストのマルセル・グエン(ドイツ)。
「内村が金メダルを取ると思っていた。
最高の体操選手だ。
彼に追い付くのは、簡単ではない」

スペシャリストの養成は、
早期に大きな成果を上げる。
つまり金メダルの増産、量産を可能とする。

では、ゼネラリストをつくるのは、
何を意味し、何を目的とするのか。

私は「完成された人間」をつくることだと思う。

もちろんだからと言って、スぺシャリストが、
欠陥人間だなどとは毛頭、考えない。

しかしゼネラリストの体操選手は、
「完全なる人間」に近いのだと思う。

これは経営も同じ。

経営においては、
ゼネラリスト抜きのスペシャリストだけでは、
うまくはいかない。

両者が役割分担をしあって、
良い会社がつくられる。

内村航平も、
加藤沢男も具志堅幸司も、
さらに遡るが遠藤幸雄も、
「完全なる人間」を目指した。
そしてそれは見事に花開いた。
私はそう信じる。

ちょっと、古いか。

いや、体操を志した人間として、
心からそう思う。

なんといったって、
全種目で完成された演技をする、
その技量をもつ、
これ以上、カッコいいことはない。

とは言っても、銅メダルを取ることだって、
本当に大変なことだ。
現在までのメダル総数。
中国30、アメリカ29、
そして日本は17で第3位。

NHKへ視聴者からのコメント。
「『金」と『同』じと書いて『銅」と読む」

日本の若者たち、大したものだ。
日本の将来は暗くはない。
そう、信じたい。

さて、昨日の続き。
第1回商人舎ミドルマネジメント研修会。
5月28・29・30日に開催されて、
お陰様で、大好評。

その成績優秀者S評価獲得者。
アイウエオ順で昨日は6人を紹介した。
今日は残りの6人。

髙山時光さん
株式会社髙山
常務取締役
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野口佳宏さん
株式会社平和堂
SM第四エリアマネージャー
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福田正博さん
株式会社平和堂
SM第二エリアマネージャー
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丸岡正人さん
株式会社平和堂
SM東海第2エリアマネージャー
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森山寛樹さん
原信ナルスホールディングス株式会社
近江店店長
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安田和明さん
株式会社いちい
店舗運営部グロサリスーパーバイザー
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各社ともに精鋭を派遣してくれた。
その精鋭のなかの精鋭。

S評価獲得、心から祝福しよう。
おめでとう。

企業別にみると、
平和堂が3名、原信ナルスが2名、
それぞれS評価獲得者を出した。

研修参加者全員に言っておきたい。
この研修で学んだことは、
マネジメントのほんの入り口に過ぎない。
もっともっと自己研さんし、
学び、そして教えることに励んでもらいたい。

今月の商人舎標語。
「学ぶ組織・教える組織」
みなさんはその先兵である。

「学ぶ組織・教える組織」が、
知識商人を次々誕生させ、
商業・サービス業の現代化を果たす。

私はそれを信じている。

第2回商人舎ミドルマネジメント研修会の概要が、
ほぼ決定した。

日程は11月13・14・15日。
11月第3週の火曜日から木曜日まで。

場所はニューウェルシティ湯河原。
神奈川県湯河原町。
今回は合宿制だが、完全隔離方式を選んだ。
その方が学習の成果が上がるからだ。

隔離なのでちょっと遠い。
しかし新幹線の熱海駅からバスを仕立てて送り迎えする。

カリキュラムは全く変わらない。

52週マーチャンダイジングの鈴木哲男先生、
レイバースケジューリングの高野保男先生、
計数管理の白部和孝先生、
そしてドラッカーの分身・上田惇生先生。
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もちろん結城義晴も渾身の力を込めて、
「学び・教える」。

各社とも、早目のご検討をお願いしたい。
申し込みはここから。

最後にニュースを一つ。
日経新聞朝刊のスクープ。
例によって夕刊で「確認記事」掲載。

ドラッグストアのココカラファインが、
新潟県のコダマを買収する。

「年内にも株式を 100%取得し完全子会社」にする。

ココカラファインは2012年3月期連結売上高3219億円。
首都圏のセイジョー、関西のセガミメディクス、
中部のジップ ドラッグなどを傘下に持つ業界第4位。
コダマは新潟県内トップシェアの売上高203億円。
新潟県を中心にドラッグストア「くすりのコダマ」を88店舗展開。

これによって、 直営店舗数1200店舗超の第3位企業となる。

第1位はマツモトキヨシホールディングス、
年商4345億円。
第2位がサンドラッグ、3868億円。
第3位、スギホールディングス、3272億円。

ドラッグストアの扱い商品は、
家電と同様の工業製品。
だからコモディティ化現象が起こりやすい。

「コモディティは寡占化する」

だからこの業界もM&Aの方向を止めることはできない。

しかし一方で、
顧客データ付POSシステム活用で、
フリークエントショッパーズプログラムを導入する動きも活発。
コモディティ化現象のなかの、
顧客志向マーケティング。

M&Aはこの行為と裏返しと考えてよい。

ゼネラリストとスペシャリスト。
裏返しの現象が起こることこそ、
一つの進化であると、私はつよく思う。

<結城義晴>

2012年08月01日(水曜日)

第1回商人舎ミドルマネジメント研修会結果報告とS評価獲得者発表!

今日から8月。

早いもので、2012年もあと5カ月。

その8月の商人舎標語。
「学ぶ組織・教える組織」
これ、ピーター・ドラッカー先生の言葉。

『ポスト資本主義社会』から、
「生産性向上のための最善の方法は、
人に教えさせることである。
知識社会において生産性の向上を図るには、
組織そのものが学ぶ組織、
かつ教える組織とならなければならない」

アメリカのホールフーズを見ていても、
ウェグマンズを訪れても、
組織全体に「学ぶ風土」がある。
「教える体質」がある。

「学ぶ組織・教える組織」
“A learning and a teaching organization”

それが困難な問題を発見させるし、
それを解決させる。
イノベーションに挑戦させるし、
それを実現させる。

世の中、学生・生徒・児童は、
夏休み真っ最中。
だから家庭には身近に「学ぶ者」がいる。

そして同時に、
ロンドン・オリンピックが佳境を迎える。
甲子園高校野球も始まる。
ここにも「学ぶ者・教える者」がいる。

そんな人たちに接しながら、
そんな映像に触れながら、
私たちは仕事のうえで、
「学ぶ組織・教える組織」を意識したい。

「働きたい企業ランキング」
「働きがいのある企業ランキング」
毎年100位に入る企業、
上位にランキングされる企業は、
もれなく「学ぶ組織・教える組織」だ。

「学ぶ組織・教える組織」をつくって、
カリキュラムや場を用意し、更新すれば、
人々はおのずから学ぶ。

写真はウォルマートのバックヤード。
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休憩室ではない。

ここはEラーニングの部屋。
そして学ぶアソシエート。
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「学ぶ組織・教える組織」にはいつも、
進化がある。

8月は、仕事のうえでも、個人的にも、
「学ぶ季節」にしたい。
そしてそれを「組織の風土」にしていきたい。

第1回商人舎ミドルマネジメント研修会。
5月末に行われたが、
お陰様で大好評。
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その修了者は114名。
2泊3日の缶詰型研修会。

52週マーチャンダイジングの鈴木哲男先生、
レイバースケジューリングの高野保男先生、
計数管理の白部和孝先生、
そしてドラッカーの分身・上田惇生先生。
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もちろん結城義晴も渾身の力を込めて、
「学び・教える」。

2回の「理解度テスト」を実施。
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それから研修終了後に「課題レポート」を提出してもらう。

それらを総合評価して、
成績をつける。

大学や大学院と同じやり方。
S=秀
A=優
B=良
C=可
D=不可

相対評価ではなく、絶対評価。
これからずっと続いていく研修会だから、
その都度、評価を変えず、
絶対評価にして、一貫する。
2回の理解度テストは書き込み式を中心に100点満点。

二日目の朝行った第1回理解度テストは、
平均点69.5とまあまあの水準。
問題も比較的に優しかった。
最高点は100点、3人いた。
最低点は13点。

三日目の朝の第2回理解度テストは、
難しい問題設定にした。
だから平均点59.5、
それでも最高点は100点満点で、
これはさすがに一人。
最低点は17点。

第2回理解度テストのたった一人の100点満点者は、
平和堂の野口佳宏さん。
素晴らしい。
夜遅くまで、自習室で勉強していた。
おめでとう。

課題レポートはまず事務局二人が読んで評価し、
それから私が読み込んで、S~Dまでの採点をした。

私は立教大学大学院で、毎年、
前後期合わせて50人ほどの院生に、
講義をし、レポート課題を出す。
前期後期ともに4回ずつのレポートだから、
トータルで200本にも及ぶ。

それを読んで、評価する。
だから今回も最後に私が、
自信と責任をもって、採点した。

はじめての試みだったので、
念には念を入れ、丁寧に丁寧に、
分析・評価した。

2回の理解度テストを全体評価の50%、
課題レポートを50%として、
最終の全体評価をつけた。

とても良い結果が得られたと思う。

その結果、栄えあるS獲得者が12人も誕生した。
そのS評価者を今日と明日で、紹介しよう。

氏名のアイウエオ順。
成績順ではない。
今日は6人。

では、
第1回商人舎ミドルマネジメント研修会。
S評価獲得者。

安倍義典さん
株式会社万代
販売促進部副部長
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一色泰広さん
株式会社 いなげや
店舗企画部課長代理
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宇佐川浩之さん
株式会社丸久
経営企画室次長
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岡崎浩樹さん
株式会社 エブリイ
執行役員社長室室長
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小橋正也さん
株式会社ダイナム
第2営業部第6ゾーンマネジャー
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清水淳さん
原信ナルスホールディングス株式会社
業務システム室室長
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心から、祝福しよう。
おめでとう。

この研修会で学んだことを、
さらに学びつつ、高め、深め、
教えることにも励んでほしい。

もちろんS評価者だけではない。
商人舎ミドルマネジメント研修会のすべての参加者に、
「学ぶ・教える」を実践してもらいたいし、
「学ぶ組織・教える組織」をつくることに勤しんでもらいたい。

それが会社と社会を変革することに貢献する。

明日は残りの6人を紹介しよう。
ご期待願いたい。

さて昨日の日経新聞に、
「食品・日用品大手、
売り場奪取へPB拡大」
の記事。
有力メーカーがプライベートブランドの生産受託をする。
そんなケースが多くなっている。

2年前に立教大学大学院結城ゼミの田村直純さんが研究した。
その成果が広がっているという話。

日経は主要食品・日用品25品目の1,2位のメーカー41社を調査。
「29社がPB生産を請け負っていた」

田村さんは34品目を調査した。

中下位メーカーが受託生産するのが一般的だったPB。
しかし今や大手メーカーがPB生産する。
日経の調査では、
食品では33社中27社、
日用品では8社中2社。

製パン第1位の山崎製パンが「ローソンセレクト」。
歯ブラシ2位のサンスターが「セブンプレミアム」、
エースコックのセブンプレミアム「豚骨ラーメン」は、
「自社のナショナルブランド商品に匹敵する販売量がある」

田村論文の[結論]。
PB開発の製造メーカーは、
(1)カテゴリー市場で5位以下が一番多い。
(2)二番目に多いのは2位メーカー。
(3)三番目に多いのは、トップメーカー。

田村さんの最後の分析が鋭い。
「高寡占化業界」ほど、
PB製造においてカテゴリーシェア上位企業の受諾度が高く、
逆に「低寡占化業界」ほど、
カテゴリーシェア上位企業の受諾度が低い。

その通りの現象が広がっている。

大手小売業や共同仕入れ会社の上位10社。
2012年度のPB売上高は2兆円を超える見込み。
これは2011年度から2割も増えている。

PBに関しても、結局は、
「学ぶ組織・教える組織」が、
マーケットと業界をリードするに違いない。

欧米のケースがそれを示している。

<結城義晴>

2012年07月31日(火曜日)

ヤオコー「研修室付き社員寮」と万代「ドリームワールド」の子供達招待

日本は、暑い。
もう少しして入道雲など出てくれば、
のんびり、ゆったりした夏となるのだが。

ロンドンは、熱い
やっと女子柔道で日本初の金メダル。
57キロ級の松本薫。
闘争心が顔に、姿に、
湧き出ていた。

終ってから急に女らしくなった。
それがとてもよかった。

私も深夜まで観戦した体操男子団体は、
最後の最後の演技者・内村航平のあん馬に関して、
審判団が一度出した得点を訂正、
最終順位4位が劇的な銀メダルに変わった。

日経新聞の「五輪欄」で、
塚原直也が書いている。
「ミスの原因を探ると、
やはり『緊張』の2文字に行き着く」。

「日本は『緊張』を
『いい意味の緊張』に
変える技術がなかった」

「『失敗してもいい』といった開き直りが見えず、
どこか守りに入っているようだった」

体操の中継を見るのが、
私も怖かった。
見る側、応援する側も、
守りに入っていた。

それにしても最近の体操は、
リスクが大きすぎる。

塚原の見解。
「克服するためには
血のにじむような努力が必要になってくる」
やはりそれしかない。

現在のところメダル獲得数は、
色を関係なく勘定すると、日本が11個。

中国とアメリカの17個の次に多い。

銀メダルでも銅メダルでも、
勝ち取るのはたいへんなことだ。

メダル数第3位。
誇ってよいし、
日本の若者はすごい。
信じ続けよう。

さて小売業2強のニュースが日経新聞に。
まず「イオンが仮想商店街」。
今日の記事。

イオンモールが9月上旬に、
「イオンモールオンライン」を立ち上げる。

最初は130社が参加。
リアル店舗のショッピングセンターに出店するアパレルが中心。
将来は1000社規模の参加を見込む。

イオンの狙いは、
リアルとネットとの融合。

横浜市の専用物流拠点から、
最短で2日後、追加料金を払えば翌日に、
商品が届けられる。

一方、セブン-イレブンは2013年度に、
コンビニ新店を1500店以上出店。

これも昨日の日経の一面記事。

こちらはリアルの充実で、格差を広げる。
今年度計画は1350店。

3期連続過去最高を更新。

出店パターンはほとんどが、
FCCタイプと言われる経営委託店。
つまり物件と建物をセブン-イレブン本部が用意し、
加盟者は雇われ店長のような形で店を開く。
これによって、出店スピードが飛躍的に早まった。

セブン-イレブンのシェアは、
2011年度で35.7%。

それをさらに高めていく。

そんな新店の平均日販は、
2009年度52万5000円だった。
それが今年3~5月は60万3000円に上昇。

2011年に鹿児島県に出店、
今年度は秋田県。
出店し始めると、
弁当・惣菜センターをつくって、
100店、200店とドミナントを築いていく。

2014年度末までに18工場が新増設される。

これでセブン-イレブンの国内未出店地域は7県。
四国4県と青森、鳥取、沖縄。

セブン-イレブンには、
飽和が待っている。

米国ウォルマート・スーパーセンターと同じ。
それを同社はおくびにも出さないが、
この出店の急速化は、
何を意味しているのだろう。

もうひとつニュース。
「ヤオコー、研修室付き社員寮」。
今年8月、研修施設併設の若手社員向け寮が開設される。
「業界トップクラスの労働環境、雇用条件の実現」
ヤオコーが今年策定した中期経営計画に掲げた目標。

埼玉県坂戸市の社員寮には、
30歳までの社員100人が入居できる。
1階には研修室が設けられ、
料理教室や英語学習室などが併設される。

業界リーダー企業として、
産業の地位を上げる。
それを「実践躬行」。

私、こういった政策、大好きだ。
心から尊敬するし、応援したい。

さて昨日30日は、大阪。
大阪南港ATCホールで、
万代ドリームワールドを視察。
28日の土曜から開催中。

万代ドリームワールドは、
お客さま向けの人気イベント。
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2008年から毎年行われ、今年で5回目。
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全店の顧客から抽選で1万2000名の親子を招待し、
さまざまなアトラクションやゲームで楽しんでもらう。
万代の取引先メーカーや卸が運営主体となって、
催し物を企画し、ブースを出展し、お土産をプレゼント。
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もちろん、万代の幹部・社員たちも一緒になって、
お客さまにサービスする。
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今年は万代50周年イヤーだが、
それを記念し、3日間の開催とした。
3日目の月曜日には、
大阪府の施設の子供たちを、
600名ほど特別招待した。

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万代側がバスを用意して、
送り迎えし、会場で楽しんでもらって、
帰りにはお土産などもプレゼントする。

私が会場に着くと、
加藤徹社長をはじめ、
幹部の皆さんが出迎えてくれた。
入口で加藤社長と記念写真。
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朝、開場したばかりだったので、
入場者は少なかったが、
普段こういった楽しみの少ない子供たちが、
ゲームに興じ、走り回って、楽しんでいる。
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日本アクセスのブースでは、
サッカーゴールのゲーム。
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一番奥のホールでは、
大きな風船のアトラクション。
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その横には「食育コーナー」。
野菜のお絵かきコーナーもある。
鰻やどじょう、金魚、生きた蛸までが、
ビニールのいけすに入れられ、
金魚すくいどじょうすくいをしたり、
触って遊んだりすることができるコーナーも。
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特設ステージでは歌と踊りのアトラクション。
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子供たちは、本当に楽しそう。
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各ブースのキャラクターも子供たちを楽しませる。
私の隣はTAMANOIくん。
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この3日目のボランタリー・イベントは、
マスコミに報道されていない。
しかし「それが50年の感謝」。
加藤さんはいたって謙虚に、そう語る。

ATCホールには常設のモンスター研究所がある。
ロボットのモンスターが展示された迷路を、
研究員に案内されながら、
ちょっとしたアクシデントのスリル観を楽しむという趣向。
こちらも、招待者たちは無料で見学できる。
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ロボットのティラノザウルス。
よくできていて、迫力満点。
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記念撮影ポイントで私も1ショット。
結構、面白かった。
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万代は50周年の今年、夏休み期間中、
このモンスター研究所に特別協賛している。

こちらは、ホールの2階奥に積まれた子供たち向けのお土産品。
帰り際に1人1人に配られる。
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最後に、加藤社長、山下和孝副社長(左)、不破栄副社長(右)と写真。
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午後は、兵庫県西宮市前浜のミリオンタウンを視察。
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6月22日にオープンしたばかり。
1階に万代西宮前浜店、
2階にしまむら
が入っている。
このセット、「関西では最強」との噂。
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その店舗報告は今週後半の予定だが、
700坪強の売場には意欲的な取り組みが随所にある。

ヤオコー川越的場店とはまた違った試みだが、
それと並ぶ2012年最高レベルの店舗であることは間違いない。
ミリオンタウン支配人・西宮前浜店長の藤本誠次さん。
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頑張ってください。

万代の売場を巡っていたら、
突然声をかけられた。
千代田章さん。
2階のしまむらで働いている。
私を見かけて、探してやってきてくれた。
『お客様のためにいちばん大切なこと』の愛読者。
記念に握手。
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昨日1日、いつものように、
エスコートしてくれた執行役デイリー部長の黒田久徳さん。
コーネル・ジャパン3期生。
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第1回USA研修会に参加してくれた商人舎ファミリーの1人。

東のヤオコーは、
「業界トップクラスの労働環境、雇用条件の実現」を目指す。
西の万代は、
「日本一働きたい企業」を標榜しつつ、社会貢献も怠らな
い。

暑い暑い日本の夏に、
いい気分の催しに参加して、
元気が湧いてくる。

<結城義晴>

2012年07月30日(月曜日)

この世で最もつらい仕事「考えること」(エマーソン)の強みを発揮したい

Everybody! Good Monday!
[2012vol31]

2012年第31週。
7月最終週にして、8月第1週。
ああ、もう8月か。

そんな感じ。

ロンドン・オリンピックは、
真っ盛り。

来週の8月8日から、
第94回全国高校野球選手権大会開始。

8日から12日までは、
オリンピックと甲子園が重なって、
えらい騒ぎです。

しかしそれもいいこと。
第1に暑さを忘れることができる。
第2に日本人であることを強く意識する。
第3に自分も体を動かそうという意欲がわく。
などなど、自分に引き付けて思うだけでも、
いいことばかり。

しかし暑い暑い日本の夏だから、
それなりの情緒もある。

雨の夜ののちのこの夜の蛍愛し
〈日経俳壇 魚津・坪川正〉

夜の蛍を愛でる。

麦の穂に触れなんとして夢さめる
〈日経俳壇 福島・桜声〉

麦の穂に何か秘められているものがある。

水ようかんの角を掬えば小皿から
聖なるものの消え失せにけり

〈同 小金井・越田慶子〉

水羊羹の角に聖なるものが宿っている。
小さなこと、小さな現象に、
目を付け、気を配り、考える。

日本らしくて、これもいい。

さて、 昨日の日曜日の日経新聞一面トップ記事。
「日本、首位9品目に減少」

日本経済新聞社の2011年「主要商品・サービスシェア調査」。
しかしなぜ「9品目に減少」という見出しをつけるのかな。
世界シェア50品目のなかで、
日本企業が首位に立つのは9品目だった。
これは前年より2つ減少。

第1位はアメリカの19品目。
日本は第2位。
第3位が韓国で8品目、
第4位は中国の6品目。

しかし日本・韓国・中国の極東3国で、
50品目中23品目。

調査対象の50品目で、
上位5位以内に入った日本企業は63社。
米国は74社。
韓国が32社で、中国が24社。

さらに前年よりもシェアを拡大した企業の数、
日本28社、韓国22社、中国15社。

まだまだ日米がリードしているし、
極東が一つの経済圏をつくったら、
世界を先導できる。

アジアの将来は暗くない。
そんな気分だ。

日本の強みは、
ものづくりを支える生産設備、
さらに設計・生産に経験やノウハウが必要な精密機械。

多関節ロボットのファナック、
フォークリフトなど産業車両の豊田自動織機、
上位3位を独占するデジタルカメラのキヤノン、ソニー、リコー。

「考える」ことに強みを持つ。
私たち日本人の力。

エマーソンが書いている。
「考えることはこの世で
最もつらい仕事である。
だからそれをしようとするものが、
これほど少ないのである」

アメリカ合衆国の作家でエッセイストで詩人。
思想家、哲学者でもある。
ラルフ・ワルド・エマーソン(Ralph Waldo Emerson)

私に絡めて言えば、
原稿書きという仕事は、
この世で最も生産性の低い仕事である。
考えることだからである。

もちろんしゃべるように書き散らし、
それを他の誰かにきちんとした文章に直してもらう類の人間は、
考えることを置き忘れて、書いている気になっているが、
それは本当に考えていることにはならない。

そういう輩に多いのが、
盗作や著作権侵害であるが、
「最もつらいこと」から逃げずにいれば、
それは他にできないイノベーションとなる。

ロシアの作家ゴーゴリの『外套』。
考えることを放棄した主人公の話。

しかし辛い仕事を拒否する者が多いからこそ、
それを成し遂げることができる者の価値が高まる。

ピーター・ドラッカー。
「あなたは何によって憶えられたいか?」

「最もつらい仕事をし続けたことによって」
辛い仕事とは、「考えること」に限らない。

胸を張ってそう答えられるよう、
今週も励みたい。では、みなさん。
Good Monday!

<結城義晴>

[追伸①]
今週の私のスケジュール。
今日の月曜日は大阪。
万代ドリームワールド視察。

明日の火曜日は、
カスタマーコミュニケーションズ取締役会。
夕方、三菱食品特別顧問の廣田正さんと会食。

8月に入って、1日には、
このブログで、
第1回商人舎ミドルマネジメント研修会の報告。
修了者のなかでS評価を獲得した12人を紹介する予定。

その後、2日の夕方から入って、
3日、4日は軽井沢で静養。
やっと休みを取ることができる。

[追伸②]
秋の商人舎USA視察研修会。
Specialコース募集中

旅程はダラス・ワシントン・ニューヨーク。
10月30日から11月6日までの8日間。
是非のご参加を。

2012年07月29日(日曜日)

ジジとロンドン・オリンピック[日曜版2012vol31]

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おはようございます。

おとうさん、おとうさん。
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ジジです。
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あれが、はじまってますし、
あれも、きてますよ。
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あれは、オリンピック。
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もうひとつのあれは、
ニュース・ペーパー。
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ほら、これです。
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はやく、おきてください。

ロンドン・オリンピックの開会式は、
過去最高だったそうです。

ハイライトは聖火入場。
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聖火点火。
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その聖火が、
空中にうきあがりながら、
ひろがっていく。
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そして、また、
ひとつになる。
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まんなかに聖火。
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すばらしい。
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それからすぐに、競技がはじまった。

チャールズ皇太子。
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ロンドンの森のなかをはしる自転車競技。
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ワクワクしてきます。
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ニッポンの期待がかかるサッカー。
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なでしこジャパンは、
金メダルをねらっています。
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それからもう銀メダルをもらったひとがいます。
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女子ウェイトリフティング。
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ミヤケさん。
おめでとう。

それからとてもおおきな期待がかかるもの。
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体操。
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ウチムラくん。
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おとうさんも、小学校から高校まで、
体操、やってました。
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だからウチムラくんのすごさ、
よくわかります。
20120729124459.JPG

でも、ウチムラくん、
ちょっと、しんぱい。
20120729124508.JPG

はじめは、しっぱいばかり。
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でも、きっと、
やってくれます。
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ウチムラくんだけではありません。
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おとうさんは、
ニッポンの若者に、
期待をかけています。
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メダルをとっても、メダルはとれなくても、
ニッポンの若者たちはみんな、
たんたんとしつつ、
どうどうとしているにちがいありません。

そのたんたん、どうどうを、
しずかにみている。

それがこれからの12日間です。

<『ジジの気分』(未刊)より>

2012年07月28日(土曜日)

ロンドン五輪開幕、日本のメダル獲得数増加で、商売繁盛になるのか?

ロンドン・オリンピック開幕。
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第30回目の夏季オリンピック。

ロンドン開催は、世界最多の3回目。

第1回は、第1次世界大戦前の1908年、
第2回は第2次世界大戦後の1948年、
そうすると今年2012年の第3回目の開催には、
何か意味があるのかと考えたくなる。

日本のオリンピック初参加は、
1912年のストックホルム。
だからちょうど「100周年」。
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今回初めて、全204カ国・地域の「男女参加が実現」。
開会式の入場行進を眺めながら、
ああ、やっと「男女同権が成った」のかと思う。
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さらに8月12日の閉幕までの26競技302種目の情報量は、
従来型メディアの上にのって、
インターネットやソーシャル・メディアを通じて世界に発信、拡散され、
過去最大のスケールとなる。
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その意味で第3回ロンドンオリンピックは、
情報革命後の開催という象徴性を有することになるのか。

日経新聞『まちかど』に、
「金メダル10個なら株高?」の記事。

岡三証券の調査。
日本選手団が活躍し、メダル獲得数が増えれば、
国民心理の改善で消費が活発化し、株高につなる。

過去のオリンピック開催と株価との相関を分析。
そこからアテネ五輪と北京五輪の比較。
金メダル16個のアテネでは期間中に日経平均株価が1.4%上昇、
金が9個にとどまった北京では2%近く下落。

今回の目標は、金メダル15個以上。
「経験則からは、それが実現すれば株高が見込まれる」。
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では、果たして小売りサービス業には、
金メダルや銀・銅のメダルはどう影響するのか。

それが気になるが、株価も、
「消費者心理改善⇒消費活発化」という構図で、
高騰するのなら、当然、
購買そのものはメダル獲得に影響して、
活性されるに違いない。

もちろん外食産業、サービス産業は、
オリンピック期間中、低迷し、
その分、家庭内消費を担う小売業に、
売上げが移行する。

しかしメダルが増えれば、
外食・サービス業分も伸びて、
全体を引き上げると考えたほうがいい。

そうすると、取り分けて、
メダルを期待すべきは、
外食&サービス業ということになるか。

まあ、みんなで応援しよう。
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さて今日は、むせ返る横浜から東京へ、
そして池袋の立教大学へ。
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緑に囲まれて、さわやかそうに見えるが、
ここでも暑さは変わらない。

キャンパス内でも木陰が、いい。
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朝から、結城ゼミの個人面談。

武藤麻代さんは起業を志して、
ビジネスプランを構築しつつ、
論文を仕上げようと意図している。

内田憲一郎さんは、不動産仲介管理業界を概観し、
その問題点を分析して、今、
勃興しつつあるイノベーションの萌芽を考察する。

松井亮一さんは、再生ペットボトルの問題を、
マイケル・ポーターの仮説への賛否を分析しつつ、
考察し、将来展望を試みる。

そして大塚英里さんは、POP広告の意義を、
経験価値マーケティングに照らして調査・研究する。

いずれも価値ある研究、
私は一人ひとりと熟談して、
一緒に考える。

昼は第一食堂。
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立教伝統の食堂で、
いまは学生食堂になっている。
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ハリー・ポッターに出てきそうな建物の中。
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ここは、むせるような外とは別世界。
ひんやりして気持ちいい。

結城ゼミ生の研究方針も固まりつつあるし、
私自身の仕事もひと段落したし、
オリンピックは始まったし、
良い8月を迎えられそうだ。

みなさんも、良い週末、良い8月を。

<結城義晴>

2012年07月27日(金曜日)

ヤオコー川越的場店パン売場の「利はこの品にあり」と「他の品にあり」

ロンドン・オリンピックが始まった。
日本は、なでしこジャパンに続いて、
男子サッカーがスペインに勝利。

私もリアルタイムで見た。
女子のカナダ戦も、リアルタイムで観戦。

アメリカから帰って1週間。
その間、働きづめではあっても、
時差ぼけは治る気配を見せず。

スペインを破ったゲームは、
選手たちが堂々としていて、
「勝利は当然」といった印象さえ受けた。

マスコミは「歴史的勝利」と絶賛。
しかし当事者たちは「当然の勝利」。

そのギャップが痛快。

得点した大津祐樹は、
「奇跡じゃなく実力だと思っています」と発言。
ドイツ・ブンデスリーガのボルシア・メンヒェングラートバッハで活躍中。

日本の若者たちも、捨てたもんじゃない。
ますますロンドン・オリンピックが楽しくなった。

日本時間の明日、早朝、開会式が行われ、
日本列島は猛暑とともに、
1億総観戦へと突入する。

事前の盛り上がりにはいくぶん欠けたが、
熱しやすく冷めやすい国民性をいかんなく発揮して、
一喜一憂する。

外食産業やサービス業の売上げはダウンするが、
小売業は書き入れ時となる。

さて今日は、
土用の丑の日だった。

ウナギ原価は高騰。
しかし客離れ回避のために、
利益を削って「値下げ作戦」に出た企業が多かった。

日経MJは、サミット、東急ストア、
そごう西武、西友、イオンが、
それぞれ値下げに踏み切ったと報じている。

これはある意味で当然の顧客対策。
「価格高騰」が喧伝されればされるほど、
食べたくなる、欲しくなる。

だからウナギは安値を打ち出し、
「利は他の品にあり」で、
売上げと利益を稼ぐ。

結城義晴『メッセージ』より、
「利益を上げる五つの法」

「うまいよ、うまいよ」
利は元にあり。
仕入れ・調達説。

「安いよ、安いよ」
利は売りにあり。
薄利多売説。

「つましく、つましく」
利は内にあり。
コスト説。

「お得です」
利はこの品にあり。
商品開発説。

「豊かさをどうぞ」
利は他の品にあり。
マージン・ミックス説。

利益を生み出す五法。
これらをすべて組み合わせる。
そしてまっ正直に商売する。

「まけろよ、まけろよ」
利は外にあり。
優越的地位の濫用説。

断じて滅びよ。
<商業界刊 第4章・戦略と政策より> 「この5つの方法以外にない」などと講義したら、
立教大学大学院生の塩谷健君が、
F&Bマーケティングの授業のあとで、
「利は明日の品にあり」という第6説を考え、
報告してきた。

ピーター・ドラッカーの「既に起こった未来」を読み取り、
「未来の商品」に「利益」を求める。
特にメーカーには必須の思考回路だ。

座布団三枚献上しよう。

さてウナギ高騰の今年、
「値引きしつつマージン・ミックスする」方法以外に、
面白い発想がある。

ヤオコー川越的場店で見つけた。
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うなぎチョコパン。

「土用丑の日 うなぎチョコパン130円」とPOP。
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こちらは「うなぎDEフランク」
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左は「う巻きパン」(ホイップとカスタードがある)
右は「かばやきパン」(シュガーとチョコの2種類)
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ヤオコー川越的場店にも座布団三枚。

それ以外の商品もこの店のベーカリーは充実。
広告の品「紙焼きオレンジブレッド」
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「紙焼きくるみパン」
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「フィッシュバーガー」
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さらに「ジャーマンポテトドーナツ」
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私、大好き。

焼き立てを提供する。
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オーソドックスなパンコーナーも充実。
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広告の品「イギリス食パン」
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多段ケースのステージには、
「厚切りイギリスブレッド」
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こちらは「はにかむオレンジチーズパン」
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このアイランドにはフランスパンが集合。
左から「イチジクのフランスパン」
「大きなチーズフランス」
「レトロフランスバケット」
いちばん右が「バタール」
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インストアべカリーの充実は、
洋風素材や冷凍食品、洋日配、
さらに乳製品、ワインへと関連付けが行われて、
ライフスタイルアソートメントは豊かになる。
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もちろんこういったノンコモディティのライフスタイル商品と共に、
コモディティのエブリデーロープライスも展開。
「食パンエブリデイ88円均一」のエンド。
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58円均一の「菓子パン」
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ヤオコーのコモディティとノンコモディティ。
そのマージン・ミックス。

「利はこの品にあり」と「利は他の品にあり」。
その組み合わせこそが、商売の真髄といえるものだ。

みなさん、良い週末を。

<結城義晴>

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