結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2012年02月05日(日曜日)

ジジの「気づく・走る・考える」[日曜版2012vol6]

「あっ」
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ボクも、
なにかに、
気づくことがあります。

これを「気づき」と、
いったりします。

あっちを、
見たり。
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こっちを、
むいたり。
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そうして、気づくことも、
あります。
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でも、ボクはそのあとで、
かんがえます。
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かんがえることが、
たいせつだとおもっています。

ユウキヨシハルのおとうさんは、
じぶんで、かんがえよ、といいます。

もちろん、はじめは、
おしえてもらう。

でも、そのあとは、
じぶんで、かんがえる。

囲碁や将棋。
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かんがえることが、
囲碁を打ったり、
将棋を指したりすることの、
すべて。
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「打つ、指す」
そのことじたいは、
むつかしくはない。
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かんがえることが、
すべてです。
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マラソンは、
はしる。
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みんな、かんがえながら、
はしっているのでしょうが、
それでも、はしることが、
いちばん、たいせつ。
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Doing things better。
たとえば、はやくはしること。
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Doing better things.
たとえば、かんがえてはしること。
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気づくことは、
かんがえたり、
はしったりすることで、
また、おこります。
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でも、気づくことが、
すべてではありあません。
ほんの、はじめのいっぽ。

かんがえること。
はしること。

なにかを、なしとげるとき、
いちばん、たいせつなのは、
このふたつのことです。
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いちばん、だめなのは、
気づくだけ。

つぎに、だめなのは、
ただただ、はしるだけ。

そのつぎに、だめなのは、
気づいて、ただ、はしるだけ。
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はしって、気づいたら、
かんがえる。

かんがえて、また、きづいたら、
またまた、かんがえて、
それからはしる。

このくりかえしなのだと、
おもいます。
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ボクは、
はしりまわることは、
ありません。

かんがえては、
ねむるばかり。

気づいたら、
いつも、かんがえています。

それはおとうさんと、
いっしょです。

<『ジジの気分』(未刊)より>

2012年02月04日(土曜日)

「FMCGを元気にする会」講演とSMTSで出会ったコーネル同志達

春が立つ。
立春。

これはもう、昔の日本人が、
「春よ来い、春よ来い」と希(こいねが)って、
つくった季節の呼び方のような気がする。

だから本当は春は来ていない。
1年で一番寒いとき。

この願いと現実の不一致こそが、
「立春」の本質だと思う。

少年の頃。
少女の時。

こうしたい、
ああなりたい、
と、願う。

しかし、そうはならない。
違う方向へと、自分が向かう。

それでも必死の思いで生きる。
それが良かったりする。
もちろん自分自身では不満足なこともある。

しかし、何かができるし、
何かにはなる。

「立春」は1年のなかで、
「何かができるし、
何かにはなる」の気分が、
一番高まる日だと思う。

朝日新聞の35面に、
『天声人語』の108年の歴史が載っている。

私も時々引用させてもらっているから、
一応は感謝している。

ページの左肩に、これは自社宣伝広告のスペースだが、
「専用書き写しノート」のことが書かれている。

「天声人語を一字ずつ書き写す専用ノートが好評」だそうだ。
65万部を超えたとか。

その宣伝をしている今朝の天声人語。
「暮れの宝くじが外れたあとのささやかな楽しみに、
お年玉つき年賀はがきがある」から始まって、
「作家と万年筆展」での夏目漱石と伊集院静の直筆への感想。
最後は「パソコンに丸投げの拙稿を思う」

一方、今朝の読売新聞の「編集手帳」。
歌人・佐佐木幸綱さんを取り上げた。
早大名誉教授でもある。
歌集『ムーンウォーク』が、今年、
読売文学賞・詩歌俳句賞に選ばれた。
水で割るな薄めてはいかん
ウイスキーが時代の酒でありし日のこと

いいですね。

私のいとこが歌人で佐佐木さんの弟子。
私も佐佐木幸綱選の歌を、
このブログで取り上げることがある。

日経新聞『春秋』の今朝のコラム。
こちらは室生犀星を取り上げた。
その「雪くる前」という詩。

「ひとすぢに逢(あ)いたさの迫りて、
酢のごとく烈(はげ)しきもの、
胸ふかく走りすぐるときなり。
雪くると呼ばはるこゑす、
はやも白くはなりし屋根の上」――。

「酢のような感情が走る瞬間に舞う雪は、
美しかったに違いない」

そして今日のテーマは雪。
「雪には人間の利己心を封じ、
勇気や思いやりを引き出す力もあるようだ。
立ち往生したバスで乗客が缶コーヒーを分け合い、
お年寄りの雪かきを助けるボランティアが活躍している」

「白さに免じて、大雪を恨めしく思うのをこらえてみる。
今日は立春。春はもう近い」

今朝のコラムは『春秋』が良かった。

だとすると「天声人語専用ノート」には、
あまり意味がない。

ホームルームに、
この専用ノートを使っている小学校があるというが、
自分で選んだコラムを、
自分で選んだノートに、
自分で選んだ筆記用具で、
自分で書け。

それが一番いい。

しかし手書きは、いいもんだ。
自分で書くことも、もちろんいい。
私はワープロと万年筆との両刀使い。

さて、昨夜は、
「外資FMCGを元気にする会」での講演。
場所は北青山にあるイタリアンレストラン「C’s fort」。
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ここを借り切っての勉強会。

この会はその名の通り、
外資系FMCGメーカー、それに関連した企業の人たちがメンバー。

Fast Moving Consumer Goodsの頭文字をとって、
FMCG。
直訳すると「動きの速い消費財」で、
まあその通りの意味。

日用雑貨などの消費財が、それに該当するが、
コモディティ化しやすい製品群ということにもなる。

2~3カ月に1回、勉強会と情報交換会を開催している。
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この日は、立教大学院結城ゼミ生の山口毅さんが、
この会のメンバーということもあって、
私の出講ということになったのだが、
結城ゼミのメンバーも多数参加してくれた。
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私を紹介してくれたのが、山口毅さん。
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この日のテーマは、
「グローカル時代の流通業の課題と対策」
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与えられている時間は60分。
講義が始まる前から、
フェイスブック上では、
「60分では終わらない」といった声が相次いだ。

面白い時代ですね。

講義や講演の前に、
そのことを話題にしてひと盛り上がりして、
講義・講演を聴いて、また盛り上がる。

内容は大きく3つの章に分かれる。
それだけでもう「時間は足りないに違いない」と、
考える人、多数。

私はそれを半分裏切って、最初は、ゆっくり、
最後は一気に早口でまくしたてた。
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半分裏切らなかったのは、
10分ほどタイムオーバーしたこと。

しかし、語り手の私だけ水を飲みながらの熱演。
聴き手はビールやワインを片手に聴講。

10分くらいは、お許しください。

内容は、
・東日本大震災の影響
・消費税導入論議と価格意識の問題
・M&Aの新たなうねり
・小型店舗開発とノンストアリテイリング
・食品分野の多業態間競争激化

・超巨大化・国内寡占化とマルチ・フォーマット線戦略
・エクスプレスストア
・価格透明化の衝撃
・プライベートブランドの最新動向
・インディペンデント・カンパニーの優位性

まとめは、
・2012年以降の潮流と課題と対応

いかがだったろうか。
最後に参加者全員で記念写真。
ご清聴、感謝。
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10時半過ぎに、表参道駅から帰ろうとしていたら
阿部智則さんに声をかけられた。
㈱紀ノ國屋の取締役経営企画室長で、
コーネル・ジャパン三期生。
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バッタリと人に会う。

今週はそれが特に多かった。
スーパーマーケット・トレードショーが開かれたから。
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初日、横山清実行委員長のスピークスを聞き、
コーネル大学マクラフリン教授の講義を聴講した後、
寺岡精工のブースで、
㈱セイブ社長の荻澤誠さん、
㈱アイダスグループ代表の鈴木國朗さん。
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セイブは㈱カスミのグループ会社のスーパーマーケット。
荻澤さんはITに強い経営者でもあって、
iPadやスマートフォンの話で盛り上がった。

それから㈱あおき社長の榎本太治さん。
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横浜への出店を控えて、意気軒昂。

それからコーネル・ジャパン卒業生には次々に出会った。
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左が㈱福原常務取締役の福原郁治さん、
右はバリラ・ジャパン社長の豊田安男さん。
お二人ともアスリートでフルマラソンのランナー。

㈱平和堂の夏原陽平さん(左)と、
昭和産業㈱の湯沢公朗さん。
コーネル・ジャパン第二期生の仲よし。
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㈱ショッピングセンター丸正総本店の飯塚正彦さん。
コーネル・ジャパン第一期生。
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そして学校法人中内学園理事長の中内潤さん。
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中内さんは流通科学大学・創志塾のゼミ生とともに、
ベトナム流通業の研究を終わらせた。

学生にかこまれて、楽しそう、うれしそう。
その意味では、私も同志。
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初日の夜は、
コーネル・ジャパンの懇親会。
第一期生から三期生までが、
マクラフリン先生と私を囲んでくれた。
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冒頭に私からマクラフリン先生先生歓迎の挨拶。
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そして懇親。
私の隣は㈱ジョイス社長の小苅米秀樹さん。
右は福原さん、その隣は三井食品㈱の稲田雄司さん。
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柄谷番長・西水委員長・中井事務局長を生み出した「奇跡の二期生」。
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「森顧問」が全体を緩やかに仕切って、
それでもリームワーク抜群だった「実行の第三期生」。
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最後にニッコーレン㈱会長の本間謙伍さん。
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コーネル・ジャパン生みの親のお一人。
私もその生みの親ではあるけれど、
二人して西村哲さんをしのんだ。

今週は、本当に多くの人に会った。
みんな、真剣に考え、動き、生きている。

みな「春が立つ」のを願っている。

そして「春」は思ったようにはいかないものだ。

しかし、それでいいし、
それがいい。

何かができるし、
何かにはなる。

「一心不怠成長無限」
一心不怠でない者たちに、
負けてたまるか。

<結城義晴>

2012年02月03日(金曜日)

SMTS二日目とレセプションパーティの「一心不怠成長無限」

今日は節分。
「季節の分け目・変わり目」

だから「節」を「分」けると書く。

私はどんなチャンスでも、
それをとらえて、自分を前向きに、
イノベーションの方向に向けようとする。

高校のときに岡本太郎を読んで、
「必ず苦難の道・棘の道」を、
選択して生きてきた太郎に、
ショックを受けた。

いつもそれができたとは言えないが、
それでも私なりに、
苦しいこと、しんどいこと、難しいことを、
嫌がらずに選んで、歩いてきた。

だから「節」の「分」かれ目など大好きで、
必ず、ここで何か自分を変えようと試みる。

「鬼は~外」
「福は~内」

そして恵方巻き。

できるだけそれに反応し、
自分を変えることに活かしたい。
それを人に強いたり、
偉そうに指導したりはしないけれど。

「自分はそうする」と意思を見せる。

さて、商人舎ホームページ巻頭のバナー。
「Basicコース募集開始!」
文字が躍る。

昨年5月の商人舎USA研修会Basicコースの全体写真を背景に。

今年も、5月10日から5月16日。

昨日、㈱万代社長の加藤徹さんと、
スーパーマーケットトレードショーのVIP席でお会いした。
「今年の夏の商人舎アメリカはいつですか?」
この質問に、私、
「6月です」と答えた。

完全な間違い。
すみません。
お詫びして訂正。
5月10日から16日の7日間です。

昨年は90人の参加を見て、
バス2台。
大成功。

今年は、もっともっと、レベルの高い、
日本最高のUSA視察研修会にしようと、
自ら意気込んでいる。

この面では、
だれにも負けない。
どこにも負けない。

すぐに埋まってしまう。
是非とも、早目のご参加をご検討願いたい。

ルートは変わらない。

ラスベガス。
昨年より1日増えて5泊7日。

アメリカをコンパクトにしたアメリカそのもの。
だから最先端の小売流通業を、
短時間で学習できる。

しかも、参加者は、
1週間でガラリと変わる。

「自己変革」する。
「イノベーション」する。

私はそれを、何度も何度も見てきた。

そして今年また、
これまで以上の「自ら変われ」を、
実現させようと考えている。

さて、一昨日、昨日、今日と、
スーパーマーケット・トレードショー。
その第46回。

昨日は昼前に、
万代の加藤徹さんと待ち合わせて、
意見交換したり、ブースを学んだり、食事したり、
ほんとうに楽しかった。

私の隣・真中が加藤徹さん、
その横が常務の不破栄さん。
うしろは右からカスタマー・コミュニケーションズ㈱の西川明宏社長(右)、
米倉裕之取締役(左)。
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加藤さんの勉強ぶりには、
ちょっと驚いた。

寺岡精工のブースでは、
ゆっくり2時間くらいかけて、
丁寧に、一つひとつの新製品を見て、
次々に質問を投げかけた。

最後には寺岡和治社長まで出てきて、
加藤さんに説明した。

勉強家ぶりも、その濃度がすごい。

加藤さんと別れてから、
会場をぶらぶら。

あちこちから声がかかって、
なかなか前に進めない。

そうこうするうちに、
向こうから声をかけられた。

㈱ロピア、旧㈱ユータカラヤ。
高木秀雄代表取締役社長と高木勇輔専務、
福島道夫取締役。

第1回惣菜大賞のブースには、
審査委員特別賞の惣菜が並んでいた。
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いい商品ばかりだった。

しかし、商品はドメスティックなもの。
一番最後に選んで、その商品に大賞を受賞させるのは、
地域の一人ひとりのお客様。

受賞した商品に負けないものを、
自分のお客様に捧げたい。

その自分のお客様が、
みなさんの商品に「惣菜大賞」を授けてくれる。

㈱髙山の高山時光常務。
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商人舎ファミリーの一人で、
昨年末の「大久保恒夫と結城義晴のふたりのビッグショー」にも、
参加してくれた。

㈱リブネット取締役の竹内憲太郎さん。
コーネル・ジャパン1期生。
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東日本大震災時に、ペットは避難所に入れなかった。
その情報を得て、今、
ペットの防災用品開発に力を入れている。
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㈱伊藤軒の中井としお専務(右)と、
羽倉修一営業部チームリーダー。
コーネル・ジャパン2期生と3期生。
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㈱プログレスデザイン代表取締役プロデューサー西川隆さん(右)と、
㈱折兼の秋田豊晴営業企画部グループマネジャー。
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折兼は食品包装商社。
今年創業60周年を迎える。
その記念展示会が3月28~29日に開催されるが、
私は28日に講演する。
テーマは、
「スーパーマーケットの業態&フォーマット戦略」。
ゲストスピーカーに西川さんを招き、
最新のスーパーマーケット戦略を語る。

朝から各ブースを見て回り、
多くの人とお会いした。
アッという間に、一日が過ぎて、
18時半からはレセプション・パーティ。
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まず横山清新日本スーパーマーケット協会会長が開会あいさつ。
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会場は実行委員の協会企業トップと出展社の皆さんで満員。
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山口県副知事の岡田実さん。
やまぐち食コレクションをテーマに出店しているが、
このパーティでもやまぐちの食材メニューを提供してくれた。
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乾杯の音頭は日本スーパーマーケット協会の川野幸夫会長。
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会の途中で店長大賞受賞者の表彰。
今年は、新店からは㈱ジョイス盛岡緑が丘店(同)の齊藤友紀店長。
既存店からは、㈱サニーマートあぞの店の出水佐知店長のお二人。
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ジョイスの小苅米秀樹社長、サニーマートの中村彰宏社長も登壇。
山口県出身の阿部晋三元総理と横山会長が祝福。

そして懇親。
㈱阪食の千野和利社長。
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お隣は、接客サービス推進担当の藤川智美さんと白間千恵子さん。
お二人は難関のチェッカー1級技能検定に合格し、
この日表彰された。
おめでとう。

ロヂャースを展開する北辰商事㈱副社長の太田順康さんと、
日本スーパーマーケット協会専務理事の大塚明さん。
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㈱いちやまマートの三科雅嗣社長ご夫妻と。
三科さんと私は、今年、
年男の還暦。
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三科さんの奥様の若さが、
私たち二人も若返らせてくれて、
とても還暦には見えない(でしょう?)

二人にブルーチップ㈱常務の松浦克幸さんが加わって、
還暦を迎える27年組トリオ。
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国分㈱社長の國分勘兵衛さんと、
㈱リウボウストア社長の茂木正徳さん。
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茂木さんは商人舎第8回USA研修会団長を務めてくれた。
この第8回は茂木さんの命名で、チーム名が決まった。
「結まーる」。

昨日もこのブログに登場したが、
㈱マルトの安島浩社長も第10回USA記念研修会の団長。
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社団法人流通問題研究会理事長・㈱プラネット社長の玉生弘昌さんと、
㈱ライフコーポレーション常務の並木利明さん。
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㈱寺岡精工の寺岡和治社長と営業企画室長の三木桂さん。
左は商人舎エクゼクティブ・プロデュサー松井康彦アドパイン代表。
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そして私の最も信頼するジャーナリストのひとり、
日経MJデスクの白鳥和生さん。

パーティの司会は、山口県出身の宮本和知元巨人軍投手。
名物の押し寿司を会場で作って、皆にふるまう趣向でも、
名司会で場を一気に盛り上げた。
足踏みしているのは、FMIジャパンの中間徳子さん。
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中締めは、
新日本スーパーマーケット協会副会長の増井徳太郎さん。
紀ノ国屋ファウンダー。
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3日の節分を控えた2月2日のこの日、
増井さんは鬼の面を用意して、
皆に「鬼は外、福は内」のコールを呼びかけた。
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会場は大いに盛り上がった。
増井さんの奥様も、
㈱スズキヤの中村洋子社長も笑顔。
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そして増井さんご夫妻と、
横山清会長夫人(右)と恒例の記念写真。
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最後は横山会長と記念写真。
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第46回スーパーマーケット・トレードショー。
今日の節分の日で無事終了。

横山清実行委員長のリーダーシップが、
またまたキラリと光った。

私もそのことは強く感じた。

そしてそれは、
東日本大震災からの復旧・復興・振興に向かって、
日本のスーパーマーケット産業が、
一体となって突き進むことを示している。

私たちは産業を上げて、
こう考え、こう目指さねばならない。

「一心不怠 成長無限」

<結城義晴>

2012年02月02日(木曜日)

SMTSで再会!西端先生とマイヤ・びはん・マルトの人の心の温かさ

昨日の2月1日。
私の携帯電話に入った伝言。

西端春枝先生からのもの。
すぐに電話して、お話した。

商人舎の設立が2月1日であることを、
西端先生はいつも意識していてくださる。

ほんとうにありがたい。

人の心のあたたかさ。
西端先生からいただいて、
私はもう一度、
自分にねじを巻いた。

マイカルの前身ニチイ。
その創業者は故西端行雄さん。
きわめてストイックな経営者で、
春枝先生はその奥さま。

お二人協力して、
当時のダイエー、西友に次ぐニチイをつくった。
お二人ともに、戦前は教師。
戦後のコペルニクス的な哲学の転換のなかで、
子供たちを教えていたお二人は、
心底、改心し、商売の道に入る。

戦前の教師の仕事の欺瞞性と比べて、
商売こそは、真に人の道に通じるものだった。

私は、この西端夫妻の真実を、
いつもいつも心の支えにしている。

これを、商売をする人たちを応援する私自身の立脚点にしている。

だから西端先生から、
商人舎発足の日に、
声を聞かせていただき、
励ましていただき、
褒めていただくことは、
私の、生きるエネルギーになる。

心から感謝しつつ、
私は真に生きる。

日経新聞スポーツ欄のコラム『チェンジアップ』
野球評論家・豊田泰光さんが書く。

「キャンプインの報が届くと、
若かりしころのキャンプの思い出がよみがえってくる」

昨日の2月1日は、プロ野球キャンプインの日。
このブログでもそのことに触れた。

「手取り足取り教えてくれるような先輩ばかりでは、
今の私はなかった」
過保護な養成・育成では、
真のプロフェッショナルは誕生しない。

これは仕事でも同じ。

「コーチ時代の経験も含めて言うと、
伸びるやつは勝手に学び、
ひとりでに育つものだ」

そして、言い切る。
「教えられて伸びるやつはまずいない」

私もこの点は、賛成。

一所懸命に育てようと、
かまえばかまうほど、育たない。

「昔の突き放したやり方は随分乱暴だけれど、
個人の才覚を自然と引き出していた」

「同時に、人間トータルの器を測るテストになっていた」

「プロには『教える』『育てる』はない。
『学ぶ』と『育つ』があるのみ」
今年の5月末。
満を持して商人舎ミドル・マネジメント研修会を始める。
その根本思想は、
「学ぶ」と「育つ」があるのみ。

豊田泰光は言う。
「何でも自分で考え、実践しなくては」

これを私は「脱グライダー人間」という。
「脱グライダー・ビジネスマン」という。

東日本大震災のときにも、
「何でも自分で考え、実践」した店長やリーダーが、
ライフラインを守った。
さて、今日は、
スーパーマーケット・トレードショー二日目。

昨日の初日は前年比105%の来場者数。
この時代、客数が伸びることは、
何より良い現象。

そのビッグサイトであった人びととの交友録。

トレードショー開会式のあとのセミナー会場で、
㈱マイヤ社長の米谷春夫さんと握手。
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昨年4月に大船渡を訪れ、
米谷さんと涙の再開。

16店のうち6店舗を津波と地震で失ったが、
昨年中に3店舗を出店し、
今年は2店舗を計画。

「ファイティング・スピリットは健在です」
米谷さんの意志と言葉は、
商人にとって最も大切な店という形で甦った。

その後、今度は、「三陸復興」のパビリオンへ。
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岩手県山田町、びはん㈱専務・間瀬慶蔵さんと握手。
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店が津波に流され、
引き売りで自分のできることを貫徹、
地域に貢献した。
その中で、
地元特産の「山田醤油」を全国に向けて販売。

商人舎でも告知して、
販売協力を要請した。

そして今日になるが、
福島県いわき市のマルト社長・安島浩さん。
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福島原発地域に近いいわき市で、
スーパーマーケットとドラッグストアと衣料品チェーンを展開する。
人々の生活のライフラインを守った。

そのマルトは、いま、
地域のお客様になくてはならない店になっている。

安島さんは言う。
「いろいろな人たちの助けがあったから、
ここまで来ることができた」

私は言う。
「被災地で頑張る会社がなければ、
そとからの助けもあり得ない」

安島さんが心棒になって頑張るから、
会社の人たちが頑張る。
そとから応援する人たちの助力も生きる。

それはお客様がそこにいるから。

スーパーマーケット・トレードショー初日、
私は西端春枝先生の心のあたたかさを知った。
そして米谷さん、間瀬さん、安島さんの頑張りを確認した。

人間の存在の意味を、
スーパーマーケット・トレードショーの現場で思い知った。

それが何よりの収穫だった。

<結城義晴>

2012年02月01日(水曜日)

スーパーマーケット・トレードショーでコーネル・マクラフリン学長と議論

2012年2月のスタート。

2008年2月1日。
私たちの株式会社商人舎は設立された。
だから今日から5年目に入る。

あっという間の5年だった。
5年前のあのころの不安や心配、
期待や意気込み。

さて、 2月の全体スケジュール。
今日2月1日から、新しい年度に入る企業や業界がある。
㈱商人舎も世界最大のウォルマートも、今日から新年度。

毎年書くが、日本のプロ野球は、今日、キャンプ・イン。
ダルビッシュ有をはじめとして、
青木宣親、和田毅といった選手がいないのは本当にさみしいが、
プロ野球人は全員が心機一転、新しい年度に向かう。

さて、その2月の営業の二つの山。
第1は今週末。
3日金曜日が節分、
4日土曜日は立春。

関東は今日、春一番のような陽気。
気象予報士・常盤勝美さんの予想は大外れ。

常盤さんは急遽、フェイスブックに書いた。
「今日の関東南部はなんちゃって春一番状態です。
あいにく春一番の定義が立春以降なので、今日は対象期間外ですが、
朝から南風が入り、気温は10℃前後と寒さはなく、
むしろこの程度の気温でも暖かいくらいの陽気です」

そして最後の予測。
「夜は風向きが北寄りに変わるため、
気温は明日朝に向けて大きく下がります」

気象予報も朝昼晩で、
専門テクノクラートがするようになる。
しかし、明後日、明々後日の節分、立春が、
一番寒い日になる確率はまだまだ高い。

極寒の節分に恵方巻き、豆まき。
「絆消費」を盛り上げたい。

2月第2の山は、
2月14日火曜日のバレンタインデー。
しかしその前の土曜日の2月11日は建国記念の日。
今年は祝日が土曜日と重なった。
だから土曜、日曜と、火曜のバレンタイン。

バレンタイン・チョコレートだけではなく、
女性から男性にプレゼントが飛び交う。
その購買行動は土・日になる。

東日本大震災後の「絆消費」は、
バレンタインデーでこそ、
隆盛するに違いない。

日本のマーケットは不思議だ。

引き出す工夫があれば、
どんどん消費が盛り上がる。

工夫も努力もなければ、
じっと静観している。

バレンタインデーが終わると、
一気に春本番。

2月は受験シーズンで、
バレンタインデーのあとあたりから、
本格化していく。

今日から全国の私立中学の受験が始まるし、
その後、高校受験、大学受験が連続する。

大学院の試験日もある。
私も2月19日の日曜日は、一日中、
立教大学大学院ビジネスデザイン研究科の口頭試問の試験官となる。

「受験シーズン」は2月を特徴づけるテーマ資源。

さらにバレンタインデーのあと、
つまり極寒の時期のあと、
少しずつ空気が温んでくるころ、
花粉症のシーズンに突入。

花粉症最盛期は、
2月中旬から3月中旬までの1カ月前後。

その花粉症の7割はスギ花粉によるもの。

2月中ごろから、「スギ花粉月間」。
これもテーマ資源。

昔は「ニッパチ」といって、
2月は小売商業にとって閑散期だった。

しかし、テーマ資源は多い。
つまり、ここで売上げはつくらなくとも、
顧客の問題解決に貢献したら、
顧客から頼りにされる。

その意味でとても重要な月だ。
心引き締めて、2月を乗り切りたい。

さて、今月の商人舎標語は、
「一心不怠 成長無限」
故川崎進一先生の座右の銘。

1月最後の日の昨夜、横浜の事務所にいて、
ふと、川崎先生を思い出した。

なぜだろう。

その東洋大学名誉教授・川崎進一先生の言葉。
「一心に、怠けず、努力すれば、
成長の可能性は無限にある」

「一心不怠 成長無限」

私たち一人ひとりに語りかけているようで、
会社組織や部門組織にも、
果ては東日本大震災のあとの日本国全体にも訴えている。

私は2月の商人舎標語にした。

今日から東京ビッグサイトで、
第46回スーパーマーケット・トレードショー2012。
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朝一番で、東6ホールセミナーステージで、開会式。
大会委員長はじめ関係者トップがズラリ、
壇上に並んでテープカット。
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その後、10時20分から、
SMTSスピークス「新しい出発」。
スピーカーは横山清さん。
新日本スーパーマーケット協会会長、
㈱アークス社長。
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いつものように洒脱な語り口。
それでいて、芯の通った経営戦略眼。
シビアな見方と辛辣な批判精神。
しっかりとした自己主張。

横山さんのスピーチには、
いつも感心させられる。

しかし、一度でいいから、
ゾッとするような恐ろしさ、鋭さ、奥深さを、
講演やスピーチで見せてほしい。

私は何度もそれを感じ取る機会を持ったが、
横山清の本質を、これからは、
大衆にも、特に若い人たちにも、
垣間見させてほしいものだ。

多くの人々にとって、
何よりの勉強になると思う。

横山さんの次は、
エドワード・マクラフリン教授の講演。
コーネル大学応用経済経営学部教授、
兼食品産業マネジメントプログラムディレクター、
兼コーネル大学RMPジャパン学長。
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テーマは「景気後退期における小売業の成長」

講演前にマクラフリン先生と固い握手。
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展示会場での講演で、
語る先生にはちょっと気の毒だったが、
同時通訳のイヤホーンで聞いていた聴衆は、
まだ救われた。

私もこういった会場での講演を、
あちこちで何度も経験したが、
語り手も聴き手も集中できず、
成果は上がりにくい。

ドイツ・ケルンンのアヌーガや、
フランス・パリのシアルでは、
展示会場内での講演やスピーチはあり得ない。

マクラフリン先生の講義は、
縦軸に商品、横軸にマーケット(市場)をとり、
それぞれに既存と新規とで4つの象限をつくり、
その4象限ごとのテーマを、
実例に基づいて分析解説してくれた。

実に見事だった。

デルヘイズのハナフォード、
ファーマーズマーケット、
シュニクス、メイヤー、HEB、ウェグマンズ、ハリスティーター、
アホールドのジャイアント・フードとユークロップス、
そしてイギリスのテスコとフレッシュ&イージー。

日本の学者にはない切り口と語り口。
むしろ私とシンクロするスタンスと方法論で、
私はとてもうれしかった。

ジャーナリストであり、
アカデミストであり、
コンサルタント。

夜はコーネル・ジャパン卒業生の懇親会があって、
ここではマクラフリン先生と議論した。

フランスのシアルやドイツのアヌーガを訪れて、
商談を進めたこと、
それぞれの国でアルディやリドル、ネットーなどを分析したこと、
フレッシュ&イージー・エクスプレスの印象。

「世界中で、新しい実験があると、
必ずユーキさんがいますね」
これはお褒めの言葉。

そのうえで、今夜の議題の中心は、
「エクスプレス・ストア」
についての分析。
マクラフリン先生の見解を聴き、
私の分析を語った。

意見はほぼ、一致した。

最後は固い握手。
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世界の小売業、流通業、サービス業。
一所懸命に勉強し、研究し、
怠けず考察すると、
成長は無限。

「一心不怠 成長無限」

それを実感した商人舎5年目の初日だった。
(明日に続きます)

心から、感謝。

<結城義晴>

2012年01月31日(火曜日)

セブン‐イレブン3兆円とドコモ・ローソン・らでぃっしゅぼーやの合体

明日から早くも2月。
明日、明後日、つまり2月の1日から2日頃、
「この冬最大級の非常に強い寒気が流れ込む」
人気ブログ「常盤勝美の2週間天気予報」より。

心して、かかろう。

今日は朝から、東京・芝の大門。
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大門のうしろに見える細いネズミ色の寺田ビル6階が、
カスタマー・コミュニケーションズ㈱、
略称CCL。Customer Communications,Limited.の略。

今日はそのCCLの月1回の定例役員会。
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決議事項の議論や決済、報告事項の質疑などが終わって、
役員で和やかに写真。

左から玉生弘昌相談役(㈱プラネット社長)
米倉裕之CCL取締役、
西川明宏CCL社長、
島崎尚子総括マネジャー、
井上美智雄CCL取締役(㈱プラネット副社長)。

顧客ID付POSデータを駆使して、
マーケティングを展開する会社。

カスタマー・リレーションシップ・マネジメント(CRM)、
フリークエント・ショッパーズ・プログラム(FSP)。

CRMは、この情報システムを活用して、
顧客との間に永続的な関係を構築するマネジメント手法。

FSPは、同じくこの情報システムを活用して、
段階的にサービスを付加しつつ、
ロイヤルカスタマーの維持拡大を図るプログラム。

CCLは、いわば、CRMとFSPの申し子のような会社で、
最先端のロイヤルティ・マーケティングを展開するが、
昨年、米倉さんが取締役として入社して、
西川さんと二人三脚で、そして全社員を巻き込んで、
さらに有用なビジネスモデルへの変換を試みている。

私はこの会社の非常勤取締役を、
2008年11月から務めているが、
今回の戦略転換には大賛成で、
消費財産業全体に大いに貢献できると考えている。

CCL役員会が終了して、
午後、横浜の商人舎に帰社。
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明日からはこの冬一番の寒さのはずだが、
今日の空は青いし、雲は白い。
空気も少しだけ、なごんでいる。

昨日は立教大学院サービスマーケティングの最終講義。
2時間半ほど、ぶっ続けで、立ち講義。
その後、有志が残ってくれて、一献。
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ほんとうに気分が良かった。

これで今年度は、試験や修了式を残すのみ。
寂しいけれど、オメデトウ。

さて、日経新聞の記事。
「セブンイレブン、売上高3兆円を突破」

「2012年2月期の国内のチェーン全店売上高が、
28日現在で3兆円を超えたと発表」。
2月末の2011年度通期では、
3兆2490億円の見通し。

「単一チェーンで売上高が3兆円を突破するのは
日本の小売業で初めて」

私は日本の近代小売業の転換を、
二つの節目でとらえている。

第1は、1972年(昭和47年)。
百貨店の王者・三越を総合スーパー・ダイエーが追い越した。

第2は、2000年。
今度はコンビニのセブン‐イレブンが、ダイエーを抜いた。

その後、単一企業として、
セブン-イレブンの独走が続き、
とうとう3兆円。

今期の出店は1200店で、
来期は1350店の計画。
これは2期連続過去最高。

まだまだ独走は続きそうだ。
コンビニ第2位のローソンは今期1兆8080億円、
第3位のファミリーマートは1兆5370億円の見込み。

最大面積の百貨店から、
次に大きな店舗の総合スーパーへ。
この時代は山本直純ではないが、
「大きいことはいいことだ」の時代だった。

それから小型店のコンビニの時代へ。
しかしこの時代は業態の多様化と、
それが戦略ごとに分化したフォーマットの出現が見られた。

そしてセブン-イレブンの3兆円。

もし、これを超える存在の出現を見て、
第3の節目があるとすれば、
インターネット・ビジネスだろうか。
こちらは小型店よりもさらに小さなネットやスマホの世界。

ただし、小型店の時代に、
業態とフォーマットの多様化が見られたように、
次の時代は「リアルとネットの融合」現象が、
風景の中核になる。

これが私の大予測。

さてさて、もう一つのニュース。
これも日経新聞。
「ドコモ、野菜宅配らでぃっしゅぼーやを買収」

買収額は約69億円の予定。
1月31日から3月12日の間に、
TOB(株式公開買い付け)を実施して、
完全子会社にする。

さらにその全株式の中の約2割を、
ローソンに譲渡。

らでぃっしゅぼーやは、主に、
有機野菜などを集荷し、パッケージ化して、
「契約者に定期的に届ける事業」を展開している。
現在の契約者数は10万6000世帯。

ドコモとらでぃっしゅは、
スマートフォンやタブレット端末を使った注文システムを構築し、
農作物の受発注と、宅配のサービスを始める。

この際、ドコモの約6000万件の顧客基盤が活かされる。
代金回収は携帯電話料金と一緒にする。
ドコモの顧客情報に対して、商品推奨機能も設ける。

一方、ローソンとらでぃっしゅはすでに、
共同ネット通販サイトを運営している。

「らでぃっしゅの野菜を使った飲料や食品を
ローソン店頭で売ることも検討」。

ローソンのネット事業全体の売上げは、
2010年度、約440億円。
それを5年後には、3000億円に引き上げる構想。

一方、ドコモは新規事業の売上高を、
2015年度までに1兆円の大台に乗せる方針。
これは今年度と比べて、2.5倍。

結城義晴の大予測。
「ネットとリアルの融合」。
その構想の一端はもう、すでに現出している。

<結城義晴>

2012年01月30日(月曜日)

「恵方巻き・十人十色」か? そして製配販のライフライン事業の鍵

Everybody! Good Monday!
[2012 vol5]

2012年も第5週、
1月があっという間に、
終わろうとしています。

寒さは一番厳しい時。

足の先から冷え切ってきて、
つま先が痛くなるくらい。

母よりも子の白息の大きかり
[仙台市・長沼敏夫 朝日俳壇より] 

寒い朝、吐く息は白い。
母子が連れ立って歩いている。
その吐く息の白さは子の方が大きく見える。
その元気さが頼もしい。

今月の、そして今年の標語。
朝に希望・昼に努力・夕に感謝

今朝も、明朝も、その次の朝も。

さて今週は、1月が終わり、
2月につなぐ1週間。

今週金曜日の3日が節分、
土曜日の4日が立春。

今週は頭から、
「節分・立春」「節分・立春」へ、
まっしぐら。

しかし忘れてはいけない。
「春を待ち望む心」が、
その底辺を流れている。

1年を大きく4等分すると、
春分・夏至・秋分・冬至となる。

立春は、冬至と春分の真ん中。
しかし現実的には、1年で一番寒いころ。
暦の上でも立春が「寒さのピーク」。

立春の翌日からの寒さを、
特に「余寒」といったり、「残寒」といったり。

しかしこの言葉、いまや堅苦しい手紙でしか使われない。

「余寒」「残寒」「晩寒」「残冬」「晩冬」、
さらに「向春」を使って、
「余寒の候」とか、
「残寒厳しき折」とか、
言い表す。

これをEメールやフェイスブックの挨拶に用いたら、
逆に新味が出るから面白い。

立春の前日の節分は、
極寒の中の豆まき。
これがいいんですね。

最近では「恵方巻き」に、
節分の主役の座を奪われた感じもするが、
私は豆の能動的・行動的な風習を好む。

先週金曜日の日経新聞「消費欄」に、
「恵方巻き、十本十色」の記事。

節分の過ごし方が様変わりして、
「太巻きを食べる人が、
西日本だけでなく全国的に増えている」

スーパーマーケットやコンビニ、百貨店だけでなく、
あらゆるサービス業でも「恵方巻き」はテーマ資源となる。

イオングループは今週の木曜2日、金曜3日に、
「1200店舗で恵方巻きを発売。
取扱店舗数は前年を2割上回る」と記事にあるが、
取り扱わない店があることの方が不思議。

商品の特徴は、アイデアとバラエティ。
例えば「『ドラえもん』をパッケージにデザインした恵方巻き。
当日店頭価格で698円、事前予約で650円。
恵方巻き関連の「売上高は前年比15%増を見込」む。

カッパ・クリエイトは2月に入った初日の1日・2日・3日、
ハーフサイズの恵方巻き商品を新発売する。
約100グラムで通常サイズの半分程度。
ターゲットは女性や子供。
「かっぱ寿司」全約390店舗で発売。

恵方巻きは通常、
具だくさんで大型商材が、いい。

女性・子供をターゲティングしたハーフサイズ恵方巻き。
カッパ・クリエイトの仮説は、
さて、どちらに転ぶか。

興味深い。

小売業やサービス業は、
立てた仮説がすぐに検証できる。
面白い。

記事には電通の意識調査が引かれている。
昨年8月実施の400人回答リサーチ。
半数以上が「できるだけ家族と一緒に過ごしたい」。

家族と一緒、あるいはカップルで、仲間で、友人たちと。
ならばわざわざ小型商品を提供する必要はないとも考えられる。

カッパ・クリエイトの仮説。
結果を知らせてほしい。
日経MJあたりで。

節分はもってこいの「絆消費」だ。
節分・立春と「絆」を強く動機づけ、
同時に春の到来をめでたいものだ。

さて今朝の日経MJ『底流を読む』。
消費産業部次長の白鳥和生さんが、
「官民で作るライフライン」と題して書いている。

野田政権の2012年度当初予算案に、8億円が計上された。
「ライフライン物資供給網強靭化実証事業」のため。

製配販のサプライチェーンにおける「デジタルインフラ」を整備する。
製造業・卸売業・小売業の生産から在庫・販売までの膨大な情報。
政府や自治体が「どこに何があるか」をこのシステムで把握する。
そして災害時に被災地への支援物資を円滑に供給したり、
一般への情報提供に使ったりする。

この事業の母体は、
「製・配・販連携協議会」。
昨年5月に発足し、43社が参加している。

この情報のやり取りの中核を担うのが、
このブログでも紹介し、支援している「流通BMS」。

白鳥さんのコラムでは、
「サプライチェーン全体の効率化は、
産業の競争力を高め、
消費者にその『果実』を還元するもの」と、
表現されている。

そして「インフラは共有し、
店頭では切磋琢磨する」
と、
一番重要なコンセプトが主張されている。

まさにこのことの実践躬行こそ、
生活消費財産業の製・配・販全体に問われている。

一番大きな2つの存在が、
このインフラ形成の面でがっちり握手することが、
何よりも「消費者に果実を還元する」ための、
鍵であるし、早道である。

さて今週のイベント。
私は今夕、立教キャンパス。
サービス・マーケティングの補講。

今年度最後の授業となる。

最後に強いメッセージを贈りたい。
気合が入っている。

18時30分から始めて、
21時前には終わるつもり。
補講だから時間は自由でいいでしょう。
軽く、極寒の一献を予定している。
時間のある人は、どうぞ。

明日1月31日は、非常勤取締役を務めているCCLの役員会。
カスタマーコミュニケーションズ㈱。
ID-POSを活用したFSPサービスの会社。
しかし現在はショッパーズ・マーケティング機能を強めている。

明後日の2月1日から3日までの3日間、
2012スーパーマーケットトレードショー。
東京ビッグサイト東館を全館借り切って開催される。

初日はコーネル大学エドワード・マクラフリン教授のセミナーがあるし、
2日目は何人かの人とアポイントがあり、
夜、レセプション・パーティがある。

私も、会場にいます。
連絡はモバイル・フォンやメールで。

お会いしましょう。

そして3日の夜は、
「FMCGを元気にする会」で講演。
立教・結城ゼミの山口毅さんからの依頼。
喜んで、「グローカル時代の流通業の課題と対策」を語る。
この会に所属しない人も参加可能のようで、
山口さんと知り合いの人は、
問い合わせてみるといい。
今からでも間に合うと思う。

私自身のスケジュールを見ると、
来週の木曜日から今年最初のアメリカ出張。
そのテキストをつくらねばならない。

忙しい日々は、
寒さが緩み始めても、
変わらない。

それでも、こんな心境。

今日といふ独楽を回して愉快なり
[神戸市・森木道典 同じく朝日俳壇より]

では、みなさん。
Good Monday!

<結城義晴>

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