結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2012年01月29日(日曜日)

ジジのお風呂好き[日曜版2012vol5]

ジジです。
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あれっ?
みつかっちゃった?
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ボクは、おふろ、
だいすきです。

おとうさんも、
しってますよね?
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べつに、おゆに、
つかったりするんじゃないんです。
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だから、
おふろがすきというんじゃあなくて、
おふろばがすきなんですね。
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なんでだろう。
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やっぱり、
あったかいから?
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それから、この、
しめりけというんでしょうか、
それがすきなんですね、
たぶん。
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冬は、さむくなる。
冬の夜は、とくに、さむい。
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だからボクは、
おふろばに、きます。
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このまえ、おとうさんは、
ヒロシマにいった。

かえりの空港には、
日がさしていた。
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とちゅうから、
雲がでてきた。
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日がさしているのに、
雲がある。
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くもが、だんだんおおきくなってきた。
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そして、ヒコーキは、
雲のなか。
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雲のしたは、
雪だった。

おとうさん、かえってきて、
おふろにはいりました。
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雪の日のおふろ。
いいもんです。

雪の朝にも、
おとうさんは、
おふろにはいった。
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ボクは、とても、
うらやましかった。

でも、どうしてボクは、
おふろにはいれないんだろう。
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おふろばは、
だいだいだーいすき、なんですが。
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なぞです。
ボクにとって。

それがナヤミのたね、
というわけでもないのですが。

<『ジジの気分』(未刊)より>

2012年01月28日(土曜日)

「惣菜のわかる八百屋塾」講演テーマ「2012商人讃歌!雨ニモマケズ」

昨日、今日。忙しい。
私にとって、今日の立教大学大学院の論文審査会が、
ほんとうの正月明け。

結城ゼミの7人が卒業論文を提出した日が、
まずは年明けだったが、
今日、報告審査会が開催され、
一人ひとりがプレゼンテーションして、
論文が認められた。

1年間の肩の荷が下りた。

みんな、ほんとうに頑張った。

おめでとう。

私は、無性にうれしい。

こんなにうれしいことはない。

さて昨日は、朝、7時50分ののぞみに乗った。
席について、コートや上着を脱いでいるうちに、
丹沢が見えてくる。

高校時代に「ひこばえ」の仲間と登った。
神奈川県人にとっては、身近な山。
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それから小田原、熱海を過ぎると、
すぐに雄大な富士の姿。
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昨日はとりわけ、くっきりと雄姿を現してくれた。

それから、いつものようにニュースを拾っているうちに、
静岡、豊橋、名古屋を過ぎ、関ケ原付近。
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猛吹雪。

カラリと晴れた丹沢や富士。
一転、雪景色。
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彦根あたりを過ぎて、京都に近づくと、
吹雪はなくなったが、穏やかな雪景色。
これも、いい。
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日本の国が、ますます好きになる。
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京都で新幹線を降りて、
近鉄に乗り換える。

奈良県に入り、
平端で、出迎えてもらって、
フルックスグループへ。
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いい会社です。
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もともとは青果仲卸会社。
いわゆる二次問屋。
しかし今は、日本有数の青果惣菜会社。

工場はコンピュータ管理されている。
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そしてオペレーションは、
プロダクト・マネジメント。
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一流メーカーの工場やスーパー・チェーンのプロセスセンターを、
国内外含めてずいぶん訪れた。

しかしフルックスの工場はそれに引けをとらない。

青果仲卸が業態転換をして、
中食ビジネスに「蛻変」した。
それがフルックス。

そのフルックスが主催する「惣菜のわかる八百屋塾」。
私は特別講師。

始めに㈱三晃社長の黒田久一さんがご挨拶。
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それから私にとっては旧知の古田基さんが講演。
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古田さんはこの塾の常連講師。

その後、私が講演。
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大阪市内から、滋賀県から、もちろん奈良県からも、
130人を超える人々が集まってくれた。
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「2012商人讃歌! 雨ニモマケズ、風ニモマケズ」
それがテーマ。

私の講演が終わると、
試食会。
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黒田久一社長とかたい握手。
日本の中食業界にイノベーションを起こし続ける逸材。
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最後まで残ってくれたメンバーと写真。
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最後の最後は田中文夫さん。
関西在住27年組。
このブログの常連投稿者。
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いい勉強会だった。
奈良県平端での一日。

イノベーションは僻地より生まれる。
そんなことをつくづくと感じた。

奈良県平端を僻地と呼ぶのは大いに失礼だけれど。

私はこういった地方で講演するのが、大好きだ。
もちろん東京や大阪の超一流ホテルで、
1000人も集まったところでの講演も、いい。

しかし、地方講演には、何とも言えない感動がある。

昨日は、話している私が感動していた。

ご清聴を、心から感謝したい。

みなさん、良い週末を。

<結城義晴>

2012年01月27日(金曜日)

「内需の意外な『しぶとさ』」と企業・協会・行政三位一体「流通BMS」

朝日新聞全面を買い取って、
オーケー㈱の思いきった政策広告。
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「オネスト・カード」のことを広報し、
野菜の高騰への対策を丁寧に綴る。

いい広告だ。

朝から気分が良くなった。

日経新聞のコラム『大機小機』もいい。
コラムニスト希氏が、
「内需の意外な『しぶとさ』」と題して書く。

「年明けの国内景気は、足踏み感を強めている」と、
しながらも、「ただ、筆者の実感は、むしろ
『内需が意外にしぶとく踏ん張っている』という印象である」。

そうそう、その通り。

「日本の景気は基本的に輸出次第だった」。

どんな現象が起こったかと言えば、
「景気回復局面でも内需に弾みがつかず、
輸出が頭打ちになれば簡単に失速した」。

逆に、景気後退局面でも、
「ストック調整圧力をため込んでいないため、
輸出さえ伸びれば景気は比較的速やかに上向いた」。

先月の日銀の企業短期経済観測調査(短観)。
「大企業製造業の景況感悪化に注目する見方」が多数派。
しかし「非製造業や中小企業の踏ん張りで、
全規模全産業の景況感は僅かながら改善」。

コラムニストは「内需のしぶとさ」の背景を三つあげる。
第1は「復興需要の存在」。
「足元の経済指標は東北での改善が顕著」。

第2に、「円高のプラス効果
が薄く広く波及している」と予測。
昨日の新聞でも日本の「貿易赤字」が喧伝された。
輸出額より輸入額の方が多い。

だから輸入企業はご利益を得ているはず。
「この解釈は、短観結果とも整合的」とコラムニスト。

第3は、消費者の間に芽生えた「心機一転気分」。

9.11後のアメリカでも、
テロに屈しないという「愛国消費が予想外の景気回復」をもたらした。
今年の日本では「絆消費」が「震災からの復興につながってほしい」。
コラムニストに私も賛成。

「絆消費」に対して、いつでも、どこでも、
応える心構えをし、態勢を整えておかねばならない。
それが小売流通業・サービス業の役目だ。

さてさて、一昨日の1月25日、
東京・外苑前のSCSK青山ビルで、
「第1回 流通BMS普及推進説明会」が開催された。
主催は流通4団体。
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ここでいう「流通4団体」とは、
日本スーパーマーケット協会、
オール日本スーパーマーケット協会、
一般社団法人新日本スーパーマーケット協会、
一般社団法人日本ボランタリーチェーン協会。

小売業・卸売業各社の情報システム担当者が、
100名以上も集まった。
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商人舎取材スタッフも駆け付けた。
現在、日本の流通業界の一部では、
1980年に開発された初期のEDIシステムが
いまだに利用されている。

しかし、これは電話回線のため通信速度が遅く、
漢字や画像も送れない。
しかも専用機器の製造が、
打ち切られてしまうこともある。

時代の流れに、まったく対応できていない。

この問題を改善すべく、
2007年に経済産業省が、
流通システム標準化事業を立ち上げた。

そして開発されたのが、
国際基準にも準じた次世代標準EDI「流通BMS」である。

「BMS」はビジネス・メッセージ・スタンダードの略で、
標準電子データ交換システムのこと。

流通4団体が推奨する流通BMSは、
SCSK社の開発した「スーパーマーケットクラウドEDIサービス」。
通称、「スマクラ」というサービス。
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製・配・販が共同で使える受発注システムで、
システム導入時とランニングコストの低減が可能となっている。
中小企業や新規参入企業にとっては、
自社でのシステム開発は難しい。
だからこのサービスの開始は大きなメリットとなる。

冒頭講演は、
日本スーパーマーケット協会の大塚明専務理事。
『流通BMS普及促進事業について』
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「これからの時代、100店舗が100店舗、
同じ商売をしていてはだめ。
客の変化に対応していかなければならないし、
“グローバル”も意識していかなければならない。
つまり、小売りにとって負担が増えている」

「そこで、小売り同士、
共有できるものは共有してコストを下げ、
商品やサービスに経営資源を投入して、
ここで勝負をする」

「1社、2社だけが導入しても価値がない。
導入企業が増えなければメリットもでない。
参加企業が増えることを目指して、
よりよいシステムをつくりあげていきたい」

次は、(財)流通システム開発センター研究開発部・坂本尚登部長の講演。
『流通BMSの概要と普及状況』
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「流通BMS協議会が昨年9月~10月に、
アンケート調査を実施した。
その結果、『導入済』が16%、
『導入予定』が15%、
『時期未定だか、導入したい』が42%。
4分の3が導入に意欲を示している」

「各企業が導入理由として一番期待しているのは、
伝票レス。
次にデータ送信時間の短縮。
アンケート結果によると、
導入効果としてあげられているのも、
伝票レスと時間短縮。
ニーズはマッチしている」

「現在、流通BMSを導入している小売企業は85社。
イオンやイトーヨーカ堂など、大手小売業は導入済み。
それに比べて、百貨店、ドラッグストア、ホームセンターなどで、
導入している企業はまだまだ少ない。
これからも導入・普及拡大につとめたい」

サミット㈱情報システム部マネジャーの長尾建さんは、
同社での導入事例について、講演。
『事業基盤の強化と流通BMSの導入について』
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「外部の開発システム・エンジニア4名と、
サミットの2名でチームをつくり、
流通BMS導入プロジェクトを開始した。
開始から本番稼働までは約4カ月」

「流通BMSは卸、メーカーにとっては
フォーマットが同じになるので、
目に見えてメリットがある。
小売りも取引先との協業関係において、
Win-Winの大きなメリットとなる」

つづいて日本スーパーマーケット協会流通推進部の篠原豊さんが、
業界推奨の流通BMS「スマクラ」の選定経緯や基本機能などについて、
説明した。
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休憩をはさみ、登壇したのは、
株式会社ヤオコー営業企画部システム管理担当部長の神藤信弘さん。
『流通BMS導入メリットと将来の活用戦略』
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「ヤオコーではシステムの自社構築はしていない。
よって、受発注システムは残すところなく、
すべて流通BMSに移行する」

「1人で導入に向けての準備をした。
つまり、たくさん人員がいないと導入できないわけではない。
震災の影響でずれ込んでしまったが、
導入スケジュールとしては、半年くらい」

「短期メリットとして、
導入したらすぐに効果がでる。
大手小売業がすでに組み込み済みで、
ノウハウもある。
長期メリットとしては、
システムが標準化すればするほど、
『楽・良・早・安』になる。
その分、営業に注力し、差別化をはかれる」

農林水産省からも特別講演。
食糧産業局食品小売サービス課齋藤勇一課長補佐。
『流通BMSの意義』
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そして最後に、
経済産業省からの特別講演。
こちらは商務流通グループ流通政策課・妹尾善多課長補佐。
『消費財サプライチェーンに関する
大規模災害時の課題と今後の取り組み』
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「今後の大規模災害を想定し、
デジタル・インフラの整備が緊急の課題。
そのために、
流通BMSなどの基盤システム構築費用の一部補助、
システム改変費用の一部補助を行う」

業界団体、企業、行政。
三位一体となって展開される『流通BMS』。

商人舎はこれに大いに賛同し、
普及に協力するつもり。

多くの企業の参加を呼び掛けたい。

「内需のしぶとさ」は、
業界を挙げたインフラ整備によっても、
支えられてくる。

このことを自ら知り、
業界外にも知らしめねばならない。

<結城義晴>

2012年01月26日(木曜日)

百貨店、総合スーパー、SM、コンビニ、外食の12月と2011年実績

今日は、「この冬一番の寒さ」。
いわゆる常套句。
全国の9割方の観測地点で氷点下を記録。
日本海側は大雪。

大雪は困るけれど、
寒さは商売繁盛に結び付く。

小売業・サービス業とは、
不思議ななりわい、
不思議な商い。

人々が困るほどに、
人々が苦しむほどに、
人々が退屈するほどに、
繁盛する。

政治も行政も、
人々が困るほどに、
人々が苦しむほどに、
活躍し貢献しなければいけない。

人々の退屈しのぎで、
面白がらせ、楽しませる政治であってほしくはない。

今日は朝から新宿・清水橋の㈱伊藤園本社で、
2011年秋の陳列コンクール審査会。

地下1階にある審査会場に、
いつもより早めに到着して、着席。

テーブルには、すでに、
審査資料が整然と並べられている。
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全員が集合し、9時に審査会がスタート。
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毎年毎年、陳列技術が向上していて、
審査委員長としてはうれしい限り。
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そして無事に各賞が決まった。
企業賞大賞は賞金100万円。
おめでとう。

その後、恒例の記念写真。
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伊藤園からは、
私の隣が本庄大介社長、
江島祥仁副社長、
本庄周介副社長(右)。

私の左が、
松井康彦商人舎エグゼクティブプロデューサー、
アドパイン代表。
その隣が三浦美浩㈱商業界取締役・月刊『食品商業』編集長。
いつものメンバー。

その後、江島副社長の部屋で、
お茶をいただきながら情報交換。
これも恒例。
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飲料メーカーとしての伊藤園の春の戦略を、
聞かせてもらって、納得。

私も今年のトレンドや大手チェーンストアの動向など語って、
あっという間に時間がきた。

さて、昨年のクリスマス・年末商戦、
各業態はどのような業績結果だったのか。

まず、1月19日に発表された、
全国百貨店売上高概況。

売上高総額は7318億3610万円で
既存店昨対はプラス0.8%だった。
6カ月ぶりにプラスに転じた。

全国的に寒気が強まり、
天候のよい日が続いたことなどが追い風となり、
冬物衣料やファッション商材が好調だった。
衣料品の昨対はプラス3.9%、
身のまわり品もプラス1.2%。

クリスマス・年末商戦も売上げに貢献した。
クリスマスケーキなどの菓子部門はプラス1.4%、
おせちなどの惣菜部門はプラス5.9%。
高級時計や輸入雑貨などの宝飾部門も、
クリスマスプレゼントとして購入されて、
プラス0.3%と好調だった。

2011年全体の売上高は、
昨対マイナス2.0%。

総売上高は6兆1525億6569万円。

過去10年の年間売上高の前年対比の数値を見比べてみる。
2011年 マイナス2.0%
2010年 マイナス3.1%
2009年 マイナス10.1%
2008年 マイナス4.3%
2007年 マイナス0.5%
2006年 マイナス0.7%
2005年 マイナス0.2%
2004年 マイナス2.8%
2003年 マイナス2.8%
2002年 マイナス2.3%
2001年 マイナス0.4%

10年間ずっと、マイナスで推移しているし、
2009年のリーマン・ショック直後は二ケタ減だった。
10年後の百貨店はどうなっているのだろうか。

次は、コンビニエンスストア。
1月20日に発表された、
JFAコンビニエンスストア統計調査月報。

既存店売上高は7072億0200万円で、
前年同月比プラス4.1%。

店舗数はプラス2.4%、
来客数プラス0.9%、
平均客単価が630円でプラス3.3%。

12月の寒さは、
カウンター商材の売上げに大きく寄与した。
いわゆるおでんや中華まんなど。

たばこの売上げも引き続き好調。

そしてコンビニの2011年年間売上高は、
8兆6769億円で前年比プラス8.2%。

2004年~2011年の年間データを見ると、
百貨店とは対照的に、ずっとプラス成長している。

続いて、総合スーパー。
1月23日発表の
チェーンストア販売統計月報。

総合スーパーを中心としたチェーンストアの12月、
総販売額は1兆2574億1530万円、
前年同月比はマイナス0.6。

総合スーパーの年末商戦は
思うようにいかなかったようだ。

冬物衣料の動きはよく、
衣料部門はプラス5.7%だったものの、
食料品はマイナス1.8%、
住関連はマイナス1.3%と、
動きが鈍かった。

チェーンストアの年間売上高も見ておこう。
2011年は12兆7024億4300万円で、
既存店前年比はマイナス0.8%。
前年と比較してマイナス幅は改善されたが、
やはり震災後の流通不順、自粛ムード、節電対応などの
影響は大きかった。

そして、1月24日に発表された、
スーパーマーケット販売統計調査。

昨年12月の販売総売上高は9035億3157万円で、
既存店前年同月比はマイナス0.8%と割り込んだ。
食品の合計が7804億2382万円でマイナス1.0%。
生鮮3部門は2970億7127万円、マイナス1.6%。

そのうち、青果が1093億6834万円で、マイナス2.6%、
水産が933億3875万円で、マイナス0.7%、
そして畜産が943億6418万円、マイナス1.2%。

惣菜は788億3909万円で、プラマイ0。
日配は1578億0266万円で、マイナス1.2%、
一般食品は2467億1079万円で、マイナス0.3%。
非食品が858億1112万円で、こちらもマイナス0.6%。

最後にその他が、345億9664万円で、
今月唯一のプラス1.8%だった。

オール日本スーパーマーケット協会の松本光雄専務理事。
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「12月の天候は、月始めから末にかけて、
どんどん寒くなっていった。
商売にとってはプラスに働いた」

「苦戦したのは相場に左右されやすい青果部門。
前半の相場安が尾をひいていた企業が多く、
後半少しは回復したものの、
全体として持ち直すことが難しかった」

「クリスマス直前に降った雪は、
そんなに影響はなかった。
曜日のめぐり合わせがよく、
さらに震災後加速している内食傾向も後押しして、
多くの企業でクリスマス商戦はプラスであった」

「正月商戦は31日が好調だった。
ポイント増や割引などの販促策や仕掛けを、
しっかりできた企業がよかった。
年末の総仕上げとしての提案が重要だ。
ただし、震災の影響もあり、
消費者の正月行動に変化がみられた。
例年に比べたら消極的だったようだ」

今月のゲストスピーカーは、
山口県防府市に本社を置くスーパーマーケット、
㈱丸久の田中康男社長と、
佐伯和彦執行役員経営企画室長。
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丸久は「丸く久しく」商売をするという理念を掲げ、
1954年に設立されたリージョナル・スーパーマーケット。
今年57周年を迎える丸久は、
紆余曲折を経て、ここまできた。

バブルの頃に多角化路線へ移行するもうまくいかず、
スーパーマーケットに特化することで、立ち直ってきた。

さらに、2005年には、
同じくリージョナル・チェーンのイズミと、
業務資本提携を結んだ。

田中社長は言う。
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「本格的なスーパーマーケットづくりに、
必要なことは4つある。それは、
店づくり、
商品づくり、
人づくり、

そして、ファンづくりである。
これらを極めることが重要」

「本格的なスーパーマーケットづくりを進めるなか、
雑貨の売り場スペースを縮小している。
そのため、ホームセンターやディスカウントストアとの
競合は厳しい。
さらには、イオングループの店舗と、
丸久を含む、地元スーパーマーケットが、
ほぼ100%ぶつかっている状態。
お客さまが少しでも安いと感じてくれるような
売り場づくりをしていきたい」

最後に、日本フードサービス協会発表の
外食産業データ。
216社、総店舗数31410店の集計結果。

12月の売上高前年比は、プラス1.8%、
3カ月連続で前年を上回った。

冬休み、クリスマス、年末など、
イベント時に外食する人は多い。
それがそのまま数字に表れている。

ファーストフードはプラス4.0%、
ファミリーレストランがプラマイ0%、
ディナーレストランがプラス0.3%。

しかし、忘年会シーズンにもかかわらず、
パブ/居酒屋はマイナス1.6%とふるわない。

それでも震災後に記録した過去最大のマイナスから、
外食産業は確実に回復してきている。

外食産業のピークは1997年だった。
2010年の市場は23兆6450億円で、
1997年比マイナス2割近い。

それに対して、中食市場は6兆2342億円で、
同期間にプラス45.0%。

中長期では、中食分野が伸び続け、
それはコンビニやスーパーマーケットが担う。
フードサービスでは唯一、ファストフードが健闘。
これもテイク・アウト商品は中食。

丸久の田中社長の言葉。
「店づくり、商品づくり、
人づくり、ファンづくり」

これは業種業態・フォーマット、
内食・外食・中食を問わない。

<結城義晴>

2012年01月25日(水曜日)

通常国会・野田首相施政方針演説とローソン新浪剛史の「実践躬行」

日本国憲法第52条に定められた通常国会、
その第180回が始まった。

150日間の期間中に、わが日本国にとって、
最も重要なことが論議され、決議される。

その冒頭の施政方針演説。
野田佳彦首相が行った。
新聞各紙に全文が掲載されている。

朝日新聞は社説で、
「気合十分、説得力不足」と直球の評価。

野田演説の3割が、「社会保障と消費税の一体改革」、
および、その前提となる「政治・行政改革」。

実行あるのみ。
しかし説得力がなければ、
組織や人は動かない。

「気持ちと気合と根性で、
何でもやり遂げられる」。

そう諭したり、檄を飛ばしたりが許されるのは、
せいぜい中学・高校の運動部までのこと。

大人の世界では、
何よりも「実践躬行」が問われることになる。
「実践躬行」とは「身をもって実際に行うこと」、
「口に出したことをやり遂げること」。

野田演説の中の面白いたとえ。
日本の人口構成を、
「胴上げ型」から「騎馬戦型」へ、
そして「肩車型」へ。

「胴上げ型」は、多数の現役世代が1人の高齢者を高々と持ち上げる。
「騎馬戦型」は3人で1人を担ぐ。
「肩車型」は、もう1対1で背負う。
このままでは、やがて日本も「肩車型」になる。

その先は一人が多数を背負い込む。
「左門豊作型」か。
これは、私のたとえ。

「いまのままでは将来の世代は負担に耐えられない。
改革の先送りは許されない」

これは、よくわかる。
そのために今、何をするか。

ピーター・ドラッカー先生は言い残している。
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「イノベーションは、現在のために、
行われなければならない」

それが未来のためにもなっているという形。
知恵を絞って、この形に持っていかねばならない。

そうしなければ与野党合意も勝ち取れない。

野田演説の中の言葉。
「がんばっぺ、福島。
まげねど、宮城。
がんばっぺし、岩手。

そして、がんばろう、日本」

大震災直後から全国に響くエール。
方言であるところが、いい。

忘れてはいけない。
「復興を通じた日本再生」。

さて日経新聞には景気のいい見出しが三つ踊る。
まず「ヤオコー、4~12月営業益最高に」
この記事では、鮮魚部門の強化が実を結んだとある。
「早朝に水揚げされたサンマやイカなどの生魚を、
その日のうちに店舗で販売する取り組みを強化。
エビやカニなどの取り扱いも増強」。

さらに日経の見出し。
「ファストリ株価、1年9カ月ぶり高値」
昨日段階で、1株1万5100円。
これは「2010年4月以来、約1年9カ月ぶりの高値」。

「気温が急速に低下したことで、ヒートテックをはじめ、
冬物衣料の販売が伸びるとの期待が高まって株価高騰」。

三番目は「味の素、4~12月営業益最高」
理由は、「消費者の内食化志向」。
「ほんだし」など採算の良い定番調味料が堅調に推移、
家畜のエサに混ぜる飼料用アミノ酸「リジン」も高値で推移。

ヤオコー、ユニクロ、味の素。
強い企業が好調。
そんな時節。

ローソン社長の新浪剛史さんが、
日本記者クラブで会見。
これも日経の記事だが、小売業者の「雄弁は金」の話。
「TPPに参加すると米国産の安いコメが日本市場を席巻する」
こんな見方に新浪さんが実例をもって反論。

実例とは「おにぎりや弁当の試作結果」。

「(米国産は)国産に比べ水分量が少なく時間を置くと劣化する」
だから米国が日本で売れるコメを作るには、
「大規模なインフラ投資が必要で米国にとっても非合理的」

「農家と産業界が対立するのではなく、
協力して農業を進化させるきっかけにすべきだ」
ローソン・ファームを運営している経験もあって、
強い発言は、実効性に裏打ちされている。

ここが野田首相との違い。

いま、ほんとうに実務家が強い。
口先だけではないから。

「実践躬行」の強さを思い知る日々だ。

さて、昨日の晩のテレビ東京の番組。
サトーカメラ専務の佐藤勝人さん登場。
「戦士の逸品」。
佐藤勝人さんは、毎日ブログ仲間。
「一刀両断」という人気ブログを書いている。

番組も、とても面白かった。

闘う経営者が、
自分のこの「逸品」を紹介するという短い番組。
サトカメ専務で超売れっ子実践派コンサルタントの佐藤勝人。
その「逸品」は、
「Hooper」のオリジナル・ジーンズだった。

毎年正月にサトカメ本店に隣接する店で購入して、
一本を穿き潰す。
愛用のキャップもHooper製。

佐藤勝人的逸品で、
「らしさ」が出ていた。

ドコモiモード限定全国配信「てれともばいる」で、
見ることができる。

ちなみにローソンの新浪さんも、
第9回目のこの番組に出ていて、
その逸品は「筆ペン」だった。

これも「らしさ」が出ていて、
面白い。

さて私、今日は朝から、
東京・池尻の東邦大学付属大橋病院の眼科。
このところほんとうに忙しくて、
昨年10月の検診を土壇場キャンセルしたまま、
ないがしろにしていた。

私の弱点は右目。
その右目のメンテナンスは、
きちんとしておかねばならない。

すぐに帰社して、横浜の商人舎オフィスに、
三井物産㈱のお二人を迎える。
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堀田安紀さん(食料・リテール本部食品流通部部長補佐営業統括、右)と、
中野真樹さん(同食料営業部マネジャー)。

夏から秋にかけての研修企画の相談。

今年も本当に忙しくなりそう。
しかしまだまだ元気いっぱいで疾走、疾駆できる。
できる間は、やり抜く。

「実践躬行」あるのみ。

<結城義晴>

2012年01月24日(火曜日)

楽天市場取扱高1兆円・ネット消費市場10兆円⇒リアル&ネット融合

昨夜、立教大学で講義しているころから、
雨はみぞれに変わり、雪になった。
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雪の池袋キャンパス。
一段と美しかった。
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聴講に来ていた常盤勝美さんと写真。
20120124094739.jpg

その雪。
深夜に降り積もるかと思ったら、
都心はそうでもない。

「ちょっと残念」。
などと子供のようなことをいったら、
仕事している人たちには迷惑か。

今朝はからりと晴れて、
雪景色がまぶしい。
20120124121700.JPG

さて、朝日新聞『天声人語』、日経『春秋』、
そろってウィンストン・チャーチルを取り上げた。
またまた「カブった」。

第2次世界大戦前後のイギリスの首相。
ヒトラーと闘い、勝利を収め、
戦後の復興処理を的確に成し遂げた名宰相。
今日が47回目の命日。

『春秋』は、チャーチルをこう、評する。
「『国民の意思は固くて、無慈悲なもの』と理解しつつも、
民主主義を上回る政治形態はないと信じていた」

『天声人語』は、1940年5月10日のチャーチルの言葉を紹介する。
国家存亡の非常時に首相に就任した時の感慨。
「過ぎ去った人生のすべては、
ただこの時、この試練のための
準備にすぎなかったという気がした」

朝日と日経がカブった原因は、
チャーチルの命日というだけではない。
野田佳彦首相が何度も、
この名首相の言葉を引用したから。

そしてコラムの結末はどちらも野田首相への皮肉。

しかしノーベル文学賞を受賞したチャーチル。
「過ぎ去った人生のすべては、
ただこの試練のための
準備にすぎなかった」

この言い回し、いいですね。

この時、チャーチル65歳。

私にもまだまだ、
「これまでは準備だった」と言える時が、
来るかもしれない。

日経新聞1面トップ。
「『楽天』取扱高1兆円」の記事。

インターネットモール「楽天市場」。
ここに出店している店舗の総売上合計額(取扱高)が、
昨年、1兆1000億円前後。
これは前年比16%増。

会員数は7360万人。
これは年間9%の伸び。

その理由の一つが、客層の拡大。
年齢は中心層の30~40代から、
50~60代へと広がった。

2011年12月期の楽天の連結営業利益は、
710億円前後。
前年比11%増で、4期連続最高益。

すごい勢い。
1兆円達成まで、設立から14年。
ダイエーの1兆円は昭和53年だったか。

現在の1兆円と言えば、
三越伊勢丹ホールディングスは2012年3月期に、
百貨店事業で1兆953億円。

昭和47年(1972年)、三越の売上高をダイエーが抜いた。
そして2012年、百貨店三越伊勢丹の売上高に、
楽天が並びかけ、追い抜く。

ダイエーの直近の2011年2月期の売上高は、
9118億円。

「時代は変わった」を感じさせる事実。

この楽天をはじめとするネット消費膨張は、
スマートフォンの普及にも支えられている。

楽天市場では、
「モバイル端末経由の取扱高が全体の2割」。

物流サービスも飛躍的に向上している。
アマゾンジャパンは、
昨年4カ所の物流拠点を開設した。

米国アマゾンの子会社ザッポスは、
全米で即日配達を売り物にしている。
それと同じサービスを日本でも展開する。
この配送スピードに、
既存小売業もかなわない。

野村総合研究所の試算。、
ネット消費の国内市場は2011年度は10兆450億円。
2016年度には、
これが約16兆1000億円と予測。

2011年度から比較すると6割の成長。

そしてこれは、小売業最大の
食品スーパーマーケットの市場規模に迫るものとなる。

日経新聞はご丁寧にも、
「きょうのことば」でも、
「ネット消費」を取り上げた。

その定義は、
「インターネット経由で買い物や旅行の予約、
音楽やゲームなどのコンテンツを購入すること」

私は「ネットとリアルの融合」を唱えているが、
それはしばらくネットが躍進することを意味している。
その間に、さまざまなバリエーションが生まれてくるに違いない。

一つだけ確かなことがある。
すべては顧客が便利な方向に進むということ。

ピーター・ドラッカー。
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〈企業の目的と使命を定義する場合、
出発点は一つしかない。
顧客である。
顧客によって事業は定義される。
顧客を満足させることこそ、
企業の使命であり目的である〉

最後に、報告。
昨日・今日、東京・フォーシンズホテル椿山荘で、
日本リテイリングセンターの2012年政策セミナー開催中。
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ペガサスセミナー2562回目にあたる。

一昨年7月に渥美俊一先生が逝去されたにもかかわらず、
全国から480名ほどが参加。

桜井多恵子さん、梅村美由起さん、
渥美六朗さん、そして木下潮音さんが講師。
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私は昨日は広島、
今日は都内での事業報告会で、
今回は30年ぶりくらいに、
ペガサス政策セミナーを欠席。

渥美先生はいないし、
ああ、さびしい。

<結城義晴>

2012年01月23日(月曜日)

FORTUNE『働きたい企業』発表!ウェグマンズ4位、レオナード消えた

Everybody! Good Monday!
[vol4]

2012年第4週。

今年の、そして今月の商人舎標語。
「朝に希望、昼に努力、夕に感謝」

毎日、毎日、
この繰り返し、積み重ね。

それでいい。
それがいい。

先週金曜日が、
暦の上で「大寒」。
1年で一番寒い日。
しかし本当の寒さは、
これから2月の中ごろまでか。
もちろん地域によって異なるが。

第63回さっぽろ雪まつりは、
2月6日(月)から始まって、
12日(日)に終わる。
1年で一番寒い時の催し。

人気ブログ「常盤勝美の2週間天気予報」でも、
今週は「ものすごい寒さ」
来週は「寒さのピーク」と、

表現されている。

実際は、2月初旬が一番寒くて、
しかし「2月3日は節分・4日は立春」と、
人々の意識は「春」にスライドされる。

毎年、この時期は、
そんなアンバランスな感覚がある。
それが「春」のもつパワーなのだと思う。
それが「春を待つ」喜びとなる。

そして今週のプロモーションは、
暦の「春」に向かってまっしぐら。

つまり「節分」と「恵方巻き」の準備。

しかし実態は、一番寒い暮らし。

このアンバランスな感覚、
大切にしたい。

「差異が価値を生む」
違いそのものが大きいとき、
その違いの捉え方が難しいとき、
私たちの前に商機が広がる。

私、そういう時って、大好き。

私は今、広島空港。
20120123143556.JPG

こちらは春の陽気。
20120123143544.JPG
空は青く、雲は白く、
木々の葉が輝いている。

今日は朝7時50分のANAで羽田を発って、
広島国際会議場。
20120123143519.jpg

マックスバリュ西日本㈱の新年度方針発表会。
その冒頭の30周年記念講演。

講演が終わって、
幹部の皆さんと写真。
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左から岩本隆雄代表取締役社長、
真ん中はイオン㈱相談役の原田昭彦さん。
マックスバリュ西日本の社長、会長を歴任されたあと、
イオンの要職を務められ、いま、相談役。
商人舎発起人のおひとりでもある。

その隣は久保田智久常務、
右は下澤茂樹取締役中国事業担当。

さて、コダックの倒産に対して、
朝日新聞『天声人語』が、
遅ればせながらコメント。

ホンダ創業者・本田宗一郎の言葉を使った。
会社経営を「槍(やり)」にたとえる。
「突くよりも引くスピードが大切だ」。

さすが本田宗一郎。
数多の失敗経験がこういった言葉を物語らせる。

「方向転換の決断の大切さとともに、
ひとつの成功にいつまでも酔うなという教訓」

そしてNHK大河ドラマを受けたのかどうか、
「おごれる者は久しからず」
平家物語を持ってきて、
「おごらずとても久しからず」と、
畳み込む。

もうひとつ、読売新聞に怖いニュース。
「マグニチュード7級の首都直下地震が
今後4年以内に約70%の確率で発生する」

東京大学地震研究所の研究チームの試算。

政府地震調査研究推進本部は、
もうちょっとのんびりした評価。
「首都直下を含む南関東の地震の発生確率、
30年以内に70%程度」
東日本大震災をきっかけにして、
首都圏では地震活動が活発化している。

昨年12月までにマグニチュード3~6の地震、
1日平均、なんと1.48回も発生している。
これは震災前の約5倍。
気象庁の観測。

東大研究所の平田直(なおし)教授らが、
この地震活動に着目し、
なおかつ地震学の経験則を活用して、
「今後起こりうるM7の発生確率」を試算した。

その経験則とは、
「マグニチュードが1上がるごとに、
地震の発生頻度が10分の1になる」というもの。

にわかには信じたくない予測だが、
それでも覚悟はしておかねばならない。

「最悪を覚悟して、
最善を尽くす」

緊張感に満ちた日々だ。
だからこそ、今年と今月の標語、

「朝に希望、昼に努力、夕に感謝」

さてさて、少しは明るいニュースを。
恒例の『フォーチュン』誌の調査が発表された。
『もっとも働きたい企業100』
“100 best companies to work for”

私は毎年、この年の初めのランキングを、
心待ちにしている。

そしてアメリカの視察研修会でも、
必ずテキストの冒頭で取り上げ、
エンプロイー・サティスファクション(従業員満足)の重要性を、
このランキングをもとに強調する。

工を重視し、商を軽んじる風潮は、
日本だけではなく、
ヨーロッパやアメリカにも、
少なからず存在する。

それをひっ繰り返すパワーが、
このランキング表の中にある。

フォーチュンは毎年、
400社を超える企業に働く10万人以上の人々にアンケート調査し、
回答を整理し、指標化して、企業別のランキングをつくる。
それが『もっとも働きたい企業100』。

その2012年の結果は、以下。
1    Google
2    Boston Consulting Group
3    SAS Institute
4    Wegmans Food Markets
5    Edward Jones
6    NetApp
7    Camden Property Trust
8    Recreational Equipment (REI)
9    CHG Healthcare Services
10    Quicken Loans

11    Zappos.com
22    The Container Store
32    Whole Foods Market
34    Nugget Market
55    Men’s Wearhouse
61    Nordstrom
62    Build-A-Bear Workshop
66    QuikTrip
73    Starbucks
78    Publix Super Markets

第1位はグーグル。
検索サイトの会社。

第2位にボストン・コンサルティング。
その名の通り、マッキンゼーやアクセンチュアと並ぶコンサルティング会社。

第3位は、情報分析会社のSAS。

そして第4位に、
スーパーマーケットのウェグマンズ
。
まさにこの統計の常連。

ウェグマンズは2007年には、
このランキングのトップの座に輝き、
2008年第2位、それ以降、第3位。
そして今年、第4位。

第8位にリクレーショナル・エクイップメント(REI)。
アウトドアーグッズ専門店。

第11以下は、小売り・フードサービス業を取り上げた。
11位に大注目のザッポス・ドット・コム。
靴のインターネット・ショップ。

第22位は、コンテナストア。
収納用品を様々なユニークなコンセプトでアソートした店。

そして32位にホールフーズマーケット。
ご存知、世界第1のオーガニック・スーパーマーケット。

第34位は、ナゲット・マーケット。
たった9店舗のインディペンデント・スーパーマーケット企業。

55位にメンズ・ウェアハウス。
ファッション・チェーン。

61位は、「伝説のサービス」の百貨店ノードストローム。

62位は、ビルド・ア・ベア・ワークショップ。
キャラクター・グッズの店。

66位、クイック・トリップ。
ホスピタリティあふれるコンビニ。

73位は、スターバックス・コーヒー。
ご存知、禁煙のコーヒー・ショップ。

そして第78位にパブリックス・スーパーマーケット。
店舗数1000店を超え、
全米第3位のスーパーマーケット・チェーン。
第1位クローガー、第2位セーフウェイに次ぐ3番手が、
リージョナルチェーン。

その1000店を超えるチェーンストアが、
『働きたい企業ランキング78位』に入る。

このランキングから、
「スチュー・レオナード」が消えた。
寂しい。

スーパーマーケットのディズニーランド。
しかし昨年からこのブログでも指摘しているように、
やや子供だまし的な雰囲気の漂うレオナードを、
大人の融合(フュージョン)を実現させたイータリーが凌駕しつつある。
時代が変わろうとしている。
それがここにも表れたのか。

それでも、アメリカの小売業・サービス業、
まだまだ学ばなければならないところがある。

働きたい企業の地域一番に。

この領域を目指して。

みなさん、今週も。
Good Monday!

<結城義晴>

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