結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2009年08月20日(木曜日)

商売も政治も「期待を裏切らず、予想を裏切れ」

神出鬼没、結城義晴。  
昨日は、大阪へ。
そして今日は、盛岡へ。

昨日は、正午に待ち合わせて、
大西徹男さんと熱談。  
伊藤ハム㈱マーケティング研究所所長にして、
コーネル大学RMPジャパン講師。
1
今年2月3日の法政大学での講義は、
90枚以上のスライドを使った詳細な食肉産業の解説だった。

心から感謝し、第二期の講師もお願いした。

大西さんの行動範囲と行動力は、
群を抜いている。
だから私とは、話題が合う。

イオン岡田元也社長の国際チェーンストア協会での話、
イトーヨーカ堂創業者・伊藤雅俊さんの流通科学大学での講演の話、
北海道のスーパーアークスは旭川店がいいという話、
九州ハローデイの新店の話、
万代の強さの秘密、
パークスアマノの店の生鮮と惣菜とクレンリネスの話、
一宮の一円戦争の話、
エトセトラ、エトセトラ。

まさに「現場主義」で、
経験に裏打ちされた理屈がある。

あっという間に時間が経過し、
固い握手。
2
ありがとうございました。
今期も、よろしくお願いします。

さて、舛添要一厚生労働大臣が、
「新型インフルエンザ本格的流行」を宣言。  
変な宣言だが、10~16日の1週間で集団感染をはじめ、662件が報告されたと発表。
7月下旬から3週間の連続で増加し、
感染者累計は、1734件に達した。

いまのところ死者3名、
重症化のリスクが高い患者は36人。
12~18日の間に入院した患者数は全国で計86人。

ことさらに騒ぎ立てる必要はまったくないが、
店を運営している以上、
顧客や世論の動静には注意を払っておくべきだろう。

さて、19日の日経MJのトップ記事は、
㈱はとバスを取り上げて、これが面白い。  
資本金4億5000万円、年商147億円ながら、
2009年6月決算では過去最高の売上高で、
16年ぶりの営業利益が黒字化。

私は、8月6日、7日の富士登山で、
はとバスのツアーが元気よく登っていて、
びっくりしたので、
この記事には納得がいった。

「1000本ノック」と呼ばれる企画会議で、
アイデアを絞り出し、出しまくり、
そこからチョイスする。

一方、年間30人に達しない企画は中止する。

会社と事業に、なんというか、
エネルギーがある。
それが企画力になって、
どんどんアイデアがわいてくる。

それは新大阪駅で見た「ギフト・キオスク」に似ている。
4
新幹線駅構内で一番いい立地の店には、
通常のお土産物などが並べられているが、
この端っこの店には、
独特のカテゴリーが揃う。
「芸人グッズ」。

「血液型Tシャツ」
3
このほかにも、
「大阪弁グッズ」
「御当地はろうきてぃ」

「らしさ」を徹底して売る。
その中に意外性を盛り込む。
これでもかと、盛り込む。
はとバスにも、それがある。

「期待を裏切らず、予想を裏切る」  

これです。

コーネル大学RMPジャパンでも、
私は、それを強く意識した。

今回の衆議院選でも、
「期待を裏切らず、予想を裏切る」政党や政治家が勝利するに違いない。

なんといっても、選挙戦は長い。

期待を裏切らないことばかりに腐心していても、
有権者の信頼は得られない。

「顧客の期待を超越せよ」  
商売も政治も、これが大切だ。

神出鬼没も、
「期待を裏切らず、予想を裏切る」の極意なり。

<結城義晴>  

2009年08月19日(水曜日)

衆院選「小選挙区比例代表並立制」と「自分をもつこと」

仕事や人間は、
どのように評価されるのだろうか。  

誰から、評価されるのだろうか。  

そしてその評価は、どのように報われるのだろうか。

昨日は、そんなことを考えた。

お陰様で、コーネル大学ジャパンは、
産業内大学として、第一期に大きな成果を収めた。
私は、そう思っているし、
米国コーネル大学の先生方も、そう評価してくださった。
何よりも第一期生諸君がそう考えて、
誇りをもってくれている。

だから第二期生も、続々と集まりつつある。
講師陣も、張り切っている。

仕事は顧客から、評価されるものなのだ。  

しかしこの評価というものは、顧客以外の人々には、
伝えなければ、分からない。

伝わらなければ、正しく評価はされない。

ときに、評価する基準を、
自分の中に持たない人がいる。

それが困る。

「自分がないひと」。  

私は、コーネル・ジャパンで、
自分を持てと、教育し続けた。

それが人間として、リーダーとして、
不可欠の条件だからだ。

荒井伸也首席講師も、最後に、
「自分で考えよ」と講義してくださった。

「自分」があるから、
「自分」を変えることができる。

自分がないものは、
自分を変えようがない。

いつも、他人に支配されているから、
「自ら変われ」ができない。

本当に怖いのは、
「自分」がないことである。  

さて昨日、
公示された衆議院議員総選挙。  

小選挙区比例代表並立制。  
小選挙区制と比例代表制が並行して実施される。
小選挙区と比例代表区、それぞれに議員が立候補し、
選出される。
日本の衆議院では重複立候補制によって、
双方が一部連動している。

有権者は、従って、2票をもっていて、
小選挙区では個人に、比例代表区では政党に投票する。

今回、300の小選挙区の300人と、
11の比例代表区の180人を選ぶ。  

衆議院議員は480人である。
この480人が一般に「代議士」と呼ばれるし、呼ばれた。
これは旧大日本帝国憲法下の名残。
参議院議員は「代議士」とは言わない。
国会議員ではあるけれど。

戦前は、衆議院と貴族院とで国会が成り立っていた。
衆議院議員は国民の選挙によって選出された。
だから民選議員。
貴族院議員は、華族、学識経験者など非民選議員。
そこで、民選議員の衆議院議員を「代議士」と呼んだ。
現在は、貴族院が参議院と変わり、議員は選挙で民選される。

さて、私の選挙区の顔ぶれを見ても、
小選挙区では、
自民党と民主党、そして幸福実現党からの立候補。

全国300小選挙区を見ても、
与党の自民党・公明党の両党と、
野党の民主党・社民党・国民新党・新党日本の共闘態勢との対立構図。

これを「政権選択型」という。
300小選挙区のうち、280が、この対立構造。
全体の9割を超える。

さらに自民党・民主党2党だけの「一騎打ち」が、
122小選挙区となる。

従って、衆議院総選挙全体を見ると、
実に面白い選挙戦となるが、
自分の投票する選挙区は、
はっきり言って、つまらない。
拍子抜けするほど、つまらない。

「面白い、つまらない」
この次元で語ってはいけないのかもしれないが、
私の選挙区は、つまらない。

私たちの小選挙区の「代議士」となるべき人物の個人的魅力が、
私たちに伝わらないからなのかもしれないが、
つまらない。

だから、きちんとマニフェストを読み切ったうえで、
選挙全体を楽しむことにしなければ、
面白くはならない。

そんな第45回総選挙である。

しかし、それが、国政を変える。
だから今月の商人舎標語。
「選挙に行こう・投票しよう」  
楽しみつつ、国政に参画したい。

この場合も、「自分」を確立して、
立候補者を評価すること。

「自分」がない者は、他者を評価しにくい。
投票することは、「自己の確立」につながる。
投票したからこそ、以後、
自分らしく生きることができる。

さて、昨日は、
浅野秀二先生が商人舎を訪ねてくださった。  
ご存じ、商人舎USA研修会の現地コーディネーター。
サンフランシスコ在住の島根県人の浅野先生だが、
現在、帰国中。

鈴木敏さんと吉野光一さんとともに「しゃしん忘るべからず」。
鈴木さんは㈱トッパントラベル部長にして商人舎ディレクター。
吉野さんは㈱ジェイ・エイ・シー・エンタープライズ東京営業部長。

今秋は、9月30日から10月12日まで、
ご一緒する。
第一陣は、アリゾナとテキサス。
第二陣は、テキサスとニューヨーク。
第一陣は、業態開発と小型店開発を中心とした特別セミナー。
第二陣は、競争の本質と商業の現代化を追求する定番セミナー。  

今回は、どちらもプライベートブランドの現状と近未来を、
強調して解説するつもり。
特別講師の元HEB副社長メリッサ・フレミングさんにも、
プライベートブランドの現状や開発手法を中心に、
米国の競争を解説してもらう。

新しいフォーマットの開発においても、
競争対策においても、
アメリカでは日本以上に、
プライベートブランドが鍵を握っている。

ACニールセンの調査だが、
このアメリカの食品におけるプライベートブランド比率は、
全体の19%。

世界のプライベートブランド構成比の平均は20%で、
驚くべきことにアメリカは世界平均より、低い。

ちなみに日本は4%。

日本のプライベートブランドも、
どの方向に進むのか。
それを見極める2009年秋の商人舎USA研修会となる。

浅野先生とは、そんなアメリカ研修会の打ち合わせ。

もうひとつ、浅野先生が、8月下旬に、
富士登山に挑むという。

即席の先輩として、ちょっとだけレクチャー。
楽しいひと時。

「自分」を持った人。
互いに評価しあう人との時間は、
充実しているし、楽しい。

選挙も、楽しめるところまで、
「自分」を高めねばならない。

<結城義晴>  

2009年08月18日(火曜日)

日本スーパーマーケット協会新事務所開きと総選挙公示

第45回衆議院総選挙が、
今日、公示された。  

投票日の8月30日まで2週間。

30日の日曜日に仕事する人、
小売業・サービス業の店舗のみなさんには、
三つの考え方がある。

第一は、出勤前投票。  
投票日朝7時から投票ができる。
第二は、退勤後投票。  
夜は午後8時まで、投票できる。
第三は、期日前投票(以前の不在者投票)。  
期間は、告示日の翌日19日から選挙期日の前日29日まで 。
投票場所は、居住区の市区町村役場等に設けられる期日前投票所。
投票時間は、原則として午前8時30分から午後8時。

今月の商人舎標語。
「選挙に行こう・投票しよう」  

是非とも、自分の意思で投票してほしい。

さて、㈱商人舎、今日から営業再開。
1週間の夏季休暇でした。

ご迷惑おかけしました。

10月のアメリカ視察セミナーは、そろそろ、
申込み締め切りとなります。

新型インフルエンザのため延期した6月の研修会。
①アリゾナ&テキサス。  
最新の動静を分析します。
スーパーマーケットの小型店問題、業態開発問題を、
綺麗に整理します。

②定番のテキサス&ニューヨーク  
アメリカ流通業の変化と不変を、解き明かします。
「自ら、変われ」を提供します。

さて昨日は、夕方から東京・日本橋。
日本スーパーマーケット協会。
その新事務所開き。  

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10周年にあたって、会長交代。
新会長は㈱ヤオコーの川野幸夫さん。
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社会貢献する協会を目指す。

専務理事には、ヤオコー常務だった大塚明さん。
そして、ライフコーポレーション、ヤオコー、エコスの3社からの出向で、
事務局が7人の所帯。
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清水信次さんは、名誉会長として、次を目指す。
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平富郎副会長も、日本橋の良い立地の協会事務所と、
その体制を高く評価。
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そしてシャンパンのドンぺリニオンで乾杯。
日本セルフ・サービス協会会長の増井徳太郎さんから贈られたもの。
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さすがの増井さんのセンス。

私は、清酒と焼酎の二本縛り。
これも好評で、飲みつくされた。

乾杯のあとは、懇親。
清水さんは、83歳の今、
三つの課題を持って事に当たるという。
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ライフコーポレーションの仕事は、岩崎高治社長に任せる。
それ以外に、
①流通の協会関連の仕事
②日中韓の国際連携の仕事
③世論をつくる仕事

清水さんにしかできない仕事。
まだまだ頑張ってほしい。

清水さんの口から、
総選挙と政治家、官僚への注文がどんどん飛び出して、
痛快。
勉強になる。

その清水さんと平さん。
平さんとは、富士登山をご一緒したばかり。
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平さんは、社員や周辺に投票の勧めをする経営者。

そして新会長の川野さん。
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川野さんも、今月の商人舎標語に賛成してくれた。
「朝礼などで、何度も何度も、言わなければだめですね」

そうです。リーダーは、繰り返し言ってください。
「選挙に行こう・投票しよう」  

そして新旧専務理事と写真。
旧はライフコーポレーション常務の並木利昭さん。
新は大塚明さん。
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並木さん、本当にご苦労様でした。
大塚さん、頑張って。

新事務所には、蘭の花など贈られて、華やか。
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事務局のオフィスとセミナールームがある。
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会長・事務局揃って、写真。
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そして最後に、みんなで写真。
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私は、この協会には、もちろんこれまでの役割として、
政治・行政へのインパクトを持ち続けてほしいと思う。
そのうえで、産業界のなかに、
スーパーマーケットのポジションを確立する仕事を、
成し遂げてほしいと思う。

★日本スーパーマーケット協会 新事務所★
〒103-0027 東京都中央区日本橋2-2-6
      日本橋通り二丁目ビル10階
電話 03-5203-1770 FAX03-5203-1771
URL http://www.jsa-net.gr.jp
<地図はこちら>

<結城義晴>  

2009年08月17日(月曜日)

「ボルトの9秒58・タイガーの逆転負け」と「小さな一票・小さな幸せ」

Everybody! Good Monday!     

でました、世界新記録。  
いろいろな世界記録やギネスブックに載る記録があるが、
これは、最も分かりやすくて、すごい記録。
誰でも走ることができる。
100メートル。

その100メートル走で9秒58。  
ジャマイカのウサイン・ボルト選手が、
ドイツ・ベルリンの陸上世界選手権で記録。
人類史上初の9秒5台。

2位のタイソン・ゲイ選手も、アメリカ合衆国新記録。

1991年のカール・ルイス9秒86も、
1988年ドーピングのベン・ジョンソン9秒79も、
少し古いが1964年東京五輪のボブ・ヘイズ10秒06も、
タイソン・ゲイ9秒71は抜いた。  

にもかかわらず、ボルトはそれをも、
視野の外にしてしまった。

一方、全米プロゴルフ選手権では、
最終日、単独首位スタートのタイガー・ウッズが、
通算5アンダーで逆転負け。
韓国のY.E.ヤンが、アジア人初のメジャータイトルを獲得。

アメリカ人のため息が聞こえてきそうな、
日本時間の17日未明だった。

さて、4~6月期の国内総生産(季節調整済み)速報値。
物価変動の影響を除いた実質で前期比0.9%増。
GDP最新四半期の年率換算は3.7%増。  
輸出の持ち直しと経済対策の効果と内閣府は評価。
衆議院選挙公示直前の今日、発表された。

中国向けの輸出が回復し、
またエコポイントなどの即効性のある「エコ贔屓」対策が、
功を奏した。

しかし消費実態は、まだまだ、低調。  
お盆商戦を終了した現時点でも、
予断は許されない。

「最良のベーシック」
「節約、倹約。もったいない」  

これが大基調。

しかし。
ささやかな楽しみ、ささやかな喜び。
これがお客様の求めること。

お店にやってきて、
生活に必要な商品を買う。
ちょっとしたサービスを受ける。

どんなに苦しいときでも、
大衆は、そうした小さなことに、
支えられて生きている。

小さな満足を提供するのが、小売業。
Retail is Detail.
小売りの神は細部に宿る。  

2009年8月17日からのthis week。
そんな、今週にしたい。

小売業・サービス業では、今週、
夏休みをとる人もいるかもしれない。
そんな人には、良いお休みを。

さて今月の商人舎標語は、
「選挙に行こう・投票しよう」  

8月30日(日曜日)の衆議院総選挙。

土日曜・祭日も営業する小売業・サービス業は、
土日曜・祭日も従業員の皆さんに出勤してもらう。

しかし投票日は決まって、日曜日。

だから小売業・サービス業就業者の投票率は低い。

投票の経験が少ない社員・従業員が多い会社や業界は、
全体的に政治的ノンポリシーの会社や業界となりやすい。
それが小売業・サービス業にある。

8月30日の選挙当日、仕事を抜けて、
投票に行くことは、現実的に難しい。
だから、三つの考え方がある。
第一は、出勤前投票。  
7時から投票ができる。
第二は、退勤後投票。  
夜は午後8時まで、投票できる。
第三は、期日前投票(以前の不在者投票)。  
選挙人名簿登録地の市区町村選挙管理委員会で、
選挙期日と同じように、直接投票箱に投票用紙を入れることができる。

期間は、告示日の翌日19日から選挙期日の前日29日まで 。

投票場所は、居住区の市区町村役場等に設けられる期日前投票所。
投票時間は、原則として午前8時30分から午後8時。

これも、何度も何度も言ってきた。

どこのだれに投票してもいいし、
どの政党を支持してもいい。
自分で、自分の尊厳をかけて、決めさえすれば。

小さな一票を大切にすることは、
Retail is Detailにつながる。  

小さな一票は、小さな幸せに、
続いている。

今月の標語。
「選挙に行こう・投票しよう」  

今週から、本格的に、それが始まる。

Everybody! Good Monday!    

<結城義晴>  

[追伸]
今日は新聞休刊日。
この商人舎ホームページにきてくださって、
結城義晴の[毎日更新宣言]を最後まで読んでくださって、
ありがとう。

「平富郎&結城義晴・富士登山記」シリーズ

大好評です。
クリックして、まとめてお楽しみください。

2009年08月16日(日曜日)

ジジのお盆[日曜版]

日本中、お盆ですが、
ボクは、寝ています。
1

いつもと、
かわりません。
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「残暑」と、
いうのでしょうが、
そんなときには、
寝るのが、いちばん。
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おやすみなさい。
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ボクの夢のなかには、
きまって、空がでてきます。
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いつもの位置。
食堂のまるいテーブルのイスのうえ。
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ここでも、熟睡。
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せなかをまるめて、寝ます。
「猫背」といいます。
7

目があいていますが、
これでも熟睡です。
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カメラが近寄っても、
おきないでしょう?
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空の夢をみているからです。
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床のうえでも、寝ます。
冷たくて、きもちいい。
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手は「うらめしや~」
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足は、あります。
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ジュク・スイ。
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夢にでてきたのは、
ヨコハマのミナトの空。
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お盆の夢は、
空のうえ。
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お盆の夢は、
ひろがります。

富士山の雲のうえにも。
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でも、あんまり、
写真ばかりとられると、
気になりますよ。
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ボクのお盆は、
夢をみながら、
寝ることです。
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寝ると、心が、
やすらぐ。

夢は、空のうえに、
ひろがる。

お盆らしいくらし方だと、
ボクは、おもうんです。

<『ジジの気分』(未刊)より>  

2009年08月15日(土曜日)

お盆中日と終戦の日、一瞬と永遠を考える

昨日今日と盆中日。
そして今日15日は、
64回目の終戦記念日。
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お盆と終戦の日が同じ日であること。

関係ないわけがない。

糸井重里も伊集院静も、
同じようなことを言っている。

私も、そう思う。

お盆は祖先の霊を祀る行事。

だから都会に移り住んだ人は帰省して、
墓参りなどする。

終戦記念日には、戦没者を慰霊する。

だから小泉純一郎も安倍晋三も野田聖子も、
靖国に参拝する。

このお盆と終戦記念日が、
同時にやってくる。

もちろん、お盆が先にあった。
西暦606年から。
太平洋戦争が終わったのは1945年。

戦争を終わらせざるを得ないと考えたとき、
それをお盆の中日にした。

よく、わかる。
決めた人のその気分。

戦争は終わっても、
先祖代々の日本人は終わらない。
日本は終わらない。

そんな永続性を引き継ぎつつ、
終戦するには、8月15日、お盆の中日は、
最適だった。

戦況がもっと早く最悪な状態になっていれば、
7月15日が終戦の日となって、
お盆も、日本中で、
7月15日を主体にするようになったかもしれない。

しかし、そんな人智を超えた関係が、
お盆と終戦の日にはあるような気がする。

この終戦の日、
私は、単純に「平和」を、
感謝したり、祈願したり、
戦争を反省したり、悔やんだりするだけでは、
足りないと思う。

なんというか、もっともっと、
長い長い、時空を感じる日だと思う。

まど・みちおさんが、
『いわずにおれない』(集英社文庫)のなかで、言う。

かずは 一から はじまって
いくつまで つづくのだろう
たしかめたく なるのは
だれにも たしかめられないからか 

今日8月15日は、そんな日だ。

ぼくには かずが
じぶんで じぶんを
かぞえているように おもわれる
うちゅうが はじまった その日に
一から かぞえはじめて
いまでも ずうっと
まだ まだ これからだと おもって

まど・みちおさんの、この思い。
終戦の日とお盆が重なる今日を、
「いつまでも ずうっと
まだ まだ これからだと おもって」
過ごす日にしたい。

だれも いない
なんにも ない
うちゅうの まん中に すわって 

なんで そうせずにはいられないかを
ひとり かんがえつづけながら… 

欧米人の夏のバカンスには、
絶対にないだろう今日の日本。

日本の1年のなかのピークが、
この8月15日。

そして今日は、永遠を考える日。

お盆商戦に忙しい人も、
一瞬でもいい、
仕事の手を休めて、
その一瞬と永遠とを、
考えてほしい。

まど・みちおさんの「かずをかぞえる」こと。
知識商人の「しごとをする」こと。
これらはまったくの同義である。

考える。

思う。

今日を、
そんな日に、
したい。

<結城義晴>  

2009年08月14日(金曜日)

「創業100年の長寿企業」の蛻変とイノベーションを思う

野菜が高い。 

ジャガイモやタマネギなど、
卸売価格で昨年の約2倍にまで値上がり。

東北や北海道の天候が回復しないと、
この高騰は野菜全体に広がる。

東京都中央卸売市場8月第1週の青果物市況は、
1日の平均入荷量は4574トン。
これは前年同期比2%減。

品目別にはダイコン、ジャガイモ、ニンジン、ピーマンなど。
原因は、産地の天候不順。
野菜の発育も遅れている。

ジャガイモは北海道産が出遅れた。
タマネギも9月になると北海道産がでるが、
このまま天候が回復しなければ、数量は不足したまま。

2009年8月10日、仙台管区気象台の発表。
「東北地方は、梅雨明けが判断できないまま、
秋への移行期に入った」 

収穫の遅れや不作による価格の高騰は深刻化しつつある。
「水準としては一昨年並み」という市場関係者の声があるが、
昨年に比べると、全体でほぼ3割高。

比較的安値のキャベツ、レタス、ハクサイなども、
長雨による日照不足で8月の作柄は悪い。

従って、ジャガイモ、タマネギ、ニンジンなど根菜類に加えて、
キャベツなどの葉茎菜類にまで、値上がりが広がる。

そこでイオン、イトーヨーカ堂、ダイエー、ユニーなどなど、
続々と野菜の値引き販売を展開。 
ローカルスーパーマーケットも、それに続く。

そこで農水省は、規格外野菜の出荷要請を検討。
曲がったキュウリ」など、見栄えや大きさが規格にあわず、
通常出荷されない野菜の出荷を生産者に要請する方向で検討に入った。

規格外の野菜が出荷されれば、2004年以来のことになる。
2004年は台風が相次いだ。
そしてレタスやキャベツは5倍まで上昇した。

今回とは直接、関係ないが、
規格外の一部を「規格内」にして流通させれば、
野菜はもっと安くなるはず。
そして農家の生産性はもっと高くなるはず。

さて、東京商工リサーチ調査の「長寿企業」が話題を呼んでいる。
お盆の時期でもあり、今日はこのお話。

東京商工リサーチ社は倒産企業の調査に定評がある。
それが2005年から「創業100年を超える企業」を調べている。
今年は、全国で2万1066社。 

東京都が第一位で2377社。
第二位、大阪府、
第三位、愛知県、
第四位、京都府。
しかし全企業数に占める割合は、
京都と山形が2.6%と最も高い。 

最も古いのは寺社建築工事の「金剛組」。
大阪府にある。
創業は飛鳥時代の578年で、1431年。
聖徳太子が四天王寺建立のため百済から招いた宮大工が始祖という。
2006年に倒産し、高松建設グループで再出発。
資本金3億円、小川完二代表取締役社長。

二番目に古いのは、いけばなの「池坊華道会」、京都府。
587年創業の華道の家元で、いわば独占企業。

三番目は、「西山温泉慶雲館」。
705年創業の山梨県の旅館。

四番目も城崎温泉の旅館「古まん」。
717年創業の兵庫県の会社。

「100年以上の長寿企業」は調査対象の約1%。
明治以降に創業した企業が約82%。
私が注目したのは、業種別。
小売業・卸売業が9960社で最多。 

東京商工リサーチが分析する「長続きする方法」。
①本業重視
②身の丈にあった経営

これに対して、「ホリエモン」こと堀江貴文がブログで発言している。
選挙というと、亀井静香との闘争を思い出すが。

「企業そのものが長生きして、社会的に意義があるのか?」
「あるいは、株主や従業員にとって意義があるのだろうか?」

私は、企業も人間も「長寿」には大いに価値があると思う。
しかしただ長寿ではいけない。
社会に貢献して長寿であること。

伊那食品工業の塚越寛会長の「年輪説」は、
説得力がある。 

木の年輪は、毎年毎年、必ず、外側に輪がつくられる。
その幅は、広い年もあれば、狭い年もある。

ただ、必ず外側に、年輪が刻まれる。

企業も、同じことだ。

しかし、企業には「蛻変」が不可欠だ。
会社には、皮を脱ぎ捨てるときが、必ずやってくる。

トヨタも初めは、豊田佐吉がつくった豊田自動織機という会社だった。
この会社の「自動車部」が独立して、トヨタ自動車になり、
現在の世界最大の自動車会社となった。

そして古い皮を抜け殻にして脱ぎ捨てるときには、
新しい皮が用意されていなければならない。

企業は「蛻変」しつつ、長寿となる。  

日々、小さくて、ゆっくりとした変革を続け、
時期が来たら、蛻変する。

もっとも、先の金剛組や池坊華道会などが、
こんなイノベーションを続けてきたかどうかは知らない。

100年続くには、少なくとも、
創業者を含めて三人の優れた人物(イノベーター)が、
別の時代ごとに登場しなければならないだろう。

例外として、偉大なる創業者の遺産を、
だらだらと、少しずつ消耗して、
100年に至る会社があるかもしれないけれど。

<結城義晴>  

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