結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2008年01月19日(土曜日)

日本チェーンストア協会賀詞交換会と学習院マネジメントスクール

本格的な寒さがやってきている。
受験シーズンも。
私の娘も、今日はセンター試験。
結果を恐れず頑張れ、と心の中で、祈る。

「頑張れ」と直接行ってしまうと、
逆にプレッシャーになってしまうことが多い。
「頑張れ」は、従って、使い方に気をつけねばならない言葉。
自戒を込めて、気軽に使いすぎるようだ。

さて、今日は2部構成の予定だった。
第1部は、昨日の行動日誌。
第2部は、昨日の連載の「サミットストア権太坂スクエア店」後篇。
しかし、予定量をはるかに超えてしまったので、
申し訳ないが、「サミット」は来週月曜日に飛ばすことに。
期待して待っていてくださった皆さんには、お詫びします。
ちなみに明日は、「ジジ」の登場なので。

昨1月18日、12時半から、東京・グランドプリンスホテル赤坂で、
日本チェーンストア協会新年賀詞交換会。
協会加盟企業トップ・幹部をはじめ、
日本の消費財産業の製・配・販のほとんどが集まる会合。
もちろん商工族の政治家も、官僚も、ジャーナリストも。
日本チェーンストア協会
林紀男協会会長(イズミヤ社長)は、
ドル安円高の国際経済から、
原材料の値上げ問題まで概括したうえで、
「経営努力」を強調した。

私もそう思う。
取り分けて2010年までの「経営努力」が、
とくに日本チェーンストア協会のメンバー企業には、
重要な意味を持つ。
重大な重みを持つ。
生死を分けるほどに。

乾杯の発声は、カゴメ社長の喜岡浩二さん。
カゴメは「ブランド価値経営」を推進しているが、
私は、グローバルマーケットに持って行って、
価値ある個性を主張できる日本メーカーの一つが、
カゴメだと見ている。
キッコーマン、伊藤園、カゴメか。

さて、懇親会では、たくさんの方々に、新会社設立のご報告。
例によって、チェーンストアトップには、
竜巻のように御挨拶の人の行列ができていて、
長話はご遠慮したが、
それでもちょっとお話させてもらったのは、
大高善興ヨークベニマル社長、
夏原平和平和堂社長、
清水信次ライフコーポレーション会長、
春日哲夫相鉄ローゼン社長、
大創産業矢野博丈社長といった面々。

矢野さんは「近頃めっきり酒が弱くなったが、行こうよ」
誘ってくれた。
お付き合いします。とことん。
会社設立したら。

イオン岡田元也社長には一番最後まで、
マスコミの、いわゆる「ぶら下がり」がついていたので、目礼程度。
セブン&アイ・ホールディングス鈴木敏文会長にも、
ジャーナリストの輪が出来上がっていた。
こちらも、目礼で恐縮。

そのほかにも、多くの方々とお話、ご挨拶。
多謝。

 

その足で、湯島天神へ。
娘の合格祈願。

 

すぐに、目白、学習院大学創立百周年記念会館へ。
学習院マネジメントスクール。
「DSCM基礎コース 2007年秋講座 成績発表会」。
学習院

4つのチームに分かれた受講生が、研究成果を発表する最終講座。

実に、確かな研究で、内容も面白かった。
チーム松「製版のコラボレーションを成功させるには」
チームうさぎちゃん「リアルとネットの複合型次世代売り場のありかた」
チームCS「ネット販売でのCS追求と成功パターン」
チームNCKK「ネットスーパー台頭による流通革命!(仮)」
という、研究テーマを掲げて、30分ずつの成果発表。

「ネットスーパー」に高い関心が寄せられ、
それが研究対象になっていることに、
私は、興味がわいた。
勉強にもなった。

シーコムス㈱代表取締役関口寿一さんが指導教員。
太陽システムテクノロジー取締役執行役員専務松川孝一さんが、
各チームごとの講評。
そして私が、全体講評。
私は、いつもの「辛口応援」。

しかし、ネット販売において、
専門店は成功事例を多く有する。
アマゾン・ドットコムのような。
スーパーと称される品揃え型総合店は、
イギリスのテスコの成功例を持つが、
それもリアルとネットの複合型。
「テスコ・ドット・コム」には、イギリスの全世帯の96%が加入している。
ウォルマートは、ネット販売で、アップグレード市場を探索した。
ネット販売は、リアルのための補完機能となるのか。
それとも水先案内人となるのか。
別次元の可能性を持つのか。

当然ながら、次元の違うご利益を提供してくれるものであることは、
間違いない。専門店が担当している領域では。
では、「総合品揃え業態の領域はではどうなのか」
時間軸・地域軸、さまざまな軸を設定してみるとよい。
ここには「リーチ」と「リッチネス」の概念も必要となるだろう。

「ネット」と「スーパーマーケット」との融合が、
面白いテーマ資源そのものとなる。

それは現代人のライフスタイルを読み取る行為となるからだ
一度、よく考えて、書いてみたいテーマだ。

最後は、学習院マネジメントスクール校長上田隆穂教授が、
講義風ご挨拶。
途中から黒板を使っての熱の入ったお話。
さすがの内容。

そして懇親会。
学習院生涯学習センター長湯沢威教授の御挨拶。
マネジメントスクール
製・配・販の若手が学習院マネジメントスクールという場で勉強しつつ、
コラボレーションを試みる。
日頃の仕事から飛躍し、自分の立場をわきまえつつ、
それを乗り越えようとする。

そこに、さらなる可能性が生まれる。

今年、5月から「2008DSCM基礎コース春講座」が始まる。
今回は、私は最初の講義「概論」の予定。
乞う、ご期待。

今日一日は、製・配・販の中に身を置いた。

私は、
三者のコラボレーションの次に、
ハーモニーが来る、
と言っている。
しかしその前に、淘汰がある。

美しいハーモニーは、
無駄なものをそぎ落とし、そぎ落としして、
やっと出来上がるからである。

そこまで行かねばならない。
2010年までに。
コラボレーションは、実は第一段階なのだ。
<結城義晴>

2008年01月18日(金曜日)

サミットストア権太坂スクエア店ビジュアルスタディ

1月11日、オール日本スーパーマーケット協会(AJS)の店舗クリニック。
舞台は、昨年7月21日オープンの、
サミットストア権太坂スクエア店。ファサード
横浜市保土ヶ谷区、国道1号線沿い。
箱根駅伝の花の2区で、死闘が繰り広げられるあの権太坂。
私には、1991年、早稲田大学の櫛部静二選手がこの坂を登りきったあと、
急に朦朧とし始めた光景が蘇る。

しかしサミットの店は、朦朧とはしていない。
くっきりとしている。

売場面積754坪、バックヤード面積368坪。
総敷地面積2339坪。
2階に、家電のコジマ、
1階、レジの前にはハックドラッグが入っている。

今日は、この上出来の店を、
ビジュアル紹介する。

「知恵の共同仕入れ」を旗印にするAJSの、
その「知恵」の結集がサミットストア権太坂店に表現されている。

まず、店舗入り口。
七草が終わると、節分をイメージさせて、
「劇激変」を試みる。
この入口のあたりの照度を抑えたところが、
とても良い。

入口から1
入口正面には、特売ボリューム陳列。
「安さ」を前面に出す。
入口から3

卵1パック90円。
サミットは、ハイカラなイメージをつくりあげ、
中の上あたりにスポットを当てたように見える店だが、
それが実は、地域一番のマスを相手にすることになる。
だから「低価格」を主張するところは、大胆に主張する。
卵

そして青果部門を望む。
このくらいの暗さがよい。
入口から2

商品が浮き立つ。
トマト売り場も御覧の通り。
トマト

キャベツ売り場もキャベツの芯がそろえて陳列されると、
商品が訴えてくる。
キャベツ
何かと、「言葉」の多いスーパーマーケットが増えたが、
何よりもまず商品自身が語りかけなくてはいけない。
そしてそれを補完するのが言葉による情報である。

ネギの平台陳列。
これも同様。
「商品が語る」
ネギ

この店では、「地場野菜」を充実させた。
神奈川は野菜の産地である。
地場野菜

 

鮮魚売り場は、アイランド方式で、「調理承り」。
名づけて「お魚キッチン」。
鮮魚
スペース効率、人件費効率など、
批判の向きもあろうが、
それを上回る顧客満足と粗利益高が生み出されれば、
むしろ効果は高い。
「効率より効果」である。

鮮魚部門では、特にマグロ売り場を強化。
マグロ
顧客を吸引する力抜群。

お肉の下ごしらえコーナー。
この丁寧な説明の入ったコーナーがいい。
丁寧な説明は、それだけで「差異性」を表現している。
ハンバーグ
半調理品など。
コーナーをはっきりととって、
わかりやすい売り場づくりだ。

ステーキ半額セールを展開。
ステーキ
生鮮食品の圧倒的な売り込みの時には、
①価格を思い切って下げる。
②品質・グレードを普段より落とさない。
③デモンストレーターをつけて積極試食販売にかける。
この三つ。
そして食べてもらう、
買ってもらう。

ハム
地場の相模ハムの平台展開も同様。
デモンストレーターをつける。

店舗中央を走る冷凍食品売り場。
冷凍食品
床の「ウェット・ルック」はアメリカの優秀スーパーマーケット並み。
床がぬれたように輝くこと。

いかが?
サミットストア。

<前編はここまで、後編は結局月曜日に続くことに。お許しを。結城義晴>

2008年01月17日(木曜日)

商人ねっと新春特別セミナー&賀詞交換会2008に600人集まる

昨1月16日は、
横浜みなとみらい「パシフィコ横浜」で、
商人ねっと・日本経営コンサルタント㈱主催の
新春特別セミナー&賀詞交換会2008。
商人ねっと4
盛況だった。
参加者数600人。
ほとんどがスーパーマーケット関連の人々。

参加してくださったすべての人に、
感謝申し上げたい。
ご協力くださったすべての人に、
心よりお礼申し上げたい。

基本テーマは、3つの“シンカ”
これ、水元コンセプト。
1 進化
2 深化
3 真価

正午から始まったセミナーは、
アカデミーショーか、はたまたK1かという演出。
冒頭に主催者・水元さんの開会の挨拶。

そして、基調講演1は私の出番。
「自ら、変われ!」
内容は、バリュー・イノベーションと、
それを成し遂げる人間力経営について。
「元気を出そう」
「元気を売ろう」
おなじみの、私のメッセージも盛り込んだ。
商人ねっとセミナー1
講演の中でお約束した「駕籠かきの教訓」。
ブログ読者にもご披露しよう。
私の著書『メッセージ』<第8章 時流>から。

「駕籠かきの教訓」

あなたの仕事は、
何ですか。
つきつめて考えると、
あなたが毎日やっていることは、
いったい何ですか。
あなたの仕事の目的は、
何ですか。
何のためにあなたは日々、
働いているのですか。駕籠に乗る人、
かつぐ人、
そのまたわらじをつくる人。駕籠かき、
駕籠に乗らず。

江戸時代、
公的交通機関のひとつであった駕籠屋という職業は、
明治維新の後、
消えてなくなりました。

江戸時代の終わり頃にタイムトリップして、
私は、駕籠屋さんに質問しました。

「あなたの仕事は、何ですか」

若い、たくましい駕籠かきが答えました。
「駕籠をかついで走ることです」

別の若い人が答えました。
「お客様を運ぶことです」

この人は、明治時代に入ると、
鉄道業を興しました。
かついで走る人のことは、
いまや誰も知りません。

時代の潮流に適応していくことは、
何にもまして必要です。
しかし、時代適合するためにこそ、
私たちはいつも、
自問しなければなりません。

私の仕事は、
何だろう。
つきつめて考えると、
私が毎日やっていることは、
いったい何だろう。
私たちの仕事の目的は、
何だろう。
何のために私たちは日々、
働いているのだろう。

私の次は、「勝ち組店長発表」。
3人の実務者からの報告。
まず㈱サンシャインチェーン本部ベルティス店店長
山本洋志さん。
サンシャイン
イオンモール高知に隣接した新店「ベルティス」店長の奮闘。
「高質スーパー」づくりの具体的なポイントが、ありありと語られた。
山本店長の最後の言葉、
「イオンさんとは共存共栄できる」
みなぎる自信と、それを支える実績が、この言葉を語らせた。

二番目は、ヤマダストアー㈱取締役青山店店長
山田和弘さんの元気な報告。
姫路に本部を置くマックスバリュ西日本の、
セブン-イレブンのようなドミナントに囲まれ、
さらにそこに割り込んできた多数の競合店を、
果敢に迎え撃つヤマダストアー青山店。
過去の成功体験を捨て、
6つの「NEWへのチャレンジ」を敢行した、その志が光った。

三番目は、㈱文化堂第二店舗運営部部長
鈴木俊昭さんの報告。
文化堂
東京・豊洲での、あおきスーパーの出店を、
迎え撃つためのプラン・ドゥ・チェック・アクション。
あおきスーパー豊洲店は昨年のストア・オブ・ザ・イヤー受賞店舗。
「A日記」の存在が、印象的だった。
鈴木さんも「あおきスーパーさんと共存共栄できる」と結んだ。
むしろ学び続け、競い合い続けることで、
自ら成長し、進化し続けるとの決意表明。
お見事。

さて、最後は、水元均さんの基調講演3。
水元均
「ずばり教えます!“勝ち組”スーパーマーケットになるにはこうしろ!」
1.直近の「食品値上げ」対応
2.これからのマーケット状況分析とその対策
3.今後の“勝ち組”のキーワード

かくて、新春特別セミナーは無事終了し、
日本経営コンサルタント指導先グループ企業の
「最優秀部門担当賞」授賞式に移る。
商人ねっとセミナー2
私が、お呼びかけして、参加してくださった皆さんは、
ちょっと驚かれたかもしれないが、
こういう表彰式やイベントをやって、
自らモチベーションを高めるグループがあることを、
知っていただければ、幸いだ。

第2部は、新年賀詞交換会とパーティ。
シャンパンで乾杯の後、
ここでも多くの人と名刺交換をし、意見交換をした。

充実した一日だった。
すべての人に感謝したい気持ちでいっぱいだ。

<結城義晴>

2008年01月16日(水曜日)

ドル急落円高106円と日経株価1万4000円割れの意味 

今日は、横浜みなとみらいで、
商人ねっと主催の「新春特別セミナー&賀詞交換会」。

「今日も一日、元気と勇気」

「今日も一日、優しく強く」

そして、
「心は燃やせ、頭は冷やせ」

さらに、
「志定まれば、気盛んなり」

今日、このセミナーの冒頭、
私の基調講演のときに、
私たちの新しい会社の名前を発表します。

乞う、ご期待。

日経
さて、今日の朝刊は、
各紙ともに、
米国サブプライム問題による金融機関の損失計上と、
ドル急落円高106円、
そして日経平均株価1万4000円割れを報じる。

四大新聞といわれたりしたけれど、
経済に関しては、日経新聞が群を抜いてきた。
朝日新聞の、この面での凋落は目立つ。
一読者として、そう感じる。

しかし、日経は、経済の中でも、
金融に力点を置きすぎるところがある。
とりわけて株価を重視しすぎる。
これも一読者としての、私的感想。

しかし、ドル安円高、株価下落は、
昨日書いた消費マインドを低下させるという現象を引き起こす。

これも昨日、ノブ・ミゾグチさんの報告を、
このブログで紹介したが、
今朝の日経に「米国小売売上高12月0.4%減」と報じられている。

タルボットCEOのトゥルーディー・サリバンさんは、
「この先6カ月ほどは
消費低迷の基調が続くだろう」

と予測している。

21世紀に入って、実質経済は毎年3.5%平均で伸びている。
しかし、金融経済は14%平均で異常な伸びを見せている。

私たち商業は、あくまでも、実質経済の視点で、
ものを見、ことを考えるべきである。

その意味で、今朝の日経「YEN漂流」の、
早稲田大学教授・野口悠紀雄さんのご意見に、
私は賛成。
「自国通貨が高ければ、良い暮らしを実感できる。
だが大半の日本人は円高の素晴らしさを経験していないので、
自国通貨高を評価しなかった」

「日本経済に停滞感が出ているのは、
経営者が引きこもりになっていて、
経営者の競争が起きていないからではないか」

そして、こう問題解決策を提案。
「日本の大半の製造業は、
技術を開発しても価格下落に苦しみ、
収益が上がらないという状況にお陥りやすい。
こういうものは『コモディティ』と呼ばれ、
他社製品と差別化できず、価格でしか競争できない。
アップルのように、製造業であっても、
コモディティでないものを
作り出せるかが重要になる
」

日本経済の立て直しは、
ノンコモディティの開発にかかっている。
私は、これは小売業、商業にこそ、
当てはまる考え方であると主張している。

『ノンコモディティの商品戦略』である。
<結城義晴>

 

2008年01月15日(火曜日)

「川上インフレ・川下デフレ」で小売業には厳しい一年になる

いよいよ、明日。
今年最初のセミナー、今年最初の講演です。

おいでくださる皆様。
楽しみにしています。

残念ながら、お会いできない皆様、
ブログで、その一端を、ご紹介します。
お楽しみに。

 

さて、アメリカのノブ・ミゾグチさんからの
ウィークリー・ニュース最新版。
12月のウォルマートの売上高は、
既存店ベースで2.7%増
だったとか。
全体では8.4%増。
食品が大きく寄与しました。
ウォルマート・グループのメンバーシップホールセールクラブ
「サムズ・クラブ」も既存店ベースで3.4%増。
アメリカでは、ディスカウントフォーマットが、
強みを発揮したようです。

ウォルマートは健闘した方です。
同業のターゲットは、既存店でマイナス5.0%。

百貨店のメーシーズは、7.9%の減、
JCペニーもマイナス7.5%。

衣料品屋はみな悪い。
リミテッドが8.0%減、
ギャップが6.0%減。
今、大人気のアバクロですら、2.0%減。

一方、オフプライスストアのTJマックスは3.0%増。
家電のベストバイも1.5%。

サブプライムローン問題と原油値上げで、
アメリカ経済は縮小傾向です。
これに12月商戦が反応し、
消費も停滞傾向。

それが、年末商戦に出た。

消費者の財布のひもが固くなると、
食品が頑張る、
ディスカウント・フォーマットが堅調になる、
アパレル・ファッションが売れなくなる。

これが、アメリカの12月に顕著に表れた。

消費マインドが低調になると、
日本でも同様のトレンドが見られます。

そして、日本にも、その兆候が表れ始めています。

しかし、21世紀を迎えてから、
世界経済は毎年3.5%ずつ伸びています。
世界経済の7年間の年間平均成長率です。

中国・台湾・シンガポール・香港の大中華圏経済は、
好調そのもの。

日本の実質経済成長率は、
2008年2.0%とやや楽観的に予測されていますが、
暦年では、以下のようになります。
  2001年 0.2%、
  2002年 0.3%
  2003年 1.4%
  2004年 2.7%
  2005年 1.9%
  2006年 2.2%
  2007年 1.4%

あくまでも感じですが、2.0%に達するというよりも、
1.5%に近づくというのが当たっているのでしょう。

しかも、もっとも顕著な日本の特徴は、
「川上インフレ・川下デフレ」です。

従って小売業全般の売上高は低調で、
原価は上がり、経費は増える。

すなわち、商業受難の年となる。

だから、今、プライベートブランド開発が盛んに言われている。
そしてそれには、「ソーシング活動」が必要になると言われている。

素材型企業が復権しているわけだから、
素材開発にかかわらねば、
「川上インフレ・川下デフレ」の影響を、
ダイレクトに受けてしまう。

こういうことになります。

小さな企業や小さな店でも、
共同でことに当たれば、
この「ソーシング活動」が可能になります。

国際的なIT化と物流化とは、
適正ロットでの適正物流・適正消費が、
国の垣根を外す形で、
可能になるということ

なのです。

世界に目を向けましょう。
誰でも、世界に目を向けることはできるのです。

自分が変わらなければ、
世界に目を向けることはできませんが。

<結城義晴>

2008年01月14日(月曜日)

成人の日の「ぼくが ここに」まど・みちお

Everyone! Good Monday!
朝1
2008年1月第3週のスタート。
そして、成人式。

祝祭日が、日曜日に重なると、
3連休になる。

昨2007年は、
正月三が日、ゴールンウィークを除くと、
それが9回あった。
一昨年は、5回。

そして今年は、8回。
今日は、その最初の3連休。

3連休は、
サラリーマンにとっては、
有難いものです。
しかし、祝祭日そのものの重みは、
薄れていく。
このあたり考えなければならないと、
私は思います。

実際、今日の成人の日は、
盛り上がりに欠ける。

「あなたの誕生日は、1月第2月曜日ですよ」
と決められたら、
あなたはいかがですか。

成人の日も、
海の日も、
敬老の日も、
体育の日も、
可哀そう。

さて、今日までの3日間、
商売や業績は、
いかがだったでしょうか。

昨年終盤から、
私はこのブログで、
かなり意図的に、
プロモーションの提案をしてきました。

11月の勤労感謝の日、
12月の天皇誕生日とクリスマス。

3連休の盛り上げ方は、
その週の、3連休直前の組み方に鍵があります。

もう、ご承知のことと思います。

成果を期待します。

 

成人式だから、
商業に従事する成人へ、
その成人を見守り、
応援するすべての人へ。

まど・みちおさんの詩をプレゼント。

そう、「ぞうさん ぞうさん おはながながいのね」や
「しろやぎさんから おてがみついた」の
まど・みちおさん。
そして「つけものの おもし」の
あの、まど・みちおさん。

 

「ぼくが ここに」

ぼくが ここに いるとき
ほかの どんなものも
ぼくに かさなって
ここに いることは できない 

もしも ゾウが ここに いるならば
そのゾウだけ
マメが いるならば
その一つぶの マメだけ
しか ここに いることは できない

ああ このちきゅうの うえでは
こんなに だいじに
まもられているのだ
どんなものが どんなところに
いるときにも

その「いること」こそが
なににも まして
すばらしいこと として
   <『ぼくが ここに』1993年 童話屋より>

   

この、「ぼくが ここに」は、
お客様にも、
あてはめて考えてください。
会社の従業員の皆さんにも、
部下の方々にも、
あてはめて考えてください。

そして、
自分自身にも、
この言葉を、
語りかけてください。

それが、
成人の日の、
私の、
願いです。

Everyone! Good Monday!

<結城義晴>

 

2008年01月13日(日曜日)

ジジの仕事 [日曜版]

ボクの仕事は、
寝ること。
ジジ下1
よく寝ると、
病気にならない。

寝てると、
まわりがうるさくない。

たくさん寝ると、
みんなに
迷惑かけない。

だから、
寝るのは、
このうちの中での、
ボクの仕事。

そう思っています。
ジジ下2
どこでも、
寝る。

居間の、
テーブルの下。

ホットカーペット、
あったかい。

上、
向いて、
足も自然に。

しっぽも、
ゆったりと。

ジジ下3
ちょっと、
右向き。

ジジ下4
ちょっと、
左向き。

ジジ下5
もっと、
横向き。

ジジ下6
足は、
あくまで、
自然に。

しっぽも、
できるだけ、
ゆったりと。

ジジ下10
目は、
あけてるけど。

ボクは、
寝てます。

仕事、
なんです。

ジジ下7
高いところでも、
寝る。

足が、
落ちそうだけど。

しっぽも、
ブランだけど。

意外に、
バランス。

ジジ下8
ぐっすり、
眠る。

役目だから、
すこしは努力、
してるのです。

仕事だから、
けっこう
得意なのです。

ジジ下9
チェンバロの上、
ここは好き。

テーブルの下でも、
チェンバロの上でも、
仕事だから。

手を抜かずに、
寝る。

仕事だから、
みんな、
あたたかく、
見守ってくれる。

ボクの仕事は、
寝ること。

ボクは、
自分の仕事、
とても
気に入ってます。
ジジ下11

感謝しています。
ありがとうございます。

<『ジジの気分』(未刊)より>

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