結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2017年12月07日(木曜日)

Wal-Mart社名変更と万代上野芝店/ライフ堂島大橋店

ウォルマートが社名変更する。
ウォルマートnews|
来年2/1「Walmart Inc.」に正式社名変更して「脱Stores」

1969年、創業者の故サム・ウォルトンが、
「Wal-Mart Stores, Inc.」と名称を決め、
その翌年にNY証券取引所に上場。
cdn.corporate.walmart.com

だから社名の変更は、49年ぶりのこと。

ただし「Stores」をとるだけの変更。
つまりリアル店舗のStoresだけでなくて、
eコマースのサイトやピックアップなど、
ウォルマートのオムニチャネル化は進む。

だからこその社名変更で、
これはいわば歴史的な出来事だ。

もうひとつ商人舎流通SuperNewsから。
サミットnews|
「Yahoo検索大賞・ローカルカテゴリー」面白チラシ受賞

ポータルサイト「Yahoo!」は毎年、
「検索大賞」を開催している。

「Yahoo!検索大賞」とは、
この1年間で最も検索数が上昇した、
人物、作品、製品に授与される。

2004年からスタートしたアワードだ。

そして2017年の今回から、
「ローカルカテゴリー」が設けられた。
これは47都道府県ごとに、
検索急上昇ワードを選出するもの。

サミットはこの「ローカルカテゴリー」の、
「東京部門」を受賞した。

受賞対象は、サミットのチラシ。
もちろん東京は一番競争が激しいし、
圧倒的に検索数も多い。

私の推測だが、実質的には、
「日本一のローカル検索大賞」
と、いうことになるだろう。

チラシだけではない。
昨年から今年まで、
サミットの営業企画は大いに弾けている。

直近の「ホワイトフライデー」セール、
10月24日の「ドラフト会議セール」、
10月4日の「マル秘セール」。
summit_fiares
7月の「オール☆スターセール」、
そして6月の「総菜選挙」。

それはサミットのVisionから発している。

「日本の
スーパーマーケットを

楽しくする」

月刊商人舎12月号で掲載するが、
竹野浩樹社長のLong Long Interviewに、
その内容が詳細に描かれている。

さて今日も目覚めたのが、
アゴーラリージェンシー堺。

そうしたら商人舎公式ホームページが、
システムダウンしていた。

慌てて、ホテルの部屋を、
レイトチェックアウトにして、
修復作業などに終始した。

サイトに訪問してくださった人たちに、
ご迷惑をおかけしたと思う。

心からお詫びしつつ、
今後の対策を講じたい。
さらなるブログの充実にも、
まい進したい。

さて、1時過ぎにホテルを出て、
万代上野芝店に向かった。IMG_3700.JPG7
今年10月13日オープン。

店舗面積は3300㎡で、
1階がスーパーマーケットの万代、
2階がカジュアルファッションのしまむら。

最強のコンビネーション。

万代の天井は高く、
青果部門は視界が開ける。IMG_3690.JPG7

右手にカットフルーツの対面売場。IMG_3691.JPG7

手前が低いひな壇陳列で、
万代の価格と品質と鮮度が、
ググッと顧客に迫ってくる。IMG_3693.JPG7

青果部門左手には、
「近郊野菜」コーナー。IMG_3694.JPG7
その奥は2核の鮮魚部門。
売場の中のロの字型と壁面の対面。
ロの字の中には作業スペース。

万代がどれだけ水産に力を入れているか。
この店にはよく表れている。

奥壁面はもちろん精肉部門。
ここは高次安定のパワーを持つ。

店舗左サイドが惣菜部門。
R型ケースの対面売場から、
セルフデリ売場まで、
これはホールフーズやウェグマンズ様式。IMG_3686.JPG7

そしてインストアベーカリー。
スープバーもあって、
最新のサービスレベルだ。IMG_3687.JPG7

2階には、しまむら。IMG_3695.JPG7
隣接して西友のSCがあって、
土曜日曜はこの付近、大渋滞。

そのあと、すぐ近くの堺市堺区大仙町。
仁徳天皇陵へ。
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日本の第16代天皇。
「日本書紀」では、西暦399年正月に崩御。
同年10月に百舌鳥野陵に葬られた。

日本最大の前方後円墳。
墳丘長486m、後円部の高さ35.8m。
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付近には百舌鳥古墳群があって、
この仁徳陵がその中核。

古墳を囲む堀は三重になっている。IMG_3708.JPG7

堺市は「世界三大墳墓」として、
エジプトのクフ王のピラミッド、
秦の始皇帝墓陵と並べているが、
異論もあるようだ。IMG_3713.JPG7

しかしそれでもすごい古墳で、
私、少なからず感動した。IMG_3704.JPG7

その後、大阪市に入って、
ライフ堂島大橋店へ。IMG_3719.JPG7
こちらは11月15日のオープン。
売場面積は847㎡の257坪。

「小型店の枠を超えた小型店」。

入り口の青果部門は、
アンダー1000㎡とは思えない広さ。IMG_3715.JPG7

店舗右コーナーには惣菜売場があって、
こちらも充実している。IMG_3716.JPG7
もう、250坪で十分だ。
そんな感じさえする。

このライフ堂島大橋店も、
月刊商人舎12月号で丁寧に取材・掲載し、
「結城義晴の評価」を書いておいた。

それにしても、
Wal-Martの社名変更、
時代の変貌を感じさせられる。

それから仁徳天皇陵。
1618年前につくられた。
すごい。

〈結城義晴〉

2017年12月06日(水曜日)

万代知識商人大学の米国報告会とMDD会定例会の講演

今夜、商人舎方式ホームページが、
システムダウンした。

見ることができないだけでなく、
入稿することもできなかった。

せっかく、閲覧しようと、
やってきてくださった皆さんには、
ご迷惑をおかけした。
お詫びしたい。

早急に手当てをして、
回復した。

さて、将棋の羽生善治
将棋界の永世七冠を獲得した。

同じ「よしはる」の名前を持つ天才。
我がことのように喜ばしい。

「神様と将棋を指して勝てますか」
かつて、そう聞かれた羽生が答えて曰く。
「神様が角落ちなら勝てる気がする」

毎日新聞巻頭コラムの「余録」。

将棋は、
「互いに手の内をさらす
理詰めのゲーム」

「神も人もAIも特別扱いのない
透明で対等なゲーム」

将棋の神様と指して、
「角落ち」ならば勝てる。

謙虚なようで傲慢なようで。
しかし羽生善治は、
極めて率直で正直な人間なのである。

昨夜、大阪入りした。

今朝は堺市のアゴーラリージェンシー。

ホテル4階のダイヤモンドルームで、
午前中は万代知識商人大学。
2期生のサンフランシスコ視察報告会。DSCN8113-1

2期生32名。
そして阿部秀行社長と結城義晴、
人事部をはじめ事務局が揃った。
DSCN1794-1

司会は東尾里江さん。
人事部マネジャー。
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11月13日から17日まで、
サンフランシスコに修了旅行をした。
その視察研修は、
6班のチームごとに、
あらかじめ研究テーマを決め、
それぞれ課題を持って学習した。

その米国で学んだ内容をもとに、
会社に改善提案をする。

その提案報告会である。

この6チームを、
さらに3班ずつの二組に分けた。
加藤健組と松岡俊行組。

その両者がプレゼンで競い合う。
真剣勝負。

万代の社員は、こういった競争に強い。
こういった競争に燃える。

一つのDNAと言ってよい。

だから二組に分けて、
競い合わせることによって、
成果はさらに大きくなる。

代表者がくじ引きで、
先攻、後攻を決める。DSCN1804-1

後攻を引き当てた特攻隊長の西田淳さん。
松岡組は後攻めとなった。DSCN1805-1

先攻と後攻の1チームずつが、
それぞれ20分間のプレゼンを行う。
そのプレゼンに質疑応答がなされ、
それを阿部社長と結城学長が審査する。
それを3回戦って、
勝利チームを決める。

その前に社長のコメント。DSCN1807-1

まず1回戦がスタート。

先頭を切ったのは4班。
テーマは、
「お客さまに選んでいただけるお店」。
クレンリネスへの実際の取り組みと、
サードプレースの提案。DSCN1811-1

会場内の参加者がその報告を聞き、
丁寧にメモする。
DSCN1813-1

後攻の2班。
報告テーマは、
「ネット・外食に勝つリアル店舗の実現」
万代のリアル店舗の強みを、
どう活かしていくかを提案した。DSCN1819-1

プレゼンが終わると、
相手チームから、
審査員から質問や意見が飛ぶ。

それらも考慮されて、
厳正な審査。

1回戦の勝者は松岡組の2班。

結城義晴がそれぞれを講評。DSCN1826-1

2回戦は先攻は6班。
ノンコモディティの視点から、
「万代でわくわくどきどきお買い物体験を!!」
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3班のテーマは、
「日本一のダントツ催事へ」。
顧客対応の催事を考察した。DSCN1843-1

質疑応答の場面では、
相手チームへの質問攻撃。

そして2回戦勝者は加藤組の6班。
DSCN1842-1

1勝1敗で迎えた3回戦。
これで勝敗が決する。

先攻の加藤組5班。
「『際だった』ポジショニング戦略と強み」
を課題とした。
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そのうえで、
万代の商品と売場の強みづくりを考察。
DSCN1851-1

迎え撃つのは、松岡組の1班。
DSCN1857-1

「店舗オペレーションの改善」
唯一、作業の効率化をテーマにした。DSCN1863^1

最終決戦。
DSCN1864.-1JPG

この3回戦で勝者が決まる。
ドキドキの瞬間。
DSCN1866-1

結果は、5班の勝ち。
加藤組の勝利が決まった。

おめでとう。

加藤組長に結城義晴より賞品を贈呈。
横浜名物崎陽軒「昔ながらのシュウマイ」
わざわざ横浜から持参して、
1人1パックずつを贈った。
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僅差で負けた松岡組長。
皆の頑張りを評価しつつ、
前向きに締めくくる。
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勝利を手にした加藤組長は、
嬉しそうにコメント。DSCN1879.-1JPG

結城義晴の総評。
「ノーサイド」の宣言をして、
今後のイノベーションを祈念した。DSCN1885-1

最後は阿部社長のメッセージ。DSCN1889-1

皆メモを取り、
社長の講話を聴く。DSCN1895-1

万代知識商人大学2期生。
2月からスタートした。DSCN1896.-1JPG

最後の最後に、
修了レポートを書き上げて、
そのうえで1月に、
厳しい考査がある。

そのあとで修了式が行われる。DSCN1897-1

大学も最終盤。
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年末年始の忙しい時期だが、
レポート執筆に全力を傾けてほしい。DSCN1899-1

次世代を担う万代の幹部候補生。
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9時から13時まで、
緊張の報告会も無事終了。

昼食会を終えて、
午後はロイヤルホール。

「万代ドライデイリー会定例会」
通称MDD会。
DSCN1904-1

会場にはMDD会メンバーが勢ぞろい。
メーカー、卸の皆さんが集う。DSCN1917-1

さらに万代幹部も顔を揃えた。DSCN1906-1

11月7日から4泊6日で、
MDD会として、
ニューヨークを視察研修した。

こちらもその報告を兼ねて、
万代への取り組み提案を行う。
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10の班が次々に報告していく。

それぞれ前向きで、
実に有意義な取り組み提案だった。

これが万代の強さを生み出している。DSCN1914-1

報告と提案が終わると、
結城義晴の1時間の講演。DSCN1931-1

ニューヨーク視察で見聞したことは、
日本の「すでに起こった未来」である。DSCN1934-1

今回のテーマは、
伸びている企業の伸びている理由。DSCN1935-1

それは産業や業界、業態の、
大きな壁を乗り超え、
二つ、あるいは三つの、
機能を融合させることである。DSCN1956-1

今回は最後に、
「製造流通食品小売業」を提案した。DSCN8124-1

講演の後に、
それぞれ商品別分科会が開かれ、
最後は夕食懇親会。DSCN8136-1

開会のあいさつは、木村敏弘さん。
万代ドライデイリー会副会長で、
加藤産業㈱専務。
DSCN8138-1

カンパーイ!
DSCN8139-1
90分の懇親会は、
名刺交換やあいさつで
あっという間にお開き。

中締めは同じく副会長の
寺町豊さん。
㈱日本アクセス西日本営業部門近畿統括。DSCN8141-1

3本締めが決まった。
寺町さんは、最後に「オー!」IMG_4296-1

全員の懇親会の後は、
MDD会理事の最後の懇親。

あいさつは畑中秀太さん。
(株)あらた関西支社長。
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皆さんをねぎらって、乾杯。IMG_4302-1

MDD会会長の今津龍三さんから、
里美憲司さんへ花束の贈呈。
今津さんはMDD会会長、
里美さんは、花王グループカスタマーマーケティング㈱
近畿支社チェーンストア部長。
そのお役目を終えて、東京に異動する。
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岡崎忠勝さんにも、
阿部万代社長から花束。

岡崎さんは、この度、
ケイ低温フーズ㈱社長にご就任。

おめでとうございます。IMG_4310-1
みんな、それぞれに昇進し、
出世していく。

いいことだ。
頑張ってほしい。

最後は、
MDD会と万代幹部の全員で記念写真。DSCN8151-1

そして最後の最後は、
万代幹部の皆さんと写真。
私の右隣は下岡太市副社長、
その横が黒田久徳取締役。
右は阿部社長、
和久正樹デイリーシニアマネジャー、
入江正徳惣菜シニアマネージャー。DSCN8156-1
あとは年末商戦を闘うのみ。

こちらも頑張ってほしい。

最後に昨日の「折々のことば」
もちろん朝日新聞。
鷲田清一さん編著。

冒険の現場というのは、
概ね退屈で、
冒険に行くだけでは
面白い文章が書けないことが多い
〈角幡唯介『探検家の憂鬱』から〉

「冒険の現場は、
人が思うほど劇的ではない。
苛酷をきわめる北極探検も、
『雪の上を歩いた。寒かった。
飯を食った。寝た。』の
22文字ですむ。
これが何十日も続くのが冒険で、
だから遭難でもしないかぎり
面白い話にはならない」
早稲田大学探検部出身の41歳、
探検家・ノンフィクション作家。

小売流通業の現場も全く同じだ。

鷲田さん。
「私たちの日常もきっとそう。
日々無事に、
過ごすだけでも大仕事なのに、
それをことばにすると
なんか凡庸になる」

ピーター・ドラッカー。
「イノベーションの必要性を
最も強調すべきは、
技術変化が劇的でない
事業においてである」

忙しい年末商戦も、
面白い文章になるといったものではない。

しかしそれだけでも大仕事なのだ。

〈結城義晴〉

2017年12月05日(火曜日)

CVShealthのエトナ買収とカゴメの「トマトから野菜へ」

月刊商人舎12月号責了の日。

今年も12冊の特集号をつくりました。
その最後の12冊目。

いい出来栄えです。

ご協力くださった皆さん、
本当にありがとうございました。

商人舎オフィスの裏の遊歩道。
落ち葉が美しい。
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夕方、新横浜からのぞみ号に乗り込む。
相模川のところでもう日が暮れる。IMG_3661.JPG7

新大阪に到着して、
すぐにタクシーで堺へ。
アゴーラリージェンシー堺。
もうなじみのホテル。

23階の自室から堺港を見下ろす。IMG_3671.JPG7
このホテルに2泊。

頑張ります。

さて、商人舎流通SuperNews。
昨日の記事は、
CVSヘルスnews|
米国医療保険会社3番手のエトナを690億ドルで買収

CVSヘルスは、
全米トップのドラッグストアチェーン。
店名はCVSファーマシー。

2007年にCaremark RXと合併。
この会社はPharmacy Benefit Manager、
つまり「薬剤給付管理会社」だ。

そこで社名はCVSケアマークとなる。
さらに2014年には企業名を、
CVShealthに改称。
健康関連企業に変身を図る。

そのために2014年9月には、
たばことたばこ関連品を、
全店の全売場から撤去して、販売中止。

今回の医療保険会社Aetna(エトナ)買収は、
その延長線上の戦略である。

エトナは2016年度売上高631億ドル。
つまり6兆3100億円。

これでCVShealthは24兆円企業となって、
ウォルマートに次いで2番目に、
2000億ドルを突破した小売業となる。

それ以上に大事なのは、
CVShealthが一つの業態や産業を、
超越しようとしていることだ。

それはコストコに通じるし、
ファーストリテイリングにも共通する。

コストコは小売業であり、卸売業である。
ファーストリテイリングはSPA、
すなわち小売業であり、製造業である。
そして今また、柳井正さんは、
情報産業でもあろうとする。

つまり情報製造小売業。

そしてこれは食品産業でいえば、
ウェグマンズのGrocerantに通じるし、
EATALYの市場・食堂・学校にもつながる。

日経ビジネスオンライン。
「今日の名言」の今日12月5日編。
寺田直行カゴメ(株)社長。

「トマト」を
スローガンに残しては
過去を引きずり、
変化は難しい。

寺田さんが掲げているビジョンは、
「トマトの会社から、野菜の会社に」
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〈カゴメ(株)ホームページより〉

カゴメ(株)の2016年12月期決算は、
年商2025億3400万円、
連結営業利益109億4600万円。
営業利益率5.4%の優良企業。

「『野菜の会社』とすれば、
事業領域は幅が出ますし、
トマトという『モノ』から、
健康という『コト』へと
事業もずらしやすい」

だから「健康寿命を延ばすといった
社会課題の解決にも
取り組みやすくなります」

カゴメはトマトの会社という印象が強い。
1年間の日本国内消費量の約3割のトマトを
様々な商品で市場に供給している。

それを「野菜の会社」へと変容させる。

すると「モノからコトへ」と、
事業が展開される。

これもCVShealthやコストコと同じだ。

ただし、カゴメはトマトで、
3割を占めるガリバー企業だ。

強みを持つ企業。

それがあるから、
コンセプトの発展・展開に、
大いに効果が出る。

産業や業態の枠を超える。
それがポストモダンの作法である。

最後に2月の商人舎標語。
[Message of February]
仕事の垣根を越えよう!

仕事の垣根を越えよう。
自分の仕事の枠組みを広げよう。
隣の仕事と結びつこう。

何のために?

顧客を喜ばせるために。
新しい価値を生み出すために。
他の追随を許さぬ事業を創造するために。

たとえばコストコホールセール。
小売業と卸売業の垣根を超えて、
圧倒的な低価格を実現させた。

たとえばユニクロ。
アパレル小売業が製造機能を獲得して、
SPAの新しい世界を切り拓いた。

そしてイータリー。
食品小売業と外食業を融合させて、
「食べる・買う・学ぶ」店を生み出した。

業界の慣習を乗り越えよう。
自分の壁を壊して新しい船に乗り込もう。
隣の世界と結びつこう。

何のために?

シュンペーターは読み切った。
イノベーションは、
「ニュー・コンビネーション」である。

それが新しい価値を生み出す。
模倣困難なビジネスを創造する。
そしてこの現象は地球上に広がり始めた。

〈結城義晴〉

2017年12月04日(月曜日)

マラソン大迫傑の快走とファミマ沢田貴司の「思考停止」

Everybody! Good Monday!
[2017vol49]

2017年第49週にして、
12月第2週です。

だんだん押し詰まってきた。

こんなにも思考のできる寒さかな
〈朝日俳壇より 横浜市・込宮正一〉

(長谷川櫂選評)冬の恩恵。
何より、それを喜ぶ若い心。

そんな日々です。

月刊商人舎10月号に、
[特別企画]を載せた。
「2017年末商戦戦略計画」

特集1本主義だが、何かあると、
[特別企画]との2本立てとなる。

その「結城義晴のまえがき」から、
抜粋して箇条書きに風に。

①23日「天皇誕生日」までの3週間。
何よりも「早仕掛け」あるいは「早出し」。
そして小刻みなイベント展開。

Weekly商人舎の、
2週間販促企画でチェック。

もう過ぎたけれど1日(金)は「映画の日」
7日(木)は二十四節気の「大雪」(たいせつ)
8日(金)が冬のボーナス支給日。
15日(金)は年賀郵便特別扱い開始。
22日(金)は冬至。

ここまで巧妙な「早仕掛け」が必須。

②クリスマス商戦。
23日の「天皇誕生日」が土曜日、
クリスマスイブが日曜日。
今年は短い2日間のクリスマス。
月曜のクリスマス当日の売場はもう、
年末に向けて劇的な転換。

③25日(月)~28日(木)の4日間。
ここで中だるみ、あるいは気のゆるみが、
起こりやすい。
せっかくクリスマス商戦までに、
ウェーブや勢いをつくってきても、
この4日間の小休止で、それが、
削がれてしまっては何にもならない。

この4日間に、何をするか。
私の提案はズバリ、
「おためしのおすゝめ」

月刊商人舎8月号で特集した。
「試食・試飲・試着・試用」への挑戦。
年末年始の料理やメニューを、
どんどん食べてもらうし、
年末年始のおためし品をおすゝめする。

小売業の役割は、
「消費者代位機能」である。
顧客に代わって、
商品を選び、
商品を仕入れ、
それを顧客に提供する。
これこそ小売業の役目だ。

この顧客代位機能の腕前の一端を、
顧客に披露する。
それが「おためしのおすゝめ」だ。

もちろん年末のピークは、
12月29日(金)と30日(土)。
最近は大晦日の12月31日は、
ほとんどの企業にとってピークではない。

「際の勝負」は短い。

クリスマス商戦は23日・24日、
年末際の商戦は29日・30日。

それぞれ2日ずつ。
今から、この2日間を思い描いておこう。

マラソンでいえば、
40㎞を過ぎた
最後の2.195㎞。

それにしても、
昨日の第71回福岡国際マラソン。

大迫傑(おおさこ・すぐる)。
ナイキ・オレゴンプロジェクト所属。
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2時間7分19秒。
日本歴代5位の記録。
このレースでは日本勢トップの3位。
DSCN8024.JPG7

日本人歴代記録は、
第1位が2時間06分16秒の高岡寿成、
2002年10月13日のシカゴマラソン。

2位は2時間06分51秒の藤田敦史、
2000年12月3日の福岡国際。

3位は2時間06分57秒の犬伏孝行。
ちょっと古くて1999年9月のベルリン。

第4位が2時間07分13秒の佐藤敦之、
これも2007年の福岡国際。

大迫の記録は、10年ぶりの快挙だ。

走りを見ていても、
アフリカ勢に引けを取らない。

佐久長聖高校時代には、
2008年に全国高校駅伝で初優勝。

早稲田大学では2011年に、
箱根駅伝を制し、大学三冠を獲得。
私はこのころから注目していた。

ミーハーなもので。

社会人となって日清食品に入るが、
その後、ナイキ・オレゴンプロジェクトで、
プロランナーとなった。

昨2016年第100回日本陸上競技大会では、
1万mと5000mの二冠を達成。

今年2017年4月、
初マラソンのボストンで、
2時間10分28秒の3位。

昨日の福岡国際は、
大迫にとって二度目のマラソンだった。

いい意味で自分を持ったアスリートだ。
つまり「脱グライダー」

そして志は高い。
走りに対しては細かく考える。
それが何よりいい。

2020年の東京オリンピックに、
本当に楽しみなランナーである。

さて、日経ビジネスオンライン、
「今日の名言」

沢田 貴司ファミリーマート社長。
何もかも最初から
「できない」ありきで
結果を決めつけるのは
思考停止だ。

日経ビジネスの特集。
「コンビニ大試練」

この特集のインタビューで、
「僕はもうこれ以上激しい出店はしない」

「コンビニ業界は、
間違いなく飽和していて、
もう年間で1000店も2000店も
出店するような時代ではない」

「むだ撃ちみたいな出店はしない。
質の高い出店しかしない」

ずいぶんクールに見ている。

そして本部の「思考停止」を戒める。

伊藤忠商事から、
ユニクロの副社長。
それからコンサルタントになって、
ファミリーマート社長。

私は商業界社長時代に、
沢田さんの出身地の石川県で会った。

歯切れのいい人だが、
ファミリーマートの転換を、
どう舵取りするか。

お手並み拝見。

それでも思考停止の兆候が出ていたら、
それは大企業病だ。

その処方箋は、
「小さく考えよ」

大きな志で、
小さく考える。

大迫傑もまさに、
「大志小考」だ。

では、皆さん、今週も、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2017年12月03日(日曜日)

[日曜漫歩]初冬の岸根公園

西洋の神の物語。

神は最初の日に、昼と夜をつくり、
次の日には、天をつくった。

次の次の日に海と地をつくり、
植物を茂らせた。
次の次の次の日には、
太陽と月と星をつくった。

次の次の次の次の日に、魚と鳥を、
次の次の次の次の次の日に、
動物をつくった。
そしてこの日、自分に似せて、
男と女を創造した。

アダムとイブである。
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そして、その次の日に、
神は、休んだ。
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だから日曜日は休んで、
ぶらぶら歩く。

日曜漫歩。

アメリカから帰ってきて、
左足のふくらはぎを肉離れした。

そこで、ゆっくりゆっくり歩く。

横浜市港北区岸根町725。
岸根公園。
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14万0587m²。
横浜市営地下鉄岸根公園駅から、
徒歩1分のところにある。

以前、ジョギングしていたころは、
自宅からここまで30分余り走った。
そして公園の中をジョギングした。
1時間超のコース。
DSCN8034.JPG7

横浜港北区の市街地の中に、
多くの木々に囲まれた、
「憩いと癒しの空間」がある。DSCN8035.JPG7

岸根公園に隣接して、
野球場と県立武道館がある。

入り口を抜けると、
コンクリートの広場。
自転車等で遊ぶ子どもたち。
バドミントンをする若者たち。DSCN8036.JPG7

石段を下りると、
大きな窪地に芝生公園がある。DSCN8038.JPG7

その真ん中に大きなブナの木。DSCN8039.JPG7

バスケットのハーフコートとゴール。DSCN8041.JPG7

その隣はアスレチック。DSCN8043.JPG7

「忍者とりで」と呼ばれるが、
ローラーすべり台は人気だ。DSCN8045.JPG7

大人でも楽しめそうなアスレチック。DSCN8075.JPG7
足が痛いので遠慮しておく。

大きな大きなブナの木。DSCN8042.JPG7

太平洋戦争前の1941年、
横浜市は防空公園にしようと、
この付近の民有地4万3000坪を、
市の予算で買い上げた。

しかし戦況は悪化。

そして空襲が始まると、
この敷地の北の高台に、
日本帝国軍の高射砲陣地が設営された。

そんな努力も当然、実らず終戦。

5年後の1950年、朝鮮戦争が勃発。
進駐軍は朝鮮への攻撃の足がかりとして、
この敷地を接収して岸根基地として、
米軍は高射砲陣地を構えた。

さらに1955年4月には、
「岸根バラックス」と呼ばれる、
占領施設をつくった。

しかし1966年になると、
米軍は突然、この地に、
「第106総合病院」を開設。

4階建て鉄筋コンクリートの4棟。
ベッド数1000床の病院だった。

当時の横浜労災病院や横浜市民病院は、
いずれもベッド数が約650床。

ベトナム戦争の泥沼に入っていく米軍が、
朝霞、入間、立川などとともに、
野戦病院をつくったが、
岸根の第106総合病院もそれだった。

しかし1972年、
米軍キャンプと病院が撤収され、
市民のための公園に、
生まれ変わることになった。

1974年、横浜市の飛鳥田一雄市長が、
スポーツ公園として整備する計画を決定。
1989年3月に岸根公園が完成した。

窪地を東に下っていく。DSCN8046.JPG7

紅葉したコナラ。
ブナ科の落葉樹。
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これはモミジバフウ。
フウ科の落葉樹。
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落葉すると小さな実が成る。
DSCN8053.JPG7

初冬に入ったが、
紅葉が美しい。
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そして一番東の窪地に篠原池。
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ここは桜の名所。
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この池の下に、
地下鉄岸根公園駅のホームがある。
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カモ。
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花見の桟敷。
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イロハモミジは本当に美しい。
ムクロジ科カエデ属の、もちろん落葉樹。
DSCN8067.JPG7

石で造られた椅子がある。
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そして芝生公園のブナ。
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この岸根公園の象徴だが、

公園開設の平成元年からもう28年経って、
ずいぶん大きくなった。
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窪地公園から石段を上る。
DSCN8083.JPG7

春先にはもっともっと、
子どもたちが出てくる。
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雪とけて村いっぱいの子どもかな

想像していると、うれしくなる。

階段を上るとうっそうと茂る木々。
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こんもりした常緑樹。
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芝生のひょうたん公園。
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サッカーボールで遊ぶ犬。
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葉が落ちた木々。
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しかし根はしっかり張っている。
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少しずつ日が沈む。
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葉のない木々の向こうに、
月が見えてきた。
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スーパームーン。
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大きな大きな月。
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月が出れば、
日曜漫歩も終わり。

けんだまケンケン
かたあしケンケン
おうちにかえろう
ケンケンケン

こんぼうコンコン
たたいてはしれば
でんしん柱が
イチニサン

カンカラカンカン
けとばしカンカン
おうちにかえろう
カンカンカン
(未曾司 作詞作曲)

〈結城義晴〉

〈岸根公園の記述は、
はまれぽ.comの吉岡まちこさんのレポートを参照しました。
感謝します〉

2017年12月02日(土曜日)

12月スケジュールの大安と「仕事への帰属意識」

12月のスケジュール
Weekly商人舎の2週間販促企画。

12月7日(木)は二十四節気の大雪。
雪が大いに降り始めるころ。

12月8日(金)は、
国家公務員の冬のボーナス支給日。

12月13日(水)は「正月事始め」。
正月準備を始める。

12月15日(金)は、
年賀郵便特別扱い開始。

そして12月22日(金)は冬至。
ご存知、1年のうちで最も昼が短い日。
ただしそれは北半球でのこと。

12月23日(土)は天皇誕生日。
しかし、2019年4月30日に、
今上天皇が退位される。
だから今年と来年まで、
この23日が天皇誕生日の祝日となる。

2019年12月23日は、
「平成の日」とでも変更されるのか。
それはわからない。

そして12月24日の日曜日が、
クリスマスイブ。
25日の月曜日がクリスマス。

今年はクリスマスが短い。

そしてエポックとなるのが、
25日(月曜日)から28日(木曜日)まで。
12月28日は官庁御用納め。

だからこの4日間に、
「おためしのおすゝめ」
ずっと提案している。

そして29日・30日・31日が、
年末商戦「際の勝負」のとき。

ただし、12月の年末に、
「大安」が2日ある。

大安吉日の大安。

24日のクリスマスイブの日曜日と、
30日の土曜日。

「大安」は「六曜」のひとつ。
「ろくよう」あるいは「りくよう」と読む。

Weekの1週間が7日あるのに対して、
六曜は、6日に分かれる。

先勝⇒友引⇒先負⇒仏滅⇒大安⇒赤口の順。

中国で生まれたが、
日本に伝来したのは、
鎌倉時代末期から室町時代にかけて。

いつ中国で考え出されたか、
いつ日本に伝わったか、
どちらも正確にはわからない。

1800年代初頭の「文化」年間に、
現在の6日になった。

1カ月は30日が基本だから、
それを6日で割って5回転。

それが六曜の考え方だ。

考えてみれば、
1週間7日のほうがむしろ不自然か。
それでも1年を52週に割って、
7日刻みには整合性がある。

①先勝(せんしょう)は、
「先んずれば即ち勝つ」の意味。
「万事、急ぐが良し」。

「午前中は吉、
午後2時から6時までは凶」

②友引(ともびき)は、
「凶事に友を引く」の意味。

「朝は吉、昼は凶、夕は大吉。
ただし葬式を忌む」。

この日に葬式を行うと、
友が冥土に引き寄せられる。

だからほとんどの火葬場は休業。

③先負(せんぶ)は、
「先んずれば即ち負ける」の意味。

「午前中は凶、午後は吉」。

④仏滅(ぶつめつ)は「大凶日」。
現在も普及していて、
この日に結婚式を挙げる人は少ない。

そして⑤大安(たいあん)は、
「大いに安し」の意味。

何事においても吉、
成功しないことはない日。

⑥赤口(しゃっこう)は、
「午の刻のみ吉で、それ以外は凶」。
午は英語でnoon。
午前11時頃から午後1時頃までのこと。

「万事に用いない悪日、
ただし法事、正午だけは良い」。

六曜。面白い。

仏滅の次に大安が来る。

だから今年も、
24日のクリスマスイブが大安だから、
23日の天皇誕生日は仏滅。

30日が大安で、29日は仏滅だ。

それでも商人として、
六曜は覚えておいていいだろう。

さて日経ビジネスオンライン「今日の名言」
11月29日はラリー・フィンク。
ブラックロック会長兼CEO。

「社員が
その仕事や
会社を
嫌っていると

株価が低迷する」

その中でも「極めて良い会社」は、
「社員が感情的に、
会社に帰属意識を持っている」

「単に何かを売るのではなく、
社会的な目的があるんだ
ということを感じて、
その上で会社のために
やっていこうという帰属意識があると、
非常に良い業績を出し、
株価を上げることが分かっています」

株式上場していなくても、
感情的な帰属意識は大事だ。

だから社員持株会社は、
アメリカでも例外なく、
好循環企業となっている。

パブリックス。
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そしてウィンコフーズ。
DSCN8689.JPG7

An Employee Owned Company。DSCN8724.JPG7

私自身は、
「仕事への帰属意識」を持っている。

11月30日の「今日の名言」は、
前川製作所顧問の前川正雄さん。

「跳ぶ」ためのポイントは、
管理型組織を改めることです。

「みんなが面白いと思うことをやる。
労働時間なんて議論していてはダメで、
すごいアイデアは往々にして
夜中に飲みながら思いつくものです」

前川製作所はよく、
「遊んでいるように見える」と言われる。
「それが必要なんです。
仕事と遊びなんて区別できません」

仕事と遊びを区別できないくらい。

社員がそんな帰属意識をもっていると、
いい会社になる。

別にサービス残業を、
奨励しているわけではない。

サム・ウォルトンの10ルール。
一番最初に訴える。
201609010_sam-walton
Commit to your business.
自分の仕事に献身せよ。

12月は、遊びのように、
仕事してみたい。

六曜の「吉」の時だけでも。

①先勝の「午前中は吉」。
②友引の「朝は吉」と「夕は大吉」。
③先負の「午後は吉」。
④仏滅は「大凶」。
⑤大安は「何事においても吉」
⑥赤口は「午の刻のみ吉」

これも遊びです。

〈結城義晴〉

2017年12月01日(金曜日)

月刊商人舎の1年を振り返りつつ[Message]から3本を厳選する

今日から師走。
12月1日。

今年も走り続けました。

故渥美俊一先生の好んだ言葉でいえば、
疾駆しました。

海外研修は13回。

1研修1週間を目安として13週。
1年が52週だから、
ほぼ4分の1を海外研修に、
費やしたことになります。

月刊商人舎も、おかげさまで快調です。
あんまり儲かってはいないけれど。

遡って、特集タイトルを見てみましょう。
商人舎magazineのサイトから、
Monthly商人舎をクリックして、
右下の「バックナンバー一覧」を開く。
すると一覧が出てくる。

11月号特集は、
免税商売に覆われていく日本
2020年!! 1億6000万人のMarketing

10月号特集は、
「中計病」の処方箋
「目標による管理」と「計画・仮説・検証」のすゝめ

このあたりまでは記憶に新しい。

9月号特集は、恒例。
2017US Retail「業態」テキスト
7大業態+Amazonの最新の変容模様を描き出す

この号は「業態」を深掘りしました。
「業態」の概念は重要です。
業態を追求すれば、
商売は全部うまくいく、
なんてことは今や、まったくありません。

しかし、業態を理解できなければ、
フォーマットもわからない。

それに「業態論」に、
一生を捧げる学者もいるくらいで、
商売にとって必須の概念です。

8月号特集は、
「おためし」のおすゝめ!!
試食・試着・試用の経験価値Marketing
201708_coverpage
これは面白かった。
ユニクロの「MY FIRST OUTFIT」
「GU Fitting」や「Memory Mirror」

食品を扱う店にも、
大いに刺激を与えてくれました。

7月号特集は、
「内食・外食」主役のHuge SC Age
イズミとイオンとイーペルと。

この特集の内容は、
世界の商業の大トレンドです。
ほんとうにそう思う。

イズミのLECT、イタリアのイーペル。
もちろんイオン新小松。

すごいSCばかりでした。

6月号特集は、
流通IT革命の透視図
AI、Big Data、IoT…が
Retail Managementを激変させる‼
201706_cover-page
通巻50号でしたが、
最先端のIT革命を掘り下げました。
ハードパンチャーですね、
月刊商人舎は。

この号は、[緊急特別企画]を掲載。
ベニマル新富岡店の「尊厳」

5月号特集は、
旗艦店×改造
六重苦の中ですべての店舗を蘇らせる
「カ・カタ・カタチ」の福音

イオンスタイル碑文谷、
ヤオコー川越南古谷店。
MEGAドン・キホーテ大森山王店
関西スーパー中央店。

ケーススタディもよかったし、
鈴木哲男さんに書いてもらったのは、
「次世代・旗艦店舗改装を斬る!!」

そして4月号特集は、
商品ロス管理×Sustainability
ロス退治・機会損失の戦略と社会ロスのオセロ現象
201704_coverpage-s
社会的にも意義のある特集でした。

3月号特集は、
商品情報Platform
「商品Master/商品Contents」の共有と競争

1WorldSyncのニハット・アーカンさんと、
テレビ対談をした。

そして2月号特集は、
地球イータリー化現象
Global EATALY Phenomenon

まだまだこの現象は進みます。

最後に1月号特集は、
“Declaration of Organics”in Japan
日本オーガニック元年を宣言する!!
201701_coverpage
表紙では「PPAP」をもじった。
パイナップルとアップルとペン。

懐かしい。

毎号、巻頭のMessageを書いてきました。

全部読み直してみると、
それぞれに、いい。

自分でどれが一番いいかと言えば。

[Message of April]
もったいない、ありがたい。
http://magazine.shoninsha.co.jp/wp-content/uploads/2017/04/20170410_tobira_01.jpg
「売れない」のではない。
「売っていない」のだ。
「売り損なっている」のだ。

鈴木敏文さんが言い、
故緒方知行さんが追従(ついしょう)した。
これは機会損失撲滅の本質を突いた。

だからセブン-イレブンは、
加盟店とスーパーバイザーに徹底した。
「売れ筋でロスを出せ!!」

しかし残念ながらこの時代は終わった。
値下げロス・廃棄ロスと機会ロスは、
本来、二律背反の関係にあるからだ。

だから戦略的に、組織的に、
もう1人、もう1品、もう1円の改善。
そしてもう1パーセントの努力。

フィリップ・コトラーが読みきった、
マーケティング1.0は、
製品中心の時代だった。

マーケティング2.0は、
消費者志向の時代で、
売り手市場から買い手市場に移行した。

そしてマーケティング3.0の今は、
価値共創の時代である。
ソーシャルマーケティングの時代である。

「売れない」のではない。
「もったいない」が足りないし、
「ありがたい」が少ないのだ。
〈結城義晴〉

もう一つ上げさせてください。

[Message of October]
リスクを負って計画せよ!
http://magazine.shoninsha.co.jp/wp-content/uploads/2017/10/20171010_cover_10.jpg
今日と昨日は異なる。
そして明日も、今日とは異なる。
どんな計画も、どんな中計も、
この差異を前提としてスタートする。

より良い明日を迎えようと思えば、
昨日、今日との差異を、
意図しなければならない。
違いのある明日をつくらねばならない。

そしてその違いこそ、
新しい価値そのものである。
すなわち経済行為の本質は、
この新たな価値を生み出すことにある。

だが、この新しい価値は、
リスクによってしか生じない。
リスクから生まれる成果こそが、
経済活動の目的である。

だからどんな計画も、
リスクを冒すと決意することから始まる。
リスクを負うことこそ、
計画の本質である。

逆に言えば計画は、
リスクを回避する術(すべ)ではない。
計画はリスクを創造し、
積極的にリスクを引き受けるものだ。

したがって計画は、
願望であるはずはない。
そのうえ計画は、仕事として、
具現化されなければならない。

最善の計画でさえ、
仕事としての実行なしには、
良き意図に過ぎないし、
単なる願望と失望に終わる。
(Inspired by Peter Ferdinand Drucker)

ん~、もう一つだけ。

[Message of August]

「おためしください」
http://magazine.shoninsha.co.jp/wp-content/uploads/2017/08/20170810_cover_05.jpg
「おためしください」
…「では、いただきます」
「はい、喜んで!」

食べものは、
食べてみなければ、
良さがわからない。

だから「おためしください」。
だから、試食・試飲。
So, give it a try!

着るものも、
使うものも、
楽しむものも。

試してみなければ、
モノがもつコトは判明しない。
つまり価値は体験できない。

しかし「おためし」は、
誰のためにするのか。
顧客のためか?

いや、違う。
自分のためだ。
自分たちのためだ。

自分が選んだ商品、
自分たちがつくった商品。
それを顧客に評価してもらう。

その顧客の評価が、
次の商品の選別につながる。
次の商品の開発に結びつく。

しかしそれ以上に、
「おためし」で喜んでもらったら、
うれしいじゃないか。

そのうえ買ってもらったら、
幸せじゃないか。
君は、どうだ?

「おためしください」
…「では、いただきます」
「はい、ありがとう」
〈結城義晴〉

毎月毎月、雑誌の特集テーマを決め、
それを取材し、考察を加える。

実に楽しい。
やりがいのある仕事です。

もっとスタッフがいたら、
もっともっといい特集になる。

どなたか、(株)商人舎の編集に、
参加しませんか?

と、1年を振り返りつつ、
あと1カ月。

疾走しましょう、
疾駆しましょう。

〈結城義晴〉

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結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

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