結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2015年07月21日(火曜日)

東芝「利益至上主義」とドラッカー「利益は明日のためのコスト」

利益至上主義が粉飾を招いた。
しかし本質は組織風土にある。
マネジメントの考え方にある。

株式会社東芝の事件。
その第三者委員会が、
調査報告書をまとめた。

要約版が公表されている。

利益操作は合計1562億円。
期間は6年と半年間。
2008年度から2014年度上半期まで。

「経営判断」によって、
不適切会計処理が行われ、
「経営トップらを含めた組織的な関与」が、
認められた。

この間に代表取締役を務めた三人が、
まず辞任する。

東芝の歴史は、
1875年(明治8年)に始まる。
創業者は、初代田中久重。
「からくり儀右衛門」と呼ばれた発明家。

からくり人形「弓曳童子」や、
和時計「万年自鳴鐘」などを開発し、
東京・銀座に工場を興す。

2代目久重の田中大吉が、
東京・芝浦に工場を移転し、
田中製造所を設立。

その後、大きな発展を遂げ、
重電メーカーの芝浦製作所となる。

一方、一般家庭向け白熱電球で、
市場を独占していたのが、
合資会社白熱舎から発展した東京電気。

1939年(昭和14年)、両者が合併して、
東京芝浦電気として発足。

1984年(昭和59年)に、
株式会社東芝に社名変更している。

歴代社長は歴史に残る名経営者揃い。
1949年(昭和24年)には、
石坂泰三氏が社長就任。
経団連会長を12年務め、
「財界総理」の異名を持つ。

1965年(昭和40年)には、
土光敏夫氏が社長に就任。
ご存知、「ミスター合理化」

この石坂・土光時代は、
日本の高度成長期にあたり、
飛躍的な発展。

しかし、当然ながら、
それには反動が出る。

1976年(昭和51年)に、
岩田弌夫氏が社長の座について、
リストラを開始。

企業の成熟期に入る。

1981年(昭和56年)、
佐波正一が社長就任し、
1999年(平成11年)には、
ゼネラル・エレクトリックから、
シックス・シグマ手法を導入し、
社内カンパニー制を採用。

成熟企業のマネジメントの苦心が伺われる。

そして2005年(平成17年)、
現相談役の西田厚聰氏が社長に就任、
積極経営に転ずる。

大抵の場合、この積極経営が、
功を奏することはない。

そして西田時代から、
不適切会計処理が始まる。

2009年(平成21年)、
現副会長の佐々木則夫氏が、
社長に就任。

リーマン・ショック、東日本大震災。
大きな環境変化と、
家電商品の国際的コモディティ化現象。

売上高は伸ばせない。
経営トップたちは、
歴代の名経営者を意識するはずもないのに、
目先の利益にこだわる。
その結果、不適切な処理が、
全社に広がっていった。

2013年(平成25年)には、
現任の田中久雄氏が社長に就任し、
今回の不適切会計処理露見に至る。

調査報告書は第6章「原因論まとめ」で、
直接的な原因を7つ指摘する。

1.経営トップらを含む
全組織的な関与であった。

2.「見かけ上の当期利益の嵩上げ」を、
目的としていた。
これはコーポレート経営トップ、
さらに社内カンパニーのトップらが、
その目的を有していた事実として、
明らかになった。

3.当期利益至上主義と
目標必達のプレッシャー。

「チャレンジ」と称して、
過大な収益改善の目標値が示され、
その目標達成を強く迫られる。

業績不振のカンパニーに対しては、
収益が改善しなければ、
事業からの撤退を示唆することもあった。

「チャレンジ」のほとんどは、
長期的な視点から設定されるものではなく、
当期または当四半期における利益を最大化する
という観点から設定される目標達成値であった。

4.上司の意向に逆らうことができないという
企業風土があった。

上意下達が厳しい東芝の企業体質が、
「ルールに基づく会計処理よりも、
上司の承認を得られなければ実行できない
という事実上のルールが存在した」

5.経営者における適切な会計処理に向けての
意識または知識の欠如。

信じられないことだが、事実だ。

6.東芝における会計処理基準、
またはその運用に問題があった。

これも驚くべき事実。

7.不適切な会計処理が、
外部からは発見しにくい巧妙な形で
行われていた。

第8章「最後に」で、
第三者委員会はコメントする。
「東芝の多くの役職員にヒアリングを実施したが、
おしなべて、真面目にかつ真摯に
業務に取り組んでいることが窺われた」

全員が真面目で真摯。

実はこれが恐ろしい。

「集団思考」に陥りやすい体質を示すからだ。

利益至上主義と集団思考。
これが東芝粉飾事件の本質だ。

石坂さんや、土光さんが、
生き返って建て直しに取り組むしか、
道はないのかもしれない。

さて、私は午前中、
商人舎magazineのWeb会議。
今回も充実の提案ばかり。

そしてランチは魚盛。
食後に写真。
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右からWebコンサルタント猪股信吾さん、
プラージュのSE谷ツ田一成さん、
facebookコンサルタントでもある内田憲一郎さん。
不動産仲介企業の若き社長。

いつも、ありがとう。

その後、東京・小平へ。
第一屋製パン㈱の営業部門への講義。
関東・関西からほぼ全員が参集。

私の講義は3時半から110分ほど。
その後、質疑応答などして、
6時に終了。

それから懇親会。

現場の報告や意見を、
それぞれから聞いて、
さらに質問に答えた。

考えることが多かった。

ドキドキ・ワクワクする仕事をしようよ。
そんな職場にしようよ。
そんな会社にしようよ。

ピーター・ドラッカー教授は指摘している。
「利益は目的や動機ではない。
事業を継続・発展させる
明日のためのコストである」

「企業人自身が利益について
基本的なことを知らない」
ドラッカーはまるで、
東芝の「チャレンジ」の場面に、
同席していたかのようだ。

「そのため彼らが互いに話していることや、
一般に向かって話していることが、
企業の本来とるべき行動を妨げ、
一般の理解を妨げる結果となっている」
東芝の事実上の粉飾の原因は、
ここにあった。

「利益に関して最も基本的な事実は、
そのようなものは存在しないということである。
存在するのはコストだけである」
1994年刊『すでに起こった未来』〈上田惇生訳〉より)

〈結城義晴〉

2015年07月20日(月曜日)

海の日・梅雨明け、「立地に合わせた店づくり」

Everybody! Good Monday!
[2015vol29]

今年も第30週。
7月は後半の2週間に突入。

weekly商人舎の日替わり連載。
月曜朝一・2週間販促企画。

今日は「海の日」。
国民の祝日。

全英オープンゴルフ開催中。
The Open。
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今夏の会場はセントアンドリュース。
スコットランド。

私も、一度だけ、
ここでプレーしたことがある。

今回は悪天候のため、
日程が1日順延されて、
マンデー・フィニッシュ。
つまり月曜日に最終日。
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イギリスでは日本時間の今夜。
海の日の祭日は、
ゴルフ・ファンにはとくに、
ありがたいご褒美か。

三連休の最終日の昨日は、
関東甲信地方が梅雨明け。
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今日には、中・四国、近畿、東海で、
一斉に梅雨明け宣言。

何もかも美しく見え梅雨明くる
〈朝日俳壇より 横浜市・込宮正一〉

これは昼の部の句。
夜の部はこの一句。
満天の星磨き上げ梅雨明けし
〈同 鹿児島市・青野迦葉〉

暑いあつい梅雨明けだが、
夜は涼しい。

そして、気持ちの持ちようで、
すがすがしい人生を送ることができる。

一生涯我がまま気まま冷奴
〈同 伊賀市・福沢義男〉

冷奴には、そんな、
のびやかな自由さがある。

大切な商品だ。

俳人はきっと、
木綿豆腐の冷奴が好みに違いない。
そんな想像をさせてくれる句だ。

今週の私のスケジュールは、
比較的のんびりしている。

明日は午前中に、
商人舎MagazineのWeb会議。

午後は、第一屋製パンの営業マン会議。
私はマーケティングの講義をする。

明後日からは、
月刊『商人舎』8月号の原稿書き。

これも実に楽しい仕事だ。
内容は、秘密。

楽しみにしておいてください。

さて、一昨日の日経新聞に、
気になる記事。
「Jフロント旗艦店刷新」
サブタイトルが重要で、
「立地にあわせ店づくり」

当たり前のように見えて、
それがなかなかできない。

同社は大丸心斎橋店南館を、
インバウンド向けに改装する。
「関西を訪れる訪日外国人の消費取り込みが
激化しているからだ」

一方、東京の松坂屋上野店南館。
こちらは核テナントとしてパルコを入れる。
23階建ての建物の地上1~6階。
さらにシネマコンプレックスを導入。

松坂屋銀座店は2013年6月に閉店。
この跡地には、百貨店を出店しない。
「商業施設として再出発したほうが、
収益性が高まると判断」

Jフロントは、
「マルチリテーラー」を、
標榜している。

これはマルチ・フォーマットそのもの。

そしてこのブログで何度も書いているが、
衰退業態は立地が限定される。
百貨店は典型的な衰退業態だが、
まともな百貨店を続けることができる店は限られている。

だからJフロントは、マルチに展開する。
訪日外国人をターゲティングした店、
ファッションビルへの特化とシネコンの導入、
ショッピングセンター運営。

商圏内の競争状況を冷静に判断する。
マーケット・リーダーか、
マーケット・チャレンジャーか。
それならば業態内イノベーションを目指す。

マーケット・フォロワーならば、
異なるビジネスに転換する。

あるいはマーケット・ニッチャーを狙う。

百貨店という名称ながら、
何でも売る店から脱して、
顧客をターゲティングし、
ポジショニングする。

つまりSTPマーケティング。

百貨店ではもう、
当たり前の戦略だろう。

総合スーパーも、だんだん、
同じような業態になりつつある。

やがてスーパーマーケットも、
そうなるに違いない。

アメリカのクローガー、
セーフウェイ・アルバートソン、
そしてアホールドUSA、
デレーズ・アメリカなどを、
じっくり見ていると、それがよくわかる。

今週も、
自分の目で見て、
自分の耳で聞いて、
自分で考える。

では、みなさん。
Good Monday!

〈結城義晴〉

 

2015年07月19日(日曜日)

ジジの腎臓病[日曜版2015vol29]

ジジです。
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ボクはフクロがすきです。
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せまいところ。

ハコもすきです。

でも、なんだか、
へんです。
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ドアがしめられて、
おとうさんにつかまった。

これにいれられた。
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せますぎる~。
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そしてクルマで、はこばれた。
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それからビョーインに、
あずけられて・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

ちょっと、はずかしい。
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すこし、さむいし。
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しずかにしています。
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こんなふうになりました。
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なんと、いうか。
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まあ、クールビズなんですが。
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梅雨もあけたし。
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気分をかえましょう、
と、いうことで。
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からだは、かるいし。
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クビのあたりも、
すっきり。
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ほっぺたは、
ふっくら。
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いかがです?
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あたまでっかち。
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ほんとうはボク、
こんなすがたなんです。
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あ~ん。
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口のなかまで、
みせちゃった。
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あ~あ。
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そして、お医者さんから、
だいじなことをいわれた。
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ボクはビョーキです。
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だからクスリ、
のまなければならない。
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クスリはこれ。
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ジンゾウがわるい。

それから、これ。
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クスリのかけらを、
すりつぶしてもらう。
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それをシーバにまぜて、
たべます。
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味は、あんまり、
かわりません。
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でも、きちんと、
クスリをのんで、
からだをたいせつにします。
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おとうさんも、からだ、
たいせつにしてください。

ボクたち、
いっしょですね。
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よろしく。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2015年07月18日(土曜日)

GEジェフ・イメルト「本業は新製造業」と小売業「オムニチャネル」

今日から三連休。
私も本当に久しぶりに休暇。

まだ時差ボケが治らないので、
朝、4時ごろまで起きていて、
そのあと、ゆっくり、
正午くらいまで寝た。

そうすると、あっという間に、
夕方がやってくる。
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夕焼けが美しい。
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さて、GEのジェフリー・イメルト。
ゼネラル・エレクトリックCEO。
日経新聞のインタビューに答えて、
『真相深層』に登場。

2014Fortune500では、
世界で27番目の規模の会社。
年商1462億3100万ドル。
1ドル120円換算で17兆5477億円。
ただし前年比マイナス0.4%。
純利益は130億5700万ドル。
1兆5668億円で、マイナス4.3%。

日経新聞もインタビューを載せるとき、
このくらいのデータは加えてほしいところ。

ちなみに今や世界最大の家電製造業は
韓国のサムソン電子。
世界13位の企業で年商2089億3800万ドル。
純利益は272億4500万ドル。
年商は17.0%、利益は32.4%の伸び。
ただしこの後の2015年度決算で、
サムソンは大打撃を受けている。

日本最大の家電を中心にした企業は、
日立製作所。
世界ランクでは78位、日本企業ランクで7位。
年商は959億8800万ドルで、
前年比マイナス11.8%。
純利益26億4500万ドル。
利益は25.3%の伸びだが、
その額はサムソンの10分の1。

日本第2位の家電企業はソニーで、
世界105位、日本8位。
年商775億3200万ドルで、マイナス5.3%、
純利益は赤字12億8100万ドルで、
前年比なんとマイナス347.3%。

その次の第3位の家電企業は、
世界106位、日本9位のパナソニック。
年商772億2600万ドルでマイナス12.2%、
純利益12億0200万ドルで前年と変わらず。

そして日本第4位が、東芝。
世界145位で日本企業として15位。
年商649億0800万ドル、マイナス7.1%、
純利益5億0700万ドルで、マイナス45.7%。
東芝は再生できるかも疑わしい。

日立がかすかに利益を確保しているが、
他は揃って国際競争力を喪失している。

ジェフ・イメルトは、
中興の祖ジャック・ウェルチの後継CEOで、
2001年9月、同社9代目トップとなった。
ちなみに初代はトーマス・エジソン。
21世紀に入ったばかりのころに、
45歳で就任して話題になった。
しかし現在、イメルトは59歳。

「コモディティ・ヘル」(コモディティ地獄)
イメルトの有名な言葉だが、
コモディティ化した家電事業を売却決定。
ピーター・ドラッカー教授に指導された、
「ドキドキ・ワクワク」できなくなった事業を止め、
ウェルチ以来の伝統「選択と集中」に邁進する。

世界の家電産業を見ると、
それは納得できる。

そのうえ今年4月には、
利益頭の金融ビジネスから撤退。
中核ビジネスの製造業分野で、
一大改革に取り組む。

金融分野からの撤退の理由は、
やはりリーマンショックや金融危機にある。
「金融事業を取り巻く環境が劇的に変化し、
適切なROIを上げる能力が急速に衰えた」

「一方、GEが強みを持つ産業分野で
投資機会が際限なく広がってきた。
金融から引き揚げ、
航空機エンジンや発電機など
産業分野に再配分すれば
GEの競争力を強化できると考えた」

ROIはReturn On Investment、

投下資本利益率。

やはり事業分野を、
「選択し集中する」のがGEの基本。

しかし過去にない大改革。
GEの金融事業の総資産は約3500億ドル。
そのうちの約2500億ドルが売却予定。
約30兆円となる。

「心情的にはつらい決断だった。
従業員にとって厳しかったと思う。
しかし、世界は変わった」

この世界観が重要だ。

「アメリカの金融当局は、
我々に銀行になってほしかったが、
我々は銀行になるつもりはない」
選択と集中の真ん中に、
自分は「何屋か」がある。

GEはエジソン以来、「製造業」なのだ。
しかし新しい製造業にならねばならない。
「過去20年間、デジタル革命は主に、
消費者向けインターネットの分野が
牽引してきた」
アマゾン・ドット・コムやグーグル、
facebook、ツイッターなどなど。

しかし今後10~20年は違う。
「産業の世界に
デジタル化による変革の波が
本格的に訪れる」

だからイメルトが目指すのは、
「デジタル化によって、
強みを発揮する産業分野の、
『能力の拡張』と『生産性の向上』」

それをGEでは、
「インダストリアル・インターネット」と呼ぶ。

つまり、
「産業機器をネットワークで結ぶことで、
資産効率を高めることができる」

同じ考え方を、
ドイツでは「インダストリー4.0」、
中国では「インターネット・プラス」と称する。

GE「インダストリアル・インターネット」は、
「スタート時点でリーダーだが、
成功は保証されていない。
スピードが重要だ」

最後に新しい製造業たるGEを定義する。
それは「接続産業企業」。
Connected Industrial Company。

「リアルとデジタルの交差点に立って
デジタル化と同時に
製造業をさらに進化させ、
新たな時代で勝利する」

そしてそれは、
「モノのインターネット化」を促進させる。
Internet of Thingsで「IoT」と略される。

日本版ハーバード・ビジネス・レビューが、
今年4月号で特集した。
「IoTの衝撃」

これまでインターネットは、
主にIT関連機器に接続されていた。
パソコン、スマホ、タブレット、
さらにサーバー、プリンターなどなど。

しかしそれ以外の様々な「モノ」を接続する。
まず、デジタル情報家電を、
イ ンターネットに接続する流れが始まった。
テレビ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、
デジタルオーディオプレーヤーなどなど。

さらに映像、音楽、音声、写真、文字情報なども、
デジタル化されインターネットを介して、
伝達されている。

その延長線上。
あらゆる「Things」が、
インターネットに接続されて、
コミュニケーションの情報伝送路に変化する。

「世界は変わった」

「産業の世界に
デジタル化による変革の波が
本格的に訪れる」

その中でGEは、
「新しい製造業」となる。
そして「接続産業企業」となる。

このジェフ・イメルトの時代観は、
小売業の「オムニチャネル化」と、
同期している。

〈結城義晴〉

2015年07月17日(金曜日)

安倍晋三の「首相の義務」と芥川賞・又吉直樹の「品のよい小説」

目が覚めたら、霧雨。
軽井沢プリンスホテルのコテージ。
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目の前に池がある。
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朝食は明るいビュッフェ。
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台風11号が四国に上陸し、
瀬戸内海を抜けて北上、
岡山に入った。

軽井沢も1日中、雨。

しかし午後2時過ぎには、
雨も上がって、
かすかに晴れ間が見えた。
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アウトレットモールは、
それでも顧客を集めている。DSCN6560-5
涼しい一日だった。

アメリカから帰国したのが1週間前。
それから立教・結城ゼミOB会合宿、
商人舎ミドルマネジメント研修会。

ぶっ続けで動き回った。

一日、リラックスしてゴルフ。
ありがたい。

さて、安全保障関連法案。
衆議院本会議で可決された。

一方、新国立競技場問題。
2020年オリンピックのメイン会場。

安倍晋三首相がまさかの発言。
「現在の計画を白紙に戻し、
ゼロベースで計画を見直す、
そう決断いたしました」

私は別に自民党支持ではないけれど、
安倍首相には是非とも、
長期政権を堅持して、
日本国の改革に、
腰を据えて取り組んでほしいと思っていた。

そこにほころびが出始めた観がある。

祖父・岸信介に倣って、
「安保問題をさらに進めた首相」。
自分をそう位置づけて、満足する。

そんな現首相の気分が見え隠れする。

それは本格的長期政権とは、
異なるものだし、
国民にとって望ましいことではない。

安全保障関連法案に対しては、
「残念ながら国民の理解が
進んでいる状況ではない」
自身でそう、述懐した。

今回の法案の是非は別として、
この発言をしたからには、
首相としてはこれから、
国民の理解を得る義務がある。

清水信次さんの言葉。
「岸先生はずっと、
あの時は急ぎ過ぎた、
と反省していた」
60年安保の後の岸信介の発言。

安倍晋三の急ぎ過ぎ――
歴史は繰り返すのか。

会社の経営を見れば、
一目瞭然。
トップマネジメントは、
長期政権を築かねばならない。

そうしなければ、
根本的な改革は何一つできない。

さて、第153回芥川賞。
又吉直樹が「火花」で受賞。
又吉は吉本興業所属の芸人で、
お笑いコンビ「ピース」のボケ役。

今年3月31日から、
『ほぼ日刊イトイ新聞』に、
10回の連載が掲載された。
又吉直樹+糸井重里。
「好きやから」で、やってます。

『文學界』の小説を読んだ糸井が、
又吉と話したくなって実現。

聞き手の糸井が、
語り手以上に語っているのが、
実に不思議な感じがする。

糸井は妙に緊張している。
吉本隆明や谷川俊太郎との
対談のときよりも。

糸井は又吉の小説を評価する。
「又吉さんの小説は、
下手に使うと嫌な言葉なんだけど、
『品がよかった』んです。
つまり『俺ってすごいやろ』というのを言わないで、
ちゃんと静かにしていられるんですね」

「品のよい小説」

お笑い芸人だけれど、
「品のよい小説家」

何でも店や商品に引っ張ってくるのが、
私の欠点だが、
「品のよい店」
「品のよい商品」
これがだいすきだ。

そして「品のよい商人」も。

対談は面白い。
読んでみてください。
もちろん小説も。

芸人の小説家・又吉直樹。
35歳。

安倍晋三よりも、
大人かもしれない。

〈結城義晴〉

2015年07月16日(木曜日)

台風11号上陸直前とミドルマネジメント研修会最終日

台風11号が日本列島に接近。
高知県南 の海上を北上。
紀伊半島の一部は暴風域に巻き込まれた。

四国を中心とする 太平洋側に、
上陸する見込み。

サニーマート、サンシャインチェーン、
キョーエイ、フジ、セブンスター、
そしてマルナカもマルヨシセンターも、
みんな頑張って欲しい。

社会のインフラ産業であることを、
十二分に意識して対処して欲しい。

もちろん四国だけでなく、
九州や関西、広く見れば中部、関東まで、
台風対策は怠りなく。

さて、商人舎ミドルマネジメント研修会最終日。
14日火曜から今日16日までの2泊3日。
あっという間の3日目だ。

今朝も、8時15分から、
理解度テストが実施された。
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昨夜遅くまで多くの受講生が
自ら復習していた。
24時に自習室が閉鎖されると、
エレベーターホールの明かりの下で
テキストを広げていた人もいた。
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学んだことを、どれだけ理解できているか。DSCN6465-1

それを自分自身が、テストを受けることで、
改めて認識できる。
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計数も出題される。
ぱちぱちと電卓の音。
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おそらく、学校を卒業してから
こんなに勉強をする機会はなかっただろう。DSCN6473-1

ミドルマネジメントたちが、
背中を丸めて真剣に問題に取り組む。
学ぶ姿は美しい。
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30分間の勝負に、
全力を傾ける。
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そして終了。
意外に静かにその時間を迎えた。
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充実感か。
皆の健闘をほめたたえよう。

3日目の講義は、高野保男さん。
タクト企画代表。
テーマは「作業システムとLSP」DSCN6494-1

高野さんはレイバースケジューリングプロブラムの
超売れっ子コンサルタント。DSCN6515-1

全国のスーパーマーケットから声がかかり、
作業改善の実務指導を行っている。
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サミットでLSPを構築し、
世界にも誇れる作業システムを完成させた。
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人時生産性を高めるために、
いかに、作業のムリ、ムダ、ムラをなくすか。
それを豊富なスライドで次々に解説してくれた。
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ミドルマネジメントにとって、
高野さんの作業システム改善の考え方は
必須だ。

高野さんとは、近々、ある企業に、
押しかけセミナーをすることを約束した。  DSCN6517-1
その企業の皆さん、よろしく。

次に、上田惇生先生がビデオで、
サプライズ登場。

ご存じ、ピーター・ドラッカー先生の、
翻訳第一人者。DSCN6519-1

商人舎ミドルマネジメント研修会では毎回、
ドラッカーの神髄を語っていただいた。

しかし、上田先生は春先に病に伏した。
今回は、静養に徹していただき、休講。
そこでビデオメッセージを寄せてくれた。DSCN6521-1

 

上田先生は、お元気そうだ。
なにより、5cmはあろうかと思える
ドラッカーの原書の翻訳にとりかかっている。DSCN6524-1

受講生たちには、うれしいメッセージだったろう。

その上田先生が、
ご自身の代わりに推薦してくれたのが、
井坂康志さん。
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ドラッカー学会事務局長。CIMG5583-1

ドラッカーの生前に最後に会った日本人。
その様子を交えながら、
ドラッカーのマネジメントを語ってくれた。
CIMG5604-2

そして井坂さんにも、
上田先生同様に、
受講生から質問が飛んだ。

真っ先に手を挙げたカスミの箱田直美さん。
CIMG5616-1

井坂さんは、丁寧に、
一つひとつ言葉を選びながら、
答えてくれた。
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関西スーパーマーケットの宵圭祐さん。CIMG5628-1

フジの家髙大幸さん。
CIMG5632-1

皆、グッドクエッションだったし、
井坂さんもグッドアンサーだった。

そして最終総括講義は
結城義晴。
DSCN6539-1

ミドルマネジメント研修会は
脱グライダー人間の育成を掲げる。DSCN6543-1

実務家の学習とは、
テキストを記憶することでなく、
本質を知り、自ら考えて行動すること。
そんな中堅幹部をめざしてほしい。 CIMG5643-1

それが店を変え、
会社を変え、
社会を変える。
CIMG5657-1

イノベーションを起こしてほしい。
最後のメッセージを贈った。CIMG5663-1

3日間17講座の締めくくりは、
この言葉。CIMG5667-1

[祈り]
変わるものを、変えられる勇気を、
変わらぬものを、受け入れる心の静けさを、
それらを見分ける英知を
お与えください。
(ラインホールド・ニーバー)

大きな拍手に感謝。
DSCN6547-5

3日間のご清聴に感謝。
CIMG5670-1

台風で雨脚が強まる中、
受講生を見送った。
CIMG5673-1

ホテルの前の千歳川は、
ますます勢いを増してきた。CIMG5677-1

私もすぐに東京に向かった。
DSCN6552ー5
それから北陸新幹線に乗り換えて、
今日は、軽井沢まで。

大型の強い台風11号。
日本列島に被害をもたらし、
今週中に日本海に抜ける予報。

「最悪を覚悟して、
最善を尽くす」

いつもいつも、
この心境でありたい。

〈結城義晴〉

2015年07月15日(水曜日)

安全保障関連法案可決と商人舎ミドルマネジメント研修会2日目

北海道上空の低気圧に向けて、
日本列島南側から暖気が吹き込む。

群馬県館林市は39.3度。
㈱とりせん本部がある都市。

私たちは、湯河原の合宿。
お蔭さまで暑さとは無縁の環境。

ありがたい。

衆議院平和安全法制特別委員会。
安全保障関連法案は、
与党賛成多数で可決。

野党三党は採決を拒否し、与党の単独採決。
明日、衆院本会議での可決・通過の見込み。

その後、参議院に送られるが、
今国会の会期末は9月27日。

万一、参議院で可決できなくとも、
憲法の「60日ルール」によって、
今国会の会期内で成立することは、
確実になった。

安倍晋三首相。
「国際情勢が大きく変わっている中で
今のままで国民を守っていけるのか。
切れ目のない対応を可能とする
今回の平和安全法制が必要だ」

さらに認めた。
「残念ながら国民の理解が
進んでいる状況ではない」

岸信介首相時代の60年安保ほどではないが、
同じような構図になってきた。

もちろん岸は安陪首相の祖父。

清水信次さん。
日本小売業協会会長、
日本チェーンストア協会会長、
生団連会長、
そしてライフコーポレーション会長。

故岸信介氏とは長い親交があった。
「岸先生はずっと、
あの時は急ぎ過ぎた、
と反省していた」

安倍晋三、いささか、
急ぎ過ぎの観あり。

歴代政権は、自民党のそれも含めて、
憲法9条によって集団的自衛権は、
禁じられていると解釈してきた。

その行使を認め、
日本の安全保障政策は、
大きな転換をすることになる。

国家の安全保障と、
国民の生活向上。

いつも私たちは、
このことを念頭におかねばならないが、
安倍晋三、拙速すぎる。

さて、ミドルマネジメント研修会、
第7回目の2日目。
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台風の気配もないいい天気。
そして山々の緑。

今日も暑くなりそうだ。
DSCN6239-1

千歳川の流れは、
勢いを増している。
DSCN6238-1

そんな湯河原の朝8時。

会場には全員が着席し、
昨日の講義の復習に余念がない。DSCN6132-1

 

なぜなら今朝は第1回目の理解度テスト。
いよいよ試験用紙が配られる。DSCN6133-1

 

そして8時15分、
テストがスタート。
DSCN6134-1

鉛筆の音が、
サラサラと会場に響き渡る。DSCN6135-1

受講生は昨夜、遅くまで復習をしていた。

その成果を答案用紙にぶつけてほしい。
DSCN6137-1

皆、真剣に向き合う。
DSCN6139-1
この濃密な時間に、
自分自身の中に、
新しい発見があったりする。

それこそ大切なことだ。

その様子を見守る。
DSCN6145-1

〇×式や選択式ではない。
7問の記述式の設問。
学んだことを自分の言葉で表現する。
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30分はあっという間。
闘い終えた受講生たち。

ほっとした顔や、しまった、という顔。
DSCN6152-2

誰もがよく頑張った。
まずは、お疲れ様。

そして、今日の講義のスタート。
第1講義は、私の
「ナレッジマネジャーのためのマネジメント」
DSCN6156-1

講義は1時間。
DSCN6158-1

顧客満足と従業員満足。
世界中の優秀小売業は、
このCSとESを最重視する経営を志向している。
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ウォルマートもクローガーも、
ホールフーズもウェグマンズも、
CSとESの経営を目指している。
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その重要性を解説しつつ、
ミドルマネジメントとして、
現場で実現すべきことを講義した。
DSCN6167-1

ミドルマネジメントにはそのことを、
自分自身の店で、自分の部署、自分の現場で、
実現させてほしい。
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真剣に聞き入る受講生の顔を見ていると、
話しにも力が入る。
DSCN6173-1

朝から、結城義晴渾身の講義。
ご清聴に感謝。

続いて、白部和孝さんの
「計数の基礎と応用」の3講座。
DSCN6244-1

白部さんは今や、
「計数管理」の第一人者。
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川崎進一、藪下雅治を継ぐ存在。

現場で活用できる、
実践的な計数管理の考え方と手法を、
わかりやすく講義してくれる。
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実際に電卓をたたき、
設問を解かせる。
それを一人一人、見て回り、
具体的に指導する。
DSCN6259-1 そ

受講生は、マイクをバトンリレーし、
設問に答えていく。

これが白部流実践指導法。
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2時間の講義が終わると、昼食。
頭を使うと、食欲もわく。
DSCN6294-1

昼食休憩の後は、
ふたたび、白部さんの講義。
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最後まで懇切丁寧な指導だった。
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その白部さんの講義が終わると、
受講生たちから感謝の拍手。
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白部先生と写真。
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ありがとうございました。

そして今日の後半は、結城義晴が担当。
午後2時半から夜8時までの長丁場。
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ミドルマネジメントにとって必須のテーマ。
キャッシュフロー経営の有用性、
世界のマネジメントの歴史的転換、
日本チェーンストア産業が陥ったマネジメントの弊害、
そしてドラッカーからミンツバーグまで、
現代マネジメントの焦点問題を語りきった。
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ドラッカーのマネジメント手法を語るころには、
声も枯れてきた。
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最後は、スライドを見てもらいながら、
チームマネジメントのケーススタディ。
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ウェグマンズとホールフーズ、
そのチームマネジメントの考え方。
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店舗のスライドを見せると、
皆、目がキラキラと輝きだす。

一見は百聞にしかず。
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午後2時半から夜の8時まで。
全身全霊の講義。

2日目の講義も無事終了。

そして2日目の夕食。
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会話も弾んで、1日の疲れを癒す。
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皆の元気な顔を紹介しよう。
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疲れた顔、元気な顔。
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まじめな顔、ひょうきんなしぐさ。
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派遣いただいた企業の皆さん。
全員が、頑張っていますよ。
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第7回目の今回は、
女性の受講者が7名、
これまでで最多。

それでもまだまだ少ない。
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ミドルマネジメント研修会にも
ダイバーシティの考え方が必要か。
DSCN6448-1

澄ました顔、食べることに専念する人。
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こちらも食欲が勝っている。
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平和堂の面々は、
カメラ慣れしていて、動じない。
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楽しい夕食を終えると、
ふたたび会場に戻り
明日の理解度テストのための学習。

もちろん自室で復習している受講生もいる。

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自習室の瑞雲の間では、
たった一人で集中して学習。
それもよし。
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2日目の夜も、こうして更けていく。

台風11号は日本中に激しく雨を降らせ、
国会では安全保障関連法案が通過する。

その中で私たちは、
自ら、社会貢献するための、
脱グライダー商人を目指して、
研修を続ける。
(つづきます)

〈結城義晴〉

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