結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2023年02月12日(日曜日)

サンフランシスコからの帰国と「思考に気をつけなさい」

2023年2月10日午前9時。
アメリカ合衆国カリフォルニア州。
サンフランシスコ国際空港。
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美しいサンフランシスコ。
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お別れして、日本に帰国する。IMG_19263

2020年1月20日以来、
本当にちょうど3年ぶりくらいの米国だった。

そのときもロピアのニューヨーク研修だった。IMG_4910-1-448x323

最終日の自由行動の時には、
ブロードウェイのミュージカルを見た。

「ハミルトン」
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タイムズスクエアで、
Go! Go! ポーズ。
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コロナ禍の間に、
このポーズもすっかり忘れてしまった。

バッテリーパークでの「エイ! エイ! オー!!」??????????

それから3年。

研修の地をサンフランシスコに変えた。

コロナは時間を早めた。
ロシアのウクライナ侵攻も起こった。
1年が経過してまだ終わらない。

円安とインフレが進んだ。

アメリカは大きく変わった。
それを知った、学んだ。

「来た、見た、勝った」
Veni,vidi,vici.

浅野秀二先生。
ありがとうございました。
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団長の福島道夫さん。
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心から、ありがとう。
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高木勇輔ロピア社長も入って、
揃い踏み。
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そして「Love Love Lopia♪」ポーズ。IMG_19313

揃えて、ポーズ。
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JAL057便。
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東京・成田行き、12時25分発。
「Mask Required in Cabin」
〈客室ではマスクが必要〉
日本はまだ変わらない。IMG_10855

サンフランシスコは青い空と白い雲。IMG_10872

飛び立つと、
真下にサンフランシスコ・ベイ。 IMG_10883

街が雲に覆われている。
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サンフランシスコの太平洋岸。IMG_10923

機体は航路を整えた。IMG_10943

そして広いひろい太平洋は、
ずっと雲の下にあった。IMG_10953
この研修会の最後に、
バスの中で講義をする。
その最後のメッセージを思い出した。

「マザー・テレサの5つのことば」

Be careful of your thoughts,
for your thoughts become your words.
思考に気をつけなさい、
それはいつか言葉になるから。

Be careful of your words,
for your words become your deeds.
言葉に気をつけなさい、
それはいつか行動になるから。

Be careful of your deeds,
for your deeds become your habits.
行動に気をつけなさい、
それはいつか習慣になるから。

Be careful of your habits,
for your habits become your character.
習慣に気をつけなさい、
それはいつか性格になるから。

Be careful of your character,
for your character becomes your destiny.
性格に気をつけなさい、
それはいつか運命になるから。

「思考は言葉になり、
言葉は行動になり、
行動は習慣になる。
習慣は性格になり、
その性格は運命になる」

ものの考え方は、
運命を決定づける。

人間は4つの要素からできている。
第一にPersonality[個性]
第二にPreference[好み・嗜好]
第三にBehaviors[[行動・態度]
第四にPerception[認識・物の見方]

このうち、
第一のPersonalityと、
第二のPreferenceは、
変えられない。
変える必要もない。

第三のBehaviorsと、
第四のPerceptionは、
変えられる。

そしてとくに第三の行動・態度は、
すぐにでも変えられる。

だからまず、
行動を変えよう、
態度を変えよう。

自分が変わらねば、
仲間を変えることは出来ない。
自分が変わらねば、
職場を変えることはできない。

自分が変わらねば、
売場を変えることはできない。
自分が変わらねば、
店を変えることは出来ない。

自分が変わらねば、
会社を変えることは出来ない。
自分が変わらねば、
社会を変えることは出来ない。

そう、自ら、変われ。
正しく、変われ。
人に強要されることはない。

11時間後、太平洋はどんよりしていた。
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日本の海岸線と夕日が見えた。IMG_11023

日本の夕日である。IMG_11043
帰ってきた。

最後の最後に、
ライン・ホールドニーバーの「祈り」を捧げる。

変わるものを、
変えられる勇気を、
変わらぬものを、
受け入れる心の静けさを、
それらを見分ける英知を、
お与えください。

16日間のご愛読を感謝したい。
ありがとう。

〈結城義晴〉

[追伸]
商人舎主催の米国研修は、
5月9日~15日に開催。
ベーシックコース in Las Vegas。
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募集中、ご参加、ご派遣のご検討を。

2023年02月11日(土曜日)

16日間サンフランシスコ研修帰国前夜の「ローストビーフ」

建国記念の日。
帰国しました。

1月27日に日本を発って、
16日間。

㈱ロピアの米国研修団。
第1班から第4班まで。

それぞれは機中泊を含めて3泊5日。

最後の第4班が、
サンフランシスコ国際空港で、
「ラブ・ラブ・ロピア♪」ポーズ。IMG_19343
私は福島道夫団長とともに、
全工程をコーディネートした。
浅野秀二現地コーディネーターが、
手厚くフォローしてくれた。

ありがとうございました。

前日の現地2月10日。
午後2時から自由行動にした。

各自、それぞれに、思う存分、
サンフランシスコを楽しんだ。

私たちはホテルに戻って、
後片付けをした。

今回の研修会では、
懇親のために続き部屋を借りていた。

そこには酒やドリンク、
さまざまな食材が購入され、
ストックされていた。

日本で買ってきた調味料、
現地で購入した調味料、
そして様々な調理道具など。
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所狭しと並んでいた。IMG_10413
2部屋の冷蔵庫には、
ブロック肉や野菜、冷凍食品などが、
これまた満載されていた。

トレーダー・ジョーの冷食は、
団員たちがここで試食した。

ホールフーズやナゲット、
バークレーボウルの商品などを、
ここで調理して食べた。

高価なワインも各店から買い込んで、
それを飲ませた。

すべて福島団長のポケットマネー。
学ばせたいという誠意からのものだ。IMG_10423

それらの残りを全部運びだした。IMG_10453

浅野コーディネーターと、
ドライバーの水戸さんに差し上げた。
そのためにバスに運んだ。IMG_10473

水戸さんは大喜び。IMG_10512

運び終わって記念写真。IMG_19003
アメリカにやって来て、
商品を買って、食べる、飲む。

それがアメリカを知ることだ。
福島さん自身がそれを繰り返してきた。

それをロピアの社員たちに経験させる。
この教育法は正しいと思う。

考えても、
なかなか実行できないことだ。

最後の晩は、
ハウス・オブ・プライム・リブ。IMG_10563

1949年の創業。
ホリデーインゴールデンゲートウェイの近く。
バンネス通り沿いの店。
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ディナーの時間帯の店内は、
いつも込んでいて熱気ムンムン。
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皮表紙のメニューブック。
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イラスト入りでわかりやすいメニュー。IMG_10583

パンにはナイフが刺さっている。
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そしてサラダ。
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ボールの中で和えてくれる。
これはローリーズと同じ。
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このサラダが絶品。

そしてローストビーフ。
プライムのグレード、
部位はリブ、
調理法はローストビーフ。

だからプライムリブのローストビーフ。
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シェフが切り分けてくれる。
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出てきました。
岩塩で焼いたローストビーフ。
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付け合わせは、
クリーミーほうれん草と、
ヨークシャープディング。

ステーキにするよりも、
ローストビーフのほうが、
量を食べることができる。

もちろん絶品。

さらにデザートが出てくると、
取締役の相川博史さんも、
思わず写真撮影。
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それがこのデザート。
意外に甘ったるくはない。
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福島さんはアイスクリーム。
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全員大満足で、
サンフランシスコの最後の夜を楽しんだ。
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ありがとう。

誰にともなく、
心から感謝したくなった。

(まだ、つづきます)

〈結城義晴〉

2023年02月10日(金曜日)

3年ぶりの米国研修「最後の渾身講義」とIn&Outの「Hospitality」

月刊商人舎2月号。
発売しました。

2週間前に渡米するときに、
機中で最後の原稿を書き上げるつもりだった。
しかしそれができずに研修が始まり、
2班と3班の間の休息日に、
時間をつくって書き上げた。

アメリカの小売業を見ながら、
構想はさらに練られて、
いい原稿になったと思う。

特集は、
年末年始の「凄い売り」
「享楽円Merchandising」のための「ハレの方程式」  202302_coverpage-448x635

一応、目次をお披露目しよう。202302_contents-448x574
内容の説明は帰国してから。

もうすぐ帰ります。

さて3年ぶりのアメリカセミナー。
ロピアのサンフランシスコ研修会。
1班から4班まで都合170名強。

最後の、そして8回目の講義の日の朝。
ロピアの理念と七大用語の唱和。IMG_17733

これも2023年米国研修最後の唱和。
福島道夫団長は最後の最後に、
進んで志願したふたりを選んだ。
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いつも新しいアイデアが湧いてくる。
それがロピアの社風のひとつだ。
福島団長が率先して新しいことをする。

ふたりに先導されて、
元気よく唱和した。
「同じ商品ならより安く、
同じ価格ならより良いものを」

そして結城義晴最後の講義。
最後だからネクタイを締めてみた。IMG_17813

新しい幹部も参加しているので、
アメリカの大潮流なども、
丁寧に話した。

さらに業種、業態からフォーマット戦略。
そのフォーマットを完成させるための、
ポジショニング戦略を、
これも丁寧に語った。

米国チェーンストアの基本戦略であり、
ロピアの基本的な考え方でもある。

そのためコモディティ化現象と、
プライベートブランドに関しては、
説明しきれなかった。

1班から4班まで、
すべての参加者のご清聴に感謝したい。IMG_17863

講義が終わるとバスに乗って、
ゴールデンゲートブリッジを越える。IMG_08993

高級住宅地サンラファエル。
モーリーストーン。IMG_18343
浅野秀二先生お薦めの、
インディペンデント。
高級スーパーマーケット。

私は40年前の単独インタビューを思い出した。
ロサンゼルスのゲルソンズ。
当時のアラン・シャーンCEOのコメント。
今でも覚えている。
「私たちはこの、
ビバリーヒルズで生まれた企業です。
だからこんな店になった」

「もし私たちがロスのダウンタウンから、
商売を始めたらボーイズのようになった。
そしてボーイズよりも強い、
ディスカウンターになった」

ボーイズは当時のロサンゼルスの、
安売りスーパーマーケットだ。

モーリーストーズも、
ゲルソンズと同じ考えだろう。

その青果部門。
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プロデュース・ブッチャーの売場。IMG_18003

その右端に絞り立てジュースのコーナーがある。
生のオレンジが詰められていて、
容器をセットしてボタンを押すと、
絞り出されたジュースがボトルに入る。IMG_18072

私が試していると、
団員も寄って来て、
嬉しそうに挑戦。
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よかった。
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料理コンテストも終わり、
理論武装もして、
売場を見る目に、
真剣みが出てきた感じだ。IMG_18133

私も最後にセルフレジで精算。
キャッシュレスが急激に進んで、
アメリカではコインは使わなくなった。IMG_18323

このライフスタイルセンターには、
ユニークなハンバーガーショップがある。
ゴッツ・ロードサイド。
Gott’s-Roadside。
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高所得者の住むエリアの、
高級ハンバーガーショップ。

カリフォルニアバーガーが基本アイテムで、
15ドル99セント。

「インポッシブルバーガー」が大人気。
植物由来のベジタリアン向け。
13ドル99セント。
ん~、高い。
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けれど人気の一品だ。

浅野秀二先生と福島団長。
このハンバーガーは全員分、
福島さん個人の奢り。IMG_09203
福島さんはとにかく、
ロピアの若手に食べさせる。
食べることで経験が蓄積される。

だから自腹で買ってでも、
何とか食べさせる。

昼はハンバーガーのはしご。
イン&アウトバーガー。IMG_18492

こちらはカジュアルハンバーガー。
しかしマクドナルドを凌駕している。

そのインストアオペレーションは見事。

団員たちは自分で注文して、
自分で購入し、自分で食べる。
そしてゴッツと比較する。
昼にハンバーガーを2回食べる。
これが福島流の勉強法だ。
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70歳の私ももちろん食べた。
レタス包みのプロテインバーガーだが。

ここで余談のエピソード。

このイン&アウトバーガーの店長は、
カウンターで元気に接客していた女性だ。

私はこの店の中に、
リュックサックを置き忘れた。

このあとのスケジュールをこなして、
解散の時に気がついた。

情けない。

団員が自由行動に散ったあと、
バスでこの店を訪れて、
なんとか鞄が手元に戻った。

浅野先生にも、
ドライバーの水戸さんにも、
お世話をかけた。

若い女性店長が保管してくれていて、
ありがたく受け取った。

そして10ドルほど、
チップを渡そうとした。

しかし彼女は笑顔を絶やさずも、
頑として受け取らなかった。

これはアメリカでは信じられないことだ。

イン&アウトバーガーの規律は、
見事なほどだ。

ありがとう。

金門橋を渡って、
ダウンタウンに戻る。
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そして最後の訪問。
ユニオンスクエアのそばの、
ビジネス センター「UNプラザ」

床はチェッカー模様。
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ホールフーズマーケット。
500店を超える同社の最新店。

Now Openと横断幕がある。
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天井が高い。
それは想像を絶する。

これからサンフランシスコを訪れたら、
ほぼすべての小売業人がやって来るだろう店だ。IMG_18522

息を呑むほどに美しい店だ。
これはカジュアルなトレーダー・ジョーとは、
また違ったポジショニングを極めている。IMG_18573

DAIRY売場。
リーチインケースに乳製品が並ぶ。IMG_18692
健康的な生活を提案し、
環境問題にも先頭を切って対応し、
しかも店舗の美しさは随一。
さらにアマゾン傘下に入って、
価格も少し下げ、
オンライン販売にも万全の態勢を組む。

ホールフーズは、
快調に進んでいる。

私はホールフーズファンでもある。
満足して、店をあとにする。IMG_18793

最後のスマイル。
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このあと、団員たちは、
自由行動に。

多くがケーブルカーに乗って、
フィッシャーマンズワーフに出かけた。

思う存分、楽しむがいい。
自分らしく、ロピアらしく。

(つづきます)

〈結城義晴〉

2023年02月09日(木曜日)

アメリカ研修14日目の「虫の目・鳥の目・魚の目」と「心の目」

1月27日に成田空港を発った。
そして2週間が経過した。

ほぼ同じルートをバスで走り、
ほぼ同じ店舗を訪れ、
ほぼ同じ講義をした。

もちろん完全コピーではない。
人間だからその都度、
ちょっとずつ異なる。

聞く相手が変わるから、
その人たちに合わせて話すと、
違いも出てくる。

それを三度繰り返して、
今、四度目。

同じ店を曜日が異なる日に訪れる。
だから変化を発見することができる。

プロモーションが変わっている。
ポップアップセールは企画が変化している。
それが面白い。

帰国して、整理してみるつもりだ。

ロピア第4班の2日目。
リード役のもと、
皆でロピアの理念と7大用語を唱和する。IMG_1459

会議室ではマスク着用。
視察店ではマスクなし。
郷に入っては郷に従う。IMG_1462

結城義晴の第1回講義。
講義の前に初日の一部の行動を指摘して、
苦言を呈した。
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それからアメリカの社会と消費、
そしてチェーンストア、
スーパーマーケットの、
潮流の変化を解説する。

虫の目、鳥の目、魚の目。

「虫の目」とは、現場を見る力。
細部まで丁寧に「見極める能力」。
これを支えるのが、専門性と現場主義。

「鳥の目」は、大局を見る力。
全体像を俯瞰しながら「見渡す能力」。
これを支えるのが、情報量と知識。

「魚の目」は、流れを見る力。
時間の経過の中で、
現在と未来を「見通す能力」。
これを支えるのは、経験と見識。

そして、四つ目は、
謙虚で、真摯で、
真っ正直な「心の目」である。

ロピアの場合、
団長の福島道夫さんが、
この四つの目の持主だ。
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私の初日の講義は、
「鳥の目」と「魚の目」を、
ロピアのチーフたちに向けて、
提示することだ。

「虫の目」はそれぞれが現場で学ぶ。
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サムの「10ルール」や、
リッツカールトンのクレド、
働きがいのある企業ランキングを示して、
カスタマー・サティスファクションと、
エンプロイー・サティスファクションを、
説明する。
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バスに乗り込んで、
ベイブリッジを渡り、
対岸のバークレー市へ。IMG_1475
バスの中でも浅野秀二先生と交代で講義は続く。

そして、
バークレーボウルへ。IMG_1516

屋外売場には果物が山積みで、
デモンストレーション。IMG_1515

青果部門は全体の3割の売上構成比だ。IMG_1487
青果の「選別値入れ」技術が、
創業者の故グレン・ヤスダさによって、
この店に定着して利益を生み出す。

鮮魚、精肉、乳製品、日配品も、
そしてグロサリーも、
独自の品揃えである。IMG_1497

バスを北東へ1時間ほど、
ウインコフーズに到着。IMG_0771

スーパーウェアハウスストア。
スーパーマーケット業態のなかの、
倉庫型ディスカウントタイプの店。
フォーマットとして確立されている。

福島さんが指導している。IMG_1559

天井は高くて、スケルトン。
ローコストづくりの店舗。
そしてウォルマートよりも安い。
企業規模はウォルマートの70分の1。
なぜ、スケールが小さくても、
ディスカウントできるか。
それがウインコの重要なカギを握るものだ。IMG_1526

ビールのバラ商品は、
リーチインケース。
箱売りは右の入り口から入って、
冷蔵室内に陳列されている。IMG_1545

その冷蔵室の中。
部屋全体が冷却されている。IMG_1544

レジの前のラックのパン売場。
ここを調べるところはセンスがいい。
大事な売場だ。
陳列台に滑車がついている。
よく売れる商品、よく売れる価格。
これは買っていって食べてみるのがいい。
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ナゲットマーケット。IMG_1621

入口右手が対面のデリ売場。IMG_1574

この店ではランチをとる。
ホットスープはホールフーズと同じ。
しかし3種類のカップそれぞれに、
1ドルずつ安い。
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奥主通路のグロサリーエンド。
この会社はすべてがきちんとしている。
クレンリネスが徹底されている。
それが戦略そのものとなっていて、
コロナ禍で客数を増やした。IMG_0810
店長室を覗いてみた。IMG_0824

デスクの上に「ロピタ」が飾られていた。IMG_1592

そしてインタビュー。IMG_1599

四度目のサプライズで、
巨大なロピタの贈呈。IMG_1600

第4班リーダーと写真。IMG_1602

そのレクチャーと質疑応答。IMG_1610

料理教室として使われた部屋。
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壁に掲げられた「マントラ」の説明。
ナゲットの哲学が記されている。IMG_1612
「マントラ」(Mantra)は、
サンスクリット語の「文字」「言葉」。
ナゲットは象徴的な表現を、
「マントラ」と呼んでいる。

この3年の間に考えられた。

インタビューが終わって、握手。
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そして全員写真。
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ナゲットを辞して、
ダラーツリー。IMG_1623

1953年にBen Franklinに加盟。
バラエティストアのフランチャイジーとなった。
ウォルマートのサム・ウォルトンは、
8年前の1945年に同じジーとなっている。

それから1986年に、
独自に1ドルストアを開業。

今、1万5000店の大チェーンとなった。

夜の料理コンテストのために、
1ドル商品を買い集める。IMG_1630

それから、
コストコホールセール。IMG_0853
ロピアの研修は、
店を訪れて、商品を買って、
それから食べる。

写真を撮っただけで終わりではない。IMG_0847

それを促すために料理コンテストを実施する。IMG_0845

この店には3日おきに来ているが、
プロモーションアイテムが、
ガラリガラリと変わる。

「売り切れ御免」の顧客へのアピールを、
最大限に活用して、売場を変化させる。
価格はウォルマート以上のEDLPである。IMG_0852

ベイブリッジを戻って、
セーフウェイ。IMG_1643

このサンフランシスコ地区で、
25.8%の最大のシェアを持つ。
アルバートソンと合併して、
全米第2位。

しかし第1位のクローガーと、
経営統合する方向でことは進んでいる。

クラブカード戦略をとっていて、
ベビーブーマー世代の顧客は残っているが、
ミレニアル世代などからは拒否されている。

その対面売場で、
福島さんがレクチャーしている。IMG_1650

同じショッピングセンターに、
トレーダー・ジョーがある。IMG_0893

1班が訪れたときから売場の改造中。
今日は冷凍食品売場の商品を撤去して、
改造を試みている。IMG_0874

アメリカでは改造中でも、
平気で営業している。
そして顧客は平気で買物している。

ロピアのメンバーも、
一番買うのはトレーダー・ジョーだ。IMG_0889

長いながい2日目が終わって、
ホテルに戻ると、
キッチン付きの部屋に戻って、
グループごとに調理に勤しむ。

集合はセミナー室に午後7時。
福島団長が仕切って、
料理コンテストが始まる。IMG_1737

すでに班ごとに陳列が終わっている。IMG_1664

ヨーイドンで、手を挙げると、
福島さんが指名する。IMG_1666

そして班ごとのプレゼンテーション。IMG_1667

打ち合わせに余念がない女性陣。IMG_1683
プレゼンテーションのあと、
全員で試食。

そして全員で10点満点の採点。
自分のグループには投票してはいけない。

採点とその集計が終わって、
全員が席について成績発表。IMG_1733

3位チーム。
おめでとう。
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そして2位の準優勝チーム。
こちらもおめでとう。IMG_1743

最後に、優勝チーム。
思わず万歳。
そして拍手。
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入念に計画し、準備し、買物し、
料理して、プレゼンテーションをした。
全4班中でも最高点のグランプリだった。
心からおめでとう。IMG_1750

ロピア米国研修2週間目も、
緊張と充実の1日。

「この一瞬の積み重ねこそ、
君という商人の全生涯」
故倉本長治商業界主幹の言葉が浮かんだ。
(まだまだつづきます)

〈結城義晴〉

2023年02月08日(水曜日)

ロピア米国研修第3班を送り出して第4班の初日が始まった。

サンフランシスコの空は青い。
その国際空港。
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チェックインの手続きを終えて、
㈱ロピア米国研修第3班は、
全員で記念撮影。

ラブ、ラブ、ロピアの形。
しかし、ハートマークが今一つ。IMG_1271

ハイ、揃いました。IMG_1272

3班も十分な成果を挙げて、
無事、帰路につく。
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この研修で学んだことや見分したことを、
咀嚼し、整理して、
是非とも実行に移してほしい。

すぐに役立つことはすぐに役立たなくなる。
橋下武元灘高校教頭の言葉。
実に意義深い。

講師陣と事務局はそのまま空港で待機。
このあと1時間ほどで第4班がやってくる。IMG_1276

一人、真っ先に現れた。
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出発の日は成田空港に、
広域強盗犯2人が、
フィリピンから強制送還された日。
マスコミが押しかけていて、
騒然としていた。
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その時の模様をスマホで撮影してきた。
素早い。

商人にとってこの素早さは、
長所である。

そんな話をしていると、
やっと第4班のメンバーが、
団体で出てきた。
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入国するのにずいぶん時間がかかった。
急いで 専用バスへ移動する。
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バスに乗り込むと、
早速、福島さんが移動の労をねぎらい、
研修中の注意事項を確認する。
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ロピアのキャラクター「ロピタ」君。
入国の遅れの理由は、
ロピタが迷子になったためらしい。
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専用バスに乗り込むと、
すぐに結城義晴の車中講義が始まる。
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第4班も最初はこれまで同様、
シリコンバレーへ。
ウォルマート・スーパーセンター。
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初渡米というメンバーが多い。
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ウォルマートの売場を丁寧に見て回る。
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青果からミート、
長い陳列線のデアリー(乳製品)、
そしてグロサリー。
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団長の福島道夫さんが例によって、
ナショナルブランドと
ウォルマートのプライベートブランドの、
「グレートバリュー」アイテムの試食をさせる。

今日はオレオ。
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そしてホールフーズ。
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入口の前にアマゾンプライムのバン。
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陽気なスタッフが声をかけてきた。
「ホールフーズはアメージングな売場。
楽しんで!」
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そのホールフーズの鮮魚売場で、
福島さんがホワイトフィッシュの燻製を見つけた。

日米の二人とも、実にいい笑顔。
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バルク販売コーナーで買物をする女性陣。
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「肉のロピア」だけにどの店でも、
ミート部門が気になる。
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昼食用にピザをオーダーするメンバー。
焼き立てピザは毎回、人気だ。
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スープバーも大人気。
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ホットデリやスープを各自選んで、
セルフレジや有人レジで支払う。
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寿司コーナー。
まぐろやサーモンのにぎり寿司、
カリフォルニアロールなどの巻寿司が並んでいる。
すでに品薄状態。
IMG_0653

ホットデリコーナー。IMG_0657

そしてサラダバー。
これらのデリはすべて、
オーガニックの野菜や果物でつくられている。
IMG_0658

屋内と屋外のイートインスペースで、
オーガニックメニューを味わう。IMG_1362

第4班は43名。
IMG_1364

それを引率するのが、
私とともに1班から滞在している福島さん、
それから取締役の相川博史さん(右)。
IMG_1366

シリコンバレー畜最後の視察店は、
トレーダー・ジョー。
IMG_1368

そろそろロピタもお疲れ気味。
レジカウンターで少し休憩。
IMG_0692

そのロピタは、
クルーメンバーのアレックスさんに、
プレゼントされた。IMG_1378

ベイビーロピタもプレゼント。
アレックスさんは嬉しそうだ。
アレックスさんには子どもが2人いる。
ロピタはその家族のメンバーになる。IMG_0703

女性陣3人と記念のショット。
IMG_0705

そしてアレックスさんのインタビュー。
通訳は現地コーディネーターの浅野秀二さん。
IMG_1380

コロナ下で顧客が変わったこと、
変わらなかったこと。IMG_1382

トレーダー・ジョーのポリシー、
顧客とのコネクションの重要性を、
ゆっくりと話してくれた。IMG_1385

ロピタをよろしく。IMG_1391

そして全員で記念撮影。
IMG_1394

次に向かったのは、
ダウンタウンのデーリーシティ地区。
スプラウツ・ファーマーズ・マーケット。
IMG_1408

オーガニック&ナチュラル・スーパーマーケット。

ホールフーズ、トレーダー・ジョーに次ぐ
オーガニックの三番手チェーン。

店舗の奥中央に、
青果売場を設ける変則的なゾーニング。
私は「大型の八百屋」と位置づけている。
IMG_1414

最後の視察店舗は、
アマゾン・ゴー。
IMG_1431

チェックアウトレジのない店舗。IMG_1432

ゲートのカードリーダーに、
クレジットカードを差し込むと、
ゲートが開く。
IMG_0728

入店したら欲しい商品を手に、
取ってゲートから出る。
其れだけで買物が完了する。
このウォークアウトシステムは、
すでにイギリスのセインズベリーなどに、
提供されている。

つまりこの店は、
レジレスのデモ店舗ということができる。

初日の視察を完了して、
高級ステークレストラン
モートンズへ。IMG_1449

福島さんが、
初日の苦労をねぎらいながら、
この後の予定を説明する。
IMG_1436

乾杯の発声。
真っ先に手を挙げ、
志願した者がその栄誉を担う。
IMG_1437

声高らかに「かんぱ~い!」IMG_1439

すでにテーブルの上には、
豪華なシュリンプタワー。
IMG_1440

私たちのテーブルでも
かんぱーい!
IMG_1446

2時間ほどの食事。
トマホークとニューヨークカット、
2種類のステーキを堪能した。
IMG_0730

各エリア、各グループ会社から
派遣されてきて、
互いに顔を知らない者もいる。

そこで続き部屋の2室を借り切って、
懇親会場を設けた。

福島団長のアイデア。
その福島さんが購入した、
さまざまな食材が調理されて提供される。
ビールやワイン、リキュールなど、
種類も豊富に用意されている。IMG_1452

三々五々、メンバーが集まってきて、
交流する。
IMG_1454

浅野さんも、私も、
出来る限り参加して、
交流して、情報交換をする。IMG_1455

長い長い初日の夜はそうして、
更けていったのだった。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2023年02月07日(火曜日)

「ポジショニング戦略」講義とサンフランシスコの「チョッピーノ」

ロピア第3班のサンフランシスコ研修会。
3日目の今日、午後には自由時間がある。
いよいよ佳境。
IMG_1110

セミナーの前に、
昨日、練習をした的当て大会。

全員が一発勝負。
池田リーダーからスタート。IMG_1111

浅野秀二さんが最後に、
「えい!」
IMG_1118
勝者には、
福島道夫団長から賞品贈呈。

肉のロピアにちなんで「29」ワイン。
ヴィンヤード29。
IMG_1119

おめでとう。
IMG_1121

身体が温まったら、
ロピアの経営理念と七大用語の唱和。
IMG_1125

朝から大きな声で唱和する。
IMG_1128

そして結城義晴の2時間の講義。
IMG_1132

アメリカの小売業の大潮流。IMG_1136

そしてフォーマット戦略と、
ポジショニング戦略。IMG_1148

ロピアは肉の宝屋藤沢店の業種から、
ユータカラヤの業態、
そしてロピアのフォーマットへ、
短期間のうちに三段階の変貌を遂げた。
教科書のような蛻変だった。

それを社員がより良く理解しなければならない。IMG_1146

10時に専用バスで、
ゴールデンゲートブリッジを渡る。
日本名は金門橋。

第3班は3日目になって、
初めての好天。
アルカトラズ島もくっきりと見える。IMG_1163

サンフランシスコベイの対岸に、
ダウンタウンの街並み。
IMG_1169

高級住宅地のサンラファエル。
IMG_1177

モーリーストーンズ。
インディペンデントの、
高級スーパーマーケット。

サンフランシスコをメインに、
9店舗を展開する。
IMG_1182

青果売場のカットフルーツコーナーには、
オレンジジュースのマシンがある。
試してみる。
IMG_1191

2月だというのに、
キャミソールのティーンエイジャーたち。
びっくりした。
IMG_1195

店内を回りながら、
解説する。
IMG_1187

店舗左翼は、
対面のシーフード&ミート売場。
アメリカのスーパーマーケットは、
基本的に対面コーナーを設ける。

鮮度感を訴求できる。

しかし最も売れるのは、日本同様、
セルフ売場のパック商品だ。IMG_0504

Gott’s-Roadside。
(ゴッツ・ロードサイド)

基本アイテムは、
カリフォルニアバーガー。

プラントベースの、
「インポッシブルバーガー」が大人気。

ほかにキムチバーガーも旨い。

今日は時間がないので、
福島さんが試食用のバーガーを購入。
車中で切り分けられたバーガーを食べた。IMG_0507

ランチは、
インアウトバーガー。
長い行列。
IMG_1202

各自が注文した。
IMG_1203

スタッフはオーダーを受けたら、
淡々と準備して提供する。
そのオペレーションは見事。IMG_0522

「4×4」バーガー。
4枚のパテが入っているビッグサイズの裏メニュー。
IMG_0521

チャレンジャー。
IMG_0520

私はいつものように、
「プロテインバーガー」
バンズの代わりにレタスで巻く。

ヘルシーな裏メニューだ。IMG_0524

再び金門橋を渡って、
ダウンタウンへ。
IMG_1210

アマゾンゴー。
IMG_1221

レジレス店舗。
クレジットカードをゲートに挿入して、
入店する。
IMG_0541

入口にいたセキュリティ担当者が、
大勢の日本人の来店に、
驚きつつも、説明してくれた。IMG_1219

警察官を退官して、
現在、この店のセキュリティ担当。IMG_0537

天井には数多くのカメラ。
このAIカメラとセンサーで認識して、
購入者と購入品を特定する。IMG_0528

みんな天井を撮影。IMG_1215

店内は極めてシンプル。
サンドイッチなどのパン類、菓子など、
そしてドリンク。
品目数は少ない。
IMG_0530
これでは商売になるはずがない。

Amazon Oneに登録すると、
ゲートに手の平ひらをかざすだけで
入店できる。
IMG_0539

陽だまりの中で
バスを待つメンバー。IMG_1222

今日のサンフランシスコは、
日差しがあって温かい。IMG_1223

視察も最終盤。
みんな、和やかな雰囲気だ。IMG_1224

ビジネス センター「UNプラザ」IMG_0565

その地下1階に、
ホールフーズ・マーケット。
「Now Open」
IMG_9648

美しい都市型店舗。
IMG_0556

エスカレーターを起点に、
ぐるりと時計回りに主動線がつくられている。IMG_1240

売場の各所でセールの文字が目立つ。
IMG_0549

シーフードとミートの売場。
天井が高く開放的な店内だ。

グレーを基調にした内装は、
シンプルで洗練されている。
IMG_0557

すべての視察を終えると、
ユニオンスクエアで解散。

団員にとって、
待望の自由行動である。

我々事務局はホテルに戻って、
仕事、休息。

夕方になったら、
ノースビーチ地区へ。
「リトルイタリー」と呼ばれるエリアだ。
IMG_0573

「ソット マーレ(Sotto Mare)」
大人気の地元シーフードレストラン。
IMG_0570

調理コンテストで複数班が、
「チョッピーノ」をつくった。
福島さんが本物の味を食べたいと言って、
選んでくれた。
IMG_0574

1階はすでに満席。
IMG_0584

雰囲気のある店内の装飾。IMG_0587

われわれは地下1階へ。
IMG_0575

浅野さん、福島さん、
亀谷しづえさん。
商人舎ゼネラルマネジャー。
IMG_0576

マリリンモンロー、ハンフリーボガード、
エルビス・プレスリー、
そしてジェームス・ディーン。
ビリヤードをしているイラスト。
IMG_0579
こんなイラストが至るところに飾られている。

まずシーフードサラダ。IMG_1253

そして濃厚なクラムチャウダー。
IMG_1254

お目当てのチョッピーノ。
地元漁師の賄の海鮮シチュー。IMG_1255

大満足のディナーだった。IMG_1263
調理大会で提供されたチョッピ―ノ。
本物はやはり、違います。

アメリカにやって来て10日が過ぎた。
その地の旨いものを食べる。

それが活力のもと。
頑張ります。

〈結城義晴〉

2023年02月06日(月曜日)

サンフランシスコ研修ロピア3班2日目の「店長になりたい!」

Everybody! Good Monday!
[2023vol⑥]

2023年第6週。

今年第4週の金曜日から、
サンフランシスコに来ている。

3年ぶりに再開した米国研修。

㈱ロピアは170名を4班に分けて、
サンフランシスコに派遣する。

その第3班の2日目の朝。
7時半に会議室に集合して、
斧の的当てゲーム。IMG_0680
このゲームはコストコで、
福島道夫さんが見つけた。

プロモーション商品だ。

明朝、高額ワインの賞品をかけて、
一発勝負の的当て競技を開催する。
その予備練習。
IMG_0676
結構、盛り上がった。
良く学び、良く楽しむ。

そして、
ロピアの経営理念と七大用語の唱和。
真っ先に手を挙げた者が、
唱和をリードする。IMG_0684

「同じ商品ならより安く、
同じ価格ならより良いものを」IMG_0685

そして3日目の結城義晴の講義。IMG_0691
コロナパンデミックの後の、
アメリカの変化。
小売業の変容。

それが2日目の講義の内容。

最後に働きがいのある企業ランキングと、
顧客満足と従業員満足。IMG_0695

一番大事なことを講義する。IMG_0699

講義の後は専用バスで視察を開始。
IMG_0791

「株式会社ロピア
サンフランシスコ研修」
IMG_0790

車中でも講義をする。
今日は昨日までの雨とは一転、
いい天気。

と思いきや、
時々シャワーのような雨も降る。
不安定な陽気だ。
IMG_0712

最初の訪問は、
バークレーボウル。
2班に分かれて1号店と2号店を視察。

私は2号店。
IMG_0367

10時開店と同時に入店。

オーガニック売場。
青果はオープン時には、
陳列を完了。
IMG_0714

青果は世界一の品揃え。
バナナは多品種多品目。
この陳列量。
IMG_0746

オープンと同時に、
お客がやってくる。IMG_0717

ミート&シーフード売場にも、
買い物客。
IMG_0776

アジアンコーナーにも、
多くの客。
IMG_0767
世界一の青果部門。
120億円の売上高の3割が青果だ。

バークレーをあとに、
北東に向かう。
郊外のバカビルまでバスで小1時間。
ウィンコフーズ。
IMG_0793

入口を入ると、
ウォール・オブ・バリュー。
価値ある壁。
特売品が山のように積みあげられた、
一丁目一番地のプロモーションコーナー。IMG_0796

バナナはクレート陳列。IMG_0798

対面売場はデリ、シーフード、ミート。
IMG_0809

ディスカウントながら、
高額食材のダンジネスクラブも扱う。
もちろん安い。
IMG_0810

フローズンフードコーナー。
長い長いリーチインケースの陳列線。
IMG_0817

加工食品の一角は
コストコのようなラック陳列。
IMG_0823

支払いはデビットカードか現金。
キャッシュフロー経営に徹する。
IMG_0831

その近くにあるのが、
ナゲット・マーケット。IMG_0835

「アクチュアリー・ロープライス」を標榜。
店舗は美しく、ファンタスティック。
でもそんな見栄えとは違って、
価格は近隣の店のどこよりも安い。
アクチュアリー・ロープライスとは、
そうした意味だ。
IMG_0842

バナナは1本99セント。IMG_0858

ここで 昼食。
2日目ともなると、
皆、商品のチョイスは慣れたもの。
IMG_0866

もちろん売場を丁寧に見て回る。IMG_0871

ピカピカの床は夜間、
専門のスタッフがワックスをかけ、
ブラッシングして磨く。
日中は専任のスタッフがモップをかけている。
IMG_0880

パンデミックによって顧客は、
クレンリネスの良い店を選ぶようになった。
ナゲット・マーケットはコロナ禍で、
客数を伸ばした。

そしてインタビュー。
ロピタと日本酒をプレゼント。IMG_0903

インタビューに応じてくれたのは、
クリスティーナさん。IMG_0905

通訳は、現地コーディネーター、
浅野秀二さん。
IMG_0912

彼女は、ナゲット・マーケットのこの店で
アルバイトをしながら大学を卒業した。
そして卒業と同時に入社した。

「5年後には店長になりたい」 IMG_0921

ナゲットで働く喜びや誇りを、
熱心に語ってくれた。IMG_0908

Q&Aタイムに英語で質問をする、
ロピアのメンバーもいた。IMG_0929

賢いクリスティーナさん。
すばらしい女性だった。IMG_0933

そして全員で記念写真。IMG_0938

同じ地区にある、
コストコ。
IMG_0400

最新の2022年8月期の決算。
総収益は2269億5400万ドル、15.8%増。
100円換算で22兆6954億円。
純利益は58億4400万ドル、16.7%増。
5844億円。

アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、
日本など、世界中に838店舗を展開する。

コストコは、
トイレットペーパーからダイヤモンドまで扱う。

今日のダイヤモンドの最高価格は?
私は必ずチェックする。
IMG_0940

「FOREVER ROSES」139ドル。IMG_0376

店内加工の デリ。
IMG_0950

牛肉は最高グレードのプライムも扱う。
中心はチョイス。
IMG_0379

売場のセンターに、
広大なプロモーション売場がある。
その衣料品のポップアップセール。
IMG_0383

コストコはシングルフォーマット。
世界中、同じ店づくりをする。
そしてどの店も繁盛している。IMG_0386

セルフチェックアウトも導入した。
買上げ点数の少ない顧客には便利だ。IMG_0393

最後の視察店舗は、
セーフウェイ。IMG_0436

そしてトレーダー・ジョー。IMG_0452

夕刻だからよく人が入っている。IMG_0968

同じショッピングセンターの中にある、
「パリ・バゲット(Paris Baguette)」
IMG_0437

1988年に創業した韓国のベーカリーカフェ。
フランス風をコンセプトにする。

韓国内で約1700店舗を展開し、
中国、ベトナム、北米、フランスなど
海外に180店舗以上を展開する。
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カフェが併設されている。
IMG_0450

惣菜系のパン、
あんパンのようなスイーツ系パンも、
品揃えしている。
IMG_0440

ホールケーキのようなスイーツも扱う。IMG_0445

福島さんが団員の試食のために、
2万円ほどの商品を購入した。
みんなに食べさせる。IMG_0448

すべての視察を終えて、
ホテルに帰る。
そして1時間、自室のキッチンで調理する。

7時からは料理コンテスト。IMG_0975

テーブルにすべての料理を並べて、
班ごとにプレゼンテーションする。IMG_0977

メニューのコンセプトを説明し、
食材を購入した店舗、
訴求したいポイントなどをプレゼンする。
IMG_0999

アメリカで「台湾」?
ロピアの台湾進出を記念した料理らしい。
IMG_1044

説明を聞いて、興味があれば、
実際の料理を見に行く。
IMG_1020

コンセプトと内容がずれていると、
思わず苦笑。
IMG_1008

そして全員で試食タイム。
人気の料理はあっという間になくなる。
IMG_1059

各自が10点満点のなかで、
採点する。
IMG_1027

そして表彰。

3位のチーム。
賞金を池田リーダーが贈呈する。IMG_1067

2位。
受賞のコメントを述べる。
IMG_1077

栄えある1位に輝いたのは、
この3人。
IMG_1078

おめでとう!
IMG_1086

コンテストの後は、
ホテルの続き部屋を借り切って、
懇親会。
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福島さんが視察店舗で購入した、
肉や燻製の魚を調理して、楽しむ。
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昨日購入した骨付きブロック肉。
精肉チーフが骨抜き作業を行う。
IMG_1090

プロフェショナルだから、
作業は手早い。
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こちらではカクテルづくり。
15年間、バーテンダーをしていたメンバー。

皆の前でその腕をふるう。
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マルゲリータ。
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さらにオレンジジュースと、
シャンパンを1対1で割った、
「ミモザ」カクテル。
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2日目は朝7時半の講義から、
店舗視察、調理大会、懇親会と、
充実した1日だった。

疲れ切っても、
充実した内容に満足。

では、みなさん、今週も、
すべての人にありがとう。

Good Monday!

〈結城義晴〉

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