結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2013年09月14日(土曜日)

小森勝さんを悼む――「生涯を貫く仕事をもつこと」

人間としての商人が、
世の人々のしあわせに
合致する営みに徹し、
そのしあわせが今日のみでなく
明日のしあわせの建設にも
通じるような精進努力に
必死の心掛けを持つのを
商魂
という。

〈倉本長治『考える商人』〉

商人は人間だ。
人々のしあわせのために働く。
今日のみでなく明日のしあわせ。
その建設に精進努力する。
この必死の心掛け。
それが商いの魂。

まだ私が20代の後半のころ、
だからもう35年も前のこと。
「横浜会」という勉強会があった。

小売流通業の若手ジャーナリスト、
若手コンサルタント、
若手実務家が集って、
1カ月に1回、
横浜で研究会を開く。
そして、一献傾ける。

私はここで、
小森勝さんに出会った。

参加者は当時、
イトーヨーカ堂RE部の鈴木哲男さん、
西友営業企画部の藍野弘一さん、
『チェーンストアエイジ』の鈴木悟さん、
『ストアーズレポート』の風間晃さんなどなど。

鈴木さんは現在、コンサルタントになって、
「52週マーチャンダイジング」の大家。

藍野さんは、ファミリーマート、ミニストップ、
それから日産自動車などで活躍。

鈴木さんはダイヤモンドフリードマン社常務から、
湖池屋の取締役へ。

風間さんはストアーズ編集局長になって、
2012年の5月に60歳で早世。

その中で小森さんは一貫して、
コンビニエンスストアの専門コンサルタント。
フィールドマーケティングセンター代表取締役。

横浜駅南口にある「味楽」というおでん屋が、
私たちの根城だった。

当時の私は『販売革新』編集記者。

ずいぶん生意気なことを口走っていたと思う。
恥ずかしいかぎりだが、若気の至り。
互いに許し合っていた。

小森さんは最近、会うたびに言っていた。
「結城さんはあのころから、
社長になる! と大言していた」

その後、私は『食品商業』編集部に異動し、
さらに1989年、編集長になった。

私はこのメディアを、
「スーパーマーケットとコンビニの雑誌」と、
明確にポジショニングし、
強力にリードした。

小森さんには、
欠かすことなく毎月のように、
執筆してもらった。

別冊号『コンビニエンスストアのすべて』では、
主力筆者として何本も、
レポートや評論記事を書いてもらった。

1998年8月、季刊『コンビニ』創刊、
さらに2002年8月、『コンビニ』月刊化。

この時も、小森さんの存在抜きには、
月刊化は考えられなかった。

株式会社商業界は、
1948年9月に月刊『商業界』を発刊。

1963年4月、『販売革新』、
1972年8月、『食品商業』、
1975年1月、『飲食店経営』、
そして1976年1月、『ファッション販売』。
つぎつぎに経営専門誌を創刊していった。

小森さんに尽力いただいた『コンビニ』は、
20年ぶりの新メディア創設だった。

その後、2003年、
私は株式会社商業界の社長になった。

さらに株式会社商人舎を興し、
2013年4月の月刊『商人舎』創刊。
私にとって、『コンビニ』以来の大仕事だったが、
この時、小森さんは前立腺癌に侵されていた。

7年間の闘病生活。

今回は雑誌を、
お手伝いしていただくわけにはいかなかった。
しかしこの間、2009年には、
立教大学大学院F&Bマーケティング講座の、
ゲスト講師にお招きした。

私はビジネスデザイン研究科の教授に、
就任していた。

2010年、2012年、3年続けて、
小森さんご自身の母校・立教大学で、
講義をお願いした。
20130915050909.jpg
これが小森さんとご一緒した、
最後の仕事になった。

その小森勝さんの告別式。
20130914150853.jpg

横浜の京急メモリアル金沢文庫斎場。
20130914150807.jpg

しめやかに執り行われた。
20130914150905.jpg
お名前は聞き洩らしたが、
サッポロビールの方から声をかけられた。
私のブログを見て、小森さんの訃報を知り、
告別式に駆けつけてくれたという。

心から感謝したい。

出棺の時。
20130914150918.jpg

私は棺を持たせてもらった。
20130914150930.jpg

小森さんの棺、
重かった。
20130914150951.jpg

そして出棺。
20130914151005.jpg

しずかに合掌して見送った。
20130914151030.jpg

小森さんは、大学を出ると、
セブン-イレブン・ジャパンに就職した。
根っからの商人だった。

今日のみでなく明日のしあわせに、
その建設に精進努力する商人だった。

その後、コンサルタントに転身、
しかし商いの魂を持ち続けていた。

小森さんは最後の闘病の時にも、
家族に「仕事に復帰する」と言い続けた。

いつでも、その仕事は、
小森さんを待っていた。

棺を見送ると私は、
浅香健一さん、鈴木國朗さんと、
蕎麦屋に入った。

壁に、額が掛けられていた。
20130914151046.jpg
世の中で一番
楽しく立派なことは
生涯を貫く仕事を
持つことである。

〈福沢諭吉・こころのいましめ〉

決して上手くはない店主の書の言葉が、
妙に胸にしみた。

黙祷して、合掌。

〈結城義晴〉

2013年09月13日(金曜日)

帰国早々、CCL役員会、月刊「商人舎」会議と小森勝さんの通夜

月刊『商人舎』9月号、好評発売中。
20130913232754.jpg
昨夕、アメリカから帰国したばかりなので
今日、初めて手にした。
出来立ての雑誌、
いい匂いです。

1977年に株式会社商業界に入社した時から、
私は根っからの出版人。

ご愛読、お願いします。

今月号の特集は
「ニッポン総合スーパー『復活!?』」
㈱イオンリテール梅本和典社長、
㈱イトーヨーカ堂亀井淳社長、
お二人のトップインタビューを核に、
復活、復権のシナリオを提案する。
そんな意欲的な特集。

アメリカのウォルマート・スーパーセンター、
スーパーターゲット。
さらにカルフール・プラネット、
テスコ・エクストラ、
そしてジュニアデパートのコールズ。
これらのスタディをするとともに、
日本の総合スーパーは、
彼らにいかに学ぶかを処方した。

鍵はフォーマットとポジショニング。
私の持論。

さて、時差ボケも少しあって
早起きして東京・池尻。
東邦大学医学部付属大橋病院。
20130913232234.jpg
緑内障の国際的権威・富田剛司教授の定期診察。
眼圧は右が15、左が12。
まあ、いつも通り。
一進一退。

辛抱するしかない。

そのあと、大門へ。
20130913232259.jpg

東京タワーも見える。
20130913232319.jpg

その寺田ビル。
20130913232341.jpg

カスタマー・コミュニケーションズ(株)。
20130913232357.jpg
フリークエントショッパーズプログラムの先駆者。
カスタマーリレーションシップマネジメントの専門集団。

重要な臨時取締役会。
私はこの会社の非常勤取締役。

最近、ますます充実してきたし、
ひしひしと手ごたえを感じる。

決議をしてから、引き続きランチ・ミーティング。
帰りは芝増上寺と東京タワーを見ながら、満足。
20130913232423.JPG

すぐに横浜商人舎オフィスに戻り、
『月刊商人舎』の制作会議。

どうしたら誌面を、
読みやすく、わかりやすく、面白く、
そして洗練させられるか。

専属デザイナーの七海真理さん(右)を交えて、
全員で2時間ほどディスカッション。
20130913232732.jpg
私の隣はチーフエディターの渋木克久、
そしてエディタースタッフの鈴木綾子。

いい雑誌を作りたいという志は一緒。

その後入れ替わるように
今度はweb版『商人舎magazine』の
制作メンバーが集合。

デザインについて、
プロモーションに関して、
これまた2時間ほどの会議。
20130913232742.jpg
右からシステムエンジニアの長谷川温子さん、
Webコンサルタントの猪股信吾さん、
左端はWebデザイナーの田中翔太さん。

それぞれが、
専門分野を持ったプロフェショナルばかり。
商人舎はこうした、
外部の若い協力メンバーに支えられている。
ありがたいことです。

会議を途中で終わらせて、
京浜急行で金沢文庫へ。

小森勝さんのお通夜。
20130913232803.jpg

参列者は静かに小森さんを見送っている。
20130913232812.jpg

きれいに飾られた祭壇で小森さんの写真は笑い、
その前の棺の中で静かに眠っていた。
20130913232820.jpg

小森さんのお元気なころの写真を見ていると、
無償に感謝したくなった。
20130913232830.jpg
ありがとうございました。

この夏、
得るものは、多かった。
失うものも、あった。

失うものの量は、増えていく。
得るものは質に、変わっていく。

つくづくと思う。

黙祷しつつ、
合掌。

〈結城義晴〉

2013年09月12日(木曜日)

マザー・テレサの「思考がやがて運命になる」と旅の「終りの始まり」

帰国しました。

朝、7時過ぎに、
ラスベガス・フラミンゴホテル出発。

わずか20分ほどで、
国際空港到着。
20130912232215.jpg

ラスベガス国際空港ロビーの兎の像。
20130912232227.jpg

名残惜しいラスベガス。
20130912232245.jpg

ここで一度、ミーティング。
20130912232235.jpg
ロサンゼルスまでは、
1時間あまりのフライト。
20130912232255.jpg
外は珍しい雨。

ラスベガスの市街。
20130912232306.jpg

そしてラスベガス渓谷。
20130912232316.jpg
パソコンを開いて仕事していると、
すぐにグレーター・ロサンゼルス。
20130912232329.jpg

カリフォルニア州最大の年で、
アメリカ合衆国では、
ニューヨークに次ぐ第2の都市。
20130912232346.jpg

フリーウェイが発達している。
20130912232536.JPG
ロス国際空港のことをLAXという。
エルエイエックスと発音する。

9つのターミナルがあって、
その間をシャトルバスでつなぐ。

最新の空港はみな、
モノレールでターミナル間を移動するが、
LAXは古い。

私たちもバスに乗り込んで、
ユナイテッドからANAへ。

103ゲートから成田空港へ向かいます。
20130912232552.jpg

最後の解団式。
団長の挨拶は、秋庭幸平さん。
三井物産㈱食品流通部加工食品営業部長。

そして最後の締め。
今回はトップセミナーだからと考えて、
マザー・テレサを語った。

Be careful of your thoughts,
for your thoughts become your words;
思考に気をつけなさい、
それはいつか言葉になるから。

Be careful of your words,
for your words become your deeds;
言葉に気をつけなさい、
それはいつか行動になるから

Be careful of your deeds,
for your deeds become your habits;
行動に気をつけなさい、
それはいつか習慣になるから。

Be careful of your habits,
for your habits become your character;
習慣に気をつけなさい、
それはいつか性格になるから。

Be careful of your character,
for your character becomes your destiny.
性格に気をつけなさい、
それはいつか運命になるから。

私はこの7日間で思考を伝えた。
言葉を語った。

それがやがて会社の運命になる。
人間の運命を変える。

健闘を祈りたい。
大きな成果を報告してほしい。
20130912232601.jpg
写真にはその成果のほどが、
表れている。

そして出発。
20130912232617.jpg
お疲れ様でした。

オバマ合衆国大統領のシリアへの軍事介入決断、
そして9・11に帰途につくスケジュール。

どんなことが起こっても不思議ではない中の、
ニューヨーク、ラスベガスでのトップマネジメント研修。

無事に帰国できたことが、
まず第一の成果だ。

その上で、第二に、
この緊張感のなかに身を置いたこと。
これも成果だろう。

そして第三に、
ポジショニング戦略の要諦を理解したこと。

第四、第五、第六と挙げていくときりがないが、
それは各人に任せよう。

「旅の終わりではない、
スタートだ」

私はそう締めくくったが、
これは私にとっても本心だった。

〈結城義晴〉

2013年09月11日(水曜日)

「生きている限り、 疾走疾駆したい。それが残された者の役目だ」

今日は9・11。

こちらのテレビでは、
あの2001年の惨劇の映像が、
繰り返される。

あれから12年。
日本式にいえば、
干支はひと巡り。

しかし空港のセキュリーティ・チェックは、
いつも以上に厳しい。

アメリカに来ていると、
一時もそのことを忘れられない。

2020年の日本のオリンピックのころには、
「9・11は、はるかかなたのことだった」
そんなふうに、なっていてほしい。
つくづくと思う。

さて、もう帰国の日。

1週間は速い。

そして私の愛用のカメラ、
紛失したまま、とうとう出てこなかった。

使い続けてきた道具を失う。
心が痛い。

そしてそのカメラに収められていた映像データも、
戻ってはこない。

小森勝さんの通夜は、
9月13日金曜日18時から、
京急メモリアル金沢文庫斎場で行われる。
告別式は翌14日10時30分から。

大切な友を失った。
心が痛い。

セブン‐イレブン出身のコンサルタントとして、
コンビニエンスストアの専門家。
その情報分析はこの分野の第一人者だった。

私の立教大学大学院F&Bマーケティング講座では、
毎年、講義していただいた。
小森さんご自身が立教出身で、
懐かしそうにキャンパスをながめていた姿が、
忘れられない。

1989年から、小森さんを中心に、
ゴルフ名人会を実施してきた。

ここ数年は体調が悪くて、
小森会長不在のまま続けてきた。

この面でも、残念でならない。

心からご冥福を祈りたい。

私はラスベガス。
初めからの予定だったが、
小森さんの亡くなられた日に、
不思議にもゴルフとなった。

ところはロイヤル・ゴルフクラブ。
20130911223556.jpg
格調の高いイギリス風のクラブ。
コースへの入り口は鉄柵で仕切られ、
モニターで登録しないと開かない。
セキュリティも万全。

クラブハウスの重い扉を開けると、
ゴルファーの像。
20130911223615.jpg

9月初旬というのに、
絶好のゴルフ日和。

スコットランドのセントアンドリュースを模したコース。
小森勝追悼ゴルフのつもりで、
しみじみとラウンドした。
20130911223634.JPG

小森さんのジェラシーか、
スコアは散々だったが、
私には全く気にならなかった。

クラブハウスも落ち着いた雰囲気で、
とても気にいった。
20130911223650.jpg
小森さんと一緒に、ここでプレーしたかった。

今は、叶わないけれど。

再び、ご冥福を祈りたい。
黙祷しつつ、合掌。

さて昨日の夕方は、
もう最後の晩餐。

ところは「鮮」。
20130911223715.JPG
英語名は「Sen of Japan」

板長は日本人の腕利きで、
素晴らしいメニューと味だった。

そのまま日本に持ってきても、
十二分に通用する。

こんないい店、
えてして静かに閉じてしまいがち。
20130911223732.jpg
私はいつまでも残ってほしいと思った。

全員で今回のトップセミナーの収穫を確認し合った。
私の主張をよく理解してくれて、
「STPとポジショニング」はみなの、合い言葉となった。

ご清聴を心から感謝したい。

その後、ホテルに戻って、
全員写真。
20130911223753.jpg
ちょっと暗いけれど、
みんなの顔つきにその成果が表れている(はず)。

得るものは、多かった。
失うものも、あった。

それが人生だ。

生きている限り、
疾走疾駆したい。

それが残された者の役目だと思う。
今日は特にそう思った。

9・11の今日、
すべてのアメリカ人が、
そう考えているに違いない。

それが今では、
アメリカの強みであるかもしれない。

私たち日本人も、
3・11を体験した。

残された者の役目、責任。
それを強く認識することができるか否か。

私たちが、私自身が。

〈結城義晴〉

2013年09月10日(火曜日)

月刊『商人舎』9月号発刊、小森勝さんご逝去、RMLC視察研修会

訃報です。

小森勝さん、ご逝去。
65歳でした。

心から哀悼の意を表します。

今日は月刊『商人舎』9月号発刊の日。
同時に商人舎magazineのMonthly商人舎9月号公開。
特集は、
「ニッポン総合スーパー『復活?!』」
サブタイトルは、
イオンリテールvsイトーヨーカ堂の
Innovationを追跡する。

いい特集となりました。
ご覧ください。

さて私はネバダ州・ラスベガス。
20130910225606.jpg

昨日は、ウォルマートから始まって、
トレーダー・ジョー、
クローガー傘下のスミス、
セーフウェイ傘下のボンズ、
アルバートゾン、
さらにウィンコ・フーズ、
ダラー・ゼネラル・マーケット、
そしてホールフーズ・マーケット。

ライフスタイルセンターを散策し、
ハンバーガーのイン&アウトでランチ。

しかしそれらの写真を撮った愛用のカメラを紛失。

私は至って楽天的で、
カメラは出てくると信じている。

出てきたらまたご報告するつもり。

最後の視察のライフスタイルセンターから、
夕食会場の中華料理店へと向かう最中。

急激なスコール。
20130910214615.jpg

あっという間に、道路は水浸し。
20130910225620.jpg

バスのマイクを握って、
まとめの講義をしていたが、
それもストップ。
20130910225633.jpg

慌てて、アイフォンのカメラのシャッターを切り続けた。
20130910225644.jpg

バスの隣をピックアップトラックが走っていく。
20130910225718.jpg

水しぶきを上げて。
20130910225733.jpg

凄い水量。
20130910225750.jpg
砂漠の街ラスベガスに、
スコールの過激な雨。

驚かされることばかり。
地球は大丈夫か。

しかし夕食懇談は、
和やかだった。

今回のトップセミナー。
いい成果が上がった。

全員で満足の写真。
20130910225813.jpg

今日は二元中継で【国内レポート】もお送りする。
商業経営問題研究会
(Retail Management Learning Circle)
通称RMLCの夏季視察研修会が、
9月6日・7日の両日に行われた。

毎年、有志が集い、
各地のスーパーマーケットを1泊2日で視察する。

今年は、高木和成代表世話人が、
群馬・長野の視察を企画。

6日9時半に西武立川駅前のヤオコーに集合。
20130909215023.jpg

そしてヤオコー東大和店へ。
20130909215032.jpg
10時過ぎだというのに駐車場はいっぱい。
今年一番の話題店を、
参加メンバーはじっくり視察。
20130909215044.jpg

ヤオコーの両店は、
『月刊商人舎』8月号で取材しているが、
記事だけでは表現できないことがある。
やはり、自分の目で見ることが大事。

道路を挟んでイトーヨーカ堂東大和店。
20130909215052.jpg
こちらも世間には知らされていないが、
健闘している。

高速道を飛ばし、群馬県伊勢崎市へ。
ベイシア本庄早稲田モール。

上越新幹線本庄早稲田駅前の広大な土地に、
大型商業施設を開設。
6月20日にオープン。
20130909215104.jpg

さらにクラシーズ連取店。
20130909215110.jpg
原信ナルスと統合するフレッセイ、
そのクオリティ型スーパーマーケット。
やや苦戦中か。
そしてこの日最後の視察店。

ツルヤ軽井沢店。
20130909215117.jpg
9月はまだサマーシーズン。
だから店内は驚くほどの来店客。
夏場は超ド級の繁盛店だ。
お盆には1日4000万円の売上高。

そして、宿泊地の上田市へ向かう。
途中、道の駅に立ち寄る。

雷電くるみの里。
20130909215128.jpg

その名の通り、地元出身雷電の雄姿。
20130909215137.jpg

長野の空は雨もやみ、
すっかり日暮れ模様。
20130909215148.jpg

群馬も長野もこの日は涼しくて、
快適で充実した視察だった。
参加者全員で宿のレストランで夕食懇親会。
20130909215202.jpg
左から和田光誉さん、田中謙蔵さん、杉田幸夫さん、
㈱セイミヤ社長の加藤勝正さん、山口紀生さん。

こちらも左から古川芳之さん、
㈱たいらや社長の村上篤三郎さん、
高木和成代表世話人。
20130909215214.jpg
そしてカメラマンの商人舎の亀谷しづえの総数9名での視察ツアー。

朝5時起きにもかかわらず、
この夜は12時過ぎまで談笑していた人たちもいたらしい。

翌7日の土曜は、朝一番に無言館へ。
20130909215224.jpg

美しい木立の中にひっそりとたたずむ無言館には、
太平洋戦争で亡くなった画学生たちの絵が飾られている。
20130909215243.jpg

小じんまりした美術館だが、
それぞれの作者の戦没日が記された遺作と遺品を見ていると、
無念さが伝わってきて、何とも言えない。
20130909215256.jpg

こちらは第2美術館。
20130909215305.jpg

同じように、静謐な空間だ。
20130909215317.jpg

2日目の視察はツルヤ上田中央店からスタート。
20130909215328.jpg

PBのうどん15円。安い。
20130909215337.jpg

至近距離に立地するザ・ビッグ上田中央店。
20130909215422.jpg

さらに1キロほど離れた住宅立地にある原信上田緑ヶ丘店。20130909215447.jpg

PBうどん19円。それでも安い。
20130909215458.jpg

上田市から隣接する千曲市へ。
ベイシア更埴店。
20130909215508.jpg

さらに原信埴生店。
20130909215518.jpg

そしてバロー千曲店。
土砂降りのため外観を採り忘れたが、
うどんは19円。
20130909215533.jpg
千曲市のこの3店は限りあるマーケットの中での競争。
勝者は誰もいない。
そんな競争だ。

スーパーユー・パレット長野南店。
マツヤ川中島店を業務スーパーに改装。
20130909215554.jpg

綿半スーパーセンター千曲店。

20130909215607.jpg

スーパーセンターでディスカウント志向の店。
20130909215616.jpg

最後の視察店舗は、
ツルヤ長野南ショッピングパーク店。
土曜日の15時とはいえ、
店内に続々とお客が来店。
20130909215624.jpg

この店のある喜び。
ツルヤの店にはそんな感想を抱く。
20130909215632.jpg

こうしてラスベガスと長野を比較してみても、
日本のスーパーマーケットの競争も、
激しく、厳しくなった。

ドラッグストアも、
激しく、厳しい競争にさらされている。

しかしだからこそポジショニング戦略が必須になる。
そんなことが実感される。

最後に全員で記念撮影。
20130909215643.jpg
車3台に相乗りし、埼玉から群馬、長野の視察旅行。
走行距離往復700キロ(らしい)。

何ともハードな視察だが、
スーパーマーケットを見ていると皆元気になるから不思議。
RMLCの皆様、お疲れさまでした。

私もラスベガスで頑張る。

月刊『商人舎』9月号、
アメリカ・ヨーロッパの総合スーパーもスタディして、
これまでにない特集となった。

それにしても小森勝さん、
早すぎる。

合掌。

〈結城義晴〉

2013年09月09日(月曜日)

驚き!! スチューレオナードとウェグマンズ、イータリーの明暗

Everybody! Good Monday!
[2013vol36]

2020年東京オリンピック、
パラリンピック開催。

心からおめでとう。

これから7年間、
日本のスポーツ界はもとより、
消費も経済も、
活発になる。
元気になる。

何よりもうれしい。

しかし誘致活動の挙句の結果、
私が実感したこと。
「たいていの場合、勝利とは、
自ら勝ち取るものではない。
敵から恵んでもらうものである」

塩野七生さんの『ローマ人の物語』より。

それでも勝利は勝利。
精一杯、その勝利を喜び、
その上でご利益に結び付けたい。

清水信次さんが言っていた。
「オリンピックは東京だけのものではない。
オール日本で行かなきゃあ駄目だ」
日本チェーンストア協会会長、
生団連会長、
ライフコーポレーション会長。

その通り。

安倍晋三首相は、
「成長の追い風になる」
その通り。

「15年続いたデフレや縮み志向の経済を
オリンピック開催を起爆剤に払拭していきたい」
二度目の登板の首相、
つきについている。

さらに悪乗り。
五輪招致の経済効果は、
「アベノミクス第4の矢」。
第1の金融緩和、第2の財政出動、
そして第3の成長戦略に続くものとする。

これから7年、
日本全体のために、
2020オリンピック・パラリンピック。

目出度い。

さて、今日の『商人舎magazine』。

月曜は、朝一「今週の販促
オリンピック・パラリンピックプロモーションのすすめ、
さらに敬老の日の販促。

Dailyニュースは「USA TODAY」のレポートから、
「全米で最も成長の速い小売りチェーン発表」

第1位はアップルストア。
2位のAT&Tワイヤレスに圧倒的な差をつけて34.6%の伸び。

そしてお知らせ。
ひとつはアメリカ研修会specialコース
10月22日(火)~29日(火)の6泊8日。
ダラスからワシントンD.C.、そしてニューヨークを回る経営幹部向け研修会。
残りは4席。
今週末が最終締め切り、。
悩んでいる方は今すぐお申込みを。

もうひとつは第4回ミドルマネジメント研修会
中堅幹部育成のための2泊3日の缶詰研修会。
9月24日(火)~26日(木)、湯河原の研修ホテルで開催する。
ドラッカーのマネジメント理論をベースに、
結城義晴、上田惇生先生ほか、強力講師陣が指導します。
ぜひ、貴社社員の皆様を派遣ください。
ぜひ、参加ください。

よろしく。

さて私はいま、ラスベガス。
日本時間では今日かもしれないが、
こちらでは昨日、ニューヨークのニューアーク空港から、
5時間半のフライトで、ネバダ州ラスベガスへ。

夕方、着いて、すぐにホテルにチェックイン。
商人舎ベーシック・コースでも使うフラミンゴ。
20130909223236.jpg
27階のいい部屋です。

ラスベガスの街を見下ろすことができる。
20130909223303.jpg

そして午後6時25分から講義。
20130909223323.jpg

店舗戦略編と商品戦略編のエッセンスを、
2時間25分。
20130909223343.jpg
ゆったりしたツアーだが、
高度な内容。

トップセミナーのコンセプト通り。

9時前に終わって、遅い食事。
ずいぶん時間をかけて、
私の持論を展開した。
理解していただいただろうか。

さて、その前日は、
ニューヨーク・マンハッタン周辺を駆け巡り。

まずヨンカースのスチュー・レオナード。
20130909223408.jpg
いつもの牛乳工場を模した外装が迎えてくれた。

星条旗がたなびく。
20130909223424.jpg

ポリシー・ロックの向きが、
ちょっと変わっていた。
20130909223444.jpg
ポリシーそのものの向きが、
変わっていないことを祈りたいが。

店に入る前のテントの売り場。
20130909223513.jpg
土曜日の午前9時半というのに、
ガラガラ。

駐車場に車が少なすぎるので驚いたが、
ここでまた驚いた。

熊のジャンボリーは変わらない。
20130909223547.jpg

まずベーカリー。
20130909223604.jpg
みんな、作業に勤しんでいる。

青果部門のプレゼンテーションは美しい。
20130909223624.jpg

素晴らしい。
20130909223641.jpg

ネギを氷を使って提案。
20130909223703.jpg

バナナ娘もいつも通り。
20130909223721.jpg

しかし、ラム肉売場に欠品。
20130909223739.jpg

ソーセージ売場にも穴が開いている。
20130909223758.jpg
何よりも客がいない。

スチュー・レオナード二世が
真ん中に写っているが、
それが妙に空々しい。
20130909223816.jpg

最大の売り物の一つ、
牛乳売場。
冷蔵多段ケースのまえに、
グロサリーの柱のような陳列。
20130909223834.jpg
買い物の邪魔をしている。

新しいアトラクションを見あげる女の子。
20130909223851.jpg
これもなんだかさみしい。

試食台にも人がついていない。
20130909223909.jpg

寿司も品切れだらけ。
20130909223929.JPG

オンライン・デリの売場にも、
客はいない。
20130909223947.jpg
金属的な売場になってしまっている。

最後の通路。
20130909224007.jpg
土曜日なのにここにも人がいない。

そしてレジ。
20130909224025.jpg
ガラガラ。

スチュー・レオナードの特徴はカスタマーサービス。
その顧客の声を聴くコーナー。
散らかっている。
20130909224043.jpg
どうしたスチュー・レオナード。

ディズニーランドのような店。
ポジショニングは際立っていたが、
Innovationがない。
変化がない。

そして現代のマーケティングがない。
20130909224058.jpg
恐ろしいことだ。

それに対して、ウェグマンズ。
20130909224115.jpg

入り口で、バック・トゥ・スクール。
20130909224248.jpg

独特の広いエントランス。
20130909224305.jpg

出迎えるのは大容量のクラブパック。
20130909224324.jpg

そして一丁目一番地。
20130909224413.jpg

青果部門の活気。
20130909224352.jpg

コーンのつかみ取り。
20130909224436.jpg

ウェグマンズ最大の青果部門は、これでもかと、
細かなところにイノベーションが施されている。
20130909224508.jpg

青果の裏にはグルテンフリーのコーナー。
20130909224801.jpg
最新のニーズにも、的確に対応。

買ってみました。
食べてみました。
20130909224819.jpg

ハム・スライスのコーナーには、
顧客が並ぶ。
20130909224534.jpg

サービスデリも、おいしい。
20130909224553.jpg

インストア・ベーカリーでも、
顧客とのコミュニケーションがある。
20130909224611.JPG

もちろんグロサリーも素晴らしいプレゼンテーション。
20130909224634.jpg

顧客の活気で店はむせ返るようだ。
20130909224705.jpg

スチュー・レオナードとの決定的な違い。
それはいつもInnovationとマーケティングがあること。

そしてイータリー。
20130909224728.jpg

ニューヨーク五番街の大繁盛店。
20130909224846.jpg

手書きボードも楽しい。
20130909224905.jpg

こちらは顧客が押すな押すなの大盛況。
20130909225000.jpg

青果の陳列もかわいい。
20130909225031.jpg

午後3時半のアイドルタイムであるはずなのに、
レジも行列。
20130909224937.jpg

食べている。
20130909225100.jpg

「俺のイタリアン」のように、
立ち食いしている。
20130909225209.jpg

座って食べている。
20130909225231.jpg

座って飲んでいる。
20130909225311.jpg

満員電車のような混み具合。
20130909225335.jpg

イータリーは、
食べて、買って、学ぶ。
20130909225406.jpg
それが未来型スーパーマーケット。

20世紀型のスチュー・レオナードは、
残念ながらイノベーションがない。

セグメンテーションもターゲティングもない。
つまりマーケティングが古い。

だからディズニーランドのようなポジショニングも、
古ぼけて感じられる。

その上、「食べる」機能は皆無。

ウェグマンズとイータリー、
最新のマーケティング。
Innovationの連続。

ずいぶん差がついてしまった。

これはずっと指摘し続けてきた。
しかしその差がまた開いた。

おおきな驚き。
大きな収穫。

皆さんも、立ち止まっていてはいけない。
前に進もう。
一歩でも、

ではみなさん、今週も。
Good Monday!

〈結城義晴〉

2013年09月08日(日曜日)

ジジとディナー・クルーズ[日曜版2013vol36]

ジジです。
20130908154859.jpg

ねてました。
20130908155222.jpg

だって、おとうさんは、
ニューヨーク。
20130908155235.jpg

つまんない。
20130908155324.jpg

でも、おとうさんも、
シゴトばかりではありません。
20130908155347.jpg

ディナー・クルーズ。
20130908155401.jpg

なんだか、たのしそう。
20130908155307.jpg

ヨットにのりこんだ。
20130908155430.jpg

そして、まずシャンパン。
20130908155448.jpg

うらやましい~。
20130908155515.jpg
目がさめた。

ヨットは岸をはなれる。
20130908155534.jpg

ハドソン川に、
日ぐれがやってくる。
20130908155550.jpg

キモチよさそう。
20130908155604.jpg

マンハッタンがうつくしい。
20130908155618.jpg

空母イントレビッド。
20130908155632.jpg

クルーズがはじまりましたが、
ボクのそばにだれか、きた。
20130908155649.jpg

まねきネコ。
20130908155701.jpg

じゃあ、しかたないから、
いっしょにみましょう。
20130908155735.jpg

ニュージャージーも、
きれいになった。
20130908155750.jpg

ビルにあかりがともる。
20130908155804.jpg

とおくに、なにかみえます。
20130908155826.jpg

なんだろうね。
20130908155841.jpg

街のあかりは、
ますますうつくしい。
20130908155857.jpg

海のなかに、
ひかるものがあらわれた。
20130908155947.jpg

おとうさんたちは、
あれをみにきたんだ。
20130908160005.jpg

自由の女神。
20130908160030.jpg

世界遺産なんだよ?
20130908160043.jpg

ディナーもたべおわったみたいだし。
20130908160058.jpg

ダンスするひとたち。
20130908160120.jpg

おとうさんは、景色をみながら、
風にふかれていた。
20130908160134.jpg

そして3時間のクルーズがおわった。
20130908160152.jpg

シゴトばかりじゃあなくて、
たのしんでください。
20130908160206.jpg
ボクたち、まってます。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

「月刊商人舎」購読者専用サイト
月刊商人舎 今月号
流通スーパーニュース
月刊商人舎magazine Facebook

ウレコン

今月の標語
商人舎インフォメーション
商人舎スペシャルメンバー
商人舎発起人
海外研修会
2026年USA研修会
国内研修会
第18回 ミドルマネジメント研修会

東北関東大震災へのメッセージ

商人舎の新刊
前略お店さま

チェーンストア産業ビジョン

結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

新着ブログ
毎日更新宣言カレンダー
2026年8月
« 7月  
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031 
指定月の記事を読む
毎日更新宣言カテゴリー
毎日更新宣言最新記事
毎日更新宣言最新コメント
知識商人のためのリンク集

掲載の記事・写真・動画等の無断転載を禁じます。商人舎サイトについて
Copyright © 2008- Shoninsha Co., Ltd. All rights reserved.