結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2013年02月04日(月曜日)

旧暦の大義名分・早仕掛けと三連休・月曜祝日10回の今年の作戦

Everybody! Good Monday!
[2013vol6]

2013年も第6週。
2月の第2週と相成りました。

昨日が節分で、
今日が暦の上では、
春立ちぬ。

しかし、まだまだ寒い。
東北・北海道はさらに寒い。

寒声の福島弁の乱れざり
〈朝日俳壇 鴻巣市・佐久間正城〉
寒中鍛錬の音声は凛と響く。
その福島弁が、いい。

寒稽古必ず一つほめてやり
〈日経俳壇 総社・尾関當補〉
指導者の姿勢が表れている。

日本列島は東西南北に長い。
沖縄と北海道は別の国のようだ。

明日5日からさっぽろ雪まつりが始まり、
1週間後、11日の月曜日に終わる。

沖縄県那覇市の今日の気温。
最高が25度で最低が20度。

しかし暦はひとつ。
カレンダーの暦こそ、
国民を繋ぐ絆だ。

現在、使われている暦は、
太陽暦で、グレゴリオ暦と呼ばれたり、
そして「新暦」と言ったりする。

地球が太陽を一周する周期を、
1年365日とし、
4年ごとに閏年366日を設ける。

これは1872年(明治6年)1月1日に始まった。

その前は、604年、推古天皇12年1月1日から、
旧暦を使っていた。

旧暦は中国4000年の歴史がある「農暦」。
そして農暦は「太陰太陽暦」。

太陰暦とは、月の満ち欠けを、
見たまんまに使う。
わかりやすい。

新月から始まって、
上弦の月、満月、下弦の月、
そして新月に戻る。

月が地球を一周する周期は29.5日。
だからひと月を、
30日の「大の月」と29日の「小の月」に分けて、
1年は354日。

しかしこれでは農業の科学的作業には適さない。
農業は太陽の日照を頼りにしたリアリティある産業で、
ロマンティックな月の太陰暦では用を足さない。

そこで季節の節目として、
太陽と関係の深い二十四節気を合わせて使った。

冬至から次の冬至までを4等分して、
冬至、春分、夏至、秋分、再び冬至とする。
さらにその間を6等分して、24分割。
それぞれがほぼ15日ずつで、1年となる。

「立春」はまさに二十四節気のひとつ。
次の「雨水」までが24分の1の一区切り。

従って旧暦は太陰暦を基本に、
二十四節気の太陽暦を併用して、
「太陰太陽暦」と呼ばれることとなった。

私はこのブログで、
二十四節気を多用する。
ここには意味がある。

まず、生活に潤いをもたらしてくれる。
毎日のブログには暮らしの潤いが必須。

さらに二十四節気には、
「早仕掛け」の意味がある。

旧暦と新暦は1月のスタートが異なる。
旧暦は立春の頃を元日とする。

つまり旧暦は新暦よりも約1カ月遅れて始まる。

しかし旧暦の春は1月から3月、
夏は4月から6月、
秋は7月から9月、
冬は10月から12月。

二十四節気も、それに準じる。

二十四節気のそれぞれの名称は、
中国の華北地方の季節感で名づけられている。

だから立春は華北の季節感を表わして、
日本とは異なる。

一方、新暦では、
春は3月から5月、
夏は6月から8月、
秋は9月から11月、
そして冬は12月から2月。

旧暦は1年が1カ月遅れて始まるけれど、
季節感は新暦に比べて2カ月早い。

だから実質的には、
太陽暦に比べて1カ月早い。

二十四節気は1カ月ほどの早仕掛けと、
生活の潤いとを与えてくれるわけだ。

これが現代のプロモーションでも、
大義名分の「早仕掛け」となる。

ちなみに中国や韓国では現在も、
旧暦を採用している。

立春と言えど、
まだまだ日本も寒い。
横浜でも今週水曜日は雪の予報。

日常を問ふしんしんと雪の降る
〈朝日俳壇 松阪市・奥俊〉

日常の一つひとつの生活が問われている。
そしてしんしんと雪が降る。

さてさて日経新聞に、
編集委員の田中陽さんが新連載。
タイトルは「新次元のPB」

第1回の今朝は、
「メーカー品に並ぶ存在感」

「スーパー、コンビニなど主要10社の
今年度のPB売上高は2兆円超の見通しで、
5年で約2倍に急拡大」

田中さんは指摘する。
「景気低迷と急激な円高が重なると
PB開発は盛んになる」

理由は大きく二つ。
「消費者の低価格志向への対応」
「輸入原材料の調達コストの引き下げ」

だから従来は、
「景気の持ち直しと円高が一服すると
開発熱は冷めた」

しかし2008年に金融危機が訪れる。
「金融危機前後から始まったPB戦略は
一過性のブームの域を越え、
消費社会に浸透した」

そしてこの序論の結び。
「最近はテレビCMを流し、
NBよりも高価格帯の商品も数多い。
PBは新たな次元に入った」

世の中のすべてが愛であふれてる
開けた冷蔵庫をすぐ閉めた

〈日経歌壇 潟上・渡辺崇晴〉

冷蔵庫の中には、
PBも入っていたに違いない。

田中陽さんの今週の連載に期待しよう。

異次元のPBの中には、
ウォルマートの「World Table」が、
紹介されるに違いない。

最後に今月の商人舎標語。
「志定まれば、気盛んなり」
吉田松陰。

ここでいう志は、
何も大仰なものでなくともよろしい。

小さな決意、小さな意思決定。
それが1週間で終わってもよい。

1週間の決意が52回。
それが新暦の1年となる。

どこぞの誰かのような三日坊主は困るけれど。

「志定まれば、気盛んなり」

では、みなさん。
Good Monday!

〈結城義晴〉

2013年02月03日(日曜日)

ジジと風呂番[日曜版2013vol5]

きょうは節分。
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冬と春を分ける日。
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まめまき、恵方巻き。
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でも、ユウキヨシハルのおとうさん、
きのう、熱をだしてしまいました。
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37.8°。

今朝はさがった。
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36.3°。

よかったですね。
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おとうさんは、
熱をさげるほうほうを
しっているんです。

熱がさがったので、
おふろ、はいります。
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だからボクが、
おふろをわかすのを、
おてつだい。
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まず、おみずをぬきます。
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ボクは、これが、
だいすきなんです。
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おふろのお水が、
ぬけていくのが。
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どんどん、お水が、
へっていきます。
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そして、さいごには、
グルグルまきになる。
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もうすぐです。
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ほらね。
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ねえねえ、おとうさん。
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お水、なくなりました。
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そうしたら、おそうじをして、
ここを押すんですよね。
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おふろにはいって、
ゆっくりしてください。
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おふろにはいれば、
元気になるでしょう。
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節分は、
季節を分ける日。
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冬の元気と、
春の元気は、
ちがいます。
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熱がでたけど、
もっともっと、
元気になってください。
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大丈夫でしょ?
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おとうさんなら。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2013年02月02日(土曜日)

節分の恵方巻きからバレンタイン・チョコまで、販売数量を競いたい

2月2日、ゾロ目の土曜日。
東京・横浜は4月の陽気。

しかしちょっと体調がよろしくない。
熱があるわけではないし、
喉が痛いとか、咳やくしゃみが出るのでもない。

何というか、だるい。
背中や肩、首が凝っている。

風邪の前兆。

ここで丁寧に処置をすると、
すぐに元気になる。

それでも、午前中から、
何やかやと出かけて、その間に、
立教大学大学院のシラバス仕事をこなした。

今週は後半にオフィス模様替えをした。
事務所内がごった返すなか、
青山永さんが横浜を訪ねてくれた。
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SMO㈱代表取締役社長。
一言でいえば、ブランディングのコンサルティング会社。
立教大学大学院ビジネスデザイン研究科10期生。

結城ゼミではなかったが、
私のF&Bマーケティングを履修してくれて、
とてもいいレポートを書いていた。

日米小売業界の動向などレクチャーして、
青山さんの仕事を支援した。

こういった要望には、時間が許す限り、
できるだけ応えるようにしている。

さて明日2月3日は、節分。
節分とは「季節を分ける」という意味。
大寒の冬と、立春の春を、分ける。

江戸時代以降、節分は、
立春の前日を指す場合が多くなった。

煎り豆を撒いて、
年齢の数だけ豆を食べ、
厄除けを祈願したりする。

最近では恵方巻き
食べると縁起が良いとされ、
「招福巻」「幸運巻」「開運巻き寿司」とも呼ばれる。

発祥はいろいろあるが、
ひとつは、大阪船場の旦那衆が、
遊女に巻きずしを「丸かぶり」させて遊んだというもの。
ひとつは、江戸時代の終わり頃、
大阪の商人たちが商売繁盛と厄払いを祈願し、
「幸運巻寿司」を食べたという説。

粋なお大臣遊びもいいが、
私は商売繁盛祈願をとりたい。
その商売。
コンビニやスーパーマーケットの店頭では、
先月から積極的に、
恵方巻きの予約を受け付けている。

ここでも忘れてはいけない。
「早仕掛け・早仕舞い・際の勝負」。

ぜひとも、今日明日のウィークエンドは、
お客でにぎわってもらいたいものだ。

そのためにゲーム感覚で、
どの店が何本売った、
どの店はいくら売った、と、
互いに競ってもらいたい。

第2土曜日の11日は、
建国記念の日。

趣旨は「建国をしのび、国を愛する心を養う」。

元旦、成人の日に次ぐ三番目の国民の祝日。
しかし、他が「祝日法」に定められているのに対して、
建国記念の日だけが政令で定める日。

明治時代の初期「紀元節」が、建国記念の日となった。
その紀元節は『日本書紀』の神武天皇即位の日に由来。

私は今、梅原猛『古事記』を読んでいるが、
梅原は日本書紀よりも古事記のほうが、
断然、文学作品としての価値があると力説する。

今年の建国記念の日、
安倍晋三首相と自民党は、
どんな対応を見せるだろうか。

個人的意見だが、
国際感情を刺激するような対応は、
今年は避けた方がいいと思う。

私たちも2月の国民の祝日として、
この日を粛々と過ごしたい。

そして2月14日木曜日は、
バレンタインデー。

雪が積もればクリスマス
想いが募ればバレンタイン♪

〈山崎眞幹作詞・作曲〉

節分と立春が終わると、
建国記念の日を挟んで、
想いが募る14日に向けて、
バレンタイン商戦が本格化する。

2月前半はこの14日までが勝負。

今年のバレンタインデーのトレンド。
「義理チョコ復活」と日経新聞。

好きな人や恋人への「本命チョコ」、
ご褒美として購入する「自分チョコ」。
それらに押されて「義理チョコ」は減っていた。

しかし義理チョコの中身が変わった。
従来は職場の上司・同僚・部下に社交辞令で配った。
最近は、「日ごろのお礼を込め、
相手に合わせて贈るのが主流」。


プランタン銀座
の調査。
今年のバレンタイン関連の予算は軒並み増加。
「本命」「義理」「自分」の中で、
特に顕著なのが義理チョコ。
女性が用意する個数は前年比2.8個増の10.4個。
これは2002年の調査開始以来最も多い。

江崎グリコの予算調査。
独身の会社員女性、
義理チョコを渡す相手1人あたり820.9円。

「彼氏」向けの予算は、
昨年の実績よりも200円近く安い。
義理チョコは40円以上高い。

日経の記事は百貨店の売り場からトレンドを探る。

西武池袋本店は1月25日に、
バレンタイン特設会場を開設。
27日の日曜までの売上げは、
計画比28%増。

35歳のOLへのインタビュー。
「今年は仕事とプライベート、男女と関係なく、
日ごろお世話になっている4~5人に渡す予定。
それぞれ違うものを探している」。

「従来の儀礼的な習慣は消えつつある」
マーケティングライターの牛窪恵さん。
「歳暮や誕生日プレゼントを渡すほどではないけれど……
という相手にお礼を伝えるチャンス」。

価格帯。
東急百貨店東横店、
500~1000円の価格帯を、
昨年より1~2割増やした。

小田急百貨店新宿店、
1000円以下の商品が約1割増える。

「1つのブランドで複数購入するのではなく、
渡す人に合わせて選んで買い回る人が増えている」
(小田急百貨店)。

売り方は、試食。
大丸梅田店は1月30日から2月8日まで毎日、
特設会場で試食イベントを開催。
ただし人数限定。

さらにプレゼント対象顧客の変化。
贈る相手は男性だけではない。
高島屋東京店では、
職場の女性同士でのやりとりを念頭に置く。
90ブランドを展開するが、
「女性の先輩・上司」「同僚」「後輩」向けに、
セグメンテーションして紹介。

百貨店のこの動き、
スーパーマーケットやコンビニ、
ドラッグストアでも、
活用すべきだ。

「早仕掛け・際の勝負」は、
バレンタインデーにも活きる。

さてバレンタインが終ったら、
2月後半は、売り場をがらりと変え、
春のプロモーションへ。

つまりは、3月3日のひな祭りに集中。

2月は冬から春へ。
顧客の気分が高揚してくるような売り場を、
つくってもらいたい。

それには、自分でも、
気分を高揚させたい。

あなたはバレンタインチョコレート、
いくつ貰えるだろうか。

あなたはバレンタインチョコレート、
いくつプレゼントするだろうか。

これも競っていいが、
店では、
チョコレートいくら売った、
何個売った、
ゲーム感覚で、
競ってほしい。

今月は恵方巻き、バレンタインチョコ。
競う月だ。

雪が積もればクリスマス
想いが募ればバレンタイン
赤いリボンで結ばれた
贈り物が待ってる♪

良い週末を。

私はいま、37度8分まで熱が上がってきた。
想いが募っているわけではない。

〈結城義晴〉

2013年02月01日(金曜日)

商人舎第2クール突入と平成24年経済センサス「商工農士」の逆転

2013年2月1日。

私たちの㈱商人舎は、
6年目の新しい年度に入る。

2008年2月1日に設立し、
4月17日に発足の会を開催。

「商業の現代化」を標榜した。
そのために「知識商人の養成」を誓った。

それから5年。

主催する海外研修会は都合12回を数え、
業界内でも定評をいただいている。
この5年間で、467名の参加者。

今年は春の第13回basicコース、5月14日~20日、
秋の第14回Specialコース、10月22日から29日、
2回の開催となる。

さらに昨年から、
商人舎ミドルマネジメント研修会をスタートさせ、
これも年2回開催で定着。

お陰様で今年も、
春の第3回(5月28・29・30日)、
秋の第4回(9月24・25・26日)と、
回を重ねる。

もちろん結城義晴自身は、
昨2012年、9回の海外セミナーをコーディネートし、
海外研修会参加者はトータルで380名。

一昨年の2011年も同じく9回の研修引率で379名。

この5年間に、豚インフルや東日本大震災で、
海外渡航が中止となった期間があるにもかかわらず、
海外研修会で私の講義を聴き、解説を受けた人数は、
延べ1162名に及ぶ。

アメリカだけでなく、ヨーロッパや中国を加えて、
この9回が1年のスケジュールとなっていて、
これは限界に近い。

そして商人舎事業として、
今年新たに取り組むのが、
出版、Publishing。

1977年に㈱商業界に入社し、
30年間、結城義晴は出版人として、
「読んでいただく」活動をしてきた。

商人舎ではむしろ、
大学院教授や研修会指導者として、
「教える」仕事を中心に展開してきた。

もちろん単行本は書いたし、
雑誌や新聞にも寄稿したし、
ネット上では毎日更新宣言を発信してきた。

これらの役割は今後も、
さらに充実させ続けたいと思っている。

しかし今年からの第2クールで、
㈱商人舎として出版事業を展開する所存。

まず、3月1日に、
『マス・カスタマイゼ―ション』を、
㈱商人舎刊として発売。
著者は商人舎最高顧問の杉山昭次郎先生。

ご期待いただきたい。

次に、4月1日、
待望の月刊『商人舎』発刊予定。

実は2011年5月1日から、
非売品の月刊『商人舎』を発刊している。

今日も2013年2月号を発刊し、発送した。
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それを市販しようという構想。

逆転の発想、
内容の刷新。

商人舎と結城義晴にしか、
つくれない月刊誌。

ご期待いただきたい。

さらにその後も、順次、
単行本などを発刊し、
出版事業を細く長く続けていく。

私の目指すものは、初めから、
ネットとリアルのフュージョン。
つまり「アミ(網)とカミ(紙)の融合」。

小売りサービス業の経営に対しても、
そして商人舎の事業においても、
コンセプトはシンクロナイズしている。

そのために今日から、
㈱商人舎にチーフエディターが加わった。
渋木克久。

よろしくお願いしたい。

私は5年周期で、
商人舎経営を考えている。
中期計画といってもよい。

最初の5年は、助走。
コーネル大学RMPジャパン副学長や、
立教大学大学院教授という仕事が入ったこともあって、
商人舎事業は緩やかに展開。

しかし、
5年ずつの計画を、
6回連続させて、
30年。

私は85歳になっているが、
そこまで続けるつもり。

㈱商業界で30年、
編集記者から始まって、
代表取締役社長で終わった。
㈱商人舎でも30年。
5年サイクルの6巡。

もちろん、毎日更新宣言ブログは、
1年ごとに更新しながら、継続される。

常に、体と脳の活性化を繰り返す所存。

小売りサービス業全体、つまり、
商業の現代化を標榜しつつ、
その歴史の証人として一生を捧げる。

これまでの5年間を感謝しつつ、
これからの5年、そして終点までの25年を、
あらためて、よろしくお願いしたい。

さてその2月の商人舎標語。
「志定まれば、気盛んなり」
ご存知、吉田松陰の言葉。

2008年に商人舎を発足させたときの、
年間標語として使った。

しかし心新たに第2クールに入るその2月の、
商人舎標語にしたい。

(こころざし)が定まれば、
気力・気持ちは盛んになる。
今、私の心境そのもの。

商人舎Special Member、
最高顧問・杉山昭次郎、
特別顧問・萩原政利、
海外特別顧問・浅野秀二。

エグゼクティブ・プロデューサー松井康彦、
エグゼクティブ・コーディネーター川勝利一、
チーフ・コーディネーター鈴木敏。
顧問税理士・宮田昇。

それにゼネラルマネジャー亀谷しづえ、
チーフエディター渋木克久、
エディタースタッフ鈴木綾子。

そして代表取締役社長・結城義晴。

いざ、2017年へ。

と、力んだところで、
「平成24年経済センサス‐活動調査」速報。
1月29日に発表され、
私はその日の立教サービスマーケティングで、
講義に使った。
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経済センサスとは、
日本の全企業・全事業所を対象とする統計調査のこと。
いわば「経済の国勢調査」。
総務省・経済産業省が実施する。

これまでに存在したのは商業統計調査や工業統計調査。
私はこの「商業統計」をベースにして論述を展開してきた。

サービス産業が大きく発展したいまの時代、
商業統計、工業統計では実情に合わなくなっていた。

そこで、平成17年6月21日、
「骨太の方針」が閣議決定され、
「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2005」において、
「経済センサス」の実施が提言された。

「センサス」とは、
古代ローマで行われた人口登録調査のこと。
ローマが共和政、帝政と変わってゆく前の、
第六番目の王セルビウス・トゥリウスが始めた。

紀元前500年代半ばのこと。

後に、国勢調査や、
それに類する大規模な人口調査、
さらに大規模な悉皆(全数)調査のことを、
センサスと呼ぶようになった。

今回は日本の「経済センサス」の記念すべき第1回調査。
企業・団体に対する悉皆調査。
ただし、その速報値の報告。
だから日本標準産業分類の大分類での集計となる。

日本の企業の年間売上高は、
1302兆2523億円。

うち卸売業、小売業の売上高は、
400兆3043億円。
今回は大分類だから両者の分類分けは、
今年11月の発表となる。

小売業態別統計は、
来年2月を待たねばならない。

しかし小売り・卸売り業、
すなわち商業の売上高は、
全産業の30.7%を占め、
堂々のトップ。

従業者数も1198万4000人で、
全産業の21.3%。
こちらもトップ。

これは多くの国民が、
卸売業、小売業の恩恵にあずかっているということ。
つまり、基幹産業であることを証明している。

ちなみに製造業の売上高は、
342兆4426億円(同26.3%)
従業者数は942万2000人(同16.7%)で、
ともに第2位。

農業は売上高3兆4354億円、
従業者数35万0347人。

国家や地方自治体の政治家・役人は、
実質的な生産をしないから売上高はゼロ。

つまり経済センサスでは、
「士農工商」はすでに、
「商工農士」となっている。

声高に、
それを言っておきたい。

商業現代化の数値面は、
もう満たされている。

私たちがそのことを強く自覚することが、
現代化の第一歩となる。

日本の企業等の数は、
409万6578企業。
平成21年に行われた「経済センサス-基礎調査」と比べると、
8.6%のマイナス。

卸売業、小売業は92万9386企業。
平成21年基礎調査比で12.3%のマイナス。

日本全体で企業数は減少していて、
卸売業、小売業は、
全産業合計より減少率が大きい。

それでも卸売業、小売業の企業数は、
全産業の22.7%を占め、
ダントツのトップ。

第2位は宿泊業、飲食サービス業で、
54万1375企業(全産業の13.2%)

製造業は43万6646企業(同10.7%)で、
建設業に次ぐ第4位だ。

最後にもう1つ重要な数字。

「付加価値額」。
これは企業の売上高から原材料費を引いた残りの金額。
つまり、働く人の賃金と企業の利潤ということになる。

日本の企業等が生んだ付加価値総額は、
242兆6658億円。
対して平成24年度の国家予算は、
90兆3000億円。

私たちが一生懸命働いてつくりだした価値は、
国家予算の約2.7倍ということになる。

こうしたスケール感を、
常に意識すべし。

知識商人必須の心得。

そして卸売業、小売業の付加価値額は、
42兆3484億円。
全産業の17.5%で、
これは製造業に次いで第2位。

製造業の付加価値額は、
53兆2607億円。

その差、10兆9124億円。

たいへんな数字だが、
ここに商業現代化のポイントがある。

一方、売上高に対する割合「付加価値率」は、
商業が10.6%。

こちらは残念ながら、
全産業合計の18.6%を下回り、
最下位。

社会のインフラ機能を果たしているから、
付加価値率が低いとも考えられるが、
ここにも重要な視点がある。

付加価値率トップは、
教育、学習支援業の46.9%。
第2位は宿泊業、飲食サービス業の37.8%。

確報は今年の3月から来年の2月にかけて、
順次公表されていく。

商人舎30年計画の間に、
こういった数値は、
どう変化していくのだろう。

経済センサスも、多分、
5年おきに調査発表されるはず。

商人舎の5年サイクルと、
偶然にもシンクロしている。

歴史の証人・結城義晴としては、
商人舎経営を充実させつつ、
この経済センサスのサイクルごとに、
「商業現代化」を一歩一歩、
実感していきたいものだと考える。

〈結城義晴〉

2013年01月31日(木曜日)

「王に大鵬・ニクラウス」とスーパーマーケットの「コンビニ脅威論」

2013年1月最後の日。
この1カ月は、実にはやかった。

大鵬幸喜、大相撲名横綱。
史上最多の優勝32回。
19日、心室頻拍(ひんぱく)で逝去。
享年72。

昨日の通夜に1000人が参列。

ソフトバンク王貞治球団会長の挨拶。
「私はあなたを目標にして闘ってきた。
『巨人・大鵬・卵焼き』に対して、密かに、
『大鵬・ニクラウス・王貞治』だと
思っていました」

ニクラウスはゴルフのジャック・ニクラウス。
3人ともに1940年生まれ。

私の小学校の3・4年担任は、
樺太出身の押切美那子先生で、
この先生が大鵬と親戚付き合いをする間柄だった。
大相撲の本場所が始まると、
毎日のように大鵬の話をするので、
クラス全員がファンになっていた。

私はこの押切先生に特別に支持をいただいて、
子どもながら自分に自信を持った。

そして大鵬の熱烈なファンになった。

福岡出身の私は、
野球は西鉄ライオンズ・フリークだったので、
「巨人・大鵬・卵焼き」は気に入らなかったが、
「大鵬・ニクラウス・王貞治」は、いい。

もちろん語呂から言えば、
「王に大鵬・ニクラウス」だろうけれど。
王さんは謙遜して、自分を最後に並べた。

大鵬が亡くなって、
そんなことがわかるなんて、
不思議な気がする。

ご冥福を祈りたい。

日経新聞のスポーツコラム、
豊田泰光『チェンジアップ』。
元西鉄ライオンズの野武士。
自分で書く文章もうまい。

「元横綱双葉山の部屋を見学したことがあった。
双葉山がけいこ場に現れただけで、
若いお相撲さんたちの間に
ビリビリとしびれるような空気が漂った」

「双葉山と同じ雰囲気を感じたのが、
巨人の川上哲治さんだった」

「スポーツ界の体罰漬けの実態が暴かれているが、
偉い指導者は手を出す前に、
その存在によって弟子を畏怖させ、
言うことを聞かすのだ」

ここからリーダーシップ論を展開。
「飲んでおごって、
人についてこさせようとするのは
能力のない管理職がやること
で、
それは痛みによって選手を縛るのに通じるところがある」

鋭い。

「暴力による恐怖や酒席をべースとするような
指導者と選手、上司と部下の関係は長続きしない」
しかし、我も我もと内部告発され、
体罰問題が表に出てくる。

暴力や酒を関係作りに使う側に責任はあるが、
「No」と言えない方にも問題はある。

そんな人間の集まり、つまり組織に、
最大の膿が横たわっていることが多い。

体罰問題を報道するマスコミにも、
自身のなかにそれと相似形の膿がある。

豊田泰光や桑田真澄の物言いは、
それを実体験してきた者としての実感をもつ。

彼らの生の声の方が、
マスコミの報道よりも説得力を持つのは、
そのためである。

さて今日、商人舎のすぐそばに、
ファミリーマートがオープン。
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1週間前には、
まだ準備中だった。
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初日は、店頭で青果の安売り。
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バナナ3本50円、ジャガイモ4個50円、
ニンジン4本50円、ナス5本168円、
レタス1個168円などなど。

無調整牛乳1リットル100円。
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おにぎり、弁当、一律50円引き。

そして福袋700円。
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ちょっと縦長のレイアウトだが、
これから愛用しそうな店だ。

故倉本長治商業界主幹
は、
新店がオープンすると必ず、
どんな小さな店でも1品買い物をして、
「頑張れよ」と心の中で声をかけた。

私も新店に対して例外なく、
「頑張れよ」と声援する。

そして「初心忘るべからず」と、
つけ加える。

このファミリーマートも、
そうあってほしい。

コンビニがこれだけ生鮮食品を扱うのだから、
食品スーパーマーケットは、
惣菜を強化する。

日経新聞本紙に、
「スーパー、総菜生産拡大」の記事。
ヨークベニマルといなげや、ヤオコー、
さらに四国のフジ、東北のヤマザワ
の事例が出てくる。

いずれも惣菜工場の新設。

インストア加工やベンダーからの商品供給から、
一歩踏み出して、自社工場での製造となる。

つまりは惣菜のセントラリゼーション。
テクノロジーの進化ははやい。
その最新テクノロジーを駆使して、
完成品をつくり、あるいは半加工品を工夫し、
配送し、売れ行きを予測し、
インストア加工と組み合わせる。

この流れは欧米でも、
当たり前のこととして、
イノベーションが図られてきた。

英語でセントラルキッチンというが、
アメリカのスーパーマーケットではもう、常識。

惣菜は店内加工。
それが一番、競争力がある。

もちろんそんな時期もあったかもしれない。

しかし、どんどん進化している。
そのスピードははやい。

もっとも、ベンダー側も、
イノベーションに精を出して、
こちらも進化している。

それらを組み合わせて、戦略をつくる。
アセンブリー産業。

記事の総括部分は、
「スーパーの既存店売上高は
12年まで16年連続でマイナスが続くが、
総菜部門は比較的堅調だ」とはじまる。

ここでいう「スーパー」とは、
日本チェーンストア協会のこと。

食品スーパーマーケットは、
16年連続マイナスではない。
そしてこの記事は、ほとんど、
スーパーマーケットのことを書いている。

「このためスーパー業界では、
イオンやイトーヨーカ堂といった大手総合スーパーも
総菜を強化している。
ただ食品を専門とするスーパーは大手と比べ、
収益に占める総菜の比率が高い。
総菜部門への重点投資をテコに生き残りをめざす」

十把一絡げの論議は、意味がない。
最低限、業態概念は必要だ。

ベニマルもヤオコーも、いなげやも、
そしてフジやヤマザワも、それぞれの競争力があるし、
そこから導き出されたリアリティある戦略のはずだ。

ここにはブームはない。

スーパーマーケットが、
生鮮を扱い始めたコンビニに、
顧客と売上げを奪われている。

それは今日のファミリーマート新店でもわかる。

しかしコンビニの店外むき出しの青果特売は、
その近代的スーパーマーケットが、
打倒し尽くしてきた八百屋の売り方だ。

その安売りにずっと顧客を奪われ続けるとしたら、
スーパーマーケット側の怠慢というしかない。

惣菜に関しても同様。

30坪の小型店のコンビニの惣菜は、
ほとんど全てがセントラルキッチン。
結果としてコンビニは、便利な店になっている。

ベニマルやヤオコーのセントラル化には、
コンビニの惣菜とは異なる次元の商品を提供する狙いがある。

スーパーマーケットにとって、
「コンビニの脅威」
は現実にある。
1店出ると年商2億円くらいが取られる。
10店で20億円。

しかしコンビニが青果部門を強化したからと言って、
その商品を1品ずつ見れば見るほど、
スーパーマーケットが、
食の専門家であることは、
歴然としてくる。

惣菜もしかり。

一方、コンビニの便利さに、
スーパーマーケットの側は、
いかに対抗措置を繰り出しているのか。

コンビニは100%、サッカーサービスをする。
コンビニはスピードレジを徹底する。
コンビニはさまざまなサービス機能も充実している。

挽き立てコーヒーを100円で提供して、
マクドナルドやスターバックスをターゲットにする。

アメリカのスーパーマーケットは、
ほとんど100%、サッカーサービスをする。
クオリティ&サービス型の店は、
車までカートを押して行って、
トランク詰めのサービスもする。

もちろん例外なく、
レジにはエクスプレスレーンを設けている。
セルフレジも設置する。

これはコンビニ対策でもある。
そしてそれが充実されれば、
ドラッグストア対策にも、
ディスカウンター対策にもなる。

「王に大鵬・ニクラウス」
それぞれの分野でトップになるには、
多業態の姿勢に学び、
それをひとつひとつ、
凌駕する丁寧さが求められる。

〈結城義晴〉

2013年01月30日(水曜日)

新年度予算批判とCCL米倉裕之と立教補講の「いい日はいいな」 

今日の東京・横浜は3月の陽気。
暖かいし、快適。

天気はいいし、
日は長くなったし、
景気もちょいと上向きだし、
商人舎の事業も順調だったし、
立教大学大学院もすべての授業を終わらせたし、
ゼミ生の論文も出来栄えは良かったし、
「いい日はいいな♪」
国井桂子作詞・小室邦章作曲。

今日は素敵な日
あの人とも会えたし
すんなり笑えたし
いい日はいいな♪

歌など口ずさんだら、
新聞社説がこぞって、
安倍内閣の2013年予算案を批判。

安倍政権に鋭く迫る朝日新聞は、
「新年度予算―『正常』にはほど遠い」

「公共事業費は12年度当初予算並みを確保し、
先の補正予算と一体で『国土強靱(きょうじん)化』に走る。
防衛費を11年ぶりに増額する一方、生活保護費は抑え込む」

「国債発行額は、小泉政権が掲げていた『30兆円枠』の1.4倍だ。
過去の借金を乗り換える『借り換え債』を含む国債の総発行額は
170兆円を超え、過去最高の水準が続く」

クールな毎日新聞も、
「安倍政権の予算 財政再建の道は険しい」

予算の中身に関して、
「生活保護の支給基準が引き下げられる一方、
公共事業費は前年度比16%の伸びとなった。
1年分に相当する公共事業費を
補正予算に盛り込んだばかりというのに、である」

「質より量、人よりコンクリート」となることを懸念。

さらに安倍政権に比較的好意的な日経新聞も、
「成長と財政再建につながる予算か」

「歳出全体を厳しく抑制しつつ、
日本経済の成長力を高める事業に重点配分したとは言い難い」

「内実は公共事業頼みの景気対策と
借金依存の財政運営である」

この日経の表現が最も簡潔。

せっかくいい滑り出しだったのに、
自民党の悪い体質が姿を現しつつある。

「いい日はいいな」とはなり難い。

これらの「世論」が国会論議を後押しし、
本来の需要の喚起と成長の持続を実現させてほしいものだ。

さて昨日の私は、朝から東京・大門。
カスタマー・コミュニケーションズ㈱へ。
通称CCL。
その定例取締役会。
私は非常勤取締役。

昨2012年12月26日、新たに、
代表取締役社長に就任した米倉裕之さんが仕切る。
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1966年6月14日生まれ。
高校は神奈川県の湘南高校、いわゆる名門。
そして1990年東京大学農学部卒業。

同年、東京海上火災保険㈱入社。
現在の東京海上日動火災保険㈱。
船舶営業部、経営企画部、米国駐在等勤務し、
1999~2002年には、
ブルッキングス研究所客員研究員として、
ワシントンDCに赴任。

2007年に、GEコンシューマー・ファイナンス㈱入社、
マスターブラックベルト。
シックスシグマ手法を活用した経営戦略策定の指南役。

2008年に転職し、㈱ぐるなび執行役員。

そして2011年6月、
カスタマー・コミュニケーションズ㈱取締役。
2012年12月代表取締役社長就任。

経歴も頭脳も立派なものだが、
何より人柄がすばらしい。

私は、CCLの新しいトップマネジメントとして、
全幅の信頼を寄せている。

「顧客ID付POS情報という購買行動ビッグデータの活用によって、
市場の変革を先導し、着実にクライアント企業の成果を導き出す」
米倉さんは、このように、CCLが目指す役割を語る。

CCLともども、よろしくお願いしたい。

昨日はその後、浜松町の㈱プラネットを訪れ、
代表取締役の玉生弘昌さんと懇談。
プラネットがCCLの筆頭株主。

玉生さんとは、
単行本のことなどに話題が広がって、
実に有意義だった。

こういった話題のなかにいると、
私は「出版人なんだ」と思いかえす。

その後、横浜の商人舎に戻り、
再び、池袋の立教大学へ。

大学院ビジネスデザイン研究科の授業。
サービスマーケティングの補講。
教室はいつもの14号館D602。

履修生と共に、
特別の聴講生が集まってくれて、
私は30分のビデオを挟んで、
1時間30分、語り続けた。

最後の最後は、「幸せと正義」。

そしてドラッカーを実践する二つの方法。
「時間管理とフィードバック分析」。

ドラッカーは言う。
「時間を管理できなければ何もできない」
まさにその通り。

そして自らの「強み」を知る「フィードバック分析」。
「自らについて知りうることの中で
この強みこそ最も大切だ」

半年間の受講とご清聴、
心から感謝したい。

そしていい人生を送ってもらいたい。

つくづく、そう思う。

最後の講義が終わって、
全員から拍手をいただいた。

感動した。

その後、最後の懇親会。
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卒業生の外山順一郎さん、
結城ゼミ生でこの3月に修了する武藤麻代さんも加わって、
愉しい宴は終電まで続いた。
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立教に来て、教授の仕事をして、
ほんとうに良かった。

そう思った。

やはり「いい日はいいな♪」

〈結城義晴〉

2013年01月29日(火曜日)

安倍所信表明演説とイオン外国人1500人採用、PCSA賀詞交歓会

日経新聞一面トップは、
安倍晋三首相の所信表明演説ではなく、
「イオン、来年度に外国人1500人採用」の記事。

私など小売流通サービス業のニュースが、
一面トップを飾るとそれだけで、
嬉しくなってしまう。

安倍所信表明に関しては各紙、
社説で意見を開陳した。

まず、朝日新聞はいきなり疑問を呈する。
タイトルは「所信表明演説―危なっかしい安全運転」
中身は、斜に構えている。

「拍子抜けしたのは、今の日本にとって
重要な課題の多くがすっぽり抜け落ちていたことだ」。

「たとえば原発・エネルギー政策や環太平洋経済連携協定(TPP)、
社会保障制度のあり方について、
まったく言及しなかったのはどうしたことか」

対して日経新聞社説は提案型。
タイトルは「危機突破へ首相はTPPに踏み出せ」

こちらはとにかく経済力回復に向けてまっしぐら。
「各種の規制改革を含め、3本目の矢の成長戦略でも
ロケットスタートを切らなければ『アベノミクス』は早晩、
失速してしまうだろう。TPPが試金石になる」

毎日新聞
は、ちょっと冷めて冷静。
タイトルは「通常国会 参院選見据えた論戦を」

国会の論戦そのものを見守りたいとする。
「野党が安倍内閣にどう対応していくかがはっきりしないようでは
国会論戦を通じ参院選の争点を有権者に示していくこともままならない。
経済を中心とする首相の攻勢に正面から向き合い、
政策の軸足をはっきりさせるべきだ」

通常国会とは、毎年1回定期的に開催されるもので、
期間は150日間、5カ月。

だから今通常国会は6月下旬に終了するが、
参議院選をはじめとする選挙の季節が待っている。

誰しも腰がおちつかない。
試験の前の授業のようなもの。

ここは腰を落ち着けて、
しっかり授業を受けてもらいたいものだ。

さて、日経一面トップの記事。
「イオンは2013年度に外国人採用を拡大する。
アジアを中心に過去最多となる約1500人を採る」

これは前年度比1.5倍で過去最多。
「日本の本社にも順次、登用」

日本本社の正社員は約440人いるが、
外国人比率2020年度には5割に高める。
現状は、それでも1割弱。

「アジアシフト」を強めるイオンだけに、
外国人採用といっても中国と東南アジアが中心。

記事には小売業界から、
良品計画とファーストリテイリングが出てくるが、
後者がすごい。

ユニクロ事業では毎年、
世界で千数百人を採用。
うち約8割が外国人。

ソフトバンクグループも、
14年春入社の日本での新卒採用で、
「グローバル人材」を200人に倍増する。

私はこういった意味でのグローバル化は、
大いにすべきだと思う。

重厚長大産業に先駆けて、
外国人を採用していくことは、
それこそ「士農工商」の序列への挑戦につながる。
イオン岡田卓也名誉会長相談役の念願。

外国人にはその意識が比較的に薄いからだ。

経団連が11年に発表した調査。
日本で外国人を継続的に採用・雇用している企業は、
調査対象の583社のうち42%。

本社での採用数に占める外国人の比率は2.6%。
まだまだこのレベルなのだ。

さて、昨夜は、
パチンコチェーンストア協会(PCSA)の新年賀詞交歓・懇親会。

1月は各協会・団体の賀詞交歓会が目白押しだったが、
私が参加するのは、この協会でおしまい。
慌ただしい1月だった。

場所は永田町のルポール麹町ホテル。
PCSAは昨年発足10周年を迎えた。

さらに協会代表企業の㈱ダイナムジャパンホールディングスが、
香港市場に念願の上場を果たした。
この協会の発足には故渥美俊一先生も尽力されたが、
その目的は「産業健全化」。
この目的に向けた着実な歩みを見せている。

冒頭の挨拶は、代表理事の佐藤公平さん。
㈱ダイナム社長で、
ホールディングカンパニーの代表権も持つ。
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「今年は1円パチンコの導入が50%を超えるだろう。
景気も上向きつつあり、環境は良くなっていく。
ともに前向きに明るく頑張っていこう」と力強く挨拶。

来賓挨拶は通常国会が始まったばかりの政治分野アドバイザー連。
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永田町の懇親会場には、
国会議員が次々に駆けつけた。
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入口にはリボンが並ぶ。
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奥にも。
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ニュース映像が流れたが、
通常国会初日には和装して出席する議員が多い。

賀詞交歓会でも、和装姿のこの2人が目を引いた。
まず安井美沙子参議院議員。
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そして昨年12月比例区で復活当選し、
返り咲いた自民党のあきもと司衆議院議員。
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次々に議員の先生方のあいさつが続く間、
私は失礼してホワイエで、ブログ執筆。
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そして、やっと賛助会員代表のあいさつ。
㈱大商会長の國澤良幸さん。
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そして懇親。
ダイナムの佐藤公平さんと、
郡山の㈱ニラク取締役の谷口龍雄さん(右)。
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豊橋に本社を置く㈱夢コーポレーション社長の加藤英則さん。
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ダイナムもニラクも、夢コーポレーションも教育熱心で
商人舎のアメリカ研修会やミドルマネジメント研修会に、
社員を派遣してくれる。
そのダイナムは経営幹部がズラリと揃った。
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こちらはニラクの幹部連。

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そして協会経営分野アドバイザーの私も挨拶。
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ダイナムグループの功績を全体化させるのが、
この協会の今年の仕事。
そのためにも、外に向かっての広報が大切だ。

この人にも、そのことを訴えたい。
さっとやってきて、さっと帰った民主党代表の海江田万里さん。
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会場に最後まで残っていたのは、
7月に選挙を控える民主党参議院議員の石井一さん。
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右手前は、専務理事の中島基之さん。
いつもながらの名司会、名さばき、
お疲れ様。

この会の政治分野アドバイザーは、
党派入り乱れて懇親、アピール。
7月の参議院選を視野に入れた落ち着かない生徒のよう。

しかしこの通常国会が終盤に近づくにしたがって、
政界再編が再び、表面化してくると感じられた。

政治も経済も、企業も、
ここは腰を落ち着けて、
しっかり「講義」を受けてもらいたいものだ。

〈結城義晴〉

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