結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2009年09月09日(水曜日)

コーネル・ジャパン第二期生募集中、アンチ・グライダー人間集まれ!

民主党と社民党、国民新党の連立、
すんなりとは、うまくいかない。

とりわけ、社民党。
この党は、未だ、
20世紀にいるような錯覚を受ける。

自民党も、もめている。
こちらも、20世紀的体質を残す。

21世紀も来年で10年。
しかし社民党や自民党だけではない。
まだまだ、私たち自身、
20世紀を引きずっている。  

政界を見ていると、
それがよくわかる。

だが自分の会社や自分たちの業界のこととなると、
それがわからない。

さて、一昨年の9月9日9時9分9秒。
この「結城義晴のBlog[毎日更新宣言]」は、
大リニューアルを果たした。
それからまるまる二年。

あの時も、私は札幌にいた。

ホテルはロイトン札幌。
そして今年も、ロイトン札幌で、
2010スーパーマーケットトレードショーの、
第二回実行委員会。  

1
来年2月8日から10日の三日間、東京ビッグサイトで開催される。
アメリカのFMI商品展示会が隔年開催となったため、
ヨーロッパのアヌーガ[奇数年開催]とシアル[偶数年開催]に並ぶフェア。

すなわち一年の中で考えると、
世界2大食品展示会の片方ということになる。

冒頭で、横山清アークス社長のご挨拶。  
このフェアの実行委員長で、
なおかつ主催の日本セルフ・サービス協会の新会長。
2
全国スーパーマーケット協会と世紀の合併を果たし、
正会員500社の新しい時代に入った。

横山会長の挨拶は、そんな背景を受けて、
力強かった。

実行委員会参加の全員が、一人ずつ意見を開陳する。

増井徳太郎副会長。
「食品の持つ価値を見直さねばならない。
価格ばかりでなく、真の食の豊かさを示す時」

そして最後に、実行副委員長の小苅米淳一ジョイス会長。
3
厳しい認識と、高い視点のまとめの挨拶。
「一体となって、行政へ意見を投げかけねばならない」

毎回、私も意見を言う。
①FMIの展示会が隔年になった理由は、
アメリカの商品がコモディティ化してしまったから。  

コモディティ化とは同質化に近い概念。
同質化した商品ばかりあふれている市場では、展示会の必要はなくなる。
だから日本のトレードショーは、そうなってはいけない。
すなわち、増井さんのいう「食品の持つ価値」をしっかりと見直し、
発掘し、流通させなくてはならない。

②FMIの展示会が隔年開催になった代わりに、
エデュケーションのセミナーが開催される。  

このことは、正しく受け止めねばならない。
すなわち、セミナーやソフトウェアの充実を図ること。
「モノ」を並べていてもだめで、「コト」を付加しなければならない。
有形財と無形財の融合が必要。

③国際化と地域化の融合こそ不可欠。  
シアルでは、国際化は「エスニック」という。
すなわち国際化とは、地域化のことを意味する。
小さな企業、少量の産地の産品をどんどんフェアに集めること。

④今回こそ徹底して客数を増大させること。  
500社の新協会が出来上がったのだから、
訪問者数を目標の8万人から、10万人くらいに設定して、
全力をあげるべき。
働く人たちの勉強の機会を増やし、
日本のスーパーマーケット産業にとって、
このショーが不可欠の機能となるべきこと。

こんなことを話した。
いかがだろうか。

実行委員会のあとは、
第6回北海道の『食』特別商談会。
4

そして夕方から、懇親会。
ここでも横山清新会長の挨拶。  
地元札幌での開催のため、横山さんは出ずっぱり。
5
壇上に、
清水信次名誉会長に上がってもらって、
挨拶をいただく。  

7
清水さんは、ご存知、ライフコーポレーション会長。

民主党勝利の新時代に、
日本の国はいかにあるべきかを語ってくれた。
そして、消費者を含めた小売業界挙げての運動の必要性を、
清水さんは熱く語った。
「重厚長大」の経団連を凌ぐ存在になることを。  

そして日本小売業協会・中村胤夫会長も登壇。  
三越の社長・会長を歴任され、現在、同社特別顧問。
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清水さん、横山さんの功績に敬意を表しつつ、
小売業の地位の向上を語ってくれた。

私の持論「商業の現代化」に通ずるお話。

その後、懇親。
懇親会には、コーネル大学RMPジャパン第一期生も7人参加。
副学長の私、講師の大塚明さんを入れて、
9人で写真。
9
右から、
上野裕さん(㈱京急ストア取締役店舗運営部長)
小苅米秀樹さん(㈱ジョイス社長)
広野道子さん(21Lady㈱社長)
時岡肯平さん(国分㈱経営企画部長)
太田順康さん(北辰商事㈱副社長)
私と大塚さん。
大塚さんは日本スーパーマーケット協会専務理事。
そして、猫宮一久さん(㈱ラルズ取締役営業副本部長)
福原郁治さん(㈱福原常務取締役)  

皆さん、晴れ晴れとした顔つき。
自信に満ちている。

こういった会合でも、コーネル・ジャパンの卒業生は、
一大勢力となる。

頼もしい限り。

みんな自分でエンジンをもったアンチ・グライダー人間。
伝説の第二期生の伝説は、これから花開く。

現在、第二期生、募集中。  
アンチ・グライダー志向人間、集まれ!  

<結城義晴>  

2009年09月08日(火曜日)

薬ヒグチの樋口俊一さん衆議院当選!「自ら考え、自ら動け」そのために「所を知れ」

9月8日の札幌の空。

昨夕から、気候さわやかな北の都へ。

さてヒグチ産業㈱代表取締役の樋口俊一さんが、
先の衆議院選で当選し、衆議院議員となった。  

その記者会見が、開かれた。

ヒグチ産業は、「薬ヒグチ」で知られるドラッグストア。
樋口さんは、民主党近畿比例区から立候補し、当選。

もともと、参議院議員でもあった経営者兼政治家。
日本チェーンドラッグストア協会では、
常に要職を務め、
マツモトキヨシ松本南海雄前協会会長や、
キリン堂の寺西忠幸現会長を支え続けて、
縁の下の力持ちを演じた。

私も、10数年前からのお付き合い。

とりわけ、能登の加賀屋の大浴場でばったり出会い、
生ビールをごちそうになった夜は忘れられない。

樋口さんのような「知識・見識・胆識」のある経営者に、
国会に出てもらうことは、うれしい限り。

薬事法改正なった現在、交通整理し、調整し、
本来の目的を達成する方向性を貫くためにも、
樋口さんの活躍は不可欠だ。

大いに期待したい。

その民主党、来週の組閣に向けて、
忙しい。

われわれ国民が、
「この国のかたち」を考える良い機会がやってきた。

もちろん仕事第一、自分の事業も大切。
しかし同時に、自分の国のこと、
将来のことを考える時だ。

ところで、
「対個人サービス」の値下げが進む。  
日経新聞の記事。
ホテルニューオータニは正規の半額の客室を提供する。
東京ディズニーリゾートは一定条件で入場料を割り引く。
商品の値下げに始まり、
「対事業所サービス」の価格下落が拡大され、
「対個人サービス」にまで波及してきた。

もちろん新聞記事というものは、
全体をとらえてはいない。
先行的な事例を紹介して、
それが全体化するだろうと予測する。

「無形財」であるサービスの値段は、
極めて、あいまいな要素で出来上がっている。
それが一部、下がってきた。

消費マインドはこの秋、ここまで来た。

さて、昨日は、
東京・市ヶ谷の法政大学キャンパスへ。  

矢作敏行教授と面談。

矢作さんは、コーネル大学ジャパンの主任講師を務めてくださっていて、
「小売りイノベーション」の講義をしてくださる。

第二期も、もちろんお願いしているが、
コーネル・ジャパンの方向性について、議論。
私の考えと全く同じで、
「脱グライダー人間」の養成に、
賛同してくださった。

「自ら考え、自ら動く」  
自分の中にエンジンをもった人間。
その意味では、教師も学生も対等である。
共に学び、共に育つ。

経営者と社員が対等で、
共に学び共に育つのと、
酷似している。

矢作先生には、カリキュラム全体のご相談をし、
良きアドバイスをいただいた。

心から感謝。

その後、コーネル・ジャパン第一期生の飯塚正彦さんと、
そのまま法政大学で待ち合わせ。

法政大学出身の飯塚さんは、
㈱ショッピングセンター丸正総本店の若きリーダー。

社内報に、コーネル卒業旅行とアメリカ小売業の報告を執筆した。
その社内報に、私が、写真でちょこっと協力。
それにしても、飯塚さんの驚くべき分析力と文章力。

これからのリーダーは、
自分なりのエンジンを持たねばいけない。

飯塚さんのエンジンは何か。

他者と異なるエンジンほど、
自分の価値を高める。

だから自分の最も得意とすることを、
迷わずに、自分のエンジンとするべきだ。

ピーター・ドラッカー先生は説く。
「一流たるための七つの心得」  
その第一、「所を得る」
①得意なことを知る
②得意な方法を知る
③得意な環境を知る
④自らの価値観を知る  

これ、コーネル・ジャパン主任講師の上田惇生先生の受け売りだが、
凄く、いい。

飯塚さんには、この「所を知る」を贈ろう。

「自ら考え、自ら動く」
そのためにまず、
「所を知る」  

これです。

<結城義晴>  

2009年09月07日(月曜日)

「知識」「見識」「胆識」を備えた脱グライダー人間を目指せ

Everybody Good Monday!  

あっという間に、秋です。
いい、季節です。

私は、9月2日生まれなので、
この季節、一番好きなのかもしれません。

といっても、いつもいつも、
いまが一番いい季節と感じて、
いまが一番好きだと、書いています。

感謝こそ、
エネルギーの元となるものです。  

今日を喜び、
今日を満足し、
今日に全力を傾けるための。

さて、9月第2週。
第2週、第3週を経て、
9月19日土曜日からの5連休が、
今月のピーク。
「シルバーウィーク」  

そこで何をするか。

商業・サービス業の役目は、
自分のお客さまの喜びをつくること、
自分のお客さまの幸せを生みだすこと。

ならば、
「現在の自分のお客さまの喜び、幸せは何か」を、
知らなければいけない。

ここには三つの要素がある。
①現在
②自分のお客さま
③その喜び、幸せ  

①は今日の、今週の、今月の、によって異なる。
いつもいつも同じではない。

②は、自社のカスタマー。
すべてのお客さまから支持を得ることはできない。
自社のポリシーが明確なこと。
それが店や売り場や商品やサービスに表れる。
これを「ポジショニング」という。  

ポジショニングとは、借り物ではない。
もの真似でもない。
自分の、他者との違い。
それを追求し、明白にする。

ポジショニングが明確な店には、
それが大好きな自社のカスタマーが来てくれる。

その次に自社の顧客の③喜び、幸せがある。
「節約、倹約。もったいない」が喜びのときには、
それを提供する。
「楽しみたい、食べたい、着たい」の欲求が強いときには、
それを提案する。

もちろん自社・自店のポリシー・カラー・やり方で。

さて、
ユニクロの柳井正会長兼社長が、
企業内大学を構想しています。  

日経MJのインタビューに答えています。
名称はFR-MIC。  
ファースト・リテイリング・マネジメント&イノベーション・センター。

2010年以降、
社内から選抜した200人を3~5年かけて、
経営者として養成する。

昨年、私は柳井さんを訪ねて、
コーネル大学RMPジャパンの構想を語りました。

ファーストリテイリングにも、
柳井正さんにも、
後継の経営者が不可欠なのです。
それも大量に。

私もまったく同感。

経営者とは、
一言でいえば、
「自分でエンジンをもったリーダー」。  

「グライダー」のように、
引っ張られる人間ではない。

私たちのコーネル大学RMPジャパンも、
まったく同じ主旨の機関です。

その「脱グライダー人間」には何が必要か。

これはウシオ電機の創業者・牛尾治朗さんの説。
「知識、見識、胆識」。  

私が愛読するブログ「燃える豆魂日記」にでてくる
石川県白山の豆腐屋「山下ミツ商店」山下浩希さんの毎日更新ブログ。

「知識」とは、情報を理解している状態。  
しかし「知識」を持っているだけでは値打ちが無い。
「見識」とは、事に当たって解決しようと判断する人格・体験・悟りの状態。  
しかし「見識」を持っていても実現する力がなくては役に立たない。
「胆識」とは、いかなる困難に対しても敢然と断行する実行力・度胸を伴った「見識」。  
この「胆識」があって初めて本当の知識人である。

もちろん知識、見識をないがしろにしてはならない。

そう、「知識」「見識」「胆識」を揃ってもったビジネスマンこそ、
「知識商人」なのです。

自らエンジンをもった人間とは、
「胆識」のある人のこと。

今週いっぱい、「胆識」を、
それこそ「意識」して、仕事に勤しみたい。

ではみなさん、良い一週間を。

Everybody Good Monday!  

<結城義晴> 

[追伸]
私は今日から札幌へ3日間。
そして日曜日の13日からアメリカ。
アリゾナ州、テキサス州という夏気候の地へ。
よろしく。

2009年09月06日(日曜日)

ジジの祈り[日曜版]

あっというまに、
秋です。
1
ユウキヨシハルのおとうさん、
きのうまで、合宿でした。

リッキョー大学大学院の「ユウキゼミ」。

新座というところに、
とまっていた。

そこには、教会がありました。
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りっぱな教会です。
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ボクは、教会というものをしりません。
3
でも、ときどき、
お祈りをしたくなります。

教会のとびらのよこに、
石がかざってあります。

シオンの丘の石。
c3
「最後の晩餐」が、
おこなわれたところ。

「なんじらは地の塩、世の光なり」
と、かいてある。

教会のなかをのぞいてみます。
2

きれいです。
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おごそかなきもちになります。
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ステンドグラスも、
うつくしい。
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お祈りしたくなります。
4

天井は、アーチ形になっています。
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こちらのステンドグラスも、
秋の光をうけて、うつくしい。
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ボクのお祈り。
5

しんけんなお祈り。
6

とびらのうえに、
マリアさまとキリストの像。
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かあさんとこどもの彫刻。
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こころから、お祈りします。
6
「変わるものを、
変えられる勇気と、
変わらぬものを、
うけとめる心の静かさと、
それらを見分ける英知を、
あたえてください」

<『ジジの気分』(未刊)より>  

2009年09月05日(土曜日)

トヨタ「プリウス」460%と低価格/軽自動車10カ月連続売上げ減

朝日、読売、日経ともに、
一面は民主党人事。  

岡田克也幹事長の外務大臣内定、
菅直人代表代行は国家戦略局担当相兼党政調会長。
先に発表した小沢一郎党幹事長を含め、
人事の骨組みを固めた。

岡田元幹事長を、ちょっと外側においた感じ。
もう少し「修行せよ」という意図とともに、
「まだ世代交代は早いよ」とのメッセージか。

このあとは経済産業大臣、財務大臣など、
重要閣僚を決めることになるが、
私は、農林水産大臣、厚生労働大臣と消費者庁長官に、
適任者を当ててほしいと思う。

国民の生活に直結する行政府であり、
それが日本の内需拡大にも直結するからだ。

さて、8月の新車販売ランキング。  
第一位は、トヨタの「プリウス」。  
3カ月連続で首位。
第二位は、スズキ「ワゴンR」、
第三位は、ダイハツ工業「ムーヴ」
と、
軽自動車が並ぶ。

これは、日本自動車販売協会連合会の普通車と、
全国軽自動車協会連合会の軽自動車の統計を合わせたもの。

ご存知、ハイブリッド車でエコカーの「プリウス」。
一昨昨日にお会いした電通の土井弘さんもプリウスに乗っていた。

8月の販売台数は2万1669台で、前年同月比460.3%。  
しかし7月が2万7712台だったから、6000台ほど減った。

消費トレンドを背景にした「最良のベーシック」が、
低価格商品を抑えてトップになったということ。
もちろんここには、エコカー減税という「自民党の政策」があった。

おかげで、トヨタ自動車全体の8月の国内新車販売数は、
13カ月ぶりに前年同月を上回った。

追い打ちをかけるように、メルセデス・ベンツ日本法人は、
輸入車初のハイブリッド車「Sクラス ハイブリッド ロング」を発売。

この「Sクラス」はベンツの最上級シリーズ。
競合するトヨタ・レクサス最上級よりも105万円安い。
といっても、税込みで1405万円。
エコカー減税の対象となるし、
輸入車初の自動車重量税、自動車取得税100%免税。

この車が売れるかどうかは分からないが、
アッパーグレード商品が市場に投入されていることは、
知っておかねばならない。

もうひとつ、重要な指標がある。
8月の軽自動車新車販売の総台数である。
軽自動車は前年同月比5.1%減の11万0287台。  
10カ月連続のマイナス。

低価格商品が、すべて売れているのではない。
軽自動車という車の低価格商品自体は、
10カ月連続で売上げ減少中なのだ。

顧客の「節約、倹約。もったいない」の心持を知ることは、
極めて大事。

しかしそれが「安売り」に直結するものではない。
「節約、倹約。もったいない」=「安売り」ではない。  

ダイエーは今日9月5日から、
880円のジーンズを発売する。  

従来の半額以下の低価格。
中国で生産したプライベートブランドで、
紳士、婦人、子供用を合わせて年間約50万本の販売計画。
イオンは先行して、880円のジーンズを発売しているが、
どちらもファーストリテイリングの低価格ブランドを意識している。
「ジーユー」。
だからジーユーの990円ジーンズを、110円下回る。

売れてはいるそうだが、
しかしこれ、いかがなものか。

ファーストリテイリングは、「ジーユー」を、
低価格戦略の「ブランド」と位置づけている。

しかしユニクロでは、3990円のジーンズを品質改良しつつ量販している。

イオンもダイエーも、ジーユーをターゲットにするならば、
990円で、ジーユーよりもよい品質を模索するべきではないか。

軽自動車全体では、10カ月連続で売上げ減なのだ。

さて昨日から、
立教大学大学院「結城ゼミ」の2度目の合宿。  
立教新座キャンパスにある研修所に来ている。
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埼玉県新座市のキャンパスには、
観光学部と福祉学部、中学・高校がある。

そのキャンパスの隣に、「太刀川記念交流会館」がある。
3

多彩な交流活動を目的とした施設で。
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一泊2500円。
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内部は、モダンなつくりで快適。
1

その会議室を借りて、研究・討論・執筆。
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この日は、結城ゼミの貸し切り状態。

昼食は、ホールで。
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今回は、清里以上に、成果が上がった。
2
結城ゼミメンバーは、
右から、柿沼将人さん、名古屋文彦さん、
そして星山朋子さん、田村直純さん、高橋修一郎さん。

一人ひとりのテーマは違う。
しかし全体のテーマには、ひとつのトーンがあって、
それが現代のビジネスデザインの特徴を示している。

一言でいえば、コモディティとホスピタリティ。
その底流に、イノベーションとマーケティングが横たわっている。

物事の本質を見極めるには、
集中しなければいけない。

合宿は、集中するところ。

集中は、選択をもたらしてくれる。

<結城義晴>  

2009年09月04日(金曜日)

「仙人会」で仙人から教えられた三つのこと

民主党幹事長に小沢一郎就任。
当然の人事だろう。

岡田克也幹事長の処遇は、
既に、重要閣僚と決まっていて、
話し合いは済んでいるのだろうが、
それを発表しないところは、
小沢流。
鳩山流ではなさそうだ。

一方の自民党、
ここできりりとしなければいけない。
それができない。

勝利とは、自ら勝ち取るものではない、
相手に恵んでもらうものだ。

その勝利を相手に恵んだ者として、
自民党の態度はいま、とても重要。

しかし、残念ながら、それがわかっていない。

なぜか。

「損得の前に善悪で動け」
9月の商人舎標語。
組織としての自民党に、
いま、これがないからだ。

さて昨日は、「仙人会」。
流通業の仙人・杉山昭次郎先生を囲む会。
7人が杉山先生のもとに集まった。
1
楽しい一日だった。

杉山先生は、現在、82歳。
商人舎ホームページに、
ときどきエッセイ」を連載中。
最新エッセイは、
「第21回 グローバリゼーション」
その前は、
「第20回 マス・カスタマイゼーション・販促の差別化」

この仙人会の最後の飲み会で出た重要なこと。
2
第一。
「商業現代化の中身を明確にせよ」
①国際化と地域化。
これはグローカリズムと言い換えてもいい。
②情報化の中身の整理。
そして仙人から出た考え方は、
③「融合化」
顧客と従業員の満足の両立もそうだし、
コモディティとノンコモディティもそれ。
さまざまな事象の融合化が、重要な要素。
④文化の認識。
食生活の上位概念として「食文化」がある。
この上位概念のレベルでの考察が必要。

3

第二。
「論理性とアナロジー」の関係を明らかにせよ。
アナロジーとは類比のこと。
わかりやすく言えば、たとえ話。
たとえ話で説明すると、論理はわかりやすくなる。
そのたとえ話で論理の展開が図れるか。
論理とは、そういったものなのか。

4

第三。
「あなたの会社は何で利益を出しているのか」
マネジメントで利益を出しているか。
マーケティングで利益を出しているか。
マーチャンダイジングで利益を出しているか。
それぞれ何割くらいずつか。

これ、とても重要なことだ。
5

仙人は、いつも変わらない。
雲の上から、下界を見ている。

下界でひしめく人間どもは、
だからときどき仙人の顔を拝み、
声を聞くのがよい。

レッドオーシャンにのたうちまわる輩に、
ブルーオーシャンを示唆してくれる。

同質化の赤い海に苦しむ者に、
差異化の青い海を考えることを、
教えてくれる。

差異化とは、自分で考え抜き、煮詰めるもの。
他人から与えられるものではない。

他人から与えられる「差異性」は、
すぐにはげ落ちる。

これを、仙人は、強調する。

まさにその通り。

<結城義晴>

2009年09月03日(木曜日)

市場を動かすために、損得の前に善悪で動け

ユニクロの8月の営業成績が、
2カ月ぶりに戻った。
既存店前年対比で5.6%プラス。  

7月は、絶好調のユニクロとても、
天候不順に悩まされた。

これは、全国・全業態共通の現象。
それがたいていの場合、
8月にも持ち越された。

昨日のこのブログで指摘したが、
大手百貨店5社の8月の営業成績がそれを示す。

しかしユニクロは、すぐに立ち直った。

なぜか。

8月前半は、既存の「最良のベーシック」を徹底した。
その象徴は「ブラトップ」。

8月後半は、すぐに秋モノを投入。
これが牽引力となって、好調を取り戻した。

この9月でいえば、
夏休みが終わった現在のスローガンは、
「節約、倹約。もったいない」  

そして、シルバーウィークのスローガンは、
「失敗を恐れない」  

9月19日土曜日から、
20日日曜日。
21日は、敬老の日、
22日は、国民の休日。
23日は、秋分の日。

さらに24日、25日に休暇をとれば、
26日土曜日、27日日曜日までの、
何と9連休。

今日の日経新聞にこの指摘がある。
これは、消費マインドとして、妥当な認識。

だから8月のユニクロのように、
この時に何かをしかけなければならない。

意図する。
実行する。
効果をみる。  

いま、意図が大切。
意図のない商売に、
顧客は反応してくれない。

Plan-Do-Check-Act
プランは多産多死。  

意図がなければ動かない。
これがマーケティングの常道。

マーケティングとは、
市場を動かすことだ。  

さて昨日は、電通の土井弘さん、
コンビニ経営の権威・小森勝さん、
スーパーマーケット現場指導の最高峰・鈴木國朗さんと、
名人会。

そこで出たこと。
民主党政権になって、
民主党が「官僚」を使いこなす、と言っている。

私は、日本の官僚機構には、
世界に誇るべき優秀な人材が集められていると思っている。

8月27日の日本セルフ・サービス協会臨時総会後の懇親会。
壇上に立って挨拶した名誉会長の清水信次さん。
「ニッポンの官僚は優秀だ。
少々、政治がふらついても、
まったく心配することはない」  

私も同感。

だから民主党も、
官僚を使いこなすなど、考えない方がいい。

会社と同じだ。

省庁の大臣が社長。
高級官僚は、役員。
その下の官僚は、部長、課長、店長。
新任の社長が、
役員や部長を言いなりに使いこなそうとすれば、
反発する。
かといって、迎合すれば、
会社は変わらないし、うまくいかない。

まず、ビジョンを示す。
そしてそのビジョンを、
一緒になって達成する。

一緒になるためには、
ビジョンを共有する。
ビジョンを、共に、心から信じる。

そしてこのビジョンの根底にあるもの。
それは、今月の商人舎標語。
「損得の前に善悪で動け」  

マックス・ウェーバーが言う。
「優れた官僚制は体制を問わず、公私を問わず必要」  
そして、つづける。
「優れた官僚制を育てる意志のない独善は、
必ず批判の対象になる」
私の好きな日経新聞のコラム「大機小機」より。

すべてのもとにあるのは、
「損得の前に善悪で動け」  

これだけは確かだ。

<結城義晴>  

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