結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2009年10月23日(金曜日)

総合スーパー9月2.4%減だがプロ野球は日米ともに面白い!

百貨店、コンビニに続いて、
9月の総合スーパーの売上げも悪かった。  

日本チェーンストア協会の発表。

全体で、既存店前年同月比マイナス2.4%。
これは8月のマイナス3.4%と比較すると、
減少の幅は少なくなった。

しかしダウントレンドであることは、
変わらない。

日本チェーンストア協会に加盟する企業の、
食料品の実績は、マイナス1.8%。
住居関連が、マイナス1.3%。

衣料品がとりわけ悪くて、マイナスの6.8%。

しかし百貨店同様に、
サービスはプラスの0.2%。
サービス総額は36億円と少ないものの、
この分野は伸びている。

ちなみに9月の、
日本チェーンストア協会加盟社の既存店総売上高は、
1兆0080億円。

10月も、当然ながら厳しい環境にある。

日本銀行の「経済・物価情勢の展望」。  
消費者物価の上昇率を予測している。
正式にはこの30日に発表されるが、
今年2009年はマイナス1.3%、
来年2010年はマイナス1.0%。
そして再来年の2011年にも、まだ、マイナスだとの予測。
もちろん、マイナス幅は縮小されるが。

私は、2011年1月末まで、
「無呼吸泳法」をお勧めしているが、
日銀の予測では、
それが2011年末まで続きそう。

ただし、私は楽観的な見方をとる。

脅したり、すかしたりして、
激励するのは私の性に合わない。
「消費は伸びない、
競争は厳しくなる一方だ。
だから、自分の言うことを聞け」
これは悪質な宗教屋のやり口。

私はいつも、
楽観的で、積極的で、
伸びやかで、明るいのが、
好きだ。  

それが商業・サービス業に、
あっていると思っている。

日銭が入る小売業やサービス業という業(なりわい)は、
つぶれにくいし、生き残りやすい。

だから真の商人は、根本的に、
伸びやかで、明るい。  

そういう財務体質で出来上がっているビジネスだからこそ、
人々に夢と勇気を提供できるのだと思う。

日本郵政社長に斎藤次郎氏内定。
物議を醸しているが、
会社人事の善し悪しは結果で決まる。
ただし、国民は楽しくはない。

日本プロ野球のクライマックスシリーズは、
順当に、1年間で一番だったチームが制しそうだ。

米国メジャーリーグは、
ナショナル・リーグを2年連続でフィリーズが勝ち取り、
アメリカン・リーグはヤンキースがリード。

どれも面白いことになってきた。

スポーツは、
経済不況の時代でも消費不振のときでも、
人々に、伸びやかで明るくて、
熱狂的な喜びを提供する。

その意味で、異質のビジネスである。

商業・サービス業も、
プロスポーツのようにありたい。  

だから、景気が悪い、
物価が上昇しないなどと、
嘆いてはいられない。

自分のお客様を喜ばせること、
楽しませること。  

それに邁進する。

それが私たちの役目だし、
私たちの仕事である。

<結城義晴>  

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