結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2009年10月10日(土曜日)

ニューヨークのフェアウェイマーケット、トレーダージョーズ、スチューレオナード

バラク・オバマ大統領のノーベル平和賞受賞。  
アメリカ人も大喜び。

「核兵器廃絶」の主張が、ノーベル平和賞となる。
至極当たり前のことだが、21世紀のあるべき姿。

さて私たちは、最後の目的地ニューヨークに入った。
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いつ来ても、何度来ても、
ニューヨークはエキサイティングで、スリリング。
何かが違う。

ラガーディア空港に降り立つと、
すぐにブルックリンのフェアウェイマーケットへ。
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1940年創業の下町のスーパーマーケット。
現在4店舗だが、年商3億ドル、300億円。

青果部門の見事さは、これも何度来ても感動。
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安くて新鮮。
これに勝る者なし。

コーヒー売り場も、圧巻。
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牛肉は、最上級の「プライム」を無造作に大容量パック。
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良いものが安い。
倉庫街の辺鄙な立地だが、
5分商圏はブルックリンの人口密集地。

だから大繁盛。

しかし、近隣にトレーダージョーズ登場。
客数が少し落ちた。

そのトレーダージョーズは、
銀行の建物を活用したしゃれた店。
絶好調。
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青果部門も木製の什器に陳列。
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銀行の建物だっただけに、
天井は広く、快適な空間が創出されている。
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レジは20台がズラリと並ぶ。
顧客は一列に待っていて、
空いたレジから赤い旗が上げられると、
そこへ行って精算する。
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赤い旗にはレジの番号が書かれている。
私は「10」の旗が上がるのを見て、
10番レジで勘定した。

この店ではインタビュー。
銀行あとで、ミーティングルームがないので、
路上で輪になる。
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キャプテンのグレッグ・ゲイルさんが、応じてくれた。
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32歳の店長。
クルーと呼ぶ従業員160人の店。
1万4200平方フィート(約400坪)で、
1週間の客数2万5000人。
客単価は20ドルくらい。
すなわち1週間の売上げ50万ドル。
1年間に約25億円。
90%がプライベートブランドの店。

現在の最強店舗のひとつ。
ウォルマートとコストコとトレーダージョーズ。

グレッグ店長、最後に言ってくれた。
「私たちは日本から学んだ。
日々のカイゼンを」
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トレーダージョーズをあとに、スチューレオナードへ。
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ハロウィンの真っ盛り。
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この店も4店舗だが、
働きたい企業ランクの上位常連。

有名なバナナ娘。
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昨年から登場した鶏合唱隊。
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そして牛肉売り場。
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テンダーロインの固まりが無造作に売られている。
超お買い得品。
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スチューレオナードは、
ディズニーランドのような楽しさのある店。
しかしそれだけではない。
お買い得の店なのだ。

牛乳売り場も圧巻。
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酪農家、牛乳屋からスタートしたこの会社。

伝統は守り抜かれている。

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スチューレオナードを後にする時いつも思う。
「もう一度来よう」

それがストアロイヤルティ。

私はスチューレオナードの、
ロイヤルカスタマーなのだ。

<結城義晴>  

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