結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年02月14日(日曜日)

ジジと毛糸玉[2010日曜版⑦]

きょうはバレンタインデーです。
チョコレートをもらったり、
あげたりする日らしい。

ボクには、カンケイないけれど。
1
でも、ボクがねているときに、
ボクのすきなものが、
ころがされてきた。

毛糸だま。
2

ボク、はじめは、
気がつきませんでした。
3
だから、ねていた。

ボクが毛糸だまをすきなのは、
毛糸であそぶことができるからです。

いつも、毛糸が目のまえにくる。
ボクは、これがだいすき。
a
じっとみる。

右手を、だしてみる。
b

そして、ぺロリ。
c
毛糸は、あじはしないけれど、
とにかくすきなんです。

だから、ハナを、
ぺロリ。
d
ん~、マンゾク。

だからユウキヨシハルのおとうさん、
バレンタインデーの日に、
ボクに毛糸だまをくれた。
4
でも、ボクは、
ねています。

べつに、どうしても、
ねむいわけではないけれど、
ねています。

でも、ちょっと。
5
毛糸だまのミリョクには、
勝てそうもありません。

バレンタインデーのチョコレートって、
そんなものなのかもしれません。

<『ジジの気分』(未刊)より>  

2010年02月13日(土曜日)

プラネット玉生弘昌社長との「知識商人」対談は至福の時間

カナダ・バンクーバーで、
冬のオリンピックが始まった。  

不況や天候異変の中で、
人間が、自分の英知と肉体の限界に挑戦する。

この17日間、世界も日本も、
のびやかな気分になる。

とてもいいことだ。

小売商業・サービス業は、
目いっぱい、オリンピック選手を応援し、
さらに応援する顧客を支援し、
それを仕事として、励みたいものだ。

何でもかんでもきっかけにして、
自分を元気づけ、お客を勇気づける。

それが私たちの仕事。
ある意味で軽いし、
節操もない。

しかし、誰かにそれが、
今、求められている。
だとすればそれを担うのは、
商業・サービス業だ。

一心太助のように、
「あいよっ」と、
元気に引き受けて、
人を喜ばせる仕事に打ち込みたい。

バンクーバーといえば、
カレン・マグヌセンという銀メダリストがいた。  
フィギアスケーター。
確か私と同い年で、応援していた。

1972年の札幌オリンピックで、
金メダルはオーストリアのシューバに奪われ、
人気は銅メダルの米国ジャネット・リンに遅れをとったが、
それに屈することなく、
さわやかで懸命な演技を見せた。

人気も実は、ジャネット・リンと二分していた。

もう57歳のおばさんになってしまっているだろうが、
懐かしいものがある。

今日の日経新聞経済コラム「大機小機」。  
日本の若者が、自動車離れを起こしていることが書かれている。

「厳しい経済情勢の下で、
若者はリスクを取らない堅実な志向をより強めている」

「クルマを買わない日本の若者は、
デフレの時代を生きていく知恵を身につけている」  

「インフレ時代の生活から抜け出せない団塊世代よりも、
よほど賢いといえるかもしれない」

コラムニストの枯山水氏は、
その団塊の世代に違いないが、
「若者の知恵」を評価する姿勢には、
同感したい。

昨年亡くなったロバート・鈴木氏が、
ツアーのバスの中で紹介した「Today」紙のエピソード。

消費大国のアメリカ人も「もったいない」のマインドを持ち始めた。
カッコイイことを「in」といい、
カッコ悪いことを「out」というが、
inとoutに逆転現象が起こり始めた。  

新車をもつことはout、
公共交通機関を利用することがin。

ペットボトルで飲むのがout、
水道水を飲むのがin。

ラスベガスでギャンブルするのはoutで、
家でブラックジャックを楽しむのがin。

環境も安全も、健康も命の大切さも、
21世紀的なinであって、
20世紀の消費はout。

私たちの難しさは、
その中から新しい必需の消費を導きだして、
購買を促し、経済を活性化させることにある。

安かろう悪かろうで、
無理やり既存の消費を先取りし、
目先の成績を上げることではない。

「質(たち)の良い売上げ」をつくることだ。

そんなときに、顧客のマインドを知ることは、
極めて大事になる。
それがマーケティングのスタートとなる。

さて昨日は、午後から、東京・芝浦へ。
㈱プラネット本社。

玉生弘昌社長と「知識商人登場」の対談。  
CDオーディオセミナーの第19回目。
玉生さんとの会話は、私にとって、
至福の時間。

プラネットは、1985年にVAN運営会社として出発し、
現在は、メーカーと卸売業の間を結ぶ情報インフラの役割を果たす。
さらにメーカー・卸と小売業、小売業と顧客を結ぶ機能を獲得しつつある。
称して「総合インフォメーション・オーガナイザー」。

メーカーと・卸、および小売業間はEDI。
小売業と顧客はPOS、それもFSPが可能なID‐POS。
この両者を連携させて、
サプライチェーン全体で、
顧客との間に情報を還流させる仕組みつくることをECR。  

私はそう理解している。

用語の意味は、プラネットホームページの「用語集」から。
まずEDI(イーディーアイ、Electronic Data Interchange)は、
企業間電子データ交換のこと。
受発注や決済などの商取引情報を、標準的書式(標準フォーマット)に統一し、
企業間でコンピュータネットワークを介して電子的に交換する仕組み。

POSは(ポス、Point Of Sales system)は、
店舗で商品を販売するごとに商品の販売情報を記録し、
集計結果を在庫管理やマーケティング材料として用いるシステムのこと。
「販売時点管理」などとも訳される。

ECR(イーシーアール、Effective Consumer Response)は、
効率的な消費者対応のこと。
消費者ニーズへの対応を目的として、メーカー、卸業者、小売業者が連携し、
流通システム全体を効率化しようとする取り組み。
消費者を基点とした製品補充、販売促進、
品揃え、新製品導入の効率化が取り組みの柱である。

プラネットは、ECRを目指して、
日用雑貨・化粧品・ペット用品・OTCの分野で、
圧倒的な業界インフラとなるEDIを構築した会社で、
POSでのフリークエントショッパーズプログラムをも視野に入れる。  

玉生さんは、そんなコンセプトやこれまでの経験を、
すらすらと、流れるように語る。

プラネットは、昨年7月末の決算で、
年商24億9000万円、経常利益4億5000万円。
経常利益率はなんと18%。  
総資産が24億5300万円だから、
総資本経常利益率ROAが18%。
ジャスダックに上場する超優良企業。

会社は、大きくなくてもよい。
産業界や社会にとって、唯一で、
しかもなくてはならない役割を果たすのがよい。

そのモデルが、プラネットという会社なのだ。

今回のCDオーディオセミナーも、絶品。
是非のお試しをお勧めしたい。

今回、私は、完全に聞き手にまわった。
ときどき合いの手を入れて、
専門的なことに対して質問したり、
私なりの解釈で用語の解説などするだけ。
だからIT分野の話だったが、本当に分かりやすくなったと思う。

商人ねっとのスタッフたちも、
目からウロコで、うなづいてばかり。

とくにバイヤーの人たち、商品に興味のある人たちには、
プラネットの「バイヤーズネット」の活用を勧めたい。
IDとパスワードが必要だが。

対談の最後は、情報システムの「レガシー問題」。
それから「インフレ・ターゲット論」にまで至った。

コンピュータシステムが「残滓的遺産」となっている企業がある。
そんな会社にはCIOの存在が必要だというのが、
玉生さんの持論。
OFCとはチーフ・インフォメーション・オフィサーのこと。
情報システム担当経営者。
経営者が情報システムを勉強してCIOになるか、
情報担当を経営陣に抜擢して経営を勉強させてCIOにするか、
それともスカウトしてくるか。
この三つしかない。

しかしCIOはどの会社にも必要。

インフレ・ターゲット論は、
ポール・クルーグマンが展開する大胆で激辛のデフレスパイラル対策。
玉生さんはそれに独自の見解を加えて、
鳩山政権に提案している。

最後に、玉生さんの座右の銘。
「堅忍不抜」  

ひょうひょうとした「堅忍不抜」を、私は堪能した。

対談が終わって、プラネットのオフィスから、
東京湾を望む。

3月初めにこの絶景のオフィスから移転する。
残念。

商人舎と商人ねっとの企画に、
プラネットが乗ってくれた。

しり取りみたいな対談だった。

多謝。

<結城義晴>  

追伸。
今週も商人舎ホームページと毎日更新宣言ブログを訪れてくださって、
心から感謝。

本ホームページの五十嵐ゆう子のWeb小説「Thank you~命をありがとう
ファン激増中。
ご愛読を。

よい週末をお過ごしください。

2010年02月12日(金曜日)

日本の労働力人口が6割を切った中での「百貨店120店説」

飛び石連休の間の金曜日。
私、このシチュエーションが大好きです。

1998年の祝日法改正で、
ハッピーマンデー制度が導入され、
土曜・日曜との3連続祝日が増えたけれど、
祭日が木曜日で、金曜日が仕事、
そして土曜日・日曜日と休暇になる。
いい感じです。

といっても、今の私には、祭日も土曜もないけれど。
日曜日は比較的に、ゆっくりすることができますが、
それでも必ず、原稿書きやレジュメづくり、レポート読み、
もちろんブログアップの仕事があります。

それでも、飛び石連休の間の出勤・登校の日は、
なんとなく、心が躍る。

お客様のそんな気分、読み取って、
仕事に勤しみたいものです。

さて、今朝の日経新聞。
一面に「労働力人口6割切る」の見出し。

労働力人口とは、
「15歳以上の人口のうち、
実際に就業している『就業者』数と、
働く意欲があって仕事を探している『完全失業者』数の総数」

それが昨2009年、59.9%となった。
比較可能な統計がある1953年以降、
初めて6割を下回った。
しかも2年連続。

団塊の世代の現役引退と、
就職活動をしない世代拡大の、
相乗効果によって、
国際的に見ても低レベルの労働力人口となった。

国際労働機関(ILO)の発表では、
同じ2009年段階で、
中国が73.7%、
アメリカ65.0%。
EUが59.1%。

EUも低いけれど、しかし、徐々にではあるが増えている。
労働力人口が減っているのは、日本だけだといいます。

2009年に日本は、前年比0.5%マイナス。
中国は1.0%プラス、
アメリカは0.4%プラス、
EUも0.1%ですがプラス。

政府は、59%台で止まるとの見解、
しかし国際労働機関の予測では、
2020年の日本の労働力人口56.3%まで減る。

商業・サービス業の雇用力が、
この数値の低下を押し止めねばならない。

それができるのも商業・サービス業なのです。

「商業の現代化」には、
雇用力が大事な要素となります。

朝日新聞の「声」の欄。
スウェーデン人のトミー・ジャクソンさんの投稿。
日本の消費税や所得税の低さに、
来日したばかりの頃はうらやましかったそうです。
しかし、税金を払っていても、
「本当に困ったときに何もしてもらえない」。

「奇妙なことではないだろうか。
教育のために巨額のお金を払うとは」

「日本の人口が減ってきているのは、
この問題が大きな理由だろう」
ジャクソンさんは、こう指摘しています。

それでもジャクソンさんは、日本に来て、
仕事をしている。
もちろん彼にも何らかの事情はあるのでしょうが、
日本は彼にとって、就労するにふさわしい国となります。
ジャクソンさん自身は、日本の就労人口の勘定には入らないけれど、
こういった労働力は、これからの日本にとって必要。

さて、10日水曜日の日経新聞一面記事。
「百貨店どう生き残る」
このなかでJ・フロントリテイリングの奥田務社長のコメント。
同社は、大丸と松坂屋を傘下に置くホールディングカンパニー。
「百貨店の数は今後、
人口100万人に1店ぐらいまで絞り込まれる」

記事は続ける。
「奥田社長の指摘通りだと百貨店は120店に減る計算だ」

一昨日、食品流通研究会会長の井口征昭さんは、この記事を指して、
「結城理論通りですね」と言ってくださった。

私が書き続け、指摘し続けている見解と、
奥田社長のコメントが一致してきた。

しかし私は、言い続けています。
「衰退業態は立地が限定される」

百貨店の社会的存在価値が極端に低くなるわけではない。
120店の百貨店は依然、顧客にとって欠かせない存在であるし、
繁盛するに違いない。

今、必要なことは、
第一に、その地区で一番巨大な面積。
第二に、その地区で最も便利な立地。
第三に、その地区で最も先鋭的なマーチャンダイジング。

これらの相関係数を導き出してみる。
その最大値を示す、その地区の1店に顧客が集中し、
他の店には、空いていることが好きな顧客しか足を運ばなくなる。

新宿、池袋、日本橋、銀座、梅田エトセトラ。
商圏人口が500万人、1000万人のエリアでは、
1位、2位の店に客が集中するが、
他は閑古鳥が鳴くに違いない。
とりわけ、売り場面積が雌雄を決するだろう。
マーチャンダイジングやマーケティングは、
コモディティ化の傾向を免れないから。

もちろん、百貨店ほど、
ロイヤルカスタマーをつかんでいる業態はないから、
それぞれのロイヤルカスタマーは変わらず、
購買してくれるだろうけれど。

百貨店も、総合スーパーも、
日本の消費人口や労働力人口の推移に、
敏感に反応してしまうところに、
田村正紀先生が指摘する「業態の盛衰」がある。

<結城義晴>

2010年02月11日(木曜日)

司馬遼太郎の「リアリズム」と第44回SMトレードショーの総括

2010年の建国記念の日。  

毎年のことだが、なぜかこの日には、
司馬遼太郎の『この国のかたち』(文藝春秋)に手が伸びる。
その「四」の「日本人の二十世紀」。

明治維新と『坂の上の雲』についてのくだり。
「開国という、ときに卑屈なほどのリアリズムの開幕でありました」  
「十九世紀後半の明治人は、どの時代の日本人よりも現実的でした」

ここでいう「リアリズム」と「現実的」

私は、いまこそ、それが大切だと、
今日こそ、思う。

ロシアとの日本海海戦に戦勝したときから、
日本人のリアリズムが崩れていく。

「戦勝の報告によって国民の頭がおかしくなっていきました」
つまりリアリズムの喪失。

「自己を正確に認識するというリアリズムは、
ほとんどの場合、自分が手負いになる」  

だから「大変な勇気が要ります」

司馬遼太郎さんの指摘は、まるで、今を予想したように映る。
1992年から93年の、バブル崩壊後の述懐。

日経新聞一面の真ん中にドンとある囲み記事。
「国の借金871兆円」の見出し。  

国債や借入金、政府短期証券を合わせた債務残高の合計額。
2009年12月末時点でそれが871兆5104億円となり、これは過去最大。
最大額の更新は3期連続。

「今年1月時点の推計人口(概算値)で計算すると、
1人当たりの借金は約683万円」  

2010年度末には約973兆円にまで膨らむ。
財務省自身の推定。

主因は、麻生政権の2009年度第1次補正予算での国債の増発。

さて、いかにリアリズムを取り戻すか。

読売新聞の「編集手帳」では、
鳩山由紀夫総理の誕生日のエピソードを披露している。

「鳩山一郎元首相は、その日の日記に書いている。
〈今朝、安子、男児を生む。
威一郎は平和になつた其日(そのひ)に生れ、
其子(そのこ)は紀元節に生る〉」。
ここで書かれた「其子」が由紀夫総理。
1947年(昭和22年)2月11日生まれ。

由紀夫の名の「紀」は紀元節の紀だろう。

「きょうは政権を担って初めて迎える鳩山首相、63歳の誕生日である」
編集手帳は、この新聞の主張で、朝日と正反対の立場を取るが、
この後、強烈に鳩山政権を皮肉って終わる。

しかし、鳩山首相や民主党に限らない。
私たち日本人全員が、
日露戦争日本海海戦勝利の瞬間に失った「リアリズム」を、
考える必要がある。

今日こそは。

さて、昨日終了の第44回スーパーマーケット・トレードショー。  
日本の「国の借金」とは正反対だが、
過去最高を記録した。
エキジビター数もビジター数も。
そしてその盛り上がりや内容も。

会場東1ホールのセミナー会場でトリを飾ったのは、
「変わる流通、変わる店長」のパネルディスカッション。

第2回ベスト店長大賞受賞者の二人がパネリスト。
ハローデイ綾羅木店の戎谷秀彦店長、
サンシャインチェーン・カルディア店の野町一志店長。
コーディネーターは㈱イズミヤ総研の金原由香取締役主席研究員。

二人の店長には、この賞を一生背負ってもらいたい。
小売業の店長の地位を上げ続け、
若者がなりたい職業にしてもらいたい。
アメリカのウェグマンズやナゲット・マーケット、
ホールフーズやスチュー・レオナードのように。

三日目となると、会場の熱気も落ち着いてくる。

㈱イシダ専務の吉岡典生さん。

よねや商事㈱社長の佐々木隆一さん。

佐々木さんは明るい経営者。
今の時代にぴたり。
その上で勉強家。

㈱イズミ食品部デイリー課長の矢野靖ニさんとバッタリ。

お分かりでしょう。
あの大創産業㈱社長の矢野博丈さんのご子息。
年を重ねるごとに、瓜二つの度合いが増してくる。
矢野さんは、伊藤雅俊さんや川野幸夫さん、横山清さんと並んで、
わが商人舎発足の会の発起人。

デイリーフーズ課バイヤーの野田慎吾さん、
デイリーフーズ課中四国地区バイヤーの友岡誠さんと、
全員で写真。

イズミも、実によく勉強する会社。
山西泰明社長の「リアリズム」に根ざした勉強の姿勢が貫かれている。

最後の最後は、バリラジャパン㈱社長の豊田安男さん。

バリラジャパンは、この展示会の中で、
実にユニークなマーケティングを展開している。

ほとんどすべてのブースが、
このフェアへのすべての来場者を対象にしている。

だからオープンエアーのブースづくり。

道行く人を引き入れるパリの「オープンカフェ」と同じ。

これはいわばコモディティの考え方。

それに対してバリラジャパンは、
クローズ方式。

はじめからすべての来場者を相手にはしていない。
ロイヤルカスタマー主義。

ノンコモディティの商品の売り方は、
ロイヤルカスタマー主義でなければならない。  

これが広大なフェア会場での「ブルーオーシャン戦略」となっている。
あのW・チャン・キムとレネ・モボリュニュの「ブルーオーシャン」。
私はいつも豊田さんの戦略性に感心している。

しかしだからといって、すべてのブースがこの方式ではいけない。

日本の消費市場でコモディティ化が進んだからといって、
すべてがノンコモディティを志向したら、
何よりも顧客が困る。

ただしウォルマートは、
最大マスマーケットのコモディティ分野で、
ロイヤルカスタマーを獲得することによって、
「ブルーオーシャン」を実現させてしまった。  

そんなことを考えつつ、
イタリアンレストランLA BETTOLAの落合務シェフの味を楽しんだ。

日本製粉とバリラジャパンが落合さんと提携して、
様々なプロモーションを展開している。

これはまさしく「ノンコモディティ戦略」。

食品流通研究会会長の井口征昭さんと帰路につく。 

井口さんは、食セレクションブースを担当し、
セミナーでも好評の講演を展開した。

さて、祭りの後の寂しさを感じつつ、
2010のスーパーマーケット・トレードショーの総括。

第一に、出展者・来場者、その内容、すべて過去最高だった。  
特に出展者のブースの充実が際立っていた。

つまり、生産者・製造業・卸売業の充実。
これは日本商業全体の財産。

それを自分たちの顧客に、
いかに「リアリズム」のもとに伝えていくか。
小売業やスーパーマーケットの役割。

我々の近い将来は、決して暗くはない。
「既に起こった未来」はむしろ明るさを示している。

第二は、今回も全国の中小企業の出展が多かったこと。  
地方行政や地方金融機関の活躍が、それを実現させた。

アメリカのFMIが展示会の隔年開催へと後退した理由は、
「コモディティ展示会」になってしまったことにある。

FMIでは、入り口をコカコーラとネスレのブースがデンと占める。
それはそれでコカコーラやネスレを批判はできない。
むしろアメリカ社会が全体に、
コモディティ化現象の真っ只中にあることを証明してしまった。
それではわざわざFMIの展示会に行く必要がない。

ヨーロッパの食品フェアにはそれがない。
パリのシアルもケルンのアヌーガも、
ヨーロッパ中の村々、町々の産品が参集される。

つまりノンコモディティ・グッズの、1年に一回の大集合の場なのだ。
だから楽しいし面白いし、新しいし、革新的である。
そしてそこには食品消費産業の「リアリズム」がある。

日本の2010スーパーマーケット・トレードショーは、
日本産業界に先駆けて、それを証明した。

ここに大きな意義があった。

「私たちの明日は明るい」  
明治人の「リアリズム」に学べば、
日本人本来の「リアリズム」に目覚めれば。

建国記念の日に、これだけは言い切りたい。

<結城義晴>  

2010年02月10日(水曜日)

過去最高3万0431人を集めたSMトレードショー二日目とコーネル・ジャパンの集い

キリン・サントリーの統合が白紙撤回された件。  
朝日新聞の一面コラム「天声人語」も、
読売新聞の一面コラム「編集手帳」も、
男女の愛や結婚にたとえて表現した。

今週日曜日にバレンタインデーが控えているからで、
文章書きはこんな趣向を凝らす。

天声人語はイギリスの劇作家バーナード・ショーの逸話。
ある女優から結婚をささやかれた。
「私の容姿とあなたの頭脳を持った子が生まれたら素晴らしい」。
ショーは答えた。
「僕の容姿とあなたの頭脳を持つ子だったらかわいそうだ」。

編集手帳は、小谷野敦『〈男の恋〉の文学史』(朝日選書)からの孫引きの、
評論家の野口武彦の「恋愛」の定義を披露。
恋愛とは〈より多く愛した側が敗北する男女の性的葛藤である〉。

しかしこれらは、
ビジネス上の会社の統合や世界戦略には、
当てはまらない。
アナロジー(類比)は、極めて有効な思考法で、
もの書きや学者だけでなく、
実務家も身につけたい能力だが、
間違えると、話はとんでもない方向に向かう。

自画自賛になるかもしれないが、
昨日のこのブログで書いたたとえ。
ローマ帝国か江戸幕府かのほうが、
キリン・サントリー問題では的を射ていると思う。  

さて今日のニュースの第一。
米国主要企業500社の昨年第4四半期の決算。
純利益が前年同期比で3倍になった。  

調査会社トムソン・ロイターの報告を日経が伝える。
ここでいう純利益は日本の営業利益とほぼ同意だが、
アメリカの景気回復は日本にとっても有難いニュース。

よい風が吹きつつあると、認識したい。

第二のニュース。
第22回日経企業イメージ調査。  
「自己改革に積極的な企業」をインタビューした結果。
ビジネスパーソン1万1804人と一般個人男女9428人。
時期は昨年8月~10月。

ビジネスパーソンの回答順位は、
①ファーストリテイリング
②ワタミ
③日本マクドナルド
④トヨタ自動車
⑤セブン-イレブン・ジャパン  

一方、一般個人男女は、
①ファーストリテイリング
②イオン
③日本マクドナルド
④キリンビール
⑤ワタミ  

今も結果を見て、どう感じるか。

小売業・サービス業が大半を占める。
メーカーでは、トヨタとキリンビール。
図らずも、現時点の話題企業。
トヨタはリコール問題、
キリンは「破談」問題。
今、この調査をしたら、この2社、
どうなることか。

私は、商業・サービス業の応援団長を自認する。
「商業の現代化」を標榜する。  

その私からすると、
日本企業の「イノベーション・イメージ」に、
これらの企業が並ぶことは、大いに喜ばしいこと。

私たちの未来は、決して暗くはない。
私たちの努力が、日本を救うに違いない。

一昨日から、2010スーパーマーケット・トレードショーが、
東京・ビッグサイトで開催されている。
今日も、この祭典での交友録。
スタートは、コーネル大学RMPジャパンのブースから。

第3期生を募集中です。
今年10月開講、来年7月まで。
第2期生はもう半期が終了して、後期に突入。
極めて充実した勉強をしています。

本部のVIPコーナーで、
㈱阪食社長の千野和利さん

千野さんは、経営理念として顧客満足と従業員満足を掲げる。
カスタマーサティスファクションとエンプロイーサティスファクション。
この点で、私とは全くの同意見。
話は盛り上がった。

さらに、㈱ジョイス社長の小苅米秀樹さん。
ジョイスは、ご存知、東北の雄。
小苅米さんは、コーネル・ジャパン第一期生にして、
ニューヨーク州イサカで開催されたジーン・ジャーマン杯の、
第一回チャンピオン。

現時点での経営状況のこと、
そしてリーダーシップのこと。

ニッコーレン㈱社長の実生明男さん。
コーネル大学RMPジャパン第二期生。

レポートの打ち合わせ。

オカムラのブースでは、
㈱岡村製作所社長の久松一良さん。

本社は横浜市西区北幸。
そう、商人舎オフィスの隣組。
よろしくおねがいします。

日本セルフ・サービス協会主宰の食セレクションブースでは、
高木實さんと懇談。

協会アドバイザーにして、商業経営問題研究会メンバー。
今、もっとも脂の乗り切ったコンサルタントでもある。

そして会場漫歩。

今週から新しい携帯電話に万歩計が付いている。
1日1万歩目指して。

(財)流通システム開発センターの佐藤聖さんとバッタリ。

夕方、コーネル・ジャパン二期生のお二人とこれまた、バッタリ。
左は㈱万代副社長の西水啓介さんと、
右が㈱よこまち専務の横町浩明さん。

西水さんは、あるブースの展示に関して、
鋭い分析を展開。
この分析力は、第二期生の中でも群を抜く。
横町さんは、本当に熱心な勉強家。
しかし二人ともまだ、
2月のレポートは書きあげていないとのこと。
頑張ろう。

そして再びVIPラウンジへ。
イトーヨーカ堂創業者の伊藤雅俊さん。
セブン&アイ・ホールディングス名誉会長。

私は、伊藤さんをご紹介するとき、
まず「イトーヨーカ堂創業者」と書くし、言う。
なんというか、伊藤雅俊さんには、
それがぴったりくると感じているから。
もちろん日本最大の小売りグループセブン&アイの重鎮であることも変わらないが。

その伊藤さん、お会いすると、
優しく握手してくださって、
「いつも、送ってくださってありがとう」と仰った。
伊藤さんは商人舎発足の会の発起人で、
私、心から感謝している。
そして毎月、[毎日更新宣言Review]をお送りしている。
そのことを言ってくださった。

うれしい限り。

その伊藤さん、大正13年のお生まれ。
ダイエー創業者の故中内功さんがひとつ上。
イオン名誉会長の岡田卓也さんが一つ下の大正14年。
ライフコーポレーション会長の清水信次さんが大正15年の二つ下。
そんな話になった。

今年85歳の伊藤さん、まだまだ勉強の意欲は衰えず、
スーパーマーケット・トレードショーでも、
会場を回って勉強される。
このことは、私はもちろん、
若い人たちにもぜひ知っておいてほしい。

伊藤さんはまぎれもなく、
大正生まれの「知識商人」なのだ。
その知識商人が、日本の商業の産業化を果たしてきた。

さらにこの場には㈱ヤオコー会長の川野幸夫さんもいらっしゃった。
日本スーパーマーケット協会会長。

会長として、大活躍。

伊藤さん、川野さんとともに、
レセプションパーティ会場へ。
入り口で日本セルフ・サービス協会会長・副会長・常任理事の皆さんが、
お出迎え。

パーティは、チェッカー検定合格者の表彰から始まった。

日本セルフ・サービス協会が主催するこの検定。
さまざまな協会が賛同し、参加している。
川野会長の日本スーパーマーケット協会、
荒井伸也会長のオール日本スーパーマーケット協会。

私は、非常にいいことだと考えている。
日本中のスーパーマーケットが、
いや日本中の小売企業が、
この検定に参加してほしいと思う。

日本中の企業が参加するとどうなるか。

チェッカー検定が、社会化される。

そして、ある企業で検定試験にパスした人が、
他の地域の他の企業に就職するときに、
共通の資格になる。

レジチェッカーの仕事は、
セルフサービスの店舗にとって、
ほんとうに重要な役目となっている。

だからそれが共通の資格となれば、
日本中のチェッカーの人たちにとって、
励みになるし、スキルになるし、
それが日本中で通用することになる。

成城石井の大久保社長は、同社のレジチェッカー全員に、
この検定資格を採らせたいと公言している。

そして開会のあいさつ。

横山清第44回スーパーマーケット・トレードショー実行委員長にして、
日本セルフ・サービス協会会長。

「日本中のスーパーマーケット・食品産業が、
知恵を寄せ合って、明日を切り開いていく」

横山さんは、この期間中、いわば「挨拶係」だが、
どの挨拶にも芯が通っていて、
それでいてどれも違う。
こんな才能、どうして備わったのだろう。
不思議でならないが、それが日本小売業界の宝となって、
十二分にこの産業のために活かされている。

開会のあいさつに続いて、
警視庁生活安全部長警視長の山下史雄さんのちょっと長いスピーチ。

万引対策についての現状報告と強力の要請。
面白くて、重要な話。

私、後ろで見ていたが、
伊藤雅俊さんは熱心にメモを取られていた。
失礼ながら写真におさめさせていただいた。
全国の若い人に知っていただきたいから。

そのあと、恒例の鏡開き。

小西酒造の「白雪」で、鏡が開かれた。

乾杯の音頭とご挨拶は、
㈱石田社長の石田隆一さん。

「天気・景気・元気」の話。
私の「元気を出そうよ」につながる。

そして日本スーパーマーケット店長大賞の表彰。

左が㈱ハローデイ綾羅木店ストアマネージャーの戎谷秀彦さん。
右が㈱サンシャインチェーン本部執行役員カルディア店長の野町一志さん。

お二人に言った。
「一生ついて回る賞。
その誇りを背負って、日本の店長の地位を上げてほしい」

ハローデイ社長の加治通敬さんとともに、
戎谷さんの受賞を祝福した。

こちらはサンシャインチェーンの野町店長。

私はまた言った。
「一生ついて回る賞。
店長の地位を上げてほしい」

そして交流に次ぐ交流。

㈱成城石井社長の大久保恒夫さん。
3月9日火曜日、
商人舎2周年記念二人のビッグセミナー
開催します。

是非、ご参集ください。

日本スーパーマーケット協会専務理事の大塚明さんと、
㈱アークス・グループ㈱ラルズ取締役猫宮一久さん。

大塚さんはコーネル講師、猫宮さんは伝説の一期生。

㈱エースワン中山土志延社長と商人舎エグゼクティブ・ディレクター松井康彦。

中山さんは商業界高知同友会の重鎮。
開催が重なってしまった商業界ゼミナールから、
このレセプションパーティに駆けつけてくださった。
心から、感謝します。

昨年の高知開催の商業界中四国ゼミナールは大成功。
地方ゼミナールの時代が訪れている。

川野さんと㈱大木社長の松井秀夫さん。

お二人は埼玉県の名門浦和高校の同級生。
しかしなんと不思議、面識がなかった。
私のおひき合わせ。
お二人ともに商人舎発足の会発起人で、私の恩人。

国分会長兼社長の國分勘兵衛さんと、
経済産業研究所の河津司さん。

河津さんはコーネル大学RMPジャパン講師。

そして、現在、ライフコーポレーション常務取締役秘書室長の並木利昭さん。
清水信次さんの懐刀として、獅子奮迅の活躍。

パーティの終わりは、副会長のご挨拶。
紀ノ国屋相談役の増井徳太郎さん。

綺麗な三本締め。

かくて、二日目のレセプションパーティ見事終了。
横山清会長、ご苦労様でした。
横山さんが「チャコちゃん」と呼ぶ愛妻・尚子さんとお揃いで、
「もう一日」です。

そして増井さんと固い握手。

紀ノ国屋はJR東日本の傘下に入ることになったが、
私は、増井徳太郎さんの力は、
日本のスーパーマーケット産業の中で欠かせないものだと思う。

とくにアメリカやヨーロッパのスーパーマーケット経営者との交流は、
増井さん抜きには図れない。

さらに紀ノ国屋に関して、
JR東日本のもと「紀ノ国屋ブランド」は守られ、
「紀ノ国屋の幸せ」が実現されるに違いない。

米国の「ゲルソンの幸せ」のごとく。

最後に、三洋電機㈱マーケティング部の阿久澤光明さんと渡邊好子さん。
今回はトレードショーに出展していないが、来年は頑張る。

いろんな会社にいろんなことが起こる。
時代はどんどん過ぎていく。
そこで、みんなが必死の努力をする。

日本セルフ・サービス協会の澤藤正義さんと久保田茂雄さん。

澤藤さんは、前全国スーパマーケット協会専務理事。
久保田さんは、元紀ノ国屋の幹部。

一転、ところは有明ワシントン。
コーネル大学RMPジャパンの第一期生第二期生交流会。
第一期生級長・太田順康さんの乾杯の音頭。
ご存知、北辰商事㈱副社長。
第二期の講師でもある。

同じ釜の飯を食った者同志の交流は熱い。

「伝説の第一期生」の集合写真。

「奇跡の第二期生」のVサイン。

最後に、結城義晴の絶叫。

「コーネル大学RMPジャパンは永遠に不滅です」  

すべての人々に、心から感謝。

伊藤雅俊さんの「知識商人」としての勉強ぶりに、
最高の敬意を表しつつ、心から脱帽。

<結城義晴>  

2010年02月09日(火曜日)

キリン・サントリー破談とスーパーマーケット・トレードショー交友録

キリンとサントリーの世紀の経営統合は、
ならなかった。

朝日新聞は「破談」と言い、
日経新聞は「経営統合断念」と表現し、
読売新聞は「経営統合交渉決裂」と題した。  

昨日午後から駆け巡ったニュース。
昨年の今頃から始まり、
7月に表面化し、
11月から正式に交渉に入り、
年明けの2月8日に決裂した。

ちなみに、この日は朝刊の休刊日。

通常ならば、日経新聞が前日にスクープし、
他の新聞が翌日後追いするという経緯を経るが、
それもなかった。

私には、用意周到の「決裂劇」と映った。

キリン・ホールディングスは、
年商2兆3035億円、経常利益1030億円。
日本の食品業界第1位。

サントリー・ホールディングスは、
非上場企業ながら年商1兆5129億円、経常利益792億円。
食品業界第2位。

ビールのキリン。
ウィスキーやソフトドリンクのサントリー。

明治屋のキリンビールからスタートし、
三菱グループの優良企業のキリン。
鳥居・佐治家のオーナーシップ経営で、
「利益三分主義」のユニークさを売り物にするサントリー。

両者が両者の良さを活かして、
世界ベスト5企業へのジャンプを試みた。
世界1位ネスレ、
2位ユニリーバ、
3位ペプシコ、
4位クラフト・フーズ。  

これらに次ぐ世界第5位の食品企業が誕生するところだった。

うまくできれば、
まさに「世紀の統合」となった。
うまくいかなければ、
遺恨が残ることになる。

切り出したからには、成功させるべきだったと思う。

ただし、両社の社員たちは、
ホッと胸をなでおろしているに違いない。

企業文化を守ることができたとか、
やはり独立独歩がいいとか、
社内では、そんな声が出るに違いない。

産業界・証券界・マスコミでは、
残念がる声が相次いでいる。
キリンの株価は7%下がった。

私は、加藤・佐治両社長の最初の認識は、
正しかったと思う。
二人は、夢を持ったし、
21世紀のグローバリゼーションを、
肌で感じ取っていた。
そして実行に移そうとした。

しかし、現実がその壁となった。

現実や伝統とは、常に保守的なものだ。

私にもそれはよく、わかる。
「このままではだめだ」と思って改革を始めるが、
現実と伝統がそれを阻む。

プロイセンの鉄血宰相オットー・ビスマルクの言葉。
「賢者は歴史に学び、
愚者は経験にしか学ばない」  

先日のコーネル大学RMPジャパンの講義で、
日本水産㈱垣添直也社長が使ったフレーズ。

歴史に学べば、今回の件はどうなったか。
しかし、そうなると、
どの歴史に学ぶかが問われることになる。

ユリウス・カエサルとローマ帝国の歴史に学ぶのか、
徳川家康と江戸300年の歴史に学ぶのか。  

これからは、やや遺恨が残ったキリンとサントリーの、
社員たちの対抗意識のエネルギーに期待しよう。

ちなみにアサヒビールの連結決算は、
6年連続で過去最高の純利益を出した。
社長には泉谷直木専務の昇格が決まって、
こちらは若返りが図られる。

さて、昨日から始まったビッグサイトでの大イベント。
第44回スーパーマーケット・トレードショー。  
今年は、私の交友録を中心にお届けしよう。

7万人が来場するとは言っても、
ここに参加できない人の方が圧倒的に多い。
だからブログ上で、少しでもご紹介。
明日は商人舎総出で取材。

昨日は私と松井康彦エグゼクティブ・プロデューサー、
亀谷しづえゼネラルマネジャー。
今日は、川勝利一エグゼクティブ・アドバイザーが加わるし、
明日はエディトリアル・スタッフの鈴木綾子が参加する。

昨日の開会式に引き続いて、
スピークスの筆頭は、
横山清(社)日本セルフ・サービス協会会長、  
第44回スーパーマーケット・トレードショー実行委員長。
タイトルは「小売業の現状と展望」  
1
戸籍のない産業スーパーマーケットが、
この不況の時代を乗り越え、
明日の日本の消費産業の中核となっていく決意が、
込められた「力強い講演」だった。

「変化が起きてからの対応では遅い。
一歩先、1ミリ先でもよいから、その変化を読みとる」
それが戸籍を持った産業への第一歩。

横山さんは、最後に語った。
「もう75歳ですが、この顔色を見てください、大丈夫です」

講演の後で、横山会長と話した。

「来年はもっと時間を取って、しっかり話したい」
まだまだ元気です。

会場中央のVIP席に、盟友鈴木國朗先生登場。
㈱アイダスグループ代表取締役。
松井&結城と、さまざまな情報交換&写真。

アイダスグループも、数名の研究員とともに、
この会場で猛勉強。
コンサルタントも勉強に次ぐ勉強が大切だ。

続いて、㈱プログレスデザイン代表取締役の西川隆さん
ブルーチップ㈱常務取締役 宮本洋一さんと。

西川さんにはTBSテレビの取材カメラが入っていた。
カンブリア宮殿に続いて、番組に出演する。
最近は、流通業やスーパーマーケットの番組が増えた。
とてもよいこと。

私も急きょ、即席コメンテーターで、
水越洋子ディレクターの質問に答えた。

この後も次々にブースから声がかかる。
松井・結城で歩いていると、知り合いばかり。
なかなか前に進まない。

㈱ヤマトのブースで。
事業開発本部営業開発部長代理小板橋良男さんらと。

エコストア研究会の有力メンバー。

㈱リブネットのブースでは、取締役の竹内憲太郎さんと。

コーネル大学RMPジャパン伝説の第1期生。
元気そうでなにより。

今回のトレードショーでも最大小間数を誇る寺岡精工の巨大ブースに到着。
システムレジチェッカーのデモンストレーションを展開していた。

レジチェッカーおよび部門チーフに扮した役者、
老婆、主婦、高校生、サラリーマン、OLなど顧客を演じる役者。

彼らが一斉にレジに殺到した時に、
このシステムでは、よどみなく顧客をさばく。

それがデモンストレーションとして、展開された。

㈱協立商会顧問の城倉孝三さん、
㈱寺岡精工営業企画室室長三木桂さんと。
長いお付き合いです。
城倉さんは、66歳で、悠々自適。

さらに寺岡精工の木場田征夫さん。

木場田さんとも、20数年のお付き合い。
今年1月に65歳になられて、
未だバリバリの現役。

そして、ブログ同志。
左が「ウォルナット」こと森川祐紀生さん。
右は「酒バイヤー」こと矢坂英司さん。

酒バイヤーさんとは、織姫と彦星。
毎年、ここでしか会うことができない。
ウォルさんは、「ほぼ毎日更新」のブログ仲間。

みんな元気でいてほしい。

㈱岡村製作所のブースで、
マーケティング部長 山本文雄さんらと。

日進工業のブースを歩いていたら、
㈱セイミヤの加藤勝正社長。
日本のスーパーマーケット業界で、
間違いなくナンバー1の勉強家。

「会長は商業界ゼミナールです」
加藤榮一セイミヤ会長は、商業界エルダーで、
このトレードショーと開催が重なってしまって商業界ゼミに参加中。
加藤社長は、トレードショーで熱心に勉強。
これも良し、それも良し。
開催が重なったのは、困るが。

㈱グリーンファクトリーのブースで。

同社代表取締役の田村弘一さん、
㈱スズキヤ代表取締役の中村洋子さんと。
田村さんはご存知、クイーンズ伊勢丹元社長。
現在、商品開発会社の社長。
相変わらず「いい仕事」してます。

洋子社長も、この協会には欠かせない重鎮。
私のブログの大ファンで、
感謝に堪えない。
「毎日、結城さんに会ってる気がする」などと、
言ってくださる。
ありがとうございます。

㈱美多加堂のブースで、いちやまマート社長の三科雅嗣さん、発見。

綺麗どころと写真撮影中。

ここでは、せんべいに自分でたれをつけて食べる提案。

私たちもいただいた。

杉田昌之社長自ら説明してくれた。
感謝。

ブース内には荻生徂徠や棟方志功がさりげなくかけられていて、
異質の空間をつくっていた。

江崎グリコ㈱のブース。

営業一課長渡邊武さんと握手。
コーネル大学RMPジャパン伝説の第1期生。
その中でも、さらなる伝説をつくった逸材。

三井食品㈱副社長執行役員の大橋幸多さんと。

コーネル・ジャパンではお世話になっています。

このブースの面白いコーナー。
愛犬と一緒に食べられるスィーツ。

同じケーキを愛犬とともに食べる。
これが人気を博しているとか。

私たちも試食。
スウィートポテトのケーキがおいしかった。
我が家の「ジジ」とは一緒に食べられないが。

日本アクセス北海道㈱販促本部長・大上宏之さん
販促第一部長 三島達也さんと。

昨年の商人舎アメリカ視察セミナーでご一緒した。
みなさん元気で、私もうれしい。

そして最後は、㈱キングストアー専務の臼井旬さん。

商業経営問題研究会のメンバー。
臼井さんもとても熱心な勉強家。

最後の最後に、コーネル大学RMPジャパンのブース。

美女二人。
FMIジャパン事務局長の中間徳子さんと、
コーネル大学RMPジャパン事務局の太田美和子さん。

私も、ここに居ることが多いでしょう。
たぶん。

いや、動き回っているか。

とにかくおいでください。
握手大会、しましょう。

<結城義晴>  

2010年02月08日(月曜日)

建国記念の日・バレンタインデーの週に44回スーパーマーケット・トレードショー開催

Everybody! Good Monday![vol6]

2010年2月第2週です。

今週は、木曜日の2月11日が建国記念の日。  

私の理解は、私たちの「日本国が誕生した記念日」。  

戦前の呼び方は、「紀元節」。
『日本書紀』には神武天皇が即位した日と記されている。

明治5年に「紀元の始まりを祝う祝日」として制定。
戦後、紀元節は廃止、昭和41年「建国記念の日」となった。

アメリカでは、インディペンデンス・デーが7月4日。
フランスは、パリ祭で7月14日。
前者は独立記念日、後者は革命記念日。
日本の神話と比べると比較的に新しい。

「この国のかたち」を考える日が、
今週の木曜日。
感謝しつつ、私たちのあり方を考える日としたい。

そして、金曜日をはさんで、
土曜日、日曜日。
その日曜日がバレンタインデー。  

バレンタイン・プロモーションは、
もう1月から始まり、
先週末から最高潮に達している。

St. Valentine’s Dayは、
世界各地で「男女の愛の誓いの日」とされる。
269年に殉教した聖ウァレンティヌスに由来する記念日。
ローマ皇帝クラウディウス2世は、
ローマでの兵士の婚姻を禁止していたが、
このキリスト教司祭は、秘密裏に兵士を結婚させ、
それが判明してとらえられ、処刑された。

バレンタインデーには、
命をかけたドラマがあるのだ。

だから、男女の愛を結び付けるのが、
バレンタインデーのほんとうの意味。

ヨーロッパでは、男性も女性も、
花、ケーキ、カードなど様々な贈り物を、
恋人やパートナーに贈る。
カードには、”From Your Valentine”
“Be My Valentine.” と書かれたりする。
これはウィキペディアの情報。

チョコレートを贈る習慣は、イギリス発。
1868年にイギリスのキャドバリー社から
美しい絵のついた贈答用チョコレートボックスの一つとして、
ハート型のバレンタインキャンディボックスが発売された。
これがバレンタインデー贈り物に使われ、世界に広まった。

今週は、建国記念の日とバレンタインデー。

由来とドラマの1週間。

さて、今日から東京・お台場のビッグサイト。
1


第44回スーパーマーケット・トレードショーが、
開催されている。  

開会式は、東1ホールで、
朝9時半から。

まず日本セルフ・サービス協会会長の横山清さんのご挨拶。

第44回スーパーマーケット・トレードショー実行委員長で、
ご存知、北海道㈱アークス社長。

昨年の社団法人全国スーパーマーケット協会との合併の経緯を説明しつつ、
力強い開会の宣言がなされた。

来賓のご挨拶には、二人の知事。
北海道知事の高橋はるみさん。

熊本県知事蒲島郁夫さん。

そしてテープカット。

いよいよスーパーマーケット・トレードショーが始まった。
今日から3日間。

1135社2252小間の過去最大のスケール。
スーパーマーケットの売上高は厳しい環境にあるが、
トレードショーの売上げは、過去最大。

これをどう考えるか。

考える3日間が始まったともいえよう。

私も、3日間、このビッグサイトに詰めることになる。
多くの人と交流したいし、共に議論したい。
共に新しい知識や情報を学びたい。

では、今週も。

Everybody! Good Monday!

<結城義晴>  

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