結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年02月09日(火曜日)

キリン・サントリー破談とスーパーマーケット・トレードショー交友録

キリンとサントリーの世紀の経営統合は、
ならなかった。

朝日新聞は「破談」と言い、
日経新聞は「経営統合断念」と表現し、
読売新聞は「経営統合交渉決裂」と題した。  

昨日午後から駆け巡ったニュース。
昨年の今頃から始まり、
7月に表面化し、
11月から正式に交渉に入り、
年明けの2月8日に決裂した。

ちなみに、この日は朝刊の休刊日。

通常ならば、日経新聞が前日にスクープし、
他の新聞が翌日後追いするという経緯を経るが、
それもなかった。

私には、用意周到の「決裂劇」と映った。

キリン・ホールディングスは、
年商2兆3035億円、経常利益1030億円。
日本の食品業界第1位。

サントリー・ホールディングスは、
非上場企業ながら年商1兆5129億円、経常利益792億円。
食品業界第2位。

ビールのキリン。
ウィスキーやソフトドリンクのサントリー。

明治屋のキリンビールからスタートし、
三菱グループの優良企業のキリン。
鳥居・佐治家のオーナーシップ経営で、
「利益三分主義」のユニークさを売り物にするサントリー。

両者が両者の良さを活かして、
世界ベスト5企業へのジャンプを試みた。
世界1位ネスレ、
2位ユニリーバ、
3位ペプシコ、
4位クラフト・フーズ。  

これらに次ぐ世界第5位の食品企業が誕生するところだった。

うまくできれば、
まさに「世紀の統合」となった。
うまくいかなければ、
遺恨が残ることになる。

切り出したからには、成功させるべきだったと思う。

ただし、両社の社員たちは、
ホッと胸をなでおろしているに違いない。

企業文化を守ることができたとか、
やはり独立独歩がいいとか、
社内では、そんな声が出るに違いない。

産業界・証券界・マスコミでは、
残念がる声が相次いでいる。
キリンの株価は7%下がった。

私は、加藤・佐治両社長の最初の認識は、
正しかったと思う。
二人は、夢を持ったし、
21世紀のグローバリゼーションを、
肌で感じ取っていた。
そして実行に移そうとした。

しかし、現実がその壁となった。

現実や伝統とは、常に保守的なものだ。

私にもそれはよく、わかる。
「このままではだめだ」と思って改革を始めるが、
現実と伝統がそれを阻む。

プロイセンの鉄血宰相オットー・ビスマルクの言葉。
「賢者は歴史に学び、
愚者は経験にしか学ばない」  

先日のコーネル大学RMPジャパンの講義で、
日本水産㈱垣添直也社長が使ったフレーズ。

歴史に学べば、今回の件はどうなったか。
しかし、そうなると、
どの歴史に学ぶかが問われることになる。

ユリウス・カエサルとローマ帝国の歴史に学ぶのか、
徳川家康と江戸300年の歴史に学ぶのか。  

これからは、やや遺恨が残ったキリンとサントリーの、
社員たちの対抗意識のエネルギーに期待しよう。

ちなみにアサヒビールの連結決算は、
6年連続で過去最高の純利益を出した。
社長には泉谷直木専務の昇格が決まって、
こちらは若返りが図られる。

さて、昨日から始まったビッグサイトでの大イベント。
第44回スーパーマーケット・トレードショー。  
今年は、私の交友録を中心にお届けしよう。

7万人が来場するとは言っても、
ここに参加できない人の方が圧倒的に多い。
だからブログ上で、少しでもご紹介。
明日は商人舎総出で取材。

昨日は私と松井康彦エグゼクティブ・プロデューサー、
亀谷しづえゼネラルマネジャー。
今日は、川勝利一エグゼクティブ・アドバイザーが加わるし、
明日はエディトリアル・スタッフの鈴木綾子が参加する。

昨日の開会式に引き続いて、
スピークスの筆頭は、
横山清(社)日本セルフ・サービス協会会長、  
第44回スーパーマーケット・トレードショー実行委員長。
タイトルは「小売業の現状と展望」  
1
戸籍のない産業スーパーマーケットが、
この不況の時代を乗り越え、
明日の日本の消費産業の中核となっていく決意が、
込められた「力強い講演」だった。

「変化が起きてからの対応では遅い。
一歩先、1ミリ先でもよいから、その変化を読みとる」
それが戸籍を持った産業への第一歩。

横山さんは、最後に語った。
「もう75歳ですが、この顔色を見てください、大丈夫です」

講演の後で、横山会長と話した。

「来年はもっと時間を取って、しっかり話したい」
まだまだ元気です。

会場中央のVIP席に、盟友鈴木國朗先生登場。
㈱アイダスグループ代表取締役。
松井&結城と、さまざまな情報交換&写真。

アイダスグループも、数名の研究員とともに、
この会場で猛勉強。
コンサルタントも勉強に次ぐ勉強が大切だ。

続いて、㈱プログレスデザイン代表取締役の西川隆さん
ブルーチップ㈱常務取締役 宮本洋一さんと。

西川さんにはTBSテレビの取材カメラが入っていた。
カンブリア宮殿に続いて、番組に出演する。
最近は、流通業やスーパーマーケットの番組が増えた。
とてもよいこと。

私も急きょ、即席コメンテーターで、
水越洋子ディレクターの質問に答えた。

この後も次々にブースから声がかかる。
松井・結城で歩いていると、知り合いばかり。
なかなか前に進まない。

㈱ヤマトのブースで。
事業開発本部営業開発部長代理小板橋良男さんらと。

エコストア研究会の有力メンバー。

㈱リブネットのブースでは、取締役の竹内憲太郎さんと。

コーネル大学RMPジャパン伝説の第1期生。
元気そうでなにより。

今回のトレードショーでも最大小間数を誇る寺岡精工の巨大ブースに到着。
システムレジチェッカーのデモンストレーションを展開していた。

レジチェッカーおよび部門チーフに扮した役者、
老婆、主婦、高校生、サラリーマン、OLなど顧客を演じる役者。

彼らが一斉にレジに殺到した時に、
このシステムでは、よどみなく顧客をさばく。

それがデモンストレーションとして、展開された。

㈱協立商会顧問の城倉孝三さん、
㈱寺岡精工営業企画室室長三木桂さんと。
長いお付き合いです。
城倉さんは、66歳で、悠々自適。

さらに寺岡精工の木場田征夫さん。

木場田さんとも、20数年のお付き合い。
今年1月に65歳になられて、
未だバリバリの現役。

そして、ブログ同志。
左が「ウォルナット」こと森川祐紀生さん。
右は「酒バイヤー」こと矢坂英司さん。

酒バイヤーさんとは、織姫と彦星。
毎年、ここでしか会うことができない。
ウォルさんは、「ほぼ毎日更新」のブログ仲間。

みんな元気でいてほしい。

㈱岡村製作所のブースで、
マーケティング部長 山本文雄さんらと。

日進工業のブースを歩いていたら、
㈱セイミヤの加藤勝正社長。
日本のスーパーマーケット業界で、
間違いなくナンバー1の勉強家。

「会長は商業界ゼミナールです」
加藤榮一セイミヤ会長は、商業界エルダーで、
このトレードショーと開催が重なってしまって商業界ゼミに参加中。
加藤社長は、トレードショーで熱心に勉強。
これも良し、それも良し。
開催が重なったのは、困るが。

㈱グリーンファクトリーのブースで。

同社代表取締役の田村弘一さん、
㈱スズキヤ代表取締役の中村洋子さんと。
田村さんはご存知、クイーンズ伊勢丹元社長。
現在、商品開発会社の社長。
相変わらず「いい仕事」してます。

洋子社長も、この協会には欠かせない重鎮。
私のブログの大ファンで、
感謝に堪えない。
「毎日、結城さんに会ってる気がする」などと、
言ってくださる。
ありがとうございます。

㈱美多加堂のブースで、いちやまマート社長の三科雅嗣さん、発見。

綺麗どころと写真撮影中。

ここでは、せんべいに自分でたれをつけて食べる提案。

私たちもいただいた。

杉田昌之社長自ら説明してくれた。
感謝。

ブース内には荻生徂徠や棟方志功がさりげなくかけられていて、
異質の空間をつくっていた。

江崎グリコ㈱のブース。

営業一課長渡邊武さんと握手。
コーネル大学RMPジャパン伝説の第1期生。
その中でも、さらなる伝説をつくった逸材。

三井食品㈱副社長執行役員の大橋幸多さんと。

コーネル・ジャパンではお世話になっています。

このブースの面白いコーナー。
愛犬と一緒に食べられるスィーツ。

同じケーキを愛犬とともに食べる。
これが人気を博しているとか。

私たちも試食。
スウィートポテトのケーキがおいしかった。
我が家の「ジジ」とは一緒に食べられないが。

日本アクセス北海道㈱販促本部長・大上宏之さん
販促第一部長 三島達也さんと。

昨年の商人舎アメリカ視察セミナーでご一緒した。
みなさん元気で、私もうれしい。

そして最後は、㈱キングストアー専務の臼井旬さん。

商業経営問題研究会のメンバー。
臼井さんもとても熱心な勉強家。

最後の最後に、コーネル大学RMPジャパンのブース。

美女二人。
FMIジャパン事務局長の中間徳子さんと、
コーネル大学RMPジャパン事務局の太田美和子さん。

私も、ここに居ることが多いでしょう。
たぶん。

いや、動き回っているか。

とにかくおいでください。
握手大会、しましょう。

<結城義晴>  

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