結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2011年02月15日(火曜日)

「商人舎アメリカBasicコース」満杯寸前と「週刊文春」インタビュー

昨日の横浜の雪は、
凄かった。
20110217003622.jpg
立春の後の大雪。
都会の人間は、
びっくり。

しかし今日は一転、
カラリと晴れて、好天気。

無残な雪は残らず、
美しさを楽しませてもらった満足感だけが、
すっきりと残る。

さて今朝、
横浜市西区北幸の商人舎オフィスで、
うれしいニュースが三つ。

第1に、商人舎の5月のアメリカ視察研修会の件。
「第9回Basic視察コース」は、
5月20日から25日まで、
ラスベガスで開催される。

チェーンストアの原理原則、
スーパーマーケット基礎基本を、
ラスベガスに居座って、
集中的に、徹底して、学ぶ。

昨年から始めたら大好評で、
今年はバス2台になった。
70名定員の予定だが、今朝段階で、
63名まで申し込みが寄せられた。

まだダイレクトメールも打っていないし、
特別のアナウンスもしていない。
それでも、最初の打ちだし定員には、
あと7名で満員御礼。

そこで至急、増員のために、
航空便・ホテルなどの手配を始めた。

まだまだ20名分ほどは、
枠を用意しようと考えている。
お申し込みは、お早めに。

よろしく。

第2は、今朝、
商人舎オフィスに届けられた宅急便。

開けてみると、
20110215134504.jpg
「茨城のほしいも・雪の華」
これ、ほんとうに、おいしい。

原料には茨城産さつまいも「玉豊」が使われている。
そのさつまいもも「干し芋」に適切な土壌づくりから研究され、
できた芋を「じっくりと手間を掛けて天日で乾燥」させる。

食べてみると、
懐かしさがこみ上げてくる。

そのうえ、ヘルシーで、
現代的な味を備えている。

毎年お送りいただくが、
事務所の全員が「ワーッ」と歓声を上げるほど、
人気がある。

送って下さったのは、加藤勝正さん。
茨城県潮来市に本部をおく㈱セイミヤ社長。

加藤さんとセイミヤに、
心より、感謝。

さて今朝は忙しい。
第3に、株式会社文藝春秋の和田泰明記者が、
商人舎オフィスを訪れてくれた。

『週刊文春』のインタビュー。
特集記事の中に、
小売業・流通業を取り上げてくれる。

こういった企画には全面協力。
小売サービス業の現代化のためには、
マスコミの理解と協力が不可欠。
私は、どんなことにも、
労を惜しまず力を貸す。

『文春』の問題意識は「企業統合」

「クリティカル・マス」
「範囲の経済」
「寡占・三占・複占」
「コモディティ化現象」

持論を展開させてもらいつつ、
流通事情に関する質問に答えた。

1時間20分ほど。

20110215134447.JPG

和田さんは、35歳のジャーナリスト。
これまで政治の世界の取材が多かったそうだが、
「小売業はおもしろいですねぇ」と、
何度も繰り返した。

うれしいことだ。

小売流通業・サービス業は、
政治に比べても、
面白くて、
理論的・体系的で、
前向きで、
しかも社会貢献度が高い。

我田引水かもしれないが、
それは一般マスコミにも、
訴え続けていかねばならない。

和田さんとの話の最後の方に出した概念が、
いくつか。

「小売業における大動脈と毛細血管」説。

合従連衡が進んだり、
M&Aが進行したり、
合併吸収や企業統合が断行されて、
それらが人体の大動脈や大静脈になっても、
それだけでは人間は健康にはならない。

人間には毛細血管も不可欠だ。

拠点産業の小売業やサービス業には、
この毛細血管のような企業や店があり、
消費産業全体をみると、
それが重要な役割を果たす。

これは、全日食チェーンの田中彰会長の持論。

私は「新しい巨大な森」のようなものだと思っている。
森には巨木、大木もあるし、
雑木、雑草もある。

戦前から戦後の昭和30年代までは、
百貨店という巨木とあとは雑草しかなかった。
ここに総合スーパーや食品スーパーマーケット、
コンビニや家電チェーン、ファッションチェーンなど、
様々な大木が誕生、登場してきた。

しかしそれでも、雑木、雑草や、
一輪のきれいな野の花は必要だ。

どれも、厳しい風雨や天変地異、
自然界の変化に耐えられる強い生物ばかり。
すなわち経営品質の高い企業や店ばかりが残る。

かつての森とは次元の異なる「新しい巨大な森」。
それが商業の現代化の姿である。

今朝の政治欄には、
玉虫色の意思決定への批判が並ぶ。
小沢一郎元民主党代表の「党員資格停止」処分。

これは「除籍」、「離党勧告」に次ぐ最も軽い処分。
まさに玉虫色処分。

停止が終了したら、即時に復帰できる。
当然、民主党岩手県第4区総支部の支部長資格は剥奪、
企業団体献金の受け皿が、表面的にはなくなる。

その半面、国会採決は党の決定に従う義務を課せられ、
党費も支払わねばならない。

小沢一郎代議士にとっては、
屈辱的な処分ではある。

そんな政治の面白さと商業の面白さとは、
まったく異なる。

和田さんが「おもしろい」と、
興味を広げてくれた商業の世界。

不思議な世界でもあるが、
私も、ここに魅了されて35年目に入る。

これからもずっと、
この魅惑的な世界の改善・改革に邁進したい、
そのために「知識商人」の輩出に尽力したいと、
決意を新たにした。

突然の雪に、心が、
影響されたのかもしれない。

雪にも、感謝。

<結城義晴>

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