結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2012年02月04日(土曜日)

「FMCGを元気にする会」講演とSMTSで出会った人々・コーネル同志達

春が立つ。
立春。

これはもう、昔の日本人が、
「春よ来い、春よ来い」と希(こいねが)って、
つくった季節の呼び方のような気がする。

だから本当は春は来ていない。
1年で一番寒いとき。

この願いと現実の不一致こそが、
「立春」の本質だと思う。

少年の頃。
少女の時。

こうしたい、
ああなりたい、
と、願う。

しかし、そうはならない。
違う方向へと、自分が向かう。

それでも必死の思いで生きる。
それが良かったりする。
もちろん自分自身では不満足なこともある。

しかし、何かができるし、
何かにはなる。

「立春」は1年のなかで、
「何かができるし、
何かにはなる」の気分が、
一番高まる日だと思う。

朝日新聞の35面に、
『天声人語』の108年の歴史が載っている。

私も時々引用させてもらっているから、
一応は感謝している。

ページの左肩に、これは自社宣伝広告のスペースだが、
「専用書き写しノート」のことが書かれている。

「天声人語を一字ずつ書き写す専用ノートが好評」だそうだ。
65万部を超えたとか。

その宣伝をしている今朝の天声人語。
「暮れの宝くじが外れたあとのささやかな楽しみに、
お年玉つき年賀はがきがある」から始まって、
「作家と万年筆展」での夏目漱石と伊集院静の直筆への感想。
最後は「パソコンに丸投げの拙稿を思う」

一方、今朝の読売新聞の「編集手帳」。
歌人・佐佐木幸綱さんを取り上げた。
早大名誉教授でもある。
歌集『ムーンウォーク』が、今年、
読売文学賞・詩歌俳句賞に選ばれた。
水で割るな薄めてはいかん
ウイスキーが時代の酒でありし日のこと

いいですね。

私のいとこが歌人で佐佐木さんの弟子。
私も佐佐木幸綱選の歌を、
このブログで取り上げることがある。

日経新聞『春秋』の今朝のコラム。
こちらは室生犀星を取り上げた。
その「雪くる前」という詩。

「ひとすぢに逢(あ)いたさの迫りて、
酢のごとく烈(はげ)しきもの、
胸ふかく走りすぐるときなり。
雪くると呼ばはるこゑす、
はやも白くはなりし屋根の上」――。

「酢のような感情が走る瞬間に舞う雪は、
美しかったに違いない」

そして今日のテーマは雪。
「雪には人間の利己心を封じ、
勇気や思いやりを引き出す力もあるようだ。
立ち往生したバスで乗客が缶コーヒーを分け合い、
お年寄りの雪かきを助けるボランティアが活躍している」

「白さに免じて、大雪を恨めしく思うのをこらえてみる。
今日は立春。春はもう近い」

今朝のコラムは『春秋』が良かった。

だとすると「天声人語専用ノート」には、
あまり意味がない。

ホームルームに、
この専用ノートを使っている小学校があるというが、
自分で選んだコラムを、
自分で選んだノートに、
自分で選んだ筆記用具で、
自分で書け。

それが一番いい。

しかし手書きは、いいもんだ。
自分で書くことも、もちろんいい。
私はワープロと万年筆との両刀使い。

さて、昨夜は、
「外資FMCGを元気にする会」での講演。
場所は北青山にあるイタリアンレストラン「C’s fort」。
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ここを借り切っての勉強会。

この会はその名の通り、
外資系FMCGメーカー、それに関連した企業の人たちがメンバー。

Fast Moving Consumer Goodsの頭文字をとって、
FMCG。
直訳すると「動きの速い消費財」で、
まあその通りの意味。

日用雑貨などの消費財が、それに該当するが、
コモディティ化しやすい製品群ということにもなる。

2~3カ月に1回、勉強会と情報交換会を開催している。
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この日は、立教大学院結城ゼミ生の山口毅さんが、
この会のメンバーということもあって、
私の出講ということになったのだが、
結城ゼミのメンバーも多数参加してくれた。
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私を紹介してくれたのが、山口毅さん。
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この日のテーマは、
「グローカル時代の流通業の課題と対策」
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与えられている時間は60分。
講義が始まる前から、
フェイスブック上では、
「60分では終わらない」といった声が相次いだ。

面白い時代ですね。

講義や講演の前に、
そのことを話題にしてひと盛り上がりして、
講義・講演を聴いて、また盛り上がる。

内容は大きく3つの章に分かれる。
それだけでもう「時間は足りないに違いない」と、
考える人、多数。

私はそれを半分裏切って、最初は、ゆっくり、
最後は一気に早口でまくしたてた。
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半分裏切らなかったのは、
10分ほどタイムオーバーしたこと。

しかし、語り手の私だけ水を飲みながらの熱演。
聴き手はビールやワインを片手に聴講。

10分くらいは、お許しください。

内容は、
・東日本大震災の影響
・消費税導入論議と価格意識の問題
・M&Aの新たなうねり
・小型店舗開発とノンストアリテイリング
・食品分野の多業態間競争激化

・超巨大化・国内寡占化とマルチ・フォーマット線戦略
・エクスプレスストア
・価格透明化の衝撃
・プライベートブランドの最新動向
・インディペンデント・カンパニーの優位性

まとめは、
・2012年以降の潮流と課題と対応

いかがだったろうか。
最後に参加者全員で記念写真。
ご清聴、感謝。
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10時半過ぎに、表参道駅から帰ろうとしていたら
阿部智則さんに声をかけられた。
㈱紀ノ國屋の取締役経営企画室長で、
コーネル・ジャパン三期生。
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バッタリと人に会う。

今週はそれが特に多かった。
スーパーマーケット・トレードショーが開かれたから。
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初日、横山清実行委員長のスピークスを聞き、
コーネル大学マクラフリン教授の講義を聴講した後、
寺岡精工のブースで、
㈱セイブ社長の荻澤誠さん、
㈱アイダスグループ代表の鈴木國朗さん。
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セイブは㈱カスミのグループ会社のスーパーマーケット。
荻澤さんはITに強い経営者でもあって、
iPadやスマートフォンの話で盛り上がった。

それから㈱あおき社長の榎本太治さん。
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横浜への出店を控えて、意気軒昂。

それからコーネル・ジャパン卒業生には次々に出会った。
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左が㈱福原常務取締役の福原郁治さん、
右はバリラ・ジャパン社長の豊田安男さん。
お二人ともアスリートでフルマラソンのランナー。

㈱平和堂の夏原陽平さん(左)と、
昭和産業㈱の湯沢公朗さん。
コーネル・ジャパン第二期生の仲よし。
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㈱ショッピングセンター丸正総本店の飯塚正彦さん。
コーネル・ジャパン第一期生。
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そして学校法人中内学園理事長の中内潤さん。
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中内さんは流通科学大学・創志塾のゼミ生とともに、
ベトナム流通業の研究を終わらせた。

学生にかこまれて、楽しそう、うれしそう。
その意味では、私も同志。
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初日の夜は、
コーネル・ジャパンの懇親会。
第一期生から三期生までが、
マクラフリン先生と私を囲んでくれた。
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冒頭に私からマクラフリン先生先生歓迎の挨拶。
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そして懇親。
私の隣は㈱ジョイス社長の小苅米秀樹さん。
右は福原さん、その隣は三井食品㈱の稲田雄司さん。
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柄谷番長・西水委員長・中井事務局長を生み出した「奇跡の二期生」。
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「森顧問」が全体を緩やかに仕切って、
それでもリームワーク抜群だった「実行の第三期生」。
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最後にニッコーレン㈱会長の本間謙伍さん。
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コーネル・ジャパン生みの親のお一人。
私もその生みの親ではあるけれど、
二人して西村哲さんをしのんだ。

今週は、本当に多くの人に会った。
みんな、真剣に考え、動き、生きている。

みな「春が立つ」のを願っている。

そして「春」は思ったようにはいかないものだ。

しかし、それでいいし、
それがいい。

何かができるし、
何かにはなる。

「一心不怠成長無限」
一心不怠でない者たちに、
負けてたまるか。

<結城義晴>

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