元NHKアナウンサーの住吉美紀さん。
昨年末、12月2日の二人のビッグショーに、
ゲスト出演してくれた。
その住吉さんも、毎日ブロガー。
その名も「すみきちブログ」。
みなさんも、このブログを覗いて、
良かったら、住吉さんを応援してあげてください。
その住吉さん、このところ大活躍。
忙しい。
月曜日から金曜日まで、
毎日生放送の仕事がある。
それも二つ。
午前中はTOKYO FM『Blue 0cean』
8:30~11:00
午後は、フジテレビ系『知りたがり!』
14:00~15:52
さらに、BS朝日『おスミつき』(木曜日 22:00~)
これはエンタテインメントの収録番組。
そして、サンデー毎日『すみきちのぶっちゃけ堂』
毎週火発売の連載対談。
昨年の二人のビッグショーは、
大久保恒夫さんと私のショー。
大久保さんはご存知、㈱セブン・フードシステムズ社長。
それに住吉さんが司会兼コーラスで参加してくれた。
人柄がざっくばらんで、
頭の回転が速くて、
歌もうまい。
私、いっぺんでファンになってしまった。
彼女も愛猫家で、
私のブログ『ジジの気分』のファン。
住吉美紀がこれだけ頑張っていると、
私も精一杯、頑張る気になる。
さて、今朝の4大新聞一面コラム。
二派に分かれた。
読売新聞の『編集手帳』と毎日新聞『余禄』が、
昨日の春の嵐を取り上げた。
朝日新聞『天声人語』と日経新聞『春秋』は、
新入社員がらみの内容。
朝日、日経の巻頭コラムがよい。
『春秋』は、「ポジ出し」という造語を紹介。
「非難やあら探しなどダメ出しが幅を利かせる議論はやめ、
皆でポジティブ、つまり前向きな改善策に知恵を絞り、
行動する方が大事との発想だ」
「若手の『ポジ出し』に、
前例がないからとダメ出しで応ずるのは論外」
ダメ出し派とポジ出し派。
先輩のあなたはどっち派?
私はいつも、ずっと、
「ポジ出し派」。
㈱商業界の編集長や社長のときも、
立教大学院教授の今も、
少年ソフトボールチーム竹の子監督だったときも。
「ほめるとは人の価値を発見すること」。
そのとおり。
ピーター・ドラッカーの「マネジメント」を、
本当に絞り込んで一言でいえば、
「人の強みを発揮させて成果を上げること」
「ポジ出し」にはその姿勢があふれている。
一方の『天声人語』。
こちらは若者の酒を話題にする。
ウィンストン・チャーチルの言葉。
戦前戦後のイギリス首相。
「アルコールが私から取り出したものより、
私がアルコールから取り出したものの方が多い」
私もこの口。
コラムは「『浅酌(せんしゃく)』というゆかしい言葉」を引く。
「静かにほどよく酒をのむこと」
「百薬の長か、それとも災いと病の種か。
洋の東西を問わず、つまりは人次第となる」
結論はつまらないが、
チャーチルの言葉と「浅酌」は覚えておきたい。
4大新聞の巻頭コラム。
それぞれに毎日、特徴を出して書かれる。
しかし経済欄や小売流通・サービス業に関しては、
日経新聞が断然強い。
今日も、一面に、
「セブン&アイ、小売り初3000億円
今期営業益 イオンも最高を更新」
『企業総合』欄には、
「ユニクロ、3月5.1%増収
国内既存店、震災の反動で」
そして『マーケット総合』欄の「まちかど」では、
「牛丼戦争に新興勢力」の記事。
これは三光マーケティングフーズの記事。
「昨年6月から首都圏を中心に牛丼店『東京チカラめし』を展開」
この店の看板メニューは、「客が来店してから作る『焼き牛丼』」
「2012年6月期の単独経常益は2桁増益を見込む」
ゼンショー、松屋フーズ、吉野家の御三家に、
新興勢力として割って入る。
記事は「業界にとってさらなる消耗戦につながるのか」と結ぶが、
私は、業界の活性化につながり、
マーケットは拡大すると観る。
さらに『クローズアップ』では、
「流通系クレジットカード 高いポイント還元・割引率」の記事。
セブン&アイ・ホールディングスの「セブンカード」は、
店舗で買い物する際に1.5%のポイントが付く。
さらにイトーヨーカ堂では毎月8日、18日、28日が5%割引。
イオングループの「イオンカードセレクト」は年会費無料。
ポイント付与率は通常0.5%。
毎月5日と15日、25日は、
ポイント2倍。
毎月20日と30日は5%割引。
65歳以上は毎月15日も5%割引。
高島屋の「タカシマヤカード」は、8%が付く。
三越伊勢丹ホールディングス、
「三越 M カード」と「伊勢丹アイカード」は、
「年間利用額が20万円以上で翌年から7%、
100万円以上で10%」。
この記事、一般消費者に、
小売業系カードをお勧めする趣向になっている。
日経新聞が小売流通・サービス業を、
重視している姿勢は今日の紙面を追うだけでもよくわかる。
これはすなわち、
日経の小売流通・サービス業への「ポジ出し」なのだと思う。
私自身と商人舎はこの産業に対して、
日経とは違った「ポジ出し」をするつもりだが、
それは「士農工商」のかつての序列を、
翻すものというスタンスを貫くつもりだ。
<結城義晴>