ひさしぶりにサムくん。

環境ロボット。
ボクのともだち。

なまごみをたべる。
ボクのなかま。

サムくんは玄関で、
だれかをまってます。

どこかに、
いっちゃうみたいです。

どこ、いくの?

サムくんは、無口。
・・・・・・・・・・・・・・。
いっちゃいました。
宅急便のおじさんに、
つれられて。

ちょっとさみしい。
洗面所のたなのうえで、
かんがえました。

ときどき、
ここにあがって、
かんがえます。

たかいところから、
ものをみる。

そして、かんがえる。

「俯瞰する」といったりします。

でも、サムクンのことは、
わかりません。

ねえ、おとうさん。

サムくん、
かえってきますよね。

ボクは、さみしい。

もどってきますね?

「もちろん!」
あ~、よかった。

サムくんは、なにもいわずに、
いっちゃったけれど、
かえってきます。
また、あえます。
〈『ジジの気分』(未刊だけれど、いつか写真集?)より〉





















