結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2013年07月19日(金曜日)

「しゃべるように書き・書くようにしゃべる」とサミット横浜3店視察

嬉しいニュース。
「工藤公康、筑波大学大学院合格」

工藤公康は名古屋電気高等学校で、
甲子園出場、ノーヒットノーランを記録、
その後、西武ライオンズ入団。
プロ野球では通算224勝。

現在の解説者としての仕事ぶりは、
最も信頼がおける内容。

名電高を出てすぐ西武入団だから、
高校卒業。

その50歳の工藤が、
筑波大学大学院人間総合科学研究科に合格し、
来年4月から修士課程で研究生活に入る。

実に有意義な2年間を
過ごしてくれるに違いない。

筑波大学大学院人間総合科学研究科は、
その名の通り幅広く「人間」を研究する研究科。

入学者選抜は、
多様性、総合性、国際性を基調として、
柔軟かつ弾力的な入学要件、
選抜方式と選抜基準を持つ。

多様な留学生、社会人、
そしてキャリアパスとしての編入学生を、
積極的に受け入れる。

だから工藤公康にも十二分に資格がある。

高校卒でも短大卒でも専門学校卒でも、
こういった大学院の入試を受けることができる。

工藤は修士課程で白木仁教授の指導のもと、
ジュニア世代の肩・肘のケガの実態を調査し、
障害を生まない練習法について研究する。

立教大学大学院ビジネスデザイン研究科も、
まったく主旨は同じ。

どうぞ、受験してください。

平日は夕方から、
土曜日に終日授業があって、
2年間、勉強し、研究し、
修士論文を書けば、
修士(マスター)となる。

社会人経験2年間が条件。
工藤のように、50歳代、60歳代の院生もいます。

さて、『ほぼ日刊イトイ新聞』。
巻頭言「今日のダーリン」で、
糸井重里さんが書く。

ある穏やかな紳士のなにげない発言に、
糸井、驚く。
「誰でも、3時間くらい
なにかしゃべれるはずです」

私も同感。

「なんだっていいんです。
しゃべることのない人間なんて
いないんです」

そこで糸井重里、自分の考えを展開する。
「そういえば、文章が書けないという人にも、
同じことが言えるように思えてきました」
これは私の持論でもある。

「なんでもいい。なにを書いてもいい」
これならば、「書けない人なんか、
ほんとはいないんでしょうね」
その通り。

私はもう40年近くにわたって、
「書けない」と思い込んでいる人に、
書かせてきた。

技術コンサルタントを、
雑誌や単行本の筆者・著者に育ててきた。

そんな人が何冊も本を書いている。

私は「なんでもいい」とは言わない。
「最も得意とすることを、
自由に書いてください」

糸井、
「ぼくは、小学校の作文が
書けなかったときのこととか、
いまでも記憶があるのですが、
あれは苦しかった」
これがいけない。

「そのときには、『なんでもいい』ということを、
信じられてなかったんじゃないかなぁ」

そして小学生の時には、
最も得意とすることもない。

だから書けない。

しかし大人は、
「なんでもいい」「得意なこと」となれば、
しゃべれないことも、書けないこともない。

私はずっと言い続けてきた。
「しゃべるように書き、
書くようにしゃべる」

糸井重里。
「無口な人の心のなかも、
実はことばで満たされている」

工藤公康、
しゃべるように書けば、
良い修士論文が書けるに違いない。
私は確信している。

そういえば明日は、
立教F&Bマーケティングの補講だが、
そののテーマの一つは、
「結城義晴の文書法」。

受講生のみなさん、よろしく。
池袋キャンパス10号館X101号室、
午前10時から12時。
聴講生も受け付けます。
補講だから。

さて今日の商人舎magazine。
まだまだリニューアルが続いています。
皆さんのパソコンの上段の列F5を押すか、
「最新情報に更新」のボタンをクリックしてください。

Weekly商人舎に、
金曜日の新連載スタート。
タイトルは、
売れ筋&リピート品目がわかる
ABCL®ランキング

期待の新連載。
ABC分析で売れ筋を知り、
L分析でリピート商品を探る。

L分析のLはLoyalty。
ID-POSデータから、
リピート率を導き出し、
それによってABC分析のC商品の中から、
特定の顧客によって、
繰り返し購買されるアイテムを探し出す。

その全国パネルから、
毎週金曜日に、
カテゴリーを選んで、
売れ数個数とリピート率の順位を、
上位20位まで公開する。

これは大いに参考になる。

今日の第1回は、
【コーラ・炭酸飲料】カテゴリーの巻。

ご愛読よろしく。

今日のDaily商人舎は、
「イオン・ヨーカ堂・ダイエー野菜大安売り」

今週末までの高値野菜大放出セールと、
両雄の直営農場の話。

さて今日は、
午前にオフィスに来客あり。
㈱イオンリテールの皆さん。

8月1日に講演をする。
その打ち合わせ。
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右から細田昌幸さん、
イオンリテール㈱人事育成部部長。
同じく山本実さん。
衣料・住余現場力強化チームリーダー。
そしてイオンリテールワーカーズユニオンのお二人。
私の横が杉山潮さん、
中央執行働き方の改革・教育情宣局次長、
そして越川泰江さん、
中央執行書記次長。

同社幹部に私の持論を展開させていただく。

山本さんと細田さんには、
自著にサインをしてプレゼント。
20130719190349.jpg
お二人とも喜んでくださった。

午後はサミット㈱の店舗取材。
横浜の商人舎オフィスのすぐそば、
サミットストア横浜岡野店。
売場面積715坪の大型店。
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一昨年11月30日のオープン。
地域に対応したMDに微調整が入り、
前年対比10%プラスで推移。
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広報室マネジャーの中村聖さんが同行してくださった。
20130719190534.jpg

次にサミットストア横浜曙町店。
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今年2月27日オープンの579坪。

店長の田中純一さん、中村さんと写真。
20130719182406.jpg
田中さんは商人舎USA視察研修会に参加してくれた。
久しぶりの対面はうれしかった。

この店は横浜の店舗の中でも難しい立地。
その中で頑張っている田中さんにエールを贈った。

この店でもバックヤードを視察。
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サミットのレイバースケジューリングは健在。

最後は菊名店。
店長の山口卓也さんを挟んで写真。
20130719191235.jpg
こちらは今年6月15日、
リニューアルオープンの620坪。

私はこの店の商圏内に住居する顧客でもある。
だからリニューアルのポイントがよくわかる。

そのリニューアル後の施策をしっかりと取材。
お客もよく入っている。
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今回の取材は、
『月刊商人舎』8月号の特集に掲載する。
サミットのMDの進化と新しい店づくりを、
しっかりとリポートしたい。

ご期待いただきたい。

痛風発作の翌日。
ゆっくりとゆっくりと歩いて、
3店舗を取材。

大丈夫です。

ちょっと無理はしたけど、
まったく無茶はしていない。

今月の商人舎標語。
「完全なるものを求めよ」

そのためには、
無理をする。無茶はせず」

そこんとこ、ヨロシク。

〈結城義晴〉

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