結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2014年02月25日(火曜日)

「マルトはいわきの宝です。日本商業の誇りです」〈結城義晴〉

春めいてきました。
心躍る季節。

昨日は朝から、
常磐線スーパーひたちに乗って、
いわき市へ。

マルトグループの取材。

幹部や店長、総出で迎えて、
取材に応じてくれた。
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安島浩㈱マルト社長(右)、
安島ゆみ子㈱ファミリー社長、
鈴木司マルト常務取締役店舗運営本部長。

午後1時に本部に着くと、
もう既に準備万端整っていて、
安島光子副会長を中心に、
ずらり。
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副会長の話から始まって、
次々に3年前のことを語り始めた。

安島社長は、
東日本大震災からの復興プロセスを、
熱意を込めて語ってくれた。
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小宅茂副社長は、
冷静に3年前を振り返ってくれた。
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鈴木常務は、淡々と、
現場の対応を報告してくれた。
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安島力㈱薬のマルト社長は、
鮮明に覚えていて、
地域のこと、病院やドラッグのことを、
詳しく語ってくれた。
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そして安島ゆみ子さんは、
ニコニコしながら、
議論に参加してくれた。
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1時から始まった座談会形式のインタビュー、
3時過ぎまで続いた。
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私は2011年4月1日に、
この地を訪れた。
その時のことを思い出しつつ、
大いに語った。

私は3月11日から5月13日まで、
東日本大震災の連載ブログを書き続けた。
通しタイトルは、
「負けるな! 不屈の日本人」
商人舎公式ホームページの右段に、
ずっと掲載している。

トップインタビューが終ると、
大会議室に移動。
全店長、商品部が幹部会を終らせて、
待っていてくれた。
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安島社長がまず、
商人舎インタビューのことを告げてくれた。
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それから震災当時の現場の話を、
店長、バイヤーから語ってもらった。
勿来地区店舗運営部次長の遠藤孝さん。
SC中岡店店長でもある。
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セミナーのようなインタビューとなった。

次々に7人の店長、商品部から、
スピーチがあった。

仲間の奮闘を聞くマルトの店長たち。
自分たちの体験を思い出していた。
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ここまで全社を挙げて、
対応してくれたら、
お返しをしなければならない。

結城義晴のマルトへのメッセージ。
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「マルトはいわきの宝です。
日本商業の誇りです」

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詳細は月刊『商人舎』3月号を、
お楽しみに。

マルトの皆さんに、
心から感謝したい。

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新しい年度に向けて、
商人舎で学んでください。

さて、今朝の日経新聞企業欄。
全日食チェーンとAJD、
提携のニュース。

全日食はボランタリーチェーンで、
小型スーパーマーケット約1800社が加盟。

オールジャパンドラッグ(AJD)は、
中小ドラッグストアが集う共同仕入れ機構。
約130社。

両者は商品調達で業務提携する。

全日食は全国約20カ所に、
生鮮・物流センターを配置する。
生鮮は全品供給体制を敷く。

野菜や肉などの生鮮食品、
牛乳やタマゴなど日配品を、
AJD加盟店に提供。
供給は年間500億円規模。

AJDはマスクやティッシュなどの日用品、
健康食品などのプライベートブランドを、
全日食の加盟店に供給する。

AJDのPBは約1700品目。
まず20品目を提供し、
順次品目数を増やしていく。

ドラッグストアは食品部門を強化している。
AJD加盟企業その政策は同じ。

しかし生鮮食品は一朝一夕には、
販売できない。

そこで中小ドラッグストアにとって、
全日食チェーンの全品供給体制は、
大いに有効なシステムとなる。

月刊『商人舎』2013年12月号は、
「ポスト・モダニズムVC」を特集し、
全日食チェーンを中心に取材した。

この商業の現代化を志向する組織は、
これから業種・業態を超えて、
社会的な役割を広げていく。

それが今回はドラッグストアとして、
表面化した。

マルトもシジシー・ジャパンに加盟する。
そして3年前にも、この全国組織から、
多大な支援を受けて、
地域のライフラインを守った。

その意味で、
新しいナショナルチェーンの時代が、
やって来ていると考えることができる。

もちろん強い単独資本は、
自主独立を貫くことができるだろう。

しかし同時に、
ボランタリー型の全国組織の時代でもある。

これこそ「近代化を包含した現代化」である。

〈結城義晴〉

【追伸】
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