ジジです。

きょうは、すごく、
あたたかい。

春みたいです。
ユウキヨシハルのおとうさん、
ボクとあそんでくれるみたいです。

なに、するんですか?

「じゃんけんぽんは、
どう?」
じゃあボクは、右手。

さいしょは、グー!

じゃん・けん・ぽん!

「わあ、おとうさんのかちだ!」
・・・・・・・・・。
「もういっかい?」
さいしょは、グー!
じゃん・けん・ぽん!!

あいこで、しょっ!

「また、お父さんのかちだーっ。
うれしいっ!」
・・・・・・・なんか、
ボク、つまんない。
「まけてあげるから、
もいっかい、やろっ!?」
さいしょは、グー!

じゃんけん・ポン!

こんどは、ボクのかち?
ちょっと、うれしい。
もいっかい。
さいしょは、グー。
じゃん・けん・ぽん!

わあ、ボク、
また、かった。
・・・・・・・・でも、
なんだか、
つまんない。
ボクはグーしか、だしてないし!

じゃん・けん・ぽんって、
ボクには、むいてないみたいです。
〈『ジジの気分』(未刊)より〉
























