結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2016年06月09日(木曜日)

ミドルマネジメント研修会からAJS懇親会までの一日

忙しいことに、
感謝しなければいけない。

つくづくと、そう思う。

2泊3日の缶詰セミナー、
商人舎ミドルマネジメント研修会も、
今日が最終日。

湯河原は梅雨空のもと、
紫陽花が満開。
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紫色が雨にひときわ映える。
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そんな朝の景色には目もくれず、
研修会会場には早くから受講生たちが集合。
二度目の理解度判定テスト前の最後の復習。
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そしてテストがスタート。
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前傾した背中。
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計数問題は電卓を打って、解を求める。
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この真剣な目。
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この研修で学んだことを、
ミドルマネジメントとしての、
自らの仕事に生かす。
人生に生かす。
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そのために、
自分がどこまで理解したかを、
このテストを通じて、
自ら、確認する。
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それが商人舎が実施する
理解度判定テストの目的だ。
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だから、試験終了後は、
私が壇上に上がって、
設問と回答を解説しつつ、
理解を深めてもらう。
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学生時代以来の試験勉強。
夜遅くまで、みな頑張った。
その頑張りは、自分自身のためのものだし、
必ず、生きてくる。

さて、研修会3日目は、
高野保夫さんの講義。
タクト企画代表取締役。
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レイバースケジューリング(LSP)の第一人者。
日本全国の小売企業の、
作業システム改善指導に奔走する。
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2時間にわたり、
多くのスライドと動画で、
効率的な作業の改革の考え方を講義。
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高野さんは、月刊『商人舎』4月号の
「店舗を元気にする!!」特集で、
「作業に人を」と「人に作業を」が融合する
ポストモダンLSPを語ってくれた。
これは実に重要な視点。
ぜひ、読んでほしい。

そして第3講座は井坂康史さん。
ドラッカー学会理事・事務局長。
上田惇生先生とともに、
「ドラッカー学会」を立ち上げた一人。
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ピーター・ドラッカーに、
最後にインタビューした日本人。
その時の印象を交えながら、
ドラッカーのマネジメントの要点を
わかりやすく語ってくれる。
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講義の最後にQ&A。

藤原剛さんがグッドクエスチョン。
関西スーパーマーケット大社店精肉チーフ。
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それに丁寧に答える井坂さん。
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井坂さんは、最近、
『ドラッカー流「フィードバック」手帳
――自らをマネジメントする』(かんき出版)
を出版したばかり。
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いま、乗りに乗っている、
ドラッカー研究家の若手だ。

研修会のトリは、
結城義晴の「総括講義」。
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チームマネジメントのケーススタディ。
ホールフーズとウェグマンズの事例を、
スライドで示しながら講義。
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3日間、受講生はよく学んだ。
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最後の最後は、
身を乗り出し、
目が輝いていた。
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そんな各社の精鋭たちの姿勢に、
私のテンションも高まる。
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究極のメッセージは、
「自ら変われ!」DSCN4560-6

最後は拍手で締めくくり。
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研修会終了後、私は、
急ぎ熱海駅から新幹線に乗り込み、
東京・水道橋の東京ドームホテルへ。

オール日本スーパーマーケット協会の
54期定期総会懇親パーティ。
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開会のあいさつは
田尻一協会会長。
サミット㈱社長。
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乾杯のご発声は堀切功章さん。
キッコーマン社長兼CEO。
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懇親の模様を一挙紹介。
(照明の関係でセピア色で恐縮)

丸合社長の梅林裕暁さん。
隣の席で交流。
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私の左はキョーエイ専務の安友健雄さん。
コーネル・ジャパン2期生。
右はエバラ食品工業社長の宮崎遵さんと、
家庭用営業本部副本部長の小林元昭さん。DSCN4594-1

マツモト社長の松本隆文さんと
日本アクセス社長の田中茂治さんとは、
大いに会話が弾んだ。DSCN4599-1

さらに次期社長の佐々木淳一さんと、
松井康彦さんも加わってポーズ。DSCN4604-1
松井さんは、
商人舎エグゼクティブプロデューサー。

セブンスター社長の玉置泰さん。DSCN4610-1

久しぶりにお会いした小磯恵司さん。
現在はデリシア会長。
前アップルランド社長。DSCN4612-1
小磯さんとは30年も前の、
西友課長研修の同期生。
私は『販売革新』編集記者だったが、
特別招待で研修に参加した。

ヤマナカ社長の中野義久さんと
伊藤園副社長の本庄周介さん(右)、
専務の小林義雄さん。DSCN4614-1

紀文食品の高市泰明さんと高橋明さん。
高市さんは相談役、高橋さんは営業本部長。DSCN4593-1

あづま食品の黒崎英機さんと北村雅宣さん。
黒崎さんは社長、北村さんは営業部長。
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丸大食品会長の小森嘉之さん。DSCN4617-1

三井物産㈱流通事業本部西日本食料部の二人。
和田幸成次長と小林将人部長補佐。
和田さんには、先日のシカゴとアトランタで、
たいへんお世話になった。DSCN4606-1

協会名誉会長の荒井伸也・恭子ご夫妻。DSCN4616-1

協会専務理事の松本光雄さん。
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コノミヤ社長の芋縄隆史さん。
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サミット常務の竹野浩樹さん。
今月、田尻社長からバトンを受ける。DSCN4618-1

最後は田尻一さんと事務局の皆さん。
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湯河原から東京ドームまで。
あわただしい一日。

ただただ、お疲れさま。

朝に希望、
昼に努力、
夕にも努力、
夜に感謝。

〈結城義晴〉

2016年06月08日(水曜日)

クリントン「ガラスの天井」とミドルマネジメント研修会2日目

第45代アメリカ合衆国大統領選挙、
その民主党候補指名争い。
ヒラリー・クリントン前国務長官が、
代議員の過半数を確保した。

民主党、共和党ともに、
米国の歴史で初の女性候補者となった。

「まだまだ壊さなければならない天井がある。
私たちは歴史の新しい章を書いている」
クリントン女史の発言。

この「壊さなければならない天井」とは、
「ガラスの天井」のこと。
英語のglass ceiling。

「組織内で昇進に値する人材が、
性別や人種などを理由に
低い地位に甘んじることを
強いられている不当な状態」
(コトバンク)

キャリアアップを阻む“見えない天井”を、
比喩的に表現した言葉。

このガラスの天井を破った国家元首。
現在は、ドイツのアンゲラ・メルケル首相、
ノルウェイのエルナ・ソルベルグ首相、
ポーランドのベアタ・シドゥウォ首相。

そして韓国の朴槿恵大統領。

世界初の女性大統領は、
1976年のアルゼンチンのイサベル・ペロンさん。

イギリスのマーガレット・サッチャー首相は、
1979年に誕生している。

こう見るとアメリカも、
意外にも保守的な国だ。

日本にはもっと厚い、
ガラスの天井がある。

しかしヒラリー・クリントン女史、
ライバルの共和党は、
ドナルド・トランプ候補で、
厄介な選挙戦が待っている。

昨日の『Financial Times』の記事。
日経新聞が翻訳して掲載。
ジャーナリストのEdward Luce氏の署名がある。
「米大統領選史上、最もえげつない戦い」

2016年の大統領選を、
「Crooked Hillary(いんちきヒラリー)」と
「Trump the Fraud(詐欺師トランプ)」との争い、
と表現する。

そして「民主主義は
これほどえげつない争いを
無傷で乗り切れるだろうか」

「通常の尺度に従えば、クリントン氏が
地滑り的な勝利を収めるはずだ。
だが、筆者の直感は、
物事はそんなに単純ではないと言っている。
さらに、クリントン氏の勝利は
すぐにむなしく見えるようになるかもしれない。
個人的な憎悪によってこれほどひどく割れた国を
統治するのは難しいだろう」

ああ。

さて、私は今日も湯河原。
舛添要一東京都知事は、
別荘にいるわけではない。
新宿の都庁で都議会開催中。

商人舎は、ここで、
ミドルマネジメント研修会の2日目。
駿河の国と相模の国は梅雨の晴れ間。
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国を分かつ千歳川。
奥湯河原の山々も緑が濃くなってきた。
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しかし、そんな景色を見ることもなく、
朝7時半には「大観の間」会場に、
受講生が集う。
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8時15分から理解度判定テストが始まる。
そのための最後の復習。
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そしてテスト開始。
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一斉にテスト用紙に向かう。
皆の背が丸くなる。
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昨日も夜遅くまで自習した努力を、
この30分に注ぎ込む。
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この理解度判定テストは、
設問に関して理解したことを
自分自身の言葉で記す。
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昨日のブログでも書いたように、
丸暗記することが目的ではない。
いかに理解したか、いかに納得したか。
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皆がテストに向き合う間、
私も最後列で見守る。
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そして毎回、思う。
真剣に向き合う姿は美しい。DSCN4165-1

皆が真摯に解答を求める姿勢は、
不思議なことに同じ形になる。
これが本当の標準化だ。
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そしてテスト終了。
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「ここから出たんだよ」
テキストを確認する人。
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笑顔やため息。
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お疲れさま。

休憩をはさんで、
9時からは、2日目の講義。
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今日のテーマは、
「ナレッジマネジャーのためのマネジメント」
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2日目はミドルマネジメント層に必要な、
マネジメントの考え方と方法論を講義する。
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朝一番の60分は、
理解度テストの解答を解説しつつ、
顧客満足と従業員満足に関する講義。
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そして第2講義から第5講義までは、
計数の基礎と応用を白部和孝さんが担当。
シラベ・リテイル・システム研究所代表。
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計数をどのように実務に活用するべきか。
それを論理的に、わかりやすく講義してくれる。
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講義内容は、
在庫コントロールや商品回転率といった商品問題から、
人件費コントロールや人時管理まで。
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実際に演習を与え、
電卓を打たせる。
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そして一人ひとりにアドバイスする。
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さらに、演習の答えを一人ずつ発表させる。
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マイクはリレー方式で、隣の人に次々に回される。
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双方向の講義。
これが白部スタイル。DSCN4246-1

昼食をはさんで3時間の講義。
ありがとうございました。
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ちなみに今日の昼食はこれ。
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昼食タイムは、受講生がほっとする時間だ。
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その後は、結城義晴が4講座。DSCN4290-1

冒頭にミドルマネジメントが知っておくべき
BSとPLの経営指標をガイダンス。DSCN4329-1

そのあとは、肝になる講義が続く。
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マネジメント理論の転換をテーマに、
日本のチェーンストアが陥った
組織対策の弊害を指摘する。
最後はピーター・ドラッカーと、
ヘンリー・ミンツバーグの考え方で整理する。
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途中、コーヒータイムや休憩をはさみつつ、
20時まで講義。
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さすがに最後は、疲労困憊。
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朝8時15分から夜8時まで、
受講生も疲れたことだろう。
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それでも、明朝、
第2回目の理解度判定テストが待ち受ける。
受講生たちの試練は続く。
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夕食はこんなメニュー。
このホテルの食事は、
売り物の一つ。
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頭を使った後は、お腹を満たし、
疲れを癒す。
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そして今夜も、
自習室に充てたメイン会場に、
多くの受講生が集う。DSCN7599-1

遅くまでの復習。
健闘を祈ろう。
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学ぶところには、
天井はない。

学ぶ者には、
限界がない。
(続きます)

〈結城義晴〉

2016年06月07日(火曜日)

舛添知事別荘近くの湯河原で商人舎ミドルマネジメント研修会

舛添要一東京都知事。
いまや、朝日・毎日・読売まで各紙こぞって、
「政治資金公私混同疑惑」と呼ぶ。

調査を担った元検事の弁護士2人が、
舛添いうところの第三者機関。

昨日、この第三者機関とともに記者会見。
今日は東京都議会で質問攻め。

「違法性はない」
しかし「不適切な支出」

これが第三者機関の結論。

都知事としての弁は、
「粉骨砕身、都政運営に努めたい」

「不適切な宿泊・飲食費は、
個人資産から返金し、
慈善団体へ寄付」

「神奈川・湯河原の別荘は売却」

自分の金で買った別荘を、
どうしようと関係ない。

問題は都民、国民の信頼を、
政治家として、これで取り戻せるか否か。

ピーター・ドラッカーの有名な問い。
「あなたは何によって憶えられたいか?」

舛添要一さん、
あなたは何によって憶えられたいか?

湯河原の別荘ではないでしょう。

今日は新幹線「こだま」で、
新横浜から熱海駅へ。
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熱海駅前はいま再開発中。
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熱海は一時期に比べて、
観光客が戻ってきた。

そこで駅ビルなどの整備で、
さらにお客を呼び込もうとしている。

そこから車で湯河原まで、
20分ほどのドライブ。
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関東甲信は5日に梅雨入りした。
残念ながら、伊豆諸島はかすんで見えず。
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相模湾に面する湯河原海岸沿い。
真鶴半島がかすかに見える。
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そんな梅雨空ながら、
この湯河原で、商人舎恒例の
ミドルマネジメント研修会がスタート。

2012年から年2回ずつ開催し、
今回で9回目。

今日7日から9日までの
2泊3日の缶詰セミナー。

場所はニューウェルシティ湯河原。
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ちょうど湯河原と熱海の、
境に位置する温泉ホテル。

橋の向こうが静岡県、
こちらが神奈川県。
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橋の手すりは、
右側が相模の国、
左側が駿河の国。
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施設・環境・サービスの良さから、
JTBがおすすめするほどの施設。

そしてこのホテルの前の道路にあるのが、
別荘地の地図。
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よく見ると、右端にMIPEの表示。
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坂道を1分ほど登ると、
料亭旅館の石庭。
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石庭の下の道は土塀。
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そして奥まったところに別荘の門。
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観光客が数人。
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テレビでおなじみの瀟洒な門。
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一番静かなところの、いい別荘です。
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舛添邸、MIPE。
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我々の宿泊所から3分のところに、
今、話題沸騰の舛添要一別荘。

舛添知事のSPが、
このホテルに宿泊するというが、
ここで商人舎ミドルマネジメント研修会。
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歓迎ボードが出迎えてくれた。
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ホテル担当の佐々木さん(私の横)と、
事務局メンバー。
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ホテルのホワイエから、石庭が見える。
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舛添邸はあの右下。

そんなことをしていると、
次々に全国から各社の精鋭たちが参集。
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熱海駅、湯河原駅から、
専用バスで到着。

そして12時50分。
全員がそろい、
10分早めに講義をスタート。
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第1講義と第2講義は
結城義晴が担当。
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この研修会で私は、
四部に分けて8時間ほど、講義する。

その第一部の講義テーマは、
「私たちの小売り流通業・サービス産業」
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この研修会では脱グライダー商人、
そして知識商人の育成を目指す。
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最初から飛ばして、力が入る。
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受講生も真剣に聞いてくれる。
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みな、目が輝いている。
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まず、商業近代化の根本思想を解き明かす。
つまり倉本長治商業界主幹の哲学。
「店は客のためにある」から「商売十訓」、
そしてピーター・ドラッカーの三つの概念。
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15分の休憩をはさんで、
世界の商業の近代化の歴史。
「賢者は歴史に学ぶ」
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2時間10分。
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ご清聴に感謝。

次に16時からは鈴木哲男さんの講義。
㈱リテイル・エンジニアリング・アソシエイツ代表取締役社長。

52週マーチャンダイジングはもちろん、
営業政策の第一人者。
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全国の小売業を指導して、
日本中を飛び回る。

講義テーマは、
52週マーチャンダイジング、
プロモーション、ストアコンパリゾン。
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20時までの3時間半、
実務的な講義が続く。
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現場で陥りやすい間違いを、
論理的に指導してくれる。
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休憩時間には、次々と、
受講生が質問にやってくる。
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それに対して、
鈴木先生は丁寧に解説。DSCF5110-1

受講生にとって、この3時間半は、
実に有意義な講義だった。
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12時50分に始まり、
20時までの初日の講義も無事終了。
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お疲れさま。

講義が終わると、
遅い夕食。
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このホテルの夕食、
とてもおいしい。
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夕食のときには気分がほぐれる。
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会話も弾む。
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鈴木先生と私は、
セブン&アイ・ホールディングスのことを、
互いの見解を披露し合いながら、議論した。
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そして鈴木さんとお別れ。DSCN4142-6
ありがとうございました。
次は10月です。

一方、セミナールーム。
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受講生たちが自習中。
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真剣そのもの。
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明日の朝、理解度判定テストが開催される。
そのための復習。
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チームで学習する会社もある。
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理解度テストは自分のためのもの。
記述式で自分なりの表現をする。
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丸暗記することが目的ではない。
いかに理解したか、
いかに納得したか。

それを自分のものにできたか。

明日の朝、判明する。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2016年06月06日(月曜日)

全国的な梅雨入りとイオンビジネススクール開講記念講演

Everybody! Good Monday!
[2016vol23]

6月6日、ぞろ目の月曜日。
関東甲信地方も、
昨日5日から梅雨入り。
九州・四国・中国・近畿・東海は、
一昨日の4日に梅雨入り。

残るは北陸・東北。

そして梅雨明けは、
7月21日ごろ。

1カ月半の梅雨期間。

それでも今日はまだ、
すがすがしさが残る。

六月の子規のきれいな風よ吹け
〈朝日俳壇より 周南市・木村しづを〉
正岡子規の句を踏まえている。
六月を綺麗な風の吹くことよ

子規はいいなあ。

梅雨に入っても、
忘れてはいけない、
忘れられない。

助け合ふ人々に風薫るかな
〈同 八代市・山下接穂〉
熊本・阿蘇地方の地震。
助け合う人々。
初夏の風が薫る。もう一句。

シナリオのなき大地震牡丹散る
〈同 熊本市・内藤悦子〉

「牡丹散る」がいい。

与謝蕪村に牡丹の句が多い。
牡丹散つてうちかさなりぬ二三片 

今日はもう一句。
ピカソの絵暑しユトリロの絵涼し
〈同 八王子市・徳永松雄〉

ピカソは暑い、
ユトリロは涼しい。
いいなあ。

国内のセブン-イレブンは自前主義。
それに対して米国は買収主義。

この違いが日米の小売業の特性を表している。

さてさて、今月の商人舎標語。
ちょっと遅れたけれど、
ご紹介しよう。

顧客を創造しよう!!

店は客のためにあり、
店員とともに栄える。
そして店主とともに滅びる。

この考え方を産業のDNAにしたい。
共有できるスローガンにしたい。
有店舗商業でも無店舗販売でも。

それが消費の活力をつくり、
産業のパワーを生み、
社会の健全化に貢献する。

「店は客のためにある」は、
「顧客満足」が実現されること。
そう理解されてきた。

しかしここには、
「顧客創造」という新しい概念がある。
ドラッカーもレビットもそれを指摘する。

ファーストリテイリング柳井正も、
セブン&アイの伊藤雅俊も、鈴木敏文も、
そしてダイエーの故中内㓛も。

店は客のためにあると発奮し、
店員とともに栄えるとマネジメントし、
店主とともに滅びると襟を正した。

私たちも産業のDNAを受けつごう。

店は客のためにある。
店員とともに栄える。
そして店主とともに滅びる。
〈結城義晴〉

もちろん、月刊商人舎6月号の、
[Message of June]

新しい発見があった。
それは6月10日発刊の雑誌に、
詳細に描かれている。

お楽しみに。

今日は昼に、海浜幕張。
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イオン㈱へ。

取締役専務執行役員管理担当の石塚幸男さん。IMG_8342-6
イオンではホームページの役員紹介欄で、
ひとりひとりメッセージを載せている。
その石塚さんのメッセージ。
「お客さまが楽しく笑顔で
お買い物をしていただけるように
従業員も笑顔で働ける会社を目指します」

いいですねえ。

今日は、2016年度の、
イオンビジネススクール
開講記念講演。
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イオンビジネススクールには現在、
13のコースがある。
このそれぞれのコースに、
北海道から沖縄までの、
イオングループ企業40社から、
受講者が選抜されてくる。

今年は378人。

今日はその全体の開講講座。IMG_8347-6

毎年、私が講師を務める。IMG_8348-6

1時間45分のテーマは、
「商業基幹産業化と知識商人の役割」IMG_1819-6
国の幹となる産業の、
IntegrityとInnovation、Marketing。

存分に語った。

最後に事務局の皆さんと写真。IMG_8349-6
右から二宮大祐さん、
執行役員人事総務本部長。
人事部長の細田昌幸さん。
吉田元(はじめ)さん、
人材育成グループマネージャー。

小嶋千鶴子さんが教育担当の時代から、
イオンは徹底して学ぶ組織だ。

小嶋さんは岡田卓也名誉会長相談役の姉上。

その小嶋さんが、
このたび100歳を迎えられて、
いまだ健在。

実に目出度い。

(わ)かくして学べば、
すなわち壮にして為すこと有り、
壮にして学べば、
すなわち老いて衰えず、
老いて学べば、
すなわち死して朽ちず。
佐藤一斎の「言志四録」より。

ではみなさん、今週も、
学び続けよう。
Good Monday!

〈結城義晴〉

2016年06月05日(日曜日)

【日曜版・猫の目博物誌 その5】ルナールの『博物誌』

猫の目で見る博物誌――。
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ローマの大プリニウスの『博物誌』
中国の張華の『博物誌』
ビュフォン
『博物誌』
古典的な博物誌はみな、百科事典のようだ。

しかし、1896年、
博物誌のカテゴリーに全く新しい世界が生まれた。

ジュール・ルナール。Jules Renard。
『にんじん』で名高いフランスの作家。
新境地『ルナールの博物誌』〈翻訳は岸田国士〉

「蝶」

二つ折りの恋文が、花の番地を捜している。
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素晴らしい。
ルナールの『博物誌』

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猫の目は夜でも見える。
猫の目はわずかな光だけで、
白黒を見分けることができる。
しかし猫の目には、
色がない。
『博物誌』の挿絵のように。

今日は、青空文庫の、
そのルナールの『博物誌』から。
挿絵はピエール・ボナール。Pierre Bonnard。
フランスの後期印象派画家。

「蜻蛉」

彼女は眼病の養生をしている。
川べりを、あっちの岸へ行ったり、
こっちの岸へ来たり、
そしてれ上がった眼を
水で冷やしてばかりいる。

じいじい音を立てて、
まるで電気仕掛けで飛んでいるようだ。
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「蟻」

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一匹一匹が、3という数字に似ている。
それも、いること、いること!
どれくらいかというと、
333333333333……ああ、きりがない。

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そして、ルナールは猫も描いてくれる。

「猫」
2014-04-29

私のは鼠を食わない。
そんなことをするのがいやなのだ。
つかまえても、それを玩具にするだけである。

遊び飽きると、命だけは助けてやる。
それからどこかへ行って、
尻尾で輪を作ってその中に坐り、
拳固のように恰好よく引き締まった頭で、
余念なく夢想に耽る。

しかし、爪傷がもとで、
鼠は死んでしまう。

DSCN8963-2016-4-10-66666

辛辣なお言葉、ありがとう。

〈『猫の目博物誌』(未刊)より by yuuki〉

2016年06月04日(土曜日)

モハメド・アリの「不可能」と学習院マネジメントスクール

モハメド・アリが死んだ。
74歳だった。

元世界ヘビー級チャンピオン、
もちろんプロボクサー。

蝶のように舞い、蜂のように刺す。
つまりヒット&アウェイがアリのスタイル。

ヘビー級ボクサーとしては異色の、
足を使った闘い方が、
魅力だったし、価値だった。

「差異が価値を生む」 
〈結城義晴〉

12歳でボクシングを始め、
1960年のローマオリンピックに出場。
ライトヘビー級で金メダル。

このころはヘビー級ではなかった。

プロ転向後、1964年にソニー・リストンを破って、
ヘビー級世界チャンピオン。
勝利の後、カシアス・クレイから、
モハメド・アリに改名。

ドラマティックな男だった。

3年後、ベトナム戦争への徴兵拒否。
それによってタイトル剥奪。

しかし、1974年、世界王座を奪還。
通算19回の防衛を果たした。

74年のジョー・フレイジャー、
ジョージ・フォアマン戦あたりが、
アリのピークだったと思う。

76年には来日し、
アントニオ猪木と異種格闘技戦を行った。

私は旅行先の海辺の食堂のテレビで観た。
がっかりした思いがある。

引退後はパーキンソン病を患った。
ボクサーの職業病のひとつ。
それが死因でもあるらしい。

ホラ吹きクレイともあだ名され、
名言を残している。

「リスクを取る勇気がなければ、
何も達成することがない人生になる」

「人間が困難に立ち向かう時、
恐怖を抱くのは信頼が欠如しているからだ。
私は私を信じる」

「あまりにも順調に
勝ちすぎているボクサーは、
実は弱い」

「不可能とは、自らの力で
世界を切り開くことを放棄した
臆病者の言葉だ。
不可能とは、
現状に甘んじるための
言い訳にすぎない。
不可能とは、
事実ですらなく、
単なる先入観だ。
不可能とは、
誰かに決めつけられることではない。
不可能とは、可能性だ。
不可能とは、通過点だ。
不可能なんて、ありえない」

冥福を祈りたい。

さて昨日は夕方から、学習院大学。IMG_8325-6

伝統の学習院マネジメントスクール。
故田島義博学習院院長が創設した名門スクール。
そのDSCM基礎コース2016が開講。
顧問の湯沢威名誉教授が、
開講のご挨拶。
DSCN7495-6
湯沢先生は皇太子殿下の先生。
驚くほどの博識で、
しかも素晴らしい人格の先生。

つづいて第一講座は流通概論。DSCN7508-6

毎年、結城義晴が、
相勤めます。DSCN7511-6
私も現在、この学習院マネジメントスクール顧問。

今年から9月に、
ショッピングセンターの視察講座も実施。
コーディネーター役を務める。

潮目が変わる。
パラダイムの転換。

そんな時代に流通も変わる。DSCN7524-6

流通の基本的な概念や業態論、
そして最後に商品論。DSCN7517-6

毎講座、力が入って、
2時間半くらいの講義になる。DSCN7540-6

講義のあとは、
ロビーでポットラック。DSCN7545-6

ここでもいくつかの質問を受けて、
それに答えた。
DSCN7546-6

時間は9時45分になったが、
全員で写真を撮った。DSCN7552-6
今年1年よろしく。

不可能とは、可能性だ。
不可能とは、通過点だ。
不可能なんて、ありえない。

合掌ではなくて、
ファイティングポーズを、
モハメド・アリの魂に贈ろう。

〈結城義晴〉

2016年06月03日(金曜日)

教育の実験室化問題とボランタリーチェーン協会50周年

教育はもつとも実験室化しては
ならぬものでありながら、
もつとも実験室化しやすいもの
〈福田恆存〉

いつものように朝日新聞『折々のことば』
ただし昨日の連載。

福田恆存は大正元年生まれの、
評論家、翻訳家、劇作家、演出家。
「教育・その本質」(1957年)からの引用。

福田は「人は造り変えられる
という『妄想』を強く警める」

編著者の鷲田清一さん。
「人を造り変えるどころか
育てることすら
十分にはできないもの」

「それより、子どもが
そこにいれば勝手に育つ、
そのような場所をどう用意しておくかが、
大人の責務ではないのか」

まったくその通り。

私の教育に対する信条は、
「邪魔をしないこと」

一人ひとりに、大人として接する。
親のエゴをこどもに押し付けてはならない。

教育は実験ではない。
しかし実験のように教育してしまう。

恐ろしい。

これは大人の教育も同じ。

来週火曜日から、
商人舎ミドルマネジメント研修会。
第9回になる。

育つための「場所」を用意して、
そのための知識を教授する。

そして、応援する。
すると、自ら育つ。

それが一番いいし、
一番早い。

今日は一日中、
月刊商人舎6月号の原稿書きと責了仕事。

夕方、学習院マネジメントスクール講義。
その報告はまた、明日。

今日は昨日の報告。
日本ボランタリーチェーン協会
創立50周年記念大会
会場は虎ノ門ヒルズフォーラム。

第一部は記念式典。
まず日本ボランタリーチェーン協会会長、
井上毅さんのあいさつ。
DSCN7382-6
「サービス業の分野では
生産性向上の有力な手段として、
ボランタリーチェーンの推進があげられます。
最近ではサービス業にも
ボランタリーチェーンが適応可能だ
ということが認められつつあります」

有形財の領域から無形財の世界へ。

すべてのビジネスが転換し、進化する。
ボランタリーチェーンも同じだ。

そして表彰式。

経済産業大臣賞は、
全日本食品㈱代表取締役会長
齋藤充弘さん。

中小企業長官賞は、
オールジャパンドラッグ㈱取締役
泉田幸雄さん。

西川産業㈱代表取締役社長
西川八一行さん。

そして農林水産大臣賞は
協同組合セルコチェーン理事長
佐伯行彦さん。

代理受賞の方もいたが、
おめでとうございました。DSCN7400-6

それから功労賞のみなさん。DSCN7414-6

続いて功労者表彰が行われ、
最後に受賞者の皆さんが一堂に会す。
1

第1部の最後に、
協会50年の歴史をスライド上映。
2
私もちょっと登場しました。
流通詩人の「元気を出そうよ」

第2部は記念講演。
中小企業庁長官の豊永厚志さん。
3
テーマは、
「稼ぐ力のある中小企業に向かって」
中小・小規模企業白書をもとに、
それを読み解くことで、
見えてくる現実と課題点を整理・解説。

勉強になった。

第3部は懇親会。
会長あいさつの後、
祝辞は経済産業省の星野剛士さん。
経済産業大臣政務官。
5
「全国津々浦々の
サービス業をはじめとする、
中小企業者等の生産性の向上のため、
中小企業等経営強化法が
成立をいたしました」

次に農林産業省の丸山雅章さん。
食料産業局審議官。
6
「少子高齢化の時代を迎え、
地方都市部を問わず、
人口が減少しています。
とくに地方では
小売業の後継不足や廃業など、
買物弱者対策が大きな問題となっています。
こうした課題に対応するには、
地域に密着する小売業の力が重要です」

乾杯の音頭は、末澤壽一さん。
日本ハム㈱代表取締役社長。
DSCN7466-6
「我々の業界にはこれから、
もっともっと大きな変化が待ち受けています。
消費者ニーズも変わってきました。
その変化を先取りし、対応し、楽しむ。
そういう変化をチャンスにしていくぐらいの
気持ちが大事だと思います」

私は昨日も懇親会からの参加。

全日食チェーン会長の田中彰さん。
9

そして全日本食品㈱社長の平野実さん。12

それから村内健一郎さん。
協会の副会長。
㈱村内ファニチャーアクセス社長。
11

協会前会長の小川修司さん(中)と、
㈱プラネット会長の玉生弘昌さん。
10
小川さんとは久々にお会いしたが、
ゴルフは年間100ラウンドだとか。
うらやましい。

玉生さんは流通問題研究協会会長。
このところ、本当によくお会いします。

そして中締めは、
副会長の村内健一郎さん。
8
「21世紀はたったひとりであっても、
とても小さな企業であっても、
新しいアイデアや
ユニークなビジネスモデルがあれば
お客様の支持がいただける。
そういう時代になっていると思います」

月刊商人舎は2013年12月号で、
【特集】を組んだ。
ポスト・モダニズムVC
全日食チェーンと商業現代化現象を追う

その[CoverMessage]
2013年最大のショックは
「小売店舗数の激減」である。
11月末発表の最新経済センサスの報告で、
それは100万件を割り込み、
99万店に減少。
最大で172万軒もあった小売店舗は、
ピーク時に比して72万店、
42%も減った。
卸売業も機能喪失して、
流通の毛細血管に血が通わず、
「買い物難民」の消費者ならぬ
「仕入れ難民」の小売業者が
出現している。

かつての通商産業省、
現在の経済産業省の
「流通近代化」の目玉の一つが
ボランタリーチェーンの構築だったが、
低迷するこの業態に
脱近代化の兆候がほの見えている。

「近代化主義」のモダニズムに
行き詰まりが見えて、
だから「脱近代化=現代化」の
「ポスト・モダニズム」現象が現れる。
日本の小売業にも、まさに、
「現代化」が必須となってきている。

全日食チェーンを筆頭に
コスモス・ベリーズなど
ポスト・モダニズムの
ボランタリーチェーンを追うことで、
商業現代化の大きな図柄を描こう。

田中彰さんにも、
齋藤充弘さん、平野実さんにも、
インタビューをして、
いい特集でした。
http://magazine.shoninsha.co.jp/wp-content/uploads/2013/12/2013_12cover-pic.jpg
そしてこの時の[Message of December]
小さく、狭く、濃く、深く。

サム・ウォルトンは言った。
“Think small!”
「小さく考えよ」

「私たちが巨大な会社になったのは、
巨大な会社のようには
振る舞わなかったからだ」

アメリカのユークロップス。
いまやアホールドUSAの傘下だが、
そのトライ&エラーのコンセプト。

小さく始める。
ゆっくりと進める。
つねに改善する。

ピーター・ドラッカー先生も、
イノベーションのために、
含蓄のある言葉を贈ってくれる。

小さく始める。
シンプルさを貫く。
ケース・バイ・ケース。

近代化から現代化へ。
モダニズムから、
ポスト・モダニズムへ。

ボランタリーチェーンも、
フランチャイズチェーンも、
レギュラーチェーンも。

Deep & Narrow!
小さく、狭く、濃く、深く。
あくまでも顧客のために。

日本のボランタリーチェーンの奮闘を
こころより祈念したい。

〈結城義晴〉

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前略お店さま

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結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

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