Everybody! Good Monday!
[2016vol23]
6月6日、ぞろ目の月曜日。
関東甲信地方も、
昨日5日から梅雨入り。
九州・四国・中国・近畿・東海は、
一昨日の4日に梅雨入り。
残るは北陸・東北。
そして梅雨明けは、
7月21日ごろ。
1カ月半の梅雨期間。
それでも今日はまだ、
すがすがしさが残る。
〈朝日俳壇より 周南市・木村しづを〉
正岡子規の句を踏まえている。
子規はいいなあ。
梅雨に入っても、
忘れてはいけない、
忘れられない。
〈同 八代市・山下接穂〉
助け合う人々。
初夏の風が薫る。もう一句。
シナリオのなき大地震牡丹散る
〈同 熊本市・内藤悦子〉
「牡丹散る」がいい。
与謝蕪村に牡丹の句が多い。
牡丹散つてうちかさなりぬ二三片
今日はもう一句。
ピカソの絵暑しユトリロの絵涼し
〈同 八王子市・徳永松雄〉
ユトリロは涼しい。
いいなあ。
国内のセブン-イレブンは自前主義。
それに対して米国は買収主義。
この違いが日米の小売業の特性を表している。
さてさて、今月の商人舎標語。
ちょっと遅れたけれど、
ご紹介しよう。
顧客を創造しよう!!
店は客のためにあり、
店員とともに栄える。
そして店主とともに滅びる。
この考え方を産業のDNAにしたい。
共有できるスローガンにしたい。
有店舗商業でも無店舗販売でも。
それが消費の活力をつくり、
産業のパワーを生み、
社会の健全化に貢献する。
「店は客のためにある」は、
「顧客満足」が実現されること。
そう理解されてきた。
しかしここには、
「顧客創造」という新しい概念がある。
ドラッカーもレビットもそれを指摘する。
ファーストリテイリング柳井正も、
セブン&アイの伊藤雅俊も、鈴木敏文も、
そしてダイエーの故中内㓛も。
店は客のためにあると発奮し、
店員とともに栄えるとマネジメントし、
店主とともに滅びると襟を正した。
私たちも産業のDNAを受けつごう。
店は客のためにある。
店員とともに栄える。
そして店主とともに滅びる。
〈結城義晴〉
もちろん、月刊商人舎6月号の、
[Message of June]
新しい発見があった。
それは6月10日発刊の雑誌に、
詳細に描かれている。
お楽しみに。
今日は昼に、海浜幕張。
イオンタワーアネックス。
イオン㈱へ。
取締役専務執行役員管理担当の石塚幸男さん。
イオンではホームページの役員紹介欄で、
ひとりひとりメッセージを載せている。
その石塚さんのメッセージ。
「お客さまが楽しく笑顔で
お買い物をしていただけるように
従業員も笑顔で働ける会社を目指します」
いいですねえ。
今日は、2016年度の、
イオンビジネススクール
開講記念講演。
イオンビジネススクールには現在、
13のコースがある。
このそれぞれのコースに、
北海道から沖縄までの、
イオングループ企業40社から、
受講者が選抜されてくる。
今年は378人。
今日はその全体の開講講座。
毎年、私が講師を務める。
1時間45分のテーマは、
「商業基幹産業化と知識商人の役割」
国の幹となる産業の、
IntegrityとInnovation、Marketing。
存分に語った。
最後に事務局の皆さんと写真。
右から二宮大祐さん、
執行役員人事総務本部長。
人事部長の細田昌幸さん。
吉田元(はじめ)さん、
人材育成グループマネージャー。
小嶋千鶴子さんが教育担当の時代から、
イオンは徹底して学ぶ組織だ。
小嶋さんは岡田卓也名誉会長相談役の姉上。
その小嶋さんが、
このたび100歳を迎えられて、
いまだ健在。
実に目出度い。
少(わ)かくして学べば、
すなわち壮にして為すこと有り、
壮にして学べば、
すなわち老いて衰えず、
老いて学べば、
すなわち死して朽ちず。
佐藤一斎の「言志四録」より。
ではみなさん、今週も、
学び続けよう。
Good Monday!
〈結城義晴〉