結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2016年11月30日(水曜日)

イオン「ブラックフライデー独り勝ち」総括と前向きの早仕掛け

12月6日の、
コラボレーション特別企画セミナー。
満員御礼となった。

月刊商人舎と、
㈱リンクアンドモチベーション。

テーマは、
「流通サービス業の
戦略的人材資源マネジメントを考える」

参加費5000円で、
食事を楽しみながら、
テーブルごとに討論もする。

私は月刊商人舎11月号の特集、
「働き方×人材マネジメント」の、
エッセンスを語る。

今から、楽しみだ。

それからWeekly商人舎で、
週刊特別企画が掲載されている。
イオン冷食専門店
「ピカール」1号店未来度検証http://magazine.shoninsha.co.jp/wp-content/uploads/2016/11/S0500115.jpg

月刊商人舎の購読者しか読めないが、
ご容赦願いたい。

さて、11月最後の日。
横浜商人舎オフィスの遊歩道。
DSCN8590-6

紅葉と落ち葉。
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もう明日から12月。

一月往ぬる、
二月逃げる、
三月去る。

などと言っていたが、
あっという間に、
師が走る。
ああ。

今年は「ああ」が多かった。

ああ。

でも、ちょっとうれしいこと。
衣笠真佐美さんから、
プレゼント。
たこ焼きゴルフボール。
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衣笠さんは、
㈱いいねいいねドットコム代表取締役。

それからゴルフマーカー。
ネーミング入り。
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こうしたちょっとした気遣いが、
うれしい。

こんど、一緒に、
ラウンドしましょう。

今年は私のゴルフも、
開眼した。
(何度目の??)

ハーフ39が二度も出たし、
自己最高スコアを更新し続けた。

ああ。

さて、日経オンラインに、
編集委員・田中陽さんの記事。
日本の「ブラックフライデー」商戦
「白」が客誘う

このサブタイトルが、
ほんとうにいい。
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「11月27日の日曜日昼すぎ、
東京・湾岸地域にある
イオン品川シーサイド店の各レジには
たくさんの商品を手にした
長い行列ができていた」

ここで田中さんの経験。
「ながく流通業の取材をしているが
年末年始でもないこの時期に
こんな黒山の人だかりを見たのは
はじめてかもしれない」

アメリカでは、
サンクスギビング週間の、
ブラックフライデーが、
年間最大の書き入れ時だ。

私は何度も何度も、
繰り返しつつ、書いてきた。

クリスマスや歳末商戦の、
前哨戦こそ、
一番大事。
これこそ、真の、
年末年始商戦なのだ。

「30%引き」「半額」
「買物客がお目当ての商品めがけて
売り場を行き来していた」

田中さんの取材。
「日本の小売り各社は
ブラックフライデーについて
懐疑的に見ていた」

「12月になればボーナス支給される」
「11月は自由に使えるお金が少ない」
「見合わせたほうが得策」

こんな実務家の声が、
「支配的だった」

ハロウィンは、
自然発生的なブームだ。
「企業が主導するセールには
もう乗ってこない」

鈴木敏文さん流に、
心理学を駆使してみると、
どうだったのだろう。

「イオンは今年半ばまでには
取引先に対して
ブラックフライデーのセールを
実施することを伝えて
商品確保や目玉商品など
販売計画を要請」
これも田中さんの取材。

その情報は各社にも漏れた。

しかし、
「フライデーでなくフライングだ」
「だれもセールについてこないで
オフサイドトラップに
引っかかるようなもの」

ああ。

「大手ではイオンのみが
ブラックフライデー商戦に
大々的に参戦」

「セール開始前日の24日、
最大の消費地、関東では
平年よりも早い降雪があった」
O

「25日のセール初日の朝でも
郊外には雪が残っていた」

田中さんは分析する。
「実は、白い雪が
ブラックフライデーを
盛り上げてくれる結果となった」

そして「イオンの一人勝ち」

「冬物衣料、暖房機器などの
季節商品を買おうとする消費者が
多くイオンに押しかけた」

「週末でもあり、
家族だんらん向けの
お鍋の食材もよく売れた」

日本のギャップも、
アメリカ並みにセールを展開して盛況。

ユニクロは毎年、この時期に、
「誕生感謝祭」を開催して、
ずっとずっと前哨戦を重視している。
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田中さんの表現。
「指をくわえて
商機を逃してしまった
流通各社」

ああ。

雪が降らなくとも、
一定の成果を上げたと思う。

前向き・上向き・外向き。

それができない企業や店は、
じりじり、ずるずると、
後ずさりせざるを得ない。

全米小売業協会(NRF)の発表。
米国ブラック・フライデーの調査結果。

この週末3日間に、
1億5400万人以上が買物をした。
人口の半分がショッピングした。

昨年の1億5100万人を上回った。

1人当たりの平均購買額は、
今年は289ドル19セント。
2万8919円。
昨年は299ドル60セント。

つまり、1ドルくらい下がった。

その購買の74%はギフト需要。
214ドル13セント。

そしてこれが一番重要だ。
44%はオンラインでの購買。
40%は店舗での買物。

ブラック・フライデー当日、
購入者は74%。
これは昨年比1.3%増。

土曜日は49%、
感謝祭当日の木曜日は36%、
日曜日は34%。

かつて感謝祭当日は、
店を開ける企業はなかった。

ウォルマートが先鞭をつけて、
フライング気味に、
「早仕掛け・早仕舞い・際の勝負」

それが現在、
感謝祭当日の36%になった。

早仕掛けと、
前向き・上向き・外向き。

これが勝負を分ける。

ただし、ゴルフにおいては、
無謀な強気だけではいけない。
必ず失敗する。

前向き・上向き・外向きが、
奏功するのは、
高い技術と強い精神力を、
兼ね備えたプレイヤーだけだ。

しかし日本の商売も、
そんな次元に入ってきた。

高い技術と強い精神力。
そのうえで、
前向き・上向き・外向き。

そんな場合にのみ、
白い雪は味方してくれる。

今回のイオンの場合は、
多分に偶然だったけれど。

〈結城義晴〉

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