結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2019年08月10日(土曜日)

月刊商人舎8月号「増税前の店舗戦略査定!!」発刊と「基本と変化」

月刊商人舎8月号、本日発刊!!

[特集]
増税前の店舗戦略査定!!
201908_coverpage
今日が土曜日なので、
webコンテンツは昨日から公開中。

[Cover Message]
7月の参議院選挙で与党が勝利し、10月1日からの消費増税は決定的だ。軽減税率導入も翻ることはない。中小企業に認定された会社とそれ以外の会社との不公平措置も、変更されることなく、粛々と進む。しかしこの不公平競争の結果、国の優遇政策の恩恵を受けない企業が、目の前の厳しい苦難を潜り抜けつつ、本当の体力と地力をつける。間違いない。歴史は皮肉なものなのだ。そして増税前の駆け込み消費需要と同時に、駆け込み出店が加速される。居抜き出店、撤退跡への出店、スクラップ&ビルド出店、ドミナントエリア強化出店、商勢圏拡大出店。それら、「強い小売業」の店舗戦略を査定しよう。厳しければ厳しいほどに、それを楽しく乗り越えた企業には、本物の組織力という恩恵がもたらされるのだ。間違いない。

そしてcontents。
201908_contents
話題の新店ばかり。
それぞれ8ページを使って、
ていねいに取材し、分析し、
ワイドな写真も多用して、
店舗の全貌を明らかにした。

そのうえで「ミシュランガイド」を模して、
独断だが、査定させてもらった。
「星、一つ!」
「星、二つ!!」
「星、三つ!!!」

堺正章の人気番組「チューボーですよ!」。
一度やってみたかった。

取材にご協力くださった企業の皆さんには、
心から感謝したい。

しかし「星、一つ」もすごい店です。

今回はあえて、
ライフコーポレーションや、
ヤオコー、サミット、阪急オアシスは、
対象としなかった。

月刊商人舎誌上で何度も、
取材させていただいているからだ。

みんな「ミシュランガイド」ならぬ、
「商人舎ガイド」に載る店ばかりです。

これからの競争は、
こういった「強い店」ばかりの、
同じ顔ぶれの競合となる。

たとえば月刊商人舎4月号は、
[特集]
値段下げずに売る商売201904_coverpage-448x632

この特集でも各社の新店を、
ていねいに取り上げさせていただいた。

ヤオコー久喜菖蒲店。
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サミットストア鍋屋横丁店。summit_20190410_01

阪急オアシス新町店。201904_hankyu_zone


イオンスタイル上麻生店

201904_aeon_104

いずれも「星」を差し上げられる店ばかりだ。

とくにサミットストア鍋屋横丁店は、
テレビ東京の「カンブリア宮殿」でも、
克明に取材されて取り上げられた。

私も3月23日(土曜日)のこのブログで紹介した。
[新店訪問]
サミットストア鍋屋横丁店は
「名前がいいなぁ」
nabeya_a-448x601
このブログの中で、
サミットと競合する3店を紹介して、
それぞれへのコメントを書いた。

第1が、丸正中野鍋横店。
DSCN23889-448x336
のれん分けの丸正グループの店。
㈱丸正ショッピングセンター四谷総本店の経営。

会長・飯塚司郎さんとは、
40年来の友人だし、
社長の飯塚正彦さんは、
コーネル大学ジャパン第一期生。

そこで激励を込めて、こう書いた。
「商売の三原則”QSC”。
品質、(フレンドリー)サービス。
そしてクレンリネス。
それをもっともっと磨かねば、
サミットに凌駕されてしまう。
商略よりもまず基本の徹底だ」

第2が、全日食チェーンの店。
DSCN24909-448x326
この店に対する私のコメント。

「クレンリネスも一定以上のレベル。
ボランタリーチェーンの良さを生かして、
地域になくてはならない店になりたい」

第3にサミットの目の前に、
ファミリーマート+薬ヒグチ。
DSCN24879-448x338
「こちらは業態が違うので、
きちんと機能するだろう」

サミットストア鍋屋横丁店を取り囲む競争。

丸正中野鍋横店は、
コストコセールなどやっていたが、
8月5日をもって閉鎖された。
丸正中野鍋横店-1
この撤退の判断は正しい。
しかし商略よりも基本の徹底。

本来、戦略は基本戦闘力の上に立てられる。
この基本戦闘力とは、
商売の場合、マネジメントレベルである。
戦略だけで勝利することはできない。

今日の日経新聞巻頭コラム「春秋」

「”店”という言葉のルーツは
“見世棚”だという。
売りたいものをいろいろ並べ、
客に見せる棚のことである。
それが略されて、
店舗そのものの意味になった」

「そうそう、現代だって
コンビニやスーパーは
商品をどう陳列するかに苦心惨憺。
見せる工夫が店を左右する」

これをプレゼンテーションという。
「見せる工夫」も、
QSCの原則の上でこそ花開く。

セブン&アイ・ホールディングスの社是。
「基本の徹底と変化への対応」

基本を徹底する限り、
簡単に失敗することはない。
変化への対応は、
そのうえで成長のために、
必須なのである。

〈結城義晴〉

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