結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2022年07月29日(金曜日)

アマゾン/ウォルマート/クローガーの三者三様と「情報化人間」

商人舎流通SuperNews。
アマゾンnews|
第2Q営業収益1212億ドル7.2%増/国際部門失速

アマゾン・コムの第2四半期決算。
営業収益は1212億3400万ドル、
1ドル100円換算ならば12兆1234億円で、
7.2%増加した。

しかし商品売上高は565億7500万ドル。
5兆6575億円。
前年同期比2.5%減と減収だ。

営業利益は56.9%減の33億1700万ドル。
純損失は20億2800万ドルで赤字転落。

絶好調のアマゾンに陰りが見えたか。

部門別では北米部門も国際部門も赤字。
北米は売上高744億ドル、
前年同期比10.2%増だが、
営業損失が6億2700万ドル。

ジャパンを含む国際部門は、
売上高270億6500万ドルで11.9%減、
営業損失17億7100万ドル。

アマゾン・ウェブ・サービスが唯一黒字。
売上高197億3900万ドルで33.3%増、
営業利益57億1500万ドルで36.3%増。

部門別売上構成比は、
北米62%(前年同期比60%)、
国際22%(同27%)、
AWS16%(同13%)。

アマゾンも「複合危機」の影響を受けて、
増収ながら赤字。

アンディ・ジェシーCEO。
「燃料、エネルギー、輸送コストの
インフレ圧力が続いている」
andhijesi-

アマゾンの決算は12月。
だから第2四半期の発表となった。

ウォルマートもクローガーも1月末決算で、
今のところ第1四半期しか発表されていない。

ウォルマートnews|
第1Q営業収益は2.4%増/インフレ影響で純利益24.8%減

4月末決算の営業収益は、
1415億6900万ドル(14兆1569億円)で、
前年同期比2.4%増。

営業利益は53億1800万ドルで23.0%減、
純利益は20億5400万ドルで24.8%減。

増収減益だが、
赤字ではない。
20220518_walmart

ダグ・マクミロンCEO。
「利益面での結果は予想外で、
現在の異常な環境を反映しています。
特に食品と燃料のインフレによって、
マージンミックスと運用コストに
予想以上の圧力がかかりました」
粗利益、経費ともに下がったということ。
wm-doug-mcmillon12
「事業全体では第1四半期は好調でした。
アソシエイトの勤勉さと創造性に感謝します」

クローガーnews|
1Q売上高446億ドル8%増/純利益374%増の増収増益

売上高は446億ドル(4兆4600億円)で
前年同月比8.0%増。

営業利益は15億ドル(1505億円)で87.0%増、
純利益は6億6400万ドル(664億円)で374.3%増。

増収大幅増益。
Kroger-Expansion

ロドニー・マクマレンCEOは、
2つの戦略が奏功した結果だとコメントする。
⑴生鮮食品によってけん引する
⑵デジタルを加速する
〈Supermarket Newsより〉
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そして最後に一言。
「常に顧客中心マインドをもつ
社員たちの努力の賜物です」

英語で”appreciate”というけれど、
コメントの最後では必ず、
社員、従業員を評価して、感謝する。

向かうところ敵なしだったオンライン商売が、
やや低調となったのか。

オフラインとオンラインの両立、
店舗とネットの融合が、
顧客に評価されるということか。

アメリカのビッグ3の四半期決算の三者三様が、
それを物語っている。

ああ、アメリカの現場を見たい。

店舗や売場の現場に立つことによって、
何らかの情報を感じ取ることができる。
創造していたことと現実の齟齬を、
見つけることができる。

オミクロン株のBA.5によって、
われわれ日本の側に、
渡米への壁ができてしまった。

WHO(世界保健機関)から、
日本の1週間の新型コロナ新規感染者数が、
世界で最多と発表された。

1週間で96万9068人。

アメリカなどPCR検査を、
日本のように厳密にやっていないから、
この数字も絶対的に正しいとは言えない。

それでもヨーロッパでは、
新規感染者数は減少傾向にある。

日本はまだまだ増え続けている。

私には現場の情報への渇望がある。
アメリカやヨーロッパの現場への渇望は、
この3年間、さらに強くなった。

故上野光平さんは、
『自己啓発のすすめ』に、
「情報化人間」の3つの特質を記している。
IMG_4342 (002)2
情報人間の特質の第1は、
人間の生活に対する、
生き生きとした感受性である。
「全身をアンテナにして生きること」である。

これは知識とは違う。
「今を生きるという姿勢」である。

第2は「好奇心」である。
先生や他人の意見ではなく、
自分が直接自分の目で見たい、
自分の耳で聞きたい、
自分の五感で感じ取りたいという欲求である。

第3は「感性と理性との統合」である。
「感性の独走ではない」。
上野光平
昭和62年(1987年)の著作であるから、
「情報≠デジタル」の時代だった。

けれど私が欧米に対して渇望する情報は、
上野光平の3つの特質と同期する。

ああ、アメリカの現場を見たい。

〈結城義晴〉

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