結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2023年07月29日(土曜日)

「貧者よくオゴリ富者出シしぶる」と知識の「富者よくオゴル」

今日も商人舎オフィスに出社して、
一日中、原稿執筆。

単行本です。

外は暑い。
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けれどオフィスの中は涼しい。

狭いながらも楽しい我が家♪

エノケンこと故榎本健一の歌。
「私の青い空」
ewnoken

ここのところ、
土曜・日曜も「わが家」に出て、
原稿を書いている。

なかなか思い通りに進まないけれど、
それでも構想が膨らんでいく。

狭いながらも楽しい我が家♪
愛の火影のさすところ
恋しい家こそ私の青空♪

いま、一番関心を持っているのが原稿だ。
その一部をここで書きたいところだけれど、
それは本ができるまで公開しない。
出来上がったら読んでください。

朝日新聞「折々のことば」
昨日の第2804回。

諺にも言えり、
貧者よくオゴリ
富者出シしぶる。

持てる者は、
自分のこと以外に、

一銭も出さぬものです。
(花森安治『暮しの眼鏡』から)

「懐が寒い人ほど
人によく奢(おご)り、
懐の温(あたたか)い人ほど
よく驕(おご)る、
というのが世の習(ならい)

さすが花森さん。
暮らしの手帳の創刊者。

うまいことを言う。

一昨日の「折々のことば」
第2803回。

信望を高める手段は、
贈与というか、
要するに、

自分が得たものをどんどん
配っていくことなんです。

(阿部謹也『対談 中世の再発見』から)
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「近代以前の西洋社会では、
“出世”は地位が上がることでも
富裕になることでもなく、
人びとのあいだで信望が
高まることを意味した」

信望が高いから、
重要な地位に着く。

それがいい。

リーダーシップの5段階。

ギリシャ、ローマ時代から、
「ノブレス・オブリージュ」といわれた。
noblesse oblige。

「それも物に限らず、
行為や会話、知識において
相手に与えるものが多いことだった」

見返りを求めず、
行為や知識を与える。

阿部謹也さんは西洋中世史家。
元一橋大学学長。

編著者の鷲田清一さん。
「そういえば”リベラル”の第一義も
気前のよさ」

ジョン・マックスウェル。
ミドルマネジメント研修会でも講義に使う。
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リーダーシップの5つのレベル。
第1レベルは地位によるリーダーシップ。
これが一番低いレベル。

第2は相互理解によりリーダーシップ。
コミュニケーションによるもの。

第3が成果によるリーダーシップ。
結果を出せばリーダーシップが生まれる。

第4が人材育成によるリーダーシップ。
人を育てることで信望が高まる。

そして第5は人間性によるリーダーシップ。
尊敬されることが人々を導く力になる。

自分が得たものを、
どんどん配っていく。
それによって尊敬される。
信望が高まる。

知識や情報は、
相互交流する。

与えれば与えるほどに、
跳ね返って来て、
得るものが大きくなる。

知識や知恵や情報に関しても、
「富者よくオゴル」がいい。

〈結城義晴〉

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