帰国しました。
2025商人舎US研修スペシャルコース。
JALに乗るメンバー。
ダラス、ニューヨークの8日間。
ANAで帰るメンバー。
こちらはサンフランシスコから、
ダラス、ニューヨークの12日間だった。
㈱OICグループの福島道夫さんたちは、
サンフランシスコとサクラメントに行った。
それから商人舎研修に参加した。
こういったオプションも可能だ。
商人舎スペシャルコースの前後に、
その地に先乗りしたり、居残ったり。
自分たちでどこかを訪れることもできる。
かつて㈱ユニバースの故三浦紘一さんは、
ダラスに先乗りして予習してから参加した。
凄い勉強家で、私は本当に驚いた。
今回のホテルはマリオット・マーキス。
私の部屋は38階。
右下の谷底のようなところにタイムズスクエア。
有名な赤い階段(Ruby-Red Stairs)が見える。
エスカレーターに乗って下降すると、
20階のあたりにトレーニングジムが見える。
そして8階にレストラン。
朝食はここで食べる。
ローストビーフまであって、
うまいブレイクファストを楽しめる。
9時15分に集合して、
9時半にリムジンバスで出発。
マンハッタンを走ると、
五番街のルイ・ヴィトンのビル。
外装にはトランクのデザインが施されている。
イーストリバーのクインズボロ橋を渡る。
マンハッタンが見える。
ホイットマンの詩にもこの橋が出てくる。
サイモン&ガーファンクルの1966年の楽曲は、
「フィーリン・グルーヴィー(Feelin’ Groovy)」。
軽いタッチで凄くいい歌だが、
原題は「The 59th Street Bridge Song」。
このタイトルの「59番街橋」がクイーンズボロ橋だ。
この橋を渡るときにはいつも、
あの歌声が浮かんでくる。
Slow down, you move to fast
スロウダウンしよう、急ぎ過ぎだよ
You’ve got to make the morning last
朝の気分を楽しまなきゃ
Just kickin’ down the cobble stones,
そうさ、小石を蹴飛ばして
Lookin’ for fun and Feelin’ Groovy
楽しいことを探して、気分は最高さ!
そんな気分でエアポートに向かう。
そのあと40分ほど、最後の車中講義。
今回はメーカーや卸売業からも参加してくれた。
だからカテゴリーごとの競争について、
寡占・鼎占・複占の話をした。
「寡占」とは少数(4者以上)の供給者が
ある一定の市場のほとんどを支配し、
互いに競争している状態。
「鼎占」とは三者によって、
市場のほとんどが支配されてしまう状態。
日本のコンビニ産業がこれだし、
日本のメガバンクもこれだ。
「複占」とは二者によって、
市場のほとんどが支配されてしまう状態。
アメリカのダラーストア業界、
ホームセンター業界など、
枚挙にいとまがない。
そしてその一方で、
多様なニッチ(Niche)化が進む。
フィリップ・コトラーは、
4者の競争を説く。
マーケット・リーダー〈Leader〉は、
市場・業界・業態をけん引する者。
マーケット・チャレンジャー〈Challenger〉は、
リーダーに挑戦する者、差異化作戦をとる。
マーケット・フォロワー〈Follower〉は、
リーダーに追随する者、模倣作戦で楽をする。
マーケット・ニッチャー〈Nicher〉は、
企業規模は小さいけれど存在感のある者。
小さなマーケットへの専門特化作戦。
私はこれに付け加える。
マーケット・ゲリラ〈Guerrilla〉は、
小規模で破れかぶれの戦いをする者、
奇襲作戦をとる。
このなかでフォロワーとゲリラが消えていく。
残るはリーダーとチャレンジャー。
これが複占の状況を生み出し、
一方、多様なニッチャーが残る。
現在のアメリカのバラエティストアは、
リーダーのダラーゼネラルと、
チャレンジャーのダラーツリー、
DAISOはニッチャーだ。
それから「ホッケースティックの関係」
第5段階の「大満足」まで伸ばしたい。
さらに「間接部門の顧客志向」
「もしあなたが、
顧客にサービスを提供する仕事に
就いていなかったら、
顧客にサービスを提供する人に
サービスを提供するよう
行動しなさい」
最後はいつものように、
「自ら、変われ‼」
自分が変わらねば、
仲間は変わらない。
自分が変わらねば、
職場は変わらない。
自分が変わらねば、
会社は変わらない。
ジョン・F・ケネディ空港に着いて、
チェックインを済ませて集合。
そのあとは、
グリニッジラウンジでビール。
銘柄はブルックリンラガー。
関西から参加したメンバーと写真。
関西フードマーケットと万代の面々。
入国は早い。
最後に大久保恒夫さんとツーショット。
お疲れさまでした。
2025商人舎US研修スペシャルコース。
無事、終了しました。
あとはみなさん自身に任される。
成果を出してください。
自ら、変わってください。
そして最後に、
“Lookin’ for fun and Feelin’ Groovy”
ありがとうございました。
(ブログは「夜の部編」につづきます)
〈結城義晴〉