結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2021年08月29日(日曜日)

[日曜漫歩]横浜から池袋、そして飯能まで

朝7時59分の東横線に乗る。
私の最寄り駅は妙蓮寺。

菊名でL特急に乗り換えると、
渋谷までが東横線。

新宿を経由して小竹向原までが、
地下鉄副都心線。

それから練馬、所沢、入間、
そして飯能までが西武池袋線。

乗り換えなしで9時25分に、
飯能に到着。

都合、1時間26分。

神奈川県から東京都、
そして埼玉県。

一本で行ける。

便利になったもんだ。

池袋まではかつて、
週に2回通っていた。
2009年4月から2014年3月まで。
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立教大学ビジネスデザイン研究科で、
特任教授をやっていた。

2007年8月に㈱商業界を辞して、
2008年2月に㈱商人舎を創立し、
2009年4月に大学院特任教授に就任した。

あっという間の5年間だったが、
結城ゼミのゼミ生はきっちり30人。
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私の講義を履修してくれた院生は、
ざっと数えて250人くらい。20130720181215

キャンパスに研究室を用意してもらって、
給料と研究費をいただいた。

はじめの研究室は、
蔦の絡まる3号館だった。 DSCN9304-1

立教名物の第一食堂の隣の建物で、
私はとても気に入っていた。DSCN9302-1

それから4年目に15号館に移動した。???????????????????????????????

マキムホール。
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5階の研究室のロビーから、
キャンパスを見下ろす。
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M503号室。
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平浩一郎教授と同室。20140322185713

在室・授業・会議・外出・帰宅。
所在を明らかにしていた。
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2014年3月22日に、研究室を撤収。
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このころ私は自分の部屋を、
三つもっていた。

横浜の商人舎オフィスと、
この立教の研究室。
それから神田の小部屋。
新日本スーパーマーケット協会にあった。

とても使い切れずに、
神田はご無沙汰ばかりだった。

立教で私はマーケティングを教えた。
故渥美俊一先生に反論するような内容だった。
20140326132550

池袋を通過するときはいつも、
そんなことが走馬灯のように蘇る。

それから飯能まで電車に揺られる。

飯能にも縁が深い。

杉山昭次郎先生が住んでいた。
私は「流通仙人」と呼んだ。
杉山昭次郎(著者近影)
80歳を超えるまで、
一緒にゴルフを楽しんだ。

飯能パークカントリークラブ。
それから焼鳥屋・多貫喜(たぬき)で語り合った。

杉山先生の晩年は、
水曜日にゴルフ、
後の6日間はフナ釣り。

「フナに始まりフナに終わる」
まさに隠遁の生活。

杉山先生は流通システム研究所所長。
コンサルタントとしては、
あの坂本藤良の弟子のひとりで、
血筋は申し分なし。

坂本藤良は日本のコンサルタントの草分け。
「倒産学」「再建学」などの著書でも知られる。

私は、㈱商業界に入社して、
1週間のうちに、
高橋栄松という先輩に連れられて、
杉山先生に会いに行った。

いきなり黒板に書きながら教えられたのが、
「ソシオ・テクニカル・システム論」。
杉山先生の持論だった。

故上野光平先生は杉山先生の盟友。
私はその門前の小僧をやっていた。

上野先生は堤清二さんの東京大学の先輩。
乞われて西武百貨店に入り、
実質的に㈱西友ストアーを創業した。
その後、流通産業研究所所長理事長。

上野先生は1987年に、
63歳で逝去された。

杉山先生は2013年5月22日、
肺がんで永眠、享年87。
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商人舎公式ホームページに、
杉山先生の連載を書いてもらっていた。

その遺稿を単行本にした。

タイトルは、
『マス★カスタマイゼ―ション』
商人舎刊。
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サブタイトルは、
「スーパーマーケットの現代化戦略」

結城義晴自身が使いたいタイトルを、
杉山先生に捧げた。

㈱商人舎の第1号単行本。
杉山先生の絶筆。

マスの時代が終焉し、
ポスト・マスの追求が始まった。
それがマス・カスタマイゼーション。

杉山先生はこの著書の中で書く。
「不特定多数を意味する”マス”に対し、
カスタマイゼーションとは
“固定客づくり”である。
“マス化”と”固定客づくり”を
両立させようとする、
相対立するものを結びつけた
新しい概念である」

その考え方や組織のつくり方、
問題解決のモデルが、
わかりやすく展開された。

飯能はだから、
私にとって馴染み深い地だ。

その飯能に今年8月3日、
「フーコット」がオープンした。

㈱ヤオコーの子会社が開発した、
新しいフォーマット。

ディスカウント・スーパーマーケット。IMG_78361
その店の前に立って、
感慨深いものがあった。

オープンしてから、
ほぼ4週間後の日曜日。

朝9時50分に到着すると、
300人くらいの行列ができていた。

オープンは10時。

ヤオコーやフーコットの人たち、
手ごたえを感じているに違いない。

その模様は月刊商人舎9月号に。

ヤオコー本体が目指すのは、
マス・カスタマイゼーション。
一方、フーコットは、
マスを追求する。

しかし実現させたいのは、
「旧いマス」ではないだろう。

どんな「新しいマス」なのか。

それがこのフォーマットのカギを握るものだ。

〈結城義晴〉


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