9月食品値上げ「4531品目」と「二季」のマーチャンダイジング

商人舎流通Supernews。
毎週土曜日は、
山本恭広web編集長が1週間をまとめる。
Weekly Review|
秋商戦本格化/「値上げの秋」「短い秋」「防災」が柱
チェーンストア各社の秋商戦の政策。
値上げの秋だ。
帝国データバンクの調査。
9月の飲食料品の値上げ品目数は、
4531品目。
2026年内として最多の値上げラッシュ。
そこで各社の営業施策は、
「味覚の秋」よりも「価格」。
そして顧客の「体調管理」。
イオンはこのブログですでに書いた。
9月2日から、トップバリュ145品目を値下げする。
また、9月16日から115品目を増量。
早仕掛け、早仕舞い、際の勝負。
イオンはそれだ。
コンビニ大手3社。
揃って米飯商材の価格政策を展開。
セブン-イレブンは9月8日から、
おにぎり2品目を17円引き下げる。

ファミリーマートは、
8月25日から9月7日まで増量弁当。
ローソンは9月29日から、
おにぎり全品10円値下げ。
米相場が下がっている。
それに対応した施策。
最近のセブンは値下げばかり。
ちょっと気になる。
故鈴木敏文さんなら、
どう考えただろう。
いつも、そう思う。
ローソンは人口希薄地向けに、
新モデル「with LAWSON」を開発。
さらに商人舎特任研究員の報告。
ローソンの地区事務所兼店舗では、
有人レジをゼロにして、
セルフレジ4台で対応。
タバコもカウンターの外に出して陳列し、
顧客が自分で取って会計する。
酒とタバコは免許証かマイナンバーを、
専用機で認証するシステム。
「省人化はセブンに比べて、
三歩以上リードしている」
特派員のコメント。
「コンビニの生き残りは、
お声掛けのセブンか、
はたまた省人化のローソン、ファミマか」
意欲的な新しいチャレンジは、
ローソンとファミマ。
従来の値引き販促はセブン。
組織が官僚化してくると、
新しいことに挑戦しなくなる。
それは心配なことだ。
秋物衣料。
従来、秋になって気温が下がったら売れた。
それが大きく変わった。
「暑い夏」と「寒い冬」。
それに挟まれて、秋と春が短くなる。
つまり「二季」
月刊商人舎8月号。
[緊急提案]
「二季時代」の営業戦略
「長い夏、短い秋、早い冬」のマーケティングを再点検する
これも山本編集長の書き下ろし。
昨2025年の秋商戦を振り返って、
川野澄人㈱ヤオコー社長が言った。
「おでんを売る間がなく、
いきなり鍋の季節になった」
「二季」は『現代用語の基礎知識』(2025年)が、
「新語・流行語大賞」トップ10に選んだ言葉。
過ごしやすい秋と春が極端に短くなり、
厳しい夏と冬が長く続く。
マーチャンダイジングもプロモーションも変わる。
食品も変わるが、衣料品は激変する。
しまむら。
8月24日(月)からオンラインストアで、
「アベイル 秋冬トレンドフェア」を開催。
ユニクロ。
9月11日から秋冬コレクションを展開。
メインブランドは「Uniqlo U」

2016年のスタートから10年を迎える。
デザイナーは、
クリストフ・ルメール氏と、
サラ-リン・トラン氏。

彼らの最後のシーズン。
ブランドの締めくくり。
今年の特徴は疲労回復ウェアの投入。
「リカバリーウェア」
イオンは「トップバリュ EX セリアント」で、
「アウターTシャツ」をリリース。

こちらのデザイン監修は、
デザイナーのキャサリン・ハムネット氏。
環境メッセージを発信し続ける。
コンビニもアパレルに積極的だ。
ファミマのブランド「コンビニエンスウェア」
このブログでは「千代の富士」とのコラボを書いた。
セブン-イレブンもオリジナル衣料に参入。
9月8日に発表会を予定。
アダストリアの㈱アンドエスティホールディングスと、
コラボレーションで開発。
イトーヨーカ堂の「FOUND GOOD」と同じ。
そこがちょっと気になる。
もう一つは防災週間。
8月30日(日)から9月5日(土)。
災害発生から人命救助の成否を左右するのが、
「発災後72時間」
ここに着目して、
時間軸別に必要な防災対策と備蓄品をまとめた。
「時間軸別 DAISO おすすめ防災グッズ」の提案。
発生直後に使えるヘッドライト、
長時間発光ライト、簡易トイレ。
3時間から24時間以内に必要となる
給水バッグ、ポータブルバケツ。
DAISOの商品開発は、
リアリティがあって、細かい。
「小さく、狭く、濃く、深く」
英語で言えば「Deep and Narrow」
短い秋だろうけれど、
的確にとらえたい。
〈結城義晴〉























