ファミマ「コンビニエンスウェア」は千代の富士か?!

商人舎流通スーパーニュース。
ファミマnews|
「コンビニエンスウェア×千代の富士」のアイテム8/28発売
驚いた。
㈱ファミリーマートの「コンビニエンスウェア」
アパレルのプライベートブランド。
デザイナー落合宏理氏と共同開発。
コンセプトは、
「いい素材、いい技術、いいデザイン。」
落合氏は文化服装学院出身で、
2007年にファセッタズム(FACETASM)を創業。
2016年には第34回毎日ファッション大賞で、
「大賞」を受賞。

2021年3月に発売を開始して、
もう5年半が経過する。
千代の富士かぁ。千代の富士貢はもちろん、
昭和を代表する大横綱だ。
1955年生まれ、2016年に61歳で没。
北海道松前郡福島町出身、
九重部屋から誕生した第58代横綱。

183cm、129kgの小兵力士で、
「ウルフ」と呼ばれて、人気があった。
幕内総合優勝は31回で、
53連勝の記録を持つ。
大相撲の横綱をウェアのテーマにする。
それは高齢者はもとより若者にも、
インバウンドの外国人にも、
受けるのかもしれない。
山本恭広流通スーパーニュース編集長は、
「いいところを狙いましたね」と感心した。
工藤澄人商人舎編集長は、
相撲のことを話し出したら止まらない。
誰は第何代横綱だとか、
何度、優勝しているだとか、
とめどなく話し始める。
その工藤編集長は言う。
「僕だったら北の湖ですね」
北の湖敏満は第55代横綱で、
24回の幕内総合優勝を果たしている。

「花のにっぱち」と呼ばれて、
昭和28年生まれの強豪揃いの世代だった。
私が昭和27年だから、
彼らは一つ年下で、
その成長をリアルタイムで見守った。
だから北の湖はいい。
引退後も相撲協会理事長となったし。
ファミマと落合さんが取り上げるとしたら、
北の湖もあったかもしれない。
しかし私の世代だったら、
やはり大鵬幸喜だ。
第48代横綱で、幕内優勝は32回。
1940年(昭和15年)生まれ。
美しい相撲取りで、
老いも若きも大鵬贔屓(びいき)だった。
私も小学校の3年、4年の担任の先生の影響で、
大の大鵬ファンだった。
押切美那子先生。
大鵬と同じ樺太生まれで、
小さい時から兄弟のように育った。
だからいつも大鵬に電話して応援した。
それをクラスで話してくれた。
だから全員が大鵬のファンだった。
そして大鵬には、
柏戸剛というライバルがいた。
この宿命のライバルの存在が、
また人気を盛り上げた。
しかし2026年のコンビニエンスウェアには、
大鵬は古すぎる。
千代の富士の次の世代のスターは、
なんといっても貴乃花光司だろう。
1972年生まれで優勝22回。
兄の若乃花勝と研鑽し合って、
二人とも横綱になった。

父は初代貴ノ花で、
大関止まりだったが、
同世代の北の湖よりも人気があった。
息子の貴乃花は引退するときに、
現役時代の功績に対して、
一代年寄貴乃花が認められた。
引退後も自分の四股名を「年寄」として、
使うことが許される。
この「一代年寄」が認められた力士は、
たった4人しかいない。
大鵬が1969年8月に初めて、
特例として認められ、
次は北の湖、その次が千代の富士、
そして貴乃花。
優勝20度以上が「一つの目安」とされるが、
千代の富士はそれを辞退して、
「九重親方」となった。
大鵬は大鵬部屋を興し、
北の湖部屋、貴乃花部屋が生まれた。
ファミマの「コンビニエンスウェア」は、
現役時代の実績や人気ならば、
絶対に貴乃花だっただろう。
しかし親方となってからの実績や行状が、
よろしくなかった。
兄との諍いもあった。
結局、貴乃花部屋は潰れ、
本人も相撲界から退いた。
その後のスーパースターは、
第69代横綱の白鵬翔だ。
45回の優勝は大鵬を抜いて断トツ。
しかし白鵬は日本国籍を取ったとはいえ、
モンゴル人だ。
千代の富士や貴乃花のような、
国民的な人気はない。
ファミマも迷ったかもしれない。
結局、コンビニエンスウェアは、
千代の富士となった。
ん~。
このウェアはファミリーマート約1万6500店で、
順次展開される。
ラインソックスには、
相撲のしめ縄から着想を得たラインが配される。
柄は、千代の富士/しろ・千代の富士/こんいろ、
サイズは22~25cm、25~28cm、
600円(税込み、以下同)。
ハンドタオルは、
千代の富士の名シーンを再現したデザイン。
今治製のタオルで、高吸水仕様、800円。
いずれにしても、
千代の富士のウェアやソックス。
買ってみようか。
いずれ大鵬や北の湖のグッズも、
発売されるかもしれない。
〈結城義晴〉


























