結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2016年03月28日(月曜日)

ファミマ・日本郵政提携と「物言う株主」セブン&アイに指摘!

Everybody! Good Monday!
[2016vol13]

2016年第14週。
3月の終わりと4月の始まり。
それが同居するのが今週。

一月、往ぬる。
二月、逃げる。
三月、去る。

颯(はやて)のように現れて、
颯のように去ってゆく。

「月光仮面」ですが、
三月はそんな感じ。

それでも春爛漫。

向かうから見ればこちらも春霞
〈朝日俳壇 栃木県壬生町・ あらゐひとし〉

春、風景は霞んでいる。
そう思っていると、
自分も霞んでいる。

ひと雨にリズム戻して春の川
〈同 神戸市・玉手のり子〉

風船の中のディズニーランドかな
〈同 伊万里市・萩原豊彦〉

これも楽しくなる春の雰囲気。

初蝶の光を纏(まと)ひ来たる人
〈同 柏原市・早川水鳥〉

美しい。

春の句は、いずれも楽しい。

商人舎magazine、
Weekly商人舎の日替り連載。
月曜朝一・2週間販促企画から、
今週が始まる。

4月は二つに分かれる。
前半は新学期・新生活。
後半はゴールデンウィーク。

それでもハロウィンの扮装が盛んな昨今、
4月1日のエープリルフールに、
楽しい扮装で、何か、
楽しい「ウソ」を仕掛けてみるのも、
楽しい。

ただし、顧客には必ず、
メリットを用意しておくこと。

Daily商人舎は、
2月の業態別の業績を、
発表し続けている。

スーパーマーケットがプラス4.0%、
総合スーパーが3.4%、
コンビニがプラス1.6%、
百貨店がプラス0.2%。

小売業は既存店前年比。

フードサービスはプラス5.5%。
こちらは総売上げ高前年比。

ファストフード9.6%。
ディナーレストラン6.4%。
喫茶3.2%。
ファミリーレストラン2.7%。

すべての業態が閏年の1日分の恩恵を受けた。
ただし前年比に関しては、
それを修正して発表してもらいたい。

これは私の要望。

それにしても2月は、
悪くなかった。

前向きにとらえたい。

今日は夕方、
横浜商人舎に来客。
DSCN9809-6
USP研究所所長の當仲寛哲さんと、
ガクセイ基地編集長の荒川樹里さん。

デルタ・コーヒーのポーションを持参してくれた。

前にも書いたが、
當仲さんは昨年、ヨーロッパのポルトガルに、
現地企業とのIT合弁会社を設立した。
その際、ポルトガルの実業家Nabeiro氏と縁ができた。
「Delta Cafés」のオーナー。

Deltaコーヒーは、
欧州ではネスレと並ぶ有名ブランド。
エスプレッソが実にうまい。

そのエスプレッソマシン。
IMG_1703-6

ボタンを押せば
本格ヨーロピアン・エスプレッソの出来上がり。
IMG_1710-6
この事業がこれから日本で展開される。

楽しみだ。

さて、昨日、
民進党が結党大会。
民主党と維新の党が合流。
衆参両院で156人の野党第1党。

岡田克也代表の決意。
「民進党は日本に
政権交代可能な政治を
実現するためのラストチャンスだ」

私は日本にも、
政権交代可能な二大政党制は、
必要だと考えている。

企業経営やチェーンストア・システムが、
中央集権的な考え方と、
地方分権的な考え方との間を、
時代によって、行ったり来たりしながら、
進化していくように。

それにしても変な事件が続く。

朝霞市の女子中学生誘拐事件。
生きていてくれて、
本当によかったが、
彼女にとっての2年間は、
どう取り戻されるのだろう。

くじけずに立ち直って、
幸せになってほしい。

それだけを祈りたい。

そのためにも報道には、
大いに配慮が必要だ。

日経新聞一面トップに、
「ファミマがアジア配送」の記事。

ファミリーマートは9月に、
ユニーグループホールディングスと統合する。
そのファミマが日本郵政グループと提携。
海外配送事業に参入。

国内の店舗で荷物を預かり、
ファミマの海外店舗で
受け取ることができるようにする。

明らかに訪日外国人狙い。

2016年度中に台湾。
彼の国にはファミマの店舗が約3000店。
それから出店数の多い国に順次広げる。

これはいいアイデアだ。
実に便利だし。

これ以外にも、
ファミマとゆうちょ銀行はATM事業でも協力。

現在、約500台。
それを2019年度までに3000台増やす。
サークルKサンクスと合わせて、
ATMは約1万8000台になる。

ゆうちょ銀行ATMにとって、
この提携は有り難い。

ネットビジネスが隆盛すればするほど、
拠点を持っている企業の価値は高まる。

日経夕刊では、
最大のコンビニ企業セブン&アイに関して、
米国サード・ポイントCEOの過激な発言。

「物言う株主」の代名詞を持つのが、
アメリカの投資ファンド「サード・ポイント」
セブン&アイ・ホールディングスの株を保有する。

CEOダニエル・ローブが電話取材で発言。
「そごう・西武の店舗閉鎖の規模は十分ではない。
もっと 実施すべきだ」

そごう柏店と西武旭川店は9月末に閉鎖される。
現在、23店舗だが、
まだ「十分ではない」

さらにサード・ポイントが、
セブン&アイ取締役に書簡を送って、指摘した。
「鈴木敏文会長が
血縁関係を理由にした人事を行うことは
正当化されない。
適切な後継候補の選考こそが、
株主に利益をもたらす」

セブン&アイ首脳のコメント。
「恣意的な人事は全くあり得ず、心外だ」

日経がこの記事を載せたこと自体、過激。

風向きが少しずつ、
変わり始めている。

リヤカーに園児を満載風光る
〈同 東京都・三輪憲〉

こんな風なら、いいのだけれど。

では、みなさん、
今週も、Good Monday!

〈結城義晴〉


コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

post date*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

「月刊商人舎」購読者専用サイト
月刊商人舎 今月号
商人舎 流通スーパーニュース
月刊商人舎magazine Facebook

ウレコン

今月の標語
商人舎インフォメーション
商人舎スペシャルメンバー
商人舎発起人

東北関東大震災へのメッセージ

ミドルマネジメント研修会
商人舎ミドルマネジメント研修会
海外視察研修会
商人舎の新刊
チェーンストア産業ビジョン

結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

新着ブログ
毎日更新宣言カレンダー
指定月の記事を読む
毎日更新宣言カテゴリー
毎日更新宣言最新記事
毎日更新宣言最新コメント
知識商人のためのリンク集

掲載の記事・写真・動画等の無断転載を禁じます。商人舎サイトについて
Copyright © 2008- Shoninsha Co., Ltd. All rights reserved.