結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2014年12月19日(金曜日)

12月14日開店の阪急オアシス神崎川店で千野和利会長と遭遇

アメリカ合衆国とキューバ共和国。
隣同士でありながら、
国交が断絶していた。

それが正常化に向かう。

日経新聞の巻頭コラム『春秋』と、
読売新聞の『編集手帳』。

アーネスト・ヘミングウェイの『老人と海
』を、
ともに引用して、かぶった。

キューバの沖合が小説の舞台。
ヘミングウェイ自身、
22年キューバに暮らした。

しかしコラムニストの気持ち、
よくわかる。

これしかないというくらいに、
ぴったりだ。

毎日新聞の『余録』は、
キューバ独立の父ホセ・マルティを、
朝日新聞の『天声人語』は、
映画「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」を、
引き合いに出した。

どちらも米国&キューバのニュースだが、
毎日も朝日も精彩を欠いた。

やはりかぶっても、
ヘミングウェイ。

さて私は、
リーガロイヤルホテル大阪のベッドで、
ひどい宿酔いで目覚めた。

喉がカラカラ。

スラックスを履き、
シャツを着たまま寝ていた。

昨夜は関西コーネル3期生との忘年会。
大阪の新地で三次会まで。

大いに盛り上がったが、
今年一番飲んだ。

ホテル地階のなだ万で、
朝粥定食をいただいて、完食。
氷水を二杯、ほうじ茶を二杯、
味噌汁も二杯。

蘇った。

その後、ギリギリまで、
原稿書きをして、
タクシーで神崎川へ。

阪急オアシス神崎川店。

20141220000100.jpg
12月14日にオープンしたばかり。

阪急電車神崎川駅前の立地。
ワンフロア1400㎡のスーパーマーケット。

やや閉鎖商圏型の立地で、
スタートダッシュはかなわないようだが、
それでも阪食にしかできない売場づくり満載。

店づくりでは、天井をスケルトンにした。
20141220000215.jpg

もう8店目になるというが、
それが開放感を作り出し、
1400㎡とは感じられない快適さ。

そしてそれが、
阪食のポジショニング要件となってきた。
その意味でも日本で最も進んだ店舗だ。

まったく偶然にも、
千野和利会長が来客への対応中で、
私が入口を入っていくと、
すぐに声をかけてくださった。
20141220000124.jpg
千野さんとは、
月刊『商人舎』1月号に関連する会話を交わし、
実に有益だった。

店の案内と説明は、
㈱阪食大阪ブロック長の高木一郎さん。
20141220000158.jpg
カテゴリーごとに、
丁寧に説明を受けて、
大いに納得。

入口脇の地場野菜コーナーは、
もうおなじみ。
20141220000252.jpg

さらにカットフルーツ・コーナーが、
島陳列で設けられていて、
これも最新流行型。
20141220000236.jpg

Kitchen Stageも、
活発な提案ぶりで、
千野さんが提唱するライブ感に溢れている。
20141220000312.jpg

ミート&デリからデリ&ベーカリーへ。
20141220000328.jpg
店舗右サイドのこのコーナーも、
阪食らしい上出来の売場。

ベーカリーに関して、
高木さんに一つアドバイスをしておいた。

今後、どうこなしてくれるか、
大いに楽しみだ。

Can★Doがテナントで入って、
これも美しいショップを構成している。
20141220000359.jpg

もっともっと写真を撮ったし、
説明を聞いたが、
カテゴリー別の売場づくりとマーチャンダイジングは、
ウィークリー商人舎で紹介する予定。

もう、ずいぶんネタが溜まって、
いつ、どう公開しようか迷っているけれど、
阪急オアシス神崎川店は、
二重丸の重要店舗として、
高い評価を付けることができる。

店で働く人たちが、
実に生き生きとしていて、
それが強い印象として、
心に残った。

阪食のポジショニング。
もうすでにかつてのクイーンズ伊勢丹を、
凌駕して、我が道を突き進んでいる。

このあと、新大阪から京都へ向かい、
イオンモール京都桂川へ。
ゆっくりとモールを歩いて、
その後、横浜まで帰ってきたが、
この模様は明日のブログに書こう。

今週は寒い寒い大阪で、
疲れきった。

『老人と海』の主人公は、
老漁師サンチャゴで、
まず巨大なカジキマグロと格闘し、
次にそれを狙ってきた鮫と死闘する。

その後の老漁師の疲れと眠りこそ、
この小説が描こうとしたものの一つだが、
今週の私の疲れは、
あのサンチャゴほどのものではないと、
自分に言い聞かせた。

〈結城義晴〉


2 件のコメント

  • 結城先生 お久しぶりです。
    阪急オアシス 神崎川店 本日 視察しました。
     
    開放感あるSM・また・お客さまと従業員が楽しく仕事ができる店づくりが
    進化していると思いました。

    結城先生が、ベーカリーで指摘したこと、気になりますが
    弊社の取り組むことが、阪急様はスピード感があり、対応でき、イノベーション化した売場に挑戦しているお店。 良いお店だと思います。

  • H/Eさま
    神崎川店、良かったでしょう?

    ベーカリー部門での提案、
    今度お会いしたら話しましょう。

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