こどもの日のマルト「マリン寿司」とジ・アウトレット湘南平塚
こどもの日。
祝日だが出社して、
原稿を書き、校正し、責了した。
今月の[Message of May]は、
消費の天窓を開け放て!
山本恭広編集長も校正。
お疲れ様。
お陰様で今月も、
すごくいい雑誌が出来上がった。
いつもながらデザインは秀逸。
七海真理さんのおかげです。
心から感謝します。
商人舎を購読している皆さん、
デザインも味わってください。
色づかいを楽しんでください。
七海さんはアメリカでデザインを学んだ。
そのうえ内容をざっと読んで、考える。
だから実に的確な表現となる。
私が書くMessageのページなど、
毎号、とても気に入っている。
ありがとうございます。
末永く、よろしくお願いします。
さて、
㈱マルトの「マリン寿司」
Facebookに投稿されたが、
面白い。
こどもの日に向けて、
予約限定で販売した。
マルトは今年、惣菜大賞を受賞した。
その実力をいかんなく発揮して、
この楽しい寿司をつくった。
すばらしい。
一昨日、山本編集長が、
平塚のアウトレットに行った。
商業経営問題研究会のメンバーとともに。
Retail Management Learning Circle。
RMLCと略す。
故杉山昭次郎先生を囲んだ杉山ゼミが、
スタートだった。
杉山先生亡きあと、
故磯見精祐さんを座長に生まれた。
磯見さんが亡くなると、
今度は私が仮の座長となって続いた。
事務局長は高木和成さん。
㈱ユニーの元幹部。
元日本チェーンストア協会事務局長。
そのころこのRMLCから、
単行本を発刊した。
東洋経済新報社刊、
『1秒でわかる小売業』
結城義晴編著、商業経営問題研究会著。
そのRMLCはコロナ禍で、
ちょっと中断していたが、
再開することとなった。
私はそんなに参加できないけれど、
山本編集長が高木事務局長とともに、
運営してくれることになった。
商人舎流通スーパーニュース。
イオンモールnews|
4/28「ジ・アウトレット湘南平塚」グランドオープン
イオンモールが開発した、
ジ・アウトレットの3番目のショッピングセンター。
このゴールデンウィークの、
4月29日にオープンした。
アメリカでは1950年代から、
ショッピングセンターが発達した。
モータリゼーションの発展とともに、
郊外に計画的に商業集積がつくられた。
そして4つのタイプに整理されるようになった。
小型のネイバーフッドセンター、
中型のコミュニティセンター。
大型のリージョナルセンター、
超大型のスーパーリージョナルセンター。
さらにこの4タイプが全米に飽和状態になると、
新しい4つのタイプが生まれた。
パワーセンター、
アウトレットセンター、
ライフスタイルセンター、
テーマ・フェスティバルセンターだ。
この新しいタイプのひとつが、
アウトレットセンターである。
イオンモールは本来、
リージョナルセンターを開発していた。
ときにスーパーリージョナルセンターもあった。
そのイオンモールが、
新しいタイプを開発した。
それがジ・アウトレットだ。
一言で表現するならば、
「オフプライスストア」の集積。
アウトレットセンターは、
基本的にオープンエアーである。
つまり屋根がない。
だから晴れた日には、
快適な空間となる。
湘南ベルマーレのグランドもある。
ジ・アウトレット・フィールド。
アウトレットは、
日常の買物の場ではない。
ゴールデンウィークなどに最適の、
楽しむ場である。
アメリカには300カ所も、
アウトレットが開発された。
日本でもこれからまだまだ増えるだろう。
一度、アウトレットの特集でもやろうか。
こどもの日なのに、
仕事のことばかり考えていた。
だから最後に谷川俊太郎の詩。
生まれたよ ぼく
生まれたよ ぼく
やっとここにやってきた
まだ眼は開いてないけど
まだ耳も聞こえてないけど
ぼくは知ってる
ここがどんなにすばらしいところか
だから邪魔しないでください
ぼくが笑うのを ぼくが泣くのを
ぼくが幸せになるのを
いつかぼくが
ここから出て行くときのために
いまからぼくは遺言する
山はいつまでも高くそびえていてほしい
海はいつまでも深くたたえていてほしい
空はいつまでも青く澄んでいてほしい
そして人はここにやってきた日のことを
忘れずにいてほしい――。
こどもたちの邪魔をしてはいけない。
こどもたちのことを忘れてはいけない。
〈結城義晴〉