結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2023年11月28日(火曜日)

ヤオコー松戸上本郷店開業と伊藤園陳列コンテスト審査会

ヤオコー松戸上本郷店。
本日オープン。yaoko_01

商人舎流通スーパーニュース。
(商人舎らしい正確な報道を続けます。
ブックマークやお気に入りに追加してください)

ヤオコーnews|
557坪・年商25億円のヤオコー松戸上本郷店11/28オープン

山本恭広商人舎編集長が取材に行った。

千葉県松戸市。
JR上野東京ライン-常磐線北松戸駅、
新京成線上本郷駅または松戸新田駅、
それぞれ1キロ以内。

北松戸からタクシーで10分。

市民病院の跡地に、
松戸上本郷ショッピングセンターが新設された。

ヤオコーが核店舗で、
マツモトキヨシ、セリアなどが出店。

店舗レイアウトは、
青果と惣菜を両翼に配置した。
ヤオコーの標準型レイアウトだ。

その売場先頭の青果売場。yaoko_03

オープン前から長い行列ができた。yaoko_04

反時計回りのレイアウトだが、
第一主通路に青果、精肉、鮮魚の三部門が集約された。yaoko_05

最も力を入れたのが精肉売場。
黒毛和牛を部位別に品揃えした。yaoko_06

冷凍肉、冷凍魚介は、
第一主通路に面したリーチインで訴求する。yaoko_07

加工肉は日配部門に括られて、
生鮮売場と対極の第三主通路側に、
ゾーニングされた。yaoko_08

オープン後1時間以上経っても、
顧客の列は続いた。yaoko_09
売場面積557坪、年商予定25億円。
実に効率のいい店だ。

この店舗には、
ある画期的な試みが込められた。
それは月刊商人舎12月号で、
謎解きしよう。

競合はサミット松戸新田店。
2007年にオープン。
summit01
商業施設グリーンマークシティーは、
サミットが開発した。
スーパーマーケットのサミットストア、
衣料品のコルモピアが入居している。

今年11月1日にリニューアルオープンして、
ヤオコーの出店を迎える。summit02

この北松戸は今、
必須の視察エリアだ。

今日は、
伊藤園陳列コンテスト審査。

東京の清水橋。
伊藤園本社。
IMG_94883

審査員は6人。
全員そろってスタート。 IMG_03033

「お~いお茶」秋の陳列コンテスト。
店舗賞は大型コースと小型コース。

そのうえに伊藤園のキャンペーンが加わった。
「お茶で日本を美しく。」
日本各地の環境保全-整備活動を支援する活動。
「お茶で日本を」が伊藤園らしくてとてもいい。
そして「美しく」は陳列コンテストにもぴったりだ。

すでに全国から優れた作品が選ばれていて、
その中から優秀賞と最優秀賞を選考する。
IMG_03143

今回も力作が集められたが、
結構、すんなり決まった。

最後に意見が分かれた場合には、
全員で議論して決める。
IMG_03223

店舗賞の選考が終わったら、
今度は企業賞。

全国から選ばれた企業の作品を比べて、
決まりました。

お楽しみに。
IMG_03273

最後に審査員がそれぞれ講評をして終わる。

日本の小売業のプレゼンテーションは、
アメリカに追い付いてきたと思う。
ヤオコーやサミットの写真を見てほしい。

かつては全然、歯が立たなかった。
格段の真価を見せている。
この陳列コンテストも貢献している。

そして恒例の写真撮影。
食品商業誌上に掲載される公式写真。
IMG_03343
右側が伊藤園のトップの皆さん。
中央から本庄大介社長、周介副社長、
そして神谷茂専務。
左側の私の隣に、
松井康彦商人舎特別プロデューサー、
三浦慶太食品商業新編集長。

その後、スタッフ全員で記念写真。IMG_03383
審査委員会が終わると、
伊藤園のお茶をいただきながら、
いつものように情報交換と懇親。

商人舎11月号が話題になって、
オーケー銀座店とウェグマンズNYCに関して、
私からいろいろ解説した。

後列左が小林哲也販売促進部部長。
『チェーンストア』を持ってくれている。
IMG_03423
朝日新聞一面の「折々のことば」
昨日の第2922回。

A person’s back tells me more than the front.
(ソール・ライター)

Saul Leiter。
1923年~2013年。
アメリカの写真家-画家。

「人の背中は
正面より多くのものを

私に語ってくれる」

『ソール・ライターのすべて』から。
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企画-佐藤正子、編集-鎌田恵理子、幻冬舎刊。

「背中は自分では見ることができず、
無防備に晒(さら)されるほかないもの」

「でも正面の顔だってじつは同じだ」

「顔はよりによって
自分だけが見ることができない。
そんな顔から他人は情報をたっぷり得る。
なかなかに怖いこと」

商品にも「顔」がある。
「フェース」と言う。

そのフェースを顧客に見せることが、
陳列技術の基本中の基本だ。

顧客は商品の顔から、
情報をたっぷり得る。

しかし顧客は商品や売場の背中からも、
情報をたっぷり得ている。

なかなかに怖いことだ。

〈結城義晴〉


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