結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2023年11月22日(水曜日)

万代カレッジ8期生のマーケティング講座と巽北店MR

11月22日。
今日は朝から、
万代知識商人大学の講義。
通称、万代カレッジ。

企業内大学として2016年に開校した。
コロナ禍のなかでも継続して、
今年は8期となる。

毎年、30名が抜擢されて、
1年間学習する。

その結果、約210名の修了生を輩出した。
そして彼らは今、㈱万代の組織の中枢を担っている。

東大阪市渋川の㈱万代本社。IMG_0002

その一角にある会議棟。IMG_0006

会議棟の1階、大会議室が万代カレッジの講義室。
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8期生の講義もいよいよ佳境に入ってきた。IMG_9992

今日のテーマは
マーケティング・マネジメント。IMG_9994
の万代大学のカリキュラムは、
6つのマネジメントによって構成されている。

その一つが、
マーケティング・マネジメントである。
一言で言い切ると、
それは「商売」である。

難しいことではない。

第8期生は万代に入社して、
日々、商売に勤しんできた。

その商売を自分なりに体系づける。
そして一生の仕事とする。

そのためのベースを築くのが、
この2日間の講義である。

マーケティングは、
1902年にアメリカで生まれた。
拙著『チェーンストア』の第9章は、
「マーケティングとチェーンストアの関係」

この章は私なりに、
マーケティングの源流を解き明かした。

20世紀の初めに生まれたマーケティングは、
その後、1931年生まれのフィリップ・コトラーによって、
体系が築き上げられた。

そのコトラーの考え方のエッセンスを、
私は10の言葉にまとめた。
それが講義の導入部だ。

⑴マーケティングの基本となる最も重要な概念は、
人間のニーズである。

ここからスタートする。

10の言葉の最後は、
⑽マーケティングは一日あれば学べる。
しかし、使いこなすには一生かかる。

コトラーの10のエッセンスの後、
マーケティングの定義から始まって、
マーケティング・コンセプトの5段階を講義。IMG_9996

10月の講義では、
コロナに罹って座って講義した。

今朝は1時間、立って講義。
やはりこうでなくてはいけない。IMG_9997

第2講義は和久正樹取締役。
店舗運営統括。
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テーマは、
「お客さまをよく見て商売すること」
西宮前浜店の店長のときの実例をもとに、
顧客志向のマーケティングの実学を語ってくれた。IMG_0009
和久さんは第7期生。
現場を経験し、バイヤーとなり、
店長となり、
フラッグシップ店長から、
取締役となった。

理路整然とした講義は、
すべて数字をもとに検証されていた。
しかもそれがわかり易い内容となっていた。

「商売」の本質をついていた。

第3講座は青野克宣さん。
エリアマネジャー。
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青野さんは万代カレッジ第4期生。
卒業生が取締役や部長となって、
講師を務める。
それが企業内大学の良いところだ。

青野さんは競合店対策について、
実に有意義な話をしてくれた。
しかも、軽妙な語り口で、
8期生の心をつかんだ。IMG_0024

和久さん、青野さんの両講師に感謝。IMG_0045

午後は結城義晴。
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マーケティング・マネジメントの出発点は、
マーケティング・リサーチである。
スーパーマーケットやチェーンストアでは、
ストアコンパリゾンという。

その考え方と手法を、
実例を交えて、丁寧に教授した。IMG_0052

MR時のPFグラフ作成の注意点なども、
レクチャーした。
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座学の講義の後は、
フラッグショップの巽北店へ。
MRの実践である。

昨年は関東に出張した。
今年は地元の自社のMR。

その目的を石川慎也さんが説明。
人事部マネジャーで、
8期の総合運営を担っている。IMG_0061
石川さんは万代大学1期生。

万代巽北店は、
元関西スーパーの居抜き店舗で、
2010年4月にオープン。
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いまやフラッグショップ店舗として、
万代を代表する店になった。

2020年に改装されて、
売場面積が拡がった。
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店長を務めるのが夏山由香シニアマネジャー。
万代唯一の女性フラッグショップ店長。IMG_9340

店内をお掃除ロボットが走り回る。
これを楽しみに来店する、
年配のお客さんや子どもが多い。
大人気のアイドルだ。
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売場面積が拡がったことで、
主動線に配置した生鮮3部門は、
回遊しやすくなった。IMG_0077

8期生は早速、グループに分かれてMR。IMG_0078

壁面の精肉売場。
広い通路には、
テーマごとの島陳列が並ぶ。IMG_0089

ここでも真剣に調査し、議論する。
もちろん顧客や作業員の邪魔をしてはいけない。
そこは十分に配慮する。
自社店舗のMRだからこんなこともできる。
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加工食品から惣菜売場へ。IMG_0090

8期生は、気づいた点を、
メモし、スマホで撮影する。
Retail is Detail.
小売りの神は細部に宿る。
サム・ウォルトンの言葉。
それがMRの基本だ。
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日配品売場は改装によって、
和日配と洋日配に分けられた。
そのため、
「まだオペレーションに課題がある」と、
夏山店長。
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明朝は、グループごとに、
巽北店をさらに改善するための、
提案発表会がある。
8期生たちは店をあとに、
明日の準備のために再び会議棟に戻る。
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一方、私は石川マネジャーの案内で、
Mandai南巽店へ。

今年5月に新設された。IMG_0112

店に着くと、
先ほど講義してくれた青野エリアマネジャーが臨店。
二人で記念撮影。
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店長は能美亮さん。
万代カレッジ1期生。
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売場面積は約420坪。

入口を入ると野菜のお薦め商品。
品目を絞って鍋商材を展開。

その奥のレジとの間に、
バナナの多段什器。
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右折して青果売場。
過剰なPOPがなく、
すっきりした印象だ。
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突き当りに精肉売場。

このエリアは外国人が多い。
万代は青果部門に続いて、
鮮魚売場を設けることが多いが、
この店は青果からすぐに精肉を配置した。
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壁面のデザインは
ずいぶん洗練されてきた。
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そして鮮魚売場。
こちらも既存店舗とは異なるデザインだ。
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左翼は鮮魚から惣菜、
インストアベーカリー。IMG_0132

レジはセミセルフとセルフレジ。
セルフレジは、
万代の電子マネーとQRコード決済。
クレジットカードが使えないが、
現在、セミセルフ6、セルフ4の割合で、
顧客に使われている。

ただし12月には万代ペイが稼働する。
そうするとセルフレジ利用者も増えていく。IMG_0133

巽南店は好調にスタートした。

年末年始商戦に向けて、
能美店長は熱く燃えている。
その決意を聞いて、嬉しくなった。

夏山店長も能美店長もがんばれ!

夕食会場に向かう途中の御堂筋。

11月3日(金・祝)から年末まで、
約4kmに渡るイルミネーションが施される。
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銀杏並木のイルミネーションとして、
大阪の夜を彩る。
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明日23日は「勤労感謝の日」の祝日だ。
阪神タイガースと、
オリックス・バッファローズの
優勝記念パレードが開催される。

明日は大いに盛り上がるに違いない。IMG_9392

今夜は河野竜一さんと和久さんとの会食。
場所は本町の「黒毛和牛焼肉 薩摩 牛の蔵」。

河野さんは取締役人事担当。
ヒューマンリソースマネジメントの講座では、
いつも講師を務めてくれる。IMG_0143

懐石コースをいただいた。

サラダや前菜、海鮮焼の後に、
黒毛和牛5等級の4部位の焼肉。

サシのはいった甘い肉に舌鼓を打つ。IMG_0139

締めの肉はヘレ肉。
和久さんがすべて上手に焼いてくれた。IMG_0145

冷たいビール、温かい焼酎お湯割り、
そして赤ワイン。
うまい肉とうまい酒。
そして楽しい会話。

堪能した。

お二人に感謝。
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長い一日にだった。
充実した一日だった。

マーケティングは一日あれば学べる。
しかし、使いこなすには一生かかる。

万代の仕事は、
マーケティングそのものである。

〈結城義晴〉

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