結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2023年03月16日(木曜日)

「持続可能な食品物流構築に向けた取り組み宣言」発せられる!

東京の日比谷。
開発が進む。
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尹錫悦大韓民国大統領が、
帝国ホテルに宿泊。

そこで物々しい警戒。

そのなかで宴会棟2階。
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日本スーパーマーケット協会の、
正副会長会議。
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その隣の部屋で記者発表会。
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タイトルは長い。
「持続可能な食品物流構築に向けた取り組みに関する記者発表会」

4社のトップが勢揃い。
右から岩崎高治さん、川野澄人さん、
本間正治さん、服部哲也さん。

全員が脂ののった年代の代表取締役社長。
㈱ライフコーポレーション、
㈱ヤオコー、
㈱マルエツ、
サミット㈱。

本間さんは3月1日付で就任したばかり。
コーネル大学RMPジャパン実行の三期生。

ちなみに服部さんは伝説の一期生。

商人舎流通SuperNews。
首都圏SM物流研究会news|
ライフ・ヤオコー・サミット・マルエツ4社で発足

この4社が発足させたのが、
「首都圏SM物流研究会」だ。

日本スーパーマーケット協会の、
首都圏正副会長企業。

昨2022年8月から、
「4社物流協議会」が立ち上げられて、
物流課題の解決に向けた議論が進められた。

そして合意に至った点を整理し、
さらに前に進めるために「研究会」を発足。

今日、宣言をした。
「持続可能な食品物流構築に向けた取り組み宣言」

それぞれの売上高は、
ライフが7683億円、
ヤオコーが5360億円、
マルエツが3885億円、
サミットが3109億円。

足し算すると、
2兆0037億円。

宣言内容は4項目。

⑴加工食品における定番商品の発注時間の見直し
店舗発注時間を前倒しすることで、
取引先の夜間作業の削減と、
調整作業時間の確保を実現する。
具体的には、メーカー・卸売業間の
リードタイムを 1日延長し、
小売業の定番発注時間を午前中に前倒しする。

⑵特売品・新商品における発注・納品リードタイムの確保
特売品と新商品の計画発注化を進める。
確定した発注データをもとに、
商品や車両の手配ができる環境を整える。

4社は各社の専用センターにおいて、
6営業日以上のリードタイムを確保することに合意。

⑶納品期限の緩和(1/2 ルールの採用)
加工食品の180日以上の賞味期間の商品は、
「1/2 ルール」を採用する。

ヤオコーとライフコーポレーションはすでに、
1/2 ルールを採用している。
マルエツは今年3 月、
サミットは4月から順次採用する。

⑷流通BMSによる業務効率化
卸売業と小売業間の受発注方式に、
流通BMSを導入する。

すでに4社ともに導入済みだ。

物流分野を「競争領域」ではなく、
「協力領域」と捉える。

「三方良し」で、
加工食品の物流を、
卸売業と製造業、小売業の、
全体最適にもっていく。

素晴らしい。

全貌は月刊商人舎4月号で明らかにし、
その評価もしよう。

画期的な取り組みであることは間違いない。

第1回研究会は4月12日に開催される予定だ。

記者会見と質疑応答が終わると、
写真撮影。
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4社トップの揃い踏み。
これまでこんなことはなかった。

歴史的な第一歩だ。

私は実戦部隊の皆さんの写真を撮った。
左から協会の江口法生専務理事。
神戸 達也ヤオコー執行役員(ロジスティクス推進部長兼CSO)
武田哲志サミット物流部マネジャー、
池田慎一マルエツ商品本部ロジスティクス部部長、
渋谷剛ライフコーポレーション首都圏物流部長 。
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この人たちも高く評価されるべきだ。
そしてこれからさらに、
研究と実践を進めてほしい。

(江口さん、頑張ったねぇ。苦労が報われたねぇ)

関西圏でも中京圏でも、
九州、中四国でも北海道、東北でも、
こういった研究会発足が望まれる。

もちろんイオンもセブン&アイも、
それ以外の企業も、
物流に関しては「競争より協力」である。
「三方良し」である。

全体最適によって、
日本全体の消費産業の、
生産性を上げてほしい。

お願いします。
世のため、人のため、です。

〈結城義晴〉

2023年03月15日(水曜日)

浅野秀二氏の来社とヤオコー×イタリア大使館のGDOproject

横浜商人舎オフィスの窓の外。
遊歩道の一番桜。
咲きました。
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その商人舎に、
浅野秀二先生。
商人舎Specialメンバー。
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先週の3月11日、
サンフランシスコから日本に帰国。
今回は5月まで滞在するとか。

熱海にコンドミニアムを持っていて、
そこを拠点に日本中を旅する。

講演をしたり、
企業を訪問したり、
奥様と二人の旅。

1月と2月のサンフランシスコでは、
たいへんにお世話になった。
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丁度出来上がっていた商人舎3月号。
23US Retail大写真集
ポストコロナの店舗アルバム In San Francisco
商人舎3月号表紙
差し上げたらとても喜んでくださった。

トレーダー・ジョーやナゲットの店長にも、
渡してくれるとか。

あちらでも喜んでいただければ嬉しい。

ランチは商人舎オフィスのすぐ近くへ。IMG_18003

九つ井。
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手打ちそば の店。
懐石料理 や炭焼ステーキ、しゃぶしゃぶも。
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落ち着いた店内。
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そばの手打ちをデモンストレーション。IMG_17923

かき揚げとそばを堪能。
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満足しました。
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ありがとうございました。

さて山本恭広商人舎編集長。
ヤオコー川越南古谷店に取材に行った。
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2003年3月オープン。
ヤオコーの旗艦店。

2017年3月30日に、
新装オープンした。

今やヤオコーの顔のひとつ。

この店で「イタリアフェア」の記者会見。

商人舎流通SuperNews。
ヤオコーnews|
伊大使館と協働で「イタリアフェア」/1.5倍売上げ目指す

川野澄人社長。
そしてエリカ・ディ ジョヴァンカルロさん。
イタリア大使館貿易促進部部長。
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イタリア大使館貿易促進部×ヤオコーの企画。
GDOプロジェクト。

GDOはGrande Distribuzione Organizzata、
大型小売流通組織。

このGDOプロジェクトは、
日本では3回目の実施となった。

第1回目が2019年の、
日本スーパーマーケット協会との企画。
第2回目は2022年のセコマの企画。

今回が第3回で過去最大規模。
この3月から来年の3月まで1年通しで行う。

当該カテゴリーの取扱量は今年は1.5倍を目指す。

エリカさんのコメント。
「日本は本物のイタリア料理が食べられる、
数少ない国です。
イタリアは日本にとって重要な輸出先です。
2022年の統計でもイタリアから日本へは、
約20%の増加となりました」

「フーデックスに3000㎡で出展しました。
出展国中で最大規模で展開できました。
今回のヤオコーのイベントには、
イタリアから25社50品目が導入されます」
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アイランド陳列も美しい。aisle1 (2)

会見の後は試食会が行われた。
クッキングサポートで調理してくれたのが、
「さつま黒豚のピザ焼職人風、フォカッチャ」

川野社長は「ワインはないの?」とジョーク。
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試食メニューは記者にも配られた。sample

イタリアメニューの提案は、
ヤオコーの文化になりつつある。

川野さんもそれを意識していると思う。

塩野七生さん。
「経済的行為とは、
ひたすらカネをもうけることであり、
政治的行為とは、
もうけたカネをうまく使うことであり、
文化的行為とは、
うまくであろうが何であろうが、
ただひたすらカネを使うことである」
(『再び男たちへ』)
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儲けることと金を使うことが、
このGDOプロジェクトでは、
同時に行われる。

いい企業文化にしてほしいものだ。

〈結城義晴〉

2023年03月14日(火曜日)

商人舎3月号/’23US Retail大写真集を紹介します。よろしく。

朝から東京・小平。

第一屋製パン㈱の本社と工場。IMG_17893

写真左の桜の木は毎年、凄い花を咲かせる。
満開まではまだまだ。
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敷地内に小さな稲荷神社がある。
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今日は毎月の取締役会。
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私は「タグボート」の話をした。

細貝正統社長、
小山一郎副社長、
頑張ろう。

横浜商人舎オフィスに戻って、
依頼されている原稿を書き上げた。

もう50回も書いている連載。
コロナ禍で発行頻度は減った。

それでも継続することには意味がある。

きっちり書き上げて、
タクシーで六角橋に向かった。

白幡クラブの懇親会。
私は会計監査の役目を担っている。

なんとか地元とのつながりは、
断ちたくないと考えている。
だからこのお役を引き受けているが、
楽しいひと時だった。

久しぶりに二次会に行った。
心地良い酒だった。

さて、月刊商人舎3月号。
発行が遅れました。

本当に申し訳ありません。

特集は、
23US Retail大写真集
ポストコロナの店舗アルバム In San Francisco
商人舎3月号表紙
先日、ある会合でアメリカの話になった。
ある人が言った。
「もう5年も行ってないな」
別の人も呟いた。
「私など10年も行ってない」

お二人ともかなりの地位にある人たちだ。

私は思った。
「ああ、そうか」

「そういう人たちがほとんどなんだ」

このブログでも原稿でも、
ウォルマートのことなど、
当たり前のことのように書いているが、
その店が今、どんなものなのかを、
お知らせするのが先だ。

ならば大写真集で、
見てもらおう。

まだアメリカに行ったことがない人。
行ったことがあるけれど、
それはプライベート旅行で、
チェーンストアや小売業を、
本格的に見たことがない人。
それから5年、10年と、
ブランクがある人。

よく米国を訪れるトップや幹部の人たちでも、
3年間はご無沙汰しているだろう。

ならば大写真集にしよう。

そこで今月号となりました。
楽しんでください。

デザインの七海真理さんには、
何度もやり直しをしてもらった。
その結果、通常号よりも、
8ページ増えた。

目次。
商人舎3月号目次
ウォルマートからターゲット、
コストコとアマゾン。
そしてセーフウェイ。

巨大チェーンは、
さらに巨大化を目指す。

ポジショニング型チェーンは、
そのユニークさに磨きをかける。

ホールフーズ、トレーダー・ジョー、
スプラウツ・ファーマーズマーケット。
ウィンコフーズ、
バークレーボウル、
ナゲットマーケット。
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どれも素晴らしい。

ダラーツリーは、
1ドルストアが1.25ドルストアに変わった。
歴史的な転換の瞬間があった。
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それからベッド・バス&ビヨンドは、
ここまで店が停滞した。
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会社が駄目になると、
店が駄目になる。

いや、店が駄目になったから、
会社が駄目になったのか。

[Message of March]
コロナ後の自ら変われ!

変わるには準備がいる。
変わるにはきっかけがいる。
変わるには決断がいる。

ウォルマートは2018年に社名を変えた。
Wal-Mart StoresからWalmartへ。
「ストア」を削り取った。

そしてCOVID-19パンデミック。
ウォルマートは3年間で業容を変えた。
オムニチャネル・リテーラーへ。

変わるには準備がいる。
変わるにはきっかけがいる。
変わるには決断がいる。

ホールフーズは2017年に、
アマゾン傘下に入った。
今、創業者マッケイがハッピーリタイア。

アマゾンのシステムを、
制約を受けることなく、
自在に活用する境地に至った。

ターゲットが変わった。
コストコも変わった。
トレーダー・ジョーもスプラウツも。

1ドルストアは、
インフレとキャッシュレスのなかで、
1.25ドルストアに変わった。

歴史的な値上げを果たした。
それでも客数は増え続ける。
5セントストアの144年後の蛻変。

セーフウェイは買収される。
ベッド・バス&ビヨンドは倒産寸前。
変わらない者は衰え、滅びる。

変わるには準備がいる。
変わるにはきっかけがいる。
変わるには決断がいる。

コロナ禍の後こそ、
準備ときっかけと決断で、
自ら、変われ。
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今月号の特別企画は、
宇都宮駅前の陣
ヤオコートナリエ宇都宮店
[対]ヨークベニマル宇都宮テラス店

こちらも強力な写真構成。

ヤオコートナリエ宇都宮店
スーパーマーケットの未来は「惣菜屋」だと主張する店だ!00-2IMG_1259

ヨークベニマル宇都宮テラス店
ドミナントに「王手」をかける都市型モデルへの挑戦
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いい特別企画です。

雑誌を見ているだけで、
宇都宮に行った気になる。

ご愛読のほどを。

今月号は単品販売もしている。
この公式ホームページの巻頭で、
そのお知らせをしている。
おしらせ 

そういえば故伊藤雅俊さんも、
アメリカが好きだったし、
こういった写真も大好きだったなぁ。

伊藤さんにこの雑誌を、
届けることができなかった。
本当に残念だ。

ご冥福を祈りつつ、合掌。

〈結城義晴〉

2023年03月13日(月曜日)

訃報/伊藤雅俊さん、98歳の「基本の徹底と変化への対応」

Everybody! Good Monday!
[2023vol⑪]
2023年第11週。
3月第2週。
3月10日、伊藤雅俊さん、ご逝去。

哀悼の意を表しつつ、合掌。

イトーヨーカ堂創業者にして、
セブン&アイ・ホールディングス名誉会長。
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今や日本最大のコングロマーチャントを、
一からつくった起業家。

その本質は「才覚と算盤」。
これは直接、お聞きした哲学だ。

「基本の徹底と変化への対応」も、
伊藤イズムである。

インタビューをお願いして訪れると、
まず伊藤さんから質問攻め。

一言一言を丁寧にメモにする。
すぐさま、目の前で、
メモをホッチキスでとめて、
次々に整理していく。

その上でこちらの質問に答えてくださる。

その意味で伊藤さんは、
事実を大切にする経営者だ。
データを重視しつつ、
物事を判断する商人である。

ピーター・ドラッカー先生とも、
昵懇の間柄だった。
「真摯」という言葉を好む。

ドラッカー教授の父上が、
オーストリア皇帝から授けられた表彰状。
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現物をドラッカー教授からプレゼントされた。

「お客さんに支持されることだけを考えて
商売する」

「お客さんに売ることを、
楽しみにしていればいいんじゃないかな」

「大きくなると、
大きな顔をするようになる。
小さい人に対して大きな顔をする。
僕は、小さい人にも大きい人にも、
変わらないでしょ」

そう、小さな店にも、
学べるところがある。

伊藤さんはそういった店を、
こまめに訪問する。

しかし、
「小さい人ほど、
ちょっと大きくなると、
大きな顔をする」

伊藤さんは、
「オーナーシップ経営こそ最強である」と考える。

その伊藤さんが、
「潮目が変わった」と言った。
2008年のこと。

「自分の力では、
どうにもならないことが起こる」

次々に事件が起こった。

チェーンストア協会50周年のとき。
2018年1月19日。

伊藤さん、岡田卓也さん、右が清水信次さん。
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ツーショットの写真を撮った。IMG_4650-13
これが直接お会いした最後となった。

今、セブン&アイは、
コンビニ一本足打法となる。
イトーヨーカ堂は衣料から撤退し、
首都圏に集中する。

次男の伊藤順朗さんが、
代表取締役となって、
その任を負う。

巡り合わせだろうか。
はたまた意図されたことだろうか。
順朗さんには頑張ってもらいたい。

応援もしよう。

1979年、伊藤雅俊さんが、
チェーンストア協会会長のとき、
私はチェーンストアフェアを取材し、
一冊丸ごと「別冊号」をつくった。

そのときからお世話になってきた。

長いながい時間が経過して、
伊藤さんとイトーヨーカ堂、
セブン-イレブンと、
セブン&アイ・ホールディングスを、
私は見てきた。

それらの基礎はすべて、
伊藤雅俊イズムで出来上がっている。

誇らしいことだ。

それを失ったら、
セブン&アイは駄目になる。

「あげまん」は伊丹十三の映画だ。
愛した男にツキをもたらす芸者上がりナヨコ。
ナヨコから離れるとツキが去っていき、
ナヨコとくっつくとツキがやってくる。
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伊藤イズムとセブン&アイは、
この「あげまん」の関係にある。

心からご冥福を祈りたい。

今日は大江健三郎さんの訃報ももたらされた。
こちらは88歳。

伊丹さんの義理の弟。

短編「飼育」は衝撃だった。
この作品で23歳で芥川賞。

その後の精力的な執筆活動は、
語りつくせない。

1994年、ノーベル文学賞受賞。

ご冥福を祈りたい。

さて今日は月刊商人舎3月号発刊。
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遅れました。
申し訳ありません。

特集は、
’23US Retail大写真集
ポストコロナの店舗アルバム In San Francisco
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[Cover Message]
きっちり3年ぶりのアメリカ。サンフランシスコとシリコンバレー、そしてベイエリア。米国人の消費生活はCOVID-19パンデミックによって大変化を遂げていた。それに寄り添うように小売業も大きく変わった。リテールDXは進捗していた。超巨大チェーンは、さらに巨大さを増し、コロナはM&Aを早めた。ウォルマートは「人々が主導しつつ、テクノロジーを活用するオムニチャネル・リテーラー」へと変貌を遂げていた。[とんがり★こだわり]のコンテスト競争型チェーンはその個性を磨き続けていた。インフレはダラーストアを1.25ドルストアに変えた。変わるものは変わった。変わらぬものは変わらなかった。そのなかで「ポジショニング」なき者は活躍の場を喪失していた。その変化と不変の様さまを大写真集でお届けしよう。「百聞は一見に如かず」。ビジュアルによる追体験には「五十聞」の価値がある。

この雑誌は必ず、
Webサイトでも見てください。
写真の画像が全然違います。
鮮明です。

詳細は明日、解説しましょう。

では、みなさん、今週も、
基本の徹底と変化への対応を。
Good Monday!

〈結城義晴〉

2023年03月12日(日曜日)

WBC大谷翔平・王将藤井聡太と「脱マスク」の大人扱い

ワールドベースボールクラシック。
その予選のプールBで日本は4戦全勝。

勝ちっぷりがいい。
油断が起きないかと心配するほどだ。

第4戦の対オーストラリア戦は、
先発投手の山本由伸が完璧な投球。
1安打無失点。
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大谷翔平が1回表に3点本塁打。
20230312_7_1-2

そして快勝。
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テレビで観戦していても酒が美味い。

次は準々決勝。
3月16日(木)。
イタリア戦。

ここは大丈夫だろう。
先発は大谷翔平だし。

その次の準決勝と決勝。
もう、死闘を覚悟しておかねばならない。

終わってほしくないなぁ。

一方、将棋界は王将戦。
世紀のレジェンド対決。
第5戦まで互いに持ち味を発揮して、
いずれも難解な将棋が展開された。

しかしこの2日制の第6戦。
藤井聡太王将が羽生善治九段に勝利して、
王将位を防衛した。
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プロの普通の将棋は120手あたり相場だが、
88手と短い手数で羽生があっさりと投了した。

52歳の羽生がもう疲れたという印象だ。

将棋のタイトル戦といっても、
32歳の年の差があって、
親が息子に「教える」の観あり。

教えつつ、息子から学ぶ。

その両者の謙虚さがとてもよかった。

これで藤井聡太は、
竜王・王位・叡王・棋聖と王将の五冠。

残る棋王戦は渡辺明棋王と、
タイトル戦終盤で2勝1敗。
王手をかけている。

この対戦も全体に藤井が押していて、
タイトルを奪取しそうだ。

そのうえ今期の名人戦でも、
藤井が挑戦者となっていて、
5月まで7局が待ち構えている。

それに勝ってしまったら、
七冠となる。

「将棋の渡辺くん」の漫画でも人気の渡辺名人。
どう戦うか。

漫画を描いているのは、
奥様の伊奈めぐみさん。

家では、
「よっ、名人!」と呼ばれていると、
暴露されているが、
それは渡辺の人柄を表していて、
好ましい。
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いつも書くけれど、
Baseballの大谷翔平、
将棋の藤井聡太。

100年に一人の天才たちを、
毎日、目の当たりにしている。

それは幸せなことだ。
ありがたい。

さて、明日の3月13日から、
日本でも「脱マスク」となる。

マスクをつけるかどうかの判断は、
個人に委ねられる。

この3年は「全員マスク」だった。

やっと日常を取り戻すことができる。

多分、日本中の小売業やサービス業が、
店側はマスク着用で通すのだろう。

それはサービス業として、
自然、必然、当然だろう。

お客さまに対しては、
どうお願いするか。

企業ごと、店ごとの判断となる。

全国的に流行した第8波は収まった。
しかしウイルスは、
3月13日から消えてしまうわけではない。

個人的にそれを心配する人もいるだろう。

5月8日にはコロナは、
感染症法上の「5類」に変わる。
季節性インフルエンザと同じ位置づけだ。

ゴールデンウィークまでは、
暗にマスク着用が指示されているような印象だ。

政府の方針は、
いかにも岸田文雄政権らしい。

日経新聞の社説は、
「科学的根拠というより
政治的判断が働いた」

「急な前倒しが人々の困惑を招かぬよう、
政府に丁寧な説明を求める」

同感だ。

医療機関の受診や介護施設の訪問は、
引き続きマスク着用。

混雑した電車やバスでも、
政府は着用を推奨する。

鉄道各社は「乗客の判断」とする。

着脱を巡ってのトラブルは避けたい。
馬鹿馬鹿しい。

社説は言う。
「厚生労働省は着脱の判断材料を
わかりやすく情報提供すべきだ。
各業界のガイドラインも
一目でわかるよう工夫する必要がある」

しかし日本も、
国民を大人扱いして、
個人の判断を大切にすることの、
きっかけにしたいものだと思う。

それでも「せきエチケット」は必須だし、
マスクは持ち歩きたい。
他者を思いやる気持ちも忘れたくはない。

それに今年は大量に花粉が飛んでいる。
花粉症の私は、
やはりマスクが離せない。
ゴールデンウィークが明けるまでは。

岸田政権はそこまで読んでいるか?

アリウル。

〈結城義晴〉

2023年03月11日(土曜日)

3・11、黙祷。今日も「なんにもない日、 おめでとう」

3・11。

「2011年3月11日の午後2時46分。
あの巨大地震、想像を絶する大津波。
岩手県、宮城県、福島県、そして茨城県。
東北地方と関東地方の東日本全域に
大きな傷跡を残し、
数多の貴重な命を奪っていった。
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深い傷跡の一つ、福島原子力発電所は
いまだ目途が立たない。
根強い風評は残り、
ややもすると人々の意識には
風化の気配が立ち込める。
しかし私たちは絶対に忘れてはならない」

商人舎2014年3月号。
Cover Messageで書いた。
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東日本大震災から12年。
一巡り。

午後2時46分。
部屋でひとり、
黙祷した。

朝日新聞「折々のことば」
第2670回。

「なんにもない日、
おめでとう!」
〈齋藤陽道(はるみち)〉

「東日本大震災を機に、
いつどこでどうなるか、
誰にもわからないと
心底思うようになった」

私もそう思う。

南海トラフ沿いの大規模地震は、
今後30年以内に発生する確率が、
70から80%あると、
気象庁地震火山部は警告している。

齋藤。
「今日”おはよう”と言えるのも、
見えない誰かに支えられてのこと、
ちっとも”あたりまえ”でない」

その通り。

だからこそ「おはよう」は、
素晴らしい。

なんにもない日の「おはよう」は、
素晴らしい。

「ある朝、3歳の長男が、
誰の誕生日でもないのに、
うきうきと体全体で
“みーんな♪ おめでとおー!”
と歌いだしたので、思わず万歳した」

子育て日記『せかいはことば』から。
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齋藤陽道は 1983年、東京都生まれ。
写真家、エッセイスト、
障害者プロレスラー。

生れたときから先天性の感音性難聴だった。
障害者プロレス団体「ドッグレッグス」所属。
2010年、写真新世紀優秀賞。
2014年、日本写真協会新人賞受賞。

万代ではお客さまに、
「いらっしゃいませ」ではなく、
「おはようございます」と言う。

圓石一治さんが始めた運動だ。

なんにもない日。
普通の日の朝、
お客さまに声をかける。
「おはようございます」

何度も声をかけていると、
お客さまから「おはよう」が返ってくる。

「今日”おはよう”と言えるのも、
見えない誰かに支えられている」

なんにも起こらなかったという、
今日の事実に支えられている。

東北と北関東の震災も、
阪神淡路の震災も、
トルコ・シリアの震災も、
起こる時には起こった。

そのことを忘れてはならない。

そして今日も、
「なんにもない日、
おめでとう」

合掌。

〈結城義晴〉

2023年03月10日(金曜日)

ユースキン講演の「顧客から始める」とFSSF運営委員会の「夢」

東京・白金の八芳園。
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江戸時代前期には、
あの大久保彦左衛門の屋敷だった。

ユースキン製薬の社員総会。IMG_27923

コロナ禍で3年ぶりに開催された。

はじめに野渡和義社長のスピーチ。IMG_27833

かつて幹部と合宿して、
経営理念をつくった話。
その経営理念のこと。
どういう会社にしていきたいか。

ほんのりした話で、
とても野渡さんらしかった。IMG_27843
野渡社長は実は、
私の中学・高校の器械体操部の先輩だ。

お呼びいただいたら、
いつでも駆けつける。

社員が全員揃って、
私の講演を聞いてくれた。IMG_27663

テーマは私の持論。
「コロナは時間を早めた。」IMG_27743

時間が早まったと考える根拠を語り、
そのときにどう考え、
何をしなければならないか。

凄い企業はどんな決断をしたか。

このとき、
膨張ではいけない。
成長でなければならない。

トレード・オフから、
トレード・オンの考え方へ。
つまりあちらを立てて、
こちらも立てる。

それから、
コロナによって早まった値上げの問題。
その理由と対応の仕方。

最後はポストコロナ時代の、
ドラッカー主義について。

本も紹介させていただいた。
IMG_27793
ピーター・ドラッカーは、
何度も顧客について語っている。

「企業の目的と使命を定義する場合、
出発点は一つしかない。
顧客(Customer)である。
顧客によって事業は定義される。
顧客を満足させることこそ、
企業の使命であり目的である」

ユースキンのホームページにある。
「ひとりのご婦人の、
手荒れの悩みをなんとかしたい。
1957年、
町の小さな薬局の店主が生み出した
ひとつのハンドクリームが、
ユースキンのはじまりです」

ドラッカーは言う。
「顧客から始めよ」

ユースキンの創業は、
ドラッカーの言葉そのものだ。
IMG_27813
90分のご清聴を感謝したい。

私の後に齊藤和之常務取締役が、
新しい営業の方針について語った。IMG_17713

野渡先輩とツーショット。IMG_28003

私の言葉を日々、使ってくれている、
工場の幹部の方と話した。
ありがとうございます。IMG_27953

そして齊藤さんと腕を組んで写真。IMG_27983

最後に玄関までお送りいただいた。
右が野渡毅之取締役。IMG_28063ユースキンはいい社風の会社だ。
野渡先輩の人柄そのものだと思った。

白金の八芳園から八丁堀へ。
「八」に縁のある日だ。

日本食糧新聞社。

9月の食品展示会の運営委員会。
フードストアソリューションズフェア。
略してFSSF。
FSSF2

西日本を代表する食品小売企業が、
運営委員を務めて展示会を開催する。
FSSF
東京には主催・共催の責任者の皆さんが揃った。
運営委員企業のトップの皆さんは、
オンラインで参加。
IMG_28133

杉田尚社長の挨拶。

その左は今野和義会長兼CEO。
食品産業界の重鎮。
IMG_28143

それから千野和利さん。
一般社団法人離島振興地方創生協会理事長。
「離創協(りそうきょう)」と略す。
IMG_2816
千野さんは㈱阪急オアシス社長、会長を歴任。

凄く熱いリーダーで、
多くのプロジェクトを推進する。

離創協はこのFSSFを共催し、
千野さんはその推進役を担っている。

商人舎は2021年の第4回から、
セミナー企画のアドバイザーとして、
参画している。

FSSFは西日本の食品フェアとして、
9月に開催される。

しかも地方創生や離島振興を推進する。

これがユニークで貴重な価値を生み出す。

世界の食品メッセには、
2大展示会と高く評価されるフェアがある。
ドイツ・ケルンのアヌーガと、
フランス・パリのシアルだ。

互いに敬意を表し合っていて、
アヌーガが毎奇数年に開催され、
シアルは毎偶数年に開かれる。
どちらも10月中旬に、
世界中からバイヤーを集めて実施される。

私は両方に妙な縁がある。

1992年から2006年まで、
私はSIALに関係して、
ヒット商品コンクールの日本代表委員を務めた。
「シアルドール(シアルの金賞)」と呼ばれた。
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そのときの各国代表の仲間。
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アヌーガには1993年から招待されて訪れた。
商業界社長だった。
その後も何度も勉強に行った。
20131007150409

食品フェアは収穫の秋に開かれる。
それがいわば王道だ。

日本のフェアは2月に開催される。

大手食品メーカーの新製品は、
毎春に発表され、発売されるから、
その宣伝を兼ねて展示会が開かれる。

アヌーガもシアルも、
ヨーロッパ中の小さな村々の産品が、
巨大な展示会に持ち込まれる。

だから日本の大展示会の10倍の規模を持つ。

私は秋の食品展示会賛成派だ。

だからFSSFには大きな可能性があると思っている。

さらに西日本を対象にしている。

どうしても商品や情報に関しては、
東京一極集中の傾向が強い。

高度成長のころはそれでもよかった。

しかし中央集権ではなく、
地方創生の時代になると、
むしろ一極集中ではないほうがいい。

西日本で食の展示会が開かれる意義も、
ここにある。

西日本の、あまり知られていない産品が、
これでもかと集まってくる。

それも収穫の秋に。

それがFSSFだと、
私は勝手に思っている。

今回のキックオフの運営委員会。
ご参加に感謝したい。

2023年の第6回から、
2025年の第8回まで。

ホップ・ステップ・ジャンプで、
飛躍的な成長が見込まれる。

最後のジャンプの年は2025年だ。
大阪万国博覧会と重なって、
世界中から人々が集まる。

大阪万博ではなく、
日本万博である。

そのときに西日本の優れた産品が、
集大成される。

もう西日本にかぎらない。

日本中の地方産品が展示され、
それが内外のバイヤーに認められる。

夢は広がるばかりだ。

私はアドバイザーに過ぎないが。

それでも九州・福岡生まれとして、
このフェアに夢を抱いている。

よろしくお願いします。

〈結城義晴〉

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