結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2019年01月10日(木曜日)

AJS新年トップ経営研修会の「商売の品格」と「リスクを冒せ」

月刊商人舎1月号、本日発刊!!201901_coverpage
[CoverMessage]
世の中で起こっていることは、すべて連関しあっている。情報社会とIT時代の真っただ中で、IoTやソーシャルネットワークが発達すると、その連関の密度とスピードが格段に上がってくる。だからドナルド・トランプ大統領の登場とその発言や行為は、ヨーロッパや南米、アジアの政治領域に伝播し、「ポピュリズム」は世界を駆け巡る。同時にそれは日本の政治や経済、ビジネスや商売の分野にも、さらに小売流通サービス業の世界にも浸透してきて、「品」のない商品や売場や店が増えてくる。「アメリカ第一」で選挙に勝ちさえすればいいという考え方は、「売上げさえ増えれば何でもいい」となる。民主主義を護るためには「相互寛容」と「自制心」が必須である。それは商売に置き換えると「品格」の元を形成するものであると思う。2019年の初めに、比較広告の本質をとらえつつ、「商売の品格」のポジショニング戦略を考察する。

目次――。
mokuji
今年もご愛読をお願いします。

1年間、「品格のある商売」を訴えたいと思います。

ZOZOの「ユニクロ比較広告」を考察し、
その品格を検証しました。

これも、必読です。

そして[Message of January]
リスクを冒せ。

4月末日、今上天皇が退位され、上皇へ。
翌5月1日、徳仁皇太子が天皇に即位し、
新元号が始まる。
新しい時代がやってくる。

この新天皇の即位に伴って、
4月27日から5月6日までが、
10日間の超大型連休になる。
新しい価値観と生活スタイルが生まれる。

6月にはフランスで、
FIFA女子ワールドカップが開催される。
9月20日には日本で、
ラグビーワールドカップが開幕する。

そして10月1日、
消費税率が10%に引き上げられ、
残念ながら軽減税率が導入される。
幼児教育・保育も一部無償化される。

翌2020年7月24日から8月9日まで、
東京オリンピックが開催される。
続いて8月25日から9月6日まで、
パラリンピックが開かれる。

日本社会は大きく変容していく。
消費も商売も、商品も売場も店も大きく変質する。
想像を絶するスピードで変革されていく。
背景には世界的なポピュリズムの進行もある。

時代が大きく変わるときに、
仕事にも経営にも求められるものがある。
それはリスクを恐れないことだ。
リスクを冒すことである。

「経済活動とは、現在の資源を未来に、
すなわち不確実な期待に賭けることである。
経済活動の本質とは、
リスクを冒すことである」

このピーター・ドラッカーの言葉は、
大きく変貌を遂げる2019年に、
心と頭と体に自覚させておかねばならない。
――リスクを冒せ。〈結城義晴〉
2019 brave man successful concept,silhouette man jumping over th

今年はリスクを恐れてはいけない。
そんな年です。

さて今日は、横浜みなとみらい。
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AJS新年トップ経営研修会。
オール日本スーパーマーケット協会。

特別講演は大畑大介さん。
元ラグビー日本代表。
現在はラグビーW杯2019アンバサダー。
テーマは「ラグビーは社会の縮図だ!」

今年は日本でラグビーW杯が開催される。

私は第2部から参加。
パネルディスカッション。
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コーディネーターは、
AJS常務理事の前田伸司さん。

パネラーはAJS正会員企業3社の社長。
右から㈱デリシア社長の萩原清さん、
㈱トキワインダストリー社長の吉弘晃さん、
㈱ビッグ富士社長の村上征也さん。

デリシアは長野県で66店舗を展開する。
年商は今や740億円。
2016年4月に、
アップルランドとマツヤが合併して誕生。

トキハインダストリーは、
大分県で23店舗を展開して年商323億円。
大分県は49万世帯が住むが、
同社グループのカード発行数は43万枚で、
県内の77%を占める。

そしてビッグ富士は、
静岡県内に21店舗を配置して、
387億円を売り上げる。

その後、会場がリセッティングされて、
懇親会。
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冒頭でAJS会長の田尻一さんの挨拶。
消費増税や軽減税率、
そして本体価格表示の特措法に関して、
ポリティカルな発言。
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素晴らしい。

全員が同感の表情で聞き入った。
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そして乾杯。
音頭は日本ハム社長の畑佳秀さん。
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新年最初の乾杯。
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私も乾杯。
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それからAJSのルール。
40分間は全員が食事を楽しむ。
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これを開いて、刺身は美味。
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ビール、白ワイン、赤ワイン。
すき焼きからのどぐろの蒸し焼き、
鰻飯まで、堪能。

その後、怒涛の懇親。

まず㈱コノミヤ社長の芋縄隆史さんと、
硬い握手。
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㈱とりせん社長の前原宏之さんは、
マラソンランナー。
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もう最長老となった加藤勝正さんは、
㈱セイミヤ社長。
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㈱セブンスター社長の玉置泰さんとは、
新刊の『伊丹十三選集』の話をした。
玉置さんが編集した上製本。
私もすぐに購入した。素晴らしい。
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㈱マツモト社長の松本隆文さんは、
Go! Go! ポーズをとってくれた。
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㈱いちやまマート社長の三科雅嗣さんと、
㈱ヤマナカ社長の中野義久さん。
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福谷耕治さんは、
コーネル大学ジャパン伝説の一期生。
㈱関西スーパーマーケット社長。
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サミット㈱社長の竹野浩樹さん。
三田店を褒めた。
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㈱大創産業社長の矢野靖二さんは、
このたび準会員となった。
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㈱紀文食品の高市泰明さんと國松浩さん。
高市さんは取締役副会長、
國松さんは常務執行役員。
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フジッコ㈱社長の福井正一さんと、
常務取締役の石田吉隆さん。
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㈱伊藤園の皆さん。
私の左は副会長の江島祥仁さん、
右が常務の神谷重輝さん、
そして副社長の本庄周介さん。
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丸大食品㈱会長の小森嘉之さんは、
私と同年。
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㈱カネテツデリカフーズのお二人も、
Go! Go! ポーズをとってくれた。
村上健社長と村上寛副社長。
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村上副社長は昨年7月、
商人舎シアトル研修会に参加してくれた。

㈱寺岡精工の新社長が山本宏輔さん。
そして松井康彦さん。
商人舎エグゼクティブプロデューサー。
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㈱ブルーチップ社長の宮本洋一さん。
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㈱テスク社長の梅田源さん。
月刊商人舎12月号特集「自働発注考」に、
登場してもらった。
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三井物産㈱営業部長の小林将人さん。
コーネル・ジャパン実行の三期生。
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㈱True Dataの越尾由紀さんと石崎武志さん。
越尾さんは執行役員で、
その部下の石崎さんは、
リテールマーケティング部次長。
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そして荒井伸也さんと恭子夫人。
荒井さんはAJS名誉会長。
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最後にAJS会長の田尻一さん。
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懇親会の後も3階のバーで、
カクテルを飲みつつ懇親。

できるだけ、
「品格」のある懇親に努めた。
しかしそれでも、
リスクを恐れてはならない。

〈結城義晴〉

2019年01月09日(水曜日)

コンビニ3社「駐車場共有・店舗で競争」の「呉越同舟の論理」

遅き日のつもりて遠き昔かな 
〈与謝蕪村〉

季語は「遅き日」。

日経新聞電子版の「経営者ブログ」
㈱IIJ会長の鈴木幸一さんが、
蕪村の名句を引用。

日々、日暮れの時刻が遅くなっていく。
それが積もりつもって、
遠い昔が思い出される。

今日は夕方から、
商人舎web会議。 IMG_1002

商人舎には3つのサイトがある。

商人舎公式ホームページ、
これが結城義晴の毎日更新宣言ブログ。
さらに月刊商人舎Websiteと、
商人舎流通スーパーニュース。

それらを日々、改善改革する。
そのためにディスカッションする。IMG_1003

1時間半も会議をして、全員写真。
私の隣から、
Webコンサルタントの猪股信吾さん、
不動産コンサルタントの内田憲一郎さん、
㈱プラージュの岩田幸大さん。
そして商人舎編集スタッフの鈴木綾子。
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みんな大活躍中です。

全員が持っているのは、
商人舎発刊の単行本。
明日、発刊。
鈴木哲男著『流通RE戦略』
REは「リ・エンジニアリング」の略。

ご期待ください。
明日、発刊です。

さて、イオンの第3四半期決算。
商人舎流通スーパーニュース。
イオンnews|
営業収益6兆3394億円・2%増/営業利益6%増
第3四半期として、
営業収益・営業利益・経常利益、
いずれも過去最高。
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しかしイオンリテールも、
マックスバリュ各社も、
まだまだです。

さて昨日の日経新聞の記事。
「競合コンビニ、配送で協業」

本当に新しい時代がやってきた。

セブン‐イレブン・ジャパンと、
ファミリーマート、ローソンの3社。

「店舗に商品を荷下ろしする駐車場を、
共同で借りる取り組みを始める」

背景にあるのが2020年の東京五輪、
そしてパラリンピック。

その期間中は交通渋滞緩和のために、
路上駐車できる場所が制限される。
だから駐車場の確保が難しくなる。

そこで駐車場を共用する。

呉越同舟。

借りる際のルールづくりなどには、
経済産業省が支援する。

他のコンビニやスーパーマーケット、
ドラッグストアや外食店などにも、
この参加を呼びかける。

まず手始めは、千葉県JR津田沼駅前。
セブンとローソンの2社が、
配送トラックの駐車スペースを共用する。

続いてセブンとファミマ。
「別の場所で駐車場をシェアする方向で、
候補地の選定を進めている」

「まず首都圏を中心に共用し、
全国に広げる」

ビッグ3の国内店舗数は、
5万2000店弱。
「全国のコンビニの約9割を占める」

これを「三占」という。
私の造語。

「このうち駐車場がない店舗は、
都心部の駅前や繁華街を中心に
2~3割に上るとみられる」

駐車場のない店舗への配送は、
どの業態にとっても頭痛の種だ。
駐車可能な路上スペースを使う。
それがなければ民間の駐車場を借りる。

近接した店舗同士ならば、
共用するに越したことはない。

もちろん、
物流センターから店舗までの配送は、
従来通り各社がそれぞれ行う。

インフラは共有、
店舗では競争。

これからの競争の定石となるだろう。

経産省とコンビニ5社は共同で、
RFIDの開発実験を展開している。
Radio Frequency Identifier(無線自動識別)。
2025年までに約1000億個の全商品に、
電子タグを貼り付ける目標を掲げる。

キャッシャーレス・レジの実験だ。

日経新聞の結論。
「可能な範囲で組む動きは
今後も相次ぎそうだ」

経産省はコンビニの機能を、
妙に高く評価している。
スーパーマーケットはその分、
割を食っている気もする。

今日の日経ビジネスDigital。
「今日の名言」
今のオペレーションのままだと
お店が回せなくなる時期が
すぐそこまで迫っていると
考えています。
(竹増貞信㈱ローソン社長)

「2025年ごろが節目でしょうか。
24時間、1人で店舗を
回せる仕組みをつくりたい。
それくらいのイメージで進めないと、
環境の変化に追いつけないでしょう」

外食産業などで、
「ワンオペ」と略して使われる。
1人オペレーション。

しかしこれは本来、
コンビニエンスストアの原則から、
大きく外れることになる。

いや鈴木敏文セブン&アイ前会長が、
定めたコンビニの鉄則を破る。

日経新聞には同じ趣旨の記事がある。
「同業種、広がる共同物流」

「同業種のライバルが物流や配送で
連携する動きは活発だ」

⑴医薬品物流連合。
医薬品メーカーの3分の1が参加。
製薬10社程度を束ねるプラットフォーム。
日本通運が構築する。

⑵国内食品大手5社は、
全国規模の共同物流会社を設立する。
味の素やハウス食品グループ本社など。

⑶ビール大手4社は17年9月から、
北海道で製品の共同輸送を始めた。
アサヒビールやキリンビールなど。

⑷アパレルの2社。
ワールドとTSIホールディングスが、
18年9月に商品の共同配送を始めた。
同じ商業施設に出店している店舗が対象。
関東の1都6県の39カ所から開始する。

背景には深刻なドライバー不足がある。

こちらも呉越同舟。

「呉越同舟」とは一般に、
「仲の悪いもの同士が協力すること」
とされる。

しかし「孫子」の兵法では、
「宿敵同士でも、
乗り合わせた舟が大嵐に合えば、
協力することになる」
という意味だ。

したがって孫子は、
「仲の悪いもの同士を協力させるには
共通の目的を持たせる」とする。
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これからは「呉越同舟の時代」

M&Aや経営統合、企業同盟にも、
この「呉越同舟の論理」は働いている。

積もりつもった「遠き昔」のことではない。

〈結城義晴〉

2019年01月08日(火曜日)

カルロス・ゴーンの「Innocent!」とキングカレンの「Guilty?」

“I am Innocent!”
「私は潔白です」

カルロス・ゴーン容疑者。
日産自動車元会長。
東京地裁に出廷。

会社法違反の特別背任容疑に対して、
裁判官の理由開示が行われた。

ゴーン容疑者は自ら意見陳述して、
“I am Innocent!”
無実を主張した。

昨2018年11月19日の電撃逮捕以来、
東京拘置所に拘留され、
50日ぶりに公式の場に顔を見せた。
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「私にかけられた容疑は無実です。
確証も根拠もなく、
不当に勾留されている」

国際的には検察特捜部のやり方に、
批判の声も上がっている。

ゴーン容疑者と弁護団は、
真っ向から闘う姿勢を崩さない。

さて、無罪になるか、有罪か。
Innocent?
Or, Guilty?

商人舎流通スーパーニュース。
日本スーパーマーケット協会news|
川野幸夫会長2019年頭所感の「大同団結」

(株)ヤオコー会長でもある川野さんが、
今年の年頭所感を語った。

消費増税、軽減税率の導入に対して、
「業態を超えて大同団結していく」
それが必要だとの主張。

昨年の月刊商人舎8月号特集。
我ら、ポリティカル・マーチャンツ!
小売サービス業の協会・団体における「数の論理」の研究
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私が書いた記事が、
川野幸夫の「変容」
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この原稿の最後の文章。
「長らく、清水信次に”おんぶに抱っこに肩車”の状態だったスーパーマーケット産業において今、もっともポリティカルなマーチャントは、やはり川野幸夫をおいてほかにいない。本当の”政治的商人”は何をおいても、類い稀なる人格者でなければならないからだ」(文中敬称略)

この私の考え方は変わらない。
年頭所感に、それが実に、
よく表れている。

今日の商人舎流通スーパーニュース。
アークスnews|
第3Q微減・経常利益6%増は地震⇒特売縮小の成果

第3四半期の決算を報告。
微減収増益。
その理由の一つが、
北海道胆振東部地震。

9月6日に発生した地震の影響で、
一時的に商品供給が不安定となり、
やむを得ずチラシ特売を縮小した。

だが、結果として、
チラシ特売の回数減少によって、
売上総利益率が上昇した。

チラシが減り、
特売が減り、
粗利益が増えた。

よく考えなければならない。

実はこれこそ、
エブリデーロープライスなのだ。

もう一つ商人舎流通スーパーニュース。
ストップ&ショップnews|
世界最初のスーパーマーケット「キングカレン」買収20190108_King_Kullen
1930年にスーパーマーケットは登場した。
マイケル・カレンという若者の発明だった。

私の位置づけでは、
「第一次スーパーマーケット革命」

カレンの革命の後、
当時の大手グロサリーストアチェーンが、
こぞってカレンの真似をした。

A&P、セーフウェイ、そしてクローガー。

そのカレンの会社が、
「キングカレン」
現在も細々と続いていたが、
とうとう買収されることになった。
ニューヨークのストップ&ショップに。

そのストップ&ショップは、
アホールド・デレーズUSA傘下にある。
アホールドはオランダの小売業、
デレーズはベルギーのリテーラー。
両社が本国同士で経営統合して、
米国内でも第3位のスーパーマーケットチェーンとなった。

キングカレンはその傘下に入って、
結局、1位クローガー、
2位アルバートソン&セーフウェイに次ぐ
三番手グループに入る。

感慨深い話だ。

新しい業態やフォーマットを創造する、
そんな人やそんな組織。
それをチェーンオペレーションに乗せる、
そんな人やそんな会社。

両者は異なる。

現在のコストコは、
ソル・プライスとジム・シネガルが、
会社を合併させて成長した。

1993年、Price CompanyとCostco合併、
PriceCostcoが誕生した。

プライスは創る人、
シネガルは大きくする人。

両方ができる人は、
本当に少ない。

カレンも創る人だった。
そのカレンの会社が、
90年弱で買収され、
業界第3位のグループに入る。

名前は残されるので、
ちょっと救われるけれど。

日本もこんな風になるのだろうか。
――多分、なるのだろう。

しかし商人には、
本籍地と現住所がある。

キングカレンの現住所が、
アホールド・デレーズUSAとなっても、
本籍地の創業者マイケル・カレンを、
忘れてはならない。

本籍地を忘れることは、
商人にとってGuiltyだと思う。
存在価値を失ってしまうからだ。

〈結城義晴〉

2019年01月07日(月曜日)

ワーケーション・在宅勤務と昭和天皇の「はづかしきかな」

Ladies and Gentlemen! 
Good Monday!
[2019vol1]

2019年第2週です。
1月1日の週を1年間の第1週と数えて、
毎週、勘定していく。

だから今年12月31日の最終週は、
第53週となる。

長いお付き合いをお願いしておきます。

さて、今日の東京株式市場。
日経平均株価が2万円を回復し、
2万0038円97銭で終えた。

今年最初の1月4日の「大発会」では、
大幅続落。
昨年12月28日の大納会と比べると、
452円81銭安。
1万9561円96銭で終えて、
前途多難の様相だった。

しかし、その1月4日よりも、
477円01銭高。

今日は人日の節句。
七草粥を食べる。
今日までが松の内。

㈱商人舎は今日が仕事始め。

日経新聞の「春秋」

「今年の仕事始め」を、
TOKYO FMが調べた。
結果はおおむね3つに分かれた。

⑴1月4日から6日の間が36.8%。
行政機関は法律で4日と定められている。
⑵7日以降が36.3%。
⑶三が日の間にもう始まっているが26.9%。

⑴が役所と役所に準拠する会社。
⑵が社員の連休取得を優先する会社。
⑶がそれ以外。

製造業は生産設備をまとめて止める。
IT企業などでも連休優先型が増えた。

⑶の三が日も働いた人たちの声。
小売業サービス業はそれだが、
看護師と消防士の夫婦、
365日稼働のコールセンター勤務の人。

「社会の土台を支える人々」

「今は少なめな第3勢力が
これから増えるかもしれない」

私は「増える」と断言できる。

年中無休のサービス産業。
全員で休むのではなく、
それぞれに休む。
自分でコントロールできればいい。

仕事をしつつ、リゾートで過ごす。
これを「ワーケーション」という。
WorkとVacationからの造語。
work-cation、あるいはworkation。

別にリゾートで過ごす必要はないが、
workationは、
一つの有力な考え方だ。

在宅勤務も仕事と休みの境を曖昧にする。
2018年の「働き甲斐のある企業100社」
2位のウェグマンズ、
34位のカーマックス、
43位のREI。
小売サービス業でありながら、
いずれも在宅勤務の制度がある。

あれから30年、
66歳となった結城義晴は、
完全にワーケーションの世界にある。
かなりハードなワーケーションだが、
逆にワーケーションでなければ、
Hard Days & Nightsは、
こなせない気もする。

さて商人舎スタッフと、
近隣の浅間(せんげん)神社へ初詣で。
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強力女性陣。
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御手洗で手水を使う。
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本殿。
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そして参拝。IMG_60469
私は喪中なので、
ここまで。

幟(のぼり)。
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狛犬(こまいぬ)。
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狛犬は獅子や犬に似ているが、
日本特有の想像上の生物。
神社の本殿や寺院の本堂の正面に、
左右一対で向き合う形に設置される。
守るべき寺社に背を向け、
参拝者と正対することが多い。IMG_60529
おみくじを引いたら、
わが社の女性陣3人が、
「大吉」を引き当てた。

一応、今年は明るい、としておこう。

静岡新聞巻頭コラムの「大自在」
「30年前の1月7日朝、
昭和天皇が崩御された」

「自粛ムードの下でも、
東証大発会の平均株価は3万円超」

何度も書いて恐縮だが、
私はこの年の1月元旦付で、
食品商業編集長の辞令を受けた。
36歳だった。

平成最後の今年始。
昭和天皇の御製の直筆原稿が発見された。
御製は「ぎょせい」と読むが、
天皇が詠まれる詩歌のこと。

昭和61年(1986年)に、
在位60年記念式典の際に詠まれた歌だ。

國民の祝ひをうけてうれしきも
ふりかへりみればはづかしきかな

ん~、すごい。

「はづかしき」――、
専門家が心情を推察。
「自らの役割を自問自答しておられる」

コラムは「恥の文化」と総括するが、
「ふりかへりみればはづかしきかな」は、
自己を透徹した目で見る、
人間の感性そのものである。

まことに僭越ながら、
同感させていただきます。

ありがとうございました。

では、みなさん、今週も、
「はづかしきかな」で、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2019年01月06日(日曜日)

日曜版【猫の目博物誌 その71】小寒の部分日食

博物誌は古代ローマ時代に生まれました。
その古代ローマの言語・ラテン語では、
「Naturalis Historia」といいます。

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大プリニウスが世界で最初に、
地理学、天文学、動植物や鉱物など、
あらゆる知識に関して記述しました。


猫の目で見る博物誌――。
今日は身近な天文学です。

「寒の入り」の今日、2019年1月6日は、
3年ぶりの「部分日食」。
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前回は、2016年3月9日。
珍しいことです。

晴れ間が広がった地域では、
太陽が一部、月に隠された。

今日の太陽は午前8時半過ぎから、
月に隠され始めた。

そして午前10時ごろに最も欠けた。
「食の最大」と呼ぶ。

その後、南から徐々に元通りになった。
(ムック『アストロガイド 星空年鑑 2019』より)
部分日食
那覇では8時50分に太陽が欠け始め、
9時39分に「食の最大」、
10時32分に欠け終わり。

同じように福岡では、
欠け始め8時38分、食の最大9時47分、
そして欠け終わり11時4分。

京都:8時40分-9時57分-11時23分
東京:8時43分-10時6分-11時36分
仙台:8時44分-10時9分-11時42分
札幌:8時46分-10時13分-11時47分

「日食」は、地球から見て、
月と太陽が一直線に並ぶことによって、
太陽が月に隠される現象だ。

月が太陽の前を通るときに、
太陽が少しずつ欠けているように見える。

一方、地球が太陽と月の間に入って、
太陽から見て地球の影が、
月にかかることによって、
地球からも月が欠けて見える現象。

月食は満月の時に起こる。
地球上のどこからでも同時に観察できる。

日食には3つの分類がある。

第1が皆既日食。
太陽と月の中心点が重なって、
太陽がすべて隠される。

昨2017年8月21日に北米大陸で見られた。
今年2019年7月2日には南米で見られる。

皆既中の数分間は、
空が夜のように暗くなる。
肉眼でも太陽の外気層「コロナ」が、
ドラマチックに輝いて見える。

とくに日食の始まりと終わりに、
太陽が月に隠れる直前と、
太陽が現れ始めた直後に、
瞬間的に太陽光が漏れて強く輝く。
ダイヤモンドの指輪のように見えるから、
「ダイヤモンドリング」という。

皆既日食が起こる領域を「皆既帯」という。
この領域の範囲内しか、
皆既日食は起こらない。

皆既帯の外の広い範囲で、
部分日食が起こる。

第2がその「部分日食」。
月が太陽の一部だけを隠す。
皆既日食が起こった時に、
中心日食帯の外側で見られる。
皆既帯に近いほど太陽が大きく隠れる。

今日の現象が部分日食だった。

第3は「金環日食」。
太陽と月の中心がほぼ重なる点では、
皆既日食と同じだが、
月が地球から遠い場合には、
月の見かけの大きさが小さいので、
太陽をすべて隠すことができない。
そのため太陽と月が重なっている時に、
太陽の外縁部分がリング状に輝く。
金の輪のように見えるから」金環日食」。

金環日食も皆既日食と同じように、
見える領域が帯状に発生する。
「金環帯」と呼ばれる。

その外側の広い範囲では、
部分日食が現れる。

今日の部分日食は、
冬至から2週間しか経過していないため、
太陽の高度が低めだった。

日食のための太陽観測には、
専用の日食グラスを使う。

CE安全規格認証の日食グラス(300円)。  51BewAr57ZL._SL1000_

紙製サングラス3個セット(880円)。41Cy0v0aoeL
やや高級な太陽観察専用オペラグラス(1980円)。41ad08lJdzL

簡易的には厚紙に小さな穴を開けて、
影を見たりする。
すると欠けた太陽の形を確認できる。

残念ながら横浜や東京は曇り空で、
部分日食は見られなかった。

今日の東京の10時6分の部分日食。
(AstroArtsより)
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皆既日食は今年7月3日に、
アルゼンチンなどで見られる。
日本からは部分日食も見られない。

しかし12月26日には、
インドネシアなどで金環日食がある。
日本でも部分日食が見られる。

正岡子規は、川東碧梧桐らと、
「日蝕十句」をつくっている。

明治29年8月9日の午後。
部分日食は太陽の8割ほどを隠した。

お日様を虫が喰ひけり秋の風

日の神も御病気とやらこの残暑

―――ある人は旧弊と笑ふけれども、
旧弊由来雅趣を存する事多かり。
さりとて明治の詩人として生まれて
科学的の俳句もなくてやはと戯れに。

日と月と重なりあふて昼暗し

日蝕に満月の裏ぞ見られける

――因みにいふ。
古人に月蝕の句は一、二首これを見たり。
日蝕の句はいまだ見しことなし――。

子規のチャレンジ精神が、
日食で句をつくらせた。

日食はドラマチックです。
部分日食もそれなりに印象的。
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猫の目には、
青色と黄色しか見えません。
部分日食は鑑賞できます。

それに暗闇でも見えるので、
皆既日食は得意です。

(『猫の目博物誌』より by yuuki)

2019年01月05日(土曜日)

平成最後の大学スポーツ異変と岩崎高治の「公平公正な競争」

平成最後の正月三が日が過ぎて、
1月7日、七草の人日(じんじつ)へ。

一月、往ぬる、
二月、逃げる、
三月、去る。

この感覚は、
元号が変わっても、
多分、変わらないだろう。

関東地方の今日の5日は、
春の陽気。

しかし明日6日は、
「寒の入り」
二十四節気の「小寒」の日。

寒の入りの明日から、
「寒中見舞い」となる。

小寒から節分までの1カ月ほどを、
「寒」(かん)という。
1年で一番寒い季節である。

二十四節気は1年を24区分する。
その冬への並びは「立冬」から始まって、
「小雪」「大雪」から「冬至」、
そして「小寒」「大寒」から「立春」と続く。

今年の小寒は1月6日、
大寒は1月20日、
立春は2月4日。

1月が寒いか、
2月のほうが寒いのか。
2月が一番寒いという思い込みがある。

しかし二十四節気の「寒」は、
1月が26日間、
2月が3日間。

その2月の3日間も春めいてくるから、
1月こそ一番寒い月となる。
まあ、二十四節気の暦の話だが。

今年の私のスケジュール。
その1月に15日から19日にシアトル、
2月は9日から19日までニューヨーク。
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私の場合、ますます、
一月、往ぬる、
二月、逃げるが、
早まりそうな気分だ。

しかも寒さは横浜以上。
どうなることやら。

しかしそれでも仕事に邁進。
できる限り現役を続けます。

「あしたのジョー」の矢吹丈のように、
「まっ白に…燃えつきた…」なんて、
キザなことは言えないが、
自分にできる限り、頑張る所存。

それは変わらない。
よろしく。

しかし平成最後の正月に、
大学スポーツ界の異変。

恒例の箱根駅伝は、
青山学院大学の5連覇成らず。
東海大学が逆転の優勝。
それでも青学は往路の6位から、
復路は首位で、総合2位に入った。
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大学ラグビー選手権は、
昨年まで9連覇の帝京大学が、
準決勝で天理大学に敗れた。
こちらは10連覇成らず。
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もう一方の準決勝は、
明治大学と早稲田大学。
この試合は「対抗戦」の雪辱を果たして、
明治が勝った。

今年の天理大学は、
ナンバーエイトにファウルア・マキシ、
ロックにアシペリ・モアラ、
センターにシオサイア・フィフィタがいた。
いずれもトンガ人留学生。

マキシは日本代表として2試合に出ていて、
2キャップを誇るラガー。

もちろん帝京大学にも、
マクカラン兄弟など、
ニュージーランドからの留学生がいる。

ラグビー界では2018年4月以降、
外国人同時出場枠が、
2名から3名に拡大された。

今年のラグビーワールドカップ日本開催の影響だ。

早稲田、明治、慶応などには、
外国人留学生ラガーがいない。

それが大学ラグビーに変化をもたらした。

大学駅伝においても、
東海大には「黄金世代」の3年生たちがいる。

2015年度の全国高校駅伝で、
「花の1区」を走った上位6人のうち、
5人が東海大学に進学して、
「黄金世代」と呼ばれている。

青学の原晋監督のコメント。
「陸上界もドラフト制度を
設けたほうがいいんじゃないか」
原晋
青学にも実力高校生ランナーが、
大量に入学しているから、
冗談のような口ぶりだが、
「仕入れで全て決まるんだ、
という話になったら、
全然おもしろくない」

スポーツ界でも、
選手という素材の仕入れやソーシングが、
根本的に変わってきている。

日経新聞の昨日の「ニュース一言」
岩崎高治さん、登場。
㈱ライフコーポレーション社長。
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「消費増税に伴う唯一の懸念は、
色々な景気対策で業種業態によって
競争環境がゆがめられることだ。
スーパーマーケット業界としても
アゲンストになりかねない」

これは昨年12月18日の記者会見の発言。
月刊商人舎1月号に趣向を凝らして、
一言一句残らず掲載。

「増税に合わせて政府は、
ポイント還元策を導入する。
還元率は中小企業で5%、
コンビニなどで2%となる予定だが、
現状で大手スーパーは対象外」

岩崎さんが強調するのは、
「くれぐれも
公平、公正な競争は

維持してほしい」

これはアマチュアスポーツ界にも、
大いに当てはまると思う。

1月3日の朝日新聞「折々の言葉」
第1334回。

国はまるで
積荷のゆるんだ
大型貨物船のようである
船が傾くと
荷物が全部片より
船は沈んでしまう
(E・F・シューマッハー)

シューマッハーはケインズの弟子。

1973年に発刊した本が、
『スモール イズ ビューティフル』
エネルギー危機を予言して、
第一次オイルショックを的中させた。
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この言葉は、その書からの引用。

「経済が国境を呑み込み、
経済以外のおよそ人間的な観点を
封じてしまうと、
社会内のまとまりが崩れ、
その構造が脆く、不安定になる」

「組合、地域団体、結社、大学など、
国家と個人の中間にある勢力がしぼむと、
個人も浮草のように市場にもてあそばれる」

国家にも企業にも、
産業界にもスポーツ界にも、
シューマッハーの言葉は当てはまる。

岩崎高治の「公平、公正な競争」は、
「人間的な観点」そのものである。

ドラフト制や選手の「仕入れ」も、
人間的な観点を逸脱してはいけない。

〈結城義晴〉

2019年01月04日(金曜日)

ジジの命日と五木寛之の「ポスト平成は露骨な時代」

1月4日は、
ジジの命日。
我が家の愛猫。
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2016年1月4日、午前11時49分。
自宅のリビングに敷いたタオルの上で、
みんなに囲まれて、息を引き取った。

誕生は2005年3月7日。
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11年2カ月の短い一生だった。

このブログをはじめてから、
日曜日は【ジジの気分】と題して、
ジジの生活を描いた。

そして毎年の正月に、
ジジと一緒に写真に納まった。

2008年元旦。
2008

2009年。
2009

2010年。
2010

2011年元旦。
この年、東日本大震災が起こった。
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2012年。
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2013年。
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2014年。
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そして2015年。
もう腎臓が悪化していた。
網膜剥離も患っていた。
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そして2016年、
あちらの世界に行った。
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「ほぼ日」の糸井重里さんも、
ブイヨンという愛犬を亡くした。
昨2018年3月21日午後3時16分。

私もブイヨンは大好きで、
犬派、猫派など関係なく、
応援していた。

糸井さんたちの気持ちはよくわかる。

いま、糸井家には、
ブイコというブイヨンの妹分がいる。

しかし私はまだジジの弟や妹を、
家に入れようとは思わない。
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時々【猫の目博物誌】など、
書いている。
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今日はそんなジジが、
そばにいるような気持で、
一日を過ごすことにしよう。

合掌。

さて、日経新聞電子版に、
五木寛之さん、登場。
86歳となった。
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処女作は1966年の『さらばモスクワ愚連隊』、
67年の『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞。
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同年の『海を見ていたジョニー』
『青年は荒野をめざす』など、
初期の作品を読み漁ったし、
もちろん1970年からの『青春の門』
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1976年の『戒厳令の夜』など、
追っかけのように読んでいた。
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いつ頃からだろう、
五木を卒業したのは。

1977年に社会人となって、
徐々にフェイドアウトした。

しかし、五木寛之の視点や考え方は、
いつも気にかけていた。

だから2010年からの『親鸞』などは、
購入して読んだ。
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インタビューのタイトルは、
「ポスト平成をよむ」

まず、平成とはどんな時代だったか。

「平成の30年間には、
大きな事件が繰り返しあったのに、
昭和に比べると、どこか
希薄な感じのする時代だった」

「昭和には、
米ソや左右の陣営が激しく対立し、
労使の対立も激化して、
大きな労働争議やゼネストが
時代を揺るがした」

「それに比べると平成には、
両者の強烈な対立がなくなり、
曖昧な時代になった」

その平成の後の問題点。

「近年の異常な気候変動を見ても、
地球温暖化の問題は、
深刻に進みつつあるし、
原発の問題も長く尾を引くだろう」

「現在73億人を超える世界の人口は、
30年余りで100億人近くになる」

「しかも先進国では若者の人口が減って
高齢層が増え続けている」

「瞬発的な大激動はそれほどなくても、
重い長患いが続いている時代ではないか」

ここからたとえ話。

「ダムに水がたまって
強烈な圧力がかかっている。
次の時代は何かの形で、
その結果が顕在化してくるはずだ」

どんな時代か。

「露骨な時代になる。
曖昧にしていた本質が、あらわになって、
改めて激しい対立や激動が起こると思う」

「貧富の格差にしても、
若者と高齢者の対立にしても、
米ロなど大国間の対立も、
これまでより大きくなるだろう」

露骨な時代。
五木らしい。

なぜ、そうなるのか。

「平成の時代、
国は負債がいくら膨らんでも、
減らそうとはしなかった。
様々なつけを後に回してきた」

「平成とは、問題をなし崩しに
先送りしている中での
相対的な安定期だったのではないか」

そしてまた病気にたとえる。
「様々な病患を抱えながら、
その場その場の鎮痛剤で済ましてきた」

移民の問題。

「今は、難民の時代でもある。
移民や難民が押し寄せて、
それをどう扱うかで
国民国家の存立が問われている。
その影響で、米国でも欧州でも
新たなナショナリズムが台頭している」

ポピュリズム政治家の人気をどう見るか。

「人間とはそんなに利口ではないな、
とつくづく思うことがある」

「第1次世界大戦で
1千万人以上もの人が死んだというのに、
またすぐに
第2次世界大戦を起こすというのは、
どう考えても納得がいかない」

「人間は決して理性的な存在ではなく、
情念とか衝動に流されやすい生き物だ
と思うほかない」

戦争に対する考え方。

「僕は、戦争は一日にしてはならず、
と言っている」

「人心を戦争の空気に染めるには、
50年から70年はかかる。
営々とした教育が必要で、
そう簡単には戦前とはならない」

ポスト平成の大きな問題は。

「人生100年時代といわれ、
希望があるようにいう人もいるが、
全体としてみたら、
必ずしも明るい時代ではない」

「50歳以上の世代が
世の中にあふれてくるのだから」

そこで起こること。
「若者と高齢者の間の緊張感は募るだろう」

「だからいつまでも成長の時代、
登山の意識だけでは、いられない。
いかに上手に下山をするのか。
どのように下山に楽しみを見つけるか
が大切だ」

なるほど「下山の楽しみ」

そのためどうするか。

「高齢者は、身の回りのことは、
できるだけ自分でやり、
自分で養生をすることが大切」

五木寛之はどうするか。
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「自分としては、
過去に執着するつもりはない。
むしろ、新たに起こるだろう激動を
見てみたいという好奇心が強い」

「米国の覇権はこの後どうなるのか、
資本主義は、どう変容するのか。
その新たな変化へ、
老いたる胸をときめかしている」

露骨な時代に、
若者と高齢者の緊張が高まる。

これは会社組織の中でも起こる。

特に年長者は、
登山の意識を捨て、
それを若者に押し付けず、
下山の楽しみをみつける。

新たに起こるだろう激動に、
胸をときめかす。

年をとっても、
この好奇心が必須だ。

しかし戦争だけは、
起こしてはならない。

〈結城義晴〉

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