結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2019年11月25日(月曜日)

日本中「セール!セールの嵐」の中で「自分自身を信じること」

Everybody! Good Monday!
[2019vol47]

2019年第48週、11月最終週。
来週から12月。

商人舎オフィスの裏の遊歩道。 DSCN92779

紅葉が美しい。
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アメリカの今週は、
サンクスギビングウィーク。

日本の正月休みのように、
国中が休暇をとる。

もちろん社会のインフラ機能や、
小売りサービス業は休まない。

サンクスギビングデー当日だけ休業。

サンクスギビングデーから、
クリスマスまでを、
特に「ホリデーシーズン」と呼ぶ。

そのホリデーシーズンに、
ウォルマートが新しい実験。

商人舎流通スーパーニュース。
ウォルマートnews|
青果の鮮度・品質を強調する売場へ4つの刷新策

1945年に2コインストアでスタート。
「Walton’s 5&10 Store」
ベンフランクリンのフランチャイジー。

1962年にディスカウントストアを実験。
この時からWal-Martと称する。

ここまで非食品専門の小売業だった。

そして1983年にサムズクラブを開業し、
1988年にスーパーセンターをスタートさせ、
食品分野に参入。

だからウォルマートの食品の歴史は、
比較的浅い。

当然ながら、初めは、
グロサリーから入る。
次にチルドの乳製品や冷凍食品。

だから生鮮食品は一番最後になる。

その生鮮の強化に入った。

このホリデーシーズンから、
より新鮮でより高品質の青果物を提供する。
来年の夏までに全店に導入する。
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すでに、今年4月24日、
牛肉をアンガス牛にアップグレードした。
ブランドは「アバディーン・アンガス」
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その前に牛肉を、
「チョイス」グレードに格上げし、
ミート部門の壁面ディスプレーは、
高級感を出す黒を基調とした仕様に変えた。

ミート部門の改革を進めたウォルマートが、
いよいよ青果部門の刷新に着手し始めた。

ウォルマートはホリデーシーズンに、
実に大きなイノベーションを仕掛けてきた。

米国内でスーパーセンター3570店、
ネイバーフッドマーケット698店。
その青果部門が刷新される。

さて商人舎webコンテンツ。
月曜朝一2週間販促企画。

先週末の国民の祝日と日曜日。
「ブラックフライデー」セールに盛り上がった。

日本の「勤労感謝の日」と「和食の日」は、
それなりに経過したか。

イオンが2016年から初めて、
今年4年目のブラックフライデーセールには、
アマゾン・ジャパンが参戦。

ユニクロは創業以来の「誕生感謝祭」
日本国中、
セール! セールの嵐だ。

今年のサンクスギビングデーの感謝祭は、
第4木曜日で11月28日。
ブラックフライデーは29日。

アメリカでは感謝祭セールが、
ハロウィンの直後から展開されるが、
日本では感謝祭抜きの、
ブラックフライデーセール。

面白いのはイズミ。
先週末から「ブラックフライングーセール」

フライングとは陸上や水泳競技の、
出発合図以前のスタート。
「フライング」は反則だが、
反則的な販促。
これは駄洒落だが、
「ブラックフライングセール」は、
とても語呂がいい。
座布団一枚!

一方、ウォルマート傘下の西友は、
「フライング年末セール」で、
年末年始商戦を視野に入れた。

しかしこっちは座布団をあげられない。
語感が悪い。

いずれにしても、
「2週間販促企画」が指摘するように、
日本中、セールに次ぐセールの嵐。

その中身は価格とポイント。

知恵を絞ったセールも、
ないこともない。

本当の商品の良さがあって、
はじめて価格の魅力が際立つ。
プロモーションの楽しさが倍増される。

商人舎流通スーパーニュースが伝えている。
サミットnews|
10月も好調堅持/既存店1.7%増・総売上高2.5%増

業界全体がマイナストレンド。
そのなかでサミットだけは、
既存店1.7%増。

これです。

月刊商人舎11月号特集。
「波の下にある潮流」
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サミット社長の竹野浩樹さんが、
熱を込めて語ってくれた。
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「お客さまにとって、サミットが
なければならない存在になる。
お客さまに選んでいただける存在になる。
商品だけではなく、売場だけでもない。
すべての感情を含めて、
頭の中でサミットという名前が
思い浮かぶような存在に
ならなければなりません」

万代社長の阿部秀行さんは、
淡々と話してくれた。
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「万代は、
ポイント還元も何もないから、
ジタバタしない。
商品力を上げる。
売場のレベルを上げる。
この方向にもっていこうと決めた。
それしかないと思う」

サンエー社長の上地哲誠さんも、
しみじみと語った。
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「目先のことよりも、
後戻りしないように、
少しずつ少しずつ、
“階段経営”でいいと思っています」

11月号の最後に、
「特集のあとがき」を書いた。
atogaki
一筆啓上 社長殿

いま、一番いけないこと。
迷うこと。
ブレること。
揺らぐこと。
二兎を追うこと。
逃げること。

さらにいけないこと。
自分を失うこと。
他者を意識しすぎること。
孤立すること。
愚痴を言うこと。
信念をなくすこと。
全軍がバラバラであること。
ビジョンを描けないこと。
ポジショニングが不明であること。

いま、必要なこと。
自分の顧客を信じること。
自分の会社を信じること。
部下を信じること。
良いコミュニケーション。
現場、現物、現実。
着眼大局、着手小局。
波の下の潮流。
身に着いたマーケティング。
小さく始めるイノベーション。

さらに必要なこと。
仕事を楽しむこと。
そして自分自身を信じること。

敬具。

では皆さん、今週も、
自分自身を信じて。
Good Monday!

〈結城義晴〉

2019年11月24日(日曜日)

「和食の日」/フレディ・マーキュリーの命日/「進化の日」の生存条件

今日は「和食の日」であり、
フレディ・マーキュリーの命日。
そして「進化の日」でもある。

和食の日は、
一般社団法人和食文化国民会議が制定。
「日本人の伝統的な食文化について見直し、
和食文化の保護・継承の
大切さについて考える日」
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クイーンのボーカリストは、
1991年11月24日に早世した。
エイズによる免疫不全が死因。
45歳だった。

映画『ボヘミアンラプソディー』が、
何度目かのクイーンブームをもたらした。
今日は一日中、WOWWOWが、
クイーンの映画を流し続けた。
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そして「進化の日」は、
英語で“Evolution Day”
160年前の1859年11月24日。
チャールズ・ダーウィンが、
あの『種の起源』の初版を刊行した日。
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“Darwin Day”というのもあって、
こちらは2月12日。
ダーウィンの誕生日。

朝日新聞の「天声人語」。
「進化の日」をテーマにし、
ネアンデルタール人のことを書く。

彼らの脳はヒトと同じくらいの容積で、
身体はもっと頑丈でたくましかった。

「ともに生きていた時代もあったが、
3万~4万年ほど前、
彼らは地球上から姿を消してしまった」

「どうして絶滅したのか」
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専門家の間では諸説ある。
定説はない。

「強い者が弱者を力で倒すこの世界で、
勝ち残るのはむしろ
彼らのほうではなかったのか」

そこで静岡大学の稲垣栄洋(ひでひろ)教授。
「生命の歴史をみると、
生き残ったのは
強者ではなく、
変化に適応できる
弱者のほうでした」

近著は『生き物の死にざま』
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「変化に適応できる弱者」
ここがとても教訓的だ。

ヒトは弱さゆえに集団性を強め、
その過程で仲間が何を考えているのかを
「想像する」という力を得た。

稲垣教授。
「想像は一人ひとりが異なります。
その多様性が、
生き残りのカギとなったのでは」

専門ではないけれど、賛成だ。

多様性こそが
サバイバルの鍵だ。

大きくても強くても、
賢くても、

画一性では
生き残ることができぬ。

「逆に言えば強い者は
その強さのために変化を望まず、
多様化しにくい」

皇帝ベッケンバウアー。
サッカーの元西ドイツ代表主将・監督。
選手と監督、両方でワールドカップ制覇。
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「強い者が勝つのではない。
勝った者が強いのだ」

これはダーウィンの態度と同じだ。

進化論の最初の問いは、
「なぜ絶滅する種と生き残る種がいるのか」

そして結論は、
「環境に適応していた者だけが生き残る」

天声人語のコラムニスト。
「環境の変化に適応できない生き物は
いつかは淘汰されていく。
人類も例外ではない」

産業も企業も業態も例外ではない。

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「その強くて弱き存在のあすを想像して、
しばし謙虚な気持ちとなる」

昨日同様に、
結城義晴著『Message』から。
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ダーウィンとマクネアー


一九世紀の人、
チャールズ・ダーウィンは、
一八五九年出版の『種の起源』の中で、
こう言っている。
「進化は、生存競争の自然選択が起こす。
環境に最も順応した者が生き残り、
主を存続させ、そうでない者が死に絶える」

進化論者ダーウィンは、
こうも述べている。
「生存競争は、
最も近い種の間で、最も激しい。
同じ餌をめぐって闘うからだ。
ここでは、ごく小さな違い、
つまり普通よりも
ちょっと優れていることが、
生存のための決定的要素になる」


二〇世紀の人、
M・P・マクネアーは、
一九五七年の『小売りの輪』仮説で、
こんなことを主張している。
「新しい小売り形態は、
固有の方法による低い営業経費で、
低い価格を実現し、既存の小売業から
消費者の支持を奪っていく」

実務家であり学者であったマクネアーは、
こう続ける。
「既存勢力に
取って代わった新業態企業群は、
今度は新業態同士の競争に移っていく。
それは、店格の向上であり、
高サービスの競争である。
やがて高い経費構造が生まれ、
ここにまた、
さらに低経費の新業態が登場してくる」


さて、二一世紀の人は、
二〇五〇年頃、生物や商業の進化を、
どのように解き明かしているのだろう。
そして、そのときどんな種が絶滅し、
どんな業態が生き残っているのだろう。

こんなことを思い描いていると、
なぜか敬虔な気持ちになる。
生物界の生存原理は、
商業界の市場原理と
全く同一のものと考えてよい。
“原理”に徹することで、
「見えざる手」に導かれるごとく、
私たちは種を維持し、
業態を発展・展開させていく。

それでよいのだ。
力が湧き上ってくるというものだ。

〈結城義晴〉

2019年11月23日(土曜日)

勤労感謝の日の「一日の仕事の終りには一杯の黒麦酒」

勤労感謝の日。

飛鳥時代に始まったといわれるのが、
新嘗祭「にいなめさい」。
「しんじょうさい」ともいわれる。

飛鳥時代の女帝、
皇極天皇の時代。

この時代に最初の「元号」ができた。
それは「大化の改新」の「大化」。

農業国家には、
収穫物に感謝する祭がある。
例外はない。

飛鳥時代に始まった新嘗祭は、
天皇が収穫されたばかりの、
主要な作物を神に供え、
自らこれを食べ、
その年の収穫に感謝する祭。

この主要な作物を「五穀」という。

日本で一番古い歴史書『古事記』では、
五穀は稲・麦・粟・大豆・小豆だった。
次に古い『日本書紀』では、
稲・麦・粟・稗・豆となった。

古事記は元明天皇に献上された。
この元明天皇は皇極天皇の8代あとの天皇。
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したがって最初の新嘗祭では、
皇極天皇は稲・麦・粟・大豆・小豆の五穀を、
供え、食し、謝した。

ちなみに天皇が即位の礼の後に、
初めて行う新嘗祭を、
特に「大嘗祭」と称する。

今上天皇即位のあと、
今年11月14日と15日に行われた。

この新嘗祭は天皇行事として、
現在も続く。
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その日程は、明治時代以降、
太陽暦が導入され、
11月23日となった。

そして大正、昭和と時代が流れ、
第二次世界大戦の敗戦後、
連合国軍最高司令官総司令部によって、
新嘗祭は「勤労感謝の日」となった。

この総司令部は、
英語で「General Headquarters」と書く。
その頭文字をとってGHQと略される。
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ダグラス・マッカーサー率いるGHQは、
天皇が「国の象徴」となったこともあって、
新嘗祭の日を国民の祝日として、
天皇の国事行為から切り離した。

多分、欧米のサンクスギビングデーと、
時期が近かったことも頭にあっただろう。

どちらも起源は収穫祭だから、
北半球ならば時期は同期してくる。

1948年(昭和23年)の「祝日法」で、
正式に11月23日が、
「勤労感謝の日」の祝日となり、
「勤労をたつとび、生産を祝い、
国民たがいに感謝しあう」と、
その趣旨が規定された。

大化の改新までさかのぼって、
収穫祭・感謝祭であることを知れば、
その本質に近づけるだろう。

日経新聞朝刊の巻頭コラム。
「春秋」が取り上げた。
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ちなみに全国の新聞コラムで今日、
「勤労感謝の日」をテーマにしたのは、
日経本紙と西日本新聞だけだった。

どちらも「春秋」とタイトルしているが、
中身は全く違う。

その日経の「春秋」。
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茨木のり子さんの詩を引用する。
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第二詩集『見えない配達夫』(1958年)、
「六月」

どこかに
美しい村はないか

一日の仕事の終りには
一杯の黒麦酒

鍬を立てかけ 籠を置き
男も女も大きなジョッキをかたむける

どこかに
美しい街はないか

食べられる実をつけた街路樹が
どこまでも続き
すみれいろした夕暮は

若者のやさしいさざめきで満ち満ちる

どこかに
美しい人と人との力はないか

同じ時代をともに生きる
したしさとおかしさと
そうして怒りが

鋭い力となってたちあらわれる

コラム。
「ひたむきな労働と、
おおらかな休息の
すがすがしさを描いて
間然するところがない」

朝に希望、
昼に努力、
夕に感謝。

コラムは現実に目を移す。
「かけ声だけはすっかり耳慣れた
“働き方改革”の行方が見えぬ」

「長時間労働を追放する。
女性やシニアの活躍を促す。
多様性を重んじる。
働く場所を柔軟にする」

「大いに結構だが、
さて具体的にどうするか、
いつまでに何を実現するのかは曖昧だ。
形式は整えたものの、
意識はどれほど変わったことか」

同感だ。

「詩人のうたった共同体には
遠いニッポン社会である」

日経電子版の目次は、
この「春秋」の後が、面白い。
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●きょうの夕刊休みます

座布団一枚!

このブログで何度か紹介しているが、
最後に、
「働くこと」
(結城義晴著『Message』より)
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「働くこと」への、
深い理解が求められている。

働くことの中身。
働くことの実態。
働くことの動機。
働くことの目的。
そして働くことの喜び。

どんな環境の中で働くか。
どんな時間帯に働くか。
どんな制度の中で働くか。
どんな会社で働くか。

そこからどんな働き甲斐が
生まれてくるのか。

私たちは誰もが、
このことに対して、
自分なりの解答を
用意しておかねばならない。

それなくしては、
企業活動も、
組織運営も、
日常生活も、
まっとうできない。

経営者は従業員に、
上司は部下に、
会社はパートタイマーに、
明快な「働くこと」の意味を
示さねばならない。

そして従業員は経営者に、
部下は上司に、
パートタイマーは会社に、
同じように
明快な「働くこと」の意志を
伝えねばならない。

働くことを通じた意思疎通は、
「労働」への
深く、謙虚な理解から
生み出されるのである。

〈結城義晴〉

2019年11月22日(金曜日)

業態別「10月の波の下の潮流」と稲森和夫の「人生方程式」

今日は「小雪」

二十四節気の「立冬」と「大雪」の間。
「しょうせつ」と読む。

「冷え込みが始まり、
雨が雪に変わっていく時季のこと」

横浜は一日中、雨模様。
夜になったら雪に変わるかもしれない。
そうすれば本当の小雪だ。

西日本新聞の巻頭コラム「春秋」が、
この小雪を取り上げた。

「”小雪”をすんなり”こゆき”と読めば、
中原中也のこの詩が思い浮かぶ」

汚れつちまつた悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れつちまつた悲しみに
今日も風さへ吹きすぎる

この詩の第4連はこう終わる。

汚れつちまつた悲しみに
いたいたしくも怖気づき
汚れつちまつた悲しみに
なすところもなく日は暮れる……

コラムは中也と同郷の首相に、
コメントして終わる。

「”経済”を隠れみのに
“改憲”を進めてきた政権の
終わりの始まりにならぬよう
襟を正す時だろう」

それにしても今夕ぎりぎりで、
韓国政府が日本政府に伝えてきた。
「GSOMIAの協定終了を停止」

終わりの始まりは、
あちらの大統領である。

今日は午前中に来客。
㈱True Dataのお二人。

常盤勝美さんと、西口美穂さん。DSCN92509
常盤さんは今、True Dataに属して、
流通気象コンサルタント。

西口さんは、
東武百貨店の名物広報担当だったが、
今、True Data経営戦略部広報課長。

ビッグデータとWeather Marketingを、
結びつける重要な役目を担っている。

そのあたりのことを、
丁寧に話し合った。

常盤さんが持っているのが自著。
「だからアイスは25℃を超えるとよく売れる」
商業界刊の長いタイトルの本。
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サブテーマが、
「基礎から学ぶウェザーMD」
こちらのほうが内容がわかりやすい。

常盤さんは毎週、
商人舎webコンテンツに連載中。
「仕事に役立つ2週間天気予報」

私は小売りサービス業を、
「お天気産業」と揶揄しているが、
しかしWeatherへの対応はますます、
重要になっている。

さて「波の下にある潮流」
月刊商人舎11月号特集。201911_cover-448x632
10月の消費増税という波の下の、
潮流はどうなったか。

商人舎流通SupeNewsで、
次々に調査結果を報道。
画面上段の「統計」をクリックすると便利。

10月チェーンストア統計|
4.1%減、台風と駆け込み需要反動響く

日本チェーンストア協会発表。
加盟企業数55社、1万0522店の集計。
前年同月比4.1%減。

構成比約7割の食料品は0.9%減と、
波が少ない商売だ。

畜産品は5.6%増加して、
農産品1.7%減、惣菜2.7%減。

衣料品は7.3%減だが、
なぜか紳士衣料11.8%増、
婦人衣料6.7%減。

住関連は12.2%減。
増税前の駆け込み需要の反動減。

10月スーパーマーケット統計|
12カ月連続既存店前年割れ

こちらはスーパーマーケット3団体。
会員企業270社の調査結果。

総売上高は前年同月比100.0%。
既存店は1.7%減で12カ月連続減少。

ダウントレンドだが、波は小さい。
それがこの最大業態の潮流だ。

9割を占める食品が0.6%増、
非食品が5.5%減。

青果4.2%減、水産1.5%減。
畜産も惣菜もそれぞれ0.3%減。
日配品0.4%減、一般食品0.8%減。

流通スーパーニュースの分析。
私が書いておいた。
「消費増税後、
駆け込み需要の反動減があった一方、
ポイント還元対策としての販促強化や、
台風に伴う防災品の伸長で、
全体としての反動減は少なかった。
しかし全体では顧客の財布のひもは固く、
既存店連続減少は1年になった」

10月コンビニ統計|
ポイント還元効果で既存店1.8%増/2カ月ぶり増収

日本フランチャイズチェーン協会発表。
調査対象企業はいまや7社。
セブン-イレブン・ジャパン、
ファミリーマート、ローソン。
ミニストップ、セイコーマート、
ポプラ、デイリーヤマザキ。

既存店売上高は前年同月比1.8%増、
全店売上高も2.7%増。
ともに2カ月ぶりにプラスに転じた。

消費税増税に伴うキャシュレス還元で、
客単価が伸びた。

たばこはキャッシュレス2%ポイント還元。
憲法違反ではないかと思われるが、
これで非食品は5.8%増。
日配食品0.7%増、加工食品1.0%増。
しかしサービスは7.1%減。

ただし売上げは伸びたが、
客数は2カ月ぶりのマイナス。
既存店客数は前年同月比2.2%減。
14億1070万人も減った。

総店舗数は0.2%増加して5万5688店。

大手コンビニ3社既存店売上高。
セブン-イレブン3.4%増、
ファミリーマート0.9%増、
ローソン0.3%増。

客数は、
セブン-イレブン2.2%減、
ファミリーマート2.0%減、
ローソンが2.8%減。

客単価は、
セブン-イレブン5.7%増、
ファミリーマート2.9%増、
ローソン3.3%増。

こちらもダウントレンドの潮流だが、
波の上の消費増税で客単価が増えた。
他の業態から収奪した。

10月日生協統計|
総供給高3.4%減、好調個配も10月は3%減

日本生活協同組合連合会65生協の集計。
全体では前年比3.4%の減少。
店舗販売は1.7%減、
宅配は4.3%減、
宅配のうち個配も3.0%割れ。

「絶好調だった個配も、
10月は3.0%減少したが、
それでも生協の売上高のうちの
トップシェアの44.3%が個配で、
二番目の店舗販売は34.7%、
共同購入などが18.5%」

生協は今や個配業なのだ。
しかしそれも減少した。
コンビニにとられたか。

10月百貨店統計|
売上高17.5%減、雑貨・衣料など二桁減

日本百貨店協会の76社208店舗。
こちらもどんどん店が減っている。
増税前の駆け込み需要の反動、
台風来襲の臨時休業・営業時間短縮。
マイナス要因が重なり、17.5%減。

駆け込み需要の9月は23.1%増だった。

ついでに、
10月百貨店インバウンド動向|
客数5カ月連続減少で売上高13.8%減

日本百貨店協会91店舗の調査結果。
免税総売上高は13.8%減、
2カ月ぶりのマイナス。
韓国市場からの来訪客数の減速が主因だ。

アル・ライズ&ジャック・トラウトの言葉。
「波は短期的に
動揺と混乱を引き起こすが、
長期的には
波の下にある潮流の方が
ずっと重要である――。」
Tðy*g-Šš[-
稲盛和夫さんの「人生方程式」。
人生・仕事の結果
=考え方×熱意×能力
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人生や仕事の結果・成果は、
「能力」と「熱意」との掛け算に、
「考え方」が掛け算される。

いま、考え方として大切なのは、
波の下にある潮流を捉えることだ。

〈結城義晴〉

2019年11月21日(木曜日)

連合30年/高木剛の「格差」とトレーダー・ジョーの「格差克服店舗」

「連合」が、
結成30年を迎えた。
「日本労働組合総連合会」。
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感慨深い。

労働運動では、
「ナショナルセンター」と呼ぶ。
これは「全国中央組織」のことだが、
現在の日本では「連合」だけといっていい。

30年前は労働4団体と言われた。
政党やイデオロギーと組みつつ、
乱立していた。

旧社会党系の「総評」は、
日本労働組合総評議会。
旧民社党系の「同盟」は、
全日本労働総同盟。

そして「中立労連」は、
中立労働組合連絡会議。
全国産業別労働組合連合が「新産別」。

懐かしい。

この4分立は 23年間続いた。

私が㈱商業界に入社した1977年、
商業界の労働組合は「総評」系だった。

総評全国一般東京南部支部に属して、
「国労」などと共闘し、
少し過激な活動もしていた。

私は行かなかったが、
三里塚闘争などにも、
参加していた。

30歳になる前に、
私は商業界分会の執行委員長になって、
「職場づくり」をテーマとした。

今で言う「働き方改革」である。

そして政治的活動とは、
ちょっと距離を置いた。

その後の1989年、総評も同盟も、
「連合」として一つにまとまった。
全国一般東京南部は、
それに参加しなかった。

私はちょうどその1989年に、
編集長という管理職となって、
労働組合を辞めた。

「連合」結成の結果と言っていいだろうが、
社会党も民主党も消えていった。

そして非自民党による政権交代が、
二度も起こった。

一度目は1993年、
細川護熙連立政権であり、
二度目は2009年、
民主党を中心にした、
鳩山由紀夫政権樹立である。

高木剛さんは、
2005年から2009年まで、
連合会長を務めた。

初代は山岸章さん、
第2代がゼンセン同盟の芦田甚之助さん、
第3代目が鷲尾悦也さん、
第4代が笹森清さん。

第5代が高木剛さんで、
その後、第6代古賀伸明さん、
第7代神津里季生さんと続く。
rengou

私は2007年に㈱商業界社長を辞して、
2008年2月に㈱商人舎をつくった。

高木剛さんには、その発足の会で、
発起人のお一人になっていただいた。
0369
その高木さんが、
連合30年の節目に、
日経新聞に登場して発言した。

高木さんは旭化成工業出身。
ゼンセン同盟会長を経て、連合会長。
東京大学野球部で活躍した。
三重県生まれの76歳。

今も、お元気そうだ。

「集まりは大きいほどいい。
政治の本質は一つにまとまることだ」

かつては企業経営も、
「大きいほどいい」と考えられた。

「労働戦線統一の時に
表向きは誰も言わないが、内心は、
選挙が一緒にできると皆思っていた。
それが民主党政権の樹立につながった」

しかし民主党政権は短かった。

「政権党と付き合うのが不慣れだった。
英国の当時の労組幹部からは
“与党と付き合うのは大変だ”と
言われたものだ」

英国は保守党と労働党の二大政党制だ。
連合は当然ながら、
その「労働党」と交流した。

「与党になってから注文をつけなくなった。
連合が一歩引いた面があった」

しかし高木さんは会長時代に、
「非正規労働センター」をつくった。

自分でも「成果の一つだ」と述懐する。

「格差社会が進み、
少数の人に富が集中している。
どうやって格差を縮小すればいいか、
注力したが道半ばだった。
問題は今も共通だ」

現在は「働き方改革」と、
お題目だけは安倍政権が主導する。
つまり自民党が、
連合の本来の主張を肩代わりする。

その意味では、捻じれた政局のなかで、
長期政権が維持されてきた。

「格差」が拡大する中で、
それを縮めるのが、
小売業の機能だ。
サービス業の役目だ。

亡き大髙善二郎さんの言葉。
いつも思い出す。
㈱ヨークベニマル元社長。
現大髙善興会長の兄上。

「われわれのコストダウンの努力を、
率直に価格に反映させる。
その結果、去年の今月と比べて、
同じ商品を同じ量、買っていただいて、
1カ月に1万円分、お客様に還元できたら、
それがこの地域のお客様全員に、
1万円のベースアップをしたことになる」
20130821220816

高木さんの「格差」への意識と、
ヨークベニマルに貫かれる思想は、
合致している。

さて、アメリカから帰って、
思い出すのはある企業のこと。

宿泊はサンフランシスコ。
ホリデーインゴールデンゲートウェイ。horide-in

このホテルの良さ。
ホールフーズのサンフラン1号店に、
1ブロックだけ坂を登ると行ける。

それからトレーダー・ジョー。
略してTJ。
2ブロック歩くと買物に行ける。IMG_31209

入口にケーブルカーのイラスト。
そして「Welcome」
IMG_31149

青果部門は標準型TJよりいい。IMG_31159

平台エンドでは柿の大量陳列。IMG_31169

もちろん夜9時の閉店まで、
デモンストレーションは続けられる。
いつでも試食できるし、
無料のコーヒーが飲める。IMG_31179

グロサリーは9割以上が、
プライベートブランド。
安くて、良い。

誰でも買える値段で、
安全で安心でおいしい。
所得格差を全く感じさせない。IMG_31189

天井は珍しくスケルトン。
TJの心地良さが倍増されるほどの快適さ。IMG_31199
このホテルに泊まると、
朝でも夜でも、もちろん昼でも、
この「格差克服店舗」に行ける。

たとえ政治的活動と距離をおいても、
社会が抱える根本課題に対応できる。
それが小売業であり、
サービス業であり、
消費産業である。

素晴らしい。

〈結城義晴〉

2019年11月20日(水曜日)

安倍晋三首相最長記録更新と「The True Big Data Marketing」

安倍晋三首相在職日数。
2887日となって、
史上最長記録という。
Shinzō_Abe_Official
そのすべての日々を、
私たちは同時体験したことになる。

第1次安倍内閣は、
2006年(平成18年)9月26日から、
2007年(平成19年)8月27日まで。

安倍晋三の総理就任は、
戦後最年少の52歳で、
初の戦後生まれだった。

私も初めての年下の首相として、
ちょっと上から目線で、
少しだけ期待した。

しかし前任はあの小泉純一郎。
どこまで追いつけるかとの興味もあった。

安倍は「美しい国づくり内閣」と銘打って、
塩崎恭久を内閣官房長官に、
麻生太郎を外務大臣に起用した。

しかし2007年7月29日の参議院選挙で、
自由民主党は歴史的な惨敗を喫した。

そこで8月が押し詰まったころ、
最初の安倍内閣は改造された。

私が㈱商業界社長を務め、
退任したのが2007年8月31日だから、
ちょうど同じ時期だった。

その改造内閣も、
この8月27日から9月26日まで、
1カ月ともたなかった。

しかしこの改造内閣は、
強力な布陣だったと思う。
当時の自民党が総力を挙げて、
内閣を構成した。

内閣官房長官に与謝野馨、
総務大臣(地方分権改革担当)に増田寛也、
経済産業大臣に甘利明、
財務大臣に額賀福志郎、
法務大臣に鳩山邦夫、
外務大臣に町村信孝、
防衛大臣に高村正彦、
文部科学大臣に伊吹文明、
厚生労働大臣には舛添要一だった。

内閣府特命担当大臣を多数任命した。
防災担当・食品安全担当に泉信也、
経済財政政策担当に大田弘子、
金融担当に渡辺喜美、
少子化対策・男女共同参画担当に上川陽子、
沖縄及び北方対策担当・規制改革担当/
国民生活担当/再チャレンジ担当/
科学技術政策担当に岸田文雄 。

特命担当大臣の職掌には、
現在の日本国のテーマが網羅されていた。

防災担当も食品安全担当も配置された。

惨敗がいい内閣をつくらせた。
歴史的教訓だ。

9月10日に第168回国会が召集された。
安倍晋三は所信表明演説で、
「職責を果たし全力を尽くす」と表明するも
翌々日の12日に突然、退任を表明した。

「敵前逃亡」と厳しく批判された。

その後、福田康夫、麻生太郎が、
懸命に内閣を組織するも、
2009年8月30日の総選挙で、
民主党が勝利して一瞬、
二大政党制時代が到来した。

自民党は政権を離れて、
民主党が国を動かす内閣を構成し、
それは鳩山由紀夫、菅直人、
野田佳彦と続いた。

しかし2012年11月16日に衆議院解散。

12月16日の第46回衆議院議員総選挙で、
民主党は大敗。
12月26日に野田内閣総辞職。

その日から自民党が復権して、
安倍晋三が再び総理大臣となった。

第2次安倍内閣のスタートだった。
その後、第3次安倍内閣は、
2014年12月24日発足、
第3次安倍内閣は2015年10月7日、
第4次安倍内閣は2017年11月1日、
その改造内閣が第1次、第2次と重なって、
現在に至る。

総理大臣や経営者をはじめとして、
リーダーには試練が必須だ。

安倍晋三は「敵前逃亡」の際に、
その大きな試練を体験した。

それが史上最長の記録の原動力となった。

ただし、現在の体たらくは、
語るに落ちる。

この人、やましいことが起こると、
目が泳ぐ。

それは「敵前逃亡」のときに、
示された。

だれでも「目が泳ぐ」ことはあるが、
安倍晋三はとくに目立つ。

森友・加計問題から、
「桜を見る会」問題へ。

大きなものが崩れる時、
そのきっかけは本当に、
些細な問題であることが多い。

「桜を見る会」など、
まったく典型的な些細な問題だ。

戦前の桂太郎首相の史上最長記録を、
1世紀ぶりに塗り替えるとはいうものの、
政権は実質的に末期症状を呈するだろう。

さて今日は朝から東京の浜松町へ。
いつもの芝大神宮。
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㈱True Dataへ。
毎月の取締役会。
IMG_31409

月刊商人舎10月号特集は、
Big Data×Marketing4.0
令和データドリブン・マネジメントと生活ルネサンス
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お陰様で完全売り切れ。

内容はビッグデータとマーケティング4.0。
ちょっとキャッチーすぎるかなと思うが、
「ポピュリズムの時代」でもあるのか、
ひどく受けた。
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私が書いたのが、
「データドリブン経営入門」
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よく読んでください。
お願いします。

それから、
The True Big Data Marketing
デジタル化の急進が社会と事業を変える!!

米倉裕之㈱True Data社長には、
存分に語ってもらった。
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越尾由紀執行役にも、
その能力の高さを披歴してもらった。
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この雑誌は㈱True Dataの全体像と、
ビッグデータの未来を、
余すところなく、そして簡潔に、
表現している。

今日の役員会も、
充実した議論で、満足。

東京タワーが美しかった。
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愛宕ヒルズも緑に映えた。IMG_3144912345

お地蔵様に手を合わせた。
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横浜に帰ると、
11月の空に変わっていた。
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リーダーには大きな試練が必須だ。
いや、人間にはすべからく、
試練が必要である。

ただし試練を乗り越えた者が、
永遠であることはない。

肝に銘じなければならない。

〈結城義晴〉

2019年11月19日(火曜日)

車中講義「イノベーション原理」と石原靖曠対談「商業近代化の本質」

昨日の18日(月曜日)に、
サンフランシスコから帰国。

昨年の11月は3都市を訪れた。

ニューヨークからサンフランシスコ、
サンフランシスコからホノルル。
3段階で研修旅行をコーディネートした。

ニューヨークは万代ドライデイリー会、
サンフランシスコは万代知識商人大学、
ホノルルは商人舎ビギナーズコース。

今年はそのうちの万代大学だけにした。
ビギナーズコースは9月開催に戻した。
ちょっと楽ができたか。

現地時間で昨日の朝。

ホリデーインゲートウェイ26階の自室。
朝日に染まる桑港市街が見える。DSCN96469

右手を覗くとサンフランシスコ湾。DSCN96499

木々とビルの間に、
ゴールデンゲートブリッジ。
DSCN96479

昨日は霧に隠れていた。
DSCN90049

ホテルの部屋から左手に目を移すと、
ツインピークス。
DSCN96509

頂上からの景色は昨日、紹介した。
DSCN90019

美しいサンフランシスコ。
お別れだ。

朝8時に集合して、リムジンバス。
いつものように空港までの時間に、
最後の最後の講義。

テーマは「イノベーション」

日本に帰ってからの毎日の仕事は、
イノベーションを興すこと。

その意味は、
「新しい、より大きな幸せを生み出すこと」
このドラッカー先生の定義は素晴らしい。

そして「イノベーションの原理」は5つある。

第一は、機会を徹底して分析する。
そのためにSWOT分析は有効だ。

第二は、自分の目と耳で確認する。
他人の目と耳を信用してはならない。
自分の五感で知覚すること。

そして次の3点が重要だ。
第三は、焦点を絞り、単純なものにする。
第四は、小さくスタートする。
第五は、最初からトップの座を狙う。

シンプルにして、小さく始める。
しかし大きな志を持つ。

着眼大局、着手小局。
ドラッカー先生は東洋哲学を知っている。

日曜日の早朝だから、
フリーウェイは空いていて、
すぐにサンフランシスコ国際空港。IMG_31269

手続きを済ませてから、
添乗の佐藤公彦さんが、
的確に帰国の注意点をレクチャー。
IMG_31259

そして最後の全員写真。
IMG_31279

カリスマ添乗員の佐藤さんと握手。
昨年のニューヨークからホノルルまで、
ずっと同行してくれたし、
私の研修ではいつもお世話になる。IMG_31329

第4期生と佐藤さんは関西国際空港へ。
私は成田国際空港へ。
IMG_31359

乗り込んで空港ビルを眺める。
DSCN96599

長いながい滑走路。
DSCN96639

飛び上がると、
サンフランシスコの街が見える。DSCN96649

そして太平洋上へ。
DSCN96689

機外はずっと昼間。
DSCN96709

インターネットをつないで、
商人舎流通スーパーニュースなどを、
チェックしたり、書き直したり。

映画も3本、観た。
とくに『グリーンブック』は良かった。
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行きの機内で見た映画は
『イエスタデイ』。
これも凄く良かった。
640

10時間ほどで日本列島。
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九十九里浜。
DSCN96729

霞ヶ浦。
DSCN96739

そして成田国際空港の上空。
DSCN96749
かつて三里塚闘争が展開された。
あれはいったい何だったのだろうか。

1977年5月5日、新東京国際空港の開港。
私は㈱商業界に入社したばかりだった。

一夜明けて今日は、
横浜商人舎オフィス。

午後2時、
石原靖曠先生来社。
スペシャリティ研究所所長。
御年84歳。
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現役最高のコンサルタントで、
長老中の長老。

10月にもロサンゼルスを訪れ、
そのあと車を飛ばして、
オレゴン州に足を伸ばされたとか。

「僕は人口3000人くらいの街が
好きなんです」

凄い。

そのアメリカ流通業をはじめ、
日本のチェーンストアの進化について、
2時間近くもお話を伺った。
DSCN92319

ものすごく若くて、
その若さの秘訣を聞いたら、
「アメリカに行くと若返ります」とのこと。DSCN92409
見倣いたい。

小売業の近代化の本質、
そして現代化のビジョンに関して、
貴重な対論だった。
DSCN92489
心から感謝しつつ、
月刊商人舎11月号で詳報しよう。

ありがとうございました。

〈結城義晴〉

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