結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2015年07月20日(月曜日)

海の日・梅雨明け、「立地に合わせた店づくり」

Everybody! Good Monday!
[2015vol29]

今年も第30週。
7月は後半の2週間に突入。

weekly商人舎の日替わり連載。
月曜朝一・2週間販促企画。

今日は「海の日」。
国民の祝日。

全英オープンゴルフ開催中。
The Open。
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今夏の会場はセントアンドリュース。
スコットランド。

私も、一度だけ、
ここでプレーしたことがある。

今回は悪天候のため、
日程が1日順延されて、
マンデー・フィニッシュ。
つまり月曜日に最終日。
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イギリスでは日本時間の今夜。
海の日の祭日は、
ゴルフ・ファンにはとくに、
ありがたいご褒美か。

三連休の最終日の昨日は、
関東甲信地方が梅雨明け。
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今日には、中・四国、近畿、東海で、
一斉に梅雨明け宣言。

何もかも美しく見え梅雨明くる
〈朝日俳壇より 横浜市・込宮正一〉

これは昼の部の句。
夜の部はこの一句。
満天の星磨き上げ梅雨明けし
〈同 鹿児島市・青野迦葉〉

暑いあつい梅雨明けだが、
夜は涼しい。

そして、気持ちの持ちようで、
すがすがしい人生を送ることができる。

一生涯我がまま気まま冷奴
〈同 伊賀市・福沢義男〉

冷奴には、そんな、
のびやかな自由さがある。

大切な商品だ。

俳人はきっと、
木綿豆腐の冷奴が好みに違いない。
そんな想像をさせてくれる句だ。

今週の私のスケジュールは、
比較的のんびりしている。

明日は午前中に、
商人舎MagazineのWeb会議。

午後は、第一屋製パンの営業マン会議。
私はマーケティングの講義をする。

明後日からは、
月刊『商人舎』8月号の原稿書き。

これも実に楽しい仕事だ。
内容は、秘密。

楽しみにしておいてください。

さて、一昨日の日経新聞に、
気になる記事。
「Jフロント旗艦店刷新」
サブタイトルが重要で、
「立地にあわせ店づくり」

当たり前のように見えて、
それがなかなかできない。

同社は大丸心斎橋店南館を、
インバウンド向けに改装する。
「関西を訪れる訪日外国人の消費取り込みが
激化しているからだ」

一方、東京の松坂屋上野店南館。
こちらは核テナントとしてパルコを入れる。
23階建ての建物の地上1~6階。
さらにシネマコンプレックスを導入。

松坂屋銀座店は2013年6月に閉店。
この跡地には、百貨店を出店しない。
「商業施設として再出発したほうが、
収益性が高まると判断」

Jフロントは、
「マルチリテーラー」を、
標榜している。

これはマルチ・フォーマットそのもの。

そしてこのブログで何度も書いているが、
衰退業態は立地が限定される。
百貨店は典型的な衰退業態だが、
まともな百貨店を続けることができる店は限られている。

だからJフロントは、マルチに展開する。
訪日外国人をターゲティングした店、
ファッションビルへの特化とシネコンの導入、
ショッピングセンター運営。

商圏内の競争状況を冷静に判断する。
マーケット・リーダーか、
マーケット・チャレンジャーか。
それならば業態内イノベーションを目指す。

マーケット・フォロワーならば、
異なるビジネスに転換する。

あるいはマーケット・ニッチャーを狙う。

百貨店という名称ながら、
何でも売る店から脱して、
顧客をターゲティングし、
ポジショニングする。

つまりSTPマーケティング。

百貨店ではもう、
当たり前の戦略だろう。

総合スーパーも、だんだん、
同じような業態になりつつある。

やがてスーパーマーケットも、
そうなるに違いない。

アメリカのクローガー、
セーフウェイ・アルバートソン、
そしてアホールドUSA、
デレーズ・アメリカなどを、
じっくり見ていると、それがよくわかる。

今週も、
自分の目で見て、
自分の耳で聞いて、
自分で考える。

では、みなさん。
Good Monday!

〈結城義晴〉

 

2015年07月19日(日曜日)

ジジの腎臓病[日曜版2015vol29]

ジジです。
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ボクはフクロがすきです。
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せまいところ。

ハコもすきです。

でも、なんだか、
へんです。
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ドアがしめられて、
おとうさんにつかまった。

これにいれられた。
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せますぎる~。
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そしてクルマで、はこばれた。
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それからビョーインに、
あずけられて・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

ちょっと、はずかしい。
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すこし、さむいし。
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しずかにしています。
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こんなふうになりました。
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なんと、いうか。
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まあ、クールビズなんですが。
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梅雨もあけたし。
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気分をかえましょう、
と、いうことで。
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からだは、かるいし。
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クビのあたりも、
すっきり。
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ほっぺたは、
ふっくら。
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いかがです?
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あたまでっかち。
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ほんとうはボク、
こんなすがたなんです。
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あ~ん。
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口のなかまで、
みせちゃった。
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あ~あ。
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そして、お医者さんから、
だいじなことをいわれた。
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ボクはビョーキです。
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だからクスリ、
のまなければならない。
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クスリはこれ。
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ジンゾウがわるい。

それから、これ。
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クスリのかけらを、
すりつぶしてもらう。
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それをシーバにまぜて、
たべます。
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味は、あんまり、
かわりません。
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でも、きちんと、
クスリをのんで、
からだをたいせつにします。
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おとうさんも、からだ、
たいせつにしてください。

ボクたち、
いっしょですね。
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よろしく。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2015年07月18日(土曜日)

GEジェフ・イメルト「本業は新製造業」と小売業「オムニチャネル」

今日から三連休。
私も本当に久しぶりに休暇。

まだ時差ボケが治らないので、
朝、4時ごろまで起きていて、
そのあと、ゆっくり、
正午くらいまで寝た。

そうすると、あっという間に、
夕方がやってくる。
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夕焼けが美しい。
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さて、GEのジェフリー・イメルト。
ゼネラル・エレクトリックCEO。
日経新聞のインタビューに答えて、
『真相深層』に登場。

2014Fortune500では、
世界で27番目の規模の会社。
年商1462億3100万ドル。
1ドル120円換算で17兆5477億円。
ただし前年比マイナス0.4%。
純利益は130億5700万ドル。
1兆5668億円で、マイナス4.3%。

日経新聞もインタビューを載せるとき、
このくらいのデータは加えてほしいところ。

ちなみに今や世界最大の家電製造業は
韓国のサムソン電子。
世界13位の企業で年商2089億3800万ドル。
純利益は272億4500万ドル。
年商は17.0%、利益は32.4%の伸び。
ただしこの後の2015年度決算で、
サムソンは大打撃を受けている。

日本最大の家電を中心にした企業は、
日立製作所。
世界ランクでは78位、日本企業ランクで7位。
年商は959億8800万ドルで、
前年比マイナス11.8%。
純利益26億4500万ドル。
利益は25.3%の伸びだが、
その額はサムソンの10分の1。

日本第2位の家電企業はソニーで、
世界105位、日本8位。
年商775億3200万ドルで、マイナス5.3%、
純利益は赤字12億8100万ドルで、
前年比なんとマイナス347.3%。

その次の第3位の家電企業は、
世界106位、日本9位のパナソニック。
年商772億2600万ドルでマイナス12.2%、
純利益12億0200万ドルで前年と変わらず。

そして日本第4位が、東芝。
世界145位で日本企業として15位。
年商649億0800万ドル、マイナス7.1%、
純利益5億0700万ドルで、マイナス45.7%。
東芝は再生できるかも疑わしい。

日立がかすかに利益を確保しているが、
他は揃って国際競争力を喪失している。

ジェフ・イメルトは、
中興の祖ジャック・ウェルチの後継CEOで、
2001年9月、同社9代目トップとなった。
ちなみに初代はトーマス・エジソン。
21世紀に入ったばかりのころに、
45歳で就任して話題になった。
しかし現在、イメルトは59歳。

「コモディティ・ヘル」(コモディティ地獄)
イメルトの有名な言葉だが、
コモディティ化した家電事業を売却決定。
ピーター・ドラッカー教授に指導された、
「ドキドキ・ワクワク」できなくなった事業を止め、
ウェルチ以来の伝統「選択と集中」に邁進する。

世界の家電産業を見ると、
それは納得できる。

そのうえ今年4月には、
利益頭の金融ビジネスから撤退。
中核ビジネスの製造業分野で、
一大改革に取り組む。

金融分野からの撤退の理由は、
やはりリーマンショックや金融危機にある。
「金融事業を取り巻く環境が劇的に変化し、
適切なROIを上げる能力が急速に衰えた」

「一方、GEが強みを持つ産業分野で
投資機会が際限なく広がってきた。
金融から引き揚げ、
航空機エンジンや発電機など
産業分野に再配分すれば
GEの競争力を強化できると考えた」

ROIはReturn On Investment、

投下資本利益率。

やはり事業分野を、
「選択し集中する」のがGEの基本。

しかし過去にない大改革。
GEの金融事業の総資産は約3500億ドル。
そのうちの約2500億ドルが売却予定。
約30兆円となる。

「心情的にはつらい決断だった。
従業員にとって厳しかったと思う。
しかし、世界は変わった」

この世界観が重要だ。

「アメリカの金融当局は、
我々に銀行になってほしかったが、
我々は銀行になるつもりはない」
選択と集中の真ん中に、
自分は「何屋か」がある。

GEはエジソン以来、「製造業」なのだ。
しかし新しい製造業にならねばならない。
「過去20年間、デジタル革命は主に、
消費者向けインターネットの分野が
牽引してきた」
アマゾン・ドット・コムやグーグル、
facebook、ツイッターなどなど。

しかし今後10~20年は違う。
「産業の世界に
デジタル化による変革の波が
本格的に訪れる」

だからイメルトが目指すのは、
「デジタル化によって、
強みを発揮する産業分野の、
『能力の拡張』と『生産性の向上』」

それをGEでは、
「インダストリアル・インターネット」と呼ぶ。

つまり、
「産業機器をネットワークで結ぶことで、
資産効率を高めることができる」

同じ考え方を、
ドイツでは「インダストリー4.0」、
中国では「インターネット・プラス」と称する。

GE「インダストリアル・インターネット」は、
「スタート時点でリーダーだが、
成功は保証されていない。
スピードが重要だ」

最後に新しい製造業たるGEを定義する。
それは「接続産業企業」。
Connected Industrial Company。

「リアルとデジタルの交差点に立って
デジタル化と同時に
製造業をさらに進化させ、
新たな時代で勝利する」

そしてそれは、
「モノのインターネット化」を促進させる。
Internet of Thingsで「IoT」と略される。

日本版ハーバード・ビジネス・レビューが、
今年4月号で特集した。
「IoTの衝撃」

これまでインターネットは、
主にIT関連機器に接続されていた。
パソコン、スマホ、タブレット、
さらにサーバー、プリンターなどなど。

しかしそれ以外の様々な「モノ」を接続する。
まず、デジタル情報家電を、
イ ンターネットに接続する流れが始まった。
テレビ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、
デジタルオーディオプレーヤーなどなど。

さらに映像、音楽、音声、写真、文字情報なども、
デジタル化されインターネットを介して、
伝達されている。

その延長線上。
あらゆる「Things」が、
インターネットに接続されて、
コミュニケーションの情報伝送路に変化する。

「世界は変わった」

「産業の世界に
デジタル化による変革の波が
本格的に訪れる」

その中でGEは、
「新しい製造業」となる。
そして「接続産業企業」となる。

このジェフ・イメルトの時代観は、
小売業の「オムニチャネル化」と、
同期している。

〈結城義晴〉

2015年07月17日(金曜日)

安倍晋三の「首相の義務」と芥川賞・又吉直樹の「品のよい小説」

目が覚めたら、霧雨。
軽井沢プリンスホテルのコテージ。
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目の前に池がある。
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朝食は明るいビュッフェ。
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台風11号が四国に上陸し、
瀬戸内海を抜けて北上、
岡山に入った。

軽井沢も1日中、雨。

しかし午後2時過ぎには、
雨も上がって、
かすかに晴れ間が見えた。
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アウトレットモールは、
それでも顧客を集めている。DSCN6560-5
涼しい一日だった。

アメリカから帰国したのが1週間前。
それから立教・結城ゼミOB会合宿、
商人舎ミドルマネジメント研修会。

ぶっ続けで動き回った。

一日、リラックスしてゴルフ。
ありがたい。

さて、安全保障関連法案。
衆議院本会議で可決された。

一方、新国立競技場問題。
2020年オリンピックのメイン会場。

安倍晋三首相がまさかの発言。
「現在の計画を白紙に戻し、
ゼロベースで計画を見直す、
そう決断いたしました」

私は別に自民党支持ではないけれど、
安倍首相には是非とも、
長期政権を堅持して、
日本国の改革に、
腰を据えて取り組んでほしいと思っていた。

そこにほころびが出始めた観がある。

祖父・岸信介に倣って、
「安保問題をさらに進めた首相」。
自分をそう位置づけて、満足する。

そんな現首相の気分が見え隠れする。

それは本格的長期政権とは、
異なるものだし、
国民にとって望ましいことではない。

安全保障関連法案に対しては、
「残念ながら国民の理解が
進んでいる状況ではない」
自身でそう、述懐した。

今回の法案の是非は別として、
この発言をしたからには、
首相としてはこれから、
国民の理解を得る義務がある。

清水信次さんの言葉。
「岸先生はずっと、
あの時は急ぎ過ぎた、
と反省していた」
60年安保の後の岸信介の発言。

安倍晋三の急ぎ過ぎ――
歴史は繰り返すのか。

会社の経営を見れば、
一目瞭然。
トップマネジメントは、
長期政権を築かねばならない。

そうしなければ、
根本的な改革は何一つできない。

さて、第153回芥川賞。
又吉直樹が「火花」で受賞。
又吉は吉本興業所属の芸人で、
お笑いコンビ「ピース」のボケ役。

今年3月31日から、
『ほぼ日刊イトイ新聞』に、
10回の連載が掲載された。
又吉直樹+糸井重里。
「好きやから」で、やってます。

『文學界』の小説を読んだ糸井が、
又吉と話したくなって実現。

聞き手の糸井が、
語り手以上に語っているのが、
実に不思議な感じがする。

糸井は妙に緊張している。
吉本隆明や谷川俊太郎との
対談のときよりも。

糸井は又吉の小説を評価する。
「又吉さんの小説は、
下手に使うと嫌な言葉なんだけど、
『品がよかった』んです。
つまり『俺ってすごいやろ』というのを言わないで、
ちゃんと静かにしていられるんですね」

「品のよい小説」

お笑い芸人だけれど、
「品のよい小説家」

何でも店や商品に引っ張ってくるのが、
私の欠点だが、
「品のよい店」
「品のよい商品」
これがだいすきだ。

そして「品のよい商人」も。

対談は面白い。
読んでみてください。
もちろん小説も。

芸人の小説家・又吉直樹。
35歳。

安倍晋三よりも、
大人かもしれない。

〈結城義晴〉

2015年07月16日(木曜日)

台風11号上陸直前とミドルマネジメント研修会最終日

台風11号が日本列島に接近。
高知県南 の海上を北上。
紀伊半島の一部は暴風域に巻き込まれた。

四国を中心とする 太平洋側に、
上陸する見込み。

サニーマート、サンシャインチェーン、
キョーエイ、フジ、セブンスター、
そしてマルナカもマルヨシセンターも、
みんな頑張って欲しい。

社会のインフラ産業であることを、
十二分に意識して対処して欲しい。

もちろん四国だけでなく、
九州や関西、広く見れば中部、関東まで、
台風対策は怠りなく。

さて、商人舎ミドルマネジメント研修会最終日。
14日火曜から今日16日までの2泊3日。
あっという間の3日目だ。

今朝も、8時15分から、
理解度テストが実施された。
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昨夜遅くまで多くの受講生が
自ら復習していた。
24時に自習室が閉鎖されると、
エレベーターホールの明かりの下で
テキストを広げていた人もいた。
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学んだことを、どれだけ理解できているか。DSCN6465-1

それを自分自身が、テストを受けることで、
改めて認識できる。
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計数も出題される。
ぱちぱちと電卓の音。
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おそらく、学校を卒業してから
こんなに勉強をする機会はなかっただろう。DSCN6473-1

ミドルマネジメントたちが、
背中を丸めて真剣に問題に取り組む。
学ぶ姿は美しい。
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30分間の勝負に、
全力を傾ける。
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そして終了。
意外に静かにその時間を迎えた。
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充実感か。
皆の健闘をほめたたえよう。

3日目の講義は、高野保男さん。
タクト企画代表。
テーマは「作業システムとLSP」DSCN6494-1

高野さんはレイバースケジューリングプロブラムの
超売れっ子コンサルタント。DSCN6515-1

全国のスーパーマーケットから声がかかり、
作業改善の実務指導を行っている。
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サミットでLSPを構築し、
世界にも誇れる作業システムを完成させた。
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人時生産性を高めるために、
いかに、作業のムリ、ムダ、ムラをなくすか。
それを豊富なスライドで次々に解説してくれた。
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ミドルマネジメントにとって、
高野さんの作業システム改善の考え方は
必須だ。

高野さんとは、近々、ある企業に、
押しかけセミナーをすることを約束した。  DSCN6517-1
その企業の皆さん、よろしく。

次に、上田惇生先生がビデオで、
サプライズ登場。

ご存じ、ピーター・ドラッカー先生の、
翻訳第一人者。DSCN6519-1

商人舎ミドルマネジメント研修会では毎回、
ドラッカーの神髄を語っていただいた。

しかし、上田先生は春先に病に伏した。
今回は、静養に徹していただき、休講。
そこでビデオメッセージを寄せてくれた。DSCN6521-1

 

上田先生は、お元気そうだ。
なにより、5cmはあろうかと思える
ドラッカーの原書の翻訳にとりかかっている。DSCN6524-1

受講生たちには、うれしいメッセージだったろう。

その上田先生が、
ご自身の代わりに推薦してくれたのが、
井坂康志さん。
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ドラッカー学会事務局長。CIMG5583-1

ドラッカーの生前に最後に会った日本人。
その様子を交えながら、
ドラッカーのマネジメントを語ってくれた。
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そして井坂さんにも、
上田先生同様に、
受講生から質問が飛んだ。

真っ先に手を挙げたカスミの箱田直美さん。
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井坂さんは、丁寧に、
一つひとつ言葉を選びながら、
答えてくれた。
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関西スーパーマーケットの宵圭祐さん。CIMG5628-1

フジの家髙大幸さん。
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皆、グッドクエッションだったし、
井坂さんもグッドアンサーだった。

そして最終総括講義は
結城義晴。
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ミドルマネジメント研修会は
脱グライダー人間の育成を掲げる。DSCN6543-1

実務家の学習とは、
テキストを記憶することでなく、
本質を知り、自ら考えて行動すること。
そんな中堅幹部をめざしてほしい。 CIMG5643-1

それが店を変え、
会社を変え、
社会を変える。
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イノベーションを起こしてほしい。
最後のメッセージを贈った。CIMG5663-1

3日間17講座の締めくくりは、
この言葉。CIMG5667-1

[祈り]
変わるものを、変えられる勇気を、
変わらぬものを、受け入れる心の静けさを、
それらを見分ける英知を
お与えください。
(ラインホールド・ニーバー)

大きな拍手に感謝。
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3日間のご清聴に感謝。
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台風で雨脚が強まる中、
受講生を見送った。
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ホテルの前の千歳川は、
ますます勢いを増してきた。CIMG5677-1

私もすぐに東京に向かった。
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それから北陸新幹線に乗り換えて、
今日は、軽井沢まで。

大型の強い台風11号。
日本列島に被害をもたらし、
今週中に日本海に抜ける予報。

「最悪を覚悟して、
最善を尽くす」

いつもいつも、
この心境でありたい。

〈結城義晴〉

2015年07月15日(水曜日)

安全保障関連法案可決と商人舎ミドルマネジメント研修会2日目

北海道上空の低気圧に向けて、
日本列島南側から暖気が吹き込む。

群馬県館林市は39.3度。
㈱とりせん本部がある都市。

私たちは、湯河原の合宿。
お蔭さまで暑さとは無縁の環境。

ありがたい。

衆議院平和安全法制特別委員会。
安全保障関連法案は、
与党賛成多数で可決。

野党三党は採決を拒否し、与党の単独採決。
明日、衆院本会議での可決・通過の見込み。

その後、参議院に送られるが、
今国会の会期末は9月27日。

万一、参議院で可決できなくとも、
憲法の「60日ルール」によって、
今国会の会期内で成立することは、
確実になった。

安倍晋三首相。
「国際情勢が大きく変わっている中で
今のままで国民を守っていけるのか。
切れ目のない対応を可能とする
今回の平和安全法制が必要だ」

さらに認めた。
「残念ながら国民の理解が
進んでいる状況ではない」

岸信介首相時代の60年安保ほどではないが、
同じような構図になってきた。

もちろん岸は安陪首相の祖父。

清水信次さん。
日本小売業協会会長、
日本チェーンストア協会会長、
生団連会長、
そしてライフコーポレーション会長。

故岸信介氏とは長い親交があった。
「岸先生はずっと、
あの時は急ぎ過ぎた、
と反省していた」

安倍晋三、いささか、
急ぎ過ぎの観あり。

歴代政権は、自民党のそれも含めて、
憲法9条によって集団的自衛権は、
禁じられていると解釈してきた。

その行使を認め、
日本の安全保障政策は、
大きな転換をすることになる。

国家の安全保障と、
国民の生活向上。

いつも私たちは、
このことを念頭におかねばならないが、
安倍晋三、拙速すぎる。

さて、ミドルマネジメント研修会、
第7回目の2日目。
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台風の気配もないいい天気。
そして山々の緑。

今日も暑くなりそうだ。
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千歳川の流れは、
勢いを増している。
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そんな湯河原の朝8時。

会場には全員が着席し、
昨日の講義の復習に余念がない。DSCN6132-1

 

なぜなら今朝は第1回目の理解度テスト。
いよいよ試験用紙が配られる。DSCN6133-1

 

そして8時15分、
テストがスタート。
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鉛筆の音が、
サラサラと会場に響き渡る。DSCN6135-1

受講生は昨夜、遅くまで復習をしていた。

その成果を答案用紙にぶつけてほしい。
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皆、真剣に向き合う。
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この濃密な時間に、
自分自身の中に、
新しい発見があったりする。

それこそ大切なことだ。

その様子を見守る。
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〇×式や選択式ではない。
7問の記述式の設問。
学んだことを自分の言葉で表現する。
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30分はあっという間。
闘い終えた受講生たち。

ほっとした顔や、しまった、という顔。
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誰もがよく頑張った。
まずは、お疲れ様。

そして、今日の講義のスタート。
第1講義は、私の
「ナレッジマネジャーのためのマネジメント」
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講義は1時間。
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顧客満足と従業員満足。
世界中の優秀小売業は、
このCSとESを最重視する経営を志向している。
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ウォルマートもクローガーも、
ホールフーズもウェグマンズも、
CSとESの経営を目指している。
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その重要性を解説しつつ、
ミドルマネジメントとして、
現場で実現すべきことを講義した。
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ミドルマネジメントにはそのことを、
自分自身の店で、自分の部署、自分の現場で、
実現させてほしい。
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真剣に聞き入る受講生の顔を見ていると、
話しにも力が入る。
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朝から、結城義晴渾身の講義。
ご清聴に感謝。

続いて、白部和孝さんの
「計数の基礎と応用」の3講座。
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白部さんは今や、
「計数管理」の第一人者。
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川崎進一、藪下雅治を継ぐ存在。

現場で活用できる、
実践的な計数管理の考え方と手法を、
わかりやすく講義してくれる。
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実際に電卓をたたき、
設問を解かせる。
それを一人一人、見て回り、
具体的に指導する。
DSCN6259-1 そ

受講生は、マイクをバトンリレーし、
設問に答えていく。

これが白部流実践指導法。
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2時間の講義が終わると、昼食。
頭を使うと、食欲もわく。
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昼食休憩の後は、
ふたたび、白部さんの講義。
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最後まで懇切丁寧な指導だった。
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その白部さんの講義が終わると、
受講生たちから感謝の拍手。
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白部先生と写真。
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ありがとうございました。

そして今日の後半は、結城義晴が担当。
午後2時半から夜8時までの長丁場。
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ミドルマネジメントにとって必須のテーマ。
キャッシュフロー経営の有用性、
世界のマネジメントの歴史的転換、
日本チェーンストア産業が陥ったマネジメントの弊害、
そしてドラッカーからミンツバーグまで、
現代マネジメントの焦点問題を語りきった。
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ドラッカーのマネジメント手法を語るころには、
声も枯れてきた。
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最後は、スライドを見てもらいながら、
チームマネジメントのケーススタディ。
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ウェグマンズとホールフーズ、
そのチームマネジメントの考え方。
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店舗のスライドを見せると、
皆、目がキラキラと輝きだす。

一見は百聞にしかず。
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午後2時半から夜の8時まで。
全身全霊の講義。

2日目の講義も無事終了。

そして2日目の夕食。
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会話も弾んで、1日の疲れを癒す。
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皆の元気な顔を紹介しよう。
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疲れた顔、元気な顔。
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まじめな顔、ひょうきんなしぐさ。
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派遣いただいた企業の皆さん。
全員が、頑張っていますよ。
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第7回目の今回は、
女性の受講者が7名、
これまでで最多。

それでもまだまだ少ない。
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ミドルマネジメント研修会にも
ダイバーシティの考え方が必要か。
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澄ました顔、食べることに専念する人。
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こちらも食欲が勝っている。
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平和堂の面々は、
カメラ慣れしていて、動じない。
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楽しい夕食を終えると、
ふたたび会場に戻り
明日の理解度テストのための学習。

もちろん自室で復習している受講生もいる。

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自習室の瑞雲の間では、
たった一人で集中して学習。
それもよし。
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2日目の夜も、こうして更けていく。

台風11号は日本中に激しく雨を降らせ、
国会では安全保障関連法案が通過する。

その中で私たちは、
自ら、社会貢献するための、
脱グライダー商人を目指して、
研修を続ける。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2015年07月14日(火曜日)

国民の生活向上と第7回商人舎ミドルマネジメント研修会

日経新聞の2015夏のボーナス調査。
34業種のうち22業種で前年を上回った。

全体の伸び率は2014年夏が9.06%増だった。
今年は昨年には及ばず、2.11%増。

製造業は昨年の夏に比べて、
461社の平均が2.49%増で85万9306円、
非製造業は155社で、
0.99%増の66万7430円。
食品製造業は29社1.37%増、
68万1916円。
百貨店・スーパー14社は5.74%、
53万2044円。

総額も伸び率も、製造業が上。
アベノミクス効果があるといっても、
まだまだ製造業主体の、
重厚長大の社会ではある。

ポール・クルーグマン教授。
ノーベル経済学賞受賞の米国学者。
「サービス産業の生産性が上がらねば、
国民の生活は向上しない」
そのとおり。

製造業の賃金やボーナスも上がって欲しい。
そしてそれを上回るほどに小売サービス業も、
待遇や収入を上げねばならない。

そうしなければ、
本当の意味での商業基幹産業化など、
成し遂げられない。

言葉や心意気では、
商業の現代化と基幹産業化を言っても、
権力を握る者たちの意識の奥底には、
依然として「富国強兵」が残っているようだ。

明日、政府与党は、
衆議院で安全保障法案を可決する。

自民党の中からも、石破茂は、
「国民の理解が進んだとは言えない」と、
声を上げた。

この法案が通れば、
確かに重厚長大産業は潤う。

国家の安全保障と、
国民の生活向上。

秤にかけられるものではないが、
我々は国民生活を担当する側として、
是々非々で判断しなければならない。

さて今朝は、9時16分発のこだまで、
新横浜から熱海へ。

商人舎ミドルマネジメント研修会、
第7回目が湯河原で開催される。
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熱海から135号線を通ると、
快晴の相模湾に、初島が浮かんで見える。
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千歳川沿いを上流に向かう。
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朝から気温がどんどん上昇している。
水流がすがすがしい。
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会場は川沿いのニューウェルシティ湯河原。
大きな看板が迎えてくれる。
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会場は大観の間。
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広くて、天井が高くて、
設備も最新。
快適に学習できる。

ここで、今日から3日間、
缶詰合宿。
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開講講義はもちろん、
主催者・結城義晴。
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冒頭のテーマは、
商業現代化・基幹産業化と、
知識商人の役割。
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倉本長治の商売十訓、
ピーター・ドラッカーが重視した三つの概念、
そして世界小売業の歴史を解説。
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知識商人として、
身に着けておかねばならない
基本と原則をまず、語った。
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受講生は、
北の青森から南の長崎まで、
総勢91名が参集してくれた。
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真剣にメモを取り、
真摯に聴講してくれた。
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2時間2講座の冒頭講義は、
力が入った。

次に、鈴木哲男さんにバトンタッチ。
REA代表。
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52週マーチャンダイジングの提唱者にして、
もちろんその第一人者。
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鈴木さんは16時から20時まで、
3講座を担当してくれた。
現場主義だから講義も、
極めて実践的。
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講義の合間に、
コーヒータイム。
疲れた脳を休めてもらうために、
菓子を用意。
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今日は、英国テスコのPBを試食してもらった。
NBのマクビティビスケットと、
レギュラーPBの味比べ。
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一番左は、テスコ・エブリデーバリュー。
最低価のコンペティティブブランド。
0.25ポンド(£)、47円。
激安だけれどジンジャー味が、
意外においしい。

大観の間のホワイエは、
ゆったりくつろげる。
受講生たちにとって、
休憩時間の憩いは大切。
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鈴木さんのテーマは、
52週MDに続き、
プロモーションとストアコンパリゾン。
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ホワイトボードに自ら、
ストアコンパリゾンの意味を書き記し、
丁寧に解説してくれる。
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鈴木さんには3時間、
存分に語っていただいた。
短いくらいだった。
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心より感謝。

そして午後8時、夕食会場には、
明日の講師・白部和孝さんも加わり、
三人で交流。
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明日もまた、
充実の講義が続く。
商人舎自慢の講座ばかり。

夕食をすませると9時。
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明日は、朝から、
ミドルマネジメント研修会恒例の
理解度テストが行われる。

だから会場には、
夕食を終えた受講生がテキストを抱え、
次々にやってくる。
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もう一つの自習室、瑞蘭の間。
こちらにも受講生がやってきた。
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そして大観の間に戻ると、
これだけの受講生が自主的に、
今日の復習をしている。
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毎回、この姿を見ると、
胸が熱くなる。
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明日の理解度テスト。
マルバツ式でも、
選択問題でもない。
書き込み式。

多くが、自分の言葉で、
表現する問題。
重要な言葉は、
正解を書いてもらう。

脱グライダー商人を養成するのが、
このミドルマネジメント研修の目的だから。

「国家の安全保障と、
国民の生活向上について論ぜよ」
などといった問題は出ません。

出したい気もするけれど。

健闘を祈る。
(つづきます)

〈結城義晴〉

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