結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2014年11月04日(火曜日)

関西スーパー井上保さん、ご逝去。ご冥福を祈りつつダラス研修

残念極まりない訃報です。

井上保さん、
11月2日早朝、
ご逝去。

今年9月30日まで、
関西スーパーマーケット代表取締役社長。
67歳だった。

これほど惜しいと思うことは、
滅多にない。

故北野祐次さんが、
創業者で初代社長。

そのあとを継いで、
業界のリーダー企業の、
体質改革に取り組んできた。

しかもオール日本スーパーマーケット協会や、
日本チェーンストア協会で、
ながらく副会長職を務めて、
産業の発展にも貢献した。

これからそういった仕事が、
もっともっと増えていくだろうと思われた。

残念でならない。

あとは10月1日に三代目社長となった
福谷耕治さんを中心に、
北野さん、井上さんの遺志を継いで、
新しい関西スーパーを創造していってほしい。

北野祐次のもとで、
チーフ・マーチャンダイザーとして、
大活躍した頃の井上保。

一番輝いていたし、
一番幸せだったのだろうと思う。

ご冥福を、
心から祈りたい。

さて私はテキサス州ダラス。
その2日目は朝一番で、
2時間の講義。

それでも、足りない。

そしてクローガーのマーケットプレイスへ。
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スーパーマーケット業界第1位。
クローガーの非食品強化型フォーマット。
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中2階のオフィスに招かれて、
会議室でインタビュー。
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イオンリテール2014アメリカ研修。
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答えてくれるのは、
もうこのブログではおなじみ。
30年のキャリアのビル・ラスマン店長。
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通訳は現地コーディネーターの井上博圀さん。

この7月に近隣に、
ウォルマートが出店してきた。
しかし12週間に1万ドル(100万円)しか、
売上げは落ちなかった。
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それは「冷蔵庫満腹作戦」を取ったから。

日米ともに基本作戦は変わらない。

もちろんプライベートブランドも、
競争型のコンペティティブブランドを持っている。

チェックアウトサービスは、
三人目を待たせない仕組みを確立した。
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戦う武器を開発した上で、
ビル店長のリーダーシップ。

それがこの店の強み。

団長の若山昇さんと握手。
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イオンリテール近畿・北陸カンパニー支社長。

私とも、握手。
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オフィスには、
こんなものが掲示されていた。
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フレンドリー&フレッシュ。
この店のスローガン。
「3つのAと4つのC」。

青果部門は素晴らしい。
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品質と価格競争力を備えている。

その青果に引っ張られるように、
全店が機能している。

しかし非食品の家具やホームデコは、
今後の新店からは排除される。

私が言い続けていたことが、
やはり、実現した。

その代わりに軽衣料が入る。

多分、コンセプトは、
JUSTベーシックスだろう。

素晴らしい店の、
素晴らしい経営だった。

夕方には、
同じクローガーのフレッシュフェアへ。
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生鮮食品とデリを強化し、
非食品を排除したフード&ドラッグ。
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こちらもレジは、
セルフレジ、エクスプレスレーン、
そしてノーマルレジの三種類。
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都心型のいい店だ。

次はターゲット。
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トナカイとサンタクロースが、
入口で迎えてくれた。
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ウォルマートの対抗軸の企業。
しかしスーパーターゲットの生鮮食品、
まだまだです。
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グロサリーは、
プライベートブランドの開発も進んで、
進化の跡が見られる。
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そして非食品、
特にソフトラインは、
どんどんアップグレードして、
コールズを脅かす。
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そのコールズ。
ジュニア・デパートと称するが実は、
ディスカウント・デパートメントストア。
私はこの分類に入れている。
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そうすると、
日本で「GMS」と呼ばれる業態、
シアーズなどは何か。
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シアーズはアメリカ商務省の分類では、
そのディスカウント・デパートメントストアだ。
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この最新ショッピングセンターでも、
シアーズの店には、
客の姿が見えない。
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JCペニーも、
GMSと呼ばれるが、
ディスカウント・デパートメントストア。
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この企業も、
価格帯では下を受け持つターゲットに、
どんどん侵食されている。

そして上からは、
メイシーズ。
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特に、11月1日以降、
早仕掛けのホリデーシーズンに入った米国では、
メイシーズも早仕掛けのセールを展開し、
店頭在庫を拡大しているので、
シアーズやJCペニーと、
そっくりの売場となっている。
もちろんコールズとも同質化している。

メイシーズは、二つのバナーに整理している。
大衆的な百貨店をメイシーズ、
高級路線をノードストローム。

だから大衆路線のほうは、
限りなくディスカウント・デパートメントストアに、
近づいてくる。

ノードストロームは、
そこからブルーオーシャンの世界に。
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ハイセンス・ハイクォリティ。
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さらに超のつくハイセンス・ハイクォリティは、
ニーマンマーカス。
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プレゼンテーションは芸術の域。
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後ろから。
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ポーズ。
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一方、低価格志向は、
TJマックス。
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オフプライスストア。
ブランド品を安売りする業態。

TJマックスの対抗軸は、
ロス・ストアーズ。
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こちらもオフプライスストア。
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アメリカは百貨店のオフプライス店舗と、
オフプライスストアとが、
激しく競争していて、
この分野が伸びている。

百貨店のレギュラー店も苦しい。
それ以上に、
ディスカウント・デパートメントストアは、
大打撃を受けている。

一方、専門店。

ディックス・スポーティング・グッズ。
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売場のつくりとプレゼンテーションは、
まさにポジショニング戦略。
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そしてコンテナストア。
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ギフト・ラッピングを打ち出している。
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売場はもう、
クリスマス・モード。
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クレート&バレル。
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キッチン用品、家具など、
専門的な商品群が、
見事にビジュアルプレゼンテーションされている。

そしてペッツマート。
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ペット用品とペットの専門店チェーン。

ダラーツリーは、
ダラーストア第3位だが、
第2位のファミリーダラーを買収して、
業容を拡大。
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1ドルにこだわるダラーストアとして、
好調を堅持している。

ストーンブリア・センターは、
スーパーリージョナルショッピングセンター。
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核店舗が多彩。
百貨店のノードストローム、
メイシーズ、ディラード。
ディスカウントデパートメントストアの、
シアーズとJCペニー。
そしてディックス・スポーティングが入る。

サブテナントは2層のフロアに、
ずらりと並ぶ。

モールのコンコースで、
麻雀を楽しむご婦人たち。
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もうひとつのショッピングセンターは、
ノースパーク・センター。
こちらはスーパーリージョナル型ライフスタイルセンター。

われわれのランチは、
パンダエクスプレス。
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中華料理のファストフード。
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みんな、順番に並んで、
それぞれに注文。
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天井を見上げると、
これはもう大ブームのむき出し型。
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夜は、ステーキハウス。
ザ・ケッグ。
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ここにも大満足。

スーパーマーケットも、
ハイパーマーケットも、
デパートメントストアも、
専門店も、
そしてショッピングセンターも、
大変化を遂げている。

その変化の潮流は、
古典的な業態の発想から、
逸脱して、
自分らしさを出すこと。

そしてあくまでも顧客志向。

顧客の望むままに店をつくり、
それが自分らしさと合致する地点を探し出す。

この方向だぞ、と示されて、
必死で一番を取る競争とは違う。

これがコンテスト型競争だ。
(つづきます)

〈結城義晴〉

【お詫び】
疲労困憊のため、時差ブログです。

2014年11月03日(月曜日)

テキサス・ダラス第1日目のW&AとHEB三つ巴価格競争

Everybody! Good Monday!
[2014vol43]

2014年も第44週。
そして今日は文化の日。
三連休の最後。

11月には三連休がもう一回ある。

22日土曜日、
23日日曜日の勤労感謝の日、
24日月曜日の振替日。

この後半の三連休はもう、
年末年始商戦の前哨戦のようなもの。

今年最大の盛上りをつくりたい。

世界一もの言はぬ民秋祭
〈日経俳壇 郡山市・齋藤宏文〉

日本人は何事にも控えめだ。
それが全く悪いとは思わない。

しかし、もの言う商人でありたい。
主張するナレッジマーチャントになりたい。

アメリカでは11月第4木曜日に、
感謝祭のサンクスギビングデーがあって、
それを含めてホリデーシーズンとなる。

そして自己主張のオンパレード。
それがレース型競争のなかの、
ポジショニング戦略となる。

さて私は昨日、
成田空港から飛び立って、
九十九里浜。
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太平洋上を11時間ほどフライト。
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日が沈んで、日がまた昇った。
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アメリカ大陸は、
雲に覆われている。
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その雲の隙間から、
見てきた。
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ダラス・フォートワース地区。
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着いたらすぐに、店舗視察。

実際の順番とは違うが、
まずウォルマート・スーパセンター。
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入口の花売場が、
また変わった。
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実に気合の入った店。
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そしてこれ。
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コンペティティブブランドの、
Price First。

牛乳1ガロン1ドル47セント。
3.8リットルが147円。

予想的中。

この店は競合が激しいので、
この劇薬を多数、投入している。
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もちろんサイト・ツー・ストアも、
全店で告知。
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ホリデーシーズンも疾走する。

その意欲にみなぎっていた。

隣のアルディ。
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1万平方フィート(281坪)の、
ボックスストア。
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コンペティティブブランドだけで、
品揃えしたような店。
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ミルク1ガロン1ドル39セント。

ウォルマートを凌いだ。

新価格のお知らせも、
目立つ。
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こんなに買ってくれた家族連れ。
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そしてこの国際級の2店舗と闘うHEB。
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テキサスのローカルチェーン。

日本の地方スーパーマーケットの、
モデルのひとつ。
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現在、店舗改装中。
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店頭にストアマネジャーからの告知。

もの言う商人だ。

ここに入口があった。
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いま店舗前面を改装中。
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しかしそんな時にも、
「彼ら」を意識している。
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彼らとはもちろん、
ウォルマートさん。

寿司売場も改装して、
立派になるはず。
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その脇で、一所懸命の仕事ぶり。
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天井が高くて快適、
ホスピタリティに溢れている。
そのうえ商品は豊富で鮮度よく、
安い。
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ファーマシーからバルク売場、
ここも前面が改装中。
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「彼ら」との闘いは、
無制限に続く。

ウォルマート、アルディ、
そしてHEB。
三つ巴の価格競争。

安いから汚い、
安いから無愛想、
安いから悪い。

これでは絶対に、
勝ち残れない。

安くてきれい、
安くてフレンドリー、
安くて良い。

これしかない。

サンアントニオやオースティンの、
すごいイノベーションがこの店にも、
お目見えするに違いない。

さてそのHEBのアップスケール版。
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セントラルマーケット。

相変わらずため息が出る青果部門。
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ワンウェイコントロールで、
サービスデリまでつないで、
そしてイートインコーナー。

素晴らしい。

食した。

それからトレーダー・ジョー。
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入口はサンクスギビング演出。
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私はこの店が一番、好きだ。
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店内サインなどは、
プロのアーティストの仕事。
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いつも素晴らしい。

到着日最後は、
アウトレットモール。
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ニーマンマーカス・ラストコール。
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サックスフィフス・アットフィフスも。

百貨店のオフプライスストアが2店、
それ以外にもオフプライス御三家と、
アウトレットストア満載。

ここで私は、
日本の総合スーパーにとって、
極めて重要な指摘をした。

それはいずれ明かそう。

その後、夕食は、
ステーキ。
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まず地元テキサスのビール、
「シャイナー・ボック」で乾杯。

地の米の地の蔵元の今年酒
〈日経俳壇 岸和田市・妙中正〉

どんな酒も地元産が一番。

濁り酒喉を鳴らして飲みにけり
〈同 東京都・森正美〉

テキサス・ビールを私も、
喉を鳴らして飲んだ。

そしてこのフィレミニオン。
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テンダーロインをレアで。

みんな疲れが癒された。
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受付嬢が笑顔で、
送り出してくれた。
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長い長い一日。
考えてみると、
文化の日をまたいだ30数時間だった。

お疲れ様。

では、みなさん。
今週もGood Monday!
(つづきます)
〈結城義晴〉

2014年11月02日(日曜日)

ジジとお父さんのシゴト[日曜版2014vol45]

ジジです。
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きのうから11月。

ユウキヨシハルのおとうさん、
でかけていきました。
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YCATから、リムジンバス。
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そして、みなとみらい。
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この旅だち、
おとうさんは、
すきです。
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ベイブリッジがみえる。
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そのブリッジのうえ。
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そしてヨコハマのみなと。
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三連休なので、
なんだか、こんでます。
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だからリムジンは、
アクアラインへ。
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15分ほど、トンネルのなか。
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すると光がみえる。
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アクアラインのでぐち。
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光のなかへ。
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それからチバ県をぐるっとまわる。
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ナリタにちかづいたら、
チェックされます。
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そしてナリタエアポート第2ターミナル。
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4フロアのA‐4ルーム。
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イオンリテールのツアー。

団長さんのごあいさつ。
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ワカヤマさん。

よろしくおねがいします。

おとうさんも、
元気づけのあいさつ。

それから出発。
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では、オシゴト、
がんばって。
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ボクは、ねてます。
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おとうさんが、
あめりかでシゴトしているあいだ。
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ボクは、ゆっくり、
ねています。
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ねむることが、
ボクのシゴト。
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ボクもシゴト、
しておきます。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2014年11月01日(土曜日)

11月1日からウォルマートとアマゾンの「早仕掛け・早仕舞い」

今日から11月。

2014年もあと2カ月。

今年は本当に、
時間が過ぎてゆくのが、
はやく感じられた。

11月は三連休が2回ある。

第1週の今日の土曜日から、
月曜の文化の日までの三連休。

そして第4週の日曜日が、
勤労感謝の日で、
振替休日の月曜日までの三連休。

この第4週の三連休を、
アメリカのサンクスギビング週間に見立てて、
ホリデーシーズンのごとく、
1カ月を駆け抜けたい。

それが私の願い。

ウォルマートはアメリカで、
今日からホリデーシーズン入りを表明。

まさに「早仕掛け・早仕舞い・際の勝負」。

ウォルマートは、
今日から2万アイテムの売価を下げはじめ、
3日から24時間のイベントを展開。
名づけて「ホリデー・サイバー・セービングス」。

さらに11月第4週からのホリデー期間中、
ウォルマート・ドット・コムで購入した商品を無料配達。

ダンカン・マックノートンの発言。
チーフ・マーチャンダイジング・オフィサー。
「私たちはブラック・フライデーより先に、
お客様とそのファミリーにご奉仕します」
ブラック・フライデーは11月第4金曜日で、
サンクスギビングデーの翌日。

「我々のお客様は、
ハロウィンのコスチュームを脱ぎ捨てるやいなや、
感謝祭とクリスマスの贈物の準備に入ります」

「だから我々は今日、来週、
そしてホリデー・シーズン中ずっと、
最高のブランドを低価格で提供します」

「ショッピングをできるだけ簡単にし、
ウォルマートだけがお届けできる
ホリデーの喜びをご提供します」

ウォルマート・ドットコムの品揃えは、
今年、700万アイテム。
これは昨年より100万アイテム増加。

通常はブラック・フライデー、
さらにその翌月曜日のサイバー・マンデーに、
特別に展開される特売を11月3日から、
ウォルマート・ドット・コムで提供する。

まさに「早仕掛け・早仕舞い」

アマゾン・ドットコムも、
今年は今日からセールを開始。

アマゾンは昨年よりもセールの頻度を高める。
11月に入った1日から、
12月22日までセールを打ち続ける。

「ライトニング・ディール」
つまり稲妻特売も、
11月1日からブラック・フライデーの28日まで続く。

稲妻特売は「時限セール」。
ブラック・フライデーの直前は、
10分ごとに画面上で特売が打たれる。

商品は、調理器具、家電や玩具など。

両雄が「早仕掛け・早仕舞い」、
そして「際の勝負」を展開すると、
アメリカ中のリテーラーが、
「早仕掛け・早仕舞い・際の勝負」

これは日本でも同じ。

イオンは既に、
10ウィークスを開始。

忙しない2カ月となりそうだ。

私は明日の日曜日から、
20日間、アメリカにいて、
その「早仕掛け」を見続ける。

それもよし。

さて、今月の商人舎標語。

月刊『商人舎』11月号の巻頭言でもある。
[Message of November]

小ささを恥じるな!

小さい店が恥ではない

お茶席は四畳半
いつも行き届くからです
このお店は小さい
だから隅々までが
お客様のためにあります
〈倉本長治〉

小さな店であることを
恥じることはないよ。
その
小さなあなたのお店に
人の心の美しさを
一杯に満たそうよ

〈岡田 徹〉

小さなお店を
恥じてはいけない。
ただ、その小ささが、
お客さまに
ご迷惑をかけていないかを
いつも気にかけておこう。
やがて、
少しずつ大きな店に
生まれ変わってゆくために。

〈結城義晴〉

小ささを恥じるな。
大きさを威張るな。
自分らしさをこそ誇りにせよ。

今月号は、「小型店特集」。
だから「小さい」ことをテーマにした。
ウォルマート・エクスプレス、
ターゲット・エクスプレス。
ケーススタディを丁寧に展開した。
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小さいからと言って、
それを怠慢の言い訳にするな。

大きいからと言って、
それを大雑把さの理由にするな。

精一杯、自分らしさを発揮しよう。

では、11月も、
よろしく。

〈結城義晴〉

2014年10月31日(金曜日)

マルエツ・カスミ「ユナイテッド」発足と1年前の月刊商人舎特集

2014年10月最後の日。
それはハロウィン当日でもある。
いかがだったろうか。

今日は悪ふざけも含めて、
目いっぱい盛り上がる。

しかし後ろは決して振り返らない。

写真などで記録することは、
最低限必要だろうが、
それを云々カンヌンしても、
このスピードの時代、
さして情報としての意味はない。

視野の先には、
11月最終週のサンクスギビング。
さらに1カ月後のクリスマス。

こうなだれ込んでいくのが、
世界最大の消費大国アメリカの商戦。

日本でもハロウィンが定着しつつある。

そしてハロウィンが過ぎると、
11月から12月商戦へ。
アメリカのように、なだれ込みたい。

今日は朝から、
横浜市西区浜松町へ。

ローソンマート。
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セブン-イレブンが、
シングル・フォーマットを標榜するのに対して、
ローソンはマルチ・フォーマット戦略を採用する。

ナチュラルローソン、
ローソンストア100についで、
三つ目の新フォーマット。

今年2月にオープン。
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コンビニのローソンの機能に、
スーパーマーケットの要素を盛り込んで、
ユニークなフォーマットが出来上がった。

現在、首都圏に19店、
愛知県に6店、
大阪府に7店。

あっという間に32店舗に広がった。
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生鮮食品はコンビニの4~5倍の品揃え、
グロサリーは1000品目以上。

そして通常のコンビニよりも、
10~20%低価格。

玉塚元一社長は、
「単純にスーパーマーケットを展開するのではなく、
コンビニ進化型の業態を確立する」

サービス機能はコンビニで、
しかし品揃えはどう見ても、
ミニスーパー。

世界的に言えば、
エクスプレスストア。

ウォルマートが展開し、
ターゲットも実験した。

しかしこのローソンマートの原動力は、
やはりフランチャイズシステムにある。

首都圏・中京圏・関西圏で、
2015年2月期に100店、
2017年には500店を計画する。

まさに業態からフォーマットへ。
この概念が分からなければ、
普通の小型スーパーマーケットに過ぎない。

さて今日の目玉ニュースは、
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス。

例のイオンの首都圏スーパーマーケット連合。
その正式名称と概要が決まった。

詳細はデイリー商人舎にて報告予定だが、
マルエツ、カスミ、マックスバリュ関東の3社は、
共同株式移転方式で共同持株会社を設立する。

そのため、来年2月25日、
マルエツとカスミは上場廃止。

まずは年商6000億円級の企業となって、
スーパーマーケットでは、
ライフコーポレーションを抜く。

そして2020年には、
1000店1兆円の構想。

11月に入る直前の発表。

ユナイテッドの役員人事は、
代表取締役会長に小濵裕正さん、
代表取締役社長に上田真さん、
さらに代表取締役に平尾健一さん。

小濵さんはカスミ会長、
上田さんはマルエツ社長。
そして平尾さんはこの年9月10日の人事で、
イオンタイランド社長から、
SM・DS・小型店事業最高経営責任者補佐に、
異動したばかり。

イオンのスピード感が、
際立つ人事と経営統合だ。

ちなみにアメリカにも、テキサスに、
ユナイテッドというスーパーマーケット企業がある。

「マーケット・ストリート」というフォーマットが、
もっとも先鋭的で、
商人舎のUSA研修会でも訪問した。

しかし昨年9月9日に、
投資会社サーベラス傘下の
アルバートソンに買収された。

そのサーベラスは今、
セーフウェイを企業統合しているから、
ユナイテッドは、
セーフウェイとも同一資本のもとに、
統合されている。

Unitedとは、
「合併した」「連合した」「団結した」といった意味。
もともとそういったネーミングで、
それを続けていけば、
どんどん大きくなる。

北海道東北のアークスの「ARC」は、
日本語の「弧」を意味する。
グループ名の〝ARCS”の本意は、
「一つひとつの企業が強い”弧”となり、
大きな円=ARCSを創りあげ、
地域社会に貢献していく」こと。

秋田の伊徳とタカヤナギが統合する、
㈱ユナイトのUniteも、
「団結」の意味。

つまり日本中、
団結や連合、統合だらけということになる。

昨年の月刊『商人舎』10月号は、
「特集・小売業M&A異変!!」。
サブタイトルは、
経営統合型「規模のメリット戦略」を結論づける

もう商人舎は、
結論づけてしまっているが、
それが1年後の今、
さらに現実化してきている。

私はこの10月号の冒頭で、
次のタイトルで長編を書いている。
正しい「M&A」・間違いの「合併・買収」 
「商業現代化の中の「経営統合」に
条件と注文をつける」

その最後の「正しいM&Aの8つの条件」。

詳細は月刊『商人舎』10月号、
あるいは商人舎magazineサイトを、
読み返して欲しいところだが、
その第5番目の条件として、
私なりの重要な指摘をしている。

「単純な標準化や
古典的チェーンオペレーションから
脱却すること。

近代化発想の規模拡大は、
実は膨張であったことが、
あまたの事例によって証明されている」

さらに第6に、
「最後には経営者の
若返りが図られること」

あの特集から1年。
ますますこの指摘は輝いてくる。

自画自賛で、大変恐縮。

しかしこうなると、
インディペンデントがひどく恋しくなるから、
不思議なものだ。

〈結城義晴〉

2014年10月30日(木曜日)

社会人大学院が苦戦する中での知識商人の専門知識と教養

米国メジャーリーグのワールドシリーズ。
サンフランシスコ・ジャイアンツが優勝。

最初の優勝は1905年と古い。
その後、1921年、1922年、1933年、
戦後は1954年の昭和29年に全米ナンバー1。

21世紀に入ってからも3度、
2010年、2012年、そして今年2014年に、
メジャー・チャンピオンになっている。

一昨年には、
サンフランシスコAT&Tパークで、
勝利を決めた。
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私はちょうどその時、
ウェスティン・セントフランシスに、
連泊していた。
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それにしてもカンザスシティ・ロイヤルズ、
青木宣親は残念だっただろう。

日経新聞の夕刊。
『スポーツと文学(5)』に、
スポーツジャーナリストの玉木正之が、
短歌を引用。

野球好きだった正岡子規の歌。
今やかの三つのベースに人満ちて
そぞろに胸のうちさわぐかな

満塁のチャンスとピンチ、
気分は最高潮。

もう一首、俵万智。
日本を離れて七日
セ・リーグの首位争いが
ひょいと気になる

わかるなぁ。

しかしそのジャパンでも、
日本シリーズ。

阪神タイガースが追い込まれた。
こちらはピンチ。

さて、日経新聞に、
「社会人大学院が苦戦」の記事。

「MBAを取得して、
キャリアアップを狙うビジネスパーソンは
一定数いる」。

しかし大学院の側には、
「定員割れや撤退の動きが目立つ」。

欧米ではMBAのマスター取得は、
昇格要件の一つとされる。

しかし日本企業では、
それはないし、
MBAの評価は低い。

「専門職大学院は2000年代前半に
各大学が競って開設」。

ターゲットは企業で働く実務家。
立教大学のビジネスデザイン研究科も、
まさにその専門職大学院。

この一種のブームの中で、
私も特任教授に就任した。

そして痛切に感じたことは、
社会人を経験したり、
時には経営者の立場にありながら、
MBAで学ぶことの有効性だ。

働いて、学ぶ。
それが一番。

しかし、日本の企業は、
それをあまり評価しない。

2008年のリーマン・ショック以降、
日系企業は人材教育にかける予算を減らす傾向。

そこで企業派遣が大きく落ち込んだ。

立教大学院の場合も、
ほとんどの院生が、
自己負担で学んでいた。

小売流通業からは、
少ないように思えるかもしれないが、
それでも私のゼミには、
イオン、マルエツ、日本マクドナルドの社員、
そごう西武の出身者などがいた。

私の講義を履修した院生の中には、
セブン&アイやファーストリテイリング、
コメリの役職員もいた。

アメリカのコーネル大学では、
リテールからの直接派遣は少なくて、
メーカーが資金を出して、
リテーラーが学ぶ。

エドワード・マクラフリン学長が、
私にそっとつぶやいた。

しかし必ずしも、
専門職大学院である必要はないが、
社会人こそ学んで欲しい。
いや、学び続けなければならない。

上手く商売することや、
売上げ、利益を、
上げることばかりではいけない。

倉本長治は書いている。
「論語や聖書には
商売のことは書かれていない。
しかしその論語や聖書にこそ、
商売にとって一番大切なことが
書かれている」

さらに現代に置き換えると、
マネジメントやマーケティング、
リーダーシップや財務、経営戦略も、
実務に即して学習する。

その際、大事なのは、
一流の教授者から、
一流の内容を、
正しく、学ぶこと。

それは驚くほどの成果をもたらす。

ピーター・ドラッカーは、
『ポスト資本主義社会』に書いている。
「われわれは多様な専門知識に精通した
博学を必要としない」

専門化が進んだ現在、
いまやそんな人間は存在しえない。

「逆に、われわれの知識は
ますます専門化していく」

店頭に立つ者、
産地を巡る者、
商品を製造する者、
売場をつくり、店をつくる者、
サービスに従事する者、
顧客を喜ばせる者、
みなが、それぞれに、
専門化していく。

それこそ知識商人である。

しかし、
「われわれが真に必要とするものは、
多様な専門知識を理解する能力である」

つまり自ら一つの専門家であると同時に、
関連する多様な専門知識を
理解する力が求められる。

そのために学ぶ。
それが知識商人の教養となる。

今日は、常盤勝美さんが来社してくれた。
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常盤さんは気象予報士。
そのうえ、専門分野は、
ウェザー・マーチャンダイジング。

常盤さんは、
気象の専門家でありながら、
多様なマーチャンダイジングを
理解する能力を持つ。

だから日本一の、
ウェザー・マーチャンダイザーたり得ている。

ちなみにその常盤さん、
筑波大学大学院で修士号をとっている。

思考に気をつけなさい。
それは言葉になるから。

言葉に気をつけなさい。
それは行動になるから。

そしてそれは習慣になり、
性格になり、運命になる。

マザー・テレサの言葉。

学ぶということは、
すなわち思考そのものを、
深めることである。

〈結城義晴〉

2014年10月29日(水曜日)

セブン・コンビニ拠点型オムニチャネルと伊藤園大陳コンテスト審査

米国メジャーリーグのワールドシリーズ。
カンザスシティ・ロイヤルズが、
3勝3敗の五分に戻して、
いよいよ最後の決戦へ。

青木宣親もヒットを打って、
晴れ舞台の終幕へ。

幸せだろうなぁ。

久しぶりに糸井重里。
ほぼ日刊イトイ新聞の巻頭言。
今日のダーリン。

試験だとか、締切りのある仕事などで
「一夜漬け」ということを、よくやりました。

その一夜の前の、
さまざまな準備というものも、
なくはなかったかもしれません。
でも、ほんとうになにかを
搾り出す「一夜」はあります。

全くの、同感。

出来不出来については、
また別問題かもしれませんが、
日々平均して少しずつやればいいことを、
もう逃げられなくなった、ある短い期間に、
集中してやることで、
できることはたしかにあります。

同感、同感。

「一夜漬け」を「しくみ化」したのが
「合宿」や、「カンヅメ」であると言えましょう。

そのとおり。
他の仕事や用事をしなくて済む環境にじぶんを置いて、
やるべき問題だけを、とにかく集中してやる。

たいていの場合は、
ある程度の結果を出しています。

チームで「合宿」する場合もあるし、
個人で自ら「カンヅメ」になることもあります。

ここで重要なポイント。

どちらの場合も、ある程度は
「進行管理」的なことをする人が必要だと思います。


「難問+自己管理」というのは、
難易度が高いですから。

でも、それにしても、
「合宿」や「カンヅメ」は、
けっこう大きな仕事を残してくれました。

そして糸井の考察。

仕事をするっていう、ひとつの理想形は、
あの「カンヅメ」での出力なんじゃないかと、
思いついたのであります。

これは私の経験を通しても、
正しい。
だって「ずっと考えている、やらねばならないこと」を、
ぼくはもう、何ヶ月もやれてないと思うのです。
どうしても出力しなきゃいけないという緊張感と、
どんな時間を削ってでもやるぞという集中力が、
ないままに、なにかを待っている日々が長すぎる。
そんな気がしてきたのであります。

「やればできる」と、
思っているだけで過ぎていく時間。
この状態を「ま、いいか」で済ませるのは、
やめなきゃ。

本当にそのとおり。

私は毎月、
「一夜漬け」と「カンヅメ」を、
やっています。

月刊『商人舎』の締切。
それが今週末。

仕事の成果を上げるひとつの理想形、
「カンヅメでの出力」、
「一夜漬けのパワー」。

頑張ります。

「無茶をせず、無理をする」程度で。

さて日経新聞一面トップ。
「ネット通販 コンビニで即日受け取り」

一面に持ってくるか?

そんな感慨もあるけれど、
これはオムニチャネルの記事でもある。

セブン&アイ・ホールディングスの新基軸。
そごう西武・ロフトやイトーヨーカ堂で扱う商品を、
顧客はインターネットで購入。
それをセブン-イレブンで、
当日に受け取る。

セブン-イレブンの1万7000店の拠点を、
最大限活かすのがセブン&アイの、
オムニチャネル戦略の最大の強み。

そのために、埼玉県久喜市に、
ネット事業専用の物流拠点を本格稼働させる。

2015年中に約300万品目の購入が可能となる。

午前7時に注文すれば、
最短で午後7時には、
セブン-イレブン店舗で受け取れる。

夜中に注文すれば、
翌朝出勤時に受け取れる。

受け取る際に送料と手数料は無料。
店舗での返品も可能。

ただしこれは来年度中の構想。
現在は書籍・雑誌、グループ専門店の商品などの範囲で、
受け取るまでに2~4日かかっている。

セブン&アイの2013年度。
ネット経由の売上高は1500億円だった。
前年比で5割増。
2020年度には、1兆円の構想。

鈴木敏文会長は、
引退しているかもしれないけれど。

さてさて今日の結城義晴。
午前中は締切に追われ、
寺岡ニューバランスの長編原稿執筆。

午後は、東京清水橋。
伊藤園本社。

夏の大陳コンテスト最終審査会。
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172社、1万4282店舗の参加で、
12.7%の増加。

ますますすごいコンテストになってきた。

4つの店舗賞と一つの企業賞を決める。

店舗賞の4コースは、
おーいお茶コース、
リーフ・ティバッグコース、
むぎ茶コース、
テーマ訴求コース。

6名の審査員が、
それぞれに付箋を貼っていって、
それを集計する。
20141030031414.jpg

最後に全員で検討して、
大賞と優秀賞を決定。
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もめることはほどんどないが、
議論し合って丁寧に意思決定する。
20141030031431.jpg

決まりました。

そして審査員全員で記念写真。
20141030031441.jpg
真ん中が伊藤園社長・本庄大介さん、
右へ副会長の江島祥仁さん、
副社長の本庄周介さん。
私の隣は松井康彦さん、
商人舎エグゼクティブプロデューサー。
一番端は商業界社長の中嶋正樹さん。

最後に恒例、
スタッフ全員で写真。
20141030031454.jpg
1万4282店のみなさん、
ご参加、ありがとうございました。

前列一番左は、
㈱商業界の竹下浩一郎さん、39歳。
月刊『食品商業』の新編集長に決まった。
ついでに、おめでとう。

審査会のあとは、
本庄周介副社長の部屋で、
和菓子と抹茶をいただきながら、懇談。

大介さん、江島さんも加わって、
マーケティングの行方やアメリカの動向、
全国のスーパーマーケットの動静など、
情報交換。

そして最後にこの2本のお茶。
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500ミリリットルのビン入り高級茶。
20141030031522.jpg
真ん中が本玉露、
両サイドがおーいお茶30周年記念限定商品。
これはギフト商品として販売されている。

いずれも、うまい。

満足顔のスナップ。
20141030031513.jpg
今日も充実した一日だった。

「一夜漬け」というか、
「二夜漬け、三夜漬け」となるか、
とにかく「カンヅメ」の週末に突入。

今週は伊藤園がらみの日だっただけに、
「無茶」はいけない。

頑張ります。

〈結城義晴〉

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